JPH0612331Y2 - ソ−ダ回収ボイラ - Google Patents
ソ−ダ回収ボイラInfo
- Publication number
- JPH0612331Y2 JPH0612331Y2 JP1987118729U JP11872987U JPH0612331Y2 JP H0612331 Y2 JPH0612331 Y2 JP H0612331Y2 JP 1987118729 U JP1987118729 U JP 1987118729U JP 11872987 U JP11872987 U JP 11872987U JP H0612331 Y2 JPH0612331 Y2 JP H0612331Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water pipe
- superheater
- front wall
- recovery boiler
- soda recovery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パルプ蒸解廃液(以下、黒液という)から蒸
解薬品となる薬品を回収するソーダ回収ボイラ、詳しく
は、ソーダ回収ボイラの放射室水冷壁の形および過熱器
の形状を変更し過熱器伝熱面積を従来型のものより小さ
くして、過熱器収熱量を大幅に改善するようにしたソー
ダ回収ボイラに関するものである。
解薬品となる薬品を回収するソーダ回収ボイラ、詳しく
は、ソーダ回収ボイラの放射室水冷壁の形および過熱器
の形状を変更し過熱器伝熱面積を従来型のものより小さ
くして、過熱器収熱量を大幅に改善するようにしたソー
ダ回収ボイラに関するものである。
パルプ工場においては、薬品の回収およびプラントの熱
効率の向上のために、一般に、ソーダ回収ボイラが設置
されている。
効率の向上のために、一般に、ソーダ回収ボイラが設置
されている。
近年、ソーダ回収ボイラの高温・高圧化に伴い、過熱器
の伝熱面積が必然的に大きくなり、コストを上昇させる
主要因となっている。
の伝熱面積が必然的に大きくなり、コストを上昇させる
主要因となっている。
従来のソーダ回収ボイラにおける過熱器の構造および配
置は、大略、第5図に示す如くである。すなわち、蒸気
ドラム1から取り出された蒸気は、低温部過熱器2、中
温部過熱器3、高温部過熱器4と逐次昇温される。5は
水ドラム、6は本体水管、7は燃焼室、8は前壁水管、
9は放射室、10は後壁水管、11は放射室天井水管、
12はチャーベッド、13は後壁ノーズバッフル、14
は後壁傾斜水管である。なお放射室天井水管と水平線と
のなす角度θ1は3°前後である。
置は、大略、第5図に示す如くである。すなわち、蒸気
ドラム1から取り出された蒸気は、低温部過熱器2、中
温部過熱器3、高温部過熱器4と逐次昇温される。5は
水ドラム、6は本体水管、7は燃焼室、8は前壁水管、
9は放射室、10は後壁水管、11は放射室天井水管、
12はチャーベッド、13は後壁ノーズバッフル、14
は後壁傾斜水管である。なお放射室天井水管と水平線と
のなす角度θ1は3°前後である。
また、実願昭56-164941号(実開昭58-71506号)のマイ
クロフイルムには、天井水管が傾斜したボイラ装置が記
載されているが、この天井水管の水平線に対する角度は
約10°であり、上述の第5図のものと大差ない。
クロフイルムには、天井水管が傾斜したボイラ装置が記
載されているが、この天井水管の水平線に対する角度は
約10°であり、上述の第5図のものと大差ない。
上記のように、従来は、高温腐食対策から管壁温度の上
昇を極力抑えるため、過熱器を3分割して2段注水方式
を採用するとともに、高温部過熱器4は火炉からの輻射
熱の影響による管壁温度の上昇を防ぐため、後壁のノー
ズバッフル13の上部に配置する必要があり、必然的に
ノーズバッフル高さHが高くなる。
昇を極力抑えるため、過熱器を3分割して2段注水方式
を採用するとともに、高温部過熱器4は火炉からの輻射
熱の影響による管壁温度の上昇を防ぐため、後壁のノー
ズバッフル13の上部に配置する必要があり、必然的に
ノーズバッフル高さHが高くなる。
ノーズバッフル高さHが高くなると、燃焼室7からの燃
焼ガスは放射室9、すなわち過熱器を配置している空間
での流動様相が大きく変化し、渦流の発生を大きくし
て、過熱器の収熱に大きな影響を与えることが、燃焼ガ
スのフローパターン解析で明らかになった。
焼ガスは放射室9、すなわち過熱器を配置している空間
での流動様相が大きく変化し、渦流の発生を大きくし
て、過熱器の収熱に大きな影響を与えることが、燃焼ガ
スのフローパターン解析で明らかになった。
放射室9で燃焼ガスの渦流が発生すると、過熱器の伝面
が有効に活用されない箇所ができ、結果として過熱器の
収熱量が低下することになる。
が有効に活用されない箇所ができ、結果として過熱器の
収熱量が低下することになる。
放射室9で渦流が発生する原因は、基本的には燃焼ガス
が通過する各断面が異なることによるガス流速の変化が
生じるためで、放射室入口から本体水管入口まで、ガス
流速が一定になるような放射室断面であれば、ガスの渦
流は発生しない。
が通過する各断面が異なることによるガス流速の変化が
生じるためで、放射室入口から本体水管入口まで、ガス
流速が一定になるような放射室断面であれば、ガスの渦
流は発生しない。
しかしながら実際的には、ガス流速が一定になる放射室
断面形状を構成することは、ボイラ後部伝熱面が限りな
く後方へずれ込むため、ボイラ全体の伝面構成としては
不経済な結果となる。
断面形状を構成することは、ボイラ後部伝熱面が限りな
く後方へずれ込むため、ボイラ全体の伝面構成としては
不経済な結果となる。
また、ソーダ回収ボイラにおいて、炉内にバッフルのよ
うな突起物を設置することは、ダストトラブルをまねく
ことが想定されるため、従来は実施されていなかった。
うな突起物を設置することは、ダストトラブルをまねく
ことが想定されるため、従来は実施されていなかった。
上記のような問題を解決するため、本考案者は、放射室
の形状を種々変化させて熱計算および燃焼ガスのフロー
パターン解析を行った結果、放射室天井水管の傾斜を従
来形状よりはるかに急傾斜とした形状にし、その形状に
沿った過熱器形状とするとともに、放射室前壁水管に前
壁ノーズバッフルを付けることにより、放射室での燃焼
ガスの流動様相が変化し、渦流発生を極力抑えることが
でき、しかもダストトラブルにも対処可能であることを
知見した。
の形状を種々変化させて熱計算および燃焼ガスのフロー
パターン解析を行った結果、放射室天井水管の傾斜を従
来形状よりはるかに急傾斜とした形状にし、その形状に
沿った過熱器形状とするとともに、放射室前壁水管に前
壁ノーズバッフルを付けることにより、放射室での燃焼
ガスの流動様相が変化し、渦流発生を極力抑えることが
でき、しかもダストトラブルにも対処可能であることを
知見した。
本考案は上記の諸点に鑑みなされたもので、過熱器の伝
面がすべての箇所で有効に活用できるような形状にし
て、過熱器収熱量を大幅に改善することができるソーダ
回収ボイラを提供することを目的とするものである。
面がすべての箇所で有効に活用できるような形状にし
て、過熱器収熱量を大幅に改善することができるソーダ
回収ボイラを提供することを目的とするものである。
本考案のソーダ回収ボイラは、第1図を参照して説明す
れば、ソーダ回収ボイラにおいて、放射室9aの天井水
管11aを水平線に対して20°〜45°の角度の急傾斜状
とし、過熱器上部の形状をこの天井水管11aの形状に
沿うように合わせるとともに、放射室の前壁水管8に前
壁ノーズバッフル15を設けたことを特徴としている。
れば、ソーダ回収ボイラにおいて、放射室9aの天井水
管11aを水平線に対して20°〜45°の角度の急傾斜状
とし、過熱器上部の形状をこの天井水管11aの形状に
沿うように合わせるとともに、放射室の前壁水管8に前
壁ノーズバッフル15を設けたことを特徴としている。
したがって、後壁ノーズバッフル13と前壁水管8との
間を通過してきたガスは、前壁ノーズバッフル15によ
り水平分力を得、ガスは後壁ノーズバッフル13の上側
の後壁傾斜水管14に沿ってスムーズに流れるようにな
り、渦流の発生が減少する。
間を通過してきたガスは、前壁ノーズバッフル15によ
り水平分力を得、ガスは後壁ノーズバッフル13の上側
の後壁傾斜水管14に沿ってスムーズに流れるようにな
り、渦流の発生が減少する。
以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を詳細に説
明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器の
形状、その相対配置などは、とくに特定的な記載がない
限りは、本考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨のも
のではなく、単なる説明例に過ぎない。
明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器の
形状、その相対配置などは、とくに特定的な記載がない
限りは、本考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨のも
のではなく、単なる説明例に過ぎない。
第1図は本考案の一実施例を示している。番号1〜8、
10、12、13、14は第5図と同じものを示してい
る。
10、12、13、14は第5図と同じものを示してい
る。
放射室9aの天井水管11aを水平線に対して20°〜45
°の角度の急傾斜状とし、低温部過熱器2、中温部過熱
器3、高温部過熱器4の上部の形状をこの天井水管11
aに沿うように合わせるとともに、放射室9aの前壁水
管8に前壁ノーズバッフル15を設ける。
°の角度の急傾斜状とし、低温部過熱器2、中温部過熱
器3、高温部過熱器4の上部の形状をこの天井水管11
aに沿うように合わせるとともに、放射室9aの前壁水
管8に前壁ノーズバッフル15を設ける。
放射室天井水管11aと水平線とのなす角度θ2は、上
記のように、20°〜45°とする。θ2が20°未満では、
従来の構造に近くなってあまり効果が期待できない。一
方、θ2が45°を超えると、ボイラ後部伝熱面が限りな
く後方へずれ込み、不経済になる。
記のように、20°〜45°とする。θ2が20°未満では、
従来の構造に近くなってあまり効果が期待できない。一
方、θ2が45°を超えると、ボイラ後部伝熱面が限りな
く後方へずれ込み、不経済になる。
また第1図では、前壁ノーズバッフル15を三角形状の
ものとしているが、この形状に限ることなく、第2図に
示すような抛物線状の前壁ノーズバッフル15a、第3
図に示すような略三角形状の前壁ノーズバッフル15
b、第4図に示すような台形状の前壁ノーズバッフル1
5cなどとすることができる。また第1図〜第4図に示
す前壁ノーズバッフルを適宜組み合わせて使用すること
もできる。
ものとしているが、この形状に限ることなく、第2図に
示すような抛物線状の前壁ノーズバッフル15a、第3
図に示すような略三角形状の前壁ノーズバッフル15
b、第4図に示すような台形状の前壁ノーズバッフル1
5cなどとすることができる。また第1図〜第4図に示
す前壁ノーズバッフルを適宜組み合わせて使用すること
もできる。
以上説明したように、本考案によれば、渦流の発生が少
なくなるため、過熱器の伝熱面積をすべての箇所で有効
に活用することができ、従来型の過熱器伝熱面積より小
さくして、過熱器収熱量を大幅に増大させることがで
き、しかもダストトラブルにも対処可能であるという効
果が奏せられる。
なくなるため、過熱器の伝熱面積をすべての箇所で有効
に活用することができ、従来型の過熱器伝熱面積より小
さくして、過熱器収熱量を大幅に増大させることがで
き、しかもダストトラブルにも対処可能であるという効
果が奏せられる。
第1図は本考案のソーダ回収ボイラの一実施例を示す説
明図、第2図〜第4図は前壁ノーズバッフルの一例を示
す説明図、第5図は従来のソーダ回収ボイラの説明図で
ある。 1……蒸気ドラム、2……低温部過熱器、3……中温部
過熱器、4……高温部過熱器、5……水ドラム、6……
本体水管、7……燃焼室、8……前壁水管、9、9a…
…放射室、10……後壁水管、11、11a……放射室
天井水管、12……チャーベッド、13……後壁ノーズ
バッフル、14……後壁傾斜水管、15、15a、15
b、15c……前壁ノーズバッフル
明図、第2図〜第4図は前壁ノーズバッフルの一例を示
す説明図、第5図は従来のソーダ回収ボイラの説明図で
ある。 1……蒸気ドラム、2……低温部過熱器、3……中温部
過熱器、4……高温部過熱器、5……水ドラム、6……
本体水管、7……燃焼室、8……前壁水管、9、9a…
…放射室、10……後壁水管、11、11a……放射室
天井水管、12……チャーベッド、13……後壁ノーズ
バッフル、14……後壁傾斜水管、15、15a、15
b、15c……前壁ノーズバッフル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 桝田 武治 大阪府大阪市此花区島屋4丁目1番35号 川崎重工業株式会社大阪工場内 (56)参考文献 実開 昭58−71506(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】ソーダ回収ボイラにおいて、放射室(9
a)の天井水管(11a)を水平線に対して20°〜45°
の角度の急傾斜状とし、過熱器上部の形状をこの天井水
管(11a)の形状に沿うように合わせるとともに、放
射室の前壁水管(8)に前壁ノーズバッフル(15)を
設けたことを特徴とするソーダ回収ボイラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987118729U JPH0612331Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | ソ−ダ回収ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987118729U JPH0612331Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | ソ−ダ回収ボイラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6422109U JPS6422109U (ja) | 1989-02-03 |
| JPH0612331Y2 true JPH0612331Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31363328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987118729U Expired - Lifetime JPH0612331Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | ソ−ダ回収ボイラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612331Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5871506U (ja) * | 1981-11-06 | 1983-05-14 | バブコツク日立株式会社 | 黒液回収ボイラ |
-
1987
- 1987-07-31 JP JP1987118729U patent/JPH0612331Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6422109U (ja) | 1989-02-03 |
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