JPH06128548A - 接着剤組成物 - Google Patents
接着剤組成物Info
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- JPH06128548A JPH06128548A JP28160992A JP28160992A JPH06128548A JP H06128548 A JPH06128548 A JP H06128548A JP 28160992 A JP28160992 A JP 28160992A JP 28160992 A JP28160992 A JP 28160992A JP H06128548 A JPH06128548 A JP H06128548A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】垂直面にタイルのような構造材を貼り付けた際
の該構造材も被着物のずれが生じ難く、かつ作業性に優
れており、さらに柔軟性及び耐久性に優れた硬化物を与
える新規な接着剤組成物を提供する。 【構成】エポキシ樹脂と、1 分子中にエポキシ基と反応
し得る官能基及び反応性珪素基を有するシリコン化合物
(a)とを含む接着剤組成物であって、前記(a)シリ
コン化合物100重量部に対して、(b)エポキシ樹脂
30〜70重量部、(c)コロイド炭酸カルシウム50
〜90重量部、(d)重質炭酸カルシウム20〜50重
量部、(e)有機タレ防止剤2〜8重量部、(f)疎水
性微粉シリカ5〜15重量部、(g)有機錫触媒0.5
〜3重量部及び(h)軽量ガラス中空球1〜5重量部を
含む。
の該構造材も被着物のずれが生じ難く、かつ作業性に優
れており、さらに柔軟性及び耐久性に優れた硬化物を与
える新規な接着剤組成物を提供する。 【構成】エポキシ樹脂と、1 分子中にエポキシ基と反応
し得る官能基及び反応性珪素基を有するシリコン化合物
(a)とを含む接着剤組成物であって、前記(a)シリ
コン化合物100重量部に対して、(b)エポキシ樹脂
30〜70重量部、(c)コロイド炭酸カルシウム50
〜90重量部、(d)重質炭酸カルシウム20〜50重
量部、(e)有機タレ防止剤2〜8重量部、(f)疎水
性微粉シリカ5〜15重量部、(g)有機錫触媒0.5
〜3重量部及び(h)軽量ガラス中空球1〜5重量部を
含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂と、分子
中にエポキシ基と反応し得る官能基及び反応性珪素基を
有するシリコン化合物(以下変性シリコン化合物と称す
る)とを含む接着剤組成物に関し、特に、柔軟性及び耐
久性に優れ、かつ垂直方向に延びる被着面にタイル等を
接着した際に、ずれが生じ難く更に軽量化により施工時
使用する櫛目ゴテの作業性を改善した接着剤組成物に関
する。
中にエポキシ基と反応し得る官能基及び反応性珪素基を
有するシリコン化合物(以下変性シリコン化合物と称す
る)とを含む接着剤組成物に関し、特に、柔軟性及び耐
久性に優れ、かつ垂直方向に延びる被着面にタイル等を
接着した際に、ずれが生じ難く更に軽量化により施工時
使用する櫛目ゴテの作業性を改善した接着剤組成物に関
する。
【従来の技術】硬化後にゴム弾性を有する接着剤は、外
力が加えられた場合の歪みを吸収し得るため、タイル等
の構造材を貼り付ける接着剤として適している。このよ
うな柔軟な硬化物を与える接着剤組成物の一例が特開昭
61−268720号公報に開示されている。
力が加えられた場合の歪みを吸収し得るため、タイル等
の構造材を貼り付ける接着剤として適している。このよ
うな柔軟な硬化物を与える接着剤組成物の一例が特開昭
61−268720号公報に開示されている。
【0002】この先行技術では、エポキシ樹脂に対し
て、分子中に少なくとも一つの反応性珪素基を含有する
ゴム系有機重合体及び上述の変性シリコーン化合物を配
合することにより、エポキシ樹脂硬化物の脆さが改善さ
れており、それによって柔軟な硬化物が得られる旨記載
されている。
て、分子中に少なくとも一つの反応性珪素基を含有する
ゴム系有機重合体及び上述の変性シリコーン化合物を配
合することにより、エポキシ樹脂硬化物の脆さが改善さ
れており、それによって柔軟な硬化物が得られる旨記載
されている。
【0003】また、垂直方向に延びる被着面にタイル等
を接着するのに用いる接着剤として、この系統の接着剤
組成物を用いることが、特開平4−100881号公報
に記載されている。
を接着するのに用いる接着剤として、この系統の接着剤
組成物を用いることが、特開平4−100881号公報
に記載されている。
【0004】このエポキシ樹脂と変性シリコン化合物と
を配合してなる接着剤組成物では、重質炭酸カルシウ
ム、コロイド炭酸カルシウム、疎水性微粉シリカ及び/
又は有機タレ防止剤等の各種充填剤を配合することによ
り、接着剤塗布時のタレを防止し得ることが知られてい
る。
を配合してなる接着剤組成物では、重質炭酸カルシウ
ム、コロイド炭酸カルシウム、疎水性微粉シリカ及び/
又は有機タレ防止剤等の各種充填剤を配合することによ
り、接着剤塗布時のタレを防止し得ることが知られてい
る。
【0005】しかしながら、エポキシ樹脂と変性シリコ
ン化合物とを含む接着剤組成物の従来の配合例では、接
着剤自身の接着剤のタレは防止されるものの、巣直方向
に延びる被着面にタイル等の構造材を貼り付ける場合に
は、タイル等がすぐに下方にずれ、現場施工用接着剤と
して不適当なものであった。
ン化合物とを含む接着剤組成物の従来の配合例では、接
着剤自身の接着剤のタレは防止されるものの、巣直方向
に延びる被着面にタイル等の構造材を貼り付ける場合に
は、タイル等がすぐに下方にずれ、現場施工用接着剤と
して不適当なものであった。
【0006】もっとも、上記接着剤組成物中に充填剤を
より多く含有させれば、タイル等の比較的重い構造材の
接着時のずれを防止することは一応可能である。
より多く含有させれば、タイル等の比較的重い構造材の
接着時のずれを防止することは一応可能である。
【0007】しかしながら、充填剤の含有量を高めた場
合、接着剤の粘度が非常に高くなり、二液型接着剤とし
て調製されている場合、接着剤の混合及び塗布が非常に
困難となり、作業性の点で難があった。さらに、充填剤
の含有量を高めた場合、硬化後の柔軟性が低下してしま
う。即ち、硬化物に柔軟性を与えるという、変性シリコ
ン化合物配合による利点が損なわれるという問題点があ
った。
合、接着剤の粘度が非常に高くなり、二液型接着剤とし
て調製されている場合、接着剤の混合及び塗布が非常に
困難となり、作業性の点で難があった。さらに、充填剤
の含有量を高めた場合、硬化後の柔軟性が低下してしま
う。即ち、硬化物に柔軟性を与えるという、変性シリコ
ン化合物配合による利点が損なわれるという問題点があ
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解消し、その目的は、垂直面にタイルの
ような構造材を貼り付けた際の該構造材も被着物のずれ
が生じ難く、かつ作業性に優れており、さらに柔軟性及
び耐久性に優れた硬化物を与える新規な接着剤組成物を
提供することにある。
従来の問題点を解消し、その目的は、垂直面にタイルの
ような構造材を貼り付けた際の該構造材も被着物のずれ
が生じ難く、かつ作業性に優れており、さらに柔軟性及
び耐久性に優れた硬化物を与える新規な接着剤組成物を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、エポキシ
樹脂と変性シリコン化合物に対して、各種充填剤及び希
釈剤を種々の割合で配合して鋭意検討した結果、特定の
充填剤等を特定の割合で混合すれば、上記課題を達成し
得ることを見出し、該知見に基づいて本発明をなすに至
った。
樹脂と変性シリコン化合物に対して、各種充填剤及び希
釈剤を種々の割合で配合して鋭意検討した結果、特定の
充填剤等を特定の割合で混合すれば、上記課題を達成し
得ることを見出し、該知見に基づいて本発明をなすに至
った。
【0010】即ち、本発明の接着剤組成物は、エポキシ
樹脂と変性シリコン化合物(a)とを含む接着剤組成物
において、下記の特定の組成とすることに特徴を有する
ものある。本発明においては、上記(a)変性シリコン
化合物100重量部に対して、(b)エポキシ樹脂30
〜70重量部、(c)コロイド炭酸カルシウム50〜9
0重量部、(d)重質炭酸カルシウム20〜50重量
部、(e)有機タレ防止剤2〜8重量部、(f)疎水性
微粉シリカ5〜15重量部、(g)有機錫触媒0.5〜
3重量部及び(h)軽量ガラス中空球1〜5重量部が配
合される。
樹脂と変性シリコン化合物(a)とを含む接着剤組成物
において、下記の特定の組成とすることに特徴を有する
ものある。本発明においては、上記(a)変性シリコン
化合物100重量部に対して、(b)エポキシ樹脂30
〜70重量部、(c)コロイド炭酸カルシウム50〜9
0重量部、(d)重質炭酸カルシウム20〜50重量
部、(e)有機タレ防止剤2〜8重量部、(f)疎水性
微粉シリカ5〜15重量部、(g)有機錫触媒0.5〜
3重量部及び(h)軽量ガラス中空球1〜5重量部が配
合される。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて用いられる変性シリコン化合物(a)は、前述し
たように、エポキシ基と反応し得る官能基と反応性珪素
基とを1分子中に含有するシリコン化合物であり、本発
明の接着剤組成物により得られる硬化物に柔軟性を与え
るために配合されているものである。
おいて用いられる変性シリコン化合物(a)は、前述し
たように、エポキシ基と反応し得る官能基と反応性珪素
基とを1分子中に含有するシリコン化合物であり、本発
明の接着剤組成物により得られる硬化物に柔軟性を与え
るために配合されているものである。
【0012】エポキシ基と反応しうる官能基としては、
例えば、アミノ基、メルカプト基、エポキシ基、カルボ
キシル基等が挙げられる。
例えば、アミノ基、メルカプト基、エポキシ基、カルボ
キシル基等が挙げられる。
【0013】また、反応性珪素基とは、加水分解性基や
水酸基が結合している珪素原子を含有するシラノール縮
合反応により架橋可能な基をいう。このような基として
は、例えば、特開昭61−268720号公報に開示さ
れているメチルジメトキシシリル基が用いられる。
水酸基が結合している珪素原子を含有するシラノール縮
合反応により架橋可能な基をいう。このような基として
は、例えば、特開昭61−268720号公報に開示さ
れているメチルジメトキシシリル基が用いられる。
【0014】上記変性シリコン化合物(a)としては、
例えば、下記構造式で表される化合物が挙げられる。
尚、この分子中には、1以上のNH2 基が含まれてお
り、そのこと示すために、下記のように(〜NH2 )を
構造式の下方に記載しておく。
例えば、下記構造式で表される化合物が挙げられる。
尚、この分子中には、1以上のNH2 基が含まれてお
り、そのこと示すために、下記のように(〜NH2 )を
構造式の下方に記載しておく。
【0015】
【化1】
【0016】上記のような変性シリコン化合物の市販品
としては、具体的に、鐘淵化学社製「サイリル5B2
5」あるいは「サイリル5B30」(分子量5000〜
10000)等を挙げることができる。
としては、具体的に、鐘淵化学社製「サイリル5B2
5」あるいは「サイリル5B30」(分子量5000〜
10000)等を挙げることができる。
【0017】本発明の接着剤組成物には、硬化後の接着
剤の強度高めるために、エポキシ樹脂(b)が配合され
ている。本発明において用いられるエポキシ樹脂(b)
としては、エピクロルヒドリン−ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、エピクロルヒドリン−ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂又
はウレタン変性エポキシ樹脂を例示することができる
が、これらのエポキシ樹脂に限定されず、一般に使用さ
れているエポキシ樹脂を広く用いることができる。
剤の強度高めるために、エポキシ樹脂(b)が配合され
ている。本発明において用いられるエポキシ樹脂(b)
としては、エピクロルヒドリン−ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、エピクロルヒドリン−ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂又
はウレタン変性エポキシ樹脂を例示することができる
が、これらのエポキシ樹脂に限定されず、一般に使用さ
れているエポキシ樹脂を広く用いることができる。
【0018】これらのエポキシ樹脂(b)のうち、硬化
に際しての反応性の観点から、特に、1分子中に複数個
のエポキシ基を有するエポキシ樹脂を用いることが好ま
しい。
に際しての反応性の観点から、特に、1分子中に複数個
のエポキシ基を有するエポキシ樹脂を用いることが好ま
しい。
【0019】また、上記エポキシ樹脂(b)を硬化させ
るための硬化剤としては、ポリエチレンテトラミン、テ
トラエチレンペンタミン、ジエチルアミノプロピルアミ
ン、N−アミノエチルピペラジン、イソホロンジアミ
ン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノエチル)フェ
ノール等が挙げられる。
るための硬化剤としては、ポリエチレンテトラミン、テ
トラエチレンペンタミン、ジエチルアミノプロピルアミ
ン、N−アミノエチルピペラジン、イソホロンジアミ
ン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノエチル)フェ
ノール等が挙げられる。
【0020】本発明において、上記エポキシ樹脂(b)
の配合量が少なくなると硬化物の伸びが大きくなり、多
くなると硬化物の柔軟性が失われるので、変性シリコン
化合物(a)100重量部に対して30〜70重量部に
限定される。
の配合量が少なくなると硬化物の伸びが大きくなり、多
くなると硬化物の柔軟性が失われるので、変性シリコン
化合物(a)100重量部に対して30〜70重量部に
限定される。
【0021】上記のようなポキシ樹脂硬化剤は、本発明
の接着剤組成物を二液型接着剤として構成する場合に
は、エポキシ樹脂が配合される一方の試剤とは異なる他
方の試剤に含有される。
の接着剤組成物を二液型接着剤として構成する場合に
は、エポキシ樹脂が配合される一方の試剤とは異なる他
方の試剤に含有される。
【0022】本発明の接着剤組成物では、増粘剤として
コロイド炭酸カルシウム(c)が上記特定の割合で配合
されている。使用し得るコロイド炭酸カルシウム(c)
としては、脂肪酸系、珪酸系、スルホン酸系等が挙げら
れるが、揺変性を高めるためには脂肪酸系のコロイド炭
酸カルシウムの使用が好ましい。
コロイド炭酸カルシウム(c)が上記特定の割合で配合
されている。使用し得るコロイド炭酸カルシウム(c)
としては、脂肪酸系、珪酸系、スルホン酸系等が挙げら
れるが、揺変性を高めるためには脂肪酸系のコロイド炭
酸カルシウムの使用が好ましい。
【0023】本発明において、上記コロイド炭酸カルシ
ウム(c)の配合量が少なくなると揺変性改善の効果が
十分でなく、多くなると硬化物の耐久性が低下するの
で、変性シリコン化合物(a)100重量部に対して5
0〜90重量部に限定される。
ウム(c)の配合量が少なくなると揺変性改善の効果が
十分でなく、多くなると硬化物の耐久性が低下するの
で、変性シリコン化合物(a)100重量部に対して5
0〜90重量部に限定される。
【0024】本発明の接着剤組成物では、増粘剤として
重質炭酸カルシウム(d)が配合されており、該重質炭
酸カルシウム(d)としては各種の粒径のものを用いる
ことができる。また、接着剤硬化物の耐久性を高めるた
めには、表面処理がなされていない重質炭酸カルシウム
を用いることが好ましい。
重質炭酸カルシウム(d)が配合されており、該重質炭
酸カルシウム(d)としては各種の粒径のものを用いる
ことができる。また、接着剤硬化物の耐久性を高めるた
めには、表面処理がなされていない重質炭酸カルシウム
を用いることが好ましい。
【0025】本発明において、上記重質炭酸カルシウム
(d)の配合量が少なくなると揺変性を高める効果が小
さくなり、多くなると粘度が高くなり過ぎるので、変性
シリコン化合物(a)100重量部に対して20〜50
重量部に限定される。
(d)の配合量が少なくなると揺変性を高める効果が小
さくなり、多くなると粘度が高くなり過ぎるので、変性
シリコン化合物(a)100重量部に対して20〜50
重量部に限定される。
【0026】本発明の接着剤組成物では、揺変性を高
め、接着剤のタレを防止するために、有機タレ防止剤
(e)が配合されている。使用し得る有機タレ防止剤
(e)としては、例えば、植物重合油系、水添ヒマシ
油、脂肪酸アマイドワックス系等が挙げられるが、揺変
性を高めるためには水添ヒマシ油系が好ましい。
め、接着剤のタレを防止するために、有機タレ防止剤
(e)が配合されている。使用し得る有機タレ防止剤
(e)としては、例えば、植物重合油系、水添ヒマシ
油、脂肪酸アマイドワックス系等が挙げられるが、揺変
性を高めるためには水添ヒマシ油系が好ましい。
【0027】本発明において、上記有機タレ防止剤
(e)の配合量が多くなると硬化物が脆くなるで、変性
シリコン化合物(a)100重量部に対して2〜8重量
部に限定される。
(e)の配合量が多くなると硬化物が脆くなるで、変性
シリコン化合物(a)100重量部に対して2〜8重量
部に限定される。
【0028】本発明の接着剤組成物では、疎水性微粉シ
リカ(f)は、硬化物の強度を高めるために配合されて
いるものであり、通常、粒径0.007μm程度のもの
が用いられる。また、疎水性微粉シリカ(f)として
は、CH3 グループ、シリコンオイル又はオクチルシラ
ン等により表面処理されたものが用いられる。
リカ(f)は、硬化物の強度を高めるために配合されて
いるものであり、通常、粒径0.007μm程度のもの
が用いられる。また、疎水性微粉シリカ(f)として
は、CH3 グループ、シリコンオイル又はオクチルシラ
ン等により表面処理されたものが用いられる。
【0029】本発明において、上記疎水性微粉シリカ
(f)の配合量が多くなると硬化物が硬くなり過ぎるの
で、変性シリコン化合物(a)100重量部に対して5
〜15重量部に限定される。
(f)の配合量が多くなると硬化物が硬くなり過ぎるの
で、変性シリコン化合物(a)100重量部に対して5
〜15重量部に限定される。
【0030】本発明の接着剤組成物では、上記変性シリ
コン化合物(a)を硬化させるための触媒として、有機
錫触媒(g)が配合されている。用いられる有機錫触媒
(g)としては、ブチル錫ラウレート系あるいはブチル
錫フタレート系等が挙げられる。
コン化合物(a)を硬化させるための触媒として、有機
錫触媒(g)が配合されている。用いられる有機錫触媒
(g)としては、ブチル錫ラウレート系あるいはブチル
錫フタレート系等が挙げられる。
【0031】本発明において、上記有機錫触媒(g)の
配合量が少なくなると揺変性付与効果が小さく、多くな
ると揺変性付与効果が飽和し、かつ接着剤硬化物の耐久
性に悪影響を及ぼすので、変性シリコン化合物(a)1
00重量部に対して0.5〜3重量部に限定される。
配合量が少なくなると揺変性付与効果が小さく、多くな
ると揺変性付与効果が飽和し、かつ接着剤硬化物の耐久
性に悪影響を及ぼすので、変性シリコン化合物(a)1
00重量部に対して0.5〜3重量部に限定される。
【0032】本発明の接着剤組成物では、揺変性を高め
接着剤のタレを防止するために、前述した有機タレ防止
剤(e)に加えて、軽量ガラス中空球(h)が配合され
ている。用いられる軽量ガラス中空球(h)としては、
平均粒子密度0.12〜0.49g/cc、粒子径0.
01〜0.3mm、圧縮強度7〜421kg/cm2の
範囲の低密度、高強度を持ち合わせたものが揺変性を高
めるために好ましく、このような軽量ガラス中空球
(h)として、例えば、住友スリーエム社製「スコッチ
ライトガラスバルブ」が挙げられる。
接着剤のタレを防止するために、前述した有機タレ防止
剤(e)に加えて、軽量ガラス中空球(h)が配合され
ている。用いられる軽量ガラス中空球(h)としては、
平均粒子密度0.12〜0.49g/cc、粒子径0.
01〜0.3mm、圧縮強度7〜421kg/cm2の
範囲の低密度、高強度を持ち合わせたものが揺変性を高
めるために好ましく、このような軽量ガラス中空球
(h)として、例えば、住友スリーエム社製「スコッチ
ライトガラスバルブ」が挙げられる。
【0033】本発明において、上記軽量ガラス中空球
(h)の配合量が少なくなると揺変性を高める効果がな
く、多くなると硬化物が脆くなるので、変性シリコン化
合物(a)100重量部に対して1〜5重量部に限定さ
れる。
(h)の配合量が少なくなると揺変性を高める効果がな
く、多くなると硬化物が脆くなるので、変性シリコン化
合物(a)100重量部に対して1〜5重量部に限定さ
れる。
【0034】軽量ガラス中空球(h)を上記重量部の範
囲で配合した接着剤は、櫛目鏝を使って平面又は垂直面
に塗布する際に、櫛目鏝にかかる抵抗を小さくする効果
があるので、作業性が改善され、しかも硬化物に柔軟性
を与えることができる。
囲で配合した接着剤は、櫛目鏝を使って平面又は垂直面
に塗布する際に、櫛目鏝にかかる抵抗を小さくする効果
があるので、作業性が改善され、しかも硬化物に柔軟性
を与えることができる。
【0035】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。実施例
1〜5及び比較例1〜3として、下記の表1に示す割合
で配合されたA剤及びB剤を調製した。尚、表1中の各
種配合剤の内容は以下の通りである。 ・変性シリコン化合物:鐘淵化学社製「サイリル5B2
5」及び「サイリル5B30」 ・エポキシ樹脂:油化シェルエポキシ社製「エピコート
828」(成分:ビスフェノールA型グリシジルエーテ
ル) ・エポキシ樹脂用硬化剤(三級アミン):ロームアンド
ハース社製「DMP−30」〔成分:2,4,6−トリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノール〕 ・有機錫触媒:三共有機社製「SB−65」(成分:ジ
ブチル錫ジラウレート+ジブチル錫オキサイド) ・コロイド炭酸ナルシウム:丸尾カルシウム社製「カル
ファイン200M」 ・重質炭酸ナルシウム:白石工業社製「ホワイトンS
B」 ・有機タレ防止剤:楠本化成社製「ディスパロン#30
5」(成分:ヒマシ油硬化油) ・疎水性微粉シリカ:日本エアロジル社製「エアロジル
R−202」 ・軽量ガラス中空球:住友スリーエム社製「スコッチラ
イトガラスバルブS−28/750」
1〜5及び比較例1〜3として、下記の表1に示す割合
で配合されたA剤及びB剤を調製した。尚、表1中の各
種配合剤の内容は以下の通りである。 ・変性シリコン化合物:鐘淵化学社製「サイリル5B2
5」及び「サイリル5B30」 ・エポキシ樹脂:油化シェルエポキシ社製「エピコート
828」(成分:ビスフェノールA型グリシジルエーテ
ル) ・エポキシ樹脂用硬化剤(三級アミン):ロームアンド
ハース社製「DMP−30」〔成分:2,4,6−トリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノール〕 ・有機錫触媒:三共有機社製「SB−65」(成分:ジ
ブチル錫ジラウレート+ジブチル錫オキサイド) ・コロイド炭酸ナルシウム:丸尾カルシウム社製「カル
ファイン200M」 ・重質炭酸ナルシウム:白石工業社製「ホワイトンS
B」 ・有機タレ防止剤:楠本化成社製「ディスパロン#30
5」(成分:ヒマシ油硬化油) ・疎水性微粉シリカ:日本エアロジル社製「エアロジル
R−202」 ・軽量ガラス中空球:住友スリーエム社製「スコッチラ
イトガラスバルブS−28/750」
【0036】2)接着剤の評価 A剤及びB剤を表1に示す割合で混合した接着剤につ
き、次の方法により評価し、その結果を表1に示した。 (1)可使時間:変性シリコン配合剤(A剤)と、エポ
キシ樹脂配合剤(B剤)とを合計で400gを板上に取
り、へらによって二液を混合して40℃のオーブン内に
て加温し、指触により乾燥時間を官能評価した。 (2)硬化柔軟性:A剤及びB剤の混合物を、70mm
×40mm×厚み2.5mmの大きさに流延し、常温で
2日間養生した後、50℃の恒温槽にて2日間養生して
硬化させ、しかる後硬化物を折り曲げ、その引き裂き状
態を官能評価した。 (3)タイルのずれ性:垂直方向に延びるボードに、接
着剤を、5mm角の目立てごてを用いて1.5kg/m
2 の割合となるように塗布しておき、次に、60mm×
225mm×厚み8mm、重量250gの裏足付き磁器
質湿式タイルを2枚重ねにして垂直方向に延びるボード
に接着し、接着初期状態のずれ性を目視で評価した。 (4)作業性:作業者が櫛目付けしたときの作業者の作
業のし易さを官能評価した。
き、次の方法により評価し、その結果を表1に示した。 (1)可使時間:変性シリコン配合剤(A剤)と、エポ
キシ樹脂配合剤(B剤)とを合計で400gを板上に取
り、へらによって二液を混合して40℃のオーブン内に
て加温し、指触により乾燥時間を官能評価した。 (2)硬化柔軟性:A剤及びB剤の混合物を、70mm
×40mm×厚み2.5mmの大きさに流延し、常温で
2日間養生した後、50℃の恒温槽にて2日間養生して
硬化させ、しかる後硬化物を折り曲げ、その引き裂き状
態を官能評価した。 (3)タイルのずれ性:垂直方向に延びるボードに、接
着剤を、5mm角の目立てごてを用いて1.5kg/m
2 の割合となるように塗布しておき、次に、60mm×
225mm×厚み8mm、重量250gの裏足付き磁器
質湿式タイルを2枚重ねにして垂直方向に延びるボード
に接着し、接着初期状態のずれ性を目視で評価した。 (4)作業性:作業者が櫛目付けしたときの作業者の作
業のし易さを官能評価した。
【0037】
【表1】
【0038】表1から明らかなように、実施例1〜5の
配合割合の接着剤では、いずれも可使時間が長くなり、
硬化後の柔軟性においても優れており、作業性がよく、
さらにタイルのずれも生じていないことが分かる。これ
に対して、比較例1〜3の配合割の接着剤では、可使時
間、硬化柔軟性、作業性及びタイルのずれのいずれかを
満たすことが不可能であることが分かる。
配合割合の接着剤では、いずれも可使時間が長くなり、
硬化後の柔軟性においても優れており、作業性がよく、
さらにタイルのずれも生じていないことが分かる。これ
に対して、比較例1〜3の配合割の接着剤では、可使時
間、硬化柔軟性、作業性及びタイルのずれのいずれかを
満たすことが不可能であることが分かる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、接着剤
の可使時間が長くなったことで経済性も改善され、硬化
後の柔軟性の点においても優れているだけでなく、タイ
ル等の構造材を垂直方向に延びる面に接着した場合に、
構造材のずれが生じ難い接着剤を得ることができる。し
かも、二液型接着剤として構成した場合、混合、塗布作
業及び工具類の洗浄作業も円滑に行い得る、作業性に優
れた現場施工用接着を提供することが可能となる。
の可使時間が長くなったことで経済性も改善され、硬化
後の柔軟性の点においても優れているだけでなく、タイ
ル等の構造材を垂直方向に延びる面に接着した場合に、
構造材のずれが生じ難い接着剤を得ることができる。し
かも、二液型接着剤として構成した場合、混合、塗布作
業及び工具類の洗浄作業も円滑に行い得る、作業性に優
れた現場施工用接着を提供することが可能となる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 7/28 NLD 7242−4J
Claims (1)
- 【請求項1】エポキシ樹脂と、1 分子中にエポキシ基と
反応し得る官能基及び反応性珪素基を有するシリコン化
合物(a)とを含む接着剤組成物であって、 前記(a)シリコン化合物100重量部に対して、
(b)エポキシ樹脂30〜70重量部、(c)コロイド
炭酸カルシウム50〜90重量部、(d)重質炭酸カル
シウム20〜50重量部、(e)有機タレ防止剤2〜8
重量部、(f)疎水性微粉シリカ5〜15重量部、
(g)有機錫触媒0.5〜3重量部及び(h)軽量ガラ
ス中空球1〜5重量部を含むことを特徴とする接着剤組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28160992A JPH06128548A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28160992A JPH06128548A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 接着剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06128548A true JPH06128548A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17641527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28160992A Pending JPH06128548A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06128548A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0794238A3 (en) * | 1996-03-05 | 1997-10-08 | Tokyo Gas Co., Ltd. | Adhesive composition for bonding a lining tube on to the internal surface of an existing pipe |
| EP0994170A3 (en) * | 1998-10-13 | 2000-12-20 | Evode Limited | Lightweight adhesive |
| WO2007119867A1 (ja) * | 2006-04-19 | 2007-10-25 | Kaneka Corporation | 硬化性樹脂組成物 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28160992A patent/JPH06128548A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0794238A3 (en) * | 1996-03-05 | 1997-10-08 | Tokyo Gas Co., Ltd. | Adhesive composition for bonding a lining tube on to the internal surface of an existing pipe |
| US5993581A (en) * | 1996-03-05 | 1999-11-30 | Tokyo Gas Co., Ltd. | Adhesive composition for bonding a lining tube on to the internal surface of an existing pipe |
| EP0994170A3 (en) * | 1998-10-13 | 2000-12-20 | Evode Limited | Lightweight adhesive |
| WO2007119867A1 (ja) * | 2006-04-19 | 2007-10-25 | Kaneka Corporation | 硬化性樹脂組成物 |
| US7820749B2 (en) | 2006-04-19 | 2010-10-26 | Kaneka Corporation | Curable resin composition |
| JP5254782B2 (ja) * | 2006-04-19 | 2013-08-07 | 株式会社カネカ | 硬化性樹脂組成物 |
| EP2011833A4 (en) * | 2006-04-19 | 2014-05-28 | Kaneka Corp | CURABLE RESIN COMPOSITION |
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