JPH06128721A - 窒素酸化物ガスセンサ用感応薄膜の形成方法 - Google Patents

窒素酸化物ガスセンサ用感応薄膜の形成方法

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JPH06128721A
JPH06128721A JP27964092A JP27964092A JPH06128721A JP H06128721 A JPH06128721 A JP H06128721A JP 27964092 A JP27964092 A JP 27964092A JP 27964092 A JP27964092 A JP 27964092A JP H06128721 A JPH06128721 A JP H06128721A
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sensitive thin
sensitive
forming
film
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JP27964092A
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English (en)
Inventor
Makoto Miyamoto
誠 宮本
Tomoshi Nishikawa
智志 西川
Tomotsugu Kamiyama
智嗣 上山
Yoshio Hanasato
善夫 花里
Naomi Ota
尚美 太田
Toshiyuki Kamiya
俊行 神谷
Satoru Isoda
悟 磯田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度で高速応答性のNOx ガスセンサーが
得られる感応薄膜の形成方法を提供する。 【構成】 窒素酸化物ガスを選択的に吸着する感応薄膜
3を成膜するに際し、基板1に下地薄膜として粒径の制
御が可能な化合物の弗化マグネシウム蒸着膜2を形成
し、この上に感応薄膜3を形成する。感応薄膜3表面部
に凹凸が形成され、表面積、即ち吸着反応面積が大幅に
増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窒素酸化物(NOx と
略記する)ガス選択吸着分子を感応薄膜として用いたN
Ox ガスセンサ用の感応薄膜の形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスセンサ用の感応薄膜の形成方
法には、有機分子を真空蒸着する方法あるいはラングミ
ュアー―ブロジェット(LB)法が用いられてきた。図
8(a)〜(c)は、例えば電気化学, 46, 597 (1978)に示
されたガスセンサ用の感応薄膜の形成プロセスを工程順
に示す断面模式図である。 図8において、1は薄膜を
形成する基板、28はこの基板上に真空蒸着法を用いて
形成された厚さ約 0.4ミクロンの金属フタロシアニン薄
膜である。
【0003】図8に示した従来のガスセンサ用感応薄膜
の形成プロセスでは、図8(a)に示す平滑な石英基板1
上にパイレックスガラス製るつぼに入れた金属フタロシ
アニン錯体をタングステン製ヒータで加熱して約 0.4ミ
クロンの厚さに蒸着して薄膜28とする(図8(b))。
さらにこの膜28のセンサ感度向上のために 350℃で4
時間熱アニーリングを行い(図8(c))、この薄膜28
上に金蒸着膜を電極として形成しガスセンサ部としてい
る。この例では、薄膜28上に気体分子が吸着すること
により生じる電気伝導度の変化を測定することでガスセ
ンサとしている。
【0004】さらに、Thin Solid Films, Vol.180, 193
(1989) に示されたように水晶振動子上にプロピル置換
スクエアリリウム色素とアラキン酸カドミウムとの1:
1混合物をラングミュアー―ブロージェット(LB)法
を用いて薄膜化し、ガスセンサとして用いている例もあ
る。この例では、薄膜へのNO2 分子の吸着により起こ
るプロピル置換スクエアリリウム色素にみられる蛍光強
度の変化と水晶振動子の周波数の変化を検知することで
NO2 ガスセンサとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のガ
スセンサ用感応薄膜の形成方法では、熱アニーリング以
外の薄膜表面状態の制御がなされていなかったので、薄
膜表面が全体に平坦で表面積が大きくならず、ガス分子
の吸着反応面積も小さいままであった。このような膜を
センサとして用いていたので、センサとしての重要な性
能である感度及び応答性が低いという問題点があった。
【0006】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、NOx 選択吸着分子薄膜の表面に
凹凸を形成して、薄膜表面積を大きく増大させることに
より、NOx 分子を広い濃度範囲で高い吸着能力と吸着
速度をもって吸着させることが可能となる窒素酸化物ガ
スセンサ用感応薄膜の形成方法を提供することを目的と
する。なお、この明細書における「凹凸を形成する」は
面を荒らす、粗面化することをも含む。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の窒素酸化物ガス
センサ用感応薄膜の形成方法は、窒素酸化物ガスを選択
的に吸着する感応薄膜を成膜するに際し、上記感応薄膜
を形成する基板または下地薄膜に凹凸を形成し、成膜後
の上記感応薄膜の表面部に間接的に凹凸が形成されるよ
うにするものである。
【0008】下地薄膜を粒径の制御が可能な化合物で形
成する、例えば弗化マグネシウム蒸着膜とする。
【0009】また、成膜後の感応薄膜の表面部に直接凹
凸を形成する。
【0010】パターニングにより凹凸を形成する。
【0011】さらに、感応薄膜成膜時に基板の温度を室
温以下の低温に保持するようにした。
【0012】
【作用】本発明により形成されたNOx ガスセンサ用感
応薄膜は表面部に凹凸が形成されているので、従来ガス
センサに用いられてきた薄膜の表面構造と比較して、N
Ox ガス分子が吸着できる表面積が大きく増大するので
吸着能力が高まる。従ってガスセンサとしての重要な性
能である感度及び応答性が向上するとともに、検出濃度
範囲が広がる。
【0013】例えば弗化マグネシウム蒸着膜のように、
下地薄膜を粒径の制御が可能な化合物で形成することに
より、感応薄膜に容易に任意のサイズの凹凸を形成、任
意の面粗度に粗面化できる。
【0014】さらに、基板の温度を室温以下の低温にす
ることにより分子の充填密度が減少することから、ガス
分子の薄膜内部への拡散が速やかとなり吸着速度が大き
くなるので、さらに感度、応答性及び検出濃度範囲が向
上する。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例について具体的に説
明する。図1(a)〜(c)の断面模式図に本発明の一実施
例のNOx ガス選択吸着分子としてテトラフェニルポル
フィリンルテニウムジピリジン錯体を用いた薄膜の形成
プロセスを工程順に示す。図1において、1は感応薄膜
を形成する基板、2は下地薄膜の弗化マグネシウム蒸着
膜、3はNOx ガス選択吸着分子からなる感応薄膜、テ
トラフェニルポルフィリンルテニウムジピリジン錯体の
蒸着膜である。
【0016】この薄膜形成プロセスにおいては、予め基
板1上に弗化マグネシウムの薄膜2を真空蒸着法を用い
て、50Å/minの条件で膜厚 0.5μm、平均粒径1000Åの
薄膜として形成しておく。この膜2上にNOx ガス選択
吸着分子であるテトラフェニルポルフィリンルテニウム
ジピリジン錯体を真空蒸着法を用いて、約 450℃で20Å
/minのレートで1000Å蒸着し感応薄膜3とした。
【0017】上記の薄膜形成プロセスを用いた場合、表
面構造の制御のために下地薄膜として形成した弗化マグ
ネシウムの蒸着膜2がかなり凸凹しているので、その上
に蒸着した選択吸着分子の感応薄膜2表面の構造も下地
の構造に依存して凸凹となっている。一方、従来法と同
じく蒸着による膜形成後に250℃で4時間熱アニーリン
グ処理を行ったルテニウム錯体薄膜表面は、図8に示し
たのと同様の構造をしており、あまり凸凹していない。
この結果、薄膜の表面積は本実施例の図1の形成プロセ
スを用いたほうがはるかに大きくなっている。
【0018】上記のプロセスにより形成した感応薄膜を
用いてNO2 ガスの吸着特性を調べた。図2に本発明の
一実施態様である差動方式を用いたNOx ガスセンサー
システムの構成図を示す。図において、4はATカット
で 9MHzを基本周波数とする水晶振動子であり、5はN
2 ガスに対して選択吸着を示さない中心金属なしのテ
トラフェニルポルフィリンの薄膜、6は発振回路、7は
周波数カウンター、8は水晶振動子4を保持したガス流
入装置、9は水晶振動子4の周波数差を演算する周波数
差演算装置である。
【0019】この実施態様においては水晶振動子4上に
前項と同じ条件で、下地の弗化マグネシウム蒸着膜2上
に形成したテトラフェニルポルフィリンルテニウムジピ
リジン錯体の感応薄膜3をガスセンサとしている。これ
をガス流入装置8に設置し、発振回路6により水晶振動
子4を発振させ、混合ガス流入後の水晶振動子4の周波
数変化を周波数カウンター7で計測するようにした実験
装置である。この装置においては、水晶振動子4上の感
応薄膜3にガス中の気体分子が吸着すると薄膜3の質量
がその分だけ増加する。水晶振動子4は質量の増加に対
応して発振周波数が減少するため、この周波数の減少に
よって吸着分子の質量即ち濃度を測定することが可能と
なる。さらにこのシステムにおいては、NO2 選択吸着
分子薄膜である感応薄膜3へのNO2 以外のガス種の吸
着による周波数の減少に対しては、選択吸着分子と同程
度の吸着能をもつ薄膜5を形成した水晶振動子4を設置
し、2つの発振周波数の差を周波数演算装置9で計算可
能にしていることから、NO2 以外のガス種の吸着によ
る水晶振動子4の周波数減少分を2つの水晶振動子4の
周波数差を計測(差動方式)することで相殺し、NO2
ガスをS/N比と選択性良く計測できるように工夫して
ある。また水晶振動子4の周波数変化は極微小の質量変
化にも敏感であるため、極めて低濃度の測定に用いるこ
とができる。
【0020】本センサを設置したガス流入実験装置8に
アルゴンをベースとし、酸素、二酸化炭素、窒素、水
素、メタン及び二酸化窒素をそれぞれ100ppm 含む混
合ガスを、25℃常圧で100ml/min の流量で10mi
n 流入させ、ガス接触による感応薄膜3への二酸化窒素
の吸着特性を調べた。混合ガスを流入させると、水晶振
動子4の周波数差は、図3の特性図に示すように増加し
た。縦軸は周波数差Δf(Hz)、横軸は時間(min )を示
し、特性曲線aがこの実施例の感応薄膜(弗化マグネシ
ウム蒸着膜上に形成したテトラフェニルポルフィリンル
テニウムジピリジン錯体の蒸着薄膜)のNO2 ガスに対
する周波数応答曲線を、特性曲線bが比較例の感応薄膜
(従来法を用いて形成したテトラフェニルポルフィリン
ルテニウムジピリジン錯体の蒸着薄膜)のNO2 ガスに
対する周波数応答曲線を表す。このときの周波数差の増
加は、NO2 選択吸着分子の感応薄膜に吸着したNO2
分子数の増加に起因する。本実施例の応答曲線a及び従
来法の薄膜の応答曲線bを比較すると、本実施例の応答
曲線aのほうが周波数差の変化量は、時間経過に対して
大きく、このことから選択吸着分子薄膜の表面積を増大
させたほうが、NO2分子を早くかつ多数吸着できるこ
とが確認された。
【0021】また1ppmの濃度の二酸化窒素を含む混合
ガスで試験を行った場合も100ppmの場合と同様に2
つの感応薄膜での周波数差増加の挙動の違いが観察さ
れ、本実施例の下地に弗化マグネシウムの膜を形成して
凹凸を形成した感応薄膜を用いたガスセンサのほうが応
答速度および感度ともに優っていた。
【0022】実施例2.図4に本発明の他の実施態様で
ある電気伝導方式を用いたNOx ガスセンサーシステム
の構成図を示す。図において、12は本実施例2でNO
x 選択吸着分子として銅フタロシアニン錯体を用いた感
応薄膜、13は交流電源、14は金電極、15は基準抵
抗、16は電流・電圧計、17は記録計、18はガス流
入装置である。
【0023】この装置においては、基板1上に実施例1
と同じプロセスを用いて形成した下地の弗化マグネシウ
ム膜上に感応薄膜の銅フタロシアニンの真空蒸着膜12
を約1000Åの膜厚で形成した。更にその膜の上にマスク
をかけ金電極14を約1000Å蒸着してガスセンサとし
た。これをガス流入装置18に設置し、混合ガス流入後
の電気伝導度の変化を基準抵抗15にかかる電圧変化と
して計測するようにした実験装置である。この装置にお
いては、基板1上のNOx 選択吸着分子薄膜(感応薄
膜)12にガス中の気体分子が吸着すると吸着した分子
数に比例して薄膜12の電導度が変化することから、ガ
ス中の特定分子の濃度を測定することが可能となる。
【0024】本センサを設置したガス流入実験装置18
にアルゴンをベースとした酸素、二酸化炭素、窒素、水
素、メタン及び二酸化窒素をそれぞれ100ppm 含む混
合ガスを、25℃常圧で100ml/minの流量で3min 流
入させ、ガス接触による感応薄膜への二酸化窒素の吸着
特性を調べた。その結果を図5の特性図に示す。縦軸は
電圧(V)、横軸は時間(min )を示し、特性曲線cがこの
実施例の感応薄膜(弗化マグネシウム蒸着膜上に形成し
た銅フタロシアニン錯体の蒸着薄膜)のNO2ガスに対
する電気伝導特性の応答曲線、特性曲線dが比較例の感
応薄膜(従来法を用いて形成した銅フタロシアニン錯体
の蒸着薄膜)のNO2 ガスに対する電気伝導特性の応答
曲線を表す。混合ガスを流入させると、伝導度は図5に
示すように上昇した。このときの伝導度の上昇は、NO
2 選択吸着分子に吸着したNO2分子の増加に起因す
る。両者を比較すると電導度の増加は本実施例の応答曲
線cの方が従来法の応答曲線dより時間経過に対して大
きく、このことからも表面積を大きくした感応薄膜のほ
うが従来の感応薄膜と比べ、NO2 分子を早くかつ多数
吸着できることが確認された。
【0025】また1ppmの濃度の二酸化窒素を含む混合
ガスで試験を行った場合も100ppmの場合と同様に2
つの感応薄膜での電導度増加の挙動の違いが観察され、
本実施例の下地に弗化マグネシウムの膜を形成して凹凸
を形成した感応薄膜を用いたガスセンサのほうが応答速
度および感度ともに優っていた。
【0026】実施例3.図6(a)〜(d)の断面模式図に
本発明の他の実施例のNOx ガス選択吸着分子としてテ
トラフェニルポルフィリンルテニウムジピリジン錯体を
用いた感応薄膜の形成プロセスを工程順に示す。図6
(e)の平面図に得られた感応薄膜の凹凸パターンを示
す。図において、21は感応薄膜3のパターニング処理
をするために用いたマスクで、この場合は約1μmピッ
チの格子状パターンを用いた。22は感応(選択吸着分
子)薄膜3上にマスク21を介して蒸着した金属アルミ
ニウム薄膜である。
【0027】この薄膜形成プロセスにおいては、図6
(a)に示す基板1上にテトラフェニルポルフィリンルテ
ニウムジピリジン錯体からなる感応薄膜3を真空蒸着法
を用いて、約 450℃で50Å/minのレートで約1μmの膜
厚で形成した(図6(b))。その後この感応薄膜3上に
予め作製しておいたマスク21を介して金属アルミニウ
ム22を約 100Å蒸着する(図6(c))。次に酸素プラ
ズマ中でこの膜をエッチング処理を行う。金属および有
機錯体のエッチング速度の違いにより、有機物、即ち感
応薄膜3のほうが速くエッチングされていく。金属アル
ミニウム薄膜22のエッチングが終了したところで処理
を停止することにより、図6(d)の断面構造を持ち、図
6(e)の平面構造を持つ選択吸着分子薄膜を形成するこ
とができる。
【0028】本実施例においては、感応薄膜である選択
吸着分子薄膜の表面積を増加させるために、感応薄膜形
成後に上記に示したパターニング処理を行っていること
を特徴とし、図8の従来法の感応薄膜と比較してはるか
に表面積が大きくなっている。
【0029】このプロセス法を用いて水晶振動子上にテ
トラフェニルポルフィリンルテニウムジピリジンの感応
薄膜を形成後、実施例1と同じ図2に示す装置を用いて
同一条件で、ガス接触による感応薄膜への二酸化窒素の
吸着特性を調べたところ、同様の結果が得られた。この
ことから感応(選択吸着分子)薄膜のパターニング処理
により凹凸を形成し表面積を増加させたほうが、NO2
分子を早くかつ多数吸着することが確認された。
【0030】実施例4.実施例3と同じ条件で基板1上
に、銅フタロシアニンのパターニングした感応薄膜を作
製後、更にその感応薄膜の上に実施例2と同じ条件で金
電極を蒸着して図3に示すガスセンサを構成した。セン
サをガス流入実験装置18に設置し、実施例2と同じ条
件でガス接触による感応薄膜への二酸化窒素の吸着特性
を調べたところ、同様の結果が得られた。このことから
もパターニング処理により凹凸を形成し表面積を大きく
した感応薄膜のほうが、従来の感応薄膜と比べNO2
子を早くかつ多数吸着することが確認された。
【0031】実施例5.図7(a)〜(g)の断面模式図に
本発明のさらに他の実施例のNOx ガス選択吸着分子と
してテトラフェニルポルフィリンルテニウムジピリジン
錯体を用いた感応薄膜の形成プロセスを工程順に示す。
図7(h)の平面図に得られた感応薄膜の凹凸パターンを
示す。図において、23は水晶基板、24はフォトレジ
スト、25はフォトマスク、26は金蒸着膜、27は電
極としての銀蒸着膜である。
【0032】この薄膜形成プロセスにおいては、図7
(a)に示す水晶基板23上にフォトレジスト24を形成
し(図7(b))。その後予め作製しておいたフォトマス
ク25をかけてパターン(この場合は約1μmピッチの
格子状パターン)を現像し(図7(c))、レジスト膜2
4パターンを有する水晶基板23の上に金の蒸着膜26
を形成し、レジスト剥離液によりレジスト24部分を除
去すると水晶基板23上に直接形成された金蒸着膜26
の部分だけが残る(図7(d))。この金蒸着膜26を有
する水晶基板23を希弗酸中でエッチング処理すると、
金蒸着膜26がある部分は保護され、水晶部、即ち水晶
基板23だけがエッチングされる。目的の深さにまで水
晶がエッチングされたところで処理を停止し、ヨウ化カ
リウム溶液中で金蒸着膜26を溶解させ(図7(e))、
その上から電極として用いる銀蒸着膜27を形成し(図
7(f))、さらにその上に選択吸着分子からなる薄膜を
真空蒸着法を用いて形成することにより、図7(g)に示
すような断面拡大構造と図7(h)に示すような平面構造
をもつ感応薄膜3が作製できる。
【0033】本実施例においては、選択吸着分子薄膜の
表面積を増加させるために、薄膜を形成する水晶基板2
4をパターニング処理し、凹凸を形成した後、選択吸着
分子からなる感応薄膜の形成を行っていることを特徴と
し、図8の従来法の薄膜と比較してはるかに表面積が大
きくなっている。
【0034】上記の薄膜形成プロセスを用いて微細加
工、銀電極を蒸着した水晶基板を水晶振動子とし、この
上にテトラフェニルポルフィリンルテニウムジピリジン
錯体の感応薄膜を形成した。実施例1と同じ図2に示す
装置を用いて同一条件で、ガス接触による感応薄膜への
二酸化窒素の吸着特性を調べたところ、実施例1と同様
の結果が得られた。このことから水晶基板のパターニン
グ処理により感応(選択吸着分子)薄膜に凹凸を形成
し、その表面積を増加させたもののほうが、NO2分子
を早くかつ多数吸着することが確認された。
【0035】実施例6.実施例5と同じ条件で水晶基板
上に、銅フタロシアニンの感応薄膜を作製後、更にその
膜の上に実施例2と同じ条件で金電極を蒸着して図3に
示すガスセンサを構成した。このセンサをガス流入実験
装置に設置し、実施例2と同じ条件でガス接触による感
応薄膜への二酸化窒素の吸着特性を調べたところ、同様
の結果が得られた。このことからも水晶基板のパターニ
ング処理により感応(選択吸着分子)薄膜の表面積を大
きくしたほうが、従来の薄膜と比べNO2 分子を早くか
つ多数吸着することが確認された。
【0036】実施例7.実施例1で行った感応薄膜の形
成方法において、基板に下地の弗化マグネシウムを蒸着
した後、この基板の温度を―110℃に設定し、この温
度にした後テトラフェニルポルフィリンルテニウムジピ
リジン錯体の感応薄膜を形成した。本実施例では従来法
と比較して、表面積を増大させているとともに基板温度
を低温として薄膜形成を行っているので、感応薄膜の構
造が非晶質となる。さらに感応薄膜を構成する選択吸着
分子の充填密度も減少し、感応薄膜自身がポーラスにな
ることからNO2 分子が膜内部まで高速で拡散吸着でき
る。
【0037】この方法を用いて水晶振動子上にテトラフ
ェニルポルフィリンルテニウムジピリジン錯体の感応薄
膜を形成し、実施例1と同じ装置および同一条件で、ガ
ス接触による感応薄膜への二酸化窒素の吸着特性を調べ
たところ、吸着特性はさらに向上した。このことから感
応(選択吸着分子)薄膜の表面積を増加させ、さらに薄
膜を非晶質にしたほうが、NO2 分子を早くかつ多数吸
着することが確認された。
【0038】さらに、実施例2〜6の感応薄膜形成方法
を用いて薄膜を形成する際、本実施例を適用し同じく基
板の温度を―110℃という低温にして形成した。この
条件で薄膜を形成した後、実施例2〜6と同じ条件でガ
ス接触による二酸化窒素の吸着特性を調べたところ、い
ずれの場合にも従来法と比べ吸着特性が著しく向上して
いることが確認された。薄膜形成温度は低いほど充填密
度が減少するが、低すぎると成膜できなくなるので、−
50〜−150℃の範囲が望ましい。
【0039】なお上記実施例では、NO2 選択感応薄膜
材料としてテトラフェニルポルフィリンジピリジンルテ
ニウム錯体及び銅フタロシアニン錯体を例に説明した
が、これに限るものでなく、例えば他のポルフィリン錯
体、フタロシアニン錯体を用いてもよく、テトラフェニ
ルポルフィリンニッケル錯体、テトラフェニルポルフィ
リン鉄錯体、テトラフェニルポルフィリン銀錯体、テト
ラフェニルポルフィリンコバルト錯体、フタロシアニン
鉄錯体、フタロシアニン銅錯体、フタロシアニン鉛錯
体、フタロシアニンシリコン錯体などの有機分子、並び
に亜鉛の酸化物などの無機分子をNO2 選択吸着分子と
して用いても同様の結果が得られた。また、NOx 成分
として二酸化窒素を例に述べたが一酸化窒素、他の窒素
酸化物に対しても同様の効果を奏する。
【0040】また、選択吸着分子薄膜の形成法として真
空蒸着法を例に挙げて述べたが、クラスターイオンビー
ム(ICB)法、ラングミュアー―ブロジェット(L
B)法及びスピンコート法などの薄膜形成法を用いても
同様の効果を結果を示した。
【0041】また、粒径の制御が可能な化合物薄膜とし
て弗化マグネシウム蒸着膜を例に挙げて述べたが、これ
に限るものではなく他の化合物でも良く、薄膜の粒径は
主に化合物自体の性質で決まるので、所望の粒径、即ち
凹凸が得られるよう適宜選択すれば良い。
【0042】さらに、感応薄膜に形成する凹凸としては
膜の厚さや、大きさ等にもよるが、吸着表面積ができる
だけ大きくなるように細かい方が望ましく、凹凸の大き
さとしては平均ピッチが0.01〜500μm程度が適当で、
0.1〜10μmがより望ましい。
【0043】
【発明の効果】本発明の窒素酸化物ガスセンサ用感応薄
膜の形成方法においては、窒素酸化物ガスを選択的に吸
着する感応薄膜を成膜するに際し、上記感応薄膜を形成
する基板または下地薄膜に凹凸を形成し、成膜後の上記
感応薄膜の表面部に凹凸が形成されるようにする、もし
くは成膜後の感応薄膜の表面部に直接凹凸を形成するよ
うにしたので、感応薄膜の表面積を大幅に増大でき、吸
着反応面積も大幅に増加させることができるので、NO
x ガス分子への吸着力と吸着速度が高まり、高感度で高
速応答性のNOx センサーが得られる効果がある。
【0044】パターニングにより凹凸を形成する。
【0045】また、例えば弗化マグネシウム蒸着膜のよ
うに、下地薄膜を粒径の制御が可能な化合物で形成する
ことにより、感応薄膜に容易に任意のサイズの凹凸を形
成、任意の面粗度に粗面化できる効果がある。
【0046】さらに、感応薄膜成膜時に基板の温度を室
温以下の低温にすることにより分子の充填密度が減少す
ることから、ガス分子の薄膜内部への拡散が速やかとな
り吸着速度が大きくなるので、さらに、感度、応答性及
び検出濃度範囲を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の感応薄膜の形成方法を工程
順に示す断面模式図である。
【図2】本発明の一実施態様の差動方式を用いたNOx
ガスセンサシステムの構成図である。
【図3】本発明の一実施例及び比較例の二酸化窒素の吸
着特性を水晶振動子の周波数差の変化で示す特性図であ
る。
【図4】本発明の他の実施態様の電気伝導方式を用いた
NOx ガスセンサーシステムの構成図である。
【図5】本発明の実施例及び比較例の二酸化窒素の吸着
特性を電気伝導特性の変化で示す特性図である。
【図6】本発明の他の実施例の感応薄膜の形成方法を工
程順に示す断面模式図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例の感応薄膜の形成方
法を工程順に示す断面模式図である。
【図8】従来の感応薄膜の形成方法を工程順に示す断面
模式図である。
【符号の説明】
1 基板 2 下地薄膜の弗化マグネシウム蒸着膜 3 感応薄膜のテトラフェニルポルフィリンルテニウム
ジピリジン錯体の蒸着膜 4 水晶振動子 6 発振回路 7 周波数カウンター 8 ガス流入装置 12 感応薄膜の銅フタロシアニン錯体の蒸着膜 14 金電極 15 基準抵抗 18 ガス流入装置 21 マスク 22 金属アルミニウム蒸着膜 23 水晶基板 24 フォトレジスト 25 フォトマスク 26 金蒸着膜 27 電極の銀蒸着膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花里 善夫 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社中央研究所内 (72)発明者 太田 尚美 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社中央研究所内 (72)発明者 神谷 俊行 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社中央研究所内 (72)発明者 磯田 悟 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素酸化物ガスを選択的に吸着する感応
    薄膜を成膜するに際し、上記感応薄膜を形成する基板ま
    たは下地薄膜に凹凸を形成し、成膜後の上記感応薄膜の
    表面部に凹凸が形成されるようにしたことを特徴とする
    窒素酸化物ガスセンサ用感応薄膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 下地薄膜を粒径の制御が可能な化合物で
    形成して凹凸を形成するようにしたことを特徴とする請
    求項第1項記載の窒素酸化物ガスセンサ用感応薄膜の形
    成方法。
  3. 【請求項3】 下地薄膜は弗化マグネシウム蒸着膜であ
    ることを特徴とする請求項第2項記載の窒素酸化物ガス
    センサ用感応薄膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 窒素酸化物ガスを選択的に吸着する感応
    薄膜を成膜した後、この感応薄膜の表面部に凹凸を形成
    するようにしたことを特徴とする窒素酸化物ガスセンサ
    用感応薄膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 パターニングにより凹凸を形成するよう
    にしたことを特徴とする請求項第1項ないし第4項のい
    ずれかに記載の窒素酸化物ガスセンサ用感応薄膜の形成
    方法。
  6. 【請求項6】 感応薄膜成膜時に基板の温度を室温以下
    の低温に保持するようにしたことを特徴とする請求項第
    1項ないし第5項のいずれかに記載の窒素酸化物ガスセ
    ンサ用感応薄膜の形成方法。
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