JPH06124910A - 膜の形成方法及び薄膜トランジスタの作成方法及び液晶装置の作成方法及び太陽電池の作成方法 - Google Patents

膜の形成方法及び薄膜トランジスタの作成方法及び液晶装置の作成方法及び太陽電池の作成方法

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JPH06124910A
JPH06124910A JP14085693A JP14085693A JPH06124910A JP H06124910 A JPH06124910 A JP H06124910A JP 14085693 A JP14085693 A JP 14085693A JP 14085693 A JP14085693 A JP 14085693A JP H06124910 A JPH06124910 A JP H06124910A
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gas
hydrogen
forming
bond
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JP14085693A
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Katsuyuki Suga
勝行 菅
Tsutomu Tanaka
田中  勉
Kenichi Yanai
健一 梁井
Hiroshi Ogata
公士 大形
Norio Tomizuka
則夫 富塚
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】平行平板型プラズマ化学気相成長装置により形
成される多元系の半導体膜又は絶縁膜の作成方法に関
し、半導体膜のバンドギャップを大きくし、かつ導電率
を向上することができ、また、絶縁膜の膜質の向上を図
る。 【構成】水素ガス及び水素化合物からなる2種類以上の
原料ガスを用い、対向する電極22,28間のガス活性
部で活性化された、水素ガス及び原料ガスの少なくとも
いづれかを含む活性化ガスにより、各原料ガスの構成元
素の少なくとも1つ含む膜を被形成体31上に形成する
膜の形成方法であって、ガス活性部を水素ガスを定常的
に導入するとともに、原料ガスを活性化する期間には少
なくとも活性化すべき原料ガスを含み、かつ活性化すべ
き原料ガスを構成する水素化合物の結合エネルギよりも
小さい結合エネルギの水素化合物を有する他の原料ガス
を含まないように、2種類以上の原料ガスのうちから順
次1種類以上のガスを選択して活性部で活性化すること
を含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、膜の形成方法に関し、
より詳しくは、平行平板型プラズマ化学気相成長装置
(以下、平行平板形P−CVD装置と称する。)により
形成される多元系の半導体膜又は絶縁膜の作成方法に関
する。多元系の半導体膜、例えばa−SiC膜は、ワイ
ドバンドギャップの利点を生かして、太陽電池のキャリ
ア発生層及び引出し電極層や、薄膜トランジスタ(以
下、TFTと称する。)の動作半導体層への応用が期待
され、また、低温形成が可能という利点を生かして、T
FTのゲート絶縁膜等への応用が期待されている。
【0002】
【従来の技術】TFTアクティブマトリクス液晶表示装
置(以下、TFTアクティブマトリクスLCDと称す
る。)、特に、スタガ型のTFTアクティブマトリクス
LCDにおいて絶縁性透明基板上への動作半導体層やゲ
ート絶縁膜の形成は、低温での成長が可能なプラズマ化
学気相成長(以下、P−CVDと称する。)が多く用い
られている。通常、動作半導体層としてアモルファスシ
リコン膜(以下、a−Si膜と称する。)が用いられる
が、近年、バックライト光が照射されても動作半導体層
中にキャリアが励起されにくいワイドバンドギャップの
材料、例えばSiC膜の適用が検討されている。また、
ゲート絶縁膜の材料として誘電率の大きいシリコン窒化
膜(以下、SiN膜と称する。)が用いられているが、
薄膜化を図る場合でも絶縁耐圧が低下しないように、膜
質の向上が望まれている。
【0003】図27(a)は、a−SiC膜やSiN膜
を形成する平行平板形P−CVD装置の構成図である。
図27(a)において、1はチャンバ、2,8は第1の
電極及び第2の電極で、この間に高周波電力を印加して
反応ガスをプラズマ化する。また、第1の電極2は、チ
ャンバ1内への反応ガスの放出口となっており、配管4
を介して第1〜第3のガス導入口5〜7と接続され、配
管4に設けられたバルブ3により反応ガスの通流、停止
が行われる。更に、第2の電極8はSiC膜の形成され
る被形成体11の載置台も兼ねている。そして、通常、
第2の電極8がアースに接続され、第1の電極2が高周
波電源9に接続される。
【0004】次に、このような平行平板形P−CVD装
置により、スタガ型のTFTアクティブマトリクスLC
Dに用いられる、従来例のTFTの形成方法について図
27(a),(b),図28(a)〜(c)を参照しな
がら説明する。まず、図28(a)に示すように、透明
基板12上に互いに対向し、ソース/ドレイン電極(以
下、S/D電極と称する。)となる酸化インジウム錫膜
(以下、ITO膜と称する。)13a/n+型非晶質シリ
コンカーバイド膜(以下、n+a−SiC膜と称す
る。)14a及びITO膜13b/n+a−SiC膜14bの
2層の膜の形成された被形成体11を第2の電極8に保
持し、内蔵のヒータにより加熱して、温度250℃に保
持する。
【0005】透明基板12の温度が所定の温度に達した
ら、第1〜第3のガス導入口5〜7から原料ガスとして
のSiH4 ガス及びCH4 ガスとH2 ガスとを、 SiH4 の流量+CH4 の流量=50 sccm H2 流量=50 sccm の流量の条件で定常的に導入し(図27(b))、圧力
が0.7Torrになるように保持する。このとき、形成さ
れるSiC膜のバンドギャップ(Eg)の大きさを制御
するため、CH4 ガスの流量を調整し、CH4 /(Si
4 +CH4 )の流量比を所定の値に保持する。通常、
CH4 ガスの流量が増えるに従って、Egは増加してい
く。
【0006】次いで、RF電力50Wを第1及び第2の
電極2,8間に印加して反応ガスをプラズマ化する。こ
の状態を所定の時間保持して被形成体11上に所望の膜
厚の非晶質シリコンカーバイド膜(以下、a−SiC膜
と称する。)15を形成する(図28(a))。次に、
SiH4 ガス+NH3 ガス+H2 ガスの混合ガスを定常
的に流して、SiC膜15の上にゲート絶縁膜となるシ
リコン窒化膜16を形成する。このとき、動作半導体層
となるa−SiC膜15の上部に形成するため透明基板
12温度を低温に保持して形成する必要がある。続い
て、アルミニウム膜(以下、Al膜と称する。)17を
形成する(図28(b))。
【0007】その後、所定のパターニングを行い、IT
O膜13a/n+a−SiC膜14c及びITO膜13b/n+
a−SiC膜14dからなるS/D電極18a,18b,シリ
コン窒化膜からなるゲート絶縁膜16a,Al膜からなる
ゲート電極17aを形成すると、TFTが作成される(図
28(c))。なお、更に、液晶層を形成すると、スタ
ガ型のTFTアクティブマトリクスLCDが完成する。
【0008】また、a−SiC膜が太陽電池等に用いら
れる場合には、引出し電極層についてバンドギャップを
広く、かつ導電率を高くすることが望まれ、また、キャ
リア発生層について光導電率を向上させることが望まれ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のa−SiC膜15の形成方法では、所望のEgを得る
ため、CH4 /(SiH4 +CH4 )の流量比を調整し
ているが、CH4 ガスの流量を増やしてこの比を1近く
にしても、炭素(C)の含有率が増加せず、Egも2.
4eV以上にはなりにくい。また、SiC膜15中には
炭素(C)に結合する水素(H)が増加し、導電率の低
下等に代表される膜質の悪化が更に著しくなるという問
題がある。
【0010】更に、参考文献(Y.Tawada et.al,Journal
of Applied Physics ,53,5273(1982))には、Egを大
きくするため、CH4 の代わりに、C2H6,C2H4,C3H8
の高次の炭化水素化合物を用いることが示されており、
流量を増すにしたがって、Egは2.8eV程度に増え
るが、SiC膜中のCに結合するHも増加し、このた
め、光導電率やIII 族又はV族の不純物をドープした場
合の導電率等で代表される膜質が悪化するという問題が
ある。
【0011】更に、参考文献(Journal of Non Crystal
ine Solids 97 98(1987)1367-1374)には、H2 /(H
2 +SiH4 +CH4 )の流量比を増して水素希釈率を
高めることにより、SiC膜中の水素量を減らし、膜質
の改善が行えることが述べられているが、Egを2.2
eV以上に大きくすることは困難である。一方、低温で
成膜されたシリコン窒化膜16中には、窒素と結合した
水素の量が増加しており、緻密性が低下しているため、
絶縁耐圧が低いという問題がある。
【0012】本発明はかかる従来例の問題点に鑑み創作
されたものであり、平行平板型プラズマCVD装置等に
より形成される多元系の半導体膜のバンドギャップを大
きくし、かつ導電率を向上することができ、また、プラ
ズマCVD等により形成される絶縁膜の膜質の向上を図
ることができる膜の形成方法の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、水
素,ヘリウム,ネオン,アルゴン,クリプトン及びキセ
ノンのうち少なくともいずれかを含むガス、及び水素化
合物からなる2種類以上の原料ガスを用い、電力を印加
すべき対向する電極間のガス活性部で活性化された、前
記ガス及び前記原料ガスのうち少なくともいずれかを含
む活性化ガスにより、前記各原料ガスの構成元素をそれ
ぞれ少なくとも1つ含む膜を被形成体上に形成する膜の
形成方法であって、前記ガス活性部に前記ガスを定常的
に導入するとともに、活性化すべき原料ガスを活性化す
る期間には少なくとも活性化すべき前記原料ガスを含
み、かつ該活性化すべき原料ガスを構成する水素化合物
の結合エネルギよりも小さい結合エネルギの水素化合物
を有する他の原料ガスを含まないように、前記2種類以
上の原料ガスのうちから順次1種類以上の原料ガスを選
択して前記ガス活性部に導入し、活性化することを特徴
とする膜の形成方法によって達成され、特に、前記2種
類以上の原料ガスとして、シリコンと水素との結合を有
する原料ガス、及び炭素と水素との結合を有する原料ガ
スを用い、アモルファスシリコンカーバイド膜を形成す
る上記の膜の形成方法であって、前記シリコンと水素と
の結合を有する原料ガスを含む前記1種類以上の原料ガ
スを前記ガス活性部に導入して活性化し、アモルファス
シリコンからなる最初の膜を形成した後、前記炭素と水
素との結合を有する原料ガスを活性化する期間には、前
記シリコンと水素との結合を有する原料ガスを含まない
ように、前記炭素と水素との結合を有する原料ガスを選
択的に前記ガス活性部に導入して活性化する膜の形成方
法によって達成され、また、上記の原料ガスとともに、
III 族の導電形不純物元素と水素との結合を有する原料
ガス又はV族の導電形不純物元素と水素との結合を有す
る原料ガスを用い、第1の膜の形成方法に従って選択的
に活性化して、p型又はn型のアモルファスシリコンカ
ーバイド膜を形成する膜の形成方法によって達成され、
第2に、例えば上記のアモルファスシリコンからなる最
初の膜を形成した後、前記1種類以上の原料ガスの導入
を停止し、前記ガスのみを前記ガス活性部に導入して活
性化し、該活性化されたガスに前記最初の膜を曝して該
最初の膜中に微結晶シリコンを形成することを特徴とす
る膜の形成方法によって達成され、上記第1及び第2の
場合であって、特に、前記最初の膜は膜厚20Å以下と
され、また、少なくとも前記最初の膜を形成する期間、
前記被形成体の温度は500℃以下に保持され、更に、
前記シリコンと水素との結合を有する原料ガスは、前記
水素,ヘリウム,ネオン,アルゴン,クリプトン及びキ
セノンのうち少なくともいずれか一つを含むガスにより
5倍以上に希釈され、また、前記炭素と水素との結合を
有する原料ガスは、前記水素,ヘリウム,ネオン,アル
ゴン,クリプトン及びキセノンのうち少なくともいずれ
か一つを含むガスにより5倍以上に希釈されていること
を特徴とする膜の形成方法によって達成され、第3に、
シリコンターゲット及びシリコンカーバイドターゲット
を交互にスパッタして被形成体上に微結晶シリコンを有
するアモルファスシリコンカーバイド膜を形成すること
を特徴とする膜の形成方法によって達成され、また、前
記膜の形成方法により前記アモルファスシリコンカーバ
イド膜,アモルファス窒化シリコン膜又はアモルファス
酸化シリコン膜の形成を繰り返し、前記アモルファスシ
リコンカーバイド膜,アモルファス窒化シリコン膜又は
アモルファス酸化シリコン膜を積層する膜の形成方法に
よって達成され、第4に、透明絶縁性基板上に互いに対
向するソース/ドレイン電極と、該ソース/ドレイン電
極上のコンタクト層と、前記ソース/ドレイン電極に挟
まれた領域に形成され、かつ前記コンタクト層と接続す
る動作半導体層と、該動作半導体層上のゲート絶縁膜
と、該ゲート絶縁膜上のゲート電極とを有する薄膜トラ
ンジスタの製造方法において、上記膜の形成方法により
動作半導体層となるアモルファスシリコンカーバイド
膜,コンタクト層となるn型又はp型のアモルファスシ
リコンカーバイド膜,ゲート絶縁膜となるアモルファス
窒化シリコン膜又はアモルファス酸化シリコン膜を形成
することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法によ
って達成され、第5に、少なくともp型半導体層,ノン
ドープ半導体層及びn型半導体層を積層してなる太陽電
池の作成方法において、上記膜の形成方法により前記p
型,ノンドープ又はn型半導体層となるp型,ノンドー
プ又はn型アモルファスシリコンカーバイド膜を形成す
ることを特徴とする太陽電池の作成方法によって達成さ
れる。
【0014】
【作 用】本願発明者の調査によれば、SiH4 ガス,
CH4 ガス及びH2 ガスの混合ガスを用いてアモルファ
スシリコンカーバイド膜(a−SiC膜)を形成する
際、CH4 ガスの流量を増やしたとき、形成されるa−
SiC膜中のCの量が増えず、大きいEgが得られなか
ったり、Cに結合するH(CH3 )が増加し、膜質の悪
化が著しくなったりするという問題は、SiとH,Cと
Hの結合エネルギの差による所が大きいと考えられる。
【0015】即ち、いま、a−SiC膜を形成する為の
各種の原料ガスを構成する水素と他の元素間の結合エネ
ルギは、一般に、 Si−H 3.3eV C−H 4.3eV H−H 4.5eV である。従って、定常的に流れているSiH4 +CH4
+H2 の混合ガスにRF電力を印加してプラズマ化する
場合、印加電力は主として結合エネルギの最も小さいS
iH4 ガスのSi−H結合を切るために消費され、CH
4 ガスのC−H結合を切るためには消費されていないこ
とが考えられる。即ち、CH4 ガスの流量を増やして
も、SiH4 ガスの分解のためにRF電力が消費される
ため、CH4ガスの分解によるC原子の量は増えず、結
果としてSiC膜に取り込まれるC原子の量は増えな
い。但し、CH4 ガスの分解によるCH3 の量は増える
と考えられるので、SiC膜にはCH3 の形で取り込ま
れる確率が高くなり、Hの量は更に増える。
【0016】そこで、本発明の膜の形成方法によれば、
水素化合物からなる2種類以上の原料ガスのうち、少な
くとも活性化すべき前記原料ガスを含み、かつ該活性化
すべき原料ガスを構成する水素化合物の結合エネルギよ
りも小さい結合エネルギの水素化合物を有する他の原料
ガスを含まないように、前記2種類以上の原料ガスのう
ちから順次1種類以上の原料ガスを選択して前記ガス活
性部に導入している。
【0017】従って、ガス活性部に原料ガスが同時に複
数導入されても、常に、活性化すべき原料ガスを構成す
る水素化合物の結合エネルギが最も小さくなるので、活
性化すべき原料ガスが確実に活性化される。このような
操作を全ての原料ガスについて行うことにより、確実
に、全ての原料ガスを活性化し、水素と他の元素との結
合を切ることができる。
【0018】これにより、従来の場合と異なり、形成膜
の構成元素を増やすために原料ガスの流量を増やした場
合、形成膜中の水素の含有率を増やすことなく、形成膜
の構成元素を増やすことができる。従って、形成される
膜がSiC膜のような半導体膜の場合には、Egを従来
よりも広い範囲で調整することができる。特に、半導体
膜の膜厚が20Åよりも薄い膜厚である場合、基板が加
熱された場合、SiH4 +H2 の混合ガス又はCH4
2 の混合ガスの水素希釈率H2/SiH4 又はH2
CH4 が5以上の場合に、膜質改善効果が著しいことが
実験により確かめられた。なお、上記の基板加熱の場
合、温度が500℃以下でも効果があることが実験によ
り確かめられた。
【0019】また、上記の原料ガスに加えて水素ガスを
常時導入して活性化している。水素は、シリコンと結合
した水素や、炭素と結合した水素をシリコン又は炭素か
ら切り離す作用がある。従って、原料ガスの停止期間中
にシリコンと結合した水素を切り離して水素を減少さ
せ、SiC膜の膜質を更に改善することができる。更
に、SiH4 +H2 の混合ガスによりa−Si膜を形成
した後、SiH4 +H2 の混合ガスの停止期間中に、H
2 ガスのみを導入することにより、プラズマ化したH2
ガスによりa−Si膜の一部領域が結晶化する。その
後、一部領域が結晶化したa−Si膜をCH4 +H2
スに曝すことによりa−Siの領域がa−SiC化する
ため、一部領域にSi結晶相を有するa−SiC膜が形
成される。このSi結晶相により、a−SiC膜全体の
導電率が向上する。
【0020】また、III 族の導電形不純物の水素化合物
を含む水素化合物からなる2種類以上の原料ガス(Si
4 ガス,CH4 ガス,B2 6 ガス及びH2 ガス)、
V族の導電形不純物の水素化合物を含む水素化合物から
なる2種類以上の原料ガス(SiH4 ガス,CH4
ス,PH3 ガス及びH2 ガス、又はSiH4 ガス,CH
4 ガス,AsH3 ガス及びH2 ガス)を用いて、上記の
ような方法によりp型又はn型のa−SiC膜を形成す
る場合にも有効である。いま、p型又はn型のa−Si
C膜を形成する為の原料ガスを構成する上記以外の水素
化合物の結合エネルギは、一般に、 B−H 3.6eV P−H 3.3eV As−H 3.0eV となる。従って、例えば、p型のa−SiC膜を形成す
る場合、原料ガスのうちCH4 ガスを活性化する期間
は、少なくともSiH4 ガス及びB2 6 ガスを含まな
いようにCH4 ガスをガス活性部に導入し、かつB2
6 ガスを活性化する期間は、少なくともSiH4 ガスを
含まないようにB2 6 ガスをガス活性部に導入する。
【0021】更に、SiH4 +B2 6 +H2 の混合ガ
スによりBを含むa−Si膜を形成した後、SiH4
2 6 +H2 の混合ガスの停止期間中に、H2 ガスの
みを導入することにより、プラズマ化したH2 ガスによ
りa−Si膜の一部領域が結晶化し、かつ結晶化したS
i領域にBが含まれるようになる。その後、一部領域が
結晶化したa−Si膜をCH4 +H2 ガスに曝すことに
よりa−Siの領域がa−SiC化するため、Bを含む
Si微結晶を有するa−SiC膜が形成される。このB
を含むSi微結晶により、a−SiC膜全体の導電率が
向上する。
【0022】また、SiH4 ガス,NH3 ガス及びH2
ガスを用いたアモルファス窒化シリコン膜を形成する場
合にも、本発明の膜の形成方法を適用することができ
る。この場合には、アモルファス窒化シリコン膜を形成
するための原料ガスを構成する上記以外の水素化合物の
結合エネルギは、一般に、 N−H 4.0eV N−N 9.0eV となる。従って、原料ガスのうちNH3 ガスを活性化す
る期間は、少なくともSiH4 ガスを含まないようにN
3 ガスをガス活性部に導入する。これにより、形成さ
れるアモルファス窒化シリコン膜中の水素を減らすこと
ができるため、より緻密な膜質のものが得られる。更
に、前記窒素と水素との結合を有する原料ガスの代わり
に酸素と水素の結合を有する原料ガスを用いた場合に
は、本発明の膜の形成方法に従って選択的に活性化する
ことにより、膜質の改善されたアモルファス酸化シリコ
ン膜が得られる。
【0023】以上のように、本発明の膜形成方法を用い
て、薄膜トランジスタの動作半導体層となるa−SiC
膜を形成することにより、Egを大きくし、リーク電流
を低減することができる。また、本発明の膜形成方法を
用いて、コンタクト層となるn型のa−SiC膜を形成
することにより、抵抗値を低減することができる。
【0024】更に、本発明の膜形成方法を用いて、ゲー
ト絶縁膜となるアモルファス窒化シリコン膜又はアモル
ファス酸化シリコン膜を形成することにより、絶縁耐圧
を向上することができる。また、本発明の膜形成方法に
より形成された薄膜トランジスタを液晶表示装置に用い
ることにより、遮光膜の形成を省略した場合でも、バッ
クライトを照射したとき、リーク電流を抑制し、誤動作
を防止することができる。このため、工程の簡略化を図
ることができる。
【0025】更に、本発明の膜形成方法を用いて、太陽
電池の引出し電極層又はキャリア発生層となるa−Si
C膜を形成することにより、引出し電極層についてバン
ドギャップを広く、かつ導電率を向上することができ、
また、キャリア発生層について光導電率を向上させるこ
とができる。
【0026】
【実施例】以下に、本発明の実施例に係る膜の形成方法
について図面を参照しながら説明する。 (A)本発明の実施例に用いた製造装置の構成 (1)平行平板型プラズマCVD装置の構成 (a)非晶質シリコンカーバイド膜(以下、a−SiC
膜と称する。)又はシリコン窒化膜を形成するプラズマ
CVD装置の構成図 図1(a)は、a−SiC膜又はシリコン窒化膜を形成
するプラズマCVD装置の構成図である。
【0027】図1(a)において、21はチャンバ、2
2,28はチャンバ21内部の第1の電極及び第2の電
極で、第1の電極22と第2の電極28との間がガス活
性部となり、電極22,28間に高周波電力(RF電
力)を印加して反応ガスをプラズマ化する。また、第1
の電極22は、チャンバ21内への反応ガスの放出口と
なっており、配管24を介して第1〜第3のガス導入口
25〜27と接続され、配管24に設けられたバルブ2
3により反応ガスの通流、停止が行われる。更に、第2
の電極28は膜の形成される被形成体31の載置台も兼
ねており、被形成体31を加熱するためのヒータが内蔵
されている。そして、通常、第2の電極28がアースに
接続され、第1の電極22が高周波電源(RF電源)2
9に接続される。また、第1のガス導入口25及び第2
のガス導入口26にはそれぞれ通流路を開閉するバルブ
32a及び32bが設けられ、不図示の制御装置により所定
のタイミングに従ってバルブ32a及び32bの開閉が制御
される。
【0028】なお、a−SiC膜を形成する場合には、
第1のガス導入口25,第2のガス導入口26にそれぞ
れSiH4 ガス,CH4 ガスを流し、第3のガス導入口
27にH2 ガスを流す。また、シリコン窒化膜を形成す
る場合には第1のガス導入口25,第2のガス導入口2
6にそれぞれSiH4 ガス,NH4 ガスを流し、第3の
ガス導入口27にH2 ガスを流す。
【0029】(b)n型又はp型のa−SiC膜を形成
する平行平板型プラズマCVD装置の構成図 また、図1(b)は、n型又はp型のa−SiC膜を形
成するプラズマCVD装置に接続するガス導入口の部分
構成図である。図中、33〜36は第1〜第4のガス導
入口で、それぞれSiH4 ガス,CH4 ガス,PH3
ス及びH2 ガスを導入する。また、図1(a)と同様
に、第1〜第3のガス導入口33〜35には通流路を開
閉するバルブ32c〜32eが設けられ、不図示の制御装置
により所定のタイミングに従ってバルブ32c〜32eの開
閉が制御される。
【0030】なお、このような構成の平行平板形プラズ
マCVD装置を用いてp型のa−SiC膜を形成するこ
ともできる。この場合、反応ガスとしてSiH4 ガス,
CH 4 ガス,B2 6 ガス及びH2 ガスを用い、それぞ
れ、第1〜第4のガス導入口33〜36に導入する。 (2)a−SiC膜を形成するスパッタ装置の構成図 更に、図2はa−SiC膜を形成するスパッタ装置の構
成図である。図中41はチャンバ、42はアルゴンガス
(Arガス)導入口、43は水素ガス(H2 ガス)導入
口、44は排気口である。
【0031】45はウエハ載置台で、一方の電極とな
り、接地されている。46はウエハ載置台45と対向す
るシリコンターゲット、47はウエハ載置台45と対向
するシリコンカーバイドターゲットで、それぞれ他方の
電極となる。そして、ウエハ載置台45とシリコンター
ゲット46との間には高周波電源52が接続されてい
る。
【0032】50はウエハ載置台45とシリコンターゲ
ット46及びシリコンカーバイドターゲット47との間
に設けられたシャッタ、48はシリコンターゲット46
と接続する引き出し配線、49はアモルファスシリコン
カーバイドターゲット47と接続する引き出し配線、5
1はシリコンターゲット46又はアモルファスシリコン
カーバイドターゲット47を選択するスイッチである。 (B)本発明の実施例の膜の作成方法 (1)第1〜第3の実施例 (a)第1の実施例 第1の実施例のa−SiC膜の作成方法について図3
(a)を参照しながら説明する。図3(a)は第1の実
施例のa−SiC膜の作成方法について説明するタイミ
ングチャートである。
【0033】図1(a)に示す平行平板型P−CVD装
置を用い、SiH4 ガス,CH4 ガス及びH2 ガスを所
定のタイミングにより選択的に、かつ間欠的に導入して
RF電力の印加によりプラズマ化し、これを繰り返して
ガラス基板又は石英基板上にa−SiC膜の形成を行っ
た。この場合には、a−SiC膜を形成するための各種
の原料ガスを構成する水素化合物の結合エネルギは、一
般に、 Si−H 3.3eV C−H 4.3eV H−H 4.5eV となる。
【0034】まず、減圧されたチャンバ21内の載置台
28上にガラス基板又は石英基板(被形成体)31を載
せ、内蔵のヒータによりガラス基板又は石英基板31を
加熱し、所定の温度に保持する。次いで、図3(a)の
タイミングチャートに従って、所定の流量のH2 ガスを
第3のガス導入口27からチャンバ21内に定常的に導
入する。
【0035】次に、RF電源29により第1の電極22
と第2の電極28間に所定のRF電力を印加した後、所
定の流量のSiH4 ガスを第1のガス導入口25からチ
ャンバ21内に所定の時間導入し、チャンバ21内を所
定の圧力とする。これにより、SiH4 ガスがグロー放
電し、プラズマ化する。このとき、チャンバ21内には
SiH4 ガスのSi−H結合よりも結合エネルギの大き
いH−H結合を有するH2 ガスが存在するだけで、活性
化しようとするSiH4 ガスに対して、少なくとも該S
iH4 ガスを構成するSi−H結合の結合エネルギより
も小さい結合エネルギの水素化合物からなるガスを含ま
ないので、SiH4 ガスは有効に活性化されて、Siと
Hに分離し、ガラス基板又は石英基板31上にa−Si
膜が形成される。
【0036】次いで、SiH4 ガスを停止後、所定のR
F電力を印加し、更に第2のガス導入口26から所定の
流量のCH4 ガスを所定の時間チャンバ21内に導入
し、チャンバ21内を所定の圧力とする。これにより、
CH4 ガスがグロー放電し、プラズマ化する。このと
き、チャンバ21内にはCH4 ガスのC−H結合よりも
結合エネルギの大きいH−H結合を有するH2 ガスが存
在するだけであるため、CH4 ガスが有効に活性化され
て、CとHに分離する。そして、分離したCはa−Si
膜内に取り込まれ、a−SiC膜が形成される。所定の
時間保持すると所定の膜厚のa−SiC膜が形成され
る。
【0037】なお、必要であれば、所望の膜厚が得られ
るまで上記の工程を繰り返す。次に、上記と同様な方法
により原料ガスの流量比を変えてa−SiC膜を作成
し、そのa−SiC膜の膜質の調査を行った。調査で
は、a−SiC膜を形成してa−SiC膜のバンドギャ
ップEg,a−SiC膜中の炭素量,a−SiC膜中の
水素量を評価した。なお、比較のため、従来例の膜形成
方法により作成されたa−SiC膜についても同様な調
査を行った。
【0038】図6(a),(b),図7は調査結果につ
いて示す図である。調査結果によれば、本発明の方法に
より作成されたa−SiC膜は、従来例の膜形成方法に
より作成されたa−SiC膜に比較して、 CH4 /(SiH4 +CH4 )の流量比の増加に対す
るEgの増え方が著しく、Eg=3.2eVのものが得
られた(図6(a))。
【0039】CH4 /(SiH4 +CH4 )の流量比
の増加に対するSiC膜中のCの増え方が著しい(図6
(b))。 CH4 /(SiH4 +CH4 )の流量比の増加に対す
るSiC膜中のHの増え方が緩やかである(図7)。 このように、CH4 ガスの流量の増加によるa−SiC
膜中のCの増加により従来以上にEgを大きくすること
ができるとともに、a−SiC膜中のHの減少により膜
質の改善を図ることができる。
【0040】なお、第1の実施例では、H2 ガスは常時
導入しておき、SiH4 ガス,CH 4 ガスの導入を間欠
的に行っているが、図3(b)に示すように、H2 ガス
及び原料ガスのCH4 ガスは常時導入しておき、SiH
4 ガスの導入のみ間欠的に行うことも可能である。 (b)第2の実施例 第2の実施例では、SiH4 ガス,CH4 ガス,PH3
ガス及びH2 ガスを用いて上記のような方法によりn型
のSiC膜を形成する場合について図4(a)を参照し
ながら説明する。
【0041】この場合、各種の原料ガスを構成する上記
以外の水素化合物P−H結合の結合エネルギは3.3e
Vとなり、Si−H結合の結合エネルギとほぼ等しい。
従って、n型のa−SiC膜を形成する場合、原料ガス
のうちSiH4 ガスを活性化する期間は、PH3 ガスも
ガス活性部に導入して同時に活性化してもよいし、まず
SiH4 ガスを活性化した後、SiH4 ガスを止めてP
3 ガスをガス活性部に導入し、PH3 ガスを活性化し
てもよい。また、CH4 ガスを活性化する期間は、少な
くともSiH4 ガス及びPH3 ガスを含まないようにC
4 ガスをガス活性部に導入することが必要である。
【0042】例えば、まず、SiH4 ガス及びPH3
スを活性化してn型のa−Si膜を形成した後、SiH
4 ガス及びPH3 ガスを停止し、その後CH4 ガスを導
入して活性化し、n型のa−SiC膜を形成する。これ
により、Egの大きなn型のa−SiC膜を形成するこ
とができるとともに、n型のa−SiC膜の膜質の改善
を図ることができる。
【0043】なお、SiH4 ガス,CH4 ガス,B2
6 ガス及びH2 ガスを用いることもできる。この場合、
B−H結合の結合エネルギは3.6eVとなるので、図
4(b)に示すように、B2 6 ガスの活性化期間には
少なくとも結合エネルギの低いSi−H結合を有するS
iH4 ガスを導入しないようにすることが必要である。
従って、まずSiH4 ガスを活性化してa−Si膜を形
成した後、B2 6 ガスを導入し、活性化してp型のa
−Si膜を形成し、続いて、CH4 ガスを導入して活性
化し、p型のa−SiC膜を形成する。
【0044】また、SiH4 ガス,CH4 ガス,AsH
3 ガス及びH2 ガスを用いることもできる。この場合、
As−H結合の結合エネルギは3.0eVであり、使用
される原料ガスのうち最も水素化合物の結合エネルギが
小さいので、AsH3 ガスの活性化期間に他のすべての
原料ガスが導入されていてもよい。 (c)第3の実施例 第3の実施例に係るSiH4 ガス,NH3 ガス及びH2
ガスを用いたアモルファス窒化シリコン膜(a−SiN
膜)を形成する場合にも、本発明の膜の形成方法を適用
することができる。この場合には、a−SiN膜を形成
するための各種の原料ガスを構成する上記以外の水素化
合物の結合エネルギは、一般に、 N−H 4.0eV N−N 9.0eV となる。従って、原料ガスのうちNH3 ガスを活性化す
る期間は、少なくともSiH4 ガスを含まないようにN
3 ガスをガス活性部に導入し、a−SiN膜を形成す
る。
【0045】図8は基板温度とN−H結合の量との関係
を示す調査結果で、同図に示すように、低温で成膜した
場合でも、a−SiN膜中の窒素と結合した水素の量は
低減した。これにより、膜質が緻密になり、絶縁耐圧の
向上を図ることができる。 (2)第4〜第8の実施例 薄い膜厚を有するa−SiC膜の形成方法及びそのa−
SiC膜の膜質の調査結果について説明する。
【0046】(I)第4及び第5の実施例 第4の実施例で、薄い膜厚を有するa−SiC膜をCH
4 +H2 プラズマガスに曝すことによりa−SiC膜を
形成し、波数と赤外吸収強度との相関について調査し
た。また、第5の実施例で、膜厚の異なるa−Si膜を
CH4 +H2 プラズマガスに曝すことによりa−Si膜
を形成し、膜厚と赤外吸収強度との相関について調査し
た。
【0047】(a)第4の実施例 図9(a),(b)は第4の実施例に係る薄い膜厚を有
するa−SiC膜を形成する方法について説明する断面
図である。まず、流量20sccmのSiH4 ガスと流量4
00sccmのH2 ガスとをチャンバ21内に導入し、圧力
0.5Torrに保持し、RF電力300W(0.1875W/c
m 2)でプラズマ化する。この状態を10秒間保持し
て、ガラス基板又は石英基板31上に膜厚10Åのa−
Si膜61を形成する。
【0048】次いで、流量30sccmのCH4 ガスと流量
400sccmのH2 ガスとをチャンバ21内に導入し、圧
力0.6Torrに保持し、RF電力400W(0.25W/c
m 2)でプラズマ化する。この状態を30秒間保持し
て、ガラス基板又は石英基板31上のa−Si膜61を
a−SiC膜61aに変換する。なお、a−SiC膜61a
中のC含有量は50%となっている。
【0049】第1の比較例 図10(a),(b)は第4の実施例の第1の比較例に
係るa−SiC膜の形成方法について説明する断面図
で、第4の実施例と異なるところは、a−Si膜の膜厚
を第4の実施例の場合に比較して厚くし、60Åとして
いることである。まず、図1(a)の平行平板形P−C
VD装置のチャンバ21内に、流量80sccmのSiH4
ガスと流量400sccmのH2 ガスとを導入して圧力0.
5Torrに保持し、RF電力300W(0.1875W/cm 2)で
プラズマ化する。この状態を10秒間保持して、ガラス
基板又は石英基板31a上に膜厚60Åのa−Si膜62
を形成する。
【0050】次いで、流量50sccmのCH4 ガスと流量
400sccmのH2 ガスとをチャンバ21内に導入して圧
力0.6Torrに保持し、RF電力400W(0.25W/c
m 2)でプラズマ化する。この状態を50秒間保持し
て、ガラス基板又は石英基板上のa−Si膜62をa−
SiC膜62aに変換する。なお、a−SiC膜62a中の
C含有量は50%となっている。
【0051】第2の比較例 図11は第4の実施例の第2の比較例に係るa−SiC
膜の形成について説明する断面図で、第4の実施例と異
なるところは、SiH4 +CH4 +H2 ガスの混合ガス
により一時にa−SiC膜を形成していることである。
この場合、図1(a)の平行平板形P−CVD装置のチ
ャンバ21内に、流量5sccmのSiH4 ガスと流量80
sccmのCH4 ガスと流量400sccmのH2 ガスとを導入
して圧力0.6Torrに保持し、RF電力300W(0.18
75W/cm 2)でプラズマ化する。この状態を所定の時間保
持して、ガラス基板又は石英基板31b上にa−SiC膜
63を形成する。なお、a−SiC膜63中のC含有量
は50%となっている。
【0052】次に、第4の実施例により作成されたa−
SiC膜61の膜質について図12を参照しながら、第
1の比較例及び第2の比較例と対比して説明する。図1
2は、赤外吸収スペクトルの分析により、波数と赤外吸
収強度との相関について調査した結果を示す特性図であ
る。同図の横軸は波数(cm-1)を表し、縦軸は赤外吸
収強度(任意単位)を表す。波数が大きいほど結晶Si
Cに近いSiC結合が増えていることを示し、赤外吸収
強度が大きいほどSiC結合が増加していることを示
す。
【0053】図12によれば、第4の実施例のa−Si
C膜61は赤外吸収強度のピークは波数約800cm-1
のところに生じており、第1の比較例及び第2の比較例
のa−SiC膜62a,63と比較して高い方にシフトし
ている。また、第2の実施例の赤外吸収強度のピーク値
は、第1の比較例のa−SiC膜62aのピーク値の2
倍、第2の比較例のa−SiC膜63のピーク値の2倍
以上と大きい。
【0054】このことは、第4の実施例のa−SiC膜
61では、SiC結合が増加し、かつ結晶SiCに近い
SiC結合が多く、膜質が改善されていることを示して
いる。 (b)第5の実施例 次に、第5の実施例では、第4の実施例と同様な作成方
法により作成された膜厚が異なるa−Si膜について、
膜厚と赤外吸収強度との相関について調査した。
【0055】その結果を図13に示す。同図によれば、
膜厚20Å以下で膜厚が薄くなるほど急激に赤外吸収強
度が増大しており、膜厚が薄くなるほど炭素Cが膜中に
効率よく取り込まれ、Si−C結合が増加していること
を示す。 (II)第6の実施例 次に、第6の実施例に係るa−SiC膜の作成方法につ
いて説明する。第4の実施例と異なるところは、ガラス
基板又は石英基板を加熱してa−SiC膜を作成してい
ることである。
【0056】まず、図1(a)の平行平板型P−CVD
装置において、圧力10-5Torrに減圧されたチャンバ2
1内の載置台にガラス基板又は石英基板を載置して、内
蔵のヒータにより加熱し、500℃以下の温度300℃
に保持する。次いで、流量80sccmのSiH4 ガスと流
量200sccmのH2 ガスとをチャンバ21内に導入し、
圧力1Torrに保持し、RF電力300W(0.1875W/c
m 2)でプラズマ化する。この状態を所定の時間保持し
て、ガラス基板又は石英基板上に膜厚20Å以下のa−
Si膜を形成する。
【0057】次いで、流量50sccmのCH4 ガスと流量
200sccmのH2 ガスとをチャンバ21内に導入し、圧
力0.3Torrに保持し、RF電力400W(0.25W/c
m 2)でプラズマ化する。この状態を所定の時間保持し
て、ガラス基板又は石英基板上のa−Si膜をa−Si
C膜に変換する。なお、a−SiC膜中のC含有量はC
4 ガスの処理時間t3を変化させることにより調整す
る。また、必要な場合には、所定の膜厚が得られるま
で、上記の工程を繰り返し行う。
【0058】以上のような本発明の第6の実施例によれ
ば、ガラス基板又は石英基板を加熱してa−SiC膜を
形成することにより、膜質改善効果が著しい。 (III) 第7及び第8の実施例 次に、原料ガスの水素希釈率を大きくしてa−SiC膜
を形成する方法、及び該a−SiC膜の膜質について調
査した結果について説明する。
【0059】(a)第7の実施例 第7の実施例では、SiH4 +H2 ガスの水素希釈率H
2 /SiH4 を変化させてa−Si膜を形成した後、C
4 +H2 のプラズマガスに曝してa−SiC膜を形成
し、水素希釈率H2 /SiH4 に対応する該a−SiC
膜の波数及び赤外吸収強度を調査した。
【0060】まず、図1(a)の平行平板型P−CVD
装置において、圧力10-5Torrに減圧されたチャンバ2
1内の載置台にガラス基板又は石英基板を載置する。次
いで、所定の流量のSiH4 ガスと流量200sccmのH
2 ガスとをチャンバ21内に導入して圧力1Torrに保持
し、RF電力300W(0.1875W/cm 2)でプラズマ化す
る。この状態を所定の時間t1保持して、ガラス基板又は
石英基板上に膜厚20Å以下のa−Si膜を形成する。
【0061】次に、流量50sccmのCH4 ガスと流量2
00sccmのH2 ガスとをチャンバ21内に導入して圧力
0.3Torrに保持し、RF電力400W(0.25W/cm 2
でプラズマ化する。この状態を所定の時間保持して、ガ
ラス基板又は石英基板上のa−Si膜をa−SiC膜に
変換する。なお、a−SiC膜中のC含有量はCH4
スの処理時間を調整することにより、又はCH4 /(S
iH4 +CH4 )の流量比を調整することにより調整す
る。また、必要な場合には、所定の膜厚が得られるま
で、上記の工程を繰り返し行う。
【0062】次に、上記のようにして作成されたa−S
iC膜について、水素希釈率H2 /SiH4 と波数,及
び水素希釈率H2 /SiH4 と赤外吸収強度との相関を
調査した。調査結果をそれぞれ図14(a),(b)に
示す。図14(a)によれば、水素希釈率H2 /SiH
4 が約5以上で波数が急激に増大する。即ち、結晶Si
Cに近いSi−C結合が増えてくる。また、図14
(b)によれば、水素希釈率H 2 /SiH4 が増加する
につれて赤外吸収強度が単調に増大する。即ち、Si−
C結合が増加する。従って、水素希釈率H2 /SiH4
が約5以上でa−Si膜を作成することが好ましい。
【0063】(b)第8の実施例 第8の実施例では、SiH4 +H2 ガスのプラズマガス
によりa−Si膜を形成した後、水素希釈率H2 /CH
4 の異なるCH4 +H2 ガスに曝してa−SiC膜を形
成し、水素希釈率H2 /CH4 に対応する該a−SiC
膜の膜質を調査した。
【0064】まず、図1(a)の平行平板型P−CVD
装置において、圧力10-5Torrに減圧されたチャンバ2
1内の載置台にガラス基板又は石英基板を載置する。次
いで、流量80sccmのSiH4 ガスと流量200sccmの
2 ガスとをチャンバ21内に導入して圧力1Torrに保
持し、RF電力300W(0.1875W/cm 2)でプラズマ化
する。この状態を所定の時間t1保持して、ガラス基板又
は石英基板上に膜厚20Å以下のa−Si膜を形成す
る。
【0065】次に、所定の流量のCH4 ガスと流量20
0sccmのH2 ガスとをチャンバ21内に導入して圧力
0.3Torrに保持し、RF電力400W(0.25W/cm 2
でプラズマ化する。この状態を所定の時間t3保持して、
ガラス基板又は石英基板上のa−Si膜をa−SiC膜
に変換する。なお、a−SiC膜中のC含有量はCH4
ガスの処理時間を変化させることにより調整する。ま
た、必要な場合には、所定の膜厚が得られるまで、上記
の工程を繰り返し行う。
【0066】次に、上記のようにして作成されたa−S
iC膜について、水素希釈率H2 /CH4 と波数,及び
水素希釈率H2 /CH4 と赤外吸収強度との相関を調査
した。調査結果をそれぞれ図15(a),(b)に示
す。図15(a)によれば、水素希釈率H2 /CH4
約5以上で波数が急激に増大する。即ち、結晶SiCに
近いSiC結合が増えてくる。また、図15(b)によ
れば、水素希釈率H2 /CH4 が増加するにつれて赤外
吸収強度が単調に増大する。即ち、SiC結合が増加す
る。従って、水素希釈率H2 /CH4 が約5以上のプラ
ズマガスでa−Si膜を処理することが好ましい。 (3)第9〜第12の実施例 第9〜第12の実施例では、微結晶シリコンを含有する
a−SiC膜の形成方法及び該a−SiC膜の特性の調
査結果について説明する。
【0067】(a)第9の実施例 第9の実施例に係る微結晶シリコンを含有するa−Si
C膜の作成方法について図16(a)〜(d)を参照し
ながら説明する。図16(a)〜(d)は工程断面図
で、図3(a)のタイミングチャートに従って各種原料
ガスが導入される。
【0068】まず、図1(a)に示す平行平板型P−C
VD装置の載置台(第2の電極)28上にガラス基板又
は石英基板31cを載せる。次いで、流量200sccmのH
2 ガスを第3のガス導入口27からチャンバ21内に定
常的に導入する。次に、高周波電源(RF電源)29に
より第1の電極22と第2の電極28間に高周波電力3
00W(0.1875W/cm2 )を印加した後、流量80sccmの
SiH4ガスを第1のガス導入口25からチャンバ21
内に導入し、圧力1Torrに保持する。これにより、Si
4 ガスがグロー放電し、プラズマ化する。このとき、
チャンバ21内にはSiH4 ガスのSi−H結合よりも
結合エネルギの大きいH−H結合を有するH2 ガスが存
在するだけで、活性化しようとするSiH4 ガスに対し
て、少なくとも該SiH4 ガスを構成するSi−Hの結
合エネルギよりも小さい結合エネルギの水素化合物から
なる原料ガスを含まないので、SiH4 ガスは有効に活
性化されて、SiとHに分離する。この状態を所定の時
間t1 保持すると、ガラス基板又は石英基板31c上に膜
厚約20Åのa−Si膜64が形成される(図16
(a))。
【0069】次いで、SiH4 ガスを停止してチャンバ
21内にH2 ガスのみを導入し、圧力0.3Torrとす
る。続いて、高周波電力(RF電力)を400W(0.25
W/cm2)に上げる。これにより、H2 ガスがグロー放電
し、プラズマ化する。このとき、チャンバ21内には結
合エネルギの大きいH−H結合を有するH2 ガスが存在
するだけであるため、H2 ガスが有効に活性化されて、
H原子に分離し、分離したH原子はa−Si膜64に取
り込まれる。この状態をt2 =30〜100秒間保持す
る。これにより、a−Si膜64の一部領域がシリコン
単結晶化し、微結晶シリコン65を有するa−Si膜64
aが形成される(図16(b))。
【0070】次いで、印加するRF電力を200W(0.
125W/cm2)に下げた後、第2のガス導入口26から流量
15sccmのCH4 ガスをチャンバ21内に導入し、チャ
ンバ21内を圧力0.6Torrとする。これにより、CH
4 ガスがグロー放電し、プラズマ化する。このとき、チ
ャンバ21内にはCH4 ガスのC−Hよりも結合エネル
ギの大きいH−H結合を有するH2 ガスが存在するだけ
であるため、CH4 ガスが有効に活性化されて、CとH
に分離する。そして、分離したCはa−Si膜64a内に
取り込まれ、SiC結合を形成する。この状態を所定の
時間t3 保持すると、微結晶シリコン65を有するa−
SiC膜64bが形成される(図16(c))。なお、C
4 ガスのプラズマ条件によっては微結晶シリコン65
の一部もSiC化することもある。
【0071】その後、CH4 ガスを停止してチャンバ2
1内にH2 ガスのみを導入し、圧力0.3Torrとする。
続いて、RF電力を400W(0.25W/cm2 )に上げる。
これにより、H2 ガスがグロー放電し、プラズマ化す
る。この状態を所定の時間t4保持する。これにより、
2 プラズマがa−SiC膜64bに作用し、a−SiC
とのミキシングが促進され、更にSi−C結合が強化さ
れたa−SiC膜64bが形成される(図16(d))。
【0072】なお、更に厚い膜厚のa−SiC膜が必要
ならば、以上の工程を繰り返すことも可能である。次
に、第9の実施例により作成された微結晶シリコン65
を含むa−SiC膜64bについて、赤外吸収スペクトル
の分析により、水素希釈率と赤外吸収強度,及び水素希
釈率と波数との相関を調べた。比較のため、従来例の膜
形成方法により作成されたa−SiC膜,微結晶シリコ
ン膜(μC−Si膜)についても同様な調査を行った。
【0073】調査結果を図18の特性図に示す。図18
において、横軸は波数(cm-1)を表し、縦軸は赤外吸
収強度(任意単位)を表す。ここで、波数780c
-1,720cm-1近傍のピークはSi−C結合を示
し、波数620cm-1近傍のピークはSi−H結合を示
す。第9の実施例により作成されたa−SiC膜64bで
は、従来例の膜形成方法により作成されたa−SiC膜
に比較してSi−C結合のピークが鋭くなり、かつ高波
長側にシフトしている。このことは、結晶SiCに近い
SiC結合が増加し、膜質が向上していることを示して
いる。また、微結晶シリコン膜についてのピーク、即ち
Si−H結合と同形状のピークが現れており、a−Si
C膜64b中に結晶化したシリコンが混在した状態になっ
ていることが確認された。これにより、a−SiC膜64
bの導電率の改善を図ることができる。
【0074】なお、第9の実施例では、a−Si膜64
を形成した後a−Si膜64を水素プラズマに曝してa
−Si膜64a中に微結晶シリコン65を形成している
が、高水素希釈率の原料ガス、例えば、流量5sccmのS
iH4 +流量400sccmのH2の混合ガスを用い、圧力
0.3Torr としてRF電力300Wでプラズマ化し、a−
Si膜を形成しつつ、同時にa−Si膜中に微結晶シリ
コンを形成することも可能である。
【0075】また、第9の実施例の膜形成方法によりa
−Si膜64を形成した後、水素プラズマ処理を行わず
に直ちに、高水素希釈率の原料ガス、例えば、流量15
sccmのCH4 +流量200sccmのH2 の混合ガスをRF
電力200Wでプラズマ化し、該プラズマ中にa−Si
膜64を曝してa−SiC膜を形成しつつ、同時にa−
SiC膜中に微結晶シリコンを形成することも可能であ
る。
【0076】更に、第9の実施例の工程の後、図17に
示すように、流量20sccmのSiH 4 +流量80sccmの
CH4 +流量400sccmのH2 の混合ガスをRF電力2
00Wでプラズマ化して、既に第9の実施例の工程によ
り作成された微結晶シリコン65を有するa−SiC膜
64b上に新たなa−SiC膜を形成することにより、微
結晶シリコンに対してアモルファスシリコンカーバイド
領域が増大したa−SiC膜64cを形成することができ
る。
【0077】また、図16(d)に示すように、a−S
iC膜64bを水素プラズマで処理しているが、a−Si
C膜64bを形成した後の水素プラズマ処理は省略しても
よい。 (b)第10の実施例 第10の実施例では、第9の実施例と同様な膜形成方法
及び条件を適用するとともに、CH4 /(SiH4 +C
4 )流量比を変化させることにより、微結晶シリコン
を含み、かつ炭素含有率の異なるa−SiC膜を作成
し、炭素含有率(%)と光導電率σph(S/cm)との
相関について調べた。なお、比較のため、従来例の膜形
成方法により作成されたa−SiC膜についても同様な
調査を行った。
【0078】調査結果を図19に示す。図19はa−S
iC膜に光を照射したときの光導電率と炭素含有率との
相関について示す特性図である。図19によれば、第1
0の実施例により作成されたa−SiC膜は、炭素含有
率が増加しても、光導電率は従来例の膜形成方法により
作成されたa−SiC膜の場合ほど低下しない。例え
ば、従来の成膜方法では、炭素含有量が30%以上では
導電性の有るa−SiC膜が得られなかったが、第10
の実施例の成膜方法では、炭素含有量が40%以上でも
導電性を有するa−SiC膜が得られた。
【0079】(c)第11の実施例 導電型不純物が導入されたシリコン微結晶を有するa−
SiC膜を形成する方法について図20(a)〜(c)
を参照しながら説明する。図20(a)〜(c)は工程
断面図で、図4(b)のタイミングチャートに従って原
料ガスが導入される。
【0080】まず、図1(b)に示すP−CVD装置の
載置台28上にガラス基板又は石英基板31dを載せる。
次いで、流量200sccmのH2 ガスをチャンバ21の第
4のガス導入口35からチャンバ21内に定常的に導入
する。次に、RF電源29により第1の電極22と第2
の電極28間にRF電力300W(0.1875W/cm2 )を印
加した後、流量80sccmのSiH4 ガスを第1のガス導
入口33からチャンバ21内に導入し、圧力1Torrに保
持する。これにより、SiH4 ガスがグロー放電し、プ
ラズマ化する。このとき、チャンバ21内にはSiH4
ガスとH2 ガスが存在しているが、Si−H結合はH2
ガスのH−H結合よりも小さい結合エネルギを有するた
め、SiH4 ガスは有効に活性化されて、SiとHに分
離する。この状態を所定の時間t5 保持すると、ガラス
基板又は石英基板31d上に膜厚約20Åのa−Si膜6
6が形成される(図20(a))。
【0081】次いで、流量80sccmのSiH4 ガスを停
止した後、直ちに(t6 =0)流量1sccmのB2 6
スを第3のガス導入口35からチャンバ21内に導入
し、圧力1Torrに保持する。これにより、B2 6 ガス
がグロー放電し、プラズマ化する。このとき、チャンバ
21内にはB2 6 ガスとH2 ガスが存在しているが、
B−H結合はH2 ガスのH−H結合よりも小さい結合エ
ネルギを有するため、B 2 6 ガスは有効に活性化され
て、BとHに分離する。この状態を所定の時間t 7 保持
すると、ガラス基板又は石英基板上のa−Si膜66に
Bが導入され、p型のa−Si膜66が形成される(図
20(b))。
【0082】次に、B2 6 ガスを停止してチャンバ2
1内にH2 ガスのみを導入し、圧力0.3Torrとする。
続いて、RF電力を400W(0.25W/cm2 )に上げる。
これにより、H2 ガスがグロー放電し、プラズマ化す
る。このとき、チャンバ21内には結合エネルギの大き
いH−H結合を有するH2 ガスが存在するだけであるた
め、H2 ガスが有効に活性化されて、H原子に分離し、
分離したH原子はa−Si膜66と作用する。この状態
をt8 =30〜100秒間保持する。これにより、a−
Si膜66の一部領域のシリコンが結晶化し、かつBが
シリコン微結晶中に取り込まれる。これにより、Bが導
入された微結晶シリコン67を有するa−Si膜66aが
形成される(図20(c))。
【0083】次いで、印加するRF電力を200W(0.
125W/cm2)に下げた後、第2のガス導入口26から流量
15sccmのCH4 ガスをチャンバ21内に導入し、チャ
ンバ21内を圧力0.6Torrとする。これにより、CH
4 ガスがグロー放電し、プラズマ化する。このとき、チ
ャンバ21内にはCH4 ガスのC−Hよりも結合エネル
ギの大きいH−H結合を有するH2 ガスが存在するだけ
であるため、CH4 ガスが有効に活性化されて、CとH
に分離する。そして、分離したCはa−Si膜内に取り
込まれ、SiC結合を形成する。この状態を所定の時間
9 保持すると、Bが導入された微結晶シリコン67を
有するa−SiC膜66bが形成される(図20
(d))。
【0084】その後、CH4 ガスを停止してチャンバ2
1内にH2 ガスのみを導入し、圧力0.3Torrとする。
続いて、RF電力を400W(0.25W/cm2 )に上げる。
これにより、H2 ガスがグロー放電し、プラズマ化す
る。この状態を所定の時間t10保持する。これにより、
2 プラズマがa−SiC膜66bに作用し、a−SiC
とのミキシングが促進され、Si−C結合が強化された
a−SiC膜66bが形成される(図20(e))。
【0085】次に、第11の実施例により作成された微
結晶シリコン67を含むa−SiC膜66bの炭素含有率
(%)と導電率σ(S/cm)との相関について調査し
た。調査結果を図21に示す。図19によれば、第11
の実施例により作成されたa−SiC膜66bの導電率
は、炭素含有率が増加しても、従来例の膜形成方法によ
り作成されたa−SiC膜の場合ほど低下せず、バンド
ギャップEg =2.5eVでも十分に高い導電率10-3
(S/cm)を確保することができた。
【0086】なお、上記第11の実施例では、導電型不
純物の原料ガスとしてB2 6 ガスを用いてSiH4
スと別々に活性化を行っているが、同時に行うこともで
きる。また、導電型不純物の原料ガスとしてB2 6
スの代わりにBF3 等他のIII 族の不純物元素を含む原
料ガスを用いてもよい。更に、n型のa−SiC膜を形
成する場合には、PH3 等のV族の元素を含む原料ガス
を用いることができる。この場合、P−H結合の結合エ
ネルギは3.3eVとなり、Si−H結合の結合エネル
ギとほぼ等しい。従って、n型のa−SiC膜を形成す
る場合、原料ガスのうちSiH4 ガスを活性化する期間
は、図4(a)に示すように、PH3 ガスもガス活性部
に導入して同時に活性化してもよいし、まずSiH4
スを活性化した後、SiH4 ガスを止めてPH3 ガスを
ガス活性部に導入し、PH3 ガスを活性化してもよい。
また、CH4 ガスを活性化する期間は、少なくともSi
4 ガス及びPH3 ガスを含まないようにCH4 ガスを
ガス活性部に導入することが必要である。
【0087】また、a−Si膜66を形成した後に導電
型不純物を導入しているが、a−Si膜66の形成中
に、或いは微結晶シリコンの形成前/形成中のいずれか
のときに、又はa−Si膜からa−SiC膜への変換前
/変換中/変換後のいずれかのときに導入することも可
能である。更に、第10の実施例の高水素希釈率のSi
4 +H2 ガスを用いてa−Si膜と微結晶シリコンを
同時に形成している間に導入することも可能である。
【0088】(d)第12の実施例 次に、第12の実施例に係る、図2に示すスパッタ装置
を用いて微結晶シリコンを有するa−SiC膜を形成す
る方法について図22(a),(b)を参照しながら説
明する。まず、減圧されたチャンバ41内の載置台45
にガラス基板又は石英基板53を載置する。続いて、ア
ルゴンガスと水素ガスとを第1及び第2のガス導入口4
2,43から導入し、アルゴンガス分圧8mTorr ,水素
ガス分圧2mTorr に調整した後、シリコンターゲット4
6と載置台45間に高周波電力200Wを印加する。こ
れにより、アルゴンガスと水素ガスがプラズマ化して、
シリコンターゲット46のシリコンをスパッタし、ガラ
ス基板又は石英基板53上に薄い膜厚を有する微結晶S
i膜68aを堆積する。
【0089】次いで、アルゴンガス分圧8mTorr ,水素
ガス分圧6mTorr に調整した後、シリコンカーバイドタ
ーゲット47と載置台45間に高周波電力100Wを印
加する。これにより、アルゴンガスと水素ガスがプラズ
マ化して、a−SiC膜69aを微結晶Si膜68a上に堆
積する。このとき、微結晶Si膜68a中のa−Si部分
はa−SiC膜69aとの相互作用によってa−SiC化
する。
【0090】この工程を繰り返すことにより、図22
(b)に示すように、微結晶シリコン68が混在するa
−SiC膜69を形成することができる。なお、n型又
はp型の導電型不純物元素を混入したシリコンターゲッ
ト又はシリコンカーバイドターゲットを用いることもで
きる。これにより、n型又はp型の微結晶シリコンを有
するa−SiC膜を形成することができる。 (C)素子への適用例 (1)本発明のスタガ型のTFTアクティブマトリクス
LCDの実施例に係る作成方法 図1(b)のプラズマCVD装置により、本発明のスタ
ガ型のTFTアクティブマトリクスLCDの実施例に係
る作成方法について図3(a),図4(a),図5,図
23(a)〜(d),図24(a),(b),図25
(a),(b)を参照しながら説明する。
【0091】図23(a)〜(d),図24(a),
(b),図25(a)は断面図、図25(b)は平面図
で、図25(a)は図25(b)のA−A線断面図であ
る。また、図4(a)はS/D電極となるn型のa−S
iC膜を形成するための原料ガス導入のタイミングチャ
ート、図3(a)は動作半導体層となるノンドープのa
−SiCを形成するための原料ガス導入のタイミングチ
ャート及び図5はゲート絶縁膜となるシリコン窒化膜を
形成するための原料ガス導入のタイミングチャートであ
る。
【0092】まず、透明基板31f上にドレインバスライ
ン71を形成した後、膜厚約70nmのITO膜72を
形成する(図23(a))。これらが被形成体31を構
成する。次いで、平行平板型P−CVD装置の載置台2
8に上記被形成体31を保持し、チャンバ21内(ガス
活性部)を減圧する。所定の圧力に達したら、バルブ2
3を開けるとともに、第1〜第4のガス導入口33〜3
6にそれぞれ原料ガスとしてSiH4 ガス,CH4
ス,PH3 ガス, 2 ガスを流すための不図示の配管を
接続する。
【0093】次に、反応ガスをチャンバ21内に導入す
る。このとき、必要なガス全てを、 SiH4 の流量=10sccm CH4 の流量=10 sccm PH3 の流量=0.5 sccm H2 流量=200 sccm の流量の条件で定常的に導入し、チャンバ21内の圧力
が0.7Torrになるように保持する。
【0094】次いで、図4(a)に示すようなタイミン
グで原料ガスが導入されるように、不図示の制御装置に
よりバルブ32c〜32eの開閉を制御する。即ち、SiH
4 ガス,CH4 ガス,PH3 ガスの3種類の原料ガスの
うち、少なくとも活性化しようとする原料ガスを構成す
る水素化合物の結合エネルギよりも小さい結合エネルギ
を有する水素化合物からなる原料ガスを含まないよう
に、活性化しようとする原料ガスを順次チャンバ21内
に導入する。続いて、RF電力50Wを第1の電極22
及び第2の電極28間に印加する。
【0095】このとき、チャンバ21内に原料ガスが同
時に複数導入されても、常に、活性化しようとする原料
ガスを構成する水素化合物の結合エネルギが最も小さく
なるので、RF電力を印加すると、活性化しようとする
原料ガスが確実に活性化される。このような操作を全て
の原料ガスについて行うことにより、確実に、全ての原
料ガスを活性化し、水素と他の元素との結合を切ること
ができる。更に、上記の原料ガスに加えて水素ガスを常
時導入して活性化しているので、この活性化された水素
ガスにより原料ガスの停止期間中にn+SiC膜73中
のシリコンと結合した水素が切り離され、形成される膜
の膜質を更に改善することができる。この状態を所定の
時間保持して、膜厚約50nmのn+a−SiC膜73
を形成する(図23(b))。
【0096】次に、透明基板31fをチャンバ21内から
取り出した後、レジストパターン74a、74bをマスクと
してn+a−SiC膜73/ITO膜72を選択的にエ
ッチング.除去し、所定の間隔をあけて互いに対向する
ように分離・絶縁する(図23(c))。次いで、図1
(a)のプラズマCVD装置のチャンバ21内の載置台
28に透明基板31fを載置した後、チャンバ21内を減
圧する。このとき、第1,第2,第3のガス導入口25
〜27にそれぞれ原料ガスとしてSiH4 ガス,CH4
ガス,H2 ガスを流すための不図示の配管を接続する。
【0097】次に、動作半導体層となるa−SiC膜7
5を形成する。即ち、最初に、膜形成に必要な全てのガ
ス、SiH4 ガス,CH4 ガス,H2 ガスを、 SiH4 の流量=10 sccm CH4 の流量=10 sccm H2 流量=200 sccm の流量の条件で定常的にチャンバ21内に導入し、チャ
ンバ21内の圧力が0.7Torrになるように保持する。
【0098】次いで、図3(a)に示すようなタイミン
グで原料ガスが導入されるように、不図示の制御装置に
よりバルブ32a, 32bの開閉を制御する。即ち、SiH
4 ガス,CH4 ガスの2種類の原料ガスのうち、活性化
しようとする原料ガスに対して少なくとも活性化しよう
とする原料ガスを構成する水素化合物の結合エネルギよ
りも小さい結合エネルギの水素化合物からなる原料ガス
を含まないように、活性化しようとする原料ガスを順次
導入する。なお、上記のタイミングにおけるSiH4
ス及びCH4 ガスの導入期間は、それぞれ成膜される膜
厚に換算して50Å以下、好ましくは20Å以下になる
ように調整する。即ち、膜厚が適当に薄いほど、SiH
4 ガス及びCH4 ガスの停止期間に水素ガスプラズマの
効果により形成された膜の表面層のミキシング及び再構
成が起こるため、異種元素間の結合の均一化を図ること
ができるからである。更に、この効果は表面層にある元
素にも依存し、SiH4 ガスの導入後の停止期間よりも
CH4 ガスの導入後の停止期間の方が長くなるようにす
ると、上記の効果が一層顕著に現れる。
【0099】続いて、RF電力100Wを第1の電極2
2及び第2の電極28間に印加する。このとき、n+
−Si膜73の形成の場合と同じように、チャンバ21
内に原料ガスが同時に複数導入されても、常に、活性化
しようとする原料ガスを構成する水素化合物の結合エネ
ルギが最も小さくなるので、RF電力を印加すると、活
性化しようとする原料ガスが確実に活性化される。この
ような操作を全ての原料ガスについて行うことにより、
確実に、全ての原料ガスを活性化し、水素と他の元素と
の結合を切ることができる。更に、上記の原料ガスに加
えて常時導入されている水素ガスのプラズマにより、原
料ガスの停止期間中にa−SiC膜75中のシリコンと
結合した水素が切り離され、形成される膜の膜質を更に
改善することができる。この状態を所定の時間保持し
て、膜厚約100nmのa−SiC膜75を形成する
(図23(d))。いま、CH4 /(SiH4 +C
4 )の流量比=0.5に保持されているので、図6
(a)より、形成されるa−SiC膜75のEgの大き
さは、約2.3eVとなる。なお、必要により、CH4
ガスの流量を増やすことにより、CH4 /(SiH4
CH4 )の流量比を大きくしてEgを大きくすることが
できる。
【0100】次いで、減圧状態を保持したまま、CH4
ガスの通流を停止し、CH4 ガスの配管の代わりNH3
ガスの配管を第2のガス導入口26に接続する。これに
より、第1,第2,第3のガス導入口25〜27にはそ
れぞれ原料ガスとしてSiH 4 ガス,NH3 ガス,H2
ガスを流すための不図示の配管が接続される。次に、ゲ
ート絶縁膜となるシリコン窒化膜を形成する。即ち、最
初に、膜形成に必要な全てのガス、SiH4 ガス,NH
3 ガス,H2 ガスを、 SiH4 の流量=10sccm NH3 の流量=100 sccm H2 の流量=400 sccm の流量の条件で定常的にチャンバ21内に導入し、チャ
ンバ21内の圧力が1.0Torrになるように保持する。
【0101】次いで、図5に示すようなタイミングで原
料ガスが導入されるように、不図示の制御装置によりバ
ルブ32a, 32bの開閉を制御する。即ち、SiH4
ス,NH3 ガスの2種類の原料ガスのうち、活性化しよ
うとする原料ガスに対して少なくとも活性化しようとす
る原料ガスを構成する水素化合物の結合エネルギよりも
小さい結合エネルギの水素化合物を有する原料ガスを含
まないように、活性化しようとする原料ガスを順次導入
する。続いて、RF電力100Wを第1の電極22及び
第2の電極28間に印加する。
【0102】このとき、n+a−SiC膜73及びa−
SiC膜75の形成の場合と同じように、チャンバ21
内に原料ガスが同時に複数導入されても、常に、活性化
しようとする原料ガスを構成する水素化合物の結合エネ
ルギが最も小さくなるので、RF電力を印加すると活性
化しようとする原料ガスが確実に活性化される。このよ
うな操作を全ての原料ガスについて行うことにより、確
実に、全ての原料ガスを活性化し、水素と他の元素との
結合を切ることができる。この状態を所定の時間保持し
て、膜厚約300nmのシリコン窒化膜76を形成す
る。
【0103】次に、チャンバ21内から透明基板21を
取り出し、スパッタにより膜厚約300nmのAl膜7
7をシリコン窒化膜76上に形成する(図24
(a))。次いで、Al膜77上のレジストパターン7
8をマスクとしてAl膜77/シリコン窒化膜76/a
−SiC膜75/n+a−SiC膜73a,73bをエッチ
ング・除去する。これにより、ITO膜72a/n+a−
SiC膜73c及びITO膜72an+/a−SiC膜73d
からなるS/D電極79a,79bと、a−SiC膜からな
る動作半導体層75aと、シリコン窒化膜からなるゲート
絶縁膜76aと、Al膜からなるゲート電極77aとが形成
される。なお、S/D電極79aと接続し、透明基板31f
上に延在するITO膜72aが画素電極72cとなる(図2
4(b))。
【0104】その後、液晶層80を全面に形成し、更
に、ITO膜の形成された不図示の対向透明基板を重ね
ると、TFTアクティブマトリクスLCDが完成する
(図25(a),(b)。以上のように、本発明のTF
TアクティブマトリクスLCDの実施例に係る作成方法
によれば、従来と異なり、原料ガスを構成する水素化合
物の結合エネルギを考慮して複数の原料ガスのチャンバ
21内への導入を制御しているので、全ての原料ガスに
ついて活性化し、形成される膜を構成する元素を水素結
合から切り離すことができる。従って、a−SiC膜7
3,75やシリコン窒化膜76中での水素の量を減ら
し、膜の緻密性を向上することができる。これにより、
a−SiC膜73,75中の導電キャリアのモビリティ
を大きくすることができ、シリコン窒化膜76の絶縁耐
圧の向上を図ることができる。
【0105】また、a−SiC膜75を形成する場合に
は、形成されるa−SiC膜75を構成する炭素を水素
結合から切り離すことができるので、炭素がa−SiC
膜75中に有効に取り込まれ、Egの調整範囲を従来以
上に広げ、かつ従来以上に大きいEgを得ることができ
る。従って、このようなa−SiC膜73,75やシリ
コン窒化膜76を用いてTFTを形成した場合、コンタ
クト層73c,73dの抵抗を下げること、オン電流を大き
くすること、光照射によるリーク電流を小さくするこ
と、絶縁耐圧を高くすることが可能となり、TFTアク
ティブマトリクスLCDの性能向上や信頼性の向上を図
ることができる。
【0106】なお、実施例では、複数の原料ガスの導入
を異なる期間に別々に行っているが、例えば、図3
(b)に示すように、結合エネルギのより小さい水素結
合を有するSiH4 ガスを間欠的にガス活性部に導入す
るとともに、結合エネルギのより大きい水素結合を有す
るCH4 ガスを定常的にガス活性部に導入し、結果とし
て、水素化合物からなる2種類以上の原料ガスのうち、
活性化しようとする原料ガスに対して少なくとも該活性
化しようとする原料ガスを構成する水素化合物の結合エ
ネルギよりも小さい結合エネルギの水素化合物を有する
原料ガスを含まないように、活性化しようとする原料ガ
スを順次導入することと等価になるような方法を用いて
もよい。
【0107】また、a−SiC膜73,75として第の
実施例により作成されたa−SiC膜を用いているが、
第9〜第12の実施例により形成される微結晶シリコン
を有するa−SiC膜を用いることも可能である。 (2)本発明の太陽電池の実施例に係る作成方法 (a)第1の実施例 図26(a)は本発明の太陽電池の第1の実施例に係る
作成方法について説明する断面図である。
【0108】まず、従来知られている成膜方法を用い
て、n+a−Si層81を形成した後、ノンドープのa
−Si層82を形成する。この場合、ノンドープのa−
Si層82の膜厚は照射光が十分に吸収されるような膜
厚とする。次に、上記第11の実施例のp型のa−Si
C膜の形成方法と同様な方法で、ノンドープのa−Si
層82の上にボロンがドープされた微結晶シリコンを有
するp+a−SiC層83を形成し、窓材とする。この
場合、炭素含有量を多くしてバンドギャップを最も大き
くする。
【0109】次いで、p+a−SiC層83上に不図示
の透明電極を形成すると、太陽電池が完成する。以上の
ように、本発明の太陽電池の第1の実施例に係る作成方
法によれば、原料ガスを構成する水素化合物の結合エネ
ルギを考慮して複数の原料ガスについて選択的に活性化
しているので、p+a−SiC膜83を構成する元素S
iやCを水素結合から切り離すことができる。従って、
+a−SiC膜83中での水素の量を増加させずに、
水素から切り離された炭素がp+a−SiC膜83中に
有効に取り込まれるため、Egの調整範囲を従来以上に
広げ、かつ従来以上に大きいEgを得ることができる。
【0110】また、p+a−SiC膜83中に導電型不
純物を含有する微結晶シリコンを形成しているので、バ
ンドギャップを大きくするため炭素含有量を増しても、
導電率や光導電率が従来ほど低下しない。これにより、
太陽電池の性能向上を図ることができる。 (b)第2の実施例 図26(b)は本発明の太陽電池の第2の実施例に係る
作成方法について説明する断面図である。
【0111】上記第1の実施例と異なるところは、ノン
ドープのa−Si層を上記第9の実施例に述べたa−S
iC層85とし、しかもその膜を下部層から上部層にか
けてバンドギャップが漸次広くなるように形成している
ことである。このように形成するには、ノンドープのa
−SiC層85を多層85a,85b,・・,85nに形成
し、各層を形成するための原料ガスCH4 /(SiH4
+CH 4 )の流量比を下部層85aから上部層85nにかけ
て次第に大きくしていくことが必要である。これによ
り、下部層85aから上部層85nにかけて次第に炭素含有
量が多くなるため、下部層85aから上部層85nにかけて
漸次バンドギャップが広くなる。
【0112】以上のように、本発明の太陽電池の第2の
実施例に係る作成方法によれば、本発明の太陽電池の第
1の実施例の効果に加えて、ノンドープのa−SiC層
85のバンドギャップを下部から上部にかけて漸次広く
なるように形成しているので、種々の波長を持つ光がノ
ンドープのa−SiC層85に吸収される。これによ
り、太陽電池の高効率化を図ることができる。
【0113】
【発明の効果】以上のように、本発明の膜形成方法によ
れば、従来と異なり、原料ガスを構成する水素と他の元
素との結合エネルギを考慮して複数の原料ガスのガス活
性部への導入を選択的に行っているので、全ての原料ガ
スについて活性化し、原料ガス中の膜を構成する元素を
水素との結合から切り離すことができる。
【0114】従って、形成される膜中での水素の量を減
らし、膜の緻密性を向上することができる。特に、初期
に形成される膜の膜厚を薄くすることにより該効果が顕
著に現れる。これにより、形成される膜がa−SiC膜
等の半導体膜の場合、導電キャリアのモビリティを大き
くすることができ、形成される膜がアモルファス窒化シ
リコン膜等の絶縁膜の場合、絶縁耐圧の向上を図ること
ができる。
【0115】また、a−SiC膜を形成する場合には、
形成されるa−SiC膜を構成する炭素を水素結合から
切り離すことができるので、炭素がa−SiC膜中に有
効に取り込まれ、Egの調整範囲を従来以上に広げ、か
つ従来以上に大きいEgを得ることができる。更に、a
−SiC膜等の半導体膜を形成する間の所定の期間に水
素プラズマ処理を行うことによりa−SiC膜等の半導
体膜中に微結晶シリコンを形成しているので、導電率や
光導電率を低下させずにa−SiC膜のバンドギャップ
を大きくすることが可能となる。
【0116】また、本発明のTFTの作成方法,液晶表
示装置の作成方法及び太陽電池の作成方法によれば、上
記のようにして形成されるa−SiC膜やa−SiN膜
を用いてTFTや液晶表示装置を作成しているので、コ
ンタクト層の抵抗を下げること、オン電流を大きくする
こと、光照射によるリーク電流を小さくすること、絶縁
耐圧を高くすることが可能となり、TFTアクティブマ
トリクスLCDの性能向上や信頼性の向上を図ることが
できる。また、上記のようにして形成されるa−SiC
膜を用いて太陽電池を作成しているので、コンタクト層
の抵抗を下げ、ノンドープの光吸収層の光導電率を高め
ることが可能となり、太陽電池の性能向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る膜の形成方法に用いられ
る平行平板型プラズマCVD装置の構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る膜の形成方法に用いられ
るスパッタ装置の構成図である。
【図3】本発明の実施例に係る膜の形成方法に用いられ
る原料ガスをチャンバ内に導入するためのタイミングチ
ャート(その1)である。
【図4】本発明の実施例に係る膜の形成方法に用いられ
る原料ガスをチャンバ内に導入するためのタイミングチ
ャート(その2)である。
【図5】本発明の実施例に係る膜の形成方法に用いられ
る原料ガスをチャンバ内に導入するためのタイミングチ
ャート(その3)である。
【図6】本発明の膜の形成方法の第1の実施例により形
成されたa−SiC膜の特性図(その1)である。
【図7】本発明の膜の形成方法の第1の実施例により形
成されたa−SiC膜の特性図(その2)である。
【図8】本発明の膜の形成方法の第3の実施例により形
成されたa−SiN膜の特性図(その3)である。
【図9】本発明の膜の形成方法の第4の実施例について
説明する断面図である。
【図10】本発明の第4の実施例の第1の比較例につい
て説明する断面図である。
【図11】本発明の第4の実施例の第2の比較例につい
て説明する断面図である。
【図12】本発明の膜の形成方法の第4の実施例により
形成されたa−SiC膜の特性図である。
【図13】本発明の膜の形成方法の第5の実施例により
形成されたa−SiC膜の特性図である。
【図14】本発明の膜の形成方法の第7の実施例により
形成されたa−SiC膜の特性図である。
【図15】本発明の膜の形成方法の第8の実施例により
形成されたa−SiC膜の特性図である。
【図16】本発明の膜の形成方法の第9の実施例につい
て説明する断面図である。
【図17】本発明の膜の形成方法の第9の実施例につい
て説明する断面図である。
【図18】本発明の第9の実施例により形成されたa−
SiC膜の特性図である。
【図19】本発明の膜の形成方法の第10の実施例によ
り形成されたa−SiC膜の特性図である。
【図20】本発明の膜の形成方法の第11の実施例につ
いて説明する断面図である。
【図21】本発明の膜の形成方法の第11の実施例によ
り形成されたa−SiC膜の特性図である。
【図22】本発明の膜の形成方法の第12の実施例につ
いて説明する断面図である。
【図23】本発明の実施例の膜の形成方法を用いてTF
TアクティブマトリクスLCDを作成する方法について
説明する図(その1)である。
【図24】本発明の実施例の膜の形成方法を用いてTF
TアクティブマトリクスLCDを作成する方法について
説明する図(その2)である。
【図25】本発明の実施例の膜の形成方法を用いてTF
TアクティブマトリクスLCDを作成する方法について
説明する図(その3)である。
【図26】本発明の実施例の膜の形成方法を用いて太陽
電池を作成する方法について説明する断面図である。
【図27】従来例の膜の形成方法に用いられる平行平板
型プラズマCVD装置の構成図及び原料ガスをチャンバ
内に導入するためのタイミングチャートである。
【図28】従来例の膜の形成方法を用いてTFTを作成
する方法について説明する断面図である。
【符号の説明】
21,41 チャンバ(ガス活性部)、 22 第1の電極、 23,32a〜32e バルブ、 24 配管、 25,33 第1のガス導入口、 26,34 第2のガス導入口、 27,35 第3のガス導入口、 28 第2の電極(載置台)、 29,52 高周波電源、 30,44 排気口、 31,31a〜31e,53 ガラス基板又は石英基板(被
形成体)、 31f 透明基板、 36 第4のガス導入口、 42,43 ガス導入口、 45 載置台、 46 シリコンターゲット、 47 シリコンカーバイドターゲット、 48,49 引出し配線、 50 シャッタ、 51 切換スイッチ、 61,62,64,66,66a a−Si膜、 61a,62a,63,64a,64b,64c,66a,69,69
a,69b a−SiC膜、 65,67,68 微結晶シリコン、 68a,68b 単結晶Si膜、 71 ドレインバスライン、 72,72a,72b ITO膜、 72c 画素電極、 73,73a,73b n+a−Si膜、 73c,73d コンタクト層、 74a,74b,78 レジストパターン、 75 a−Si膜、 76 シリコン窒化膜、 77 Al膜、 79a,79b S/D電極、 80 液晶層、 81,84 n+a−SiC層、 82,85,85a〜85n ノンドープa−SiC層、 83,86 p+a−SiC層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/784 (72)発明者 大形 公士 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 富塚 則夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素,ヘリウム,ネオン,アルゴン,ク
    リプトン及びキセノンのうち少なくともいずれかを含む
    ガス、及び水素化合物からなる2種類以上の原料ガスを
    用い、電力を印加すべき対向する電極間のガス活性部で
    活性化された、前記ガス及び前記原料ガスのうち少なく
    ともいずれかを含む活性化ガスにより、前記各原料ガス
    の構成元素をそれぞれ少なくとも1つ含む膜を被形成体
    上に形成する膜の形成方法であって、 前記ガス活性部に前記ガスを定常的に導入するととも
    に、活性化すべき原料ガスを活性化する期間には少なく
    とも活性化すべき前記原料ガスを含み、かつ該活性化す
    べき原料ガスを構成する水素化合物の結合エネルギより
    も小さい結合エネルギの水素化合物を有する他の原料ガ
    スを含まないように、前記2種類以上の原料ガスのうち
    から順次1種類以上の原料ガスを選択して前記ガス活性
    部に導入し、活性化することを特徴とする膜の形成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記2種類以上の原料ガスとして、シリ
    コンと水素との結合を有する原料ガス、及び炭素と水素
    との結合を有する原料ガスを用い、アモルファスシリコ
    ンカーバイド膜を形成する請求項1記載の膜の形成方法
    であって、 前記シリコンと水素との結合を有する原料ガスを含む前
    記1種類以上の原料ガスを前記ガス活性部に導入して活
    性化し、アモルファスシリコンからなる最初の膜を形成
    した後、前記炭素と水素との結合を有する原料ガスを活
    性化する期間には、前記シリコンと水素との結合を有す
    る原料ガスを含まないように、前記炭素と水素との結合
    を有する原料ガスを選択的に前記ガス活性部に導入して
    活性化することを特徴とする請求項1記載の膜の形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記2種類以上の原料ガスとして、シリ
    コンと水素との結合を有する原料ガス、炭素と水素との
    結合を有する原料ガス、及びIII 族の導電型不純物元素
    と水素との結合を有する原料ガスを用い、p型のアモル
    ファスシリコンカーバイド膜を形成する請求項1記載の
    膜の形成方法であって、 前記シリコンと水素との結合を有する原料ガスを含む前
    記1種類以上の原料ガスを前記ガス活性部に導入して活
    性化し、アモルファスシリコンからなる最初の膜を形成
    した後、前記III 族の導電型不純物元素と水素との結合
    を有する原料ガスを活性化する期間には、少なくとも前
    記III 族の導電型不純物元素と水素との結合を有する原
    料ガスを含み、かつ前記シリコンと水素との結合を有す
    る原料ガスを含まないように、1種類以上の前記原料ガ
    スを選択的に前記ガス活性部に導入して前記原料ガスを
    活性化し、前記炭素と水素との結合を有する原料ガスを
    活性化する期間には、前記シリコンと水素との結合を有
    する原料ガス及びIII 族の導電型不純物元素と水素との
    結合を有する原料ガスを含まないように、前記炭素と水
    素との結合を有する原料ガスを選択的にガス活性部に導
    入して活性化することを特徴とする膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記2種類以上の原料ガスとして、シリ
    コンと水素との結合を有する原料ガス、炭素と水素との
    結合を有する原料ガス、及びIII 族の導電型不純物元素
    と水素との結合を有する原料ガスを用い、p型のアモル
    ファスシリコンカーバイド膜を形成する請求項1記載の
    膜の形成方法であって、 前記シリコンと水素との結合を有する原料ガス及びIII
    族の導電型不純物元素と水素との結合を有する原料ガス
    を含む前記1種類以上の原料ガスを前記ガス活性部に導
    入して活性化し、p型のアモルファスシリコン膜からな
    る最初の膜を形成した後、前記炭素と水素との結合を有
    する原料ガスを活性化する期間には、前記シリコンと水
    素との結合を有する原料ガス及びIII 族の導電型不純物
    元素と水素との結合を有する原料ガスを含まないよう
    に、前記炭素と水素との結合を有する原料ガスを選択的
    にガス活性部に導入して活性化することを特徴とする膜
    の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記2種類以上の原料ガスとして、シリ
    コンと水素との結合を有する原料ガス、炭素と水素との
    結合を有する原料ガス、及びV族の導電型不純物元素と
    水素との結合を有する原料ガスを用い、n型のアモルフ
    ァスシリコンカーバイド膜を形成する請求項1記載の膜
    の形成方法であって、 前記シリコンと水素との結合を有する原料ガス及びV族
    の導電型不純物元素と水素との結合を有する原料ガスを
    含む前記1種類以上の原料ガスを前記ガス活性部に導入
    して活性化し、n型のアモルファスシリコンからなる最
    初の膜を形成した後、前記炭素と水素との結合を有する
    原料ガスを活性化する期間には、前記シリコンと水素と
    の結合を有する原料ガス及び前記V族の導電型不純物元
    素と水素との結合を有する原料ガスを含まないように、
    前記炭素と水素との結合を有する原料ガスを選択的に前
    記ガス活性部に導入して活性化することを特徴とする膜
    の形成方法。
  6. 【請求項6】 前記2種類以上の原料ガスは、シリコン
    と水素との結合を有する原料ガスと、窒素と水素との結
    合を有する原料ガスとであり、該原料ガスを用いてアモ
    ルファス窒化シリコン膜を形成する請求項1記載の膜の
    形成方法であって、 前記シリコンと水素との結合を有する原料ガスを含む前
    記1種類以上の原料ガスを前記ガス活性部に導入して活
    性化し、アモルファスシリコンからなる最初の膜を形成
    した後、前記窒素と水素との結合を有する原料ガスを活
    性化する期間には、前記シリコンと水素との結合を有す
    る原料ガスを含まないように、前記窒素と水素との結合
    を有する原料ガスを選択的に前ガス活性部に導入して活
    性化することを特徴とする膜の形成方法。
  7. 【請求項7】 前記2種類以上の原料ガスは、シリコン
    と水素との結合を有する原料ガスと、酸素と水素との結
    合を有する原料ガスとであり、該原料ガスを用いてアモ
    ルファス酸化シリコン膜を形成する請求項1記載の膜の
    形成方法であって、 前記シリコンと水素との結合を有する原料ガスを含む前
    記1種類以上の原料ガスを前記ガス活性部に導入して活
    性化し、アモルファスシリコンからなる最初の膜を形成
    した後、前記酸素と水素との結合を有する原料ガスを活
    性化する期間には、前記シリコンと水素との結合を有す
    る原料ガスを含まないように、前記酸素と水素との結合
    を有する原料ガスを選択的に前ガス活性部に導入して活
    性化することを特徴とする膜の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記最初の膜を形成した後、前記1種類
    以上の原料ガスの導入を停止し、前記ガスのみを前記ガ
    ス活性部に導入して活性化し、該活性化されたガスに前
    記最初の膜を曝して該最初の膜中に微結晶シリコンを形
    成することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれ
    かに記載の膜の形成方法。
  9. 【請求項9】 前記最初の膜は膜厚20Å以下であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    の膜の形成方法。
  10. 【請求項10】 前記膜の形成方法により前記アモルフ
    ァスシリコンカーバイド膜,アモルファス窒化シリコン
    膜又はアモルファス酸化シリコン膜の形成を繰り返し、
    前記アモルファスシリコンカーバイド膜,アモルファス
    窒化シリコン膜又はアモルファス酸化シリコン膜を積層
    することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか
    に記載の膜の形成方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも前記最初の膜を形成する期
    間、前記被形成体の温度は500℃以下に保持されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか
    に記載の膜の形成方法。
  12. 【請求項12】 前記シリコンと水素との結合を有する
    原料ガスは、前記水素,ヘリウム,ネオン,アルゴン,
    クリプトン及びキセノンのうち少なくともいずれか一つ
    を含むガスにより5倍以上に希釈されていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の膜の
    形成方法。
  13. 【請求項13】 前記炭素と水素との結合を有する原料
    ガスは、前記水素,ヘリウム,ネオン,アルゴン,クリ
    プトン及びキセノンのうち少なくともいずれか一つを含
    むガスにより5倍以上に希釈されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の膜の形成
    方法。
  14. 【請求項14】 シリコンターゲット及びシリコンカー
    バイドターゲットを交互にスパッタして被形成体上に微
    結晶シリコンを有するアモルファスシリコンカーバイド
    を形成することを特徴とする膜の形成方法。
  15. 【請求項15】 前記シリコンターゲットはp型又はn
    型の導電形不純物を含有することを特徴とする請求項1
    4記載の膜の形成方法。
  16. 【請求項16】 前記膜の形成方法により前記アモルフ
    ァスシリコンカーバイド膜,アモルファス窒化シリコン
    膜又はアモルファス酸化シリコン膜の形成を繰り返し、
    前記アモルファスシリコンカーバイド膜,アモルファス
    窒化シリコン膜又はアモルファス酸化シリコン膜を積層
    することを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれ
    かに記載の膜の形成方法。
  17. 【請求項17】 透明絶縁性基板上に互いに対向するソ
    ース/ドレイン電極と、該ソース/ドレイン電極上のコ
    ンタクト層と、前記ソース/ドレイン電極に挟まれた領
    域に形成され、かつ前記コンタクト層と接続する動作半
    導体層と、該動作半導体層上のゲート絶縁膜と、該ゲー
    ト絶縁膜上のゲート電極とを有する薄膜トランジスタの
    製造方法において、 請求項2,請求項8乃至請求項14,請求項16のいず
    れかに記載の膜の形成方法により前記動作半導体層とな
    るアモルファスシリコンカーバイド膜を形成することを
    特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  18. 【請求項18】 透明絶縁性基板上にゲート電極と、該
    ゲート電極上のゲート絶縁膜と、前記ゲート電極上方の
    ゲート絶縁膜上の動作半導体層と、該動作半導体層のチ
    ャネル領域層を被覆するチャネル保護膜と、該チャネル
    保護膜を挟んで両側の動作半導体層と接続するコンタク
    ト層と、該コンタクト層上のソース/ドレイン電極とを
    有する薄膜トランジスタの製造方法において、 請求項2,請求項8乃至請求項14,請求項16のいず
    れかに記載の膜の形成方法により前記動作半導体層とな
    るアモルファスシリコンカーバイド膜を形成することを
    特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  19. 【請求項19】 透明絶縁性基板上に互いに対向するソ
    ース/ドレイン電極と、該ソース/ドレイン電極上のコ
    ンタクト層と、前記ソース/ドレイン電極に挟まれた領
    域に形成され、かつ前記コンタクト層と接続する動作半
    導体層と、該動作半導体層上のゲート絶縁膜と、該ゲー
    ト絶縁膜上のゲート電極とを有する薄膜トランジスタの
    製造方法において、 請求項5,請求項8乃至請求項13,請求項15,請求
    項16のいずれかに記載の膜の形成方法により前記コン
    タクト層となるn型のアモルファスシリコンカーバイド
    膜を形成することを特徴とする薄膜トランジスタの製造
    方法。
  20. 【請求項20】 透明絶縁性基板上にゲート電極と、該
    ゲート電極上のゲート絶縁膜と、前記ゲート電極上方の
    ゲート絶縁膜上の動作半導体層と、該動作半導体層のチ
    ャネル領域層を被覆するチャネル保護膜と、該チャネル
    保護膜を挟んで両側の動作半導体層と接続するコンタク
    ト層と、該コンタクト層上のソース/ドレイン電極とを
    有する薄膜トランジスタの製造方法において、 請求項5,請求項8乃至請求項13,請求項15,請求
    項16のいずれかに記載の膜の形成方法により前記コン
    タクト層となるn型のアモルファスシリコンカーバイド
    膜を形成することを特徴とする薄膜トランジスタの製造
    方法。
  21. 【請求項21】 透明絶縁性基板上に互いに対向するソ
    ース/ドレイン電極と、該ソース/ドレイン電極上のコ
    ンタクト層と、前記ソース/ドレイン電極に挟まれた領
    域に形成され、かつ前記コンタクト層と接続する動作半
    導体層と、該動作半導体層上のゲート絶縁膜と、該ゲー
    ト絶縁膜上のゲート電極とを有する薄膜トランジスタの
    製造方法において、 請求項6乃至請求項13,請求項16のいずれかに記載
    の膜形成方法により前記ゲート絶縁膜となるアモルファ
    ス窒化シリコン膜又はアモルファス酸化シリコン膜を形
    成することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  22. 【請求項22】 透明絶縁性基板上にゲート電極と、該
    ゲート電極上のゲート絶縁膜と、前記ゲート電極上方の
    ゲート絶縁膜上の動作半導体層と、該動作半導体層のチ
    ャネル領域層を被覆するチャネル保護膜と、該チャネル
    保護膜を挟んで両側の動作半導体層と接続するコンタク
    ト層と、該コンタクト層上のソース/ドレイン電極とを
    有する薄膜トランジスタの製造方法において、 請求項6乃至請求項13,請求項16のいずれかに記載
    の膜形成方法により前記ゲート絶縁膜となるアモルファ
    ス窒化シリコン膜又はアモルファス酸化シリコン膜を形
    成することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  23. 【請求項23】 透明絶縁性基板上に互いに対向するソ
    ース/ドレイン電極と、該ソース/ドレイン電極上のコ
    ンタクト層と、前記ソース/ドレイン電極に挟まれた領
    域に形成され、かつ前記コンタクト層と接続する動作半
    導体層と、該動作半導体層上のゲート絶縁膜と、該ゲー
    ト絶縁膜上のゲート電極とを有する薄膜トランジスタ
    と、前記ゲート電極と接続するゲートバスラインと、前
    記一のソース/ドレイン電極と接続する画素電極と、前
    記他のソース/ドレイン電極と接続するドレインバスラ
    インと、画素電極の形成された他の透明絶縁性基板と、
    前記透明絶縁性基板と前記他の透明絶縁性基板とに挟ま
    れた液晶層とを有する液晶表示装置の製造方法におい
    て、 請求項17,請求項19又は請求項21記載の薄膜トラ
    ンジスタの製造方法により前記薄膜トランジスタを作成
    することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 透明絶縁性基板上にゲート電極と、該
    ゲート電極上のゲート絶縁膜と、前記ゲート電極上方の
    ゲート絶縁膜上の動作半導体層と、該動作半導体層のチ
    ャネル領域層を被覆するチャネル保護膜と、該チャネル
    保護膜を挟んで両側の動作半導体層と接続するコンタク
    ト層と、該コンタクト層上のソース/ドレイン電極とを
    有する薄膜トランジスタと、前記ゲート電極と接続する
    ゲートバスラインと、前記一のソース/ドレイン電極と
    接続する画素電極と、前記他のソース/ドレイン電極と
    接続するドレインバスラインと、画素電極の形成された
    他の透明絶縁性基板と、前記透明絶縁性基板と前記他の
    透明絶縁性基板とに挟まれた液晶層とを有する液晶表示
    装置の製造方法において、 請求項18,請求項20又は請求項22記載の薄膜トラ
    ンジスタの製造方法により前記薄膜トランジスタを作成
    することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 少なくともp型半導体層,ノンドープ
    半導体層及びn型半導体層を積層してなる太陽電池の作
    成方法において、 請求項3,請求項4,請求項8乃至請求項13,請求項
    15,請求項16記載の膜の形成方法により前記p型半
    導体層となるp型のアモルファスシリコンカーバイド膜
    を形成することを特徴とする太陽電池の作成方法。
  26. 【請求項26】 少なくともp型半導体層,ノンドープ
    半導体層及びn型半導体層を積層してなる太陽電池の作
    成方法において、 請求項2,請求項3,請求項8乃至請求項14,請求項
    16記載の膜の形成方法により前記ノンドープ半導体層
    となるアモルファスシリコンカーバイド膜を形成するこ
    とを特徴とする太陽電池の作成方法。
  27. 【請求項27】 前記ノンドープ半導体層は、前記p型
    半導体層から前記n型半導体層にかけて炭素含有量が漸
    減していることを特徴とする請求項26記載の太陽電池
    の作成方法。
  28. 【請求項28】 少なくともp型半導体層,ノンドープ
    半導体層及びn型半導体層を積層してなる太陽電池の作
    成方法において、 請求項5,請求項8乃至請求項13,請求項15,請求
    項16記載の膜の形成方法により前記n型半導体層とな
    るn型のアモルファスシリコンカーバイド膜を形成する
    ことを特徴とする太陽電池の作成方法。
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JP2002134494A (ja) * 2000-10-19 2002-05-10 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法
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JP2016072260A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 株式会社日立国際電気 基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム
WO2025084714A1 (ko) * 2023-10-16 2025-04-24 주성엔지니어링(주) 탄화규소막의 형성 방법

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