JPH06137794A - リバーシブル偽装衣 - Google Patents

リバーシブル偽装衣

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JPH06137794A
JPH06137794A JP4288625A JP28862592A JPH06137794A JP H06137794 A JPH06137794 A JP H06137794A JP 4288625 A JP4288625 A JP 4288625A JP 28862592 A JP28862592 A JP 28862592A JP H06137794 A JPH06137794 A JP H06137794A
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JP
Japan
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camouflage
far
infrared
thermal emissivity
infrared thermal
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JP4288625A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kotari
博幸 小足
Naoki Imaeda
直樹 今枝
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、人体に対して可視及び近赤外線偽装
はもとより、遠赤外線領域まで偽装効果があり、着用し
ても違和感のない優れたリバーシブル偽装衣を提供せん
とするものである。 【構成】本発明の偽装衣は、片面側が0.4〜0.55
の平均遠赤外線熱放射率を有し,その反体面側は0.6
〜0.8の平均遠赤外線熱放射率を有する複合シートが
メッシュ状裏地に脱着可能に取付けられていることを特
徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四季や環境に合せて着
替えることのできる偽装効果に優れたリバーシブル偽装
衣に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体に装着する偽装方法として、
迷彩服の着用または迷彩服に草、木の葉を装着して偽装
をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人体の
偽装は迷彩服で可視、近赤外線機能が十分付与されてい
たが、遠赤外線に対し偽装するものがなく強い開発要求
があった。人体は太陽光線によって、衣服表面が高温度
になり、遠赤外線探査装置で容易に発見されることがあ
った。そのため草、木の葉によりカバーし、遠赤外線偽
装する方法をとられていたが、時間の経過につれて草、
木の葉の水分がなくなるにつれて、その表面温度が上昇
してくるために、長期間使用することはできず、さら
に、また、この方法では、装着して動けば音が発生し、
重い上に、草、木の葉の切り口で体や顔面を損傷する場
合もあり、着用感が著しく悪いという問題があった。
【0004】本発明は、人体に対して可視及び近赤外線
偽装はもとより、遠赤外線領域まで偽装効果があり、着
用しても違和感のない優れたリバーシブル偽装衣を提供
せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用する。すなわ
ち、本発明の偽装衣は、片面側が0.4〜0.55の平
均遠赤外線熱放射率を有し,その反体面側は0.6〜
0.8の平均遠赤外線熱放射率を有する複合シートがメ
ッシュ状裏地に脱着可能に取付けられていることを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】本発明は、四季を通じて、または、周りの景色
や気温に合せて、着替えをすることができる偽装衣につ
いて、検討したところ、四季に合せて平均遠赤外線熱放
射率の異なる表裏面を有する複合シートを使用すること
により、見事に目的を達成することを究明したものであ
る。
【0007】本発明の特徴は、かかる複合シートをメッ
シュ状裏地に脱着可能に取付けたところにもあり、すな
わち、かかる構造を採用したことにより、極めて簡単、
容易に複合シートを脱着することができるので、景色に
合せて自在に表裏面を使い分けることができるのであ
る。 遠赤外線探査装置によれば、各種物体の表面温度
に合わせて白黒濃淡差を有するコントラスト画像が形成
され、該画像によって探査物体が何であるかを認識す
る。したがって、かかる画像認識に対して偽装するに
は、対象物体の表面温度を背景景色の表面温度に合わせ
て偽装する、つまり遠赤外線偽装性能を付与する必要が
ある。かかる性能は、対象物体の表面温度、つまりその
表面から放射される温度を、背景景色の表面温度に近似
した温度に制御するために、特定の遠赤外線熱放射率を
有する複合シートを対象物体に被覆させることで達成さ
れる。このように本発明でいう複合シートは、遠赤外線
偽装性能を有するので、遠赤外線波長領域内で迷彩効果
を出し、可視及び近赤外線波長域においても上記迷彩と
同様に良好な迷彩特性を有するものであり、画像検知や
計器検知で形状認識されにくいものである。
【0008】かかる複合シートとしては、上述の遠赤外
線偽装性能を有するものであればよく、たとえば、金属
板上に遠赤外線高透過性塗料を塗布したもの、金属を揉
みくちゃにして表面抵抗値を上げてレーダー反射性を自
然かいと調和させたもの、さらに少なくとも片面に導電
性樹脂層を有する基布の両面に、金属層および迷彩色用
着色剤を含有する樹脂層が順に積層されたもの、さらに
これらを複合したものなど、各種の複合シートを使用す
ることができる。
【0009】かかる赤外線偽装性能を有する複合シート
であっても、シートそのものは形状が自然界の草木の形
ではなく、より自然な形にするため葉形状、波形などに
裁断する。この裁断シートを立体的な構造に維持させる
ために、このシートを一定の比率で引っ張って、該葉を
立たせた形でメッシュ状裏地に取り付けて偽装衣用シー
トを形成する。このように取付けることにより、該葉形
状複合シートは、より一層の偽装効果を発揮するもので
ある。
【0010】本発明でいう遠赤外線熱放射率とは、D a
nd S AERO 放射率計(Devices Servicens 社製)を用
いて、アルミニウム箔(熱放射率0.05)の上に顔料
と樹脂の混合液をコーテイングして測定したときの熱放
射率である。本発明でいう平均遠赤外線熱放射率とは、
上述の該熱放射率とその面積との積の総和の全体の面積
の商で表わされるものである。
【0011】本発明のリバーシブル偽装衣では、遠赤外
線熱放射率が平均0.4〜0.55である面側は、春夏
用として使用する。すなわち、春夏の自然界に混和させ
るためには、平均遠赤外線熱放射率を低くする必要があ
り、望ましくは約0.5前後で、春は比較的夏より高い
ものを使用する。これに対し、遠赤外線熱放射率の平均
が0.6〜0.8の面側は、秋冬用として使用する。秋
冬は、春夏に比して高い遠赤外線熱放射率で、望ましく
は0.7前後ものが使用される。特に、冬は秋より高い
ものを使用する。
【0012】実際には、2〜3種類の該熱放射率の異な
る複合シートを組み合わせて偽装衣が作られる。もちろ
ん、該熱放射率の異なる模様を有する複合シートを使用
することもできる。たとえば、平均遠赤外線熱放射率が
0.5の場合、0.4、0.5、0.6のような遠赤外
線熱放射率を有するシート(該熱放射率を有する部分に
よる迷彩模様)の組み合わせて作るが、これは、かかる
特定な該熱放射率を有する部分の面積との積の総和を全
面積で除した商が0.5であるということである。
【0013】本発明の偽装衣によれば、遠赤外線画像検
知器での人体像を自然の背景に近い形に赤外線画像を分
断することができる。したがって、背景との識別が困難
であるという特徴を発揮するものである。
【0014】本発明の偽装衣は、上述のような該熱放射
率の異なる複合シートをメッシュ状裏地に着脱可能に取
付けたものである。かかる取付け方法としては、ボタ
ン、ホック、フック、紐、マジッツクファスナーなど如
何なる手段を使用てもよい。
【0015】本発明の偽装衣は、上述のように表裏は春
夏用と秋冬用に区別されて使用されるが、自然の背景に
よって偽装衣の特性が合わない場合、たとえば、森林地
帯から土が露出した平野部に移動した時、可視の探査装
置で容易に発見されることがあるので、このようなとき
のために、表裏色違いとし、たとえば表側は主として淡
緑色と濃緑色を組み合わせた配色にして、森林地帯や草
地で使用し、裏側は主として褐色と淡緑色の配色にする
ことが、土や砂地で使用することができるので好まし
い。すなわち、表側は淡緑色と濃緑色が90%以上を占
め、褐色、黒などは10%以下の配色とし、反対に裏側
は褐色と淡緑色で80%以上を占め、濃緑色、黒は20
%以下の配色とする。この時、色によって遠赤外線熱放
射率に差をつけて熱的迷彩を付与することができる。表
側使用の森林地帯や草地の方が、裏側使用の土や砂地よ
り低温度像になるため、平均放射率は表側0.4〜0.
55,裏側0.6〜0.8のように表側を低放射率にし
て、自然界の温度に近付けるようにすることが好まし
い。可視での迷彩と、赤外線および遠赤外線画像での迷
彩と両方の迷彩を併用するのが特に好ましい。
【0016】次に本発明のリバーシブル偽装衣の一例を
図面によって説明する。本発明でいうリバーシブル偽装
衣は、たとえばポリエステル繊維基布の表裏面にアルミ
ニウム、ニッケル、クロームなどの金属箔を転写して、
遠赤外線熱放射率を0.05〜0.10のシートを作成
した後、このシートの該金属箔上に、顔料と塩化ビニー
ル系樹脂の混合液をコーティングして、その膜厚によっ
て、遠赤外線熱放射率を調整し、片面を0.4〜0.5
5、他面を0.6〜0.8のリバーシブル複合シートと
したものを使用したものである。上述の混合液は、遠赤
外線のみならず可視光線、赤外線に対しても偽装効果を
有する迷彩模様を有するものである。
【0017】図1は、本発明のリバーシブル偽装衣の表
側の配色図で、淡緑色1(放射率0.45)が全面積の
45%と濃緑色2(放射率0.55)45%及び褐色3
(放射率0.6)10%とを組み合わせた配色のもの
で、平均遠赤外線熱放射率は0.51である。
【0018】図2は、図1の裏側の配色図で、淡緑色4
(放射率0.75)が全面積の50%と濃緑色5(放射
率0.65)10%及び褐色6(放射率0.6)40%
とを組み合わせて配色したもので、平均遠赤外線熱放射
率は0.68である。この偽装衣は、各色からなる遠赤
外線複合シートを葉形状に裁断し、約15%の開孔率で
ネットに取り付け、テープで縁を縫製したものである。
【0019】図3は、四角形の複合シートの周辺テープ
に表裏ともホック7を取り付け、これにメッシュ裏地8
にも同様のホック9を取り付けて一体化して偽装衣を形
成したものである。偽装衣の表、裏面の交換はホツクを
外してメッシュ裏地を付け替えることで達成される。
【0020】
【実施例】
実施例1 ポリエステル500デニールの平織物基布表裏に、アル
ミニウム箔を転写して遠赤外線熱放射率0.05のアル
ミ転写布を得た。その上に淡緑色の顔料と塩化ビニール
系樹脂の混合液をコーテイングし、表の平均遠赤外線熱
放射率0.5、裏の該熱放射率0.75を得た。同様に
して、表裏の濃緑色の該熱放射率0.55、0.65
を、表裏の褐色の該熱放射率0.6を得た。このように
して得られた偽装シートをトムソン刃によって葉形状に
裁断し、これを目合い10cmの四角形のネットに図1
に示すように遠赤外線熱放射率と色の配置を組み合わ
せ、15%の開孔率になるように偽装シートを引張って
プラスチックのクリップでネットに取り付け、更に薄い
メッシュニット裏地を付けて偽装衣を作成した。
【0021】この偽装衣の平均遠赤外線熱放射率は表が
0.54,裏が0.72であった。この偽装衣を着用し
て、背景に森林がある草原に立ち、検出波長8〜14μ
の遠赤外画像装置(インフラアイ560;富士通社製)を用
いて、100mの距離から観察した。
【0022】まず、森林背景のみの赤外線画像、次に偽
装衣を着用した人体の赤外線画像、最後に通常の迷彩服
を着用したときの人体の赤外線画像を比較した。比較の
方法は森林背景の中で人体の赤外線画像の白黒写真が、
通常の迷彩服を着用した時と該偽装衣を着用したときの
森林に対する濃淡のコントラストを比較評価したとこ
ろ、該偽装衣を着用したときは森林と同じ濃度が得ら
れ、自然界に溶け込んで識別しにくいことが判った。こ
れに対し、通常の迷彩服を着用した時は、白く浮かび上
った画像となり、極めて容易に認識できた。なお、実施
例1の偽装衣を着用した場合は、可視、近赤外線写真を
撮ったときにも、自然界に溶け込んで識別困難であっ
た。さらに、実施例1の偽装衣は、着易くて、動き易
く、着用感も非常によかった。
【0023】実施例2 実施例1において、春秋用の偽装衣として、表面側の平
均遠赤外線熱放射率を0.50(春用)、裏面側を0.
65のもの(秋用)と、同じく表面側の平均赤外線熱放
射率を0.55(春用)、裏面側を0.75(秋用)と
する以外は実施例1と同様にして、それぞれ作成した。
上述2種の偽装衣について、春と秋に、それぞれ実験し
た。
【0024】その結果、春用の表面側で偽装した場合に
は、季節が春では、可視光線ならびに赤外線画像に対す
る偽装性も優れていたが、秋で気温が春と同等のときで
は、可視光線による識別がやや容易であった。この点は
秋用偽装衣の場合も同様であって、偽装性は、温度的条
件に加えてその背景に合わせて着用すべきであることを
確認した。
【0025】
【発明の効果】本発明は、遠赤外線画像による認識が困
難で、また赤外線検出器を用いる計器にも検知されにく
く、さらに操用性、着用性をも著しく改善した偽装衣を
提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、本発明のリバーシブル偽装衣の片面
(表面側)の配色図である。
【図2】この図は、図1の他の片面(裏面側)の配色図
の一例である。
【図3】この図は、四角形の偽装衣の概略図である。
【符号の説明】
1:淡緑色(遠赤外線熱放射率0.45) 2:濃緑色(遠赤外線熱放射率0.55) 3:褐色(遠赤外線熱放射率0.6) 4:淡緑色(遠赤外線熱放射率0.75) 5:濃緑色(遠赤外線熱放射率0.65) 6:褐色(遠赤外線熱放射率0.6) 7:ホック(テープ) 8:メッシュ裏地 9:ホック(裏地)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面側が0.4〜0.55の平均遠赤外線
    熱放射率を有し,その反体面側は0.6〜0.8の平均
    遠赤外線熱放射率を有する複合シートがメッシュ状裏地
    に脱着可能に取付けられていることを特徴とするリバー
    シブル偽装衣。
  2. 【請求項2】複合シートの表面が、少なくとも2種の遠
    赤外線熱放射率差を有する模様で構成されているもので
    ある請求項1記載のリバーシブル偽装衣
  3. 【請求項3】複合シートが、片面側は主として淡緑色と
    濃緑色を組み合わせた配色からなる模様を有し、その反
    対面側は主として褐色と淡緑色の配色からなる模様を有
    する請求項1記載のリバーシブル偽装衣
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