JPH06134731A - パネル材の押出成形装置 - Google Patents

パネル材の押出成形装置

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JPH06134731A
JPH06134731A JP28607092A JP28607092A JPH06134731A JP H06134731 A JPH06134731 A JP H06134731A JP 28607092 A JP28607092 A JP 28607092A JP 28607092 A JP28607092 A JP 28607092A JP H06134731 A JPH06134731 A JP H06134731A
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JP
Japan
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die
extrusion
passage
plate
plate thickness
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Application number
JP28607092A
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English (en)
Inventor
Hideki Iwai
英樹 岩井
Tetsuo Okita
哲雄 沖田
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B3/00—Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor
    • B28B3/20—Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein the material is extruded
    • B28B3/26—Extrusion dies
    • B28B3/2672—Means for adjusting the flow inside the die, e.g. using choke means

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイスの形状を変更することなくダイス出口
近傍での板厚分布の適正化を図ることができ,もって所
定寸法のパネルを安定して連続成形することができるよ
うにする。 【構成】 ダイスの上流側で拡径部を設けて圧力分布の
解除を促進したのち整流装置を設けて素材の等流速をな
すために複数の絞り調整板で流速調整を行なう。次にダ
イスの出口側に設けたフロー調整装置でダイス内の押出
通路は断面方向に沿って配列された複数の絞り調整板に
よって素材の通路断面形状が調整可能となっており,例
えばダイスの出口近傍の板厚分布を検出し,これが変動
したときに,変動部位の調整板の出入り量を加減するよ
うに構成したので,ダイス出口近傍の板厚が規定の板厚
範囲以上(以下)に変動したときには対応調整板を引上
げ(引下げ),ダイス内通路を断面形状を拡大(縮小)
することで全体の板厚分布が予め定められた適正押出成
形板厚範囲内になるように調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパネル材の押出成形装置
に係り,特に住宅用建材,床パネル,型枠,OAフロア
パネル等を押出成形法によって製造するのに好適なパネ
ル材の押出成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】床パネル,型枠に例をとると,例えば,
コンクリート,モルタルが材料として用いられ,これを
規定サイズの型枠に流し込んで所定の形状に成形するの
が一般的であり,この型枠成形方法では多量生産できな
い欠点があった。現在,スクリュ式の押出成形法によっ
て連続成形する方法が提案されているが,床パネル,型
枠のような幅広,薄肉材の押出成形では,一定厚さのパ
ネル材(以下押出材という)を押出するのは容易でなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが,従来,セメ
ント等を主材料とする原料をスクリュ式押出成形法によ
り押出材として押出そうとすると,ダイス内壁面と素材
ビレット間の壁面摺動抵抗によって圧力分布が生じ,こ
のまま押出材として成形されると押出材自体が割れた
り,変形したりして,所定寸法のパネル製品を安定して
製造できないという問題があった。さらに,ダイス前端
部での壁面摺動抵抗は中心部で小さく,両側部で大きく
なるといった現象を呈しており,壁面摺動抵抗が大きく
なると素材ビレットにかかる圧力分布も大きくなるた
め,前記ダイス前端部で生じる圧力分布を中心近傍の低
圧力に合せようとするとダイスの形状が複雑になってそ
の加工も容易でなかった。
【0004】本発明の目的は,上記従来の問題点に着目
し,ダイス出口近傍での押出中のパネル材の板厚分布が
適正な条件範囲に常になるように,ダイス内部の素材流
動の調整を図ることができ,もって所定寸法のパネルを
安定して連続成形することができるパネル材の押出成形
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明に係るパネル材の押出成形装置は,無機質原
料の押出成形を行なう押出成形機に取付けられ成形対象
の押出材断面に対応するダイス出口孔を有する第1ダイ
スと,前記第1ダイスの反出口孔側に第2ダイスを設け
て一体形のダイスを形成するとともに,前記第2ダイス
の反出口孔側にあってダイス内孔径を縮径した縮径部
と,該第2ダイスの押出通路の途中に設けられた拡径部
と,前記拡径部からダイス出口孔へ向かう押出通路の途
中にあって押出方向と交差する方向に沿って押出通路内
に出入り駆動可能な複数の通路絞り調整板を設け押出通
路の幅方向への水硬性無機質材料の整流調整を行なう整
流装置と,前記整流装置よりダイス出口側の押出通路の
途中にあって押出方向と交差する方向に沿って押出通路
内に出入り駆動可能な複数の通路絞り調整板を設けてダ
イスより押出される押出材の形状調整を行なうフロー調
整装置と,ダイス出口近傍に前記押出材の断面方向に沿
って前記整流装置とフロー調整装置の各通路絞り調整板
に対応する1個または複数個の板厚測定センサを設け,
この板厚測定センサからの検出信号に基づき前記各通路
絞り調整板をダイス内押出通路に出入り駆動させるコン
トローラを設けた構成としたものである。
【0006】
【作用】押出成形機のコンテナ側に取付ける第2ダイス
には押出方向に縮径部と拡径部を有した重錘形状断面の
ダイス孔を設ける。コンテナには押出素材を充填する
が,押出素材がコンテナ内に充填された状態でステムに
より加圧することにより,ダイスから一定の断面とされ
た連続押出材が押出成形される。このとき,コンテナ内
に充填されたパネル素材がダイスの縮径部を通るときに
大きい壁面摺動抵抗を受けて,押出素材に圧力分布が生
じるものの,ダイスの拡径部近傍で圧力分布が解除され
る。次いでダイス内の押出通路の上流側に設けられた整
流装置では,断面方向に沿って配列された複数の絞り調
整板によって素材の通路断面形状が調整可能となってお
り,調整板の出入り量を加減することにより,押出通路
を流通する水硬性無機質材料の偏流を防止して整流作用
を高めるようになっている。また,前記整流装置のダイ
ス出口側に設けられたフロー調整装置では,前記整流装
置と同様に断面方向に沿って配列された複数の絞り調整
板によって素材の通路断面形状が調整可能となってお
り,整流板の出入り量を加減することにより,ダイス内
の出口近傍の押出通路断面形状が部分的に変更可能とな
っている。
【0007】したがって,一部の調整板を引上げること
によって該当部分の押出通路が拡大し,流通する材料の
流速が低下する。これにより流速が低下した部分ではダ
イスの内壁との摺動抵抗が減少し,もって該当部分の板
厚を薄くさせることができる。そこで,前記整流装置お
よびフロー調整装置相互の各調整板に対応してダイス出
口近傍に備えた板厚測定センサによって板厚を検知し,
前記各調整板の押出通路への出入り量と板厚変位量との
相関関係についての知見を得てこれらのデータをプログ
ラミング化しておく。特に,ダイスから押出される押出
材の適正板厚を決定するフロー調整装置の各調整板は,
規定の適正押出成形板厚範囲以上に変動したときは対応
調整板を引上げ,ダイス内通路の断面形状を拡大し,押
出流速を低下させることで適正押出成形板厚範囲内にな
るように調整できるのである。すなわち,ダイス出口近
傍での押出中の押出材の板厚分布を検出し,これが適正
な板厚範囲を越えて変動したときに,変動部位の調整板
を変動板厚に比例してダイス内に出入りさせ,摺動抵抗
の調整による板厚分布の適正化を図ることができるので
ある。
【0008】
【実施例】以下に,本発明に係るパネル材の押出成形装
置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は実施例に係るパネル材の押出成形装
置の要部拡大縦断面図,図2は図1のA−Aからみた縦
切断断面図,図3は図1のB−Bからみた横切断断面
図,図4はダイスの外観構成図を示している。
【0010】まず,実施例に係る押出成形装置によって
成形される押出材は,セメント等の水硬性無機質材料を
素材とし,予め押出成形機に供給可能な素材ビレットを
製作するようにしている。これは原材料として例えばポ
ルトランドセメント,微細シリカ,ポリビニールアルコ
ール樹脂,ガラス繊維および水等を用い,これを適正割
合で最初に混合機によって撹拌混合する。混合状態が均
質になった後,混練機に送給し,ここで練りまぜを行な
って練り上がり素材が均等質となるように調整する。こ
の混練機としては垂直型の設備の他,スクリュウ型等の
適宜混練機を用いることができる。混練機によって練り
まぜられた素材は圧縮成形機に供給され,ここで後述す
る押出成形装置のコンテナに装填可能な素材ビレット1
0に成形するものとしている。本実施例の押出成形装置
はプランジャ方式を用いている。
【0011】なお,上記素材ビレット10の原材料とし
て水硬性無機質材料を用いているため,上述のような工
程にて素材ビレット10を予め製作しているが,これは
混練機をコンテナに直結し,直接充填供給するようにし
てもよい。また押出材素材として上述の水硬性材料の
他,樹脂材料等を用いることができ,かかる場合には樹
脂供給手段により直接コンテナに充填することが望まし
い。
【0012】このようにして得られた素材ビレット10
は図1に示される押出成形装置12に供給される。図示
のように,当該装置は上述したようなセメント等の水硬
性無機質材料によって形成された素材ビレット10が装
填される装填孔14が穿孔されたコンテナ16を具備し
ている。
【0013】また,前記コンテナ16の後方にはラムシ
リンダによって加圧駆動されるクロスヘッド(図示な
し)が配備されており,これにはコンテナ16のビレッ
ト装填孔14に向けて突出されるステム30が一体的に
取付けられている。ステム30の先端部には押盤32が
設けられ,これは前記ビレット装填孔14に密着状態で
嵌入されて素材ビレット10の後端面を押出成形に際し
て加圧するものとなっている。このコンテナ16の前端
面にはダイス18が取付けられており,当該ダイス18
はその押出通路20がコンテナ16のビレット装填孔1
4と同心的に配置されるようにエンドプラテン22との
間に挟持されている。
【0014】また,当該ダイス18はコンテナ16のビ
レット装填孔14に接する第2ダイスとしてのセカンド
ダイス18aとダイス先端部の出口孔24を有して押出
材26の製品形状を決定する第1ダイスとしての製品形
状ダイス18bから構成されている。このうち,前記セ
カンドダイス18aの内孔径は縮径部20aと一旦拡径
された拡径部20bを有した構成となっており,素材ビ
レット10の流れ方向に沿って側面断面が重錘形状を有
している。
【0015】これは,従来のダイス18の押出通路20
のようにコンテナ16のビレット装填孔14に接続さ
れ,これから押出方向に向けて断面が順次縮小するよう
なテーパ面を有する角型コーン状に形成され,ダイス先
端部の出口孔24に連続している。さらに,出口孔24
は成形しようとする押出材26の断面形状に一致する矩
形断面とされており,素材ビレット10を押出すことに
より徐々に断面が絞られ円滑に押出材断面に成形される
ようになっている。
【0016】こうしたダイス18の構造ではダイス前端
部(押出方向に向けて断面が順次縮小するテーパ部)に
おいて素材ビレット10と内壁間の壁面摺動抵抗が押出
矩形断面の両側部近傍が中心近傍より大きくなる現象を
呈することが判明している。この壁面摺動抵抗が大きい
と素材ビレット10にかかる圧力分布も大きくなり,素
材ビレット16内に圧力分布が蓄積されたまま押出材2
6を押出すと押出材26の両端面が割れてしまい製品に
ならなかった。したがって,本発明では,これら素材ビ
レット10内に生じた圧力分布を解除するために,セカ
ンドダイス18aの側面断面形状を重錘形状にし,縮径
部20aを通過する際に素材ビレット10内に発生した
圧力分布を拡径部20bを設けて圧力分布を解除するよ
うにしてある。特に壁面摺動抵抗が大きいと押出通路2
0内を流通する素材ビレット10の押出速度は小さくな
り,逆に押出通路20の中央部のように摺動抵抗が小さ
いと押出速度は大きくなるため,圧力分布の解除は押出
通路断面の素材ビレット10の等速度を促すことにな
る。
【0017】上述のような押出成形装置12において,
セカンドダイス18a内の上流側(ステム30側)で押
出通路を流通する水硬性無機質材料からなる素材ビレッ
ト10の偏流防止,すなわち,従来問題となっていた壁
面摺動抵抗が中心部で小さく,壁面部側で大きくなる現
象を解消して,壁面摺動抵抗が拡径部20bで解除した
にもかかわらず残存している場合でも素材ビレット10
が押出通路断面を等速度で流れやすくするために整流装
置50が配設してある。
【0018】この整流装置50は絞り調整板52,駆動
モータ54および伝達機構56から構成されている。ダ
イス18の押出通路20の途中にてその上下面部から出
入り可能とされ,押出通路断面を絞ることができる絞り
調整板52が取付けられている。この絞り調整板52は
大きさの違う大小片の板材によって形成され,図2およ
び図3にも示しているようにダイス18の上流側の上下
面部において断面方向に沿って複数配列されたもので,
中心部の調整板52aの長さをその左右に位置する調整
板52b,52cの長さより長くなるように構成されて
いる。
【0019】前記各調整板52(52a,52b,52
c)が独立して押出通路20に出入りして突出長さ分だ
け押出通路20を前後に仕切り,調整前の原形状である
幅方向の中心部を絞り込んで押出通路20を狭くすると
ともに,両側は膨らませた通路断面形状を可変とするも
のである。
【0020】このような絞り調整板52を各々独立して
押出通路20に出入りさせるために,ダイス18の外部
側には駆動モータ54が各調整板52(52a,52
b,52c)に対応して設けられ,このモータ54のロ
ッドに設けられたピニオンと調整板52側に形成された
ラック等からなる伝達機構56を介して両者が連結され
ている。したがって,各モータ54の駆動により各調整
板52が独立して押出通路20に出入り操作されるもの
となっている。
【0021】次に,セカンドダイス18aの上流側の両
側端面には幅調整装置60が設けられている。この幅調
整装置60は前記ダイス18の先端に取付けられた製品
形状ダイス18bをダイス18より押出される所望の押
出板26の板幅に応じて調整可能に設けられたものであ
る。幅調整装置60は傾転板62とシリンダ64から構
成され,図2に示すように傾転板62の一端は支軸66
で回動可能に軸支されている。セカンドダイス18aの
側面には回動可能に支軸68に軸支されたシリンダ64
が配設され,シリンダ64に係合して進退可能にロッド
64aが設けられ,さらにロッド64aの先端部は前記
傾転板62の背面側(セカンドダイス18aの内壁面
側)に設けられた支軸67と回動自在に軸支されてい
る。図2に示すように,前記ロッド64aを進退させる
と破線で示す前進位置と実線で示す後退位置間で傾転可
能となる。
【0022】さらに,製品形状ダイス18bには,前記
整流装置50で素材ビレット10を均等流速にした後,
ダイス18出口から押出される押出板26の板厚の変動
に応じて板厚が適正範囲内になるように調整するための
フロー調整装置70が設けられている。このフロー調整
装置70は絞り調整板34,駆動モータ36および伝達
機構38から構成されている。
【0023】製品形状ダイス18b内の押出通路20の
途中にてその上下面部から出入り可能とされ,押出通路
断面を絞ることができる絞り調整板34が取付けられて
いる。この絞り調整板34は,前記整流装置50と同様
に大きさの違う大小片の板材によって形成され,図2に
示しているように製品形状ダイス18bの上下面部にお
いて断面方向に沿って複数配列されたもので,中心部の
調整板34aの長さをその左右に位置する調整板34
b,34c,34d,34eの長さより長くなるように
構成されている。このように調整板34の各板幅の長
さ,特に押出通路断面の中心部より両側に小片板材を配
列したのは,製品形状ダイス18b内で中心部より両側
壁面部の方が壁面摺動抵抗が大きくなりやすく押出材2
6の板厚の変動に大きい影響をもたらすためである。
【0024】前記各調整板34(34a,34b,34
c,34d,34e)が独立して押出通路20に出入り
して突出長さ分だけ押出通路20を前後に仕切り,調整
前の矩形状の通路断面形状を可変とするものである。こ
のような絞り調整板34を各々独立して押出通路20に
出入りさせるために,ダイス18の外部側には駆動モー
タ36が各調整板34に対応して設けられ,このモータ
36のロッドに設けられたピニオンと調整板34側に形
成されたラック等からなる伝達機構38を介して両者が
連結されている。したがって,各モータ36の駆動によ
り各調整板34が独立して押出通路20に出入り操作さ
れるものとなっている。
【0025】一方,製品形状ダイス18b先端部の出口
孔24の上下面部には前記各絞り調整板34に対応して
複数の板厚測定センサ40が取付けられている。すなわ
ち,板厚測定センサ40は絞り調整板34の数だけ断面
方向に沿って設けられ,これらは各調整板34の配置位
置の押出方向前方に位置するように配置されており,各
調整板34の部分を通過する成形素材の流れの延長線上
におけるダイス出口近傍での26の板厚を検出すること
ができるようになっている。板厚測定センサ40として
は,例えば接触式のものでは,パネル26の上下から先
端部に回動支承された接触子を定位置に設置しておき,
パネル26の板厚の分布に伴う板厚変位量を検出する
か,あるいは非接触式のものとして,レーザ式変位セン
サや超音波式変位センサ等のセンサを採用することがで
きる。
【0026】また,上記板厚測定センサ40の検出信号
を入力するコントローラ42が別途に備えられており,
これは各板厚測定センサ40からの検出信号を取込んで
基準値と比較するとともに,基準値からの偏位量を算出
するようにしている。そして,この基準圧力範囲より検
出板厚が大きい場合には,調整板駆動用のモータ36に
調整板34の引上げ駆動信号を出力し,基準板厚からの
偏位量に比例して引上げて絞り開口を広げ,前記押出通
路20内で調整板34を通過する素材の通路断面形状が
大きくなるように制御するものとしている。逆に,検出
板厚が基準板厚範囲より小さい場合には,調整板34を
押出通路20内に突出させて押出通路20内で調整板3
4を通過する素材の通路断面形状が小さくなるように制
御するのである。予め実験により,適正な押出成形がで
きた場合の基準板厚範囲を求めるとともに,検出板厚と
基準板厚の偏位量に対する調整板34の出入り量との関
係を確認しておき,これにより求められた比例定数に応
じて調整板34の出入り量を設定し,フィードバック制
御するものとすればよい。
【0027】このように構成されたパネル材の押出成形
装置による成形作業は次のようになる。まず,製品形状
ダイス18bのダイス出口孔24の横幅長さに応じて幅
調整装置60の一対の傾転板62間の長さを変え,傾転
板62間の長さがダイス出口孔の横幅長さとほぼ同一長
さになるようにシリンダ64へ圧油または圧縮空気を給
排して傾転板62を適宜傾転させ調整しておく。
【0028】また,整流装置50部の通路断面を通過す
る素材ビレット10の通過流速を製品形状ダイス18b
を取外した状態で先に測定して押出時の素材ビレット1
0の流速と絞り調整板52の押出通路20への出入り量
との相関関係の知見を得てコントローラ42へ予め入力
させておく。ついで製品形状ダイス18bを取付けて準
備を完了させておく。
【0029】まず,押出材26の成形材料を混合,混練
し,押出成形機に装填できるように素材ビレット10を
成形装置によって形成する。この素材ビレット10は押
出成形機に付帯したビレット供給装置によってコンテナ
16の前面に移送されて準備が完了する。押出成形機で
はステム30を前進させ,素材ビレット10を装填孔1
4に送り込む。
【0030】このような作業の後,成形作業に入り,こ
れはクロスヘッド28をラムシリンダによって駆動する
ことによってステム30を押出し,先端の押盤32によ
って素材ビレット10をダイス18に向けて加圧させる
ことにより行なわれる。この加圧操作によってコンテナ
16内の素材ビレット10はダイス18の押出通路20
によって絞られ,出口孔24により設定された形状に成
形され,矩形平板状に成形されつつ連続して排出される
のである。
【0031】ここでダイス18からの成形排出に際し
て,製品形状ダイス18b出口近傍の上下面部には板厚
測定センサ40が配設され,ダイス18b出口近傍での
押出成形中の押出材26の板厚分布が検出される。この
検出板厚が適正押出成形板厚範囲内ではなく,設定され
た基準板厚からの偏位が検出されると,コントローラ4
2はその偏位量に応じて偏位発生板厚測定センサ40に
対応する絞り調整板34の駆動モータ36に駆動信号を
出力し,調整板34を押出通路20内に出入りさせる。
【0032】すなわち,検出板厚が規定板厚範囲より大
きい場合には,調整板34を押出通路20から引出し,
押出通路20の絞り度合を小さくし,ここを通過する素
材の通路断面形状を大きくするように調整する。通路断
面形状が大きくなると,調整板34の通過後の素材流速
が小さくなり,もって,ダイス内壁面との摺動抵抗が小
さくなる。これによってダイス出口近傍に押出された押
出材26の部分板厚が小さくされ,規定板厚範囲内に戻
される。
【0033】逆に,検出板厚が規定板厚範囲より小さい
場合には,調整板34をさらに貫入して通路断面形状を
小さくし,調整板34間を通過する素材の通路断面形状
を小さくするように調整する。このことにより,調整板
34による押出通路20の絞り度合が逆に大きくなる
と,通流素材の流速が大きくなり,摺動抵抗が増大する
結果,かかる場合にはダイス出口近傍での板厚を増大さ
せることができる。なお,この場合の板厚の変化度合に
対する調整板34の出入れ度合の関係は,実験結果や経
験によって予め求めておき,コントローラ42内の演算
器に入力しておく。
【0034】このようにして調整される結果,押出作業
中は常にダイス18の出口近傍のパネル26の板厚が規
定の適正押出成形板厚範囲内になるようにフィードバッ
ク制御され,実施例に係るパネル材の押出成形装置では
安定して押出材(パネル材)を押出成形することがで
き,押出材の割れや変形を防止することができる。
【0035】特に,押出素材の種類を変更したような場
合でも,ダイスの形状を変更する必要がなく,高強度セ
メント複合体等を素材として押出材成形するような場合
には非常に有効な手段となる。
【0036】なお,上記実施例においてフロー調整装置
70の絞り調整板34と板厚測定センサ40とを1対1
に対応させて構成しているが,これは板厚測定センサ4
0の設定位置に流れ込むパネル26の上流側に位置する
調整板34を出入りさせるように制御する構成であれば
よく,1つの板厚測定センサ40に複数の調整板34を
対応する構成としたり,あるいは逆に複数のセンサ40
に1つの調整板34を対応するようにして,いわゆる群
管理制御を施すようにしてもよい。
【0037】また,整流装置50の各絞り調整板52の
合計幅長は押出通路断面と同一幅に設置してもよいし,
押出通路断面の押出幅より短くしてもよい。
【0038】さらに,上記実施例の整流装置50とフロ
ー調整装置70の各調整板52,34の出入り駆動にモ
ータ54,36を用いているが,これは油圧シリンダ機
構やその他の各種アクチュエータを用いることができ
る。さらに,個別に駆動手段を取付けずにクラッチ機構
や電磁開閉弁等により,必要量だけ各調整板34,52
を出入りさせる機構を採用することができる。
【0039】整流板34および52は,製品形状ダイス
18bおよびセカンドダイス18aの押出通路20の上
下面に取付けているが,これは全周にわたって取付ける
ようにし,ダイス内壁面との摺動抵抗に起因する板厚変
動の制御を全周面で行なわせ得るようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
無機質原料の押出成形を行なう押出成形機に取付けられ
成形対象の押出材断面に対応するダイス出口孔を有する
第1ダイスと,前記第1ダイスの反出口孔側に第2ダイ
スを設けて一体形のダイスを形成するとともに,前記第
2ダイスの反出口孔側にあってダイス内孔径を縮径した
縮径部と,該第2ダイスの押出通路の途中に設けられた
拡径部と,前記拡径部からダイス出口孔へ向かう押出通
路の途中にあって押出方向と交差する方向に沿って押出
通路内に出入り駆動可能な複数の通路絞り調整板を設け
押出通路の幅方向への水硬性無機質材料の整流調整を行
なう整流装置と,前記整流装置よりダイス出口側の押出
通路の途中にあって押出方向と交差する方向に沿って押
出通路内に出入り駆動可能な複数の通路絞り調整板を設
けてダイスより押出される押出材の形状調整を行なうフ
ロー調整装置と,ダイス出口近傍に前記押出材の断面方
向に沿って前記整流装置とフロー調整装置の各通路絞り
調整板に対応する1個または複数個の板厚測定センサを
設け,この板厚測定センサからの検出信号に基づき前記
各通路絞り調整板をダイス内押出通路に出入り駆動させ
るコントローラを設けたことにより,ダイス孔内部で生
じた圧力分布の大部分は拡径部で解除されるため,整流
装置で押出通路内を流通する無機材料の等流速が可能と
なり,さらに,フロー調整装置でダイス出口近傍の押出
板厚が規定の板厚範囲以上(以下)に変動したときには
対応調整板を引下げ(引上げ),ダイス内通路の断面形
状を縮小(拡大)し,摺動抵抗を増大(低下)させて素
材流量を低下(増大)させることで全体の板厚分布が予
め定められた適正押出成形板厚範囲内になるように調整
できるのである。これにより,ダイス出口近傍の板厚の
変動部位に対応する調整板を変動板厚に比例してダイス
内に出入りさせ,摺動抵抗の調整による押出板厚分布の
適正化を図ることができるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパネル材の押出成形装置の要部拡
大縦断面図である。
【図2】図1のA−Aからみた縦切断断面図である。
【図3】図1のB−Bからみた横切断断面図である。
【図4】ダイスの外観構成図である。
【符号の説明】
10 素材ビレット 12 押出成形装置 14 ビレット装填孔 16 コンテナ 18 ダイス 18a セカンドダイス 18b 製品形状ダイス 20 押出通路 20a 縮径部 20b 拡径部 24 ダイス出口孔 26 押出材(パネル材) 30 ステム 32 押盤 34(34a,34b,34c,34d,34e) 絞
り調整板 36,54 モータ 38,56 伝達機構 40 板厚測定センサ 42 コントローラ 50 整流装置 60 幅調整装置 62 傾転板 64 シリンダ 66,67,68 支軸 70 フロー調整装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質原料の押出成形を行なう押出成形
    機に取付けられ成形対象の押出材断面に対応するダイス
    出口孔を有する第1ダイスと,前記第1ダイスの反出口
    孔側に第2ダイスを設けて一体形のダイスを形成すると
    ともに,前記第2ダイスの反出口孔側にあってダイス内
    孔径を縮径した縮径部と,該第2ダイスの押出通路の途
    中に設けられた拡径部と,前記拡径部からダイス出口孔
    へ向かう押出通路の途中にあって押出方向と交差する方
    向に沿って押出通路内に出入り駆動可能な複数の通路絞
    り調整板を設け押出通路の幅方向への水硬性無機質材料
    の整流調整を行なう整流装置と,前記整流装置よりダイ
    ス出口側の押出通路の途中にあって押出方向と交差する
    方向に沿って押出通路内に出入り駆動可能な複数の通路
    絞り調整板を設けてダイスより押出される押出材の形状
    調整を行なうフロー調整装置と,ダイス出口近傍に前記
    押出材の断面方向に沿って前記整流装置とフロー調整装
    置の各通路絞り調整板に対応する1個または複数個の板
    厚測定センサを設け,この板厚測定センサからの検出信
    号に基づき前記各通路絞り調整板をダイス内押出通路に
    出入り駆動させるコントローラを設けたことを特徴とす
    るパネル材の押出成形装置。
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