JPH0612370Y2 - 二重管型ヒートパイプ式熱交換器 - Google Patents
二重管型ヒートパイプ式熱交換器Info
- Publication number
- JPH0612370Y2 JPH0612370Y2 JP1987196486U JP19648687U JPH0612370Y2 JP H0612370 Y2 JPH0612370 Y2 JP H0612370Y2 JP 1987196486 U JP1987196486 U JP 1987196486U JP 19648687 U JP19648687 U JP 19648687U JP H0612370 Y2 JPH0612370 Y2 JP H0612370Y2
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- JP
- Japan
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- pipe
- heat
- temperature fluid
- fluid
- working fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D15/00—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
- F28D15/02—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
- F28D15/0233—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes the conduits having a particular shape, e.g. non-circular cross-section, annular
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D15/00—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
- F28D15/02—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
- F28D15/04—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes with tubes having a capillary structure
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、外管とその内部に挿通した内管との間の空
間部をヒートパイプとして構成した熱交換器に関し、特
に外管の外周側を高温流体とするとともに内管の内部に
低温流体を流してこれらの流体の間で熱交換を行なう熱
交換器に関するものである。
間部をヒートパイプとして構成した熱交換器に関し、特
に外管の外周側を高温流体とするとともに内管の内部に
低温流体を流してこれらの流体の間で熱交換を行なう熱
交換器に関するものである。
従来の技術 ヒートパイプを用いた熱交換器として、高温流体流路と
低温流体流路との間にヒートパイプを配置した構成のも
のが一般に知られているが、この種の熱交換器では、ヒ
ートパイプがその内部に封入した作動流体の潜熱として
熱を輸送するから効率良く熱交換を行なわせることがで
き、またヒートパイプは作動流体が蒸発して流動するこ
とにより熱の輸送を行なうものであって、熱輸送を長距
離に亘って行なうことができるために、高温流体流路と
低温流体流路とが離れていても支障なく熱交換すること
ができるなどの利点を有している。しかしながらこの種
の熱交換器では、ヒートパイプの一端部を高温流体に曝
し、かつ他端部を低温流体に曝す必要があるために、広
い熱授受面積を確保するにはヒートパイプを長くし、ま
た大径化する必要があり、その結果、熱交換器が大型化
する問題がある。
低温流体流路との間にヒートパイプを配置した構成のも
のが一般に知られているが、この種の熱交換器では、ヒ
ートパイプがその内部に封入した作動流体の潜熱として
熱を輸送するから効率良く熱交換を行なわせることがで
き、またヒートパイプは作動流体が蒸発して流動するこ
とにより熱の輸送を行なうものであって、熱輸送を長距
離に亘って行なうことができるために、高温流体流路と
低温流体流路とが離れていても支障なく熱交換すること
ができるなどの利点を有している。しかしながらこの種
の熱交換器では、ヒートパイプの一端部を高温流体に曝
し、かつ他端部を低温流体に曝す必要があるために、広
い熱授受面積を確保するにはヒートパイプを長くし、ま
た大径化する必要があり、その結果、熱交換器が大型化
する問題がある。
このような不都合を解消するヒートパイプとして二重管
構造のヒートパイプが知られており、これは、外管の内
部に内管を挿入するとともに、外管の内周面と内管の外
周面との間の空間部を密閉し、その空間部を真空排気し
た後に水などの凝縮性の流体を作動流体として封入した
ものである。
構造のヒートパイプが知られており、これは、外管の内
部に内管を挿入するとともに、外管の内周面と内管の外
周面との間の空間部を密閉し、その空間部を真空排気し
た後に水などの凝縮性の流体を作動流体として封入した
ものである。
この二重管型ヒートパイプを用いた放熱器が例えば特開
昭56−27891号公報や「ヒートパイプとその応
用」(オーム社発行)(第116頁)に記載されてお
り、その放熱器はフィンを外周面に設けかつほぼ水平に
配置する外管の内部に、高温の流体を流す内管を下側に
偏心させて作動液に浸漬するよう挿通し、この外管と内
管との間の空間部をヒートパイプとして構成したもので
ある。したがって蒸発部となる内管の外周面には、該内
管が作動液に一部浸漬していることにより、ウイックの
作用によって作動液が充分供給され、その作動液は内管
の内部を流れる高温流体から熱を受けて蒸発し、その蒸
発が外管の内周面に接触してここで熱を外部の低温の流
体に奪われ、すなわち作動流体蒸気が放熱して凝縮し、
その結果生じた作動液は外管の内周面を伝って下側に流
れ落ちる。そして再度液溜めを形成し、ウイックによっ
て内管の外周面に供給される。
昭56−27891号公報や「ヒートパイプとその応
用」(オーム社発行)(第116頁)に記載されてお
り、その放熱器はフィンを外周面に設けかつほぼ水平に
配置する外管の内部に、高温の流体を流す内管を下側に
偏心させて作動液に浸漬するよう挿通し、この外管と内
管との間の空間部をヒートパイプとして構成したもので
ある。したがって蒸発部となる内管の外周面には、該内
管が作動液に一部浸漬していることにより、ウイックの
作用によって作動液が充分供給され、その作動液は内管
の内部を流れる高温流体から熱を受けて蒸発し、その蒸
発が外管の内周面に接触してここで熱を外部の低温の流
体に奪われ、すなわち作動流体蒸気が放熱して凝縮し、
その結果生じた作動液は外管の内周面を伝って下側に流
れ落ちる。そして再度液溜めを形成し、ウイックによっ
て内管の外周面に供給される。
このように高温流体を内管の内部に流し、かつ低温流体
を外管の外部に位置させる二重管型ヒートパイプ式放熱
器では、作動流体が外管の内部の下側に溜ってしまうた
めに、高温流体を流す内管を外管に対して下側に偏心さ
せ、作動液に一部浸漬させる必要がある。しかしながら
これとは反対に内管の内部に低温流体を流し、外管の外
部に高温流体を配置する場合には、たとえ作動液が外管
の下部に溜ってもその作動液は外管を通して与えられる
高温流体の熱によって加熱蒸発させられ、また作動流体
蒸気は内管の外周面に接触して熱を奪われて凝縮するの
で、作動流体に対する熱の授受に関しては、外管と内管
とが同心状に配置されていても特に支障がなく、したが
って二重管構造のヒートパイプを用いた熱交換器であっ
て、内管の内部に低温流体を流し、かつ外管の外部に高
温流体を配置して両者の流体の間で熱交換を行なう場
合、一般には、例えば特開昭61−235688号公報
に記載されているように、外管に対して内管を同心状に
挿入し、その外管の内周面にウイックを設けた二重管構
造としている。
を外管の外部に位置させる二重管型ヒートパイプ式放熱
器では、作動流体が外管の内部の下側に溜ってしまうた
めに、高温流体を流す内管を外管に対して下側に偏心さ
せ、作動液に一部浸漬させる必要がある。しかしながら
これとは反対に内管の内部に低温流体を流し、外管の外
部に高温流体を配置する場合には、たとえ作動液が外管
の下部に溜ってもその作動液は外管を通して与えられる
高温流体の熱によって加熱蒸発させられ、また作動流体
蒸気は内管の外周面に接触して熱を奪われて凝縮するの
で、作動流体に対する熱の授受に関しては、外管と内管
とが同心状に配置されていても特に支障がなく、したが
って二重管構造のヒートパイプを用いた熱交換器であっ
て、内管の内部に低温流体を流し、かつ外管の外部に高
温流体を配置して両者の流体の間で熱交換を行なう場
合、一般には、例えば特開昭61−235688号公報
に記載されているように、外管に対して内管を同心状に
挿入し、その外管の内周面にウイックを設けた二重管構
造としている。
考案が解決しようとする問題点 しかるに外管と内管とを同心状に配置した二重管構造の
ヒートパイプにより、外管の外部の高温流体から内管の
内部の低温流体に対して熱を与える場合、そのヒートパ
イプを軸線が水平となるよう設置することにより、外管
の内周面の全体が蒸発部となり、したがって一般には外
管の内周面にウイックを設けるが、例えば溶融状態の高
温ナトリウムと水との間で熱交換を行なう場合、熱流束
が極めて大きいから、ウイックの毛細管作用によって作
動液が汲み上げられるとしても、作動液が外管の下部に
形成される液溜め部から外管の内周面全体に行き渡らず
にその途中で蒸発してしまい、その結果、外管の内周面
のうち上側の部分で作動液が不足して所謂ドライアウト
の状態になってしまう。したがって外管と内管とを同心
状に配置した構成の二重管構造のヒートパイプでは、外
管の外部に高温流体を配置し、かつ内管の内部に低温流
体を流して熱交換を行なう場合、実質的な蒸発部の面積
が狭くなって熱交換効率が低下する問題があった。
ヒートパイプにより、外管の外部の高温流体から内管の
内部の低温流体に対して熱を与える場合、そのヒートパ
イプを軸線が水平となるよう設置することにより、外管
の内周面の全体が蒸発部となり、したがって一般には外
管の内周面にウイックを設けるが、例えば溶融状態の高
温ナトリウムと水との間で熱交換を行なう場合、熱流束
が極めて大きいから、ウイックの毛細管作用によって作
動液が汲み上げられるとしても、作動液が外管の下部に
形成される液溜め部から外管の内周面全体に行き渡らず
にその途中で蒸発してしまい、その結果、外管の内周面
のうち上側の部分で作動液が不足して所謂ドライアウト
の状態になってしまう。したがって外管と内管とを同心
状に配置した構成の二重管構造のヒートパイプでは、外
管の外部に高温流体を配置し、かつ内管の内部に低温流
体を流して熱交換を行なう場合、実質的な蒸発部の面積
が狭くなって熱交換効率が低下する問題があった。
この考案は状態の事情を背景としてなされたもので、外
管の外部を高温流体としかつ内管の内部に低温流体を流
して両者の間で熱交換を行なわせ、かつ熱流束が大きい
場合に熱交換効率を向上させることのできる二重管型ヒ
ートパイプ式熱交換器を提供することを目的とするもの
である。
管の外部を高温流体としかつ内管の内部に低温流体を流
して両者の間で熱交換を行なわせ、かつ熱流束が大きい
場合に熱交換効率を向上させることのできる二重管型ヒ
ートパイプ式熱交換器を提供することを目的とするもの
である。
問題点を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、高温流体中
に軸線がほぼ水平となるよう配置される外管の内部に、
低温流体を内部に流通させられる内管が、上側に偏心し
て外管の上部内面に接触する状態に挿通し、かつ外管の
内周面と内管の外周面との間の空間部を密閉し該空間部
を、蒸発および凝縮を繰返し行なって潜熱として熱を輸
送する作動流体を封入したヒートパイプとしたことを特
徴とするものである。
に軸線がほぼ水平となるよう配置される外管の内部に、
低温流体を内部に流通させられる内管が、上側に偏心し
て外管の上部内面に接触する状態に挿通し、かつ外管の
内周面と内管の外周面との間の空間部を密閉し該空間部
を、蒸発および凝縮を繰返し行なって潜熱として熱を輸
送する作動流体を封入したヒートパイプとしたことを特
徴とするものである。
作用 この考案の熱交換器では、軸線がほぼ水平となるよう配
置されるから、ヒートパイプ内の作動液は外管の内周側
の下部に溜まり、外管の内周面にウイックを添設してあ
ればその毛細管作用によって外管の内周面に分配され、
その作動液に対して外管の外部の高温流体から熱が与え
られる。その結果生じた作動流体蒸気は、外管の内部の
上側に配置しかつ低温流体を流す内管に接触し、ここで
熱を奪われて凝縮する。すなわち作動流体が蒸発および
凝縮することにより、その潜熱として熱を輸送し、高温
流体と低温流体との間の熱交換を媒介する。また内管が
外管の内部の上側で外管の内面に接触しているから、高
温流体の有する熱は、その内管にも直接与えられる。し
たがって作動液が外管の内面のうちその上側に充分に供
給されなくても、高温流体から低温流体に対する熱の供
給は、管壁を通して行なわれ、作動液の不測による実質
的な熱授受面積の減少が補われる。
置されるから、ヒートパイプ内の作動液は外管の内周側
の下部に溜まり、外管の内周面にウイックを添設してあ
ればその毛細管作用によって外管の内周面に分配され、
その作動液に対して外管の外部の高温流体から熱が与え
られる。その結果生じた作動流体蒸気は、外管の内部の
上側に配置しかつ低温流体を流す内管に接触し、ここで
熱を奪われて凝縮する。すなわち作動流体が蒸発および
凝縮することにより、その潜熱として熱を輸送し、高温
流体と低温流体との間の熱交換を媒介する。また内管が
外管の内部の上側で外管の内面に接触しているから、高
温流体の有する熱は、その内管にも直接与えられる。し
たがって作動液が外管の内面のうちその上側に充分に供
給されなくても、高温流体から低温流体に対する熱の供
給は、管壁を通して行なわれ、作動液の不測による実質
的な熱授受面積の減少が補われる。
実施例 つぎにこの考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの考案の一実施例を模式的に示す斜視図であ
り、また第2図はそのII−II線矢視図であって、高温流
体Hと低温流体Cとの間の熱交換を媒介するヒートパイ
プ1は、外管2とその内部に挿通した内管3とからなる
二重管構造とされている。すなわち外管2は高温流体H
を流す所定のチャンバ4にほぼ水平に取付けられるもの
であって、内管3はその外管2の内部に軸線方向に沿い
かつ外管2の上部内面に接触するよう挿通され、そして
これらの外管2と内管3とは、外管2の両端部に設けた
端板5によって一体化されるとともに、外管2の内周面
と内管3の外周面との間の空間部が気密状態に密閉され
ている。この密閉空間部は、空気などの非凝縮性ガスを
排除すべく真空排気され、しかる後、目的とする温度で
蒸発および凝縮する水銀などの凝縮性流体6が封入さ
れ、さらに必要に応じて外管2の内周面に金属網などの
毛細管作用を生じるウイック7が設けられてヒートパイ
プとして構成されている。
り、また第2図はそのII−II線矢視図であって、高温流
体Hと低温流体Cとの間の熱交換を媒介するヒートパイ
プ1は、外管2とその内部に挿通した内管3とからなる
二重管構造とされている。すなわち外管2は高温流体H
を流す所定のチャンバ4にほぼ水平に取付けられるもの
であって、内管3はその外管2の内部に軸線方向に沿い
かつ外管2の上部内面に接触するよう挿通され、そして
これらの外管2と内管3とは、外管2の両端部に設けた
端板5によって一体化されるとともに、外管2の内周面
と内管3の外周面との間の空間部が気密状態に密閉され
ている。この密閉空間部は、空気などの非凝縮性ガスを
排除すべく真空排気され、しかる後、目的とする温度で
蒸発および凝縮する水銀などの凝縮性流体6が封入さ
れ、さらに必要に応じて外管2の内周面に金属網などの
毛細管作用を生じるウイック7が設けられてヒートパイ
プとして構成されている。
上記の熱交換器は、例えば高温流体Hを溶融金属ナトリ
ウムとし、かつ低温流体Cを水として両者の間で熱交換
を行なわせる場合に使用され、したがって外管2が高温
流体Hに曝され、外管2の管壁を通して入熱が生じる。
その結果、ヒートパイプ1の内部の作動流体6は高温流
体Hからの熱を受けて蒸発し、その蒸気は圧力の低い部
分、すなわち内管3の内部を流れる水によって冷却され
ている上側の部分に流れ、そして内管3に接触する。内
管3はその内部に水などの低温流体Cを流していること
により温度が低くなっているので、作動流体蒸気は内管
3の内部を流れる低温流体Cに熱を奪われて凝縮する。
すなわち高温流体Hの有する熱を作動流体6が潜熱とし
て輸送するとともに低温流体Cに与え、高温流体Hと低
温流体Cとの間の熱交換を作動流体6が媒介する。この
ような作動流体6の蒸発は、作動流体6がウイック7に
よって外管2の内周面に分配供給されているので、外管
2の内周面の広い範囲で生じるが、上記のヒートパイプ
1では、外管2の内面のうち上側の部分に内管3が接触
するよう配置されているので、高温流体Hからの入熱
は、外管2および内管3の管壁を通って低温流体Cに直
接伝えられる。この内管3を接触させた外管2の内面上
部は、作動流体6の液溜りから遠いから、ウイック7に
よって汲み上げられた作動液が途中で蒸発してしまうな
どのことによって作動液が不足する箇所であり、したが
ってその部分は作動流体6を介した熱交換を多くは期待
できない箇所であるが、上記のように管壁を介した直接
的な熱授受が生じるために、作動液の不足に伴う熱交換
の不十分さが補われ、その結果、全体としての熱交換効
率が高くなる。
ウムとし、かつ低温流体Cを水として両者の間で熱交換
を行なわせる場合に使用され、したがって外管2が高温
流体Hに曝され、外管2の管壁を通して入熱が生じる。
その結果、ヒートパイプ1の内部の作動流体6は高温流
体Hからの熱を受けて蒸発し、その蒸気は圧力の低い部
分、すなわち内管3の内部を流れる水によって冷却され
ている上側の部分に流れ、そして内管3に接触する。内
管3はその内部に水などの低温流体Cを流していること
により温度が低くなっているので、作動流体蒸気は内管
3の内部を流れる低温流体Cに熱を奪われて凝縮する。
すなわち高温流体Hの有する熱を作動流体6が潜熱とし
て輸送するとともに低温流体Cに与え、高温流体Hと低
温流体Cとの間の熱交換を作動流体6が媒介する。この
ような作動流体6の蒸発は、作動流体6がウイック7に
よって外管2の内周面に分配供給されているので、外管
2の内周面の広い範囲で生じるが、上記のヒートパイプ
1では、外管2の内面のうち上側の部分に内管3が接触
するよう配置されているので、高温流体Hからの入熱
は、外管2および内管3の管壁を通って低温流体Cに直
接伝えられる。この内管3を接触させた外管2の内面上
部は、作動流体6の液溜りから遠いから、ウイック7に
よって汲み上げられた作動液が途中で蒸発してしまうな
どのことによって作動液が不足する箇所であり、したが
ってその部分は作動流体6を介した熱交換を多くは期待
できない箇所であるが、上記のように管壁を介した直接
的な熱授受が生じるために、作動液の不足に伴う熱交換
の不十分さが補われ、その結果、全体としての熱交換効
率が高くなる。
なお、上記の実施例では、1本のヒートパイプ1を使用
した例について説明したが、この考案は上記の実施例に
限定されるものではなく、複数本の二重管構造のヒート
パイプを直列もしくは並列に接続して構成してもよい。
またこの考案では、ヒートパイプにウイックを設けなく
てもよい。
した例について説明したが、この考案は上記の実施例に
限定されるものではなく、複数本の二重管構造のヒート
パイプを直列もしくは並列に接続して構成してもよい。
またこの考案では、ヒートパイプにウイックを設けなく
てもよい。
考案の効果 以上説明したようにこの考案の熱交換器によれば、作動
流体の供給が不足してドライアウトの生じ易い外管の内
面上部に、低温流体を流す内管を接触するよう配置した
ので、管壁を介した高温流体と低温流体との間の熱授受
が、作動液の不足する箇所で生じ、したがって作動液の
不足による熱輸送の不十分さが管壁を介した熱授受によ
って補われることになり、その結果、たとえ作動液の供
給が充分行なわれなくても、熱交換効率を高く維持する
ことができる。特にこの考案は、作動流体の蒸発速度に
作動液の供給速度が追いつかないほど熱流束が大きい場
合に有効であって、例えば溶融金属ナトリウムと水との
間で熱交換を行なわせる高速増殖炉用蒸気発生器に好適
に使用することができる。
流体の供給が不足してドライアウトの生じ易い外管の内
面上部に、低温流体を流す内管を接触するよう配置した
ので、管壁を介した高温流体と低温流体との間の熱授受
が、作動液の不足する箇所で生じ、したがって作動液の
不足による熱輸送の不十分さが管壁を介した熱授受によ
って補われることになり、その結果、たとえ作動液の供
給が充分行なわれなくても、熱交換効率を高く維持する
ことができる。特にこの考案は、作動流体の蒸発速度に
作動液の供給速度が追いつかないほど熱流束が大きい場
合に有効であって、例えば溶融金属ナトリウムと水との
間で熱交換を行なわせる高速増殖炉用蒸気発生器に好適
に使用することができる。
第1図はこの考案の一実施例を模式的に示す斜視図、第
2図は第1図におけるII−II線矢視図である。 1……ヒートパイプ、2……外管、3……内管、6……
作動流体。
2図は第1図におけるII−II線矢視図である。 1……ヒートパイプ、2……外管、3……内管、6……
作動流体。
フロントページの続き (72)考案者 杉原 伸一 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 八橋 元治 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 置鮎 隆一 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 望月 正孝 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−50368(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】高温流体中に軸線がほぼ水平となるよう配
置される外管の内部に、低温流体を内部に流通させられ
る内管が、上側に偏心して外管の上部内面に接触する状
態に挿通され、かつ外管の内周面と内管の外周面との間
の空間部が密閉されて該空間部が、蒸発および凝縮を繰
返し行なって潜熱として熱を輸送する作動流体を封入し
たヒートパイプとされていることを特徴とする二重管型
ヒートパイプ式熱交換器。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987196486U JPH0612370Y2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 二重管型ヒートパイプ式熱交換器 |
| US07/266,771 US4909316A (en) | 1987-12-24 | 1988-11-03 | Dual-tube heat pipe type heat exchanger |
| GB8826070A GB2214287B (en) | 1987-12-24 | 1988-11-07 | Dual-tube heat pipe type heat exchanger |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987196486U JPH0612370Y2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 二重管型ヒートパイプ式熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01101088U JPH01101088U (ja) | 1989-07-06 |
| JPH0612370Y2 true JPH0612370Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=16358580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987196486U Expired - Lifetime JPH0612370Y2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 二重管型ヒートパイプ式熱交換器 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4909316A (ja) |
| JP (1) | JPH0612370Y2 (ja) |
| GB (1) | GB2214287B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101706476B1 (ko) * | 2015-12-07 | 2017-02-16 | 부경대학교 산학협력단 | 사용후 핵연료 저장조의 냉각수 냉각장치 |
Families Citing this family (32)
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