JPH06129432A - 油潤滑ラジアル軸受装置 - Google Patents
油潤滑ラジアル軸受装置Info
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- JPH06129432A JPH06129432A JP27829192A JP27829192A JPH06129432A JP H06129432 A JPH06129432 A JP H06129432A JP 27829192 A JP27829192 A JP 27829192A JP 27829192 A JP27829192 A JP 27829192A JP H06129432 A JPH06129432 A JP H06129432A
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- bearing
- fluororesin material
- rotating shaft
- rotary shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、回転機械の回転軸が停止状態から高
速回転の広範囲の領域においても、回転軸と軸受の接触
による軸受の焼き付け焼損を防止し、軸受特性の向上、
長期信頼性ならびに安全性の向上を図れることを最も主
要な目的としている。 【構成】本発明は、回転機械の回転軸を支承する軸受の
内周面に円筒のフッ素樹脂材を設け、また円筒のフッ素
樹脂材の外周および内周に、軸受摺動面および回転軸摺
動面に潤滑油を供給する円周溝を施すと共に、当該円周
溝の軸方向に複数箇所の貫通穴を設け、さらに軸受の端
部に、円筒のフッ素樹脂材が軸方向へ移動しないように
止めリングを設けて成ることを特徴としている。
速回転の広範囲の領域においても、回転軸と軸受の接触
による軸受の焼き付け焼損を防止し、軸受特性の向上、
長期信頼性ならびに安全性の向上を図れることを最も主
要な目的としている。 【構成】本発明は、回転機械の回転軸を支承する軸受の
内周面に円筒のフッ素樹脂材を設け、また円筒のフッ素
樹脂材の外周および内周に、軸受摺動面および回転軸摺
動面に潤滑油を供給する円周溝を施すと共に、当該円周
溝の軸方向に複数箇所の貫通穴を設け、さらに軸受の端
部に、円筒のフッ素樹脂材が軸方向へ移動しないように
止めリングを設けて成ることを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転機械の回転軸を支
承する軸受装置に係り、特に回転機械の回転軸が停止状
態から高速回転の広範囲の領域においても、回転軸と軸
受の接触による軸受の焼き付け焼損を防止し、軸受特性
の向上、長期信頼性ならびに安全性の向上を図れるよう
にした油潤滑ラジアル軸受装置に関するものである。
承する軸受装置に係り、特に回転機械の回転軸が停止状
態から高速回転の広範囲の領域においても、回転軸と軸
受の接触による軸受の焼き付け焼損を防止し、軸受特性
の向上、長期信頼性ならびに安全性の向上を図れるよう
にした油潤滑ラジアル軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各技術分野における各種回転機械
の性能が高まる中で、軸受もまた重要視されている。特
に、発電所の回転機械においては、長期信頼性ならびに
安全性、さらにメンテナンスフリーの要求も強まってき
ている。
の性能が高まる中で、軸受もまた重要視されている。特
に、発電所の回転機械においては、長期信頼性ならびに
安全性、さらにメンテナンスフリーの要求も強まってき
ている。
【0003】ところで、横軸の大型回転機械に用いられ
る軸受は、負荷容量(軸受において潤滑剤の圧力によっ
て支持できる回転軸の重量)が大きいため、回転軸の起
動または停止時や、回転軸に外力が加わった時のいわゆ
る過渡時には、回転軸と軸受部材とが接触し易く、軸受
における潤滑膜が破損し易いという問題がある。このた
め、軸受に焼き付け焼損が生じて、事故が発生する恐れ
がある。以下に、従来の代表例を参照しながら、従来の
軸受装置の問題点について説明する。図5は、従来の軸
受装置の構成例を示す断面図である。なお、図5は大型
の回転機械に用いられる軸受装置の例を示すものであ
る。
る軸受は、負荷容量(軸受において潤滑剤の圧力によっ
て支持できる回転軸の重量)が大きいため、回転軸の起
動または停止時や、回転軸に外力が加わった時のいわゆ
る過渡時には、回転軸と軸受部材とが接触し易く、軸受
における潤滑膜が破損し易いという問題がある。このた
め、軸受に焼き付け焼損が生じて、事故が発生する恐れ
がある。以下に、従来の代表例を参照しながら、従来の
軸受装置の問題点について説明する。図5は、従来の軸
受装置の構成例を示す断面図である。なお、図5は大型
の回転機械に用いられる軸受装置の例を示すものであ
る。
【0004】図5において、回転軸1は軸受2によって
支承され、軸受2は軸受ブラケット3内に収納されてい
る。軸受ブラケット3内の潤滑剤4は、外部に設置され
たポンプ5によって摺動面(軸受隙間)に供給され、ま
た必要に応じてクーラー6で冷却する。
支承され、軸受2は軸受ブラケット3内に収納されてい
る。軸受ブラケット3内の潤滑剤4は、外部に設置され
たポンプ5によって摺動面(軸受隙間)に供給され、ま
た必要に応じてクーラー6で冷却する。
【0005】また、軸受隙間7には、回転軸1が高速回
転すると、動的作用によって潤滑膜が形成され、図6に
示すような膜圧力8が発生するので、回転軸1と軸受2
は直接的には接触しなくなる。しかし、回転軸1の起動
または停止時には、回転軸1が低速回転となるため膜圧
力8は期待できず、回転軸1と軸受2は接触する。この
ため、軸受部材には、回転軸1との接触に耐えられる材
料が用いられている。すなわち、例えばホワイトメタル
12等の金属材料が用いられる。
転すると、動的作用によって潤滑膜が形成され、図6に
示すような膜圧力8が発生するので、回転軸1と軸受2
は直接的には接触しなくなる。しかし、回転軸1の起動
または停止時には、回転軸1が低速回転となるため膜圧
力8は期待できず、回転軸1と軸受2は接触する。この
ため、軸受部材には、回転軸1との接触に耐えられる材
料が用いられている。すなわち、例えばホワイトメタル
12等の金属材料が用いられる。
【0006】回転軸1と軸受2の摺動面は、境界潤滑領
域(流体潤滑と固体潤滑の中間)であるので、ホワイト
メタル12等の金属材料の場合、軸受2が焼き付くかど
うかは潤滑剤4の影響もかなり支配的である。また、接
触しているため、軸受2の摩耗は避けることができない
し、金属材料であるため摩擦係数は大きい。従って、回
転軸1の起動または停止時の回転トルクが大きくなる問
題がある。また、ホワイトメタル12等の金属材料の摩
耗が進んで行くと、軸受基材そのものと回転軸1とが接
触することになり、軸受2の焼き付け焼損による事故の
危険性が多分にある。
域(流体潤滑と固体潤滑の中間)であるので、ホワイト
メタル12等の金属材料の場合、軸受2が焼き付くかど
うかは潤滑剤4の影響もかなり支配的である。また、接
触しているため、軸受2の摩耗は避けることができない
し、金属材料であるため摩擦係数は大きい。従って、回
転軸1の起動または停止時の回転トルクが大きくなる問
題がある。また、ホワイトメタル12等の金属材料の摩
耗が進んで行くと、軸受基材そのものと回転軸1とが接
触することになり、軸受2の焼き付け焼損による事故の
危険性が多分にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
軸受装置においては、回転機械の回転軸の起動または停
止時の低速回転領域で、回転軸と軸受の接触による焼き
付け焼損が発生し、軸受特性、信頼性および安全性の点
で問題があった。
軸受装置においては、回転機械の回転軸の起動または停
止時の低速回転領域で、回転軸と軸受の接触による焼き
付け焼損が発生し、軸受特性、信頼性および安全性の点
で問題があった。
【0008】本発明の目的は、回転機械の回転軸が停止
状態から高速回転の広範囲の領域においても、回転軸と
軸受の接触による軸受の焼き付け焼損を防止し、軸受特
性の向上、長期信頼性ならびに安全性の向上を図ること
が可能な油潤滑ラジアル軸受装置を提供することにあ
る。
状態から高速回転の広範囲の領域においても、回転軸と
軸受の接触による軸受の焼き付け焼損を防止し、軸受特
性の向上、長期信頼性ならびに安全性の向上を図ること
が可能な油潤滑ラジアル軸受装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の油潤滑ラジアル軸受装置は、回転機械の
回転軸を支承する軸受の内周面に円筒のフッ素樹脂材を
設け、また円筒のフッ素樹脂材の外周および内周に、軸
受摺動面および回転軸摺動面に潤滑油を供給する円周溝
を施すと共に、当該円周溝の軸方向に複数箇所の貫通穴
を設け、さらに軸受の端部に、円筒のフッ素樹脂材が軸
方向へ移動しないように止めリングを設けて成る。ここ
で、特に上記円筒のフッ素樹脂材は、常温で回転軸側の
隙間と軸受側の隙間がほぼ同じになるように、その内周
面および外周面を加工している。
めに、本発明の油潤滑ラジアル軸受装置は、回転機械の
回転軸を支承する軸受の内周面に円筒のフッ素樹脂材を
設け、また円筒のフッ素樹脂材の外周および内周に、軸
受摺動面および回転軸摺動面に潤滑油を供給する円周溝
を施すと共に、当該円周溝の軸方向に複数箇所の貫通穴
を設け、さらに軸受の端部に、円筒のフッ素樹脂材が軸
方向へ移動しないように止めリングを設けて成る。ここ
で、特に上記円筒のフッ素樹脂材は、常温で回転軸側の
隙間と軸受側の隙間がほぼ同じになるように、その内周
面および外周面を加工している。
【0010】
【作用】従って、本発明の油潤滑ラジアル軸受装置にお
いては、外周および内周に軸受摺動面および回転軸摺動
面への潤滑油供給用円周溝が施されかつその円周溝の軸
方向に複数箇所の貫通穴が設けられた円筒のフッ素樹脂
材を、回転軸を支承する軸受の内周面に設け、さらに円
筒のフッ素樹脂材が軸方向へ移動しないように、軸受の
端部に止めリングを設けることにより、フッ素樹脂材の
持つ弾性変形、潤滑油中における摩擦係数の低減、また
回転軸との線膨脹係数の違いにより、回転軸の起動また
は停止時の低速回転から定格の高速回転において軸受潤
滑特性がよくなり、また耐摩耗性を有効に発揮させるこ
とができ、軸受装置の長期信頼性ならびに安全性を大幅
に向上させることができる。
いては、外周および内周に軸受摺動面および回転軸摺動
面への潤滑油供給用円周溝が施されかつその円周溝の軸
方向に複数箇所の貫通穴が設けられた円筒のフッ素樹脂
材を、回転軸を支承する軸受の内周面に設け、さらに円
筒のフッ素樹脂材が軸方向へ移動しないように、軸受の
端部に止めリングを設けることにより、フッ素樹脂材の
持つ弾性変形、潤滑油中における摩擦係数の低減、また
回転軸との線膨脹係数の違いにより、回転軸の起動また
は停止時の低速回転から定格の高速回転において軸受潤
滑特性がよくなり、また耐摩耗性を有効に発揮させるこ
とができ、軸受装置の長期信頼性ならびに安全性を大幅
に向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明による油潤滑ラジアル軸受
装置の構成例を示す断面図であり、図5と同一要素には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
装置の構成例を示す断面図であり、図5と同一要素には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0013】すなわち、本実施例の油潤滑ラジアル軸受
装置は、図1に示すように、軸受2の内周面に円筒のフ
ッ素樹脂材9を設け、回転軸1を支承している。また、
回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの摺動面に潤
滑剤4を供給するために、フッ素樹脂材9の中央部分に
内周溝10aと外周溝10bを施し、かつこの内周溝1
0aおよび外周溝10bの軸方向に、数箇所の貫通穴1
3を設けている。さらに、円筒のフッ素樹脂材9が軸方
向に極端に移動しないように、軸受2の端部には止めリ
ング11を設けている。さらにまた、フッ素樹脂材9
は、常温で回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの
隙間がほぼ同じになるように、その内周面および外周面
を加工している。ここで、フッ素樹脂材9としては、例
えばテフロン(デュポン社の商品名)材を用いることが
できる。次に、以上のように構成した本実施例の油潤滑
ラジアル軸受装置の作用について、図2ないし図4を用
いて説明する。
装置は、図1に示すように、軸受2の内周面に円筒のフ
ッ素樹脂材9を設け、回転軸1を支承している。また、
回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの摺動面に潤
滑剤4を供給するために、フッ素樹脂材9の中央部分に
内周溝10aと外周溝10bを施し、かつこの内周溝1
0aおよび外周溝10bの軸方向に、数箇所の貫通穴1
3を設けている。さらに、円筒のフッ素樹脂材9が軸方
向に極端に移動しないように、軸受2の端部には止めリ
ング11を設けている。さらにまた、フッ素樹脂材9
は、常温で回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの
隙間がほぼ同じになるように、その内周面および外周面
を加工している。ここで、フッ素樹脂材9としては、例
えばテフロン(デュポン社の商品名)材を用いることが
できる。次に、以上のように構成した本実施例の油潤滑
ラジアル軸受装置の作用について、図2ないし図4を用
いて説明する。
【0014】図1において、回転軸1が停止状態の時、
潤滑剤4を供給すると外周溝10bを流れ、図2に示す
ように、貫通穴13により内周溝10aへと案内され
る、このようにして、回転側軸受隙間7aと軸受側軸受
隙間7bの摺動面に潤滑剤4が供給される。
潤滑剤4を供給すると外周溝10bを流れ、図2に示す
ように、貫通穴13により内周溝10aへと案内され
る、このようにして、回転側軸受隙間7aと軸受側軸受
隙間7bの摺動面に潤滑剤4が供給される。
【0015】一方、回転軸1が回転し始めると、潤滑剤
4によって回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの
摺動面が、境界潤滑(流体潤滑と固体潤滑の中間)状態
になる。この時、フッ素樹脂材9の弾性変形によって、
回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの摺動面は、
上記境界潤滑の中でもどちらかというと流体潤滑に近い
状態になる。すなわち、弾性流体潤滑の状態になる。図
3は、回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bに、潤
滑膜が発生した時の膜圧力8の分布を示す概要図であ
る。
4によって回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの
摺動面が、境界潤滑(流体潤滑と固体潤滑の中間)状態
になる。この時、フッ素樹脂材9の弾性変形によって、
回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの摺動面は、
上記境界潤滑の中でもどちらかというと流体潤滑に近い
状態になる。すなわち、弾性流体潤滑の状態になる。図
3は、回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bに、潤
滑膜が発生した時の膜圧力8の分布を示す概要図であ
る。
【0016】また、図4は、回転軸1とフッ素樹脂材9
との線膨脹係数の違いによる、回転側軸受隙間7aと軸
受側軸受隙間7bの関係を示す概要図である。図4に示
すように、回転数が上昇していくと潤滑剤4の温度も上
昇し、定格回転数になると、潤滑剤4の温度は一定にな
る。温度に対し、回転軸1と軸受2は熱膨脹が小さい
が、フッ素樹脂材9は熱膨脹が大きいので、回転側軸受
隙間7aは広くなり、一方の軸受側軸受隙間7bは狭く
なる。すなわち、常温で回転側軸受隙間7aと軸受側軸
受隙間7bの隙間がほぼ同じになるように、フッ素樹脂
材9が加工されていることから、図4のような関係が得
られる。
との線膨脹係数の違いによる、回転側軸受隙間7aと軸
受側軸受隙間7bの関係を示す概要図である。図4に示
すように、回転数が上昇していくと潤滑剤4の温度も上
昇し、定格回転数になると、潤滑剤4の温度は一定にな
る。温度に対し、回転軸1と軸受2は熱膨脹が小さい
が、フッ素樹脂材9は熱膨脹が大きいので、回転側軸受
隙間7aは広くなり、一方の軸受側軸受隙間7bは狭く
なる。すなわち、常温で回転側軸受隙間7aと軸受側軸
受隙間7bの隙間がほぼ同じになるように、フッ素樹脂
材9が加工されていることから、図4のような関係が得
られる。
【0017】次に、回転軸1の回転数が上昇すると、軸
受2内の損失が大きくなるところだが、回転側軸受隙間
7aが広くなるため、軸受2内の損失は大きくならな
い。また、回転軸1に外力が加わった時の、いわゆる過
渡時にも、フッ素樹脂材9の弾性変形によって潤滑膜が
破損しにくくなるし、材料同士によるかじり現象がなく
なるので、軸受2の焼き付け焼損は起きない。
受2内の損失が大きくなるところだが、回転側軸受隙間
7aが広くなるため、軸受2内の損失は大きくならな
い。また、回転軸1に外力が加わった時の、いわゆる過
渡時にも、フッ素樹脂材9の弾性変形によって潤滑膜が
破損しにくくなるし、材料同士によるかじり現象がなく
なるので、軸受2の焼き付け焼損は起きない。
【0018】一方、回転軸1が低速回転の時は、温度が
あまり上昇していないため、回転側軸受隙間7aと軸受
側隙間7bの隙間はほぼ同じであるから、回転側軸受隙
間7aと軸受側軸受隙間7bの摺動面で、接触抵抗の小
さい方が回転する。すなわち、軸受2に対して、回転軸
1のみが回転するのか、または回転軸1とフッ素樹脂材
9とが同時に回転するのか、あるいは回転軸1とフッ素
樹脂材9とが共に回転するが回転数が違うのか、何れに
しろ接触抵抗の小さいところを境に回転するため、回転
トルクは小さくなる。また、フッ素樹脂材9の弾性変形
によって、回転軸1或いは軸受2との接触によるかじり
がなくなるし、潤滑膜が形成し易くなる。
あまり上昇していないため、回転側軸受隙間7aと軸受
側隙間7bの隙間はほぼ同じであるから、回転側軸受隙
間7aと軸受側軸受隙間7bの摺動面で、接触抵抗の小
さい方が回転する。すなわち、軸受2に対して、回転軸
1のみが回転するのか、または回転軸1とフッ素樹脂材
9とが同時に回転するのか、あるいは回転軸1とフッ素
樹脂材9とが共に回転するが回転数が違うのか、何れに
しろ接触抵抗の小さいところを境に回転するため、回転
トルクは小さくなる。また、フッ素樹脂材9の弾性変形
によって、回転軸1或いは軸受2との接触によるかじり
がなくなるし、潤滑膜が形成し易くなる。
【0019】上述したように、本実施例の油潤滑ラジア
ル軸受装置は、回転軸1を支承する軸受2の内周面に円
筒のフッ素樹脂材9を設け、このフッ素樹脂材9の中央
部分に、回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの摺
動面に潤滑剤4を供給する内周溝10aおよび外周溝1
0bを施し、かつこの内周溝10aおよび外周溝10b
の軸方向に、数箇所の貫通穴13を設け、また円筒のフ
ッ素樹脂材9が軸方向に極端に移動しないように、軸受
2の端部に止めリング11を設け、さらに、常温で回転
側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの隙間がほぼ同じ
になるように、フッ素樹脂材9の内周面および外周面を
加工するようにしたものである。
ル軸受装置は、回転軸1を支承する軸受2の内周面に円
筒のフッ素樹脂材9を設け、このフッ素樹脂材9の中央
部分に、回転側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの摺
動面に潤滑剤4を供給する内周溝10aおよび外周溝1
0bを施し、かつこの内周溝10aおよび外周溝10b
の軸方向に、数箇所の貫通穴13を設け、また円筒のフ
ッ素樹脂材9が軸方向に極端に移動しないように、軸受
2の端部に止めリング11を設け、さらに、常温で回転
側軸受隙間7aと軸受側軸受隙間7bの隙間がほぼ同じ
になるように、フッ素樹脂材9の内周面および外周面を
加工するようにしたものである。
【0020】従って、回転軸1が停止状態から高速運転
領域の広範囲において軸受潤滑特性が向上し、回転軸1
と軸受2の接触による焼き付け焼損を防止することがで
き、極めて高性能で長期信頼性、安全性に優れた油潤滑
ラジアル軸受装置を得ることが可能となる。
領域の広範囲において軸受潤滑特性が向上し、回転軸1
と軸受2の接触による焼き付け焼損を防止することがで
き、極めて高性能で長期信頼性、安全性に優れた油潤滑
ラジアル軸受装置を得ることが可能となる。
【0021】すなわち、回転軸1の起動または停止時の
低速回転領域においても、弾性流体潤滑になるようにし
て、回転軸1と軸受2の接触による焼き付け焼損を防止
することができ、また同時に摩擦係数を小さくすること
によって、回転トルクを小さくし、軸受特性の向上、長
期信頼性ならびに安全性の向上を図ることが可能とな
る。
低速回転領域においても、弾性流体潤滑になるようにし
て、回転軸1と軸受2の接触による焼き付け焼損を防止
することができ、また同時に摩擦係数を小さくすること
によって、回転トルクを小さくし、軸受特性の向上、長
期信頼性ならびに安全性の向上を図ることが可能とな
る。
【0022】尚、上記実施例では、円筒のフッ素樹脂材
は、常温で回転軸側の隙間と軸受側の隙間がほぼ同じに
なるようにその内周面および外周面を加工する場合につ
いて説明したが、これは本発明に必要不可欠な要件では
ない。
は、常温で回転軸側の隙間と軸受側の隙間がほぼ同じに
なるようにその内周面および外周面を加工する場合につ
いて説明したが、これは本発明に必要不可欠な要件では
ない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転機械の回転軸を支承する軸受の内周面に円筒のフッ素
樹脂材を設け、また円筒のフッ素樹脂材の外周および内
周に、軸受摺動面および回転軸摺動面に潤滑油を供給す
る円周溝を施すと共に、当該円周溝の軸方向に複数箇所
の貫通穴を設け、さらに軸受の端部に、円筒のフッ素樹
脂材が軸方向へ移動しないように止めリングを設ける構
成としたので、回転機械の回転軸が停止状態から高速回
転の広範囲の領域においても、回転軸と軸受の接触によ
る軸受の焼き付け焼損を防止し、軸受特性の向上、長期
信頼性ならびに安全性の向上を図ることが可能な油潤滑
ラジアル軸受装置が提供できる。
転機械の回転軸を支承する軸受の内周面に円筒のフッ素
樹脂材を設け、また円筒のフッ素樹脂材の外周および内
周に、軸受摺動面および回転軸摺動面に潤滑油を供給す
る円周溝を施すと共に、当該円周溝の軸方向に複数箇所
の貫通穴を設け、さらに軸受の端部に、円筒のフッ素樹
脂材が軸方向へ移動しないように止めリングを設ける構
成としたので、回転機械の回転軸が停止状態から高速回
転の広範囲の領域においても、回転軸と軸受の接触によ
る軸受の焼き付け焼損を防止し、軸受特性の向上、長期
信頼性ならびに安全性の向上を図ることが可能な油潤滑
ラジアル軸受装置が提供できる。
【図1】本発明による油潤滑ラジアル軸受装置の一実施
例を示す横断面図。
例を示す横断面図。
【図2】同実施例における油潤滑ラジアル軸受装置の作
用を説明するための縦断面図。
用を説明するための縦断面図。
【図3】同実施例における油潤滑ラジアル軸受装置の軸
の軸受方向に発生する圧力分布の様子を示す概要図。
の軸受方向に発生する圧力分布の様子を示す概要図。
【図4】同実施例における油潤滑ラジアル軸受装置の回
転数に対する回転軸側と軸受側の隙間の関係を示す概要
図。
転数に対する回転軸側と軸受側の隙間の関係を示す概要
図。
【図5】従来の軸受装置の構成例を示す断面図。
【図6】図5の軸受装置における軸の軸受方向に発生す
る圧力分布の様子を示す概要図。
る圧力分布の様子を示す概要図。
1…回転軸、2…軸受、3…軸受ブラケット、4…潤滑
剤、5…ポンプ、6…クーラー、7…軸受隙間、7a…
回転軸側軸受隙間、7b…軸受側軸受隙間、8…膜圧
力、9…フッ素樹脂材、10a…内周溝、10b…外周
溝、11…止めリング、12…ホワイトメタル、13…
貫通穴
剤、5…ポンプ、6…クーラー、7…軸受隙間、7a…
回転軸側軸受隙間、7b…軸受側軸受隙間、8…膜圧
力、9…フッ素樹脂材、10a…内周溝、10b…外周
溝、11…止めリング、12…ホワイトメタル、13…
貫通穴
Claims (2)
- 【請求項1】 回転機械の回転軸を支承する軸受の内周
面に円筒のフッ素樹脂材を設け、 また、前記円筒のフッ素樹脂材の外周および内周に、軸
受摺動面および回転軸摺動面に潤滑油を供給する円周溝
を施すと共に、当該円周溝の軸方向に複数箇所の貫通穴
を設け、 さらに、前記軸受の端部に、前記円筒のフッ素樹脂材が
軸方向へ移動しないように止めリングを設けて成ること
を特徴とする油潤滑ラジアル軸受装置。 - 【請求項2】 前記円筒のフッ素樹脂材は、常温で回転
軸側の隙間と軸受側の隙間がほぼ同じになるようにその
内周面および外周面を加工したことを特徴とする請求項
1に記載の油潤滑ラジアル軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27829192A JPH06129432A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 油潤滑ラジアル軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27829192A JPH06129432A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 油潤滑ラジアル軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06129432A true JPH06129432A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17595310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27829192A Pending JPH06129432A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 油潤滑ラジアル軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06129432A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6302667B1 (en) * | 1997-08-25 | 2001-10-16 | Svenska Rotor Maskiner Ab | Oil-free screw rotor apparatus |
| JP2013522557A (ja) * | 2010-03-15 | 2013-06-13 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 軸受 |
| JP2016156298A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 株式会社リケン | ローラー式ロッカーアーム |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP27829192A patent/JPH06129432A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6302667B1 (en) * | 1997-08-25 | 2001-10-16 | Svenska Rotor Maskiner Ab | Oil-free screw rotor apparatus |
| JP2013522557A (ja) * | 2010-03-15 | 2013-06-13 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 軸受 |
| JP2016156298A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 株式会社リケン | ローラー式ロッカーアーム |
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