JPH06129937A - メカニカルシール異常検出装置 - Google Patents

メカニカルシール異常検出装置

Info

Publication number
JPH06129937A
JPH06129937A JP4299141A JP29914192A JPH06129937A JP H06129937 A JPH06129937 A JP H06129937A JP 4299141 A JP4299141 A JP 4299141A JP 29914192 A JP29914192 A JP 29914192A JP H06129937 A JPH06129937 A JP H06129937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
mechanical seal
temperature
abnormality
temperature sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4299141A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Hashio
寿昭 箸尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Oil Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Oil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cosmo Oil Co Ltd filed Critical Cosmo Oil Co Ltd
Priority to JP4299141A priority Critical patent/JPH06129937A/ja
Publication of JPH06129937A publication Critical patent/JPH06129937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3492Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member with monitoring or measuring means associated with the seal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メカニカルシールの異常を遠隔から検知し、
しかもメカニカルシールから外部に液体が漏洩する前に
メカニカルシールの異常を検知する装置を提供する。 【構成】 メカニカルシール異常検出装置10は、ポン
プケーシング16のシャフト貫通部20に装着されたメ
カニカルシール11の異常を検出する。装置は、摺動面
44、固定部18、固定部を取り付けたシャフト貫通部
20の内周壁、及びポンプケーシングのシャフト貫通部
の出口31よりなる群から選ばれた少なくと1か所又は
その近傍に装着されている温度センサー52と、該温度
センサーの出力に基づいて異常検出の信号を出力する信
号出力装置60とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被軸封体のシャフト貫
通部を貫通する回転シャフトを軸封するために該シャフ
ト貫通部に装着されたメカニカルシール異常検出装置に
関し、更に詳細にはメカニカルシールが装着されている
被軸封体から遠く離れた所望の場所、例えば中央制御室
等でかかるメカニカルシールの異常を容易に検出するこ
とのできるメカニカルシールの遠隔型異常検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】メカニカルシールは、被軸封体のシャフ
ト貫通部を貫通した回転シャフトを軸封するために広く
使用されている。例えば、被軸封体として遠心ポンプ
(別名うず巻きポンプ)を例に挙げて説明する。電気モ
ータ等の回転駆動装置に連結されたポンプシャフトが高
い回転数で回転している遠心ポンプでは、ポンプシャフ
トをポンプケーシングとの間で軸封するために、メカニ
カルシールが、一般に使用されている。
【0003】軸封すべき被軸封体の型式、軸封条件等に
応じて種々の型式のメカニカルシールが使用されている
が、原理的には図3に示すように、メカニカルシール1
1は、回転シャフト12と共に一体的に回転する環状の
回転部14の端面と被軸封体16のシャフト貫通部20
に固定された環状の固定部18の端面とが緊密に接触し
て形成する摺動面44において回転シャフトの回転と共
に摺動密封することにより、回転シャフト12の軸封を
行っている。回転部14は、固定部18との間で緊密に
接触した摺動面44を形成するために押圧機構41によ
り押圧されており、固定部18とシャフト貫通部20と
を液密に封止するためにその間にリング状パッキン、例
えばO−リング26が介在している。
【0004】メカニカルシール11では、回転部14と
固定部18が、回転シャフト12の回転中摺動面44を
介して摺動することにより、摩擦熱が発生してメカニカ
ルシール11の構成部品の温度を上昇させる。また、被
軸封体が取り扱っている流体(以下、内部流体と言う)
の温度が高い場合には、その熱がメカニカルシール11
を構成している部品の温度を上昇させる。しかるに、上
述したメカニカルシール11の構成部品は、全て精密加
工された部品で耐熱温度が比較的低く、特に合成樹脂製
の部品の耐熱温度は低い。
【0005】そこで、メカニカルシール11の温度が上
昇して構成部品の耐熱温度以上になると予想される場合
には、予めメカニカルシールにフラッシング機構を設
け、それによりメカニカルシールを冷却している。フラ
ッシング機構とは、一般には、被軸封体から内部流体の
一部を分流し、ストレーナ43を通して異物を除去し、
次いで冷却器45で冷却して温度を低下させた後、その
温度の低い内部流体をフラッシング液体入口46からメ
カニカルシール11に導入する機構である。尚、このフ
ラッシング液体入口46から導入する液体をフラッシン
グ液体と言う。低温のフラッシング液体は、回転部14
によって画成されたシャフト貫通部20内の環状空間5
4を矢印Vの方向に流れ、摩擦熱が発生する摺動面44
と内部流体の熱が伝達される回転部14とを冷却する。
【0006】メカニカルシールは、複雑な軸封機構を備
えている上に、高温高圧の流体、しかも殆どの場合が腐
食性の流体に曝されつつ、遠心ポンプのポンプシャフト
のように3000〜6000rpm の回転数で高速回転し
ている回転シャフトを軸封すると言った過酷な条件下で
使用されているため、メカニカルシールには種々の異常
または故障がしばしば発生する。メカニカルシールに異
常が生じて、その軸封機能が低下した場合には、内部流
体が、メカニカルシールを介してポンプから外部に漏
れ、内部流体が可燃性の場合には、火災になることもあ
る。また、内部流体がH2S 或いはCl2 等を溶解した流体
のように毒性の強い場合には、人的被害が生じることも
ある。
【0007】また、メカニカルシールからの内部流体の
漏洩を放置しておくと、メカニカルシールの損傷が大き
くなり、メカニカルシールの交換が必要になる。メカニ
カルシールは、精密加工を必要とする部品の組立体であ
って、高価なものであるから、メカニカルシールの交換
には多大の費用が嵩む。そこで、メカニカルシールを装
着したポンプを多数運転している工場等では、従来は、
オペレータが定期的に巡回してポンプを監視し、メカニ
カルシールから流体の漏洩が発見された場合には、直ち
に予備のポンプに切り換える等の処置を施していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の石油
精製工場、石油化学工場、或いは化学工場等では、操業
の経済性を向上させるため、並びに労働力不足に対処す
るため、工場内の多数の装置及び機器を集中的に管理す
る傾向にある。例えば、中央制御室で各機器或いは各装
置の運転状況を集中的に監視し、そこから遠隔操作する
ような方式が採用されている。この結果、常時は、必要
最小限の人数のオペレータしか、工場内に配置されてい
ない。少ない数のオペレータが短い時間間隔で定期的に
ポンプを巡回監視することは現実的に難しく、巡回の間
隔も長くなり勝ちである。そのため、漏洩に気付くのが
遅くなって、メカニカルシールの損傷が大きくなるのみ
ならず、最悪の場合には漏洩した流体が着火して、火災
等の大事故になる危険或いは毒性の強い流体の漏れのた
めに人的被害が生じる危険が益々増大している。
【0009】オペレータの巡回目視に代わる検知方法と
して、音波計測による検知方法及び温度センサーによる
漏洩検知方法が試みられている。音波計測による検知方
法は、メカニカルシールの摺動面で発生する音波を計測
することにより、メカニカルシールの異常を検知する方
法である。しかし、この方法は、回転シャフト及び被軸
封体自体の発生音波によって誤作動する率が高く、誤作
動を少なくして検知精度を向上させるには頻繁に調整す
る必要が生じ、実際に稼働している被軸封体のメカニカ
ルシールに適用するには未だ到っていない。一方、温度
センサーによる従来の漏洩検知方法は、メカニカルシー
ルから漏洩した液体を温度センサーによって検知するも
のであって、図3に示すA付近に温度センサーを設け、
内部流体の漏洩に伴う温度変化を検知して、そこから内
部流体が漏洩していることを検出しようとするものであ
る。
【0010】しかし、内部流体がメカニカルシールから
漏洩していることは、メカニカルシールの損傷がある程
度進行していることを意味し、多くの場合、メカニカル
シールの交換を必要とする。また、内部流体が有毒又は
可燃性の場合には、漏洩を検出してから対処するのでは
安全上時期を失して遅過ぎる場合が多く、従ってメカニ
カルシールから液体が漏洩する前に、メカニカルシール
の異常を検知する手段が必要である。しかし、上述のオ
ペレータの目視検査方法及び温度センサーによる従来の
漏洩検知方法は、メカニカルシールから比較的大量の流
体が漏洩して初めて、メカニカルシールの異常を検知す
るものであって、異常発生初期の発見は、極めて困難で
あった。
【0011】上述の状況に鑑み、本発明の目的は、メカ
ニカルシールの異常を遠隔から検知し、しかもメカニカ
ルシールから比較的多量の液体が漏洩する前にメカニカ
ルシールの異常を検知する装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、メカニカル
シールの異常の発生原因を研究した結果、その原因を概
略次のように分類できることを見出した。第1には、微
小な異物、例えば内部流体中に含有されている異物が、
固定部と回転部との摺動面間に侵入した場合、摺動面
が、その異物により容易に損傷され、その結果、損傷部
分を通して内部流体が被軸封体内部の圧力により漏洩す
ることである。第2には、回転部を固定部に押圧してい
る押圧機構が高温かつ腐食性の雰囲気のために機能劣化
し、そのため摺動面での接触が悪くなりその間隙を介し
て内部流体が漏洩することである。第3には、シャフト
貫通部と固定部との間に介在させたリング状パッキンが
劣化して封止機能が低下し、そのためシャフト貫通部と
固定部との間から内部流体が漏洩することである。第4
には、回転部と回転シャフトとの間を通して内部流体が
漏洩することである。第5には、フラッシング機構を備
えたメカニカルシールにおいては、フラッシング機構の
故障のため冷却機能が低下し、メカニカルシールの温度
が上昇してその構成部品が損傷し、そのため内部流体が
漏洩することである。
【0013】一方、メカニカルシールが正常に機能して
いる場合には、内部流体の温度の変化に係わらず、メカ
ニカルシール自体の温度は、自然放熱により、或いは冷
却流体によるクェンチング、フラッシング等の強制冷却
により、その所定運転温度でほぼ一定に維持されている
ことを確認した。更に、メカニカルシールの上述の異常
の場合には、その異常発生箇所で温度が上述の所定運転
温度から瞬時に上昇し、又は下降することも多数の実験
の結果確認した。一般には、内部流体の温度が高い場合
には、温度が上昇し、内部流体がLPG等のように気化
する流体の場合には、下降する。
【0014】以上の研究と実験の結果に基づき、上記目
的を達成するために、本発明に係るメカニカルシール異
常検出装置は、被軸封体のシャフト貫通部を貫通する回
転シャフトを軸封するための、固定部と回転部とからな
るメカニカルシールであって、固定部が、シャフト貫通
孔を備えた環状に形成されて被軸封体のシャフト貫通部
の内周壁に沿って液密に取り付けられ、かつシャフト貫
通孔に回転シャフトを回転自在に貫通させ、回転部が、
固定部の端面との間に摺動面を形成するように固定部に
隣接してシャフトの周囲に環状に取り付けられ、かつシ
ャフト貫通部内で回転シャフトと共に一体的に回転しつ
つ固定部の端面に対して摺動面を摺動させるように、シ
ャフト貫通部に装着されたメカニカルシールの異常を検
出するために、摺動面、固定部、固定部を取り付けたシ
ャフト貫通部内周壁、及び被軸封体のシャフト貫通部出
口から選ばれた少なくと1か所又はその近傍に装着され
ている温度センサーと、該温度センサーの出力に基づい
て異常検出信号を出力する信号出力装置とを備えている
ことを特徴としている。
【0015】本発明に係るメカニカルシール異常検出装
置は、いかなる被軸封体に装着されたメカニカルシール
にも適用可能で、例えばポンプ、攪拌機、遠心分離装置
等に装着されたメカニカルシールに適用できる。本発明
で使用する温度センサーは、熱電対温度計、電気抵抗温
度計等の市販の温度センサーである。好適には、シース
熱電対と一般に呼称されている熱電対温度計を使用す
る。シース熱電対とは、熱電対を挿入した保護管の中
に、マグネシア(MgO )、アルミナ(Al2O3 )を入れて
固めたもので、極めて細長い形状に形成されており、可
撓性を備えている。例えば、直径0.25mm〜12mm程
度のものが市販されており、屈曲できる曲率半径は直径
の1〜5倍である。径が細いので、局部的な温度測定に
適し、指示の時間遅れが小さく、被測温体の温度を乱さ
ない利点がある。
【0016】温度センサーの装着場所は、メカニカルシ
ールの型式によって個別に選定すべきであるが、上述の
場所全てに装着することにより、完璧に異常を検出する
ようにすることもできる。温度センサーを測定場所に装
着するには、測定場所近傍にまで延在する孔をシャフト
貫通部及びメカニカルシールの部品に穿設するか、又は
既に穿設されている他の目的の孔を利用して、測定場所
に近い位置に温度センサーの測温部を配置する。
【0017】信号出力装置は、温度センサーの検出温度
とメカニカルシールの所定運転温度とを比較し、その差
が設定値以上であれば、異常を検出した旨の異常検出信
号を出力する。本発明で使用する信号出力装置は、既知
の技術によって構成された装置であって、所望の場所、
例えば中央制御室等に設置される。信号出力装置から記
録装置、警報装置、ポンプ自動切替え装置等の所望の装
置に異常検出信号を入力し、異常発生についての記録を
行い、警報を出し、メカニカルシールに異常を検出した
ポンプから別のポンプに自動的に切り換えるようにする
こともできる。
【0018】上述の異常検出装置において、固定部と回
転部とに加えてフラッシング機構を備えたメカニカルシ
ールの異常を検出するためには、好適には、回転部によ
って画成されたシャフト貫通部内の環状空間、摺動面、
固定部、固定部を取り付けたシャフト貫通部内周壁、及
び被軸封体のシャフト貫通部出口から選ばれた少なくと
1か所又はその近傍に装着されている温度センサーと、
該温度センサーの出力に基づいて異常検出信号を出力す
る信号出力装置とを備えていることを特徴としている。
【0019】
【作用】メカニカルシールに異常が発生した場合及び内
部流体がメカニカルシールを介して漏洩した場合には、
前述したように、必ず温度変化(所定運転温度と検出温
度との差、以下同様)を伴うので、温度変化が発生し易
い上述の場所に温度センサーを配設し、その温度変化を
検出することにより、メカニカルシールの異常を検知す
る。フラッシング機構を備えたメカニカルシールにおい
て、フラッシングが正常に行われていない場合には、フ
ラッシング液体が流れている流路の温度が正常温度(所
定運転温度)より変化するので、その温度変化を温度セ
ンサーにより検出することによりフラッシング機構の異
常を検出できる。
【0020】
【実施例】以下に、添付図面を参照して実施例に基づき
本発明をより詳細に説明する。図1は、本発明に係るメ
カニカルシール異常検出装置の実施例を説明するため
に、メカニカルシールの概略の断面と共に、そのメカニ
カルシールに装着した温度センサーの配置を示した説明
図である。図2は、本発明に係るメカニカルシール異常
検出装置の実施例10の系統図である。尚、図1及び図
2では、図3と同じ部品について同じ符号を付し、その
説明を省略している。本実施例10は、ポンプ13に装
着されたメカニカルシール11の異常を検出するための
装置である。メカニカルシール11は、被軸封体である
ポンプケーシング16のシャフト貫通部20に装着され
ていて、シャフト貫通部20を貫通するシャフト12を
軸封している。シャフト12には、ライナー15がに嵌
合されているが、以下、簡単のためにライナー15を含
めてシャフト12と言う。メカニカルシール11は、シ
ャフト12の周方向に環状に取り付けられてシャフト1
2と一体的に回転する回転部14と、回転部14に隣接
して駆動機側に位置し、ポンプケーシング16のシャフ
ト貫通部20に固定されている固定部18とから構成さ
れている。
【0021】環状のフランジ22は、シャフト貫通部2
0の一部を構成していて、フランジ22のシャフト孔の
内周面に沿って環状に設けられたフローティングシート
18が、固定部として形成されている。フローティング
シート18は、固形カーボンで形成され、バイトン製の
Oリング26を介してフランジ22の内周に沿って液密
に取り付けられ、かつシャフトとの間に僅かな間隙を有
するように設けられたシャフト貫通孔28にシャフト1
2を貫通させている。フローティングシート18の外側
の離隔した位置には、ブッシュ30が、フランジ22の
内周に沿って設けられており、外部からの異物がメカニ
カルシール11に侵入しないようにシャフト貫通部20
の出口31をほぼ閉塞してメカニカルシール11を保護
している。
【0022】回転部14は、シャフト12に沿って固定
部18に隣接し、かつシャフト貫通部20の内周壁との
間に間隙を有するようにシャフト12に環状に取り付け
られている。回転部14の構成部品は、は、それぞれ環
状に形成された、シールリング32、Vリングリテーナ
34、Vリング36、ドライブカラー38、コイルスプ
リング40、及びスプリングリテーナ42である。
【0023】シールリング32は、超硬合金等の硬質の
材料でリング状に形成され、Vリングリテーナ34に固
定されている。その端面は、フローティングシート18
の端面と緊密に接触し、かつシャフト12の回転に伴い
摺動する摺動面44をフローティングシート18の端面
との間で相互に形成し、静止しているポンプケーシング
16のシャフト貫通部20に対して回転するシャフト1
2を上記形成された摺動面44により軸封する。Vリン
グリテーナ34は、テフロン製のVリング36によりシ
ャフト12との間が封止されていると共に、シャフト1
2に固定されたスプリングリテーナ42とそれに一端が
固定されたコイルスプリング40とからなる押圧機構4
1のバネ力によりドライブカラー38を介してフローテ
ィングシート18に向かって押圧されている。これによ
り、シールリング32は、摺動面44にてフローティン
グシート18と緊密に面接触する。
【0024】上述したメカニカルシール11の構成部品
は、全て精密加工された部品で耐熱温度が低く、特に合
成樹脂製のO−リング26、Vリング36等の耐熱温度
が低い。そこで、摺動面での摩擦熱或いは内部流体から
の伝熱により、メカニカルシール11の温度が上昇して
構成部品の耐熱温度以上になることが予想される場合に
は、本実施例のように、予めメカニカルシールに図3の
フラッシング機構を設け、それによりメカニカルシール
11を冷却してる。フラッシング液体入口46から導入
されたフラッシング液体は、回転部14によって画成さ
れたシャフト貫通部20内の環状空間54を矢印Vの方
向に流れ、摩擦熱が発生する摺動面44と内部流体の熱
が伝達される回転部14を冷却する。
【0025】50a、50b、50c及び50dは、そ
れぞれ温度センサー52を装着するために設けられた温
度センサー孔を示している。50aは、回転部14によ
って画成されたシャフト貫通部20内の環状空間54の
温度、50bは、摺動部44の温度、50cは、フロー
ティングシート18及びフローティングシート18を取
り付けたフランジ22の内周壁の温度、及び50dは、
シャフト貫通部20の出口31の温度を、それぞれ測定
するために装着する温度センサー52の装着場所を例示
的に示している。メカニカルシール11の運転条件に応
じて、その場所を選定すべきであるが、50aから50
dの全てに温度センサー52を装着してもよい。尚、5
0a、50b、50c及び50dは、図1に図示したよ
うな同じ断面でなく、それぞれ別の断面に位置すること
も可能であり、また大型のポンプのようにシャフト12
が太い場合には、複数の断面で例えば50aと同じよう
な場所に複数の温度センサーを装着することもできる。
【0026】フラッシング液体の流量が低下したり、そ
の流入が停止したり、その流入温度が上昇した場合に
は、環状空間54の温度が変化するので、50aの温度
センサー52が、その温度変化(所定運転温度との差、
以下同様)を検出することにより、メカニカルシール1
1から内部流体が漏洩する前にフラッシング機構の異常
を検出する。摺動面44での摺動状態に異常がある場合
には、又は摺動面44の損傷部分を介して内部流体或い
はフラッシング液体が流出する場合には、摺動面44の
温度が変化するので、50bの温度センサー52が、そ
の温度変化を検出することにより、摺動面44の異常を
検出する。
【0027】O−リング26の劣化により、フローティ
ングシート18とフランジ22との間の封止が損なわれ
た場合には、そこを通して内部流体又はフラッシング液
体が流れ、温度が変化するので、50cの温度センサー
52が、その温度変化を検出することにより、フローテ
ィングシート18とフランジ22との間の封止の異常を
検出する。回転部14とシャフト12との間の封止が損
なわれた場合、摺動面44の損傷の場合、フローティン
グシート18とフランジ22との間の封止が損なわれた
場合等、いずれの場合にも、漏洩した内部流体は、シャ
フト貫通部20の出口31領域を流れ、その領域の温度
が変化するので、50dの温度センサー52が、その温
度変化を検出することにより、メカニカルシールの漏洩
を検出することができる。
【0028】本実施例で使用した温度センサー52は、
岡崎製作所(株)製のシース測温抵抗体であって、外径
8.0mmのステンレス鋼製の管状シースの中に測温抵抗
体(K(CA))を挿入した後、酸化マグネシウム等の
無機絶縁材を充填して形成されており、内部に空気層が
無いので感度が極めて高く、かつ小さな曲率半径で曲げ
ることが可能である。穿設された温度センサー孔50に
温度センサー52を挿入し、温度センサー孔50の出口
付近で相互に螺合させることにより外部から温度センサ
ー孔50を封止することができるようになっている。図
2の系統図に示すように、温度センサー52は、熱電対
用延長導線58を介して中央制御室に設けられた信号出
力装置60に接続されている。
【0029】信号出力装置60は、延長導線58を介し
て伝達された、温度センサー52の熱電対の熱起電力を
電気信号に変換又は増幅する変換器と、変換器の出力信
号、例えば出力電圧が設定値以上又は以下になれば、異
常検出信号を出力する出力装置とから構成されている。
設定値は、メカニカルシール11の正常時に温度センサ
ー52が検出する温度(メカニカルシール11の温度測
定箇所での所定運転温度)と差が約3〜20°C、望ま
しくは約5〜10°Cの範囲になるように設定される。
この差が、小さいと誤作動の恐れがあり、大きいと異常
発生初期の検出が難しくなるからである。これにより、
温度センサー52の熱電対の熱起電力が大きくなれば、
変換器の出力値が大きくなって設定値以上となり、異常
検出信号が発信される。変換器の設定値は可変であっ
て、メカニカルシール11の所定運転温度に応じて変更
することが出来る。尚、変換器及出力装置を含む信号出
力装置は、常用の機構からなる装置である。
【0030】信号出力装置60には、警報回路62が接
続されており、信号出力装置60から出力された異常検
出信号によって、警報回路62は、各メカニカルシール
毎にかつそのメカニカルシールの温度センサー孔50a
〜50dに装着された温度センサー52毎に警報ブザー
64を鳴らし、また警報ランプ66を点滅させる。更
に、信号出力装置60は、記録/記憶装置68に接続さ
れている。これにより、異常検出信号は、記録/記憶装
置68に入力され、そこで、異常が検出されたポンプの
名称、異常発生時間等の必要なデータが記憶され、必要
に応じて印字される。
【0031】信号出力装置60をポンプ自動切替え装置
70に接続して、メカニカルシールに異常が発生したポ
ンプから別のポンプに自動的に切り換えるようにするこ
ともできる。ポンプが設けられている装置が、所謂DC
S(Distributed Control System)或いはDDC(Dire
ct Degital Control)方式により、中央制御室からコン
ピュータを使用して制御されている場合には、上述の信
号出力装置60に代えて、このコンピュータの制御装置
と温度センサーとを接続することもできる。
【0032】以上説明したように構成された本実施例の
メカニカルシール異常検出装置10は、以下に述べるよ
うに動作する。メカニカルシール11の所定の場所に装
着された温度センサー50は、正常時はメカニカルシー
ルの所定運転温度を計測し、その温度に応じた熱起電力
を信号出力装置60に入力している。ポンプの内部流体
の温度が常温より高い場合には、信号出力装置60の異
常検出設定値を所定運転温度より僅かに高い設定温度に
設定しておけば、警報は発信されないので、中央制御室
で監視しているオペレータは、メカニカルシール11が
正常であることを現地に行くことなく遠隔から確認でき
る。ポンプの内部流体の温度が常温より低い場合、或い
はLPGのように内部流体が気化してその温度が低下す
る場合には、逆に所定運転温度より低い設定温度に設定
する。
【0033】メカニカルシール11に異常のある場合に
は、温度センサー50が、正常時とはことなる熱起電力
を発生して、信号出力装置60がそれを検出して異常検
出の信号を出力し、警報ブザー64を鳴らし、警報ラン
プ66を点滅させる。これにより、中央制御室で監視し
ているオペレータは、実際に漏洩が生じる前に、メカニ
カルシール11に異常が発生してることを遠隔から直ち
に知ることができ、必要な処置をとることが可能とな
る。約360°Cの温度の流体を移送しているポンプに
本実施例を適用した例では、100°Cのメカニカルシ
ール11の所定運転温度に対して、信号出力装置60の
信号発生設定値を106°Cに設定した。メカニカルシ
ール11の装着場所50a及びbに装着された温度セン
サー52は、それぞえメカニカルシール11の正常時に
おいて約100±3°Cを示していたが、フラッシング
液体を停止した場合には瞬時に140°Cに上昇し、警
報ブザー64を鳴らし、警報ランプ66を点滅させた。
【0034】約310°Cの温度の流体を移送している
ポンプにフラッシング機構を備えていないメカニカルシ
ールを装着した例では、98°Cのメカニカルシールの
所定運転温度に対して、信号出力装置60の信号発生設
定値を103°Cに設定した。メカニカルシール11の
装着場所50dに装着された温度センサー52は、それ
ぞえメカニカルシール11の正常時において約98±1
°Cを示していたが、内部流体の漏洩により温度は、ほ
ぼ瞬時に127°Cに上昇し、警報ブザー64を鳴ら
し、警報ランプ66を点滅させた。
【0035】以上、ポンプに装着されたメカニカルシー
ルを例に挙げて説明したが、本発明に係るメカニカルシ
ール異常検出装置は、いかなる装置に装着されたメカニ
カルシールにも適用可能で、例えばポンプ、攪拌機、遠
心分離装置等に装着されたメカニカルシールに適用でき
る。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、メカニカルシール異常
検出装置が、摺動面、固定部、固定部を取り付けたシャ
フト貫通部内周壁、及びシャフト貫通部出口よりなる群
から選ばれた少なくと1か所又はその近傍に装着されて
いる温度センサーと、該温度センサーの出力に基づいて
異常検出の信号を出力する信号出力装置装置とを備える
ことにより、メカニカルシールの異常を遠隔から検出
し、しかもメカニカルシールから外部に液体が漏洩する
前にメカニカルシールの異常を検出することができる。
メカニカルシール内部で温度を検出しているので、微量
の流体がメカニカルシールから漏洩しても直ちにそれを
検出することが可能で、人体に有害な流体或いは危険な
可燃性流体の漏洩を極く初期の段階で検出することが可
能である。本発明により、メカニカルシールが損傷する
前に、メカニカルシールの異常を検出することが可能で
あるから、高価なメカニカルシールの使用寿命を長くす
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメカニカルシール異常検出装置の
実施例の温度センサー配置図である。
【図2】本発明に係るメカニカルシール異常検出装置の
実施例の系統図である。
【図3】メカニカルシールの原理を示す概略図である。
【符号の説明】
10 本発明に係るメカニカルシール異常検出装置の実
施例 11 メカニカルシール 12 回転シャフト 13 ポンプ 15 ライナー 14 回転部 16 被軸封体、ポンプケーシング 18 固定部、フローティングシート 20 シャフト貫通部 31 出口 32 シールリング 40 コイルスプリング 43 ストレーナ 44 摺動面 45 冷却器 50 温度センサー孔 52 温度センサー 54 環状空間 58 熱電対用延長導線 60 信号出力装置 62 警報回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被軸封体のシャフト貫通部を貫通する回
    転シャフトを軸封するための、固定部と回転部とからな
    るメカニカルシールであって、前記固定部が、シャフト
    貫通孔を備えた環状に形成されて前記被軸封体のシャフ
    ト貫通部の内周壁に沿って液密に取り付けられ、かつ前
    記シャフト貫通孔に前記回転シャフトを回転自在に貫通
    させ、前記回転部が、前記固定部の端面との間に摺動面
    を形成するように前記固定部に隣接して前記シャフトの
    周囲に環状に取り付けられ、かつ前記シャフト貫通部内
    で前記回転シャフトと共に一体的に回転しつつ前記固定
    部の端面に対して前記摺動面を摺動させるように、前記
    シャフト貫通部に装着されたメカニカルシールの異常を
    検出するために、 前記摺動面、前記固定部、前記固定部を取り付けた前記
    シャフト貫通部内周壁、及び前記被軸封体のシャフト貫
    通部出口から選ばれた少なくと1か所又はその近傍に装
    着されている温度センサーと、該温度センサーの出力に
    基づいて異常検出信号を出力する信号出力装置とを備え
    ていることを特徴とするメカニカルシール異常検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記固定部と前記回転部とに加えてフラ
    ッシング機構を備えたメカニカルシールの異常を検出す
    るために、 前記回転部によって画成された前記シャフト貫通部内の
    環状空間、前記摺動面、前記固定部、前記固定部を取り
    付けた前記シャフト貫通部内周壁、及び前記被軸封体の
    シャフト貫通部出口から選ばれた少なくと1か所又はそ
    の近傍に装着されている温度センサーと、該温度センサ
    ーの出力に基づいて異常検出信号を出力する信号出力装
    置とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のメ
    カニカルシール異常検出装置。
JP4299141A 1992-10-13 1992-10-13 メカニカルシール異常検出装置 Pending JPH06129937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4299141A JPH06129937A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 メカニカルシール異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4299141A JPH06129937A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 メカニカルシール異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06129937A true JPH06129937A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17868657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4299141A Pending JPH06129937A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 メカニカルシール異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06129937A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218918A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Kaco Gmbh & Co Kg 特に自動車分野の好ましくは摺動リングシールにおける、少なくとも1つの漏れ箇所の蒸気放出を検出するための検査装置
CN109000861A (zh) * 2018-05-31 2018-12-14 沪东中华造船(集团)有限公司 一种船舶艉密封压油试验方法
CN111503249A (zh) * 2020-06-29 2020-08-07 江苏国茂减速机股份有限公司 一种智能监测型减速机双密封结构
CN113074781A (zh) * 2021-03-31 2021-07-06 成渝钒钛科技有限公司 一种旋转机械故障的智能诊断方法及智能诊断系统
CN113840993A (zh) * 2019-06-12 2021-12-24 苏尔寿管理有限公司 操作密封监视系统的方法和用于密封件的密封监视系统
CN115526447A (zh) * 2021-06-24 2022-12-27 安立股份有限公司 生产管理系统及存储有生产管理程序的存储介质
CN117109812A (zh) * 2023-10-23 2023-11-24 常州乐研分离技术有限公司 蒸发干燥一体机结构密封性检测设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522066U (ja) * 1975-06-24 1977-01-08
JPS52164588U (ja) * 1976-06-07 1977-12-13
JPS57187964U (ja) * 1981-05-25 1982-11-29
JPH02199374A (ja) * 1989-01-30 1990-08-07 Eagle Ind Co Ltd メカニカルシールの特性変化計測方法およびその計測装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522066U (ja) * 1975-06-24 1977-01-08
JPS52164588U (ja) * 1976-06-07 1977-12-13
JPS57187964U (ja) * 1981-05-25 1982-11-29
JPH02199374A (ja) * 1989-01-30 1990-08-07 Eagle Ind Co Ltd メカニカルシールの特性変化計測方法およびその計測装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218918A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Kaco Gmbh & Co Kg 特に自動車分野の好ましくは摺動リングシールにおける、少なくとも1つの漏れ箇所の蒸気放出を検出するための検査装置
CN109000861A (zh) * 2018-05-31 2018-12-14 沪东中华造船(集团)有限公司 一种船舶艉密封压油试验方法
CN109000861B (zh) * 2018-05-31 2020-10-20 沪东中华造船(集团)有限公司 一种船舶艉密封压油试验方法
CN113840993A (zh) * 2019-06-12 2021-12-24 苏尔寿管理有限公司 操作密封监视系统的方法和用于密封件的密封监视系统
CN111503249A (zh) * 2020-06-29 2020-08-07 江苏国茂减速机股份有限公司 一种智能监测型减速机双密封结构
CN113074781A (zh) * 2021-03-31 2021-07-06 成渝钒钛科技有限公司 一种旋转机械故障的智能诊断方法及智能诊断系统
CN115526447A (zh) * 2021-06-24 2022-12-27 安立股份有限公司 生产管理系统及存储有生产管理程序的存储介质
CN117109812A (zh) * 2023-10-23 2023-11-24 常州乐研分离技术有限公司 蒸发干燥一体机结构密封性检测设备
CN117109812B (zh) * 2023-10-23 2024-01-16 常州乐研分离技术有限公司 蒸发干燥一体机结构密封性检测设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2022259856B2 (en) Systems and methods for predictive diagnostics for mechanical systems
KR101371357B1 (ko) 회전유니언용 누출검출시스템
US6592126B2 (en) Mechanical seal leak detector
US6626436B2 (en) Monitoring seal system
JPH06129937A (ja) メカニカルシール異常検出装置
JPH07280878A (ja) 遮蔽電線路の監視制御装置
EP1290367A2 (en) Monitoring seal system
JP4812519B2 (ja) 油漏洩検知装置
JPH0688764A (ja) ポンプ漏洩検知装置
CA3015495C (en) Systems and methods for predictive diagnostics for mechanical systems
KR200364814Y1 (ko) 센서 내장형 자동진단 밸브
HK1128749B (en) Leak detecting system for a rotary feed-through
JPS61169678A (ja) 水力機械の調相運転時異常検出装置
Grossel Inerting of centrifuges for safe operation