JPH06137876A - カップラ一体型ファイバコイルとその製造方法 - Google Patents

カップラ一体型ファイバコイルとその製造方法

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JPH06137876A
JPH06137876A JP4314015A JP31401592A JPH06137876A JP H06137876 A JPH06137876 A JP H06137876A JP 4314015 A JP4314015 A JP 4314015A JP 31401592 A JP31401592 A JP 31401592A JP H06137876 A JPH06137876 A JP H06137876A
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fiber
coil
optical fiber
coupler
light
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JP4314015A
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Yozo Nishiura
洋三 西浦
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバのコイルや、カップラを含む光学
系において、個々のファイバコイルや、カップラが独立
の部品として製造される。これらの部品を組み立てる場
合に、ファイバ間の接続箇所が多く、融着接続に多大の
時間がかかる。ファイバ間の接続の箇所を減少させるの
が目的である。 【構成】 光ファイバコイルの一端または両端の近傍の
一部分を、他のファイバの一部分にエネルギ−交換でき
るように結合させてカップリング部を形成する。こうす
ると、ファイバ同士の接続の箇所を1〜2箇所減らすこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバジャイロや光
ファイバハイドロフォンなどの光ファイバコイルを用い
た計測装置におけるファイバコイルの改良に関する。特
に、ファイバコイルとカップラの接続を一つ省略するこ
とにより生産性、品質向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバジャイロは、ファイバコイル
の中を右廻り光左廻り光に伝搬する光の位相差から、フ
ァイバコイルの角速度を求めるものである。光ファイバ
ハイドロフォンは、ファイバコイルを水中に沈め水圧変
化による光弾性効果により、光の位相が変化することを
利用し、水中音波を検出するものである。
【0003】これらの装置は、光ファイバを多数回コイ
ル状に巻き回したファイバコイルと2本のファイバを合
流させ分岐させる光分岐合流素子を必ず備える。光の干
渉により位相の差や位相の変化を検出するので光分岐合
流素子が必要である。またファイバを多数回巻き回すの
はファイバの物理量に対する感度を増強するためであ
る。これらの他に、光学装置には、偏光子、デポラライ
ザ、位相変調器等を必要とするものがある。これらの素
子を個別の結晶などを用いた素子で構成することができ
るが、そうするとファイバとの結合に問題が生ずる。
【0004】光分岐合流素子はビ−ムスプリッタを用い
ることもできるがファイバで作られたファイバカップラ
が望ましい。これは方向性結合器ということもある。多
くのファイバ部品を用いると、ファイバ間の接合点が多
くなる。例えばファイバカップラは4つの端部を持ち、
ファイバコイルは2つの端部を持つ。従来はこれらの部
品を個別の部品として製造していたので、相互に接合を
する手数が多く製造コストを押し上げる傾向にあった。
【0005】図2は大部分を光ファイバで構成した従来
例にかかる光ファイバジャイロの概略構成図である。光
源S、受光器D、ファイバコイルFC、2つのファイバ
カップラFK1 、FK2 、偏光子Pなどを含む光ファイ
バジャイロである。
【0006】ファイバの接合点は、 第1ファイバカップラFK1 と偏光子Pの間 偏光子Pと第2ファイバカップラFK2 の間 第2ファイバカップラの一端とファイバコイルの一端 第2ファイバカップラの他端とファイバコイルの他端 の4点である。
【0007】従来は、ファイバカップラやファイバコイ
ルを独立に製造し、これらを融着などの方法で接続して
いたのである。これは光ファイバジャイロの原理図であ
る。最も単純なものである。それでも4点で融着しなけ
ればならない。
【0008】図3に光ファイバハイドロフォンの概略構
成を示す。光源S、受光器D、二つのファイバカップラ
FK1 、FK2 、二つのファイバコイルFC1 、FC2
などを含む。二つのファイバコイルは等価なものであ
る。この内一つは音波を検出するためのセンシング部と
なる。これは水中に漬ける。もう一つは参照用のファイ
バコイルである。これは大気中にある。両方に光を通し
位相差を干渉法により検出する。これが音波の変化に比
例するので、音波を検出することができるわけである。
【0009】この場合も4点、、、でファイバ
を相互に接合しなければならない。図3のものは二つの
ファイバコイルを用いてマッハツエンダ型の干渉計を構
成しているから、音波の他に、温度、ガス圧など様々の
物理量の計測に用いられる可能性がある。もちろん、フ
ァイバの被覆や、光学計の収納機構には幾つかの工夫を
加えなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように光ファイバ
を用いた測定装置において、ファイバカップラや、ファ
イバコイルは通常、素子を独立に製造し、これらのファ
イバ端を相互に融着接続するのが一般的であった。
【0011】以下の説明の便宜のため、ファイバコイル
を二つの部分に分けて定義する。コイル状に巻いてある
部分を巻線部といい、両端の自由な部分を余長部という
ことにする。
【0012】光ファイバの融着接続技術は近年向上して
きている。時間短縮、自動化、多芯一括化などの方向で
更に改良が進められている。しかし電線の接続に比べる
と、光ファイバの融着接続はまだまだ作業性、信頼性に
問題が多い。ために少しでも接続点数を減らすことがで
きるような光学機器の設計思想が望まれている。
【0013】接続すべき光ファイバが、シングルモ−ド
ファイバなら、外径調芯や、コア調芯によって、芯を合
わせて接続が可能である。これはコアの中心に関して回
転対称であるからである。
【0014】しかし、偏波面保存光ファイバの場合は問
題が深刻である。これは回転対称ではなく、軸周りに異
方性を持っているからである。偏波面保存光ファイバ
は、コアまたはクラッドに非軸対称性を持たせることに
より、直交する二つの偏波間の伝搬定数の差を大きく
し、偏波結合を抑制している。
【0015】これはコアを囲んで楕円形のジャケットを
設けるか、クラッドの中に、直径方向に2本の応力部材
を入れたものである。楕円の長短円の方向、応力部材の
方向に異方性を持つから、この方向に偏波面を持つ光
と、これに直交する方向に偏波面を持つ光とが、独立の
位相定数を持つ。これらが異なるから、光ファイバを伝
搬する固有値の異なる2つの解になる。
【0016】シングルモ−ドファイバであると、通常は
偏波面に関して2つの波が縮退しているのであるが、前
記の異方性のために縮退が解ける。偏波面保存光ファイ
バの接続の場合は、異方性の方向を保存するようにしな
ければならない。そのため2つの光ファイバの角度調整
をしてから融着接続する必要がある。これが難しい。
【0017】角度調整を行うために、融着接続器上で、
少なくとも一方の光ファイバを回転させる必要がある。
コア径が数μmという細いファイバを偏心させずに回転
させるためには、高精度の回転機構を持つ専用の融着接
続器が必要である。これが一つの重大な問題である。
【0018】しかしそれだけではない。もっと大きな問
題がある。それは接続される光ファイバのコア周りの角
度をモニタする手段である。図9に従来の偏波面保存光
ファイバの接続特性測定系の概略構成を示す。光源、レ
ンズ、偏光子、1/2波長板、レンズ、第1の偏波面保
存光ファイバ、第2の偏波面保存光ファイバ、レンズ、
検光子、受光素子などが一直線上に並んでいる。
【0019】光源の光を偏光子により、直線偏光にす
る。これを1/2波長板(λ/2板と略す)により、λ
/2板の回転に応じた方向の直線偏光を得る。まずλ/
2板を回すことにより、この直線偏光の方向と偏波面保
存光ファイバSP1 の主軸方向を一致させる。光源から
出射された光は、偏波面保存光ファイバSP1 の主軸方
向に偏波面を持つ直線偏光としてこれに入射する。偏波
面保存光ファイバは偏波面を保存するので、SP1 の他
端からはやはり主軸方向に偏波面を持つ直線偏光が出射
される。2つの偏波面保存光ファイバSP1 、SP2 は
主軸方向が合致するように接続されなければならない。
【0020】このため偏波面保存光ファイバSP1 とS
P2 を端面において突き合わせ、光を両者に通しSP2
ファイバからの出射光が直線偏光になるように、ファイ
バを相対回転させる。このように軸周りにファイバを相
対回転させて、主軸を合致させる操作を偏波面の調整と
いう。
【0021】この手順は次に述べるように複雑である。
まず最初に第1の偏波面保存光ファイバSP1 と、第2
の偏波面保存光ファイバSP2 を端面で突き合わせ、コ
アとコアを対応させ光結合を得た状態とする。検光子を
360°の範囲で回転し、受光素子で透過光量を測定す
る。そして最大値Mと最小値mを求める。ファイバSP
2 の角度を一つ決めると、これに対して一組みの最大
値、最小値が得られる。ファイバSP2 の回転角を変え
て、この測定を繰り返す。ファイバSP2 の回転角につ
いてひとつずつ最大値、最小値が得られる。
【0022】これらの内、最大値/最小値(M/m)が
最大になるファイバSP2 の回転角を求める。この時S
P2 ファイバの出力光が直線偏光になったということで
ある。これが2本の偏波面保存光ファイバSP1 、SP
2 の主軸が合致した状態である。
【0023】偏波面保存光ファイバは直交する2方向の
偏波面に関する主軸がある。直線偏光がこのファイバに
入射すると、これは各主軸に分配される。分配された光
の振幅は、入射光の偏波面と主軸のなす角の余弦ともと
の光の振幅の積である。2つの偏波面の光は相互作用せ
ず振幅が保存されるから、ファイバの他端に出た時も2
主軸方向に同じ振幅を持つ。
【0024】しかし、二つの光は既に位相が異なってい
るから自由空間に出ても、合成されて一つの直線偏光と
等価になるということはない。したがって、入射直線偏
光と、偏波面保存光ファイバの主軸が合致して居ないと
きは、出射光は、全ての方向の偏波面の光を持つことに
なる。これは検光子を回転させて出射光の偏波を規定し
てその光量を測定する時、最小値を押し上げ、最大値を
下げることになる。入射直線偏光と、偏波面保存光ファ
イバ主軸が合致している時のみ、これと直角方向に偏波
面を持つ光が出射されないから、最小値が最小になり、
最大値が最大になる。
【0025】従って、第2ファイバを回転させながら、
M/mが最大になる場合を捜せば、これが第2ファイバ
の主軸に直線偏光の偏波面が合致している状態である筈
である。初めから入射直線偏光の偏波面が第1の偏波面
保存光ファイバSP1 に合致しているので、この場合、
SP1 とSP2 の主軸が合致するということになるわけ
である。
【0026】このように従来の方法では、検光子とファ
イバSP2 を2重に回転して光出力を測定していくとい
う時間のかかる操作を必要とした。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファイバの接
続点を減らすために、ファイバコイルの一端または両端
の余長部に他のファイバを結合し、直接にファイバカッ
プラを形成する。これによってファイバの融着接続の箇
所を減らすことができる。ここで余長部というのは、フ
ァイバコイルを構成するファイバの内、コイルでない部
分を意味する言葉である。
【0028】図1によって本発明のカップラ一体型ファ
イバコイルの構成を説明する。ファイバコイルBは、シ
ングルモ−ドファイバ、偏波面保存光ファイバ、多モ−
ドファイバ等を多数回巻き回したものである。これは端
部b1 とb2 を持つ。端部b1 の近くのコイルに巻いて
いない部分b0 において、他のファイバAの一部a0と
光結合するようにカップリング部を形成する。他のファ
イバAは両端部a1 、a2 を持つ。
【0029】これは短いものを書いているが、ファイバ
Aもコイルになっていても良いのである。カップリング
の形成方法としては、公知の手段を用いることができ
る。例えば、側面研磨法、化学エッチング法、融着延伸
法などを利用できる。
【0030】カップラの形成時には、所望の結合状態
(分岐比)が得られるように、一方のファイバの一端
(例えばa2 )から光を通し、二つのファイバの他方の
端(a1とb1 )での光の強度を測定し、強度比が所望
の値になるように、結合状態を調整する。多くの場合は
結合比が1:1になるようにするが、それ以外の結合比
にすることもできる。図1の例では、a1 から光を入射
し、a2 とb2 の出射光を見るようにしても良い。b1
から光を入れても良いが、a1 からの方が量産に適して
いる。
【0031】図4は本発明の他の場合を示す。これはフ
ァイバコイルの余長部を互いに結合し、ファイバカップ
ラとしたものである。このファイバコイルBは、両端部
b1とb2 を有する。これの途中のb0 とb0 ′を結合
し、カップリング部を形成している。このファイバも、
シングルモ−ドファイバ、偏波面保存光ファイバ或は多
モ−ドファイバの何れでも良い。本発明は、偏波面保存
光ファイバ、シングルモ−ドファイバ、多モ−ドファイ
バの何れのファイバにも適用できる。
【0032】これも、前記の側面研磨法、化学エッチン
グ法、融着延伸法などによって形成できる。カップラの
分岐比をモニタするために、例えば一端b1 からモニタ
光を入射し、同じb1 に戻ってくる光の強度を測定す
る。
【0033】このために、図5に示すように、b1 の前
にハ−フミラ−H.Mを置き、これに関して面対称の位
置に光源と受光器を設置し、入射、出射光が同一光軸上
に来るようにする。ハ−フミラ−の代わりにファイバカ
ップラを用いることもできる。b0 とb0 ′の結合部で
の分岐比をp:(1−p)とすると、受光器の出力は、
p(1−p)に比例する。ファイバコイルを右廻り光、
左廻り光に回るいずれの光もbに戻りうるが、これは結
合部を2回通過し、経路を変更するからである。もし
も、0.5:0.5の分岐比のファイバカップラが必要
であれば、受光器の出力が最大になるようにすれば良い
のである。
【0034】或いは、b1 から光を入れて、b1 とb2
の出射光強度を測定しても良い。図1は、ファイバコイ
ルBとは別異のファイバAを、余長部の側面に結合して
いるが、図4は同じファイバコイルの余長部の側面を結
合している。前者は融着接続の箇所を1箇所省くことが
できる。後者は融着接続の箇所を2つ省くことができ
る。
【0035】図7は本発明の他の例を示す。これはファ
イバコイルの両方の余長部に、他のファイバAとCとを
結合したものである。これもc2 から光を入射し、b2
とc1 での出射光強度をモニタしながら、カップラを作
製すれば良い。
【0036】
【作用】本発明はファイバコイルの余長部に、他のファ
イバを結合するか、あるいは、同じファイバカップラの
余長部同士を結合している。結合の方法は公知の方法を
用いれば良い。側面研磨法、化学エッチング法、融着延
伸法等がある。
【0037】側面研磨法:図8に示すように石英基板
に円弧状の溝を切りこれに光ファイバを接着し、基板と
ともに側面からファイバをコアの近傍までの研磨する。
このような二つのファイバ付きの基板を接着する。これ
により、両方のファイバ間でエネルギ−の交換ができる
ようなカップリング部を形成することができる。図8に
おいて、(a)はファイバを含む面での断面図、(b)
はファイバと直交する面での断面図である。結合度測定
は、二つの基板を屈折率整合液を介して押しつけてお
き、一方のファイバ端から光を導入して他方の2端に出
射される光の強度をモニタすることによってなされる。
研磨とモニタを交互に繰り返して、最適の結合度に達し
た時に研磨を中止し、両基板を永久接着する。あるいは
両ファイバの軸線のずれを調整して結合度を変えること
ができる。
【0038】化学エッチング法:フッ酸系のエッチン
グ液により光ファイバのクラッド部を、コア部に達する
までエッチング除去する。このような2本の光ファイバ
を側面で接着する。
【0039】融着延伸法:マイクロト−チにより光フ
ァイバを局所的に加熱しファイバ束の融着とテ−パ−状
の延伸を行う。延伸の長さにより両ファイバの結合の度
合いが変わる。一方の端から光を通し、他端での出射光
の強度を測定し結合状態をモニタしながらファイバ束を
延伸する。
【0040】図1のカップラ付きファイバコイルを、図
2の光ファイバジャイロに適用すると、コイル部とカッ
プラが初めからつながっているので、の接続が初めか
ら不要になる。の部分の接続のみが必要である。図1
の端部a2 と、b2 とを融着接続すれば良い。勿論偏光
子Pと、二つのファイバカップラとの融着接続、は
必要である。
【0041】図4のカップラ付きファイバコイルを図2
の光ファイバジャイロに適用すると、図2の、の接
続が共に不要になる。これによって著しく製造の工程を
簡略化できる。接続点を二つ減らすことができる。
【0042】図3のマッハツエンダ型の干渉光学系を、
本発明のカップラ付きファイバカップラで形成すること
もできる。図1のもので、図3の干渉計を作るには、図
1のようなものを2つ作り、これらの端部のa2 、b2
に該当する端部を融着接続することにより、図3の光学
系が得られる。
【0043】図7の両端にカップラを持つカップラ付き
ファイバコイルを用いるときは、カップラを持たないフ
ァイバコイルの端部を図7の端部a2 とc2 に融着接続
すれば良い。
【0044】あるいは、ふたつのファイバコイルの両端
の余長部を本発明と同様の方法で結合させても良い。
【0045】
【実施例】図1に示したカップラ付きファイバコイルを
製造する方法を図6によって説明する。ファイバBはコ
イル状に巻いたファイバである。これの端部をb1 、b
2とする。ファイバAは単なる線状の短いものでも良い
のであるが、ここでは長いコイル状に巻いたものを用い
ている。ただしこれは簡単に巻きもどしができる。長大
なファイバを用いるのは繰り返し使用できるためであ
る。ファイバAの端部をa2 とQとする。
【0046】ファイバBのb1 に近い余長部b0 と、フ
ァイバAのa2 に近い余長部a0 との間にカップリング
部を形成する。この形成方法は、既に説明した側面研磨
法、化学エッチング法、融着延伸法のいずれでも良い。
【0047】分岐比率をモニタするための光は、ファイ
バAのQから入射する。カップラの両端点であるa2 と
b2 の出射光を検出する。0.5:0.5のカップラを
形成するのが目的の時は、a2 、b2 の出射光量が同一
になるよう時に結合部の関係を固定する。
【0048】もしもコイル部が長大でコイル部での光の
減衰が問題になる場合、減衰分を補正して、所望のa
2 :b2 の光量光を決めておき、実際の出射光の比がこ
れに一致するようなカップラ条件を捜しこれに固定す
る。こうしてカップラができる。必要であれば、カップ
ラの上に保護ケ−スなどを被せる。
【0049】次に、ファイバAの結合部a0 よりコイル
側の一点PでファイバAを切断する。すると、ファイバ
Bは図1に示したカップラ付きファイバコイルになる。
【0050】残ったファイバAは以下同様に使用する。
切断点Qが図6の端点a2 と見做される。次のコイル状
ファイバBに対して、a2 点に近い部分a0 と、b0 と
の間で結合を形成する。この場合もモニタ光を端点Qか
ら入射する。そしてa2 、b2 での出射光を監視する。
光源とファイバAの端点Qの関係が不変であるから、最
初1回だけ位置合わせをして置けば良いので便利であ
る。同様にコイルを持つファイバBにカップラ部分を形
成して行くことができる。ファイバAは、1回の操作で
長さPa2 分だけ短くなる。少しずつファイバAが短く
なっていくが、かなりの回数同じファイバAを使うこと
ができる。
【0051】つまり本発明は、ファイバコイルの製造
と、カップラの製造の2つの工程を組み合わせ、他に付
加的な工程を全く要せずにカップラ付きファイバコイル
を製作するものである。そしてカップラ付きファイバコ
イルは、1〜2箇所のファイバの融着接続を節減でき
る。接続操作を軽減できるのが大きいが、接続損失がな
いという利益もある。
【0052】
【発明の効果】光ファイバジャイロ、光ファイバハイド
ロフォン等の光ファイバを用いた干渉光学系において、
ファイバ間の接続点数を減らすことが可能となる。コア
径小さいシングルモ−ドファイバの接続は時間を要す
る。とくに偏波面保存光ファイバの場合は、長い調整時
間が要るのであるが、本発明ではこのような接続を1〜
2箇所減らすことができる。光ファイバ光学装置の生産
性、品質を向上する上で効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカップラ付きファイバコイルの第1の
例を示す図。
【図2】コイルを伝搬する二つの光の干渉を用いて角速
度測定を行う光ファイバジャイロの原理図。
【図3】ファイバコイルを二つ用いて物理量を測定する
マッハツエンダ型干渉系の図。
【図4】本発明のカップラ付きファイバコイルの第2の
例を示す図。
【図5】図4の光学系に分岐比監視用の光を導入し、コ
イルを伝搬した後カップラで分配された光の強度を検出
するための光学系の概略図。
【図6】本発明のカップラ付きファイバコイルを製造す
る方法を説明するための図。
【図7】本発明のカップラ付きファイバコイルの第3の
例を示す図。
【図8】側面研磨法によるカップリング部の形成を説明
するための図。(a)は2本のファイバを含む面で切っ
た断面図で、(b)はファイバに直交する面での断面図
である。
【図9】偏波面保存光ファイバを接続するとき主軸方向
を合わせるために用いれられる装置を示す図。
【符号の説明】
A 光ファイバ B ファイバコイル a1 光ファイバの一端 a2 光ファイバの他端 a0 光ファイバのカップリング部 b1 ファイバコイルの一端 b2 ファイバコイルの他端 b0 ファイバコイルのカップリング部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを多数回巻き回したファイバ
    コイルの一端付近の光ファイバの一部に、エネルギ−の
    交換を行うように他の光ファイバを結合し、該ファイバ
    コイルの一部と該他のファイバの一部との間に、カップ
    リング部を設けたことを特徴とするカップラ一体型ファ
    イバコイル。
  2. 【請求項2】 光ファイバを多数回巻き回したファイバ
    コイルの両端付近の光ファイバ余長部同士を、エネルギ
    −の交換を行うように互いに結合し、両端近傍にカップ
    リング部を設けたことを特徴とするカップラ一体型ファ
    イバコイル。
  3. 【請求項3】 光ファイバを多数回巻き回したファイバ
    コイルの両端付近の光ファイバの一部に、エネルギ−の
    交換を行う様に他の光ファイバを2本結合し該ファイバ
    コイルの一部と該他の2本のファイバとのカップリング
    部を両端近傍に2つ設けたことを特徴とするカップラ一
    体型ファイバコイル。
  4. 【請求項4】 光ファイバを多数回巻き回し端部b1 、
    b2 を有するファイバコイルBの一端付近の光ファイバ
    の一部b0 に、エネルギ−の交換を行うように両端a
    1 、a2 を有する他の光ファイバAを結合し、該ファイ
    バコイルの一部b0 と該他のファイバの一部a0 とのカ
    ップリング部を形成する際に、光ファイバAの一端a1
    からモニタ用の光を入射し、光ファイバAの他端a2 と
    ファイバコイルBのモニタ用光の向かう方向の一端b2
    とでの出射光を測定してカップリングの状態をモニタし
    ながらカップリング部を形成することを特徴とするカッ
    プラ一体型ファイバコイルの製造方法。
  5. 【請求項5】 光ファイバを多数回巻き回したファイバ
    コイルBの両端b1、b2 付近の光ファイバ余長部b
    0 、b0 ′同士を、エネルギ−の交換を行うように互い
    に結合し、両端近傍にカップリング部を設ける際に、フ
    ァイバの一端b1 から光を入射し、b1 に戻ってくる光
    量を測定し、bカップリング状態をモニタしながらカッ
    プリング部を形成することを特徴とするカップラ一体型
    ファイバコイルの製造方法。
JP4314015A 1992-10-28 1992-10-28 カップラ一体型ファイバコイルとその製造方法 Pending JPH06137876A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2025099897A1 (ja) * 2023-11-09 2025-05-15 日本電信電話株式会社 光ファイバカプラ及び光ファイバカプラの製造方法

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