JPH0612642B2 - 電気絶縁油 - Google Patents
電気絶縁油Info
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- JPH0612642B2 JPH0612642B2 JP27856084A JP27856084A JPH0612642B2 JP H0612642 B2 JPH0612642 B2 JP H0612642B2 JP 27856084 A JP27856084 A JP 27856084A JP 27856084 A JP27856084 A JP 27856084A JP H0612642 B2 JPH0612642 B2 JP H0612642B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気絶縁油、特にコンデンサー油として適し
た電気絶縁油に関するものである。
た電気絶縁油に関するものである。
従来の技術 コンデンサー油としては、古くは大豆油、ナタネ油、ヒ
マシ油などの天然油脂が使われていた。その後、ポリ塩
化ビフェニル(PCB)がそのすぐれた電気特性の故に
長年にわたって使用されてきたが、人体に対する毒性が
強くかつ難分解性のため、わが国をはじめ多くの国でそ
の使用が禁止される至った。そこで、PCBに代るコン
デンサー油を見出すべく数多くの研究がなされ、現在で
はフェニルキシリルエタン、ジイソプロピルナフタレ
ン、シリコーン油などの合成油がコンデンサー油の主流
になっている。
マシ油などの天然油脂が使われていた。その後、ポリ塩
化ビフェニル(PCB)がそのすぐれた電気特性の故に
長年にわたって使用されてきたが、人体に対する毒性が
強くかつ難分解性のため、わが国をはじめ多くの国でそ
の使用が禁止される至った。そこで、PCBに代るコン
デンサー油を見出すべく数多くの研究がなされ、現在で
はフェニルキシリルエタン、ジイソプロピルナフタレ
ン、シリコーン油などの合成油がコンデンサー油の主流
になっている。
発明が解決しようとする問題点 上記のような従来のコンデンサー油のうち、大豆油、ナ
タネ油、ヒマシ油などの天然油脂は、いずれも流動点が
0〜−20゜C程度と高いという根本的問題点があった。
さらにこのうち大豆油、ナタネ油は誘電率が3.1程度(5
0HZ、25゜C)と低いという問題点があり、一方ヒマシ油
は誘電率が4.5(50HZ、25゜C)と高いので充放電用途の
直流コンデンサーに一部使用されてはいるが、誘電正接
や体積抵抗率などの電気特性は十分ではなく、また粘度
が高いという問題点があった。
タネ油、ヒマシ油などの天然油脂は、いずれも流動点が
0〜−20゜C程度と高いという根本的問題点があった。
さらにこのうち大豆油、ナタネ油は誘電率が3.1程度(5
0HZ、25゜C)と低いという問題点があり、一方ヒマシ油
は誘電率が4.5(50HZ、25゜C)と高いので充放電用途の
直流コンデンサーに一部使用されてはいるが、誘電正接
や体積抵抗率などの電気特性は十分ではなく、また粘度
が高いという問題点があった。
また、最近汎用されるようになってきたフェニルキシリ
ルエタンやジイソプロピルナフタレンは、引火点が低い
(約150゜C程度)という本質的な問題があるために用途
制限を受け、国鉄などの車両では高価なシリコーン油を
使用している。
ルエタンやジイソプロピルナフタレンは、引火点が低い
(約150゜C程度)という本質的な問題があるために用途
制限を受け、国鉄などの車両では高価なシリコーン油を
使用している。
このような背景に鑑み、本発明者らは、引火点および誘
電率が高いという特質を有するヒマシ油を主原料とし、
これらの特質の低下を最小限に抑えながら、ヒマシ油の
欠点である高い流動点を下げると共に、同じくヒマシ油
の欠点である誘電正接や体積抵抗率などの電気特性を向
上させることを目的として鋭意研究を重ねた結果、以下
に述べるような本発明に到達するに至った。
電率が高いという特質を有するヒマシ油を主原料とし、
これらの特質の低下を最小限に抑えながら、ヒマシ油の
欠点である高い流動点を下げると共に、同じくヒマシ油
の欠点である誘電正接や体積抵抗率などの電気特性を向
上させることを目的として鋭意研究を重ねた結果、以下
に述べるような本発明に到達するに至った。
問題点を解決するための手段 本発明の電気絶縁油は、ヒマシ油またはヒマシ油20重
量%以上と水酸基を有しない天然油脂80重量%以下と
のエステル交換反応物を部分的にまたは完全にアシル化
した水酸基価130mgKOH/g以下のアシル化物よりなる
ものである。
量%以上と水酸基を有しない天然油脂80重量%以下と
のエステル交換反応物を部分的にまたは完全にアシル化
した水酸基価130mgKOH/g以下のアシル化物よりなる
ものである。
ヒマシ油またはこれと水酸基を有しない天然油脂とのエ
ステル交換反応物は、誘電正接や体積抵抗率などの電気
特性が劣るが、それをアシル化して電気特性上マイナス
となっている水酸基を減少ないし消滅させたアシル化物
は、引火点および誘電率が高いという特長を保持しなが
ら、誘電正接や体積抵抗率などの電気特性が向上し、し
かも流動点が低下し、さらには粘度も著しく低下して基
材に対する含浸が容易になるという好ましい性質を示
す。なお、ヒマシ油に代えて硬化ヒマシ油を原料とした
場合は、これをアシル化したアシル化物の流動点が極め
て高く、電気絶縁油としては用途が著しく制限される。
ステル交換反応物は、誘電正接や体積抵抗率などの電気
特性が劣るが、それをアシル化して電気特性上マイナス
となっている水酸基を減少ないし消滅させたアシル化物
は、引火点および誘電率が高いという特長を保持しなが
ら、誘電正接や体積抵抗率などの電気特性が向上し、し
かも流動点が低下し、さらには粘度も著しく低下して基
材に対する含浸が容易になるという好ましい性質を示
す。なお、ヒマシ油に代えて硬化ヒマシ油を原料とした
場合は、これをアシル化したアシル化物の流動点が極め
て高く、電気絶縁油としては用途が著しく制限される。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
(アシル化原料) ヒマシ油 本発明におけるアシル化原料としては、まずヒマシ油が
あげられる。ヒマシ油はリシノール酸(12−ヒドロキシ
オレイン酸)を主成分とするトリグリセリドであって、
その構成脂肪酸の約90%はリシノール酸であり、残り
の脂肪酸のほとんどは水酸基を持たないものであるた
め、ヒマシ油は分子内に約2.7の水酸基を持つもので
ある。
あげられる。ヒマシ油はリシノール酸(12−ヒドロキシ
オレイン酸)を主成分とするトリグリセリドであって、
その構成脂肪酸の約90%はリシノール酸であり、残り
の脂肪酸のほとんどは水酸基を持たないものであるた
め、ヒマシ油は分子内に約2.7の水酸基を持つもので
ある。
ヒマシ油と水酸基を有しない天然油脂とのエステル交換
反応物 本発明におけるアシル化原料としては、上記ヒマシ油の
ほかに、ヒマシ油と水酸基を有しない天然油脂とのエス
テル交換反応物も用いられ、ヒマシ油単独よりもこのエ
ステル交換反応物を原料として用いた方が、特性の上で
もコストの上でも一段と好ましい結果が得られる。
反応物 本発明におけるアシル化原料としては、上記ヒマシ油の
ほかに、ヒマシ油と水酸基を有しない天然油脂とのエス
テル交換反応物も用いられ、ヒマシ油単独よりもこのエ
ステル交換反応物を原料として用いた方が、特性の上で
もコストの上でも一段と好ましい結果が得られる。
水酸基を有しない天然油脂としては、アマニ油、キリ
油、ナタネ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、えの油、く
るみ油、米ぬか油、綿実油、つばき油、オリーブ油、ら
っかせい油などの植物油、牛脂、豚脂、魚油、肝油、鯨
油などの動物油が例示できる。
油、ナタネ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、えの油、く
るみ油、米ぬか油、綿実油、つばき油、オリーブ油、ら
っかせい油などの植物油、牛脂、豚脂、魚油、肝油、鯨
油などの動物油が例示できる。
ヒマシ油と水酸基を有しない天然油脂とのエステル交換
反応には、通常行われるエステル交換反応、たとえば、
水酸化アルカリ、アルカリ金属アルコラート、炭酸ソー
ダ等のアルカリ触媒やリサージなどの触媒の存在下、1
80〜260゜C、15分〜6時間の反応条件下にエステ
ル交換反応する方法が採用される。
反応には、通常行われるエステル交換反応、たとえば、
水酸化アルカリ、アルカリ金属アルコラート、炭酸ソー
ダ等のアルカリ触媒やリサージなどの触媒の存在下、1
80〜260゜C、15分〜6時間の反応条件下にエステ
ル交換反応する方法が採用される。
ヒマシ油と水酸基を有しない天然油脂との反応割合は、
前者と後者の合計量を100重量%とするとき、前者が
20重量%以上で後者が80重量%以下、好ましくは前
者が95〜20重量%で後者が5〜80重量%、特に前
者が90〜30重量%で後者が10〜70重量%となる
ような範囲から選択する。前者が20重量%未満で後者
が80重量%を越える場合には、水酸基が不足するため
アシル化の程度が不足し、流動点が低下せず、誘電率を
低くなる。なお後者の割合が5重量%未満となるとき
は、ヒマシ油の場合と効果がそれほどは変らなくなる。
前者と後者の合計量を100重量%とするとき、前者が
20重量%以上で後者が80重量%以下、好ましくは前
者が95〜20重量%で後者が5〜80重量%、特に前
者が90〜30重量%で後者が10〜70重量%となる
ような範囲から選択する。前者が20重量%未満で後者
が80重量%を越える場合には、水酸基が不足するため
アシル化の程度が不足し、流動点が低下せず、誘電率を
低くなる。なお後者の割合が5重量%未満となるとき
は、ヒマシ油の場合と効果がそれほどは変らなくなる。
なお、上記エステル交換反応に際しては、本発明の趣旨
に反しない範囲で、他の低分子量ポリオールを併用して
もよい。
に反しない範囲で、他の低分子量ポリオールを併用して
もよい。
(アシル化物) 上記のようなアシル化原料をアシル化することにより、
目的とするアシル化物が得られる。
目的とするアシル化物が得られる。
アシル化は通常のアシル化手段によってなされる。アシ
ル化の中では、アセチル化が最も重要である。アセチル
化方法としては、ケテンを反応させる方法、氷酢酸を反
応させる方法なども採用できるが、工業的に無水酢酸に
よるアセチル化が最も有利である。プロピオニル化は、
通常無水プロピオン酸を用いて行う。
ル化の中では、アセチル化が最も重要である。アセチル
化方法としては、ケテンを反応させる方法、氷酢酸を反
応させる方法なども採用できるが、工業的に無水酢酸に
よるアセチル化が最も有利である。プロピオニル化は、
通常無水プロピオン酸を用いて行う。
アシル化の程度は、アシル化割合が小さいと誘電正接や
体積抵抗率などの電気特性が劣るので、アシル化後の水
酸基価が、130mgKOH/g以下、なかんづく100mgKOH/g以
下、さらには80mgKOH/g以下となるようにすることが望
ましい。
体積抵抗率などの電気特性が劣るので、アシル化後の水
酸基価が、130mgKOH/g以下、なかんづく100mgKOH/g以
下、さらには80mgKOH/g以下となるようにすることが望
ましい。
(他の電気絶縁油との併用) 本発明の電気絶縁油は、上記のように、ヒマシ油または
これと水酸基を有しない天然油脂とのエステル交換反応
物を部分的にまたは完全にアシル化したアシル化物より
なるが、他の公知の電気絶縁油、たとえばアルキルベン
ゼン(ドデシルベンゼンなど)、アルキルインダン、ポ
リブテン、ポリ−α−オレフィン、フタル酸エステル
(ジオクチルフタレートなど)、ジアリールアルカン
(フェニルキシリルエタンなど)、アルキルナフタレン
(ジイソプロピルナフタレンなど)、アルキルビフェニ
ル(モノイソプロピルビフェニルなど)、アルキレン基
と2個以上のアリール基を有する化合物(1,1−ジフ
ェニルエチレン、1,3−ジフェニルブテン−1、1,
4−ジフェニル−4−メチルペンテン−1など)、トリ
アリールアルカン、ターフェニル、アリールナフタレ
ン、アラルキルナフタレン、シリコーン油、鉱油、植物
油などとの相溶性にすぐれているので、これらと混合し
て使用することもできる。この場合本発明のアシル化物
と他の公知の電気絶縁油との混合割合は広く変えうる
が、重量比で5:95〜95:5、特に10:90〜9
0:10の範囲から選択することが多い。
これと水酸基を有しない天然油脂とのエステル交換反応
物を部分的にまたは完全にアシル化したアシル化物より
なるが、他の公知の電気絶縁油、たとえばアルキルベン
ゼン(ドデシルベンゼンなど)、アルキルインダン、ポ
リブテン、ポリ−α−オレフィン、フタル酸エステル
(ジオクチルフタレートなど)、ジアリールアルカン
(フェニルキシリルエタンなど)、アルキルナフタレン
(ジイソプロピルナフタレンなど)、アルキルビフェニ
ル(モノイソプロピルビフェニルなど)、アルキレン基
と2個以上のアリール基を有する化合物(1,1−ジフ
ェニルエチレン、1,3−ジフェニルブテン−1、1,
4−ジフェニル−4−メチルペンテン−1など)、トリ
アリールアルカン、ターフェニル、アリールナフタレ
ン、アラルキルナフタレン、シリコーン油、鉱油、植物
油などとの相溶性にすぐれているので、これらと混合し
て使用することもできる。この場合本発明のアシル化物
と他の公知の電気絶縁油との混合割合は広く変えうる
が、重量比で5:95〜95:5、特に10:90〜9
0:10の範囲から選択することが多い。
本発明の電気絶縁油は、その使用にあたって酸化防止
剤、その他の添加剤を添加することができる。
剤、その他の添加剤を添加することができる。
(産業上の利用可能性) 本発明の電気絶縁油はコンデンサー油として特に好適で
あるが、電気絶縁性が要求される用途であれば、ケーブ
ル油、トランス油をはじめ任意の用途に用いることがで
きる。
あるが、電気絶縁性が要求される用途であれば、ケーブ
ル油、トランス油をはじめ任意の用途に用いることがで
きる。
実施例 次に実施例をあげて、本発明の電気絶縁油をさらに説明
する。以下、「部」とあるのは重量部である。
する。以下、「部」とあるのは重量部である。
(アシル化物の合成および得られたアシル化物のコンデ
ンサー油としての一般特性と電気特性) 実施例 ヒマシ油(水酸基価:162、酸価:0.2、流動点:−22.5
゜C)200部とナタネ油(酸価:0.1、流動点:-17.5℃)1
00部とを、ナトリウムメチラートの28%メタノール溶液
0.6部と共に230〜240゜Cで4時間反応させた後、冷却
し、リン酸(試薬1級)0.2部で中和し、ついで活性白
土3部を加えて、120゜Cで1時間処理後ろ過し、酸価1.
3、水酸基価107.8の油状物を得た。
ンサー油としての一般特性と電気特性) 実施例 ヒマシ油(水酸基価:162、酸価:0.2、流動点:−22.5
゜C)200部とナタネ油(酸価:0.1、流動点:-17.5℃)1
00部とを、ナトリウムメチラートの28%メタノール溶液
0.6部と共に230〜240゜Cで4時間反応させた後、冷却
し、リン酸(試薬1級)0.2部で中和し、ついで活性白
土3部を加えて、120゜Cで1時間処理後ろ過し、酸価1.
3、水酸基価107.8の油状物を得た。
この油状物280部と無水酢酸54部を140゜Cで2時間反応後
過剰の無水酢酸と副生した酢酸を減圧下で回収し、白土
処理した。
過剰の無水酢酸と副生した酢酸を減圧下で回収し、白土
処理した。
得られたアシル化物の酢価は0.7、水酸基価は2.7であっ
た。
た。
次に、このアシル化物のコンデンサー油としての一般特
性および電気特性を調べた。結果を第1表に示す。
性および電気特性を調べた。結果を第1表に示す。
実施例2 ヒマシ油400部と大豆油100部とを実施例1と同様の条件
でエステル交換反応させ、ついで得られた生成物に無水
酢酸118部を加えて同様にアシル化反応させた。
でエステル交換反応させ、ついで得られた生成物に無水
酢酸118部を加えて同様にアシル化反応させた。
得られたアシル化物の酸価は0.6、水酸基価は0.0であっ
た。
た。
次に、このアシル化物のコンデンサー油としての一般特
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
実施例3 ヒマシ油300部とアマニ油100部を実施例1と同様にして
反応させ、ついで得られた生成物に無水酢酸88部を同様
に反応させた。
反応させ、ついで得られた生成物に無水酢酸88部を同様
に反応させた。
得られたアシル化物の酸価は0.8、水酸基価は1.1であっ
た。
た。
次に、このアシル化物のコンデンサー油としての一般特
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
実施例4 ヒマシ油200部とナタネ油200部を実施例1と同様にして
反応させ、ついで得られた生成物に無水酢酸59部を同様
に反応させた。
反応させ、ついで得られた生成物に無水酢酸59部を同様
に反応させた。
得られたアシル化物の酸価は0.8、水酸基価は0.0であっ
た。
た。
次に、このアシル化物のコンデンサー油としての一般特
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
実施例5 ヒマシ油200部とナタネ油100部を実施例1と同様にして
反応させ、ついで得られた生成物に無水プロピオン酸75
部を同様に反応させた。
反応させ、ついで得られた生成物に無水プロピオン酸75
部を同様に反応させた。
得られたアシル化物の酢価は1.6、水酸基価は0.0であっ
た。
た。
次に、このアシル化物のコンデンサー油としての一般特
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
実施例6 ヒマシ油500部と無水酢酸149部を140゜Cで2時間反応
後、過剰の無水酢酸と副生した酢酸を減圧下で回収し、
白土処理した。
後、過剰の無水酢酸と副生した酢酸を減圧下で回収し、
白土処理した。
得られたアシル化物の酸価は0.3、水酸基価は0.0であっ
た。
た。
次に、このアシル化物のコンデンサー油としての一般特
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
実施例7 ヒマシ油500部と無水酢酸73を140゜Cで2時間反応後、過
剰の無水酢酸と副生した酢酸を減圧下で回収し、白土処
理した。
剰の無水酢酸と副生した酢酸を減圧下で回収し、白土処
理した。
得られたアシル化物の酸価は0.7、水酸基価は68.0であ
った。
った。
次に、このアシル化物のコンデンサー油としての一般特
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
比較例1 ヒマシ油(酸価:0.3、水酸基価:161.6)のコンデンサ
ー油としての一般特性および電気特性を調べた。結果を
第1表に併せて示す。
ー油としての一般特性および電気特性を調べた。結果を
第1表に併せて示す。
比較例2 ナタネ油(酸価:0.1)のコンデンサー油としての一般
特性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
特性および電気特性を調べた。結果を第1表に併せて示
す。
(第1表参照) 第1表の結果からも、本発明のアシル化物は、流動点が
低く、引火しにくく、粘度は低く、電気的特性もバラン
スがとれていることがわかる。
低く、引火しにくく、粘度は低く、電気的特性もバラン
スがとれていることがわかる。
(相溶性試験) 上記実施例1〜7のアシル化物、比較例1のヒマシ油お
よび比較例2のナタネ油のそれぞれにつき、他の公知の
コンデンサー油との相溶性を調べた。
よび比較例2のナタネ油のそれぞれにつき、他の公知の
コンデンサー油との相溶性を調べた。
フェニルキシリルエタンとの相溶性 実施例1〜7のアシル化物とフェニルキシリルエタンと
を重量比で3/1、1/1、1/3の割合で混合し、−
24゜Cの温度条件下に1ケ月放置したが、いずれも相分
離や濁りを生じなかった。
を重量比で3/1、1/1、1/3の割合で混合し、−
24゜Cの温度条件下に1ケ月放置したが、いずれも相分
離や濁りを生じなかった。
一方、同条件下において、ヒマシ油とフェニルキシリル
エタンとの重量比で3/1の混合物は相分離を起し、重
量比で1/1の混合物は濁りを生じた。
エタンとの重量比で3/1の混合物は相分離を起し、重
量比で1/1の混合物は濁りを生じた。
また、同条件下において、ナタネ油とフェニルキシリル
エタンとの重量比で3/1の混合物は相分離を起し、重
量比で1/1の混合物は濁りを生じた。
エタンとの重量比で3/1の混合物は相分離を起し、重
量比で1/1の混合物は濁りを生じた。
ジイソプロピルナフタレンとの相溶性 実施例1,2,4,6のアシル化物とジイソプロピルナ
フタレンとを重量比で3/1、1/1、1/3の割合で
混合し、−24゜Cの温度条件下に1週間放置したが、い
ずれも相分離や濁りを生じなかった。
フタレンとを重量比で3/1、1/1、1/3の割合で
混合し、−24゜Cの温度条件下に1週間放置したが、い
ずれも相分離や濁りを生じなかった。
一方、同条件下において、ヒマシ油とジイソプロピルナ
フタレンとの重量比で3/1の混合物は濁りを生じ、ま
た、ナタネ油でジイソプロピルナフタレンとの重量比で
3/1の混合物は相分離を生じた。
フタレンとの重量比で3/1の混合物は濁りを生じ、ま
た、ナタネ油でジイソプロピルナフタレンとの重量比で
3/1の混合物は相分離を生じた。
ポリブテンとの相溶性 後述の実施例8におけるアシル化物とポリブテンとを重
量比で3/1、1/1、1/3の割合で混合し、室温下
に放置したが、いずれも相分離や濁りを生じなかった。
量比で3/1、1/1、1/3の割合で混合し、室温下
に放置したが、いずれも相分離や濁りを生じなかった。
一方、同条件下において、ヒマシ油とポリブテンとの重
量比で3/1、1/1、1/3の混合物はいずれも相分
離を生じた。なお、ナタネ油とポリブテンとの重量比で
3/1、1/1、1/3の混合物は、同条件下におい
て、いずれも相分離や濁りを生じなかった。
量比で3/1、1/1、1/3の混合物はいずれも相分
離を生じた。なお、ナタネ油とポリブテンとの重量比で
3/1、1/1、1/3の混合物は、同条件下におい
て、いずれも相分離や濁りを生じなかった。
これらの結果からも、本発明のアシル化物は他の公知の
コンデンサー油との相溶性がすぐれていることがわか
る。
コンデンサー油との相溶性がすぐれていることがわか
る。
(他の電気絶縁油との併用) 実施例8 ヒマシ油100部とナタネ油200部を実施例1と同様にして
反応させ、ついで得られた生成物に無水酢酸30部を同様
に反応させた。
反応させ、ついで得られた生成物に無水酢酸30部を同様
に反応させた。
得られたアシル化物の酸価は0.6、水酸基価は0.2であっ
た。
た。
このアシル化物とフェニルキシリルエタンとの重量比で
1:2の混合物のコンデンサー油としての一般特性およ
び電気特性を調べた。結果を第2表に示す。
1:2の混合物のコンデンサー油としての一般特性およ
び電気特性を調べた。結果を第2表に示す。
第2表のように、本発明のアシル化物は、他の公知のコ
ンデンサー油と併用してもすぐれた特質を有することが
わかる。
ンデンサー油と併用してもすぐれた特質を有することが
わかる。
発明の効果 本発明の電気絶縁油は、引火点が高く引火しにくいこ
と、流動点が低く低温条件下でも使用できること、粘度
が低く基材に対する含浸が容易であること、誘電率が高
いこと、誘電正接、体積抵抗率、絶縁破壊電圧などの電
気特性もバランスがとれていること、他の公知の電気絶
縁油との相溶性が良く、これと併用することができるこ
となどのすぐれた効果を奏する。
と、流動点が低く低温条件下でも使用できること、粘度
が低く基材に対する含浸が容易であること、誘電率が高
いこと、誘電正接、体積抵抗率、絶縁破壊電圧などの電
気特性もバランスがとれていること、他の公知の電気絶
縁油との相溶性が良く、これと併用することができるこ
となどのすぐれた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜口 隆司 三重県四日市市桜台1丁目26―85
Claims (1)
- 【請求項1】ヒマシ油またはヒマシ油20重量%以上と
水酸基を有しない天然油脂80重量%以下とのエステル
交換反応物を部分的にまたは完全にアシル化した水酸基
価130mgKOH/g以下のアシル化物よりなる電気絶縁
油。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27856084A JPH0612642B2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 電気絶縁油 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27856084A JPH0612642B2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 電気絶縁油 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61158617A JPS61158617A (ja) | 1986-07-18 |
| JPH0612642B2 true JPH0612642B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=17598960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27856084A Expired - Lifetime JPH0612642B2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 電気絶縁油 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612642B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5434134B2 (ja) * | 2009-02-26 | 2014-03-05 | セイコーエプソン株式会社 | 液体現像剤および画像形成装置 |
| KR101966296B1 (ko) * | 2011-09-30 | 2019-04-08 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 향상된 열 관리를 위한 절연 유체 조성물 |
| JP2013228754A (ja) * | 2013-06-24 | 2013-11-07 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP27856084A patent/JPH0612642B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61158617A (ja) | 1986-07-18 |
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