JPH06128854A - 印刷基材 - Google Patents
印刷基材Info
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- JPH06128854A JPH06128854A JP4281689A JP28168992A JPH06128854A JP H06128854 A JPH06128854 A JP H06128854A JP 4281689 A JP4281689 A JP 4281689A JP 28168992 A JP28168992 A JP 28168992A JP H06128854 A JPH06128854 A JP H06128854A
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- JP
- Japan
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- printing
- fixing layer
- polyolefin
- ink
- nonwoven fabric
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリオレフィン三次元網状繊維からなる不織
布の少なくとも片面にインキ定着層を設けたもので、該
インキ定着層の表面粗さが0.4〜0.7である印刷基
材。 【効果】 コート紙並の印刷品位と高引裂強力を有する
印刷基材。
布の少なくとも片面にインキ定着層を設けたもので、該
インキ定着層の表面粗さが0.4〜0.7である印刷基
材。 【効果】 コート紙並の印刷品位と高引裂強力を有する
印刷基材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷用に優れた不織布か
らなる印刷基材に関し、さらに詳しくはバーコード印刷
や油性オフセット印刷等に最適の印刷基材に関する。
らなる印刷基材に関し、さらに詳しくはバーコード印刷
や油性オフセット印刷等に最適の印刷基材に関する。
【0002】
【従来の技術】紙への印刷技術は15世紀中頃発明され
た凸版印刷に始まり、グラビア印刷を経てオフセット印
刷時代となっており、その印刷基材には紙のほか、延伸
フィルムからなる合成紙や、布帛等が用いられている。
印刷基材としての紙では、パルプからなるコート紙やア
ート紙の技術革新が進み、ある程度満足できる印刷性が
得られているが、紙の持つ欠点、例えば耐水性不良や引
裂強力不足による破れ易さが問題となる場合がある。
た凸版印刷に始まり、グラビア印刷を経てオフセット印
刷時代となっており、その印刷基材には紙のほか、延伸
フィルムからなる合成紙や、布帛等が用いられている。
印刷基材としての紙では、パルプからなるコート紙やア
ート紙の技術革新が進み、ある程度満足できる印刷性が
得られているが、紙の持つ欠点、例えば耐水性不良や引
裂強力不足による破れ易さが問題となる場合がある。
【0003】耐水性を改良した印刷基材として、無機充
填剤を含有させて延伸したポリプロピレンフィルム、ポ
リエステルフィルム等からなる合成紙が提案させている
が、これらの合成紙は耐水性に優れるものの延伸フィル
ム特有の引裂強力が小さいことから破れ易く、特にビジ
ネスフォーム等のパンチ穴を有する用途においてはその
部分から裂けてくるという問題点がある。
填剤を含有させて延伸したポリプロピレンフィルム、ポ
リエステルフィルム等からなる合成紙が提案させている
が、これらの合成紙は耐水性に優れるものの延伸フィル
ム特有の引裂強力が小さいことから破れ易く、特にビジ
ネスフォーム等のパンチ穴を有する用途においてはその
部分から裂けてくるという問題点がある。
【0004】近年、耐水性を有し且つ引裂強力の大きな
各種不織布が上市されてきている。不織布は特にスパン
ボンド法による長繊維不織布やフラッシュ紡糸法による
ポリオレフィン不織布が引裂強力が大きいため、この用
途に用いられようとしている。しかしながら、スパンボ
ンド法による不織布やフラッシュ紡糸による不織布は、
表面にある一定の径を有する繊維があるため表面はかな
らず凹凸を有するのが常である。そのためこれら不織布
を印刷用途に用いる場合、どうしても繊維による凹凸の
影響を解消できずバーコードや油性オフセット印刷時に
表面凹凸によるインキの付着斑が発生するためきれいに
印刷できないのが現状である。
各種不織布が上市されてきている。不織布は特にスパン
ボンド法による長繊維不織布やフラッシュ紡糸法による
ポリオレフィン不織布が引裂強力が大きいため、この用
途に用いられようとしている。しかしながら、スパンボ
ンド法による不織布やフラッシュ紡糸による不織布は、
表面にある一定の径を有する繊維があるため表面はかな
らず凹凸を有するのが常である。そのためこれら不織布
を印刷用途に用いる場合、どうしても繊維による凹凸の
影響を解消できずバーコードや油性オフセット印刷時に
表面凹凸によるインキの付着斑が発生するためきれいに
印刷できないのが現状である。
【0005】また別の問題点としてポリオレフィン不織
布の表面は特にインキ受理性が不良なため、バーコード
印刷や、油性オフセット印刷時にインキ受理性が悪く、
きれいに表面に乗らない点がある。その対策としてイン
キ受理性を向上させるため、ポリオレフィン三次元網状
繊維不織布の表面にインキ定着層を設ける方法が特開平
3−234869号公報に開示されている。
布の表面は特にインキ受理性が不良なため、バーコード
印刷や、油性オフセット印刷時にインキ受理性が悪く、
きれいに表面に乗らない点がある。その対策としてイン
キ受理性を向上させるため、ポリオレフィン三次元網状
繊維不織布の表面にインキ定着層を設ける方法が特開平
3−234869号公報に開示されている。
【0006】このようなインキ定着層を設けた印刷基材
は確かにインキ受理性は向上するものの、印刷後の品位
は必ずしも良好ではなく、印刷後の表面にインキ定着層
の下部のポリオレフィン不織布の表面の凹凸を受けてイ
ンキ定着層の表面に浮き出させてしまうため、印刷後に
基材表面に凹凸が発生し、印刷品の品位が悪化する問題
点があった。
は確かにインキ受理性は向上するものの、印刷後の品位
は必ずしも良好ではなく、印刷後の表面にインキ定着層
の下部のポリオレフィン不織布の表面の凹凸を受けてイ
ンキ定着層の表面に浮き出させてしまうため、印刷後に
基材表面に凹凸が発生し、印刷品の品位が悪化する問題
点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
した従来の技術の問題点を解決し、バーコードや油性オ
フセット印刷時において、良好なインキ受理性を有する
のみならず、従来の紙と同等な印刷品位を有する優れた
印刷基材を提供する事にある。
した従来の技術の問題点を解決し、バーコードや油性オ
フセット印刷時において、良好なインキ受理性を有する
のみならず、従来の紙と同等な印刷品位を有する優れた
印刷基材を提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題に
鑑み種々検討した結果、印刷基材の表面粗さを特定の値
とする事により良好な印刷品位が得られる事を見い出
し、本発明に到達した。すなわち、本発明は、ポリオレ
フィン三次元網状繊維不織布の少なくとも片面にインキ
定着層が設けられており、該インキ定着層の表面粗さ
(KES表面試験機にて測定したSMD値)が0.4〜
0.7である事を特徴とする印刷基材、である。
鑑み種々検討した結果、印刷基材の表面粗さを特定の値
とする事により良好な印刷品位が得られる事を見い出
し、本発明に到達した。すなわち、本発明は、ポリオレ
フィン三次元網状繊維不織布の少なくとも片面にインキ
定着層が設けられており、該インキ定着層の表面粗さ
(KES表面試験機にて測定したSMD値)が0.4〜
0.7である事を特徴とする印刷基材、である。
【0009】本発明に用いられるポリオレフィン三次元
網状繊維不織布は、三次元網状構造を有するポリオレフ
ィン不織布であり、通常のポリオレフィンのフラッシ紡
糸技術を用いて製造することができる。すなわち、本発
明に用いるポリオレフィン三次元網状繊維不織布は、例
えばポリオレフィンポリマーが高温、高圧下で溶剤に溶
解された後、低温、低圧域に吐出されると同時に溶媒も
フラッシュさせてポリオレフィンからなる三次元的、か
つ網状にフィブリル化したポリオレフィン繊維とされ、
次いでこの繊維が板状又は網状の支持体に堆積され、ウ
ェブ化された後、エンボスロールまたはカレンダーロー
ルにて熱接合されることにより製造される。
網状繊維不織布は、三次元網状構造を有するポリオレフ
ィン不織布であり、通常のポリオレフィンのフラッシ紡
糸技術を用いて製造することができる。すなわち、本発
明に用いるポリオレフィン三次元網状繊維不織布は、例
えばポリオレフィンポリマーが高温、高圧下で溶剤に溶
解された後、低温、低圧域に吐出されると同時に溶媒も
フラッシュさせてポリオレフィンからなる三次元的、か
つ網状にフィブリル化したポリオレフィン繊維とされ、
次いでこの繊維が板状又は網状の支持体に堆積され、ウ
ェブ化された後、エンボスロールまたはカレンダーロー
ルにて熱接合されることにより製造される。
【0010】この際、熱接合条件を変える事により色々
な物性を有するポリオレフィン三次元網状繊維不織布が
得られ、エンボスロールあるいはカレンダーロールの温
度と接合圧力と接合時間を調整する事により不織布とし
ての引裂強力や引張強力、表面平滑性をある程度調整す
る事が出来る。本発明に用いるポリオレフィンとしては
ポリエチレン、ポリプロピレン等が用いられるが、表面
平滑性からみてポリエチレンが好ましい。
な物性を有するポリオレフィン三次元網状繊維不織布が
得られ、エンボスロールあるいはカレンダーロールの温
度と接合圧力と接合時間を調整する事により不織布とし
ての引裂強力や引張強力、表面平滑性をある程度調整す
る事が出来る。本発明に用いるポリオレフィンとしては
ポリエチレン、ポリプロピレン等が用いられるが、表面
平滑性からみてポリエチレンが好ましい。
【0011】本発明に用いるポリオレフィン三次元網状
繊維不織布の目付は40〜100g/m2 が好ましい。
不織布としての目付は40g/m2 未満ではポリオレフ
ィン三次元網状繊維不織布の分散性不良のためインキ定
着層を均一に設ける事が困難であり、目付が100g/
m2 を超えると全体的な厚みが大きくなりすぎる。本発
明における表面粗さはKES表面試験機によって測定し
た値である。KES表面試験機とは布の風合計測を目的
として設計されたKES−FBシリーズの一部であり、
布の表面特性を計測する装置である。この装置は布表面
の幾何学的な粗さと摩擦係数及びその変動を計測できる
計算回路を有している。本発明に用いる表面粗さはKE
S表面試験機で測定できる値のうちの接触子を用いた表
面粗さの測定値を用いる。本発明では表面粗さは経緯の
3回平均値を用いている。
繊維不織布の目付は40〜100g/m2 が好ましい。
不織布としての目付は40g/m2 未満ではポリオレフ
ィン三次元網状繊維不織布の分散性不良のためインキ定
着層を均一に設ける事が困難であり、目付が100g/
m2 を超えると全体的な厚みが大きくなりすぎる。本発
明における表面粗さはKES表面試験機によって測定し
た値である。KES表面試験機とは布の風合計測を目的
として設計されたKES−FBシリーズの一部であり、
布の表面特性を計測する装置である。この装置は布表面
の幾何学的な粗さと摩擦係数及びその変動を計測できる
計算回路を有している。本発明に用いる表面粗さはKE
S表面試験機で測定できる値のうちの接触子を用いた表
面粗さの測定値を用いる。本発明では表面粗さは経緯の
3回平均値を用いている。
【0012】ポリオレフィン三次元網状繊維不織布を用
いた不織布はそれ自体の表面粗さは1〜1.5程度であ
り、この不織布にインキ受理性のいい定着層を設けた場
合、基材である不織布よりも表面粗さが小さくなる。す
なわち表面が平滑となる。本発明に用いるインキ定着層
は一般に紙業界で用いられている公知の技術を用いて設
ける事が出来る。インキ定着層は通常合成共重合体ラテ
ックスと顔料とから主としてなる塗工液をブレードコー
ター、ロールコーター、エアナイフコーター等で塗工す
る事により得られる。表面平滑とするためには特にゲー
トロールコーターやバーコーターを用いるのが好まし
い。また表面平滑とするためには多層塗工する事も可能
である。
いた不織布はそれ自体の表面粗さは1〜1.5程度であ
り、この不織布にインキ受理性のいい定着層を設けた場
合、基材である不織布よりも表面粗さが小さくなる。す
なわち表面が平滑となる。本発明に用いるインキ定着層
は一般に紙業界で用いられている公知の技術を用いて設
ける事が出来る。インキ定着層は通常合成共重合体ラテ
ックスと顔料とから主としてなる塗工液をブレードコー
ター、ロールコーター、エアナイフコーター等で塗工す
る事により得られる。表面平滑とするためには特にゲー
トロールコーターやバーコーターを用いるのが好まし
い。また表面平滑とするためには多層塗工する事も可能
である。
【0013】本発明に用いるインキ定着層の合成共重合
体ラテックスとしてはカルボキシル化スチレン・ブタジ
エン系ラテックス、アクリル系合成共重合体ラテック
ス、酢酸ビニル系共重合体ラテックス及びサラン系共重
合体ラテックスなどいずれも使用可能である。特に接着
強度と耐水性を必要とする場合にはカルボキシル化スチ
レン・ブタジエン系ラテックスの使用が好ましい。
体ラテックスとしてはカルボキシル化スチレン・ブタジ
エン系ラテックス、アクリル系合成共重合体ラテック
ス、酢酸ビニル系共重合体ラテックス及びサラン系共重
合体ラテックスなどいずれも使用可能である。特に接着
強度と耐水性を必要とする場合にはカルボキシル化スチ
レン・ブタジエン系ラテックスの使用が好ましい。
【0014】合成共重合体ラテックスは顔料100重量
部に対し10〜40重量部使用するのが好ましい。10
重量部未満では定着層の接着強度が低くなる。40重量
部を超えると特に印刷時のインキセット性が明らかに低
下し、油性オフセット印刷機での印刷時に裏写り現象が
起きる。本発明に用いるインキ定着層の顔料は通常の紙
塗工分野で用いる原料がすべて使用可能である。顔料と
しては例えばクレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、タ
ルク等の無機顔料がある。また同時に水溶性バインダー
を用いる事が塗工工程上好ましい。水溶性バインダーと
しては通常紙塗工で用いるスターチ、カゼイン、ポリビ
ニルアルコール等が使用可能である。その他、例えば分
散剤、消泡剤、潤滑剤、耐水化剤、着色剤等が併用可能
であり、必要に応じ使用できる。
部に対し10〜40重量部使用するのが好ましい。10
重量部未満では定着層の接着強度が低くなる。40重量
部を超えると特に印刷時のインキセット性が明らかに低
下し、油性オフセット印刷機での印刷時に裏写り現象が
起きる。本発明に用いるインキ定着層の顔料は通常の紙
塗工分野で用いる原料がすべて使用可能である。顔料と
しては例えばクレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、タ
ルク等の無機顔料がある。また同時に水溶性バインダー
を用いる事が塗工工程上好ましい。水溶性バインダーと
しては通常紙塗工で用いるスターチ、カゼイン、ポリビ
ニルアルコール等が使用可能である。その他、例えば分
散剤、消泡剤、潤滑剤、耐水化剤、着色剤等が併用可能
であり、必要に応じ使用できる。
【0015】本発明のインキ定着層を設けたポリオレフ
ィン三次元網状繊維不織布を印刷用途に用いる場合、通
常のバーコード印刷、油性オフセット印刷、グラビア印
刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷等が使用可能
であり、いずれも一般の紙と同等に取り扱う事が可能で
ある。しかしながら,、インキ定着層はインキ溶剤を保
持できる能力がないため、特に油性オフセット印刷時に
は特別なインキ溶剤の少ない合成紙用インキを用いるの
が好ましい。
ィン三次元網状繊維不織布を印刷用途に用いる場合、通
常のバーコード印刷、油性オフセット印刷、グラビア印
刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷等が使用可能
であり、いずれも一般の紙と同等に取り扱う事が可能で
ある。しかしながら,、インキ定着層はインキ溶剤を保
持できる能力がないため、特に油性オフセット印刷時に
は特別なインキ溶剤の少ない合成紙用インキを用いるの
が好ましい。
【0016】本発明の印刷基材は、インキ定着層が少な
くとも片面に設けられている必要があり、好ましくは両
面にインキ定着層を設けられているのが良い。インキ定
着層が片面の場合、印刷上は問題ないが、塗工表面が片
面のため、2層構造となり印刷基材としての平坦性に掛
け、カールし易くなる。インキ定着層を両面設けた場合
カールが発生しにくい利点があり好ましい。
くとも片面に設けられている必要があり、好ましくは両
面にインキ定着層を設けられているのが良い。インキ定
着層が片面の場合、印刷上は問題ないが、塗工表面が片
面のため、2層構造となり印刷基材としての平坦性に掛
け、カールし易くなる。インキ定着層を両面設けた場合
カールが発生しにくい利点があり好ましい。
【0017】また、必要に応じ片面2層以上の多層塗工
層を設ける事も可能である。この場合、アンダー層は油
性オフセットインキの溶剤に遮蔽効果のあるバリア層と
し、トップ層をインキ定着層とする方法が好ましい。一
般的な三次元網状繊維による不織布にインキ定着層を設
けた場合、KES表面試験機による表面粗さは1〜1.
5程度であり、このレベルでは特に油性オフセット印刷
後に表面に基材の表面凹凸が浮きでてきて好ましくな
い。
層を設ける事も可能である。この場合、アンダー層は油
性オフセットインキの溶剤に遮蔽効果のあるバリア層と
し、トップ層をインキ定着層とする方法が好ましい。一
般的な三次元網状繊維による不織布にインキ定着層を設
けた場合、KES表面試験機による表面粗さは1〜1.
5程度であり、このレベルでは特に油性オフセット印刷
後に表面に基材の表面凹凸が浮きでてきて好ましくな
い。
【0018】本発明に用いるインキ定着層の坪量は片側
当たり10〜30g/m2 が好ましい。10g/m2 未
満ではインキ定着層が均一に形成できず、またインキ受
理性が不良となる場合もある。30g/m2 を超えても
インキ受理性には問題は生じないが、インキ定着層を形
成する際、乾燥しにくくなるため、塗工速度が低下し、
生産性が落ちる。
当たり10〜30g/m2 が好ましい。10g/m2 未
満ではインキ定着層が均一に形成できず、またインキ受
理性が不良となる場合もある。30g/m2 を超えても
インキ受理性には問題は生じないが、インキ定着層を形
成する際、乾燥しにくくなるため、塗工速度が低下し、
生産性が落ちる。
【0019】本発明の表面粗さが0.4〜0.7の三次
元網状繊維よりなるポリオレフィン不織布は印刷後も表
面凹凸が目立たず、コート紙並みの印刷品位が得られ
る。本発明を構成するポリオレフィン三次元網状繊維不
織布は通常の熱接合した不織布をさらにカレンダー加工
する事により得られる。カレンダー加工は通常の金属−
金属ロール、金属−コットンロール、金属−樹脂ロール
等の組みあわせのものを用いる事が出来る。金属−金属
ロールの組み合わせから得られるカレンダー加工による
平滑不織布はKES表面試験機での表面粗さは0.5〜
0.9程度であり、この方法により得られる平滑不織布
に公知の方法によるインキ定着層を設ける事により印刷
基材が得られる。
元網状繊維よりなるポリオレフィン不織布は印刷後も表
面凹凸が目立たず、コート紙並みの印刷品位が得られ
る。本発明を構成するポリオレフィン三次元網状繊維不
織布は通常の熱接合した不織布をさらにカレンダー加工
する事により得られる。カレンダー加工は通常の金属−
金属ロール、金属−コットンロール、金属−樹脂ロール
等の組みあわせのものを用いる事が出来る。金属−金属
ロールの組み合わせから得られるカレンダー加工による
平滑不織布はKES表面試験機での表面粗さは0.5〜
0.9程度であり、この方法により得られる平滑不織布
に公知の方法によるインキ定着層を設ける事により印刷
基材が得られる。
【0020】ポリオレフィン三次元網状繊維不織布の場
合、カレンダー加工時に上下から圧力を加えると全体的
な厚みが減少すると共に歪が発生するため、金属ロール
の線圧を30〜100kg/cm、温度を30〜80℃
程度で加工するのが好ましい。カレンダー加工したポリ
オレフィン三次元網状繊維不織布にインキ定着層を設け
た場合、KES表面試験機による表面粗さは0.4〜
0.7である必要がある。
合、カレンダー加工時に上下から圧力を加えると全体的
な厚みが減少すると共に歪が発生するため、金属ロール
の線圧を30〜100kg/cm、温度を30〜80℃
程度で加工するのが好ましい。カレンダー加工したポリ
オレフィン三次元網状繊維不織布にインキ定着層を設け
た場合、KES表面試験機による表面粗さは0.4〜
0.7である必要がある。
【0021】表面粗さが0.4未満の場合、カレンダー
加工によりポリオレフィン三次元網状繊維不織布の表面
粗さを通常0.45以下にする必要があるが、このレベ
ルまでポリオレフィン三次元網状繊維不織布をカレンダ
ー加工した場合、確かに不織布の表面粗さが低下するも
のの、内部に歪が残るため、インキ定着層を設けるため
にコーティングし、加熱乾燥を行う際に、歪が解放され
て表面に凹凸が新たに発生し、表面平坦性が低下するた
め好ましくない。
加工によりポリオレフィン三次元網状繊維不織布の表面
粗さを通常0.45以下にする必要があるが、このレベ
ルまでポリオレフィン三次元網状繊維不織布をカレンダ
ー加工した場合、確かに不織布の表面粗さが低下するも
のの、内部に歪が残るため、インキ定着層を設けるため
にコーティングし、加熱乾燥を行う際に、歪が解放され
て表面に凹凸が新たに発生し、表面平坦性が低下するた
め好ましくない。
【0022】表面平坦性とは印刷基材として見た場合、
基材を例えば積層して油性オフセット印刷を行う場合に
平板等に置いた場合、微細な表面凹凸ではなく部分的な
波打ち現象により全体的にでこぼこした状態となり印刷
への給紙が困難となる欠点がある。また表面粗さが0.
7を超えると、印刷後の表面凹凸が目立つようになるた
め印刷品位が悪くなり好ましくない。
基材を例えば積層して油性オフセット印刷を行う場合に
平板等に置いた場合、微細な表面凹凸ではなく部分的な
波打ち現象により全体的にでこぼこした状態となり印刷
への給紙が困難となる欠点がある。また表面粗さが0.
7を超えると、印刷後の表面凹凸が目立つようになるた
め印刷品位が悪くなり好ましくない。
【0023】また、本発明による印刷基材は、三次元網
状繊維よりなる不織布を基材として用いるため、一般の
コート紙や延伸フィルムよりなる合成紙と比較して引裂
強力が大きいという特徴がある。引裂強力は熱接合条件
により変わるが少なくとも300g以上有るのが好まし
い。特にバーコード印刷やビジネスフォームに用いる場
合、パンチ穴をあける場合が多く、パンチ穴よりの破れ
にくい特徴を有する。
状繊維よりなる不織布を基材として用いるため、一般の
コート紙や延伸フィルムよりなる合成紙と比較して引裂
強力が大きいという特徴がある。引裂強力は熱接合条件
により変わるが少なくとも300g以上有るのが好まし
い。特にバーコード印刷やビジネスフォームに用いる場
合、パンチ穴をあける場合が多く、パンチ穴よりの破れ
にくい特徴を有する。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。実施例の説明に先立ち、本発明の不織シートの諸物
性の測定方法を説明する。表面粗さは、20cm×20
cmの大きさに試料として準備する。試験機はカトーテ
ック製商品名KES−FB4表面試験機(自動計算機能
付き)を用いる。試料を試験機に400gの荷重をかけ
てセットし、10gの荷重をかけた表面粗さ検出用接触
子を試料に接触させ、機器をスタートさせる。試料の経
緯をそれぞれ3回測定し、それらの平均をもって表面粗
さとした。
る。実施例の説明に先立ち、本発明の不織シートの諸物
性の測定方法を説明する。表面粗さは、20cm×20
cmの大きさに試料として準備する。試験機はカトーテ
ック製商品名KES−FB4表面試験機(自動計算機能
付き)を用いる。試料を試験機に400gの荷重をかけ
てセットし、10gの荷重をかけた表面粗さ検出用接触
子を試料に接触させ、機器をスタートさせる。試料の経
緯をそれぞれ3回測定し、それらの平均をもって表面粗
さとした。
【0025】印刷後の表面品位は、RI試験機を用いタ
ック15の油性インキを用い、ベタ印刷した表面状態を
観察し、最良を5とし最低を1とし5段階に評価した。
ック15の油性インキを用い、ベタ印刷した表面状態を
観察し、最良を5とし最低を1とし5段階に評価した。
【0026】
【実施例1、比較例1】ポリエチレン三次元網状繊維か
らなるウェブを不織布として旭化成工業(株)製商品名
ルクサーH2040XWを用い、実施例1は、金属−金
属ロールからなるカレンダー機を用いて、カレンダー加
工した。金属ロールの温度は40℃であり、線圧は40
kg/cmで6m/分で加工した。ついで、比較例1と
してカレンダー加工を実施していないポリオレフィン三
次元網状繊維不織布を用いた。
らなるウェブを不織布として旭化成工業(株)製商品名
ルクサーH2040XWを用い、実施例1は、金属−金
属ロールからなるカレンダー機を用いて、カレンダー加
工した。金属ロールの温度は40℃であり、線圧は40
kg/cmで6m/分で加工した。ついで、比較例1と
してカレンダー加工を実施していないポリオレフィン三
次元網状繊維不織布を用いた。
【0027】下記に示す組成の塗工液を用いてマイヤー
バーにて片面に20g/m2 塗工し、直ちに105℃、
30秒の条件で熱風乾燥させた。ついで硫酸亜鉛の水溶
液を用い、60℃のスーパーカレンダーを用いて耐水化
処理を行った。次に印刷性を評価するため、RI試験機
を用い、タック15の油性インキを用い、ベタ印刷し表
面状態を観察した。結果を表1に示すが本発明の印刷基
材は表面が印刷後も平滑であり印刷面に凹凸が発生しな
いのに対し、比較例1の不織布では表面に繊維集合体に
よるものと思われる凹凸が発生し、品位が低下してい
た。
バーにて片面に20g/m2 塗工し、直ちに105℃、
30秒の条件で熱風乾燥させた。ついで硫酸亜鉛の水溶
液を用い、60℃のスーパーカレンダーを用いて耐水化
処理を行った。次に印刷性を評価するため、RI試験機
を用い、タック15の油性インキを用い、ベタ印刷し表
面状態を観察した。結果を表1に示すが本発明の印刷基
材は表面が印刷後も平滑であり印刷面に凹凸が発生しな
いのに対し、比較例1の不織布では表面に繊維集合体に
よるものと思われる凹凸が発生し、品位が低下してい
た。
【0028】 SBRラテックス(旭化成工業(株)製商品名:L−1622) 20部 クレー (EMC社製商品名:UW−90) 70部 炭酸カルシウム (白石工業(株)製商品名:ブリリアント15)15部 酸化チタン (サカイ工業(株)製商品名:A−110) 15部 カゼイン (アンモニア水溶液) 5部 分散剤:消泡剤等 2部 合 計 127部
【0029】
【表1】
【0030】
【実施例2〜3、比較例2〜3】ポリエチレン三次元網
状繊維不織布として旭化成工業(株)製商品名ルクサー
H2030XWを用い、カレンダー加工の温度と線圧を
変えて、表面粗さの異なった不織布を得た。実施例1と
同様の塗工液を用い、両側15g/m2 の塗工をマイヤ
ーバーを用いて行い、熱風乾燥機にて乾燥した。評価結
果を表2に示す。
状繊維不織布として旭化成工業(株)製商品名ルクサー
H2030XWを用い、カレンダー加工の温度と線圧を
変えて、表面粗さの異なった不織布を得た。実施例1と
同様の塗工液を用い、両側15g/m2 の塗工をマイヤ
ーバーを用いて行い、熱風乾燥機にて乾燥した。評価結
果を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明の印刷基材は、バーコードや油性
オフセット印刷において、従来の不織布を用いた印刷基
材に比較して、インキ受理性が良好で、従来の紙と同等
の印刷品位を有する優れた印刷用シートである。
オフセット印刷において、従来の不織布を用いた印刷基
材に比較して、インキ受理性が良好で、従来の紙と同等
の印刷品位を有する優れた印刷用シートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 15/693 // D06M 101:18 D06M 15/693
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリオレフィン三次元網状繊維不織布の
少なくとも片面にインキ定着層が設けられており、該イ
ンキ定着層面の表面粗さが0.4〜0.7である事を特
徴とする印刷基材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4281689A JPH06128854A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 印刷基材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4281689A JPH06128854A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 印刷基材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06128854A true JPH06128854A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17642614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4281689A Pending JPH06128854A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 印刷基材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06128854A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003094803A (ja) * | 2001-04-10 | 2003-04-03 | Guy Gilbert Chenel | 特に外部に設置するための、印刷を受容するストレッチドフレキシブル表面をもつスクリーン |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP4281689A patent/JPH06128854A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003094803A (ja) * | 2001-04-10 | 2003-04-03 | Guy Gilbert Chenel | 特に外部に設置するための、印刷を受容するストレッチドフレキシブル表面をもつスクリーン |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001212 |