JPH06139622A - 光情報担体および光学的信号再生方法 - Google Patents
光情報担体および光学的信号再生方法Info
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- JPH06139622A JPH06139622A JP4287702A JP28770292A JPH06139622A JP H06139622 A JPH06139622 A JP H06139622A JP 4287702 A JP4287702 A JP 4287702A JP 28770292 A JP28770292 A JP 28770292A JP H06139622 A JPH06139622 A JP H06139622A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の再生分解能を超えて位相ピットが高密
度記録された光情報担体とその光学的信号再生方法を提
供する。 【構成】 光情報担体には第1の深さd1の位相ピット
列と第2の深さd2の位相ピット列を設ける。第1の波
長λ1の光スポットと第2の波長λ2の光スポットをこの
光情報担体に照射し、d1をλ1/4の奇数倍かつλ2/
2の自然数倍に、d2をλ1/2の自然数倍かつλ2/4
の奇数倍に設定する。第1のスポットでは第1の位相ピ
ットのみが、第2のスポットでは第2の位相ピットのみ
が検出されるので、ピット列の列間隔をスポットの直径
の1/2以下にできる。
度記録された光情報担体とその光学的信号再生方法を提
供する。 【構成】 光情報担体には第1の深さd1の位相ピット
列と第2の深さd2の位相ピット列を設ける。第1の波
長λ1の光スポットと第2の波長λ2の光スポットをこの
光情報担体に照射し、d1をλ1/4の奇数倍かつλ2/
2の自然数倍に、d2をλ1/2の自然数倍かつλ2/4
の奇数倍に設定する。第1のスポットでは第1の位相ピ
ットのみが、第2のスポットでは第2の位相ピットのみ
が検出されるので、ピット列の列間隔をスポットの直径
の1/2以下にできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録すべき情報を表す
信号に応じて位相ピット列が形成された光情報担体と、
該位相ピット列として記録された信号を再生する光学的
信号再生方法と、に関するものであり、特に光学的分解
能以下の高い記録密度で、例えば画像情報の如き信号を
記録するのに適した光情報担体と、これを再生可能とす
る光学的信号再生方法に関するものである。
信号に応じて位相ピット列が形成された光情報担体と、
該位相ピット列として記録された信号を再生する光学的
信号再生方法と、に関するものであり、特に光学的分解
能以下の高い記録密度で、例えば画像情報の如き信号を
記録するのに適した光情報担体と、これを再生可能とす
る光学的信号再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスクやビデオディ
スク等の光学的信号再生装置では、次のような信号再生
方法が採られている。すなわち、ディスク上に形成され
た位相ピット(以下、ピットと略す)列上に光スポット
を照射し、ピットがない領域に光スポットが照射された
ときには、ディスクの反射膜の反射率に応じた光量が反
射し、ピット上に光スポットが照射されたときには、回
折により反射光量が減少することを利用して、この反射
光量の変化を光検出器で検出することにより信号を再生
する。
スク等の光学的信号再生装置では、次のような信号再生
方法が採られている。すなわち、ディスク上に形成され
た位相ピット(以下、ピットと略す)列上に光スポット
を照射し、ピットがない領域に光スポットが照射された
ときには、ディスクの反射膜の反射率に応じた光量が反
射し、ピット上に光スポットが照射されたときには、回
折により反射光量が減少することを利用して、この反射
光量の変化を光検出器で検出することにより信号を再生
する。
【0003】ところで、このような信号再生方法におけ
る信号再生分解能は、光スポットのサイズにより制限さ
れる。光スポット光源の波長をλ、対物レンズの開口数
をNAとすれば、光スポットの直径は約λ/NAとな
り、これよりピット列の長手方向およびピット列の直交
方向において、ピット列の空間周波数2NA/λが信号
再生分解能のほぼ限界となる。
る信号再生分解能は、光スポットのサイズにより制限さ
れる。光スポット光源の波長をλ、対物レンズの開口数
をNAとすれば、光スポットの直径は約λ/NAとな
り、これよりピット列の長手方向およびピット列の直交
方向において、ピット列の空間周波数2NA/λが信号
再生分解能のほぼ限界となる。
【0004】これに対して、特開平3−292632号
公報では、温度によって反射率が変化する層を光情報担
体に設け、光スポット内で反射率を部分的に変化させな
がらピットを読み取る信号再生方法が提案されている。
公報では、温度によって反射率が変化する層を光情報担
体に設け、光スポット内で反射率を部分的に変化させな
がらピットを読み取る信号再生方法が提案されている。
【0005】この方法では、アモルファス状態で高反射
率、結晶状態で反射率がほぼゼロとなる反射率変化層を
光情報担体に設け、光スポット内の温度上昇部でアモル
ファス状態、温度上昇部以外で結晶状態とすることによ
り、光スポット内の温度上昇部以外は、反射率がほぼゼ
ロであることから、「マスク」された形となり(その
分、実質的に光スポットの大きさが小さくなったことに
相当する)、ピット列の長手方向において、ピットの空
間周波数が2NA/λ以上に高くなった場合でも、隣接
ピットからの干渉が抑制されて、光学的分解能が向上す
る。
率、結晶状態で反射率がほぼゼロとなる反射率変化層を
光情報担体に設け、光スポット内の温度上昇部でアモル
ファス状態、温度上昇部以外で結晶状態とすることによ
り、光スポット内の温度上昇部以外は、反射率がほぼゼ
ロであることから、「マスク」された形となり(その
分、実質的に光スポットの大きさが小さくなったことに
相当する)、ピット列の長手方向において、ピットの空
間周波数が2NA/λ以上に高くなった場合でも、隣接
ピットからの干渉が抑制されて、光学的分解能が向上す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、光情報担体が反射率変化膜を含む多層構造となるた
め、光情報担体製造時の工程数が多くかかるという問題
がある。
は、光情報担体が反射率変化膜を含む多層構造となるた
め、光情報担体製造時の工程数が多くかかるという問題
がある。
【0007】また、光スポット内の高反射率の領域の面
積を一定に保つ必要があるため、光情報担体の特性バラ
ツキ等も考慮に入れて、光スポット光源の出力パワーを
高精度に制御しなくてはならないという問題もある。
積を一定に保つ必要があるため、光情報担体の特性バラ
ツキ等も考慮に入れて、光スポット光源の出力パワーを
高精度に制御しなくてはならないという問題もある。
【0008】すなわち、出力パワーが最適パワーよりも
大きい場合には、光スポット内の高反射率の領域が大き
くなるため、「マスク」効果が得られなくなり(光スポ
ットの大きさが小さくならない)、逆に出力パワーが最
適パワーよりも小さい場合には、光スポット内の高反射
率の領域が小さくなるため、「マスク」効果は得られる
が、戻り光量が少なくなり、再生信号SN比の劣化につ
ながる。
大きい場合には、光スポット内の高反射率の領域が大き
くなるため、「マスク」効果が得られなくなり(光スポ
ットの大きさが小さくならない)、逆に出力パワーが最
適パワーよりも小さい場合には、光スポット内の高反射
率の領域が小さくなるため、「マスク」効果は得られる
が、戻り光量が少なくなり、再生信号SN比の劣化につ
ながる。
【0009】さらに、光スポット内の温度上昇部以外の
部分の反射率がほぼゼロであるため、光情報担体の反射
光を検出できて光スポットをフォーカス状態に引き込め
る動作範囲が極端に狭くなり、光スポットのいわゆるフ
ォーカス引込み動作が困難になるという問題がある。
部分の反射率がほぼゼロであるため、光情報担体の反射
光を検出できて光スポットをフォーカス状態に引き込め
る動作範囲が極端に狭くなり、光スポットのいわゆるフ
ォーカス引込み動作が困難になるという問題がある。
【0010】本発明の目的は、上記の事情に鑑み、光情
報担体の構造を単層膜構造とし、光スポット光源の出力
パワーに依存することなく、さらに光スポットのいわゆ
るフォーカス引込み動作が確実に行え、かつ光スポット
サイズにより制限される信号再生分解能以下の高い密度
でピットを形成することが可能な光情報担体と、その光
学的信号再生方法を提供することにある。
報担体の構造を単層膜構造とし、光スポット光源の出力
パワーに依存することなく、さらに光スポットのいわゆ
るフォーカス引込み動作が確実に行え、かつ光スポット
サイズにより制限される信号再生分解能以下の高い密度
でピットを形成することが可能な光情報担体と、その光
学的信号再生方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、光情報担体において、それぞれ深さの
異なる2種類あるいはそれ以上の種類のピット列を設
け、それぞれのピット列を互いに隣接配置する。また、
本発明による光学的信号再生方法では、それぞれ波長の
異なる2種類あるいはそれ以上の種類の光スポットを、
上記光情報担体上に照射する。
に、本発明では、光情報担体において、それぞれ深さの
異なる2種類あるいはそれ以上の種類のピット列を設
け、それぞれのピット列を互いに隣接配置する。また、
本発明による光学的信号再生方法では、それぞれ波長の
異なる2種類あるいはそれ以上の種類の光スポットを、
上記光情報担体上に照射する。
【0012】
【作用】第1の波長λ1の光スポットは、第1の深さd1
のピットと第2の深さd2のピットに照射される。ここ
で、第1の深さd1は第1の波長λ1に対して略λ1/4
の奇数倍の寸法に、また第2の深さd2は第1の波長λ1
に対して略λ1/2の自然数倍の寸法に設定する。
のピットと第2の深さd2のピットに照射される。ここ
で、第1の深さd1は第1の波長λ1に対して略λ1/4
の奇数倍の寸法に、また第2の深さd2は第1の波長λ1
に対して略λ1/2の自然数倍の寸法に設定する。
【0013】一方、第2の波長λ2の光スポットも、第
1の深さd1のピットと第2の深さd2のピットに照射さ
れる。ここで、第1の深さd1は第2の波長λ2に対して
略λ2/2の自然数倍の寸法に、また第2の深さd2は第
2の波長λ2に対して略λ2/4の奇数倍の寸法に設定す
る。
1の深さd1のピットと第2の深さd2のピットに照射さ
れる。ここで、第1の深さd1は第2の波長λ2に対して
略λ2/2の自然数倍の寸法に、また第2の深さd2は第
2の波長λ2に対して略λ2/4の奇数倍の寸法に設定す
る。
【0014】以上のようなλ1、λ2、d1、d2の寸法関
係を成立させることにより、第1の波長λ1の光スポッ
トの反射光量は、第1の深さd1のピットでは回折によ
り減少するが、第2の深さd2のピットでは回折が生じ
ないためピットがない場合と同じになる。
係を成立させることにより、第1の波長λ1の光スポッ
トの反射光量は、第1の深さd1のピットでは回折によ
り減少するが、第2の深さd2のピットでは回折が生じ
ないためピットがない場合と同じになる。
【0015】またこれとは逆に、第2の波長λ2の光ス
ポットの反射光量は、第1の深さd1のピットでは回折
が生じないためピットがない場合と同じになり、第2の
深さd2のピットでは回折により減少する。すなわち、
第1の波長λ1の光スポットでは、第1の深さd1のピッ
トだけを検出し、第2の波長λ2の光スポットでは、第
2の深さd2のピットだけを検出することができる。
ポットの反射光量は、第1の深さd1のピットでは回折
が生じないためピットがない場合と同じになり、第2の
深さd2のピットでは回折により減少する。すなわち、
第1の波長λ1の光スポットでは、第1の深さd1のピッ
トだけを検出し、第2の波長λ2の光スポットでは、第
2の深さd2のピットだけを検出することができる。
【0016】その結果、第1の深さd1のピットの列と
第2の深さd2のピットの列を、同一光スポットの領域
内に配置することが可能となり、ピットの列の配置密度
を高めることができ、その分、情報の高密度記録および
再生が可能になる。
第2の深さd2のピットの列を、同一光スポットの領域
内に配置することが可能となり、ピットの列の配置密度
を高めることができ、その分、情報の高密度記録および
再生が可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明による光情報担体と光学的信号
再生方法の実施例について説明する。図1は、本発明に
よる光情報担体と、該光情報担体のピット列に対して信
号再生のために照射される光スポットと、を示す上面図
である。また図2は、図1におけるA−B線に沿った断
面図(光情報担体の断面図)である。
再生方法の実施例について説明する。図1は、本発明に
よる光情報担体と、該光情報担体のピット列に対して信
号再生のために照射される光スポットと、を示す上面図
である。また図2は、図1におけるA−B線に沿った断
面図(光情報担体の断面図)である。
【0018】これらの図において、1は波長λ1の光ス
ポット、2は波長λ2の光スポット、3は光情報担体、
c1、c3、c5は光情報担体3上に形成された深さd1の
ピット列、c2、c4、c6は光情報担体3上に形成され
た深さd2のピット列、4はピット列c1〜c6が形成さ
れた透明基板、5は例えばアルミニウム等の材料で形成
された反射膜層である(図の簡略化のため保護膜層は省
略してある)。図1では、分かり易くするため、深さd
1のピット列c1、c3、c5は実線で、深さd2のピット
列c2、c4、c6は破線で、それぞれ図示してある。
ポット、2は波長λ2の光スポット、3は光情報担体、
c1、c3、c5は光情報担体3上に形成された深さd1の
ピット列、c2、c4、c6は光情報担体3上に形成され
た深さd2のピット列、4はピット列c1〜c6が形成さ
れた透明基板、5は例えばアルミニウム等の材料で形成
された反射膜層である(図の簡略化のため保護膜層は省
略してある)。図1では、分かり易くするため、深さd
1のピット列c1、c3、c5は実線で、深さd2のピット
列c2、c4、c6は破線で、それぞれ図示してある。
【0019】光スポット1は、深さd1のピット列であ
るたとえばc3上を走査する。ここで、ピット列の列間
隔p1は光スポット1の直径s1に対して、p1≦s1/2
に、また、ピット列の列間隔p2は光スポット1の直径
s1に対して、p2>s1/2に設定する。
るたとえばc3上を走査する。ここで、ピット列の列間
隔p1は光スポット1の直径s1に対して、p1≦s1/2
に、また、ピット列の列間隔p2は光スポット1の直径
s1に対して、p2>s1/2に設定する。
【0020】このとき、光スポット1はピット列c3だ
けでなくピット列c2、c4にも照射されることになる。
一方、光スポット2は、深さd2のピット列であるたと
えばc4上を走査する。このとき、同様にして光スポッ
ト2はピット列c4だけでなくピット列c3、c5にも照
射されることになる。
けでなくピット列c2、c4にも照射されることになる。
一方、光スポット2は、深さd2のピット列であるたと
えばc4上を走査する。このとき、同様にして光スポッ
ト2はピット列c4だけでなくピット列c3、c5にも照
射されることになる。
【0021】ところで、深さdのピットに波長λの光ス
ポットが照射された場合の反射光量は、回折によりほぼ
0次光と±1次光の和となる。ここで、ピット深さdが
λ/4の奇数倍のときには、反射光におけるそれぞれの
位相差がλ/2となるため反射光量は最小となる。ま
た、ピット深さdがλ/2の自然数倍のときには、反射
光におけるそれぞれの位相差がλとなるため、反射光量
はピットがない場合と全く同量となる。
ポットが照射された場合の反射光量は、回折によりほぼ
0次光と±1次光の和となる。ここで、ピット深さdが
λ/4の奇数倍のときには、反射光におけるそれぞれの
位相差がλ/2となるため反射光量は最小となる。ま
た、ピット深さdがλ/2の自然数倍のときには、反射
光におけるそれぞれの位相差がλとなるため、反射光量
はピットがない場合と全く同量となる。
【0022】このことから、光スポットの波長λおよび
ピット深さdと再生信号の信号変調度(信号再生のため
に投射した光の戻り量の変化具合)は、図3に示す関係
となる。すなわち、ピット深さdがλ/4の奇数倍の寸
法のときには変調度が最大(戻り光量が最大)となり、
ピット深さdがλ/2の自然数倍の寸法のときには変調
度がゼロ(戻り光量がゼロ)となる。
ピット深さdと再生信号の信号変調度(信号再生のため
に投射した光の戻り量の変化具合)は、図3に示す関係
となる。すなわち、ピット深さdがλ/4の奇数倍の寸
法のときには変調度が最大(戻り光量が最大)となり、
ピット深さdがλ/2の自然数倍の寸法のときには変調
度がゼロ(戻り光量がゼロ)となる。
【0023】ここで、図1において光スポット1内にあ
るピット101、102、103のうち、ピット102
のピット深さd1をλ1/4の奇数倍とし、ピット10
1、103のピット深さd2をλ1/2の自然数倍とすれ
ば、ピット102のみが反射光量の減少として検出さ
れ、ピット101、103による反射光量の減少は全く
ないため、両ピットは検出されない。
るピット101、102、103のうち、ピット102
のピット深さd1をλ1/4の奇数倍とし、ピット10
1、103のピット深さd2をλ1/2の自然数倍とすれ
ば、ピット102のみが反射光量の減少として検出さ
れ、ピット101、103による反射光量の減少は全く
ないため、両ピットは検出されない。
【0024】すなわち、ピット列c3のピット深さd1を
λ1/4の奇数倍とし、ピット列c2およびc4のピット
深さd2をλ1/2の自然数倍とすれば、光スポット1か
らはピット列c3に対応した情報のみ再生信号の変調成
分として得られる。よって、光スポット1だけを考えれ
ば光学的には、図1は図4の(a)と等価になり、光ス
ポット2だけを考えれば光学的には、図1は図4の
(b)と等価になる。
λ1/4の奇数倍とし、ピット列c2およびc4のピット
深さd2をλ1/2の自然数倍とすれば、光スポット1か
らはピット列c3に対応した情報のみ再生信号の変調成
分として得られる。よって、光スポット1だけを考えれ
ば光学的には、図1は図4の(a)と等価になり、光ス
ポット2だけを考えれば光学的には、図1は図4の
(b)と等価になる。
【0025】同様に、光スポット1だけを考えれば光学
的には、図2は図5の(a)と等価になり、光スポット
2だけを考えれば光学的には、図2は図5の(b)と等
価になる。(図5の(a)は図4の(a)における線C
−Dに沿った断面図、図5の(b)は図4の(b)にお
ける線E−Fに沿った断面図でもある)
的には、図2は図5の(a)と等価になり、光スポット
2だけを考えれば光学的には、図2は図5の(b)と等
価になる。(図5の(a)は図4の(a)における線C
−Dに沿った断面図、図5の(b)は図4の(b)にお
ける線E−Fに沿った断面図でもある)
【0026】このときの所要条件を関係式で表せば、 d1=λ1×(2n1+1)/4 (n1は自然数) (数1) d2=λ1×n2/2 (n2は自然数) (数2) となる。
【0027】図1において、光スポット2内にあるピッ
ト104、105、106のうち、ピット105のピッ
ト深さd2をλ2/4の奇数倍とし、ピット104、10
6のピット深さd1をλ2/2の自然数倍とすれば、ピッ
ト105のみが反射光量の減少として検出され、ピット
104、106による反射光量の減少は全くないため、
両ピットは検出されない。
ト104、105、106のうち、ピット105のピッ
ト深さd2をλ2/4の奇数倍とし、ピット104、10
6のピット深さd1をλ2/2の自然数倍とすれば、ピッ
ト105のみが反射光量の減少として検出され、ピット
104、106による反射光量の減少は全くないため、
両ピットは検出されない。
【0028】すなわち、ピット列c4のピット深さd2を
λ2/4の奇数倍とし、ピット列c3およびc5のピット
深さd1をλ2/2の自然数倍とすれば、光スポット1か
らはピット列c4に対応した情報のみ再生信号の変調成
分として得られる。よって、既に述べたように、光スポ
ット2だけを考えれば光学的には、図1は図4の(b)
と、図2は図5の(b)と等価となる。
λ2/4の奇数倍とし、ピット列c3およびc5のピット
深さd1をλ2/2の自然数倍とすれば、光スポット1か
らはピット列c4に対応した情報のみ再生信号の変調成
分として得られる。よって、既に述べたように、光スポ
ット2だけを考えれば光学的には、図1は図4の(b)
と、図2は図5の(b)と等価となる。
【0029】このときの所要条件を関係式で表せば、 d1=λ2×n3/2 (n3は自然数) (数3) d2=λ2×(2n4+1)/4 (n4は自然数) (数4) となる。
【0030】したがって、波長λ1、λ2およびピット深
さd1、d2の4つのパラメータを、前記(数1)〜(数
4)すべてを満足するように設定すれば、光スポット1
ではピット列c1、c3、c5だけを再生し、光スポット
2ではピット列c2、c4、c6だけを再生することが可
能となる。このとき前述のように、ピット列の列間隔p
1は光スポット1の直径s1に対して、p1≦s1/2とし
ているので、従来のコンパクトディスク等の再生方法に
比べ、ピット列の列間隔方向に約2倍の高密度再生がで
きる。
さd1、d2の4つのパラメータを、前記(数1)〜(数
4)すべてを満足するように設定すれば、光スポット1
ではピット列c1、c3、c5だけを再生し、光スポット
2ではピット列c2、c4、c6だけを再生することが可
能となる。このとき前述のように、ピット列の列間隔p
1は光スポット1の直径s1に対して、p1≦s1/2とし
ているので、従来のコンパクトディスク等の再生方法に
比べ、ピット列の列間隔方向に約2倍の高密度再生がで
きる。
【0031】図6は、例えば波長λ1=670nm、λ2
=780nmとしたときのピット深さと再生信号変調度
の関係を示す特性図である。同図より、ピット深さd1
=1.34μm、d2=1.56μmとすれば上記(数
1)〜(数4)をほぼ満足する。なお、ピット深さ
d1、d2の値は周知のように、空間的な深さと透明基板
4の屈折率の積で与えられる。
=780nmとしたときのピット深さと再生信号変調度
の関係を示す特性図である。同図より、ピット深さd1
=1.34μm、d2=1.56μmとすれば上記(数
1)〜(数4)をほぼ満足する。なお、ピット深さ
d1、d2の値は周知のように、空間的な深さと透明基板
4の屈折率の積で与えられる。
【0032】図7は、光情報担体3を回転ディスクに適
用した場合の例である。図7の(a)は、ピット深さd
1のピット列c11とピット深さd2のピット列c12の2列
を1組としたスパイラル構造で、図1におけるピット列
c1、c3、c5が例えばピット列c11に、ピット列c2、
c4、c6が例えばピット列c12に相当する。また、図7
の(b)は完全な同心円のピット列構造で、図1におけ
るピット列c1、c3、c5が例えばピット列c21、
c31、c41に、ピット列c2、c4、c6が例えばピット
列c22、c32、c42に相当する。
用した場合の例である。図7の(a)は、ピット深さd
1のピット列c11とピット深さd2のピット列c12の2列
を1組としたスパイラル構造で、図1におけるピット列
c1、c3、c5が例えばピット列c11に、ピット列c2、
c4、c6が例えばピット列c12に相当する。また、図7
の(b)は完全な同心円のピット列構造で、図1におけ
るピット列c1、c3、c5が例えばピット列c21、
c31、c41に、ピット列c2、c4、c6が例えばピット
列c22、c32、c42に相当する。
【0033】図8は、図1におけるピットの幅を、ピッ
ト列間隔p1とした場合の例である。本発明は、このよ
うに隣接するピット列が接していても何ら問題はない。
また図9は、図8における線G−Hに沿った断面図(光
情報担体の断面図)である。
ト列間隔p1とした場合の例である。本発明は、このよ
うに隣接するピット列が接していても何ら問題はない。
また図9は、図8における線G−Hに沿った断面図(光
情報担体の断面図)である。
【0034】なお、光情報担体3上には、第1の光ポッ
トから見れば第1の深さのピット列のみが、第2の光ポ
ットから見れば第2の深さのピット列のみが、形成され
ているように見えるので、それぞれの光スポットに対す
るピット列間隔は図1における列間隔p2となる。した
がって、トラッキングサーボは従来方式、例えばいわゆ
るプッシュプル方式、3スポット方式等を用いることが
できる。
トから見れば第1の深さのピット列のみが、第2の光ポ
ットから見れば第2の深さのピット列のみが、形成され
ているように見えるので、それぞれの光スポットに対す
るピット列間隔は図1における列間隔p2となる。した
がって、トラッキングサーボは従来方式、例えばいわゆ
るプッシュプル方式、3スポット方式等を用いることが
できる。
【0035】また、トラッキングサーボは、2つのトラ
ッキングアクチュエータにより2つの光スポットをそれ
ぞれ独立に行っても良いし、トラッキングアクチュエー
タを1つとして、光ヘッド組立て調整時において2つの
スポットの位置関係を、図1に示すように列間隔方向に
p1あるいはp1の奇数倍、ピット列長手方向に例えばs
3(s3は任意)に設定しておき、どちらか一方でのみト
ラッキングサーボを行うようにしても良い。
ッキングアクチュエータにより2つの光スポットをそれ
ぞれ独立に行っても良いし、トラッキングアクチュエー
タを1つとして、光ヘッド組立て調整時において2つの
スポットの位置関係を、図1に示すように列間隔方向に
p1あるいはp1の奇数倍、ピット列長手方向に例えばs
3(s3は任意)に設定しておき、どちらか一方でのみト
ラッキングサーボを行うようにしても良い。
【0036】さらに、以上の説明においては光スポット
が2つの場合を例にとったが、光スポットが3つ(3種
類)以上の場合にも本発明は適用できる。例えば、光ス
ポットが3つ(3種類)の場合には、光スポットの波長
をλ1、λ2、λ3、ピットの深さをd1、d2、d3とすれ
ば、 d1=λ1×(2n5+1)/4 (n5は自然数) (数5) d2=λ1×n6/2 (n6は自然数) (数6) d3=λ1×n7/2 (n7は自然数) (数7) かつ
が2つの場合を例にとったが、光スポットが3つ(3種
類)以上の場合にも本発明は適用できる。例えば、光ス
ポットが3つ(3種類)の場合には、光スポットの波長
をλ1、λ2、λ3、ピットの深さをd1、d2、d3とすれ
ば、 d1=λ1×(2n5+1)/4 (n5は自然数) (数5) d2=λ1×n6/2 (n6は自然数) (数6) d3=λ1×n7/2 (n7は自然数) (数7) かつ
【0037】 d1=λ2×n8/2 (n8は自然数) (数8) d2=λ2×(2n9+1)/4 (n9は自然数) (数9) d3=λ2×n10/2 (n10は自然数) (数10) かつ
【0038】 d3=λ3×n11/2 (n11は自然数) (数11) d3=λ3×n12/2 (n12は自然数) (数12) d3=λ3×(2n13+1)/4 (n13は自然数) (数13) なる条件を満足すれば、ピット列の列間隔p1を光スポ
ット1の直径s1に対して、p1≦s1/3にすることが
できる。
ット1の直径s1に対して、p1≦s1/3にすることが
できる。
【0039】以上に述べた方法により、ピット列の列間
隔を従来の2倍以上に高密度化した光情報担体とその再
生方法を実現することができる。
隔を従来の2倍以上に高密度化した光情報担体とその再
生方法を実現することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、波長の異なる光スポッ
トを、深さの異なるピット列に対して照射したときに、
一方の光スポットの反射光量変化は第1の深さのピット
の有無だけに対応し、他方の光スポットの反射光量変化
は第2の深さのピットの有無だけに対応するので、それ
ぞれの深さのピット列を隣接配置すれば、ピット列間隔
を光スポット直径に対して1/2以下とすることがで
き、従来の再生分解能を超えて高密度記録された光情報
担体と、該担体からのピット信号の再生を実現すること
が可能となる。
トを、深さの異なるピット列に対して照射したときに、
一方の光スポットの反射光量変化は第1の深さのピット
の有無だけに対応し、他方の光スポットの反射光量変化
は第2の深さのピットの有無だけに対応するので、それ
ぞれの深さのピット列を隣接配置すれば、ピット列間隔
を光スポット直径に対して1/2以下とすることがで
き、従来の再生分解能を超えて高密度記録された光情報
担体と、該担体からのピット信号の再生を実現すること
が可能となる。
【図1】本発明の一実施例としての光情報担体とこれに
照射された光スポットとを示す上面図である。
照射された光スポットとを示す上面図である。
【図2】図1における線A−Bに沿った断面図(光情報
担体の断面図)である。
担体の断面図)である。
【図3】位相ピットの深さと再生信号の変調度(戻り光
量の大小)の関係を示す特性図である。
量の大小)の関係を示す特性図である。
【図4】本発明による光学的信号再生の原理を光情報担
体とこれに照射された光スポットの関係で示した模式図
である。
体とこれに照射された光スポットの関係で示した模式図
である。
【図5】図4の(a)における線C−Dと、(b)にお
ける線E−Fにそれぞれ沿った断面図(光情報担体の断
面図)である。
ける線E−Fにそれぞれ沿った断面図(光情報担体の断
面図)である。
【図6】位相ピットの深さと再生信号の変調度の具体例
を示す特性図である。
を示す特性図である。
【図7】本発明の他の実施例としての光情報担体におけ
るピット配列図である。
るピット配列図である。
【図8】本発明の別の実施例としての光情報担体とこれ
に照射された光スポットを示す上面図である。
に照射された光スポットを示す上面図である。
【図9】図8における線G−Hに沿った断面図(光情報
担体の断面図)である。
担体の断面図)である。
1…波長λ1の光スポット、2…波長λ2の光スポット、
3…光情報担体、4…透明基板、5…反射膜層
3…光情報担体、4…透明基板、5…反射膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 芳夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 榑林 正明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 宮本 真 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 記録すべき情報を表す信号に応じて位相
ピットがその表面に形成される光情報担体において、 第1の波長λ1の光スポットに対しては相対的に反射光
を生じるが、第2の波長λ2の光スポットに対しては相
対的に反射光を生じない、第1の深さd1をもつピット
の列と、 第2の波長λ2の光スポットに対しては相対的に反射光
を生じるが、第1の波長λ1の光スポットに対しては相
対的に反射光を生じない、第2の深さd2をもつピット
の列と、 の少なくとも2種類のピット列を、互いに隣接してその
表面に形成したことを特徴とする光情報担体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光情報担体において、
隣接する前記ピット列の列間隔を、該ピット列に信号再
生のために照射する光スポットの直径の1/2以下の寸
法として、ピット列の形成される密度を高めたことを特
徴とする光情報担体。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の光情報担体にお
いて、該担体が、前記少なくとも2種類のピット列の一
組を、螺旋状、あるいは同心円状に、その表面に形成さ
れた回転ディスクから成ることを特徴とする光情報担
体。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の光情報担体
において、前記第1の深さd1は、前記第1の波長λ1の
1/4の略奇数倍の寸法であると共に、前記第2の波長
λ2の1/2の略自然数倍の寸法であり、前記第2の深
さd2は、前記第1の波長λ1の1/2の略自然数倍の寸
法であると共に、前記第2の波長λ2の1/4の略奇数
倍の寸法であることを特徴とする光情報担体。 - 【請求項5】 請求項1,2又は3に記載の光情報担体
に対して、前記第1の波長λ1の光スポットを照射する
ことにより、前記第1の深さd1をもつピットの列から
のみ信号を再生し、前記第2の波長λ2の光スポットを
照射することにより、前記第2の深さd2をもつピット
の列からのみ信号を再生することを特徴とする光学的信
号再生方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の光学的信号再生方法に
おいて、前記第1の深さd1は、前記第1の波長λ1の1
/4の略奇数倍の寸法であると共に、前記第2の波長λ
2の1/2の略自然数倍の寸法であり、前記第2の深さ
d2は、前記第1の波長λ1の1/2の略自然数倍の寸法
であると共に、前記第2の波長λ2の1/4の略奇数倍
の寸法であることを特徴とする光学的信号再生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4287702A JPH06139622A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 光情報担体および光学的信号再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4287702A JPH06139622A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 光情報担体および光学的信号再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06139622A true JPH06139622A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17720638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4287702A Pending JPH06139622A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 光情報担体および光学的信号再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06139622A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100670476B1 (ko) * | 1999-12-01 | 2007-01-16 | 엘지전자 주식회사 | 광기록매체 및 그 재생방법 |
| US7231731B2 (en) * | 2000-02-14 | 2007-06-19 | Pioneer Corporation | Information record medium having two phase pit areas of mutually different depths and groove track area |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP4287702A patent/JPH06139622A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100670476B1 (ko) * | 1999-12-01 | 2007-01-16 | 엘지전자 주식회사 | 광기록매체 및 그 재생방법 |
| US7231731B2 (en) * | 2000-02-14 | 2007-06-19 | Pioneer Corporation | Information record medium having two phase pit areas of mutually different depths and groove track area |
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