JPH0612523U - 沈砂室付組立式タンク - Google Patents
沈砂室付組立式タンクInfo
- Publication number
- JPH0612523U JPH0612523U JP050252U JP5025292U JPH0612523U JP H0612523 U JPH0612523 U JP H0612523U JP 050252 U JP050252 U JP 050252U JP 5025292 U JP5025292 U JP 5025292U JP H0612523 U JPH0612523 U JP H0612523U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- tank
- pipe
- water
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 砂利、砂等の沈澱物が除去しやすく、しかも
沈砂室を容易に形成できる沈砂室付組立式タンクを提供
することを目的とする。 【構成】 組立式タンクの底壁17に、底壁17下方の
床下空間14に連通するめくら蓋9を有する排出口3を
設け、この排出口3を含む底壁17面に立ち上げ管7を
タンク内に立設形成して、この立ち上げ管7により沈砂
室4を構成することにより、砂利、砂等が含まれた水を
立ち上げ管内7に流入し、砂利、砂等を分離した水を立
ち上げ管7上部から越流させ、砂利、砂等を分離可能と
した沈砂室付組立式タンク1である。
沈砂室を容易に形成できる沈砂室付組立式タンクを提供
することを目的とする。 【構成】 組立式タンクの底壁17に、底壁17下方の
床下空間14に連通するめくら蓋9を有する排出口3を
設け、この排出口3を含む底壁17面に立ち上げ管7を
タンク内に立設形成して、この立ち上げ管7により沈砂
室4を構成することにより、砂利、砂等が含まれた水を
立ち上げ管内7に流入し、砂利、砂等を分離した水を立
ち上げ管7上部から越流させ、砂利、砂等を分離可能と
した沈砂室付組立式タンク1である。
Description
【0001】
本考案は、砂利、砂等の沈澱物が除去しやすく、かつ、沈砂室の形成が容易な 沈砂室付組立式タンクの構造に関する。
【0002】
近年、上水の不足により、河川水、湖水、井水等を処理し、飲料水または工業 用水として使用する需要が高まっている。河川水、湖水、井水等には、砂利、砂 等の沈澱物が含まれているため、一旦沈砂槽に貯留し、砂利、砂等の沈澱物を沈 澱させる必要がある。
【0003】 従来の沈砂槽は、図7に示すように、コンクリート基礎6に鋼製平架台13を 設け、この鋼製平架台13上に方形の受圧面20の周縁に接合縁22を設けた単 位体パネル2を相互の接続縁同士を連続して、底壁17,側壁18およびマンホ ール29を有する天井壁19を設けてなる組立式タンク28が多く使用されてい る。
【0004】 そして、処理された水34は、配管を通して別途設けられた処理水貯留槽に貯 留されるが、沈砂槽と処理水貯留槽とを別々に設けることは、設置場所の増大、 工期の延長を招来するという問題点があった。
【0005】 この問題点を解決するため、図8に示すように、組立式タンク28の内部に越 流口25を設けた仕切り壁23により2槽に分け、一方を沈砂室4として使用す ることが多くなっていた。
【0006】 この沈砂室4には、マンホール29,給水口5,排出口3等が設けられており 、また仕切り壁23は、プラスチック等の腐蝕しにくい材料で成形された仕切り 壁用単位体パネル24により形成され、側壁18および底壁17に対してパッキ ン12を介してボルト15により締結されている。
【0007】 さらに、仕切り壁用単位体パネル24同士の接続部には、水圧による変形を防 止するための補強柱26および補強金具27がボルト15により締結された構造 となっていた。
【0008】 そして、沈砂室4の底面に沈澱した砂利、砂等の沈澱物31は、定期的に外部 に排出するようにしている。
【0009】
しかしながら、組立式タンク28の内部に、越流口25を設けた仕切り壁23 によって2槽に分け、一方を沈砂室4として使用する方法は、以下に示す欠点が ある。 (1)沈澱物31を排出する場合、沈砂室4底部の沈澱物31は、排出口3より 全て排出することができず、沈砂室4内部に人が入り、沈澱物31をスコップお よびブラシ等によりかき集め、バケツ等の容器に入れ天井部のマンホール29よ り取り出さなければならないため、作業性が非常に悪い。 (2)また、沈澱物31を排出する際、沈砂室4の内面とパッキン12面をスコ ップおよびブラシ等により傷付けることがある。 (3)仕切り壁23は、側壁18および底壁17に対してパッキン12を介して 多数のボルト15により締結されるが、水位の変動によりこの部分からしばしば 漏水することがある。 (4)仕切り壁用単位体パネル24同士の接続部には、水圧による変形を防止す るための補強柱26および補強金具27が必要となり、補強柱26および補強金 具27は、水中に没するため、ステンレスまたは耐食樹脂コーティングされた金 属材料により製作されるため、高価なものとなる。 (5)また、補強柱26および補強金具27の取付部に形成される隙間に沈澱物 31が付着しやすく、さらに清掃時に除去しにくいため不衛生となる。 (6)沈砂室4内を仕切り壁23と直交する方向に複数の仕切り壁23を追加し 、沈砂室4を複数設ける場合は、特殊形状の仕切り用単位体パネル24を新規に 製作する必要があり、また、仕切り壁23同士が直交する部位の水封構造と補強 構造は、大変複雑なものとなるため、この対応が非常に困難である。 (7)既存の組立式タンク28を沈砂室付組立式タンク1に改造する場合は、側 壁18および底壁17の単位体パネル2を解体し、仕切り壁23締結用に交換す る必要があり、材料費と工事費の増大を招来する。
【0010】 この考案は、上記の欠点に鑑みてなされたものであり、組立式タンク内に沈砂 室を容易に形成することができ、しかも、砂利、砂等の沈澱物を容易に排出する ことを可能にした沈砂室付組立式タンクを提供することを目的としている。
【0011】
上記目的を達成するために、本考案に係る沈砂室付組立式タンクは、コンクリ ート基礎に架台を設け、架台上に方形の受圧面の周縁に接合縁を設けた複数の単 位体パネルを相互の接続縁同士を連続して、底壁、側壁、およびマンホールを有 する天井壁を設けてなる組立式タンクを形成し、このタンクの底壁に、底壁下方 の床下空間に連通するめくら蓋を有する排出口を設け、上記タンク内の該排出口 を含む底壁面に立ち上げ管を立設させて、この立ち上げ管内を沈砂室として構成 することにより、この立ち上げ管内に砂利、砂等が含まれた水を流入させた後、 砂利、砂等を分離した水を立ち上げ管からタンク内に越流させることを特徴とす る。
【0012】
以上の構成から明らかなように、立ち上げ管により形成された沈砂室内に砂利 、砂等の沈澱物が含まれた水をタンク内に貯留する前に流入させて、沈澱物を沈 澱させ、立ち上げ管上部より越流させることにより、沈澱物が含まれない水をタ ンク内に貯留することができる。
【0013】 さらに、沈澱物を排出する場合は、立ち上げ管下部に設けられためくら蓋を締 結用ボルトを緩めることにより、沈澱物を容易にタンク外に排出することができ る。
【0014】
以下、本考案による沈砂室付組立式タンクの実施例について、図1ないし図6 により詳細に説明する。
【0015】 図1は、本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第1実施例を示す断面図である 。
【0016】 1は、沈砂室付組立式タンクであり、底壁17,側壁18,およびマンホール 29を有する天井壁19により画成される。
【0017】 2は、方形の受圧面20の周縁に接合縁22を設け、FRP等の合成樹脂によ り一体形成した単位体パネルである。
【0018】 3は、沈砂室付組立式タンク1の底壁17に設けられた砂利、砂等の沈澱物3 1を排出するための円形状の排出口であり、この排出口3の底壁17下方の床下 空間14側に、下端にフランジ部15を有する円形状の排出管8を形成し、フラ ンジ部10にフランジ用パッキン11を介して、着脱自在にボルト15,ナット 16で固定しためくら蓋9を設け、さらに、この排出口3のタンク内側には、こ の排出口3を含む底壁17面より天井側19に向けて円形状の立ち上げ管7が接 続されている。
【0019】 4は、立ち上げ管7内に形成された沈砂室である。
【0020】 5は、沈砂室付組立式タンク1の側壁18に設けられた砂利、砂等の沈澱物3 1の含まれた水30を給水するための給水口であり、この給水口5のタンク内側 には立ち上げ管7内に向けて水入口管33が接続されている。
【0021】 6は、コンクリート製基礎であり、このコンクリート製基礎6上には、断面略 H字状および略L字状の鋼製平架台13が、等間隔でかつ格子状に複数本差し渡 されている。なお、コンクリート基礎6と鋼製平架台13上面との間に形成され る床下空間14は、組立て作業および砂利、砂等の沈澱物31の排出作業を行な う関係上、350mm〜1000mmの高さを確保するのが好ましい。
【0022】 そして、砂利、砂等の沈澱物31の含まれた水30は、給水口5より給水管を 通して立ち上げ管7により形成された沈砂室4内に給水され、砂利、砂等は自重 により沈澱し、沈澱物31の含まれない水34を、立ち上げ管7上部より越流さ せることにより、タンク内に沈澱物31の含まれない水34を貯留することがで きる。
【0023】 一方、立ち上げ管7内の沈澱物31を排出する場合は、立ち上げ管7の下部に 設けられためくら蓋9を、締結用のボルト15およびナット16を緩めて取り外 すことにより、砂利、砂等の沈澱物31は自重により、沈砂室4内に残ることが なく、容易にタンク外へ排出することができる。
【0024】 なお、立ち上げ管7と排出管8は、円筒状または四角筒状に形成され、立ち上 げ管7と排出管8の内径は、排出口3の内径と同径とするのが望ましく、立ち上 げ管7とめくら蓋9は、ステンレス,FRP,PVC等の耐食性を有する材質で 製作することができる。
【0025】 また、立ち上げ管7と排出管8は、排出口3へフランジ用パッキン11を介し て水封ボルト15にて容易に接続することができる。
【0026】 次いで、図2ないし図6は、本考案による沈砂室付組立式タンクの他の実施例 を示すものであり、図2は立ち上げ管7を複数個設けたものであり、この実施例 によれば、砂利、砂等の沈澱物31を効率良く沈澱させることができる。
【0027】 また、図3は、排出管8と一体に形成した立ち上げ管7を、底壁用単位体パネ ル2へFRP等の接着剤41で固定し、さらに、立ち上げ管7内には、マンホー ル29より沈砂室4内に降りるための梯子32が設置されている。
【0028】 次に、図4は、連通管35のめくら蓋9取付部のフランジ10の口径を排出口 3の口径より小さく設定し、さらに、めくら蓋9には、排水ピット36へ排水す るためのバルブ38を設けた配管37が接続されたものであり、排出管8のめく ら蓋9取付部のフランジ10の口径を排出口3の口径より小さく設定することに より、沈澱物31が収捨しやすくなり、また、めくら蓋9に加わる荷重を小さく することができるものである。
【0029】 さらに、めくら蓋9には、排水ピット36へ排水するためのバルブ38を設け た配管37が接続されているため、沈澱物31を排出する際、予め沈砂室4内の 水30を排水することができる。
【0030】 さらに、連通管35のめくら蓋9取付部のフランジ部10にステンレス等によ り形成されたストレイナー39を取付けることにより、配管37およびバルブ3 8の目詰まりを防止することができる。
【0031】 図5は、排出管8を略90度に曲げて、めくら蓋9取付部をタンク外に出し、 タンク外より沈澱物31の排出を可能とすることにより、沈澱物31の除去作業 を容易とした実施例である。
【0032】 また、図6は、排出口3の口径を立ち上げ管7の口径より小さくしたものであ る。
【0033】 このように、上述した実施例は、河川水、湖水、井水等に含まれる砂利、砂等 の沈澱物の処理用に使用する沈砂室付組立式タンクの実施例について説明したが 、本考案は、温泉貯留用としても使用可能である。
【0034】 すなわち、原泉より汲み上げられる温泉中には、無機質のもの、バクテリアや 藻類などの生物集落によるもの、土砂等の沈澱物が含まれており、これらの沈澱 物を沈砂室4に沈澱させて、安全かつ容易に排出することができる。
【0035】
以上説明した通り、本考案による沈砂室付組立式タンクは、以下に記載する格 別の作用効果を有する。 (1)沈澱物を排出する場合、沈砂室底部に沈澱した沈澱物は、排出口より全て 排出することができ、沈砂室内部に人が入り、沈澱物をスコップおよびブラシ等 によりかき集める必要がないため、沈澱物の排出作業を容易かつ迅速に行なうこ とができる。 (2)沈澱物を排出する際、スコップおよびブラシ等を使用する必要がないため 、沈砂室の内面を傷付けることがない。 (3)沈砂室は、側壁にボルト締結用の穴がないため、水位の変動により側壁が 変形しても漏水するおそれがない。 (4)沈砂室は、立ち上げ管により一体形成されるため、補強柱および補強金具 等の補強材が不要となる。 (5)沈砂室内は、平滑な直立面となるため、沈澱物が付着しにくく、さらに清 掃時に沈澱物の除去がしやすいため非常に衛生的である。 (6)沈砂室を複数個設置した場合は、立ち上げ管を複数個設け、相互の立ち上 げ管を連通管により接続することにより、沈砂室を容易に増築することができる ため、特殊形状の仕切り用単位体パネルを新規に製作する必要がなく、廉価に増 築が可能である。 (7)既存の組立式タンクを沈砂室付組立式タンクに改造する場合は、マンホー ルより立ち上げ管を挿入し、立ち上げ管を底壁に取付けることにより、容易に沈 砂室を形成することができ、側壁および底壁の単位体パネルを解体および交換す る必要がなく、材料費と工事費が廉価で済み非常に経済的である。
【提出日】平成4年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案は、砂利、砂等の沈澱物が除去しやすく、かつ、沈砂室の形成が容易な 沈砂室付組立式タンクの構造に関する。
【0002】
近年、上水の不足により、河川水、湖水、井水等を処理し、飲料水または工業 用水として使用する需要が高まっている。河川水、湖水、井水等には、砂利、砂 等の沈澱物が含まれているため、一旦沈砂槽に貯留し、砂利、砂等の沈澱物を沈 澱させる必要がある。
【0003】 従来の沈砂槽は、図8に示すように、コンクリート基礎6に鋼製平架台13を 設け、この鋼製平架台13上に方形の受圧面20の周縁に接合縁22を設けた単 位体パネル2を相互の接続縁同士を連続して、底壁17,側壁18およびマンホ ール29を有する天井壁19を設けてなる組立式タンク28が多く使用されてい る。
【0004】 そして、処理された水34は、配管を通して別途設けられた処理水貯留槽に貯 留されるが、沈砂槽と処理水貯留槽とを別々に設けることは、設置場所の増大、 工期の延長を招来するという問題点があった。
【0005】 この問題点を解決するため、図7に示すように、組立式タンク28の内部に越 流口25を設けた仕切り壁23により2槽に分け、一方を沈砂室4として使用す ることが多くなっていた。
【0006】 この沈砂室4には、マンホール29,給水口5,排出口3等が設けられており 、また仕切り壁23は、プラスチック等の腐蝕しにくい材料で成形された仕切り 壁用単位体パネル24により形成され、側壁18および底壁17に対してパッキ ン12を介してボルト15により締結されている。
【0007】 さらに、仕切り壁用単位体パネル24同士の接続部には、水圧による変形を防 止するための補強柱26および補強金具27がボルト15により締結された構造 となっていた。
【0008】 そして、沈砂室4の底面に沈澱した砂利、砂等の沈澱物31は、定期的に外部 に排出するようにしている。
【0009】
しかしながら、組立式タンク28の内部に、越流口25を設けた仕切り壁23 によって2槽に分け、一方を沈砂室4として使用する方法は、以下に示す欠点が ある。 (1)沈澱物31を排出する場合、沈砂室4底部の沈澱物31は、排出口3より 全て排出することができず、沈砂室4内部に人が入り、沈澱物31をスコップお よびブラシ等によりかき集め、バケツ等の容器に入れ天井部のマンホール29よ り取り出さなければならないため、作業性が非常に悪い。 (2)また、沈澱物31を排出する際、沈砂室4の内面とパッキン12面をスコ ップおよびブラシ等により傷付けることがある。 (3)仕切り壁23は、側壁18および底壁17に対してパッキン12を介して 多数のボルト15により締結されるが、水位の変動によりこの部分からしばしば 漏水することがある。 (4)仕切り壁用単位体パネル24同士の接続部には、水圧による変形を防止す るための補強柱26および補強金具27が必要となり、補強柱26および補強金 具27は、水中に没するため、ステンレスまたは耐食樹脂コーティングされた金 属材料により製作されるため、高価なものとなる。 (5)また、補強柱26および補強金具27の取付部に形成される隙間に沈澱物 31が付着しやすく、さらに清掃時に除去しにくいため不衛生となる。 (6)沈砂室4内を仕切り壁23と直交する方向に複数の仕切り壁23を追加し 、沈砂室4を複数設ける場合は、特殊形状の仕切り用単位体パネル24を新規に 製作する必要があり、また、仕切り壁23同士が直交する部位の水封構造と補強 構造は、大変複雑なものとなるため、この対応が非常に困難である。 (7)既存の組立式タンク28を沈砂室付組立式タンク1に改造する場合は、側 壁18および底壁17の単位体パネル2を解体し、仕切り壁23締結用に交換す る必要があり、材料費と工事費の増大を招来する。
【0010】 この考案は、上記の欠点に鑑みてなされたものであり、組立式タンク内に沈砂 室を容易に形成することができ、しかも、砂利、砂等の沈澱物を容易に排出する ことを可能にした沈砂室付組立式タンクを提供することを目的としている。
【0011】
上記目的を達成するために、本考案に係る沈砂室付組立式タンクは、コンクリ ート基礎に架台を設け、架台上に方形の受圧面の周縁に接合縁を設けた複数の単 位体パネルを相互の接続縁同士を連続して、底壁、側壁、およびマンホールを有 する天井壁を設けてなる組立式タンクを形成し、このタンクの底壁に、底壁下方 の床下空間に連通するめくら蓋を有する排出口を設け、上記タンク内の該排出口 を含む底壁面に立ち上げ管を立設させて、この立ち上げ管内を沈砂室として構成 することにより、この立ち上げ管内に砂利、砂等が含まれた水を流入させた後、 砂利、砂等を分離した水を立ち上げ管からタンク内に越流させることを特徴とす る。
【0012】
以上の構成から明らかなように、立ち上げ管により形成された沈砂室内に砂利 、砂等の沈澱物が含まれた水をタンク内に貯留する前に流入させて、沈澱物を沈 澱させ、立ち上げ管上部より越流させることにより、沈澱物が含まれない水をタ ンク内に貯留することができる。
【0013】 さらに、沈澱物を排出する場合は、立ち上げ管下部に設けられためくら蓋を締 結用ボルトを緩めることにより、沈澱物を容易にタンク外に排出することができ る。
【0014】
以下、本考案による沈砂室付組立式タンクの実施例について、図1ないし図6 により詳細に説明する。
【0015】 図1は、本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第1実施例を示す断面図である 。
【0016】 1は、沈砂室付組立式タンクであり、底壁17,側壁18,およびマンホール 29を有する天井壁19により画成される。
【0017】 2は、方形の受圧面20の周縁に接合縁22を設け、FRP等の合成樹脂によ り一体形成した単位体パネルである。
【0018】 3は、沈砂室付組立式タンク1の底壁17に設けられた砂利、砂等の沈澱物3 1を排出するための円形状の排出口であり、この排出口3の底壁17下方の床下 空間14側に、下端にフランジ部10を有する円形状の排出管8を形成し、フラ ンジ部10にフランジ用パッキン11を介して、着脱自在にボルト15,ナット 16で固定しためくら蓋9を設け、さらに、この排出口3のタンク内側には、こ の排出口3を含む底壁17面より天井側19に向けて円形状の立ち上げ管7が接 続されている。
【0019】 4は、立ち上げ管7内に形成された沈砂室である。
【0020】 5は、沈砂室付組立式タンク1の側壁18に設けられた砂利、砂等の沈澱物3 1の含まれた水30を給水するための給水口であり、この給水口5のタンク内側 には立ち上げ管7内に向けて水入口管33が接続されている。
【0021】 6は、コンクリート製基礎であり、このコンクリート製基礎6上には、断面略 H字状および略L字状の鋼製平架台13が、等間隔でかつ格子状に複数本差し渡 されている。なお、コンクリート基礎6と鋼製平架台13上面との間に形成され る床下空間14は、組立て作業および砂利、砂等の沈澱物31の排出作業を行な う関係上、350mm〜1000mmの高さを確保するのが好ましい。
【0022】 そして、砂利、砂等の沈澱物31の含まれた水30は、給水口5より給水管を 通して立ち上げ管7により形成された沈砂室4内に給水され、砂利、砂等は自重 により沈澱し、沈澱物31の含まれない水34を、立ち上げ管7上部より越流さ せることにより、タンク内に沈澱物31の含まれない水34を貯留することがで きる。
【0023】 一方、立ち上げ管7内の沈澱物31を排出する場合は、立ち上げ管7の下部に 設けられためくら蓋9を、締結用のボルト15およびナット16を緩めて取り外 すことにより、砂利、砂等の沈澱物31は自重により、沈砂室4内に残ることが なく、容易にタンク外へ排出することができる。
【0024】 なお、立ち上げ管7と排出管8は、円筒状または四角筒状に形成され、立ち上 げ管7と排出管8の内径は、排出口3の内径と同径とするのが望ましく、立ち上 げ管7とめくら蓋9は、ステンレス,FRP,PVC等の耐食性を有する材質で 製作することができる。
【0025】 また、立ち上げ管7と排出管8は、排出口3へフランジ用パッキン11を介し て水封ボルト40にて容易に接続することができる。
【0026】 次いで、図2ないし図6は、本考案による沈砂室付組立式タンクの他の実施例 を示すものであり、図2は立ち上げ管7を複数個設けたものであり、この実施例 によれば、砂利、砂等の沈澱物31を効率良く沈澱させることができる。
【0027】 また、図3は、排出管8と一体に形成した立ち上げ管7を、底壁用単位体パネ ル2へFRP等の接着剤41で固定し、さらに、立ち上げ管7内には、マンホー ル29より沈砂室4内に降りるための梯子32が設置されている。
【0028】 次に、図4は、連通管35のめくら蓋9取付部のフランジ10の口径を排出口 3の口径より小さく設定し、さらに、めくら蓋9には、排水ピット36へ排水す るためのバルブ38を設けた配管37が接続されたものであり、排出管8のめく ら蓋9取付部のフランジ10の口径を排出口3の口径より小さく設定することに より、沈澱物31が収捨しやすくなり、また、めくら蓋9に加わる荷重を小さく することができるものである。
【0029】 さらに、めくら蓋9には、排水ピット36へ排水するためのバルブ38を設け た配管37が接続されているため、沈澱物31を排出する際、予め沈砂室4内の 水30を排水することができる。
【0030】 さらに、連通管35のめくら蓋9取付部のフランジ部10にステンレス等によ り形成されたストレイナー39を取付けることにより、配管37およびバルブ3 8の目詰まりを防止することができる。
【0031】 図5は、排出管8を略90度に曲げて、めくら蓋9取付部をタンク外に出し、 タンク外より沈澱物31の排出を可能とすることにより、沈澱物31の除去作業 を容易とした実施例である。
【0032】 また、図6は、排出口3の口径を立ち上げ管7の口径より小さくしたものであ る。
【0033】 このように、上述した実施例は、河川水、湖水、井水等に含まれる砂利、砂等 の沈澱物の処理用に使用する沈砂室付組立式タンクの実施例について説明したが 、本考案は、温泉貯留用としても使用可能である。
【0034】 すなわち、原泉より汲み上げられる温泉中には、無機質のもの、バクテリアや 藻類などの生物集落によるもの、土砂等の沈澱物が含まれており、これらの沈澱 物を沈砂室4に沈澱させて、安全かつ容易に排出することができる。
【0035】
以上説明した通り、本考案による沈砂室付組立式タンクは、以下に記載する格 別の作用効果を有する。 (1)沈澱物を排出する場合、沈砂室底部に沈澱した沈澱物は、排出口より全て 排出することができ、沈砂室内部に人が入り、沈澱物をスコップおよびブラシ等 によりかき集める必要がないため、沈澱物の排出作業を容易かつ迅速に行なうこ とができる。 (2)沈澱物を排出する際、スコップおよびブラシ等を使用する必要がないため 、沈砂室の内面を傷付けることがない。 (3)沈砂室は、側壁にボルト締結用の穴がないため、水位の変動により側壁が 変形しても漏水するおそれがない。 (4)沈砂室は、立ち上げ管により一体形成されるため、補強柱および補強金具 等の補強材が不要となる。 (5)沈砂室内は、平滑な直立面となるため、沈澱物が付着しにくく、さらに清 掃時に沈澱物の除去がしやすいため非常に衛生的である。 (6)沈砂室を複数個設置した場合は、立ち上げ管を複数個設け、相互の立ち上 げ管を連通管により接続することにより、沈砂室を容易に増築することができる ため、特殊形状の仕切り用単位体パネルを新規に製作する必要がなく、廉価に増 築が可能である。 (7)既存の組立式タンクを沈砂室付組立式タンクに改造する場合は、マンホー ルより立ち上げ管を挿入し、立ち上げ管を底壁に取付けることにより、容易に沈 砂室を形成することができ、側壁および底壁の単位体パネルを解体および交換す る必要がなく、材料費と工事費が廉価で済み非常に経済的である。
【図1】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第1実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図2】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第2実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図3】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第3実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図4】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第4実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図5】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第5実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図6】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第6実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図7】従来の組立式タンクの構成を示す縦断面図。
【図8】従来の沈砂室付組立式タンクの構成を示す縦断
面図。
面図。
1 沈砂室付組立式タンク 2 単位体パネル 3 排出口 4 沈砂室 5 給水口 6 コンクリート製基礎 7 立ち上げ管 8 排出管 9 めくら蓋 10 フランジ 11 フランジ用パッキン 12 パッキン 13 鋼製平架台 14 床下空間 15 ボルト 16 ナット 17 底壁 18 側壁 19 天井壁 20 受圧面 21 排水口 22 接合縁 23 仕切り壁 24 仕切り壁用単位体パネル 25 越流口 26 補強柱 27 補強金具 28 組立式タンク 29 マンホール 30 水 31 沈澱物 32 梯子 33 水入口管 34 水 35 連通管 36 排水パット 37 配管 38 バルブ 39 ストレイナー 40 水封ボルト 41 接着剤
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 沈砂室付組立式タンク
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第1実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図2】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第2実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図3】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第3実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図4】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第4実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図5】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第5実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図6】本考案に係る沈砂室付組立式タンクの第6実施
例の構成を示す縦断面図。
例の構成を示す縦断面図。
【図7】従来の沈砂室付組立式タンクの構成を示す縦断
面図。
面図。
【図8】従来の組立式タンクの構成を示す縦断面図。
【符号の説明】 1 沈砂室付組立式タンク 2 単位体パネル 3 排出口 4 沈砂室 5 給水口 6 コンクリート製基礎 7 立ち上げ管 8 排出管 9 めくら蓋 10 フランジ 11 フランジ用パッキン 12 パッキン 13 鋼製平架台 14 床下空間 15 ボルト 16 ナット 17 底壁 18 側壁 19 天井壁 20 受圧面 21 排水口 22 接合縁 23 仕切り壁 24 仕切り壁用単位体パネル 25 越流口 26 補強柱 27 補強金具 28 組立式タンク 29 マンホール 30 水 31 沈澱物 32 梯子 33 水入口管 34 水 35 連通管 36 排水ピット 37 配管 38 バルブ 39 ストレイナー 40 水封ボルト 41 接着剤
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (4)
- 【請求項1】 コンクリート基礎に架台を設け、架台上
に方形の受圧面の周縁に接合縁を設けた複数の単位体パ
ネルを相互の接続縁同士を連続して、底壁、側壁、およ
びマンホールを有する天井壁を設けてなる組立式タンク
を形成し、このタンクの底壁に、底壁下方の床下空間に
連通するめくら蓋を有する排出口を設け、上記タンク内
の該排出口を含む底壁面に立ち上げ管を立設させて、こ
の立ち上げ管内を沈砂室として構成することにより、こ
の立ち上げ管内に砂利、砂等が含まれた水を流入させた
後、砂利、砂等を分離した水を立ち上げ管からタンク内
に越流させることを特徴とする沈砂室付組立式タンク。 - 【請求項2】 立ち上げ管を複数個設け、相互の立ち上
げ管を連通管により接続したことを特徴とする請求項1
記載の沈砂室付組立式タンク。 - 【請求項3】 立ち上げ管が合成樹脂または金属により
円筒状または四角筒状に形成されていることを特徴とす
る請求項1または2記載の沈砂室付組立式タンク。 - 【請求項4】 立ち上げ管内に梯子を設置したことを特
徴とする請求項1または2記載の沈砂室付組立式タン
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP050252U JPH0612523U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 沈砂室付組立式タンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP050252U JPH0612523U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 沈砂室付組立式タンク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0612523U true JPH0612523U (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=12853794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP050252U Pending JPH0612523U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 沈砂室付組立式タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612523U (ja) |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP050252U patent/JPH0612523U/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6280614B1 (en) | Residential septic tank | |
| US5806702A (en) | Ribbed storage tank | |
| US3662918A (en) | Reinforced septic tank | |
| US7314549B2 (en) | Storm water interceptor | |
| FI66959C (fi) | Anordning foer utjaemning av utslaepp av foerorenat vatten i en recipient | |
| US4423527A (en) | Fabricated floor drain with combination anchoring and seepage control flange | |
| US20210087088A1 (en) | Septic tank or aerobic tank level control system | |
| US3438499A (en) | Vessel for aerobic digestion sewage treatment plant | |
| US6251266B1 (en) | Suction tube inlet with strainer | |
| KR100840014B1 (ko) | 원통형 물탱크 | |
| US6460574B2 (en) | Sewer pipe structures and their method of construction | |
| CN207342341U (zh) | 一种工地回收水处理系统 | |
| JPH0612523U (ja) | 沈砂室付組立式タンク | |
| CN108560677A (zh) | 雨水收集系统 | |
| US7341660B1 (en) | Unitary three stage wastewater treatment system | |
| KR100598365B1 (ko) | 육각형탱크를 서로 집합한 다수격벽 물탱크. | |
| RU2727420C1 (ru) | Блочно-модульная установка первичной очистки сточных вод | |
| US5609267A (en) | Corrosion-resistant storage tank for runoff liquids | |
| US20020148762A1 (en) | Wastewater treatment plant and method for constructing same | |
| CN218200139U (zh) | 一种具备防渗漏功能的稳定型储水罐 | |
| JP7671224B2 (ja) | 既設管路の補修部材、排水設備および補修部材の設計方法 | |
| US8517208B2 (en) | Muck bucket | |
| CN219156592U (zh) | 施工临建用简易三级隔油池 | |
| JP2882598B2 (ja) | 鋼管柱列土留壁を利用した雨水貯留装置 | |
| CN213806871U (zh) | 一种防渗池排水系统 |