JPH06132433A - 半導体装置冷却用放熱フィン用樹脂組成物 - Google Patents
半導体装置冷却用放熱フィン用樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH06132433A JPH06132433A JP28152892A JP28152892A JPH06132433A JP H06132433 A JPH06132433 A JP H06132433A JP 28152892 A JP28152892 A JP 28152892A JP 28152892 A JP28152892 A JP 28152892A JP H06132433 A JPH06132433 A JP H06132433A
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- Japan
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- filler
- powder
- resin
- thermal conductivity
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体装置冷却用放熱フィンに用いるための
樹脂組成物に関し、熱伝導性、成形性、耐熱性に優れた
樹脂組成物を提供する。 【構成】 本発明の樹脂組成物は、主剤としてエポキシ
樹脂又は付加型ポリイミド樹脂を含み、これらの樹脂と
硬化反応可能な硬化剤と、熱伝導性の向上に有効な無機
充填材とを含む。
樹脂組成物に関し、熱伝導性、成形性、耐熱性に優れた
樹脂組成物を提供する。 【構成】 本発明の樹脂組成物は、主剤としてエポキシ
樹脂又は付加型ポリイミド樹脂を含み、これらの樹脂と
硬化反応可能な硬化剤と、熱伝導性の向上に有効な無機
充填材とを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置冷却用の放
熱フィンに用いるための樹脂組成物に係り、特に熱伝導
性、耐熱性、成形性に優れた樹脂組成物に関する。
熱フィンに用いるための樹脂組成物に係り、特に熱伝導
性、耐熱性、成形性に優れた樹脂組成物に関する。
【0002】半導体素子には作動中に発熱するものがあ
り、この種の半導体素子は効率良く冷却する必要があ
る。このため、半導体素子を封止するパッケージに半導
体素子を冷却するための放熱フィンを設けた構成の半導
体装置がある。
り、この種の半導体素子は効率良く冷却する必要があ
る。このため、半導体素子を封止するパッケージに半導
体素子を冷却するための放熱フィンを設けた構成の半導
体装置がある。
【0003】この放熱フィンは機能面から高い放熱特性
を有することが望まれ、また製造面からは簡単に且つ低
コストで製造できることが望まれている。
を有することが望まれ、また製造面からは簡単に且つ低
コストで製造できることが望まれている。
【0004】
【従来の技術】図1に、冷却用放熱フィンを備えた従来
の半導体装置1を示す。半導体装置1は、大略するとパ
ッケージ2と放熱フィン3とにより構成されており、パ
ッケージ2は樹脂により、放熱フィン3はアルミニウム
などの金属により構成されている。
の半導体装置1を示す。半導体装置1は、大略するとパ
ッケージ2と放熱フィン3とにより構成されており、パ
ッケージ2は樹脂により、放熱フィン3はアルミニウム
などの金属により構成されている。
【0005】放熱フィン3は、図1に示すように、放熱
効果を高めるため表面積を大きくした形状にされてい
る。従来の金属製の放熱フィン3をパッケージ2に取付
けるには、熱伝導性の良い接着剤を用いて接着する方法
がとられていた。
効果を高めるため表面積を大きくした形状にされてい
る。従来の金属製の放熱フィン3をパッケージ2に取付
けるには、熱伝導性の良い接着剤を用いて接着する方法
がとられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置1で
は、上記のようにパッケージ2が樹脂により、また放熱
フィン3が金属により構成されていたため、各々を別個
の工程で作製せねばならず、半導体装置1の製造工程が
複雑になっていた。これに加え、放熱フィン3は放熱効
率を向上させるために複雑な形状となっており、この複
雑な形状の放熱フィン3を金属加工により形成するのは
面倒且つ困難であって、量産性に問題があり、コスト的
にも高くなっていた。
は、上記のようにパッケージ2が樹脂により、また放熱
フィン3が金属により構成されていたため、各々を別個
の工程で作製せねばならず、半導体装置1の製造工程が
複雑になっていた。これに加え、放熱フィン3は放熱効
率を向上させるために複雑な形状となっており、この複
雑な形状の放熱フィン3を金属加工により形成するのは
面倒且つ困難であって、量産性に問題があり、コスト的
にも高くなっていた。
【0007】また、従来では、放熱フィン3をパッケー
ジ2に接着剤を用いて取付けていたため、接着部分にお
ける強度や耐熱性が弱く、また接着面や接着剤内に発生
するボイドにより、接着部分における強度や放熱性にバ
ラツキが生じ、半導体装置1の信頼性が劣るという問題
があった。
ジ2に接着剤を用いて取付けていたため、接着部分にお
ける強度や耐熱性が弱く、また接着面や接着剤内に発生
するボイドにより、接着部分における強度や放熱性にバ
ラツキが生じ、半導体装置1の信頼性が劣るという問題
があった。
【0008】これらの問題を解決するために、樹脂製パ
ッケージに一体的に設けた樹脂製放熱フィンを備えた半
導体装置が開発されつつある(特願平3−57314
号)。
ッケージに一体的に設けた樹脂製放熱フィンを備えた半
導体装置が開発されつつある(特願平3−57314
号)。
【0009】樹脂製放熱フィンの一例を図2に示す。こ
の図の半導体装置11において、パッケージ12は封止
用エポキシ樹脂により形成された樹脂製であり、この封
止用樹脂には充填剤として溶融シリカなどが添加されて
いる。
の図の半導体装置11において、パッケージ12は封止
用エポキシ樹脂により形成された樹脂製であり、この封
止用樹脂には充填剤として溶融シリカなどが添加されて
いる。
【0010】この半導体装置11では、パッケージ12
に樹脂製放熱フィン13が一体的に取付けられており、
具体的には、放熱フィン13をパッケージ12上に直接
モールドすることにより、パッケージ12と放熱フィン
13とが一体化されている。
に樹脂製放熱フィン13が一体的に取付けられており、
具体的には、放熱フィン13をパッケージ12上に直接
モールドすることにより、パッケージ12と放熱フィン
13とが一体化されている。
【0011】樹脂製放熱フィン用の樹脂組成物として
は、熱伝導性の良好なものが求められるが、放熱フィン
用材料として十分な熱伝導性を示す樹脂組成物はいまだ
に開発されていない。例えば、従来の半導体装置の封止
に用いられている、主に溶融シリカが充填材として添加
されたエポキシ系樹脂組成物の熱伝導率は一般に0.6
W/m・K程度であって、これらは放熱フィン用として
はその熱伝導性の低さから不十分な材料と言わざるを得
ない。
は、熱伝導性の良好なものが求められるが、放熱フィン
用材料として十分な熱伝導性を示す樹脂組成物はいまだ
に開発されていない。例えば、従来の半導体装置の封止
に用いられている、主に溶融シリカが充填材として添加
されたエポキシ系樹脂組成物の熱伝導率は一般に0.6
W/m・K程度であって、これらは放熱フィン用として
はその熱伝導性の低さから不十分な材料と言わざるを得
ない。
【0012】更に、放熱フィン用樹脂組成物に要求され
る特性は、良好な熱伝導性ばかりではない。一般に、放
熱フィン部は放熱効率を上げるために複雑な形状となる
ので、樹脂組成物には良好な成形性も要求され、また良
好な成形性は生産性向上のためにも重要である。このほ
かに、放熱フィン用組成物には素子の温度上昇に伴う放
熱フィン自体の温度上昇に備えて耐熱性も要求される。
る特性は、良好な熱伝導性ばかりではない。一般に、放
熱フィン部は放熱効率を上げるために複雑な形状となる
ので、樹脂組成物には良好な成形性も要求され、また良
好な成形性は生産性向上のためにも重要である。このほ
かに、放熱フィン用組成物には素子の温度上昇に伴う放
熱フィン自体の温度上昇に備えて耐熱性も要求される。
【0013】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、熱伝導性と成形性の両方に優れ、且つ十分な耐
熱性のある、半導体装置冷却用の放熱フィン用樹脂組成
物を提供することを目的とする。
であり、熱伝導性と成形性の両方に優れ、且つ十分な耐
熱性のある、半導体装置冷却用の放熱フィン用樹脂組成
物を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置冷却
用放熱フィン用樹脂組成物は、その一つの側面におい
て、エポキシ樹脂と、エポキシ基と反応可能な官能基を
有する硬化剤と、熱伝導性の向上に有効な充填材とを含
有してなる組成物である。
用放熱フィン用樹脂組成物は、その一つの側面におい
て、エポキシ樹脂と、エポキシ基と反応可能な官能基を
有する硬化剤と、熱伝導性の向上に有効な充填材とを含
有してなる組成物である。
【0015】また、本発明の半導体装置冷却用放熱フィ
ン用樹脂組成物は、そのもう一つの側面において、付加
型ポリイミド樹脂と、イミド基と反応可能な官能基を有
する硬化剤と、熱伝導性の向上に有効な充填材とを含有
してなる組成物である。
ン用樹脂組成物は、そのもう一つの側面において、付加
型ポリイミド樹脂と、イミド基と反応可能な官能基を有
する硬化剤と、熱伝導性の向上に有効な充填材とを含有
してなる組成物である。
【0016】本発明の組成物において基材樹脂として用
いられるエポキシ樹脂はどのようなものでもよい。とは
言え、発明者らの知見によれば、有利に使用しうるエポ
キシ樹脂の例として、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂、テトラメチルビフェニル型
エポキシ樹脂、ビフェノール型エポキシ樹脂、ジヒドロ
キシナフタレンジグリシジルエーテルなどのグリシジル
エーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキ
シ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ハロゲン化
エポキシ樹脂など、一分子中にエポキシ基を2個以上有
するエポキシ樹脂を挙げることができる。これらのエポ
キシ樹脂は単独で使用しても、あるいは2種類以上の混
合系で使用してもよい。
いられるエポキシ樹脂はどのようなものでもよい。とは
言え、発明者らの知見によれば、有利に使用しうるエポ
キシ樹脂の例として、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂、テトラメチルビフェニル型
エポキシ樹脂、ビフェノール型エポキシ樹脂、ジヒドロ
キシナフタレンジグリシジルエーテルなどのグリシジル
エーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキ
シ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ハロゲン化
エポキシ樹脂など、一分子中にエポキシ基を2個以上有
するエポキシ樹脂を挙げることができる。これらのエポ
キシ樹脂は単独で使用しても、あるいは2種類以上の混
合系で使用してもよい。
【0017】本発明の組成物で用いられるエポキシ樹脂
用硬化剤は、エポキシ基と反応する官能基を一分子中に
1個又は2個以上有していればどのようなものでもよ
い。例えば、フェノールノボラック、ポリアリルフェノ
ール、ポリフェノールなどのフェノール類、ジアミノジ
フェニルメタン、ジアミノジフェニルスルフォンなどの
アミン類、酸無水物類などが挙げられる。
用硬化剤は、エポキシ基と反応する官能基を一分子中に
1個又は2個以上有していればどのようなものでもよ
い。例えば、フェノールノボラック、ポリアリルフェノ
ール、ポリフェノールなどのフェノール類、ジアミノジ
フェニルメタン、ジアミノジフェニルスルフォンなどの
アミン類、酸無水物類などが挙げられる。
【0018】主剤のエポキシ樹脂と硬化剤との配合比率
は、十分な硬化物が得られる比率であればよく、通常、
硬化剤のエポキシ基と反応する官能基が主剤のエポキシ
基と等量になるような比率にされるが、当該組成物の硬
化性を損なわないことを条件として、この比率は、主剤
のエポキシ樹脂100重量部に対して、硬化剤の反応性
官能基がエポキシ基と等量となる硬化剤の重量部で表し
た当量値の±15部の範囲内で変化させても差支えな
い。
は、十分な硬化物が得られる比率であればよく、通常、
硬化剤のエポキシ基と反応する官能基が主剤のエポキシ
基と等量になるような比率にされるが、当該組成物の硬
化性を損なわないことを条件として、この比率は、主剤
のエポキシ樹脂100重量部に対して、硬化剤の反応性
官能基がエポキシ基と等量となる硬化剤の重量部で表し
た当量値の±15部の範囲内で変化させても差支えな
い。
【0019】エポキシ樹脂を主剤とする本発明の組成物
には、硬化反応を促進させるための触媒を添加してもよ
い。硬化促進剤としての触媒の添加は、反応時間を短縮
して生産性の向上に寄与する点で有利である。
には、硬化反応を促進させるための触媒を添加してもよ
い。硬化促進剤としての触媒の添加は、反応時間を短縮
して生産性の向上に寄与する点で有利である。
【0020】エポキシ樹脂と硬化剤との硬化反応を促進
させるための触媒としては、2−メチルイミダゾールな
どのイミダゾール系、トリフェニルホスフィンなどのホ
スフィン系、DBU(ジアザビシクロウンデセン)のフ
ェノール塩などのDBU系などが用いられる。触媒の添
加量は、その触媒を添加すべき硬化系に応じて適宜決定
される。
させるための触媒としては、2−メチルイミダゾールな
どのイミダゾール系、トリフェニルホスフィンなどのホ
スフィン系、DBU(ジアザビシクロウンデセン)のフ
ェノール塩などのDBU系などが用いられる。触媒の添
加量は、その触媒を添加すべき硬化系に応じて適宜決定
される。
【0021】本発明の樹脂組成物において主剤として用
いられる付加型ポリイミド樹脂も、どのようなものでも
よい。具体例としては、4,4′−ビスマレイミドジフ
ェニルメタン及びポリマレイミドなどの、分子中に2個
以上のマレイミド基を有するマレイミド類が挙げられ
る。マレイミド硬化物のガラス転移温度は300〜35
0℃以上であり、通常のエポキシ硬化物(ガラス転移温
度170〜220℃)と比較して耐熱性に優れている。
そのため、付加型ポリイミドを主剤とする組成物は高耐
熱性が要求される場合に有利である。
いられる付加型ポリイミド樹脂も、どのようなものでも
よい。具体例としては、4,4′−ビスマレイミドジフ
ェニルメタン及びポリマレイミドなどの、分子中に2個
以上のマレイミド基を有するマレイミド類が挙げられ
る。マレイミド硬化物のガラス転移温度は300〜35
0℃以上であり、通常のエポキシ硬化物(ガラス転移温
度170〜220℃)と比較して耐熱性に優れている。
そのため、付加型ポリイミドを主剤とする組成物は高耐
熱性が要求される場合に有利である。
【0022】主剤としてマレイミド類を用いた場合、マ
レイミド基どうしの自己架橋により硬化させることが可
能であるが、マレイミド基と反応する官能基を持つ硬化
剤を併用してもよい。硬化剤としては、一分子中に少な
くとも二個以上のアミノ基を持つ、ジアミノジフェニル
メタン、ジアミノジフェニルスルフォンなどのアミン
類、及び一分子中に少なくとも二個以上のアリル基を持
つポリアリルフェノールなどを使用することができる。
レイミド基どうしの自己架橋により硬化させることが可
能であるが、マレイミド基と反応する官能基を持つ硬化
剤を併用してもよい。硬化剤としては、一分子中に少な
くとも二個以上のアミノ基を持つ、ジアミノジフェニル
メタン、ジアミノジフェニルスルフォンなどのアミン
類、及び一分子中に少なくとも二個以上のアリル基を持
つポリアリルフェノールなどを使用することができる。
【0023】主剤の付加型ポリイミド樹脂と硬化剤との
配合比率は、十分な硬化物が得られる比率であればよ
く、通常、硬化剤のマレイミド基と反応する官能基が主
剤のマレイミド基と等量になるような比率にされるが、
当該組成物の硬化性を損なわない限りにおいて、この比
率は、主剤の付加型ポリイミド樹脂100重量部に対し
て、硬化剤の反応性官能基がマレイミド基と等量となる
硬化剤の重量部で表した当量値の±15部の範囲内で変
化させても差支えない。
配合比率は、十分な硬化物が得られる比率であればよ
く、通常、硬化剤のマレイミド基と反応する官能基が主
剤のマレイミド基と等量になるような比率にされるが、
当該組成物の硬化性を損なわない限りにおいて、この比
率は、主剤の付加型ポリイミド樹脂100重量部に対し
て、硬化剤の反応性官能基がマレイミド基と等量となる
硬化剤の重量部で表した当量値の±15部の範囲内で変
化させても差支えない。
【0024】付加型ポリイミド樹脂を主剤とする組成物
にも、硬化反応の促進剤として触媒を添加することがで
きる。この場合の触媒の例としては、過酸化物や、トリ
フェニルホスフィンなどのホスフィン類を挙げることが
できる。触媒の添加量は添加される硬化系による。
にも、硬化反応の促進剤として触媒を添加することがで
きる。この場合の触媒の例としては、過酸化物や、トリ
フェニルホスフィンなどのホスフィン類を挙げることが
できる。触媒の添加量は添加される硬化系による。
【0025】本発明の樹脂組成物において使用される充
填材は、それが添加された組成物の熱伝導性の向上に有
効な充填材である。そのような充填材の代表的な例を挙
げると、結晶性シリカ粉末、窒化硼素粉末、窒化アルミ
ニウム粉末、アルミナ粉末、酸化マグネシウム粉末、炭
化ケイ素粉末などの無機粉末である。これらの粉末を混
合物として用いてもよい。
填材は、それが添加された組成物の熱伝導性の向上に有
効な充填材である。そのような充填材の代表的な例を挙
げると、結晶性シリカ粉末、窒化硼素粉末、窒化アルミ
ニウム粉末、アルミナ粉末、酸化マグネシウム粉末、炭
化ケイ素粉末などの無機粉末である。これらの粉末を混
合物として用いてもよい。
【0026】充填材の添加量は、一般的に言えば、それ
未満では添加効果の現れない下限値と、それを超えると
組成物の流れ性が悪くなって成形の際に未充填などの問
題を引き起こす上限値との間の範囲内とするのが好まし
い。添加量の好ましい範囲は、充填材によって定まり、
例えば、結晶性シリカ粉末の場合には65〜90wt%、
窒化硼素粉末の場合には55〜80wt%程度である。
未満では添加効果の現れない下限値と、それを超えると
組成物の流れ性が悪くなって成形の際に未充填などの問
題を引き起こす上限値との間の範囲内とするのが好まし
い。添加量の好ましい範囲は、充填材によって定まり、
例えば、結晶性シリカ粉末の場合には65〜90wt%、
窒化硼素粉末の場合には55〜80wt%程度である。
【0027】また、添加する充填材の粒度は、最大の粒
径が150μm、そして最小の粒径が0.1〜0.5μ
mであって、平均粒径が10〜18μmのものが、組成
物の流れ性の点で有利であることから望ましい。
径が150μm、そして最小の粒径が0.1〜0.5μ
mであって、平均粒径が10〜18μmのものが、組成
物の流れ性の点で有利であることから望ましい。
【0028】本発明における組成物には、上述の成分の
ほかに、必要に応じて以下の成分を添加することができ
る。
ほかに、必要に応じて以下の成分を添加することができ
る。
【0029】(1)充填材と基材樹脂との相容性を向上
させるためのカップリング剤。例えば、3−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン等のシラン系カップリング剤、
あるいはテトラオクチルビス(ホスファイト)チタネー
ト等のチタン系カップリング剤などである。カップリン
グ剤の添加量は、使用する無機質充填材の種類、量、比
表面積及びカップリング剤の最小被覆面積にもよるが、
本発明においては、無機質充填材の0.1〜15wt%が
好ましい。
させるためのカップリング剤。例えば、3−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン等のシラン系カップリング剤、
あるいはテトラオクチルビス(ホスファイト)チタネー
ト等のチタン系カップリング剤などである。カップリン
グ剤の添加量は、使用する無機質充填材の種類、量、比
表面積及びカップリング剤の最小被覆面積にもよるが、
本発明においては、無機質充填材の0.1〜15wt%が
好ましい。
【0030】(2)熱伝導性を更に向上させる必要があ
る場合、アルミニウム、銅、鉄などの金属粉を併用して
もよく、あるいは金属粉を上述の無機粉末の代りに使用
しても差し支えない。また、樹脂組成物の成形時におけ
る粘度調整のために、溶融シリカ等の絶縁性粉末を熱伝
導性を損なわない範囲で添加してもよい。
る場合、アルミニウム、銅、鉄などの金属粉を併用して
もよく、あるいは金属粉を上述の無機粉末の代りに使用
しても差し支えない。また、樹脂組成物の成形時におけ
る粘度調整のために、溶融シリカ等の絶縁性粉末を熱伝
導性を損なわない範囲で添加してもよい。
【0031】(3)離型剤として、カルナバワックス、
エステルワックス、モンタンワックスなどのワックス
類、ステアリン酸及びその金属塩などを添加してもよ
い。更に、離型性を向上させるためにシリコーン変性エ
ポキシ樹脂や、シリコーン類を併用しても差支えない。
エステルワックス、モンタンワックスなどのワックス
類、ステアリン酸及びその金属塩などを添加してもよ
い。更に、離型性を向上させるためにシリコーン変性エ
ポキシ樹脂や、シリコーン類を併用しても差支えない。
【0032】(4)難燃剤として臭素化エポキシ樹脂
や、三酸化アンチモン等を、顔料としてカーボンブラッ
ク、染料などを添加することもできる。
や、三酸化アンチモン等を、顔料としてカーボンブラッ
ク、染料などを添加することもできる。
【0033】本発明の樹脂組成物は、上記の成分を、ロ
ール、ニーダー、エクストルーダー等の適当な手段を用
いて約60〜120℃の温度で加熱することにより調製
することができる。また、本発明の組成物においては、
硬化物中の未硬化物の硬化反応を完結させるために、成
形加工後のアフタキュアを行うことが望ましい。成形加
工後のアフタキュアは、成形加工時の温度と同程度の温
度の恒温槽中で所定時間熱処理すればよい。
ール、ニーダー、エクストルーダー等の適当な手段を用
いて約60〜120℃の温度で加熱することにより調製
することができる。また、本発明の組成物においては、
硬化物中の未硬化物の硬化反応を完結させるために、成
形加工後のアフタキュアを行うことが望ましい。成形加
工後のアフタキュアは、成形加工時の温度と同程度の温
度の恒温槽中で所定時間熱処理すればよい。
【0034】
【作用】本発明の樹脂組成物に添加される充填材は、樹
脂硬化物の熱伝導性の向上に、その樹脂組成物の流れ性
すなわち成形性を有意に損なうことなしに寄与する。樹
脂組成物に更に硬化促進剤として触媒を添加すれば、こ
れは硬化反応に要する時間を短縮して、生産性を更に向
上させる。
脂硬化物の熱伝導性の向上に、その樹脂組成物の流れ性
すなわち成形性を有意に損なうことなしに寄与する。樹
脂組成物に更に硬化促進剤として触媒を添加すれば、こ
れは硬化反応に要する時間を短縮して、生産性を更に向
上させる。
【0035】主剤として用いられるエポキシ樹脂は本質
的に成形性に有利な材料であり、また半導体装置のパッ
ケージ部に用いられる封止材はエポキシ系のものが多い
ので、パッケージ部との適合性の点においても有利であ
る。主剤として用いられる付加型ポリイミド樹脂は耐熱
性に優れているため、特に耐熱性の良好な半導体装置冷
却用放熱フィンを提供する。
的に成形性に有利な材料であり、また半導体装置のパッ
ケージ部に用いられる封止材はエポキシ系のものが多い
ので、パッケージ部との適合性の点においても有利であ
る。主剤として用いられる付加型ポリイミド樹脂は耐熱
性に優れているため、特に耐熱性の良好な半導体装置冷
却用放熱フィンを提供する。
【0036】
【実施例】次いで、本発明を実施例と比較例とを参照し
ながら説明する。前半の実施例1〜24と比較例1〜1
2は、基材樹脂としてエポキシ樹脂を使用したものであ
り、後半の実施例25〜48と比較例13〜24は、基
材樹脂として付加型マレイミド樹脂を用いたものであ
る。
ながら説明する。前半の実施例1〜24と比較例1〜1
2は、基材樹脂としてエポキシ樹脂を使用したものであ
り、後半の実施例25〜48と比較例13〜24は、基
材樹脂として付加型マレイミド樹脂を用いたものであ
る。
【0037】実施例1〜4、比較例1〜2 これらの例では、次のような原材料を使用した。
【0038】・エポキシ樹脂 テトラメチルビフェニル型エポキシ樹脂(油化シェルエ
ポキシ社、YX−4000) ・硬化剤 フェノールノボラック(大日本インキ化学工業社、バー
カムTD−2131) ・充填材 結晶性シリカ粉末(龍森社、クリスタライト NX−
7) ・硬化促進剤 トリフェニルホスフィン ・離型剤 エステルワックス(ヘキストE)
ポキシ社、YX−4000) ・硬化剤 フェノールノボラック(大日本インキ化学工業社、バー
カムTD−2131) ・充填材 結晶性シリカ粉末(龍森社、クリスタライト NX−
7) ・硬化促進剤 トリフェニルホスフィン ・離型剤 エステルワックス(ヘキストE)
【0039】これらの原材料を一緒に加圧ニーダで混練
して、表1に掲げる組成の各組成物を調製した。使用し
たエポキシ樹脂と硬化剤との配合割合は、エポキシ樹脂
のエポキシ基と硬化剤の硬化性官能基とがほぼ等しい量
となるような割合とした。
して、表1に掲げる組成の各組成物を調製した。使用し
たエポキシ樹脂と硬化剤との配合割合は、エポキシ樹脂
のエポキシ基と硬化剤の硬化性官能基とがほぼ等しい量
となるような割合とした。
【0040】次に、こうして混練により得られた組成物
を8メッシュの粉体とし、これらの粉体を35mmφ×3
0gのタブレットとした。得られたタブレットを高周波
プレヒータにより70℃で余熱した後、トランスファー
成形機により175℃,35kg/cm2 の条件で3分間成
形し、更に175℃で8時間アフタキュアさせた。
を8メッシュの粉体とし、これらの粉体を35mmφ×3
0gのタブレットとした。得られたタブレットを高周波
プレヒータにより70℃で余熱した後、トランスファー
成形機により175℃,35kg/cm2 の条件で3分間成
形し、更に175℃で8時間アフタキュアさせた。
【0041】このようにして得られた成形物の試験片に
ついて、特性評価を以下の如く行った。
ついて、特性評価を以下の如く行った。
【0042】・ガラス転移温度:熱機械分析装置(真空
理工社)にて測定 ・熱伝導率: リガク社製レーザ法測定装置により
測定 ・成形性: ・離型性として、クロムメッキ板上
で繰り返し成形した時の成形回数と接着力を測定。 ・成形直後における熱時硬度をバーコル硬度系にて測
定。 ・流れ性として、スパイラルフロー値を測定。
理工社)にて測定 ・熱伝導率: リガク社製レーザ法測定装置により
測定 ・成形性: ・離型性として、クロムメッキ板上
で繰り返し成形した時の成形回数と接着力を測定。 ・成形直後における熱時硬度をバーコル硬度系にて測
定。 ・流れ性として、スパイラルフロー値を測定。
【0043】得られた結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】これらの結果より、本発明に従ってエポキ
シ樹脂を主剤とする組成物に充填材として結晶性シリカ
粉末を添加することによって、一般の市販封止材(エポ
キシ樹脂を主剤とし、溶融シリカ粉末を添加したもの)
に比べて熱伝導率が1.2〜3.7倍に向上した樹脂組
成物を得ることができ、充填材の添加量は流れ性などを
考慮すると65〜90wt%が望ましいことが分る。
シ樹脂を主剤とする組成物に充填材として結晶性シリカ
粉末を添加することによって、一般の市販封止材(エポ
キシ樹脂を主剤とし、溶融シリカ粉末を添加したもの)
に比べて熱伝導率が1.2〜3.7倍に向上した樹脂組
成物を得ることができ、充填材の添加量は流れ性などを
考慮すると65〜90wt%が望ましいことが分る。
【0046】実施例5〜8、比較例3〜4 充填材として結晶性シリカ粉末の代りに窒化硼素(B
N)粉末(信越化学社、KBN(h)−10)を使用し
たことを除いて、実施例1〜4と同様に表2に示す組成
物を調製し、そして成形試験片を作製して特性評価を行
った。得られた結果を表2に示す。
N)粉末(信越化学社、KBN(h)−10)を使用し
たことを除いて、実施例1〜4と同様に表2に示す組成
物を調製し、そして成形試験片を作製して特性評価を行
った。得られた結果を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】これらの結果から、本発明に従って充填材
として窒化硼素粉末を使用することによって、一般の市
販封止材に比べて熱伝導率が2〜10倍に向上した樹脂
組成物を得ることができ、充填材添加量は流れ性などを
考慮すると55〜80wt%が望ましいことが分る。
として窒化硼素粉末を使用することによって、一般の市
販封止材に比べて熱伝導率が2〜10倍に向上した樹脂
組成物を得ることができ、充填材添加量は流れ性などを
考慮すると55〜80wt%が望ましいことが分る。
【0049】実施例9〜12、比較例5〜6 充填材として結晶性シリカ粉末の代りに窒化アルミニウ
ム(AlN)粉末(東洋アルミニウム社、TOYALN
ITE UC)を用いたことを除いて、実施例1〜4の
手順を繰返した。調製した組成物の組成と得られた結果
を表3に示す。
ム(AlN)粉末(東洋アルミニウム社、TOYALN
ITE UC)を用いたことを除いて、実施例1〜4の
手順を繰返した。調製した組成物の組成と得られた結果
を表3に示す。
【0050】
【表3】
【0051】表3の結果より、充填材として窒化アルミ
ニウム粉末を添加することによって、一般の市販封止材
に比べて熱伝導率が1.5〜6.7倍に向上した樹脂組
成物を得ることができ、充填材添加量は流れ性などを考
慮すると55〜85wt%が望ましいことが分る。
ニウム粉末を添加することによって、一般の市販封止材
に比べて熱伝導率が1.5〜6.7倍に向上した樹脂組
成物を得ることができ、充填材添加量は流れ性などを考
慮すると55〜85wt%が望ましいことが分る。
【0052】実施例13〜16、比較例7〜8 充填材として結晶性シリカ粉末の代りにアルミナ粉末
(大明化学社、ダイミクロンTM−DS)を使用したこ
とを除いて、実施例1〜4の手順を繰返した。調製した
組成物の組成と得られた試験結果を表4に示す。
(大明化学社、ダイミクロンTM−DS)を使用したこ
とを除いて、実施例1〜4の手順を繰返した。調製した
組成物の組成と得られた試験結果を表4に示す。
【0053】
【表4】
【0054】表4に示す結果より、充填材としてアルミ
ナ粉末を添加することによって、一般の市販封止材と比
較して熱伝導率が1.3〜3.3倍に向上した樹脂組成
物を得ることができ、充填材の添加量は流れ性などの考
慮から65〜80wt%が望ましいことが分る。
ナ粉末を添加することによって、一般の市販封止材と比
較して熱伝導率が1.3〜3.3倍に向上した樹脂組成
物を得ることができ、充填材の添加量は流れ性などの考
慮から65〜80wt%が望ましいことが分る。
【0055】実施例17〜20、比較例9〜10 充填材として結晶性シリカ粉末の代りに酸化マグネシウ
ム(MgO)粉末(旭硝子社、500−5)を使用した
ことを除いて、実施例1〜4の手順を繰返した。調製し
た組成物の組成と得られた結果を表5に示す。
ム(MgO)粉末(旭硝子社、500−5)を使用した
ことを除いて、実施例1〜4の手順を繰返した。調製し
た組成物の組成と得られた結果を表5に示す。
【0056】
【表5】
【0057】表5の結果より、充填材として酸化マグネ
シウム粉末を用いることによって、一般の市販封止材と
比べて熱伝導率が1.7〜4倍の樹脂組成物を得ること
ができ、充填材添加量は流れ性などを考慮すると65〜
80wt%が望ましいことが分る。
シウム粉末を用いることによって、一般の市販封止材と
比べて熱伝導率が1.7〜4倍の樹脂組成物を得ること
ができ、充填材添加量は流れ性などを考慮すると65〜
80wt%が望ましいことが分る。
【0058】実施例21〜24、比較例11〜12 充填材として結晶性シリカ粉末の代りに炭化ケイ素(S
iC)粉末を使用したことを除いて、実施例1〜4の手
順を繰返した。調製した組成物の組成と得られた試験結
果を表6に示す。
iC)粉末を使用したことを除いて、実施例1〜4の手
順を繰返した。調製した組成物の組成と得られた試験結
果を表6に示す。
【0059】
【表6】
【0060】表6の結果より、充填材として炭化ケイ素
粉末を添加することによって、一般の市販封止材と比べ
て熱伝導率が2〜8倍に向上した樹脂組成物を得ること
ができ、充填材の添加量は流れ性などを考慮して55〜
80wt%が望ましいことが分る。
粉末を添加することによって、一般の市販封止材と比べ
て熱伝導率が2〜8倍に向上した樹脂組成物を得ること
ができ、充填材の添加量は流れ性などを考慮して55〜
80wt%が望ましいことが分る。
【0061】実施例25〜28、比較例13〜14 これらの例では、次に示す原材料を使用した。
【0062】・付加型ポリイミド樹脂 4,4′−ビスマレイミドジフェニルメタン(三菱油化
社、MB−3000) ・硬化剤 ポリアリルフェノール(三菱油化社、SH−150A
R) ・充填材 結晶性シリカ粉末(龍森社、クリスタライト NX−
7) ・硬化促進剤 トリフェニルホスフィン ・離型剤 エステルワックス(ヘキストE)
社、MB−3000) ・硬化剤 ポリアリルフェノール(三菱油化社、SH−150A
R) ・充填材 結晶性シリカ粉末(龍森社、クリスタライト NX−
7) ・硬化促進剤 トリフェニルホスフィン ・離型剤 エステルワックス(ヘキストE)
【0063】これらの原材料を加圧ニーダで一緒に混練
して、表7に示す各組成物を調製した。付加型ポリイミ
ド樹脂と硬化剤との配合比率は、付加型ポリイミド樹脂
のマレイミド基と硬化剤の硬化性官能基とがほぼ等しい
量となるような比率とした。
して、表7に示す各組成物を調製した。付加型ポリイミ
ド樹脂と硬化剤との配合比率は、付加型ポリイミド樹脂
のマレイミド基と硬化剤の硬化性官能基とがほぼ等しい
量となるような比率とした。
【0064】調製した組成物から、実施例1〜4におい
て説明した通りに特性評価用の試験片を作製して試験を
行った。得られた結果を表7に示す。
て説明した通りに特性評価用の試験片を作製して試験を
行った。得られた結果を表7に示す。
【0065】
【表7】
【0066】これらの結果より、本発明に従って付加型
ポリイミド樹脂を主剤とする組成物に充填材として結晶
性シリカ粉末を添加することによって、一般のエポキシ
樹脂系市販封止材に比べて熱伝導率が1.3〜3.8倍
に向上した樹脂組成物を得ることができ、充填材の添加
量は流れ性の考慮などから65〜90wt%が望ましいこ
とが分る。
ポリイミド樹脂を主剤とする組成物に充填材として結晶
性シリカ粉末を添加することによって、一般のエポキシ
樹脂系市販封止材に比べて熱伝導率が1.3〜3.8倍
に向上した樹脂組成物を得ることができ、充填材の添加
量は流れ性の考慮などから65〜90wt%が望ましいこ
とが分る。
【0067】実施例29〜32、比較例15〜16 充填材として結晶性シリカ粉末の代りに窒化硼素(B
N)粉末(信越化学社、KBN(h)−10)を使用し
たことを除いて、実施例24〜28と同様に表8に示す
組成物を調製し、そして成形試験片を作製して特性評価
を行った。得られた結果を表8に示す。
N)粉末(信越化学社、KBN(h)−10)を使用し
たことを除いて、実施例24〜28と同様に表8に示す
組成物を調製し、そして成形試験片を作製して特性評価
を行った。得られた結果を表8に示す。
【0068】
【表8】
【0069】これらの結果から、本発明に従って充填材
として窒化硼素粉末を使用することによって、一般の市
販封止材に比べて熱伝導率が2.2〜10.3倍に向上
した樹脂組成物を得ることができ、充填材添加量は流れ
性などを考慮すると55〜80wt%が望ましいことが分
る。
として窒化硼素粉末を使用することによって、一般の市
販封止材に比べて熱伝導率が2.2〜10.3倍に向上
した樹脂組成物を得ることができ、充填材添加量は流れ
性などを考慮すると55〜80wt%が望ましいことが分
る。
【0070】実施例33〜36、比較例17〜18 充填材として結晶性シリカ粉末の代りに窒化アルミニウ
ム(AlN)粉末(東洋アルミニウム社、TOYALN
ITE UC)を用いたことを除いて、実施例24〜2
8の手順を繰返した。調製した組成物の組成と得られた
結果を表9に示す。
ム(AlN)粉末(東洋アルミニウム社、TOYALN
ITE UC)を用いたことを除いて、実施例24〜2
8の手順を繰返した。調製した組成物の組成と得られた
結果を表9に示す。
【0071】
【表9】
【0072】表9の結果より、充填材として窒化アルミ
ニウム粉末を添加することによって、一般の市販封止材
に比べて熱伝導率が1.7〜6.8倍に向上した樹脂組
成物を得ることができ、充填材添加量は流れ性などを考
慮すると55〜85wt%が望ましいことが分る。
ニウム粉末を添加することによって、一般の市販封止材
に比べて熱伝導率が1.7〜6.8倍に向上した樹脂組
成物を得ることができ、充填材添加量は流れ性などを考
慮すると55〜85wt%が望ましいことが分る。
【0073】実施例37〜40、比較例19〜20 充填材として結晶性シリカ粉末の代りにアルミナ粉末
(大明化学社、ダイミクロンTM−DS)を使用したこ
とを除いて、実施例24〜28の手順を繰返した。表1
0に調製した組成物の組成と得られた試験結果を示す。
(大明化学社、ダイミクロンTM−DS)を使用したこ
とを除いて、実施例24〜28の手順を繰返した。表1
0に調製した組成物の組成と得られた試験結果を示す。
【0074】
【表10】
【0075】これらの結果より、充填材としてアルミナ
粉末を添加することによって、一般の市販封止材と比較
して熱伝導率が1.5〜3.5倍に向上した樹脂組成物
を得ることができ、充填材の添加量は流れ性などの考慮
から65〜80wt%が望ましいことが分る。
粉末を添加することによって、一般の市販封止材と比較
して熱伝導率が1.5〜3.5倍に向上した樹脂組成物
を得ることができ、充填材の添加量は流れ性などの考慮
から65〜80wt%が望ましいことが分る。
【0076】実施例41〜44、比較例21〜22 充填材として結晶性シリカ粉末の代りに酸化マグネシウ
ム(MgO)粉末(旭硝子社、500−5)を使用した
ことを除いて、実施例24〜28の手順を繰返した。調
製した組成物の組成と得られた結果を表11に示す。
ム(MgO)粉末(旭硝子社、500−5)を使用した
ことを除いて、実施例24〜28の手順を繰返した。調
製した組成物の組成と得られた結果を表11に示す。
【0077】
【表11】
【0078】表11の結果より、充填材として酸化マグ
ネシウム粉末を用いることによって、一般の市販封止材
と比べて熱伝導率が1.8〜4倍の樹脂組成物を得るこ
とができ、充填材添加量は流れ性などを考慮すると65
〜80wt%が望ましいことが分る。
ネシウム粉末を用いることによって、一般の市販封止材
と比べて熱伝導率が1.8〜4倍の樹脂組成物を得るこ
とができ、充填材添加量は流れ性などを考慮すると65
〜80wt%が望ましいことが分る。
【0079】実施例45〜48、比較例23〜24 充填材として結晶性シリカ粉末の代りに炭化ケイ素(S
iC)粉末を使用したことを除いて、実施例24〜28
の手順を繰返した。調製した組成物の組成と得られた試
験結果を表12に示す。
iC)粉末を使用したことを除いて、実施例24〜28
の手順を繰返した。調製した組成物の組成と得られた試
験結果を表12に示す。
【0080】
【表12】
【0081】これらの結果より、充填材として炭化ケイ
素粉末を添加することによって、一般の市販封止材と比
べて熱伝導率が2.2〜8.3倍に向上した樹脂組成物
を得ることができ、充填材の添加量は流れ性などを考慮
して55〜80wt%が望ましいことが分る。
素粉末を添加することによって、一般の市販封止材と比
べて熱伝導率が2.2〜8.3倍に向上した樹脂組成物
を得ることができ、充填材の添加量は流れ性などを考慮
して55〜80wt%が望ましいことが分る。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
主剤としてエポキシ樹脂又は付加型ポリイミド樹脂を用
い、充填材として熱伝導性の良好な粉末を添加すること
により、従来の溶融シリカを添加したエポキシ系樹脂組
成物と比較して1.3〜10倍の熱伝導率が得られ、半
導体装置冷却用放熱フィン用樹脂組成物として、熱伝導
性と成形性の両方に優れ、且つ十分な耐熱性のある樹脂
組成物の利用が可能となり、放熱フィンを備えた半導体
装置を簡単に製造することができるようになった。
主剤としてエポキシ樹脂又は付加型ポリイミド樹脂を用
い、充填材として熱伝導性の良好な粉末を添加すること
により、従来の溶融シリカを添加したエポキシ系樹脂組
成物と比較して1.3〜10倍の熱伝導率が得られ、半
導体装置冷却用放熱フィン用樹脂組成物として、熱伝導
性と成形性の両方に優れ、且つ十分な耐熱性のある樹脂
組成物の利用が可能となり、放熱フィンを備えた半導体
装置を簡単に製造することができるようになった。
【図1】金属製放熱フィンを備えた半導体装置を例示す
る斜視図である。
る斜視図である。
【図2】樹脂製放熱フィンを備えた半導体装置を例示す
る斜視図である。
る斜視図である。
1,11…半導体装置 2,12…パッケージ 3,13…放熱フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08G 73/12 NTH (72)発明者 亀原 伸男 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 薗 陸郎 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂と、エポキシ基と反応可能
な官能基を有する硬化剤と、熱伝導性の向上に有効な充
填材とを含有してなる、半導体装置冷却用放熱フィン用
樹脂組成物。 - 【請求項2】 付加型ポリイミド樹脂と、イミド基と反
応可能な官能基を有する硬化剤と、熱伝導性の向上に有
効な充填材とを含有してなる、半導体装置冷却用放熱フ
ィン用樹脂組成物。 - 【請求項3】 硬化反応を促進させるための触媒を更に
含む、請求項1又は2記載の組成物。 - 【請求項4】 前記充填材が、結晶性シリカ粉末、窒化
硼素粉末、窒化アルミニウム粉末、アルミナ粉末、酸化
マグネシウム粉末、炭化ケイ素粉末又はこれらの粉末の
混合物である、請求項1,2又は3記載の組成物。 - 【請求項5】 金属粉を更に含む、請求項4記載の組成
物。 - 【請求項6】 前記充填材が金属粉である、請求項1,
2又は3記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28152892A JPH06132433A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 半導体装置冷却用放熱フィン用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28152892A JPH06132433A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 半導体装置冷却用放熱フィン用樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06132433A true JPH06132433A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17640435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28152892A Withdrawn JPH06132433A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 半導体装置冷却用放熱フィン用樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06132433A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4128333A1 (de) * | 1991-08-27 | 1993-03-04 | Fischer Armin | Verfahren zum gettern von soi-schichten |
| DE10013844A1 (de) * | 2000-03-15 | 2001-09-27 | Infineon Technologies Ag | Vorrichtung zum Kühlen eines elektrischen Moduls |
| JP2012038763A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-23 | Hitachi Chem Co Ltd | 熱伝導シート、熱伝導シートの製造方法、及び熱伝導シートを用いた放熱装置 |
| JP2016172824A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 日本化薬株式会社 | ポリイミド樹脂組成物、及びそれを用いた接着フィルム |
| JP2018044072A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 株式会社トクヤマ | 窒化アルミニウム含有硬化性樹脂組成物 |
| JP2020173945A (ja) * | 2019-04-10 | 2020-10-22 | 信越化学工業株式会社 | 低誘電放熱フィルム用組成物及び低誘電放熱フィルム |
| WO2023002874A1 (ja) * | 2021-07-20 | 2023-01-26 | リンテック株式会社 | 樹脂シート |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28152892A patent/JPH06132433A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2023002874A1 (ja) * | 2021-07-20 | 2023-01-26 | リンテック株式会社 | 樹脂シート |
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