JPH06134884A - 積層シート材の製造方法 - Google Patents

積層シート材の製造方法

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JPH06134884A
JPH06134884A JP4291600A JP29160092A JPH06134884A JP H06134884 A JPH06134884 A JP H06134884A JP 4291600 A JP4291600 A JP 4291600A JP 29160092 A JP29160092 A JP 29160092A JP H06134884 A JPH06134884 A JP H06134884A
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JP
Japan
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powder
function
hot
resin
film
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Pending
Application number
JP4291600A
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English (en)
Inventor
Norio Ikeda
典雄 池田
Mikio Nanbu
幹夫 南部
Koji Watanabe
幸治 渡辺
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Sakai Ovex Co Ltd
Original Assignee
Sakai Ovex Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工程が単純にして省スペースで積層シートを
高能率に量産できる方法を提供すること、並びに消臭機
能、吸湿呼吸機能、難燃化機能、帯電防止機能、光熱変
換機能などといった様々な機能を備えた積層シートを簡
単に付与することができる方法を提供すること。 【構成】 離型シート又は布帛上に熱可塑性ウレタン樹
脂をコーティングして成膜させるに際し、当該樹脂の表
面が樹脂溶液に含まれる溶剤の含有量が溶剤比で50%以
上、好ましくは 80 %以上の粘着状態にある僅かな時間
を利用して其処にホットメルト樹脂パウダーや付加機能
粉剤を一様に撒布し、この成膜樹脂の硬化作用によって
前記粉剤を固結定着させ、定着されたホットメルト樹脂
パウダー上にラミネート基材を加熱圧着せしめた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層シートの製造方法
に関し、更に詳しくは、壁シートや床シートなどの建築
用資材、或は透湿防水衣料用(例えば、スキーウェア、
登山服など)の生地材料として利用される積層シートを
高能率に量産できる新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における積層シートの製造方法は、
巻出機から離型紙などの如き離型材を巻き出し、巻き出
されたシート材上に合成樹脂材料をコーティングして合
成樹脂フイルムを形成し、乾燥硬化したところで当該合
成樹脂フイルムを離型シートと一緒に巻取機に巻き取る
という成膜工程と、前記巻取機のビームに巻き取られた
積層シートを巻き出して、前記合成樹脂フイルムの上に
更に熱可塑性接着樹脂をドット状または面状に塗布して
乾燥機により適宜乾燥させた後、当該面にラミネート基
材を添合させながらカレンダー機によってラミネート基
材と前記合成樹脂フイルムとを熱圧着させるラミネート
工程といった2工程を含んでいるため、製造工程が長く
て製造に時間が掛かるうえに、製造設備が配列される生
産ラインのスペースが大きくなるために固定費が大きく
なるという欠点が避けられなかった。
【0003】本発明は、積層シートを製造する従来技術
が前述のごとく生産能率の面でも、生産コストの面でも
問題があったのに鑑みて為されたものである。
【0004】
【解決すべき技術的課題】しかして、本発明の解決すべ
き技術的課題の一つは、製造工程を単純化して、より小
さなスペースで高能率に積層シートを製造することがで
きる新方法を提供することである。
【0005】また、本発明の他の技術的課題は、従来法
同様の単に複数の異種の層を重ねて接合させて積層シー
トを得るだけでなく、要すれば、消臭機能、吸湿呼吸機
能、難燃機能、帯電防止機能、光熱変換機能など色々機
能を、製造ライン上において容易に付与することができ
る積層シートの製造方法を提供するにある。
【0006】本発明者が上記の技術的課題を解決するた
めに採用した手段は、次のとおりである。
【0007】即ち、本発明は、離型シート材又は布帛上
に熱可塑性ウレタン樹脂をコーティングし、こうして形
成された合成樹脂フイルムの表面が樹脂溶液に含まれる
溶剤の含有量が溶剤比で50%以上、好ましくは80%以上
の粘着状態にある僅かな時間内にホットメルト樹脂パウ
ダー、要すれば、さらに所要の付加機能粉剤を一様に撒
布し、これらの粉体を前記合成樹脂フイルムが有する未
硬化粘着性を巧みに利用して面状に付着せしめるという
粉体付着手段と、撒布されたホットメルト樹脂パウダー
を前記合成樹脂フイルムの硬化作用を利用して其処に固
結定着せしめるという固結定着手段と、さらに要すれ
ば、このように硬化した合成樹脂フイルムのホットメル
ト樹脂パウダー定着面側にラミネート基材を加熱圧着す
るというラミネート手段とを採用することによって前述
の技術的課題を一挙に解決した点に要旨がある。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて更に詳しく説
明する。
【0009】〔実施例 1〕表面に離型層を有する離型紙
上に、次の配合の粘度 3,000 cpsの熱可塑性ウレタン樹
脂液を平刃ドクターにてクリアランス50μmに塗布し
た。 イ.クリスボン NB 637 (大日本インキ社製) 100部 ロ.ダイラックホワイト WT−1300(大日本インキ社製) 10部 ハ.メチルエチルケトン(希釈溶剤として) 80部 上記配合液の調液濃度は、樹脂固形分 16 %である。
【0010】離型紙上に塗布された上記配合の熱可塑性
ウレタン樹脂液が樹脂溶液に含まれる溶剤の含有量が溶
剤比で80%以上の粘着状態のとき、粒径が74〜149 μの
842P48(東レ社製:ポリアミド系ホットメルト樹脂パ
ウダー)を前記熱可塑性ウレタン樹脂フイルムの粘着面
上に平均 15g/m2 になるよう均一にロール型パウダー撒
布機によって撒布し、直ちに熱風乾燥機にて 120℃の温
度にて1分間乾燥に付して溶剤を揮発させ、熱可塑性ウ
レタン樹脂の硬化成膜によって前記ホットメルト樹脂パ
ウダーを固着せしめ、ついで、これを目付 200g/m2のポ
リエステルトリコット編物地と重ね合わせた状態で 140
℃に加熱したニップローラにて4kg/cm2で圧着した。な
お、本実施例でのホットメルト樹脂パウダーの撒布時期
については樹脂溶液に含まれる溶剤の含有量が溶剤比で
50%程度で十分に有効である。
【0011】次に、このようにして出来た積層シート
を、冷却シリンダに接触させて冷却し上記ホットメルト
樹脂を固化させた後、当該積層シートから剥離紙を除去
した。このようにして得られた積層シート(ラミネート
布帛)は、剥離強度が 700g/in(ホットメルト樹脂×編
物地)、透湿度が3000g/m2 24 H、耐水圧3kg/cm2以上
の性能を備えていることが本件発明者の実験によって確
認された。
【0012】〔実施例 2〕表面に離型層を有する離型紙
上に、次の配合の粘度 3,000 cpsの熱可塑性ウレタン樹
脂液を平刃ドクターにてクリアランス50μmに塗布し
た。 イ.クリスボン NB 637 (大日本インキ社製) 100部 ロ.ダイラックホワイト WT−1300(大日本インキ社製) 10部 ハ.メチルエチルケトン(希釈溶剤として) 80部
【0013】離型紙上に塗布した上記配合の熱可塑性ウ
レタン樹脂液の樹脂溶液中に含まれる溶剤の含有量が溶
剤比で80%以上の粘着状態のとき、粒径が74〜149 μの
842P48(東レ社製:ポリアミド系ホットメルト樹脂パ
ウダー)を前記熱可塑性ウレタン樹脂フイルムの粘着面
上に平均 15g/m2 になるよう均一にロール型パウダー撒
布機によって撒布した後、引き続き粒径が60μ前後のKD
-211G(ラサ社製)の消臭剤を平均5g/m2になるよう別
のロール型パウダー撒布機にて撒布し、直ちに熱風乾燥
機にて 120℃の温度で1分間乾燥に付して溶剤を揮発さ
せ、熱可塑性ウレタン樹脂の硬化成膜によって前記ホッ
トメルト樹脂パウダーと消臭剤とを固着せしめ、つい
で、これを目付 200g/m2のポリエステルトリコット編物
地と重ね合わせた状態で 140℃に加熱したニップローラ
にて4kg/cm2で圧着した。
【0014】こうして得られた実施例2の積層シート
は、剥離強度が 650g/inで、透湿度が4000g/m2 24 H、
耐水圧が3kg/cm2以上の性能を備えていることが本発明
者の実験によって確認された。
【0015】また、上記実施例2の積層シートの消臭性
能についても、10cm×10cmのサイズのもので3リットル
のアンモニア臭を5分間で 70}% まで消臭する能力があ
ることが本発明者の実験により確かめられた。
【0016】〔実施例 3〕目付 500g/m2のポリエステル
トリコット平織地上に、次の配合の粘度 10,000cps の
熱可塑性ウレタン樹脂液を平刃ドクターにてクリアラン
ス 100μmに塗布した。 イ.クリスボン NB 637 (大日本インキ社製) 100部 ロ.ダイラックホワイト WT−1300(大日本インキ社製) 10部 ハ.メチルエチルケトン(希釈溶剤として) 30部
【0017】平織地上に塗布された上記配合の熱可塑性
ウレタン樹脂液が樹脂溶液に含まれる溶剤の含有量が溶
剤比で80%以上の粘着状態のとき、粒径が74〜149 μの
842P48(東レ社製:ポリアミド系ホットメルト樹脂パ
ウダー)を前記熱可塑性ウレタン樹脂フイルムの粘着面
上に平均 15g/m2 になるよう均一にロール型パウダー撒
布機によって撒布した後、引き続き粒径が60μ前後のKD
-211G(ラサ社製)の消臭剤を平均5g/m2になるよう別
のロール型パウダー撒布機にて撒布し、直ちに熱風乾燥
機により 120℃の温度で1分間乾燥に付して溶剤を揮発
させ、熱可塑性ウレタン樹脂の硬化成膜によって前記ホ
ットメルト樹脂を固着させた後、ついで冷却シリンダに
接触させて冷却しホットメルト樹脂を固化せしめた。こ
うして得られた実施例の平織地積層シートは、織地面が
室内装飾に向いた風合を有しているので壁紙に好適であ
り、アイロンなどで壁面に圧着すれば簡単にインテリア
装飾が施せるものであった。
【0018】本発明の実施例は概ね上記のとおりである
が、本発明は前述の実施例に限定されるものでは決して
なく、「特許請求の範囲」の記載内において種々のアレ
ンジが可能であることはいうまでもなく、シリコーンゴ
ムシートを剥離シートとして採用したり、布帛として各
種の織物地や不織布地を採択したり、また、熱可塑性ウ
レタン樹脂をコーティングして成膜させる場合における
フイルム層の厚みを極厚(例えば、10mm厚)から極薄
(例えば、10μm以下)まで変化させたり、また更に撒
布する付加機能粉剤として吸湿呼吸性のセラミックス
粉、消火機能を有するマイクロカプセル消火剤、帯電防
止材、光熱変換性の高効率遠赤外線放射セラミックス粉
をホットメルト樹脂パウダーと一緒に撒布して定着させ
たりする等といった設計変更は、当然、本発明の技術的
範囲に属する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の方法によ
れば、離型シートまたは布帛上に熱可塑性ウレタン樹脂
をコーティングし、この熱可塑性ウレタン樹脂が樹脂溶
液に含まれる溶剤の含有量が溶剤比で50%以上、好まし
くは80%以上の粘着状態にある僅かの時間を利用して巧
みにホットメルト樹脂パウダーや任意の付加機能粉剤を
撒布し、当該コーティング樹脂硬化の際の固結力によっ
て前記ホットメルト樹脂パウダーや付加機能粉剤を固結
定着せしめるといった一連の簡単な工程を経て積層シー
トを連続的に製造することができるので、生産性が飛躍
的に向上すると共に生産工程の単純化によって固定費お
よび変動費の双方が減少して製造コストが低減化し、さ
らに製造ラインも大幅に小型化できるので省スペースで
製造を行うことが可能になる。
【0020】また、本発明によれば、従来の積層シート
材の製造方法と異なって、ラミネート加工後の接着剤熟
成(例えば、ウレタン樹脂の架橋反応)のためのエージ
ング処理(例えば、ウレタン樹脂の場合は20〜25℃で24
〜48時間)が不要になって、納期の短縮化とエージング
スペースの省略化が可能になる。
【0021】また、本発明の方法によれば、消臭機能、
吸湿呼吸機能、難燃機能、帯電防止機能、光熱変換機能
など所望とする機能を持った各種付加機能粉剤を選択し
て、樹脂溶液に含まれる溶剤の含有量が溶剤比で 50 %
以上、好ましくは80%以上の粘着状態のコーティング樹
脂層の上に付加的に撒布しさえすれば、必要な様々の機
能を兼ね備えた積層シートを高能率に製造することが可
能にもなるのである。
【0022】また、本発明方法にて各種付加機能粉剤を
固結定着させて積層シートを製する場合には、従来法の
如く成膜用の熱可塑性ウレタン樹脂中に付加機能粉剤と
して高価な超微粒子製剤を使用しなくとも、成膜された
フイルムの強度や接着強度に悪影響が生ずることがない
のに加え、本発明方法で製せられた積層シートは付加機
能粉剤が成膜されたフイルムとラミネート基材との界面
に固結定着されていてフイルムから露出している表面積
が大きいので、付加機能粉剤が成膜されたフイルム中に
包埋され露出面積が極めて小さい従来品に較べて、撒布
固結された付加機能粉剤が活発に有効に機能することに
なる。
【0023】更にまた、本発明の積層シートは、ホット
メルト定着面を必要な箇所にヒート接着させることがで
きるので、壁シートとして利用したり、シール材として
使用したりするなど極めて広い用途を拓くことができる
のである。
【0024】このように本発明は、従来この種の技術に
は期待できない秀れた実用的・経済的メリットが得られ
るのであり、その産業上の利用価値は頗る高いものであ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型シート材上に熱可塑性ウレタン樹脂
    をコーティングし、こうして形成された合成樹脂フイル
    ムの表面が樹脂溶液に含まれる溶剤の含有量が溶剤比で
    50%以上、好ましくは80%以上の粘着状態にある間に、
    ホットメルト樹脂パウダーを一様に撒布し、撒布された
    ホットメルト樹脂パウダーを前記合成樹脂のフイルム化
    によって表面に固結定着せしめた後、この合成樹脂フイ
    ルムのホットメルト樹脂パウダー定着面側にラミネート
    基材を加熱圧着することを特徴とした積層シート材の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 離型シート材上に熱可塑性ウレタン樹脂
    をコーティングし、こうして形成された合成樹脂フイル
    ムの表面が樹脂溶液に含まれる溶剤の含有量が溶剤比で
    50%以上、好ましくは80%以上の粘着状態にある間に、
    ホットメルト樹脂パウダーと付加機能粉剤を一様に撒布
    して撒布されたホットメルト樹脂パウダー及び付加機能
    粉剤を前記合成樹脂フイルムのフイルム化により表面に
    固結定着せしめた後、この合成樹脂フイルムにおけるホ
    ットメルト樹脂パウダー定着面側にラミネート基材を加
    熱圧着することを特徴とした積層シート材の製造方法。
  3. 【請求項3】 布帛上に熱可塑性ウレタン樹脂をコーテ
    ィングし、こうして形成された合成樹脂フイルムの表面
    が樹脂溶液に含まれる溶剤の含有量が溶剤比で50%以
    上、好ましくは80%以上の粘着状態にある間にホットメ
    ルト樹脂パウダーを一様に撒布し、撒布されたホットメ
    ルト樹脂パウダーを前記合成樹脂フイルムのフイルム化
    によって表面に固結定着せしめることを特徴とした積層
    シート材の製造方法。
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