JPH06123235A - 機関本体が回転する超高過給内燃機関 - Google Patents

機関本体が回転する超高過給内燃機関

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JPH06123235A
JPH06123235A JP34760491A JP34760491A JPH06123235A JP H06123235 A JPH06123235 A JP H06123235A JP 34760491 A JP34760491 A JP 34760491A JP 34760491 A JP34760491 A JP 34760491A JP H06123235 A JPH06123235 A JP H06123235A
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piston
engine
engine body
air supply
internal combustion
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JP34760491A
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Hiroyasu Tanigawa
浩保 谷川
Kazunaga Tanigawa
和永 谷川
Yukinaga Tanigawa
幸永 谷川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】構造が簡単で振動が少なく,飛躍的に小型軽量
大出力で熱効率80%の機関本体が回転する超高過給2
サイクル内燃機関を提供する。 【構成】対向ピストンにすることにより低振動とし,通
常の内燃機関に於けるクランクと連接棒を廃棄すること
により構造を簡単にし,機関本体の長さを大巾に短縮し
て小型軽量とし,ピストン3の対向往復運動等をすべて
完全弾性衝突に近付けるため,略称曲溝機構を採用して
熱効率を30%上昇させて2倍の60%とし,容積形エ
ネルギーとしてピストンで利用した残りのエネルギー
を,排気噴射口群より強力に噴射させて,機関本体の回
転を助勢すると共に,タービン翼群により排気タービン
17を駆動し,減速歯車により機関本体を回転させるこ
とにより,熱効率を更に20%上乗せしめ,80%の熱
効率を目指すものであり,熱効率を飛躍的に上昇させる
ことにより大出力を得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,ピストンが往復しな
がら機関本体と共に回転し,機関本体の回転を動力とし
て利用する新機構による2サイクル内燃機関に関するも
のであり,略式名称を曲溝機関とする。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関は,ピストンの往復動を
クランク機構を介して動力軸の回転に変換する構成をと
っている。そのためクランク機関による排気損失が35
%,冷却損失が30%にも達するともいわれているが,
ピストン等の往復運動は時計の振り子運動のような理想
の往復運動で損失がないとも考えられている。この発明
は,クランク機構で損失のない運動エネルギーの減少が
ない理想の往復運動が行われていると考えておらず,3
0%前後の損失がゐると考えており,言葉より実証する
のが良いので省エネの往復運動を求めて試作を繰返して
おります。即ち,ピストンが往復しながら機関本体と共
に回転して動力を得る最も簡単な新機構を発明し,特許
を取得しました。特許第1607151号回転往復ピス
トン内燃機関,特許第1609617号機関本体が回転
する航空用燃料噴射内燃機関,特許公報平3−9290
機関本体が回転する内燃機関。これら発明の概要は以下
のとおりである。通常の内燃機関のシリンダに対応する
機関本体に対向してピストンを収容して,ピストン間に
燃焼室を形成する。機関本体が回転自在に機関本体に外
嵌して固定した曲溝筒の内周面には曲溝を凹設してピス
トンから直径方向へ突設したピストンピンを曲溝に転動
自在に嵌め込む。そしてピストンが2往復する間に1回
転するよう曲溝を形成する。このように構成したこれら
の発明は,省エネの往復運動が得られるのであるが未解
決の問題もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記回転往復
ピストン内燃機関に於いては,給気室の容量が非常に大
きく,超高過給内燃機関以外での利用が困難であるた
め,その長所を活用して熱効率を上昇させ,あわせて排
気タービンも改良するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題のうち超高過給
内燃機関としてその長所を活用する手段として,ピスト
ン3に改良を加えて給気室10の圧縮比を飛躍的に高め
ることにより,ピストンの往復運動を更に省エネの往復
運動にすると共に,超高過給内燃機関の掃気角を更に小
さくし,たとえば掃気角をクランク角に換算して普通1
20゜〜160°を60゜〜100°というように小さ
くして,より多くの容積形エネルギーとしてピストン3
a,3bを駆動して熱効率を上昇させ,掃気圧力を飛躍
的に高めることにより,排気噴射口群8からの排気の噴
射速度を高めて,強力に排気タービン17を駆動する。
【0005】上記課題のうち排気タービンの改良につい
ては,すでに特許取得のもの及び特許出願中のものから
選択又は改良して構成する。
【0006】給気室10の圧縮比を飛躍的に高める手段
としては,ピストン内を利用していた給気路をピストン
3の外周に移動して外給気路12を設けて,最短で最小
容積の外給気路12とすると共に構造を簡単にし,ピス
トン3の後部を圧縮比を高め易い形状の後部蓋13によ
り密閉する。即ち,給気室蓋18との隙間を最小とする
ため小型のピストンでは平面と平面の組合せとなり,大
型のピストンでは凸面と凹面の組合せとなるよう,後部
蓋13と給気室蓋18を形成する。
【0007】ピストン3の後部を密閉するとピストン3
の頭部を内部から給気によって冷却することができな
い。従って潤滑油の霧により曲溝と共にピストン3の頭
部を内部から冷却する。即ち,ピストン突起14を図
3,図5に示すように後部蓋13の部分のみとして,ピ
ストン貫通穴19及びピストン空洞20を設けて,ピス
トン案内穴4を介して曲溝6に連絡し,ピストン3とピ
ストンピン7の回転往復運動により,潤滑油の霧を造っ
てピストン3の頭部を内部から循環冷却する。
【0008】排気タービン17を強力に駆動する一方向
流れ掃気とするため,給気室10a,10bを外給気路
12a,12b及び給気路11により連絡し,図2に示
す掃気穴群9と連絡して燃焼室2の左端に開口させ,排
気噴射口群8を燃焼室2の内周右側から機関本体1の外
周に,ほぼインボリュート曲線状に貫設して排気を排気
タービン17のタービン翼群22に噴射する。
【0009】排気タービン17は図1,図2,図10,
図11に示すように機関本体1の中央部に回転自在に外
嵌するもので,排気噴射口群8の噴射排気により排気タ
ービン17を回転させるタービン翼群22を有し,又タ
ービン側主動大歯車23を具備しており,そのピッチ円
径に近い外径の一対の転動支持輪24a,24bが両側
に固着されている。この転動支持輪24a,24bによ
り排気タービン17を全方向に支持し,タービン側主動
大歯車23により排気タービン17の回転を歯車装置2
5で減速して,機関本体1に伝達するものです。
【0010】歯車装置25は図1,図12に示すように
歯車箱26に枢支された状態で収容されており,排気タ
ービン17を全方向に支持しながら,その回転を減速し
て機関本体1に伝達するものです。従って,3組以上
(図では6組)のタービン側第1従動歯車27が必要で
あります。
【0011】歯車箱26に枢支されたタービン側支軸2
9を図1の中央上部に図示しており,同様に枢支された
本体側支軸30を下部に図示してある。この2本の支軸
を1組として6組を歯車箱26に収容していて,図1,
図12に示すように6本のタービン側支軸29には,タ
ービン側主動大歯車23に噛合するタービン側第1従動
歯車27,及びタービン側第1主動小歯車31をそれぞ
れ固着していて,タービン側第1従動歯車27にはその
ピッチ円径に近い外径の一対の転動支持小輪28a,2
8bを両側に固着して,排気タービン17を全方向に支
持しながら,その回転を機関本体1側に伝達する。本体
側支軸30には,タービン側第1主動小歯車31に噛合
する本体側第2従動歯車32,及び機関本体1を回転さ
せる本体側従動大歯車34に噛合する本体側第2主動小
歯車33をそれぞれ固着する。
【0012】
【作 用】上記のように構成した機関本体が回転する
超高過給内燃機関は,ピストン3の後部が拡大されて機
関本体1に貫設されたピストン案内穴4に摺動自在に嵌
めこまれていて,ピストン3の頭部の断面積より大き
く,通常その行程容積はピストン頭部の行程容積より非
常に大きく,即ち排気噴射口群8が閉じてからの行程容
積の2倍程度と大きくなり,更に大きくすることが可能
なため,給気室10の圧縮比を大きくすることにより,
例えば10:1にすることにより,大きな掃気圧力が得
られ掃気時間を短縮できるし,掃気時間を短縮する程,
大きな過給圧力が得られる,というように通常の内燃機
関では不可能な超高過給を容易に実施できる。即ち,通
常の内燃機関のクランクと連接棒を取去って,構造を簡
単にすることにより大きな効果が得られる。
【0013】本発明の最大の特徴は省エネの往復運動に
よって内燃機関を構成することです。完全弾性衝突では
衝突の際に運動エネルギーが減少しないことが証明さて
おります。即ち,密閉された気体にピストンが衝突する
と気体の圧力が上昇する状態です。通常の内燃機関のピ
ストン等の往復運動が完全弾性衝突になっていないこと
は誰の目にも明らかです。即ち,運動エネルギーの減少
が30%前後にもなるのではと予想しております。従っ
てピストンの往復運動をすべて完全弾性衝突にすること
により熱効率を30%程度上昇させて2倍の60%程度
にでき,更に排気タービンにより20%程度上昇させて
最高80%前後の熱効率を目標にしております。従って
ピストン3もピストンピン7により全方向弾性支持して
おり,ピストン3の往復運動も給気室10の圧縮比を飛
躍的に高めることにより完全弾性衝突に大きく近付ける
ことができます。即ち,構造を簡単にすることにより,
人類の夢である完全回転機関に遜色のない運動エネルギ
ーの減少が少ない,超高過給往復機関が得られます。
【0014】排気タービン17を強力に駆動するための
一方流れ掃気は,混合気を使用した場合その吹き抜けを
防止する効果も大きく,又給気室10の圧縮比を飛躍的
に高めることにより,排気を強力に噴射できるため排気
タービンの熱効率を上昇できる。
【0015】
【実施例】第1実施例について図面を参照しながら左右
にあるものは符号a,bを付して説明します。図1,図
2,図7,図8,図9に機関本体1を示すもので,この
機関本体1は通常の内燃機関のシリンダーに相当する。
4a,4bはピストン案内穴であり,機関本体1の長軸
方向に左右に回転中心軸を挾んで対向して設けている。
34は本体側従動大歯車であり,図1,図2,図7では
機関本体1の中央部左よりの外周に固着している。8は
排気噴射口群であり,図2,図7,図8に示すように後
述のピストン3a,3bが後退して下死点付近にあると
きは中央燃焼室2の右側に位置し,機関本体1の内周面
から外周面に開口し,図8に示すようにほぼインボリュ
ート曲線状に形成され,機関本体1の噴射排気により機
関本体1の回転を助勢し,排気の噴射速度により後述の
排気タービン17を駆動し,歯車装置を介して機関本体
1の回転を助勢する。9は掃気穴群であり,図2,図
7,図9に示すようにピストン3a,3bが後退して下
死点付近にあるときは燃焼室2の左側に位置し,燃焼室
2の掃気に使用するもので図9に示すように機関本体1
の回転方向(矢印)に回転中心方向にそれぞれ任意の角
度で混合気を噴射して掃気するもので,給気路11及び
ピストン3a,3bの外給気路12a,12bを介し
て,給気室10a,10bに連絡する。21は点火栓で
1ケ以上を回転バランス良く燃焼室2の外周中央より内
周に貫設螺着し,その配線は点火配線穴35を介して電
極軸36に配線する。37はスラストカラーで,37a
は本体側従動大歯車34を利用する。
【0016】図3,図4,図5に左右一対のうち右側の
ピストン3bを示す。このピストン3bは左側の3aと
同一に形成し,機関本体1内に対向して往復自在に収容
してピストン3a,3b間に燃焼室2を形成する前部蓋
38及び外筒39,外筒39の後部から半径方向に対向
して突設し機関本体1のピストン案内穴4に嵌め込むピ
ストン突起14,外筒39の中部から後部に対向して凹
設し燃焼室2に給気する外給気路12,給気室10の圧
縮比を飛躍的に高める後部蓋13,ピストン内部を曲溝
6側から冷却するピストン貫通穴19及びピストン空洞
20,後述のピストンピン7を嵌着するピストンピン収
容筒40から構成している。
【0017】図6に示すピストンピン7は,図1,図3
に示すようにピストン3a,3bのピストン収容筒40
a,40bにそれぞれ嵌着するものである。ピストンピ
ン7は頂部が傘状をしており,軸部には各転動輪を転動
さす先軌道41,元軌道42,ピン軌道16が凹設して
ある。この軌道は先転動輪43及び元転動輪44及び本
体転動輪15をころ軸受のように組立てる軌道でもあ
る。又先転動輪43の外径を元転動輪44の外径より大
きくしてある。従って曲溝6の片方の軌道を2段にして
拡大し,先転動輪43が燃焼室側の軌道を転動し,元転
動輪44が給気室側の軌道を転動する構成にしてある。
本体転動輪15は機関本体1のピストン案内穴4の両面
を軌道として,ピストン3と共に往復する。
【0018】機関本体1を回転自在に外嵌する曲溝筒5
a,5bは図1,図2に示している。この曲溝筒5a,
5bは,機関本体1の両スラストカラー37a,37b
の外側に対向して外嵌し,内周面にそれぞれ曲溝6a,
6bを凹設している。そして曲溝6にはそれぞれピスト
ンピン7の先転動輪43,元転動輪44を転動自在に嵌
め込み,ピストン3a,3bがそれぞれ2往復する間に
機関本体1が1回転するよう曲溝6a,6bは対向にほ
ぼサイン曲線状に形成している。又,45は吸気穴で両
曲溝筒5a,5bの外側にそれぞれ対向に貫設してお
り,その内周面は機関本体1の回転により,機関本体1
のピストン案内穴4a,4bとそれぞれ開閉する回転弁
46a,46bを形成している。
【0019】図1,図2に左右の給気室蓋18a,18
b兼電極軸36,動力軸48を図示している。機関本体
1の両端部にそれぞれ固着して給気室10a,10bを
形成し,電極軸36部及び動力軸48部をそれぞれ左右
の曲溝筒蓋47a,47bに枢支している。電極軸36
には図にない電極があり,電極と点火栓21を連絡する
点火配線穴35を図2に示すように電極軸36,給気室
蓋18a,機関本体1に貫設している。給気室蓋18a
の一端は電極軸36を形成しており,補機用主動歯車5
1が固定されている。
【0020】図1の47a,47bは曲溝筒蓋で,曲溝
筒5a,5bの外端面に固着していて,給気室蓋18
a,18bと一体に形成された電極軸36及び動力軸4
8を枢支しており,従って機関本体1も枢支している。
49は補機用従動歯車で前述の補機用主動歯車51に噛
合し,曲溝筒蓋47aに枢支された支軸50に固定して
いる。この曲溝筒蓋47aには図外潤滑油ポンプ,点火
装置等の補機を固着する。
【0021】図1,図2,図10,図11に排気タービ
ン17を示す。この排気タービン17は機関本体1の中
央部に回転自在に外嵌するもので,機関本体1の排気噴
射口群8の噴射排気により,排気タービン17を回転さ
せるタービン翼群22を有し,又タービン側主動大歯車
23を具備している。24a,24bは一対の転動支持
輪であって,タービン側主動大歯車23のピッチ円径に
近い外径を有して歯車の両側に固着する。
【0022】図1,図12に歯車装置25を示す。図1
の中央上部に歯車箱26に枢支されたタービン側支軸2
9を図示しており,下部にも同様に枢支された本体側支
軸30を図示している。この2本の支軸を1組として6
組を歯車箱26に収容している。図12は各歯車のピッ
チ円のみを実線で図示したもので,図12で示すように
6本のタービン側支軸29には,タービン側主動大歯車
23に噛合する。タービン側第1従動歯車27及びター
ビン側第1主動小歯車31が固定されていて,タービン
側第1従動歯車27にはそのピッチ円径に近い外径の一
対の転動支持小輪28a,28bを両側に固着してい
る。この転動支持小輪28a,28bは前述の排気ター
ビン17を全方向に支持するものである。従ってタービ
ン側第1従動歯車27は3組以上必要であり,実施例で
は6組使用している。6本の本体側支軸30にはタービ
ン側第1主動小歯車31に噛合する本体側第2従動歯車
32,及び機関本体1を回転させる本体側従動大歯車3
4に噛合する本体側第2主動小歯車33をそれぞれ固定
している。このような構成にすることにより大きな変速
比が得られる。たとえば実施例では,10:1の速比に
できる。機関本体1が左回転で1,000rpmのと
き,排気タービン17は10,000rpmで右回転す
る。又,排気タービン17をはずみ車として兼用でき
る。即ち,運動エネルギーが速度の2乗に比例するため
高速の回転体程,はずみ車としても有効である。機関本
体1に同程度の外径のはずみ車を取付けたときと比較す
ると,排気タービン17の重量を百分の1程度にできる
可能性があり,即ち,はずみ車を考慮する必要がなくな
る。
【0023】図1,図2,図13に歯車箱26を示す。
この歯車箱26には排気タービン17の回転を減速して
機関本体1に伝える,前述の歯車装置25を収容してお
り,上下左右に4分割して歯車装置25及び排気タービ
ン17を組立てるものである。図13に歯車箱26及び
全体の外形を示す。歯車箱26の外側フランジ52b寄
りに排気穴53が開口し,フランジ52a,52間にバ
ランス兼冷却空気穴54がそれぞれ6箇所づつ開口して
おり,特に水平接手部に開口しております。即ち,排気
穴53はタービン側支軸29よりできるだけ離して設
け,タービン側支軸29は歯車箱26の枢支しやすい所
に設けるためで,同様にバランス兼冷却空気穴54も本
体側支軸30よりできるだけ離して開口します。従って
支軸を水平接手部に枢支するときは,水平接手部以外に
開口します。歯車箱26は図1に示すように,排気ター
ビン17に隣接しており,潤滑油の霧が充満するため,
図にないが通常のラビリンス気止め装置を設けて,空気
の流れを調整するバランス空気供給口を多数設けます。
又,排気穴53が貫通しているため,冷却空気との兼用
となり,潤滑油も冷却と潤滑の兼用となります。
【0024】図14に第2実施例を示す。第1実施例に
平成2年特許願第23975号,機関本体が回転する燃
料噴射内燃機関の明細書の実施例に記載してある,固定
軸81を取付けたものです。ピストン3a,3bの形状
を変えてこのように構成したものは,機関本体が回転す
る燃料噴射内燃機関となり,燃焼室2の圧縮比を大きく
することにより,通常の焼玉機関を超高過給にしたよう
なものから,通常の圧縮着火機関を超高過給にしたよう
なものまで,用途に応じて多種多様に構成できます。
【0025】図15,図16,図17に第2実施例のピ
ストン3を示す。第1実施例との相違点は,前述の固定
軸81に回転往復自在に外嵌するピストン内筒55を設
けることです。従ってピストン突起14を復活して,ピ
ストンピン収容筒40をピストン突起14内に延長しま
す。又,ピストン3の頭部の内部から冷却するためのピ
ストン貫通穴19,及びピストン空洞20は,図15,
図17のようにピストン突起14,及び外筒39,ピス
トン内筒55間に設けます。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明のように構成している
ので,以下に記載する効果を有するが,既に作用の項で
最大の特徴と効果を記載しておりますので,残りの効果
について説明します。内燃機関に於いて希薄混合気を燃
焼させると燃費が良くなることが知られており,又,過
給することにより出力が増大します。この2つの問題を
極限まで利用して,燃費が良く,小型軽量大出力低振動
の内燃機関を得るものです。即ち機関本体1を回転させ
ることにより給気に回転運動を行わせ,更に燃焼室2を
掃気するとき大量で超高過給,高圧力の混合気を,図9
に示すように機関本体1の回転方向(矢印)に高速噴射
することにより,短時間掃気を実現して熱効率を上昇さ
せ,混合気を更に高速回転させることにより,ピストン
3a,3bが上死点に近づくまでに,空気の重さの3倍
から4倍というガソリン蒸気の重さを利用して,遠心力
により燃焼室2の外周付近,即ち,点火栓付近を濃い混
合気として点火燃焼させます。このようにして燃焼させ
ますと,機関本体1の回転数の上昇と共に,より希薄な
混合気を燃焼させることができます。又,燃焼室2の掃
気が不完全で燃焼ガスが残る場合でも,燃焼ガスは空気
より比重が軽いため,ピストン3a,3bが上死点に近
づくまでには,燃焼室2の回転中心付近に集まることは
図1,図9から容易に想像ができます。即ち,燃料は温
度が高い程完全燃焼し易く,燃焼を助ける効果がありま
す。又,燃焼が燃焼室2の外周付近に限定されたと仮定
しても,超高過給してあるため大きな容積形エネルギー
を有し,即ち,少ない燃料の燃焼により大きな圧力が得
られ,圧力は対向ピストン全体に作用するため,燃焼面
から見た燃費が非常に良くなり,最も簡単に構成した超
ショートストロークの対向ピストンに作用させることに
より,小型軽量大出力低振動の内燃機関が得られる。
【0027】上記のような超高過給内燃機関を得るため
には,ピストン3の形状を簡単にして,給気室10の圧
縮比を飛躍的に高める必要があります。即ち,燃焼室2
に給気する給気路をピストン3の外側に移動して外給気
路12を設けると非常に簡単に構成できるし,燃焼室2
にも近道となり,ピストン後部に後部蓋13を設けてピ
ストン後部を密閉できます。従って給気室10の圧縮比
を飛躍的に高められます。
【0028】ピストン3は軽い程良く,摩擦損失も少な
い程よろしい。従ってピストン突起14は後端の必要部
分のみとします。又,ピストンピン7にはピン軌道16
を凹設して,本体転動輪15によるころがり接触として
摩擦損失を低減します。ピストンピン7をこのように構
成しますと,ピストン空洞20と曲溝6の通路が非常に
大きくなるため,ピストン頭部の前部蓋38を効果的に
冷却できます。
【0029】第2実施例は,本発明を機関本体が回転す
る燃料噴射超高過給内燃機関として実施した場合の例で
す。燃料噴射内燃機関を超高過給して短時間掃気と高過
給を同時に行うことにより,燃費が良く,小型大出力の
内燃機関ができます。この場合もピストン3の形状を簡
単にして,給気室10の圧縮比を飛躍的に高める必要が
あり,そのようにしてあります。燃焼室2に燃料を噴射
するためには,前述〔0024〕〔0025〕のよう
に,固定軸81を回転中心軸方向に設け,ピストン3に
ピストン内筒55を貫設することになりますが,固定軸
81には潤滑油の流量がありますので,ピストン3の冷
却が非常に良くなり,大型の内燃機関が得られます。
又,圧縮着火機関として実施できますので,燃費を更に
良くすることができます。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明の第1実施例を示す断面図であり,一
部断面を回転して図示している。
【図 2】本発明の第1実施例を示す断面図で,ピスト
ン3が90゜回転して下死点に移動している。
【図 3】第1実施例のピストン3を示す一部断面図で
ある。
【図 4】図3に示すピストン3のA−A視図である。
【図 5】図3に示すピストン3の平面図で,一部断面
図である。
【図 6】第1実施例のピストンピン7を示す一部断面
図である。
【図 7】第1実施例の機関本体1を示す一部断面図で
ある。
【図 8】図7に示す機関本体1のB−B断面図であ
る。
【図 9】図7に示す機関本体1のC−C断面図であ
る。
【図 10】第1実施例の排気タービン17を示す一部
断面図である。
【図 11】図10に示す排気タービン17の側面図で
ある。
【図 12】第1実施例の歯車装置25を示す略図であ
り,歯車のピッチ円径を実線により図示してある。
【図 13】第1実施例の外形を示す正面図である。
【図 14】第2実施例を示す断面図である。
【図 15】第2実施例のピストン3を示す一部断面図
である。
【図 16】図15に示すピストン3のE−E視図であ
る。
【図 17】図15に示すピストン3の平面図であり,
一部断面で示す。
【符号の説明】
左右に同じようなものがあるときは,左側にaの符号を
付け右をbとします。 1…機関本体 2…燃焼室 3…ピストン 4…
ピストン案内穴 5…曲溝筒 6…曲溝 7…ピストンピン 8…
排気噴射口群 9…掃気穴群 10…給気室 1
1…給気路 12…外給気路 13…後部蓋 14…ピストン突起 15…本体転動輪 16…ピ
ン軌道 17…排気タービン 18…給気室蓋
19…ピストン貫通穴 20…ピストン空洞 21
…点火栓 22…タービン翼群 23…タービン側
主動大歯車 24…転動支持輪 25…歯車装置 26…歯車箱
27…タービン側第1従動歯車 28…転動支持
小輪 29…タービン側支軸 30…本体側支軸
31…タービン側第1主動小歯車 32…本体側第
2従動歯車 33…本体側第2主動小歯車 34…本体側従動大歯
車 35…点火配線穴 36…電極軸 37…スラストカラー 38…前部
蓋 39…外筒 40…ピストンピン収容筒 41…先軌道 42…
元軌道 43…先転動輪 44…元転動輪 45
…吸気穴 46…回転弁 47…曲溝筒蓋 48…動力軸 49…補機用従動歯車 50…支軸
51…補機用主動歯車 52…フランジ 53
…排気穴 54…バランス兼冷却空気穴 55…ピストン内筒 81…固定軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 幸永 岡山県岡山市江並428−35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向して収容したピストン(3a)(3
    b)間に燃焼室(2)を形成し,かつ軸方向に対向して
    ピストン案内穴(4a)(4b)を設けた機関本体
    (1)に,機関本体(1)が回転自在に曲溝筒(5a)
    (5b)を対向にして外嵌しピストン(3a)(3b)
    が同方向へ1回転する間に互いに反対方向へ2往復させ
    る曲溝(6a)(6b)を曲溝筒(5a)(5bの内周
    面にそれぞれ凹設してピストン(3a)(3b)からそ
    れぞれ直径方向へ突設したピストンピン(7a)(7
    b)を,ピストン案内穴(4a)(4b)を通して曲溝
    (6a)(6b)にそれぞれ嵌め込むとともに,曲溝筒
    (5a)(5b)の間で機関本体(1)の外周面には,
    燃焼室(2)の片側に開口して排気により機関本体
    (1)の回転を助勢する排気噴射口群(8)を貫設し,
    燃焼室(2)の反片側の内周面に掃気穴群(9)を設
    け,両側給気室(10a)(10b)にそれぞれ連絡す
    る給気路(11)を機関本体(1)内に,外給気路(1
    2a)(12b)をピストン(3a)(3b)の両側に
    設けたことを特徴とした機関本体が回転する超高過給内
    燃機関。
  2. 【請求項2】ピストン(3)は,外給気路(12)を外
    周に対向に設け,後部蓋(13)を設けて圧縮比を高め
    易くし,ピストン突起(14)を後部蓋(13)部のみ
    として開口部を設け空洞を貫設した,請求項1記載の機
    関本体が回転する内燃機関。
  3. 【請求項3】ピストンピン(7)には本体転動輪(1
    5)を設け,そのピン軌道(16)をピストンピン
    (7)に凹設したことを特徴とした,請求項1記載の機
    関本体が回転する超高過給内燃機関。
  4. 【請求項4】ピストン(3)は,回転中心軸方向にピス
    トン内筒(55)を設け,外筒(39)には外給気路
    (12)を対向に凹設し,後部蓋(13)を設けて圧縮
    比を高め易くし,ピストン突起(14)にピストン貫通
    穴(19)を対向に設け,外筒(39)ピストン内筒
    (55)間にピストン空洞(20)を設けた,請求項1
    記載の機関本体が回転する超高過給内燃機関。
JP34760491A 1991-10-29 1991-10-29 機関本体が回転する超高過給内燃機関 Pending JPH06123235A (ja)

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