JPH06139995A - 2次電子増倍管 - Google Patents
2次電子増倍管Info
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- JPH06139995A JPH06139995A JP28992792A JP28992792A JPH06139995A JP H06139995 A JPH06139995 A JP H06139995A JP 28992792 A JP28992792 A JP 28992792A JP 28992792 A JP28992792 A JP 28992792A JP H06139995 A JPH06139995 A JP H06139995A
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Links
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Landscapes
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、出力端付近での加速電界の
リークの発生がなく、加速電界のリークに起因する増倍
作用の飽和の発生がない2次電子増倍管を提供すること
である。 【構成】 一端側および他端側にそれぞれ陰極1および
陽極4を備え、2次電子放出能を有するセラミック半導
体材料からなる筒体11の一端側の開口に入射した電子
もしくはイオンを上記筒体11の内壁面に衝突させて2
次電子を放出させ、放出された2次電子を上記陰極1と
陽極4との間に印加された高電圧に引かれて上記筒体1
1の内部を他端に向かって通過する過程で増倍し、筒体
11の上記他端側に配置されたコレクタ26に集めて2
次電子流として検出する2次電子増倍管である。上記筒
体11の他端部は、その外周面に絶縁体層12に代えて
上記陽極4として機能する電極膜22が形成される。そ
して、筒体11の他端開口から筒体11内に上記絶縁層
12と電極膜22との境界付近までピン状のコレクタ2
6の先端26aが挿通されて遊嵌状態で保持される。
リークの発生がなく、加速電界のリークに起因する増倍
作用の飽和の発生がない2次電子増倍管を提供すること
である。 【構成】 一端側および他端側にそれぞれ陰極1および
陽極4を備え、2次電子放出能を有するセラミック半導
体材料からなる筒体11の一端側の開口に入射した電子
もしくはイオンを上記筒体11の内壁面に衝突させて2
次電子を放出させ、放出された2次電子を上記陰極1と
陽極4との間に印加された高電圧に引かれて上記筒体1
1の内部を他端に向かって通過する過程で増倍し、筒体
11の上記他端側に配置されたコレクタ26に集めて2
次電子流として検出する2次電子増倍管である。上記筒
体11の他端部は、その外周面に絶縁体層12に代えて
上記陽極4として機能する電極膜22が形成される。そ
して、筒体11の他端開口から筒体11内に上記絶縁層
12と電極膜22との境界付近までピン状のコレクタ2
6の先端26aが挿通されて遊嵌状態で保持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次電子放出能を有す
るセラミック半導体材料の筒体からなる2次電子増倍管
に関し、より詳しくは、2次電子増倍管の陽極の電極構
造の改良に関する。
るセラミック半導体材料の筒体からなる2次電子増倍管
に関し、より詳しくは、2次電子増倍管の陽極の電極構
造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、宇宙空間に存在するイオンや電子
を検出する装置、あるいは各種イオンや原子の質量を分
析する質量分析計等においては、2次電子放出能を有す
る半導体材料を筒体に形成した2次電子増倍管を使用
し、イオンや電子を検出する装置等に直接、取り付けて
使用することができる、いわゆるチャンネルエレクトロ
ンマルチプライヤ(CEM)と呼ばれる2次電子増倍装置
が使用されている。
を検出する装置、あるいは各種イオンや原子の質量を分
析する質量分析計等においては、2次電子放出能を有す
る半導体材料を筒体に形成した2次電子増倍管を使用
し、イオンや電子を検出する装置等に直接、取り付けて
使用することができる、いわゆるチャンネルエレクトロ
ンマルチプライヤ(CEM)と呼ばれる2次電子増倍装置
が使用されている。
【0003】この種の2次電子増倍装置は、2次電子増
倍管内で発生した2次電子を電界をかけて引っ張りなが
ら増倍するものであるから、2次電子増倍管のイオンや
電子等が入射する入射端が陰極に、出力端が陽極にな
る。そして、2次電子増倍装置では、2次電子増倍管の
陽極を接地して使用するか、陰極を接地して使用するか
により、陽極接地方式と陰極接地方式の2つの接地方式
がある。
倍管内で発生した2次電子を電界をかけて引っ張りなが
ら増倍するものであるから、2次電子増倍管のイオンや
電子等が入射する入射端が陰極に、出力端が陽極にな
る。そして、2次電子増倍装置では、2次電子増倍管の
陽極を接地して使用するか、陰極を接地して使用するか
により、陽極接地方式と陰極接地方式の2つの接地方式
がある。
【0004】正の電荷を持った正(プラス)イオンの検出
には、図2に示すような陽極接地方式が採用される。図
2に示す2次電子増倍装置6は、2次電子放出能を有す
るチタン酸亜鉛系のセラミックからなる半導体材料を筒
状に形成してなり、一端側に正(プラス)イオンiが入射
する入射端を構成するコーン状部2aを有し、その外周
面に陰極1を形成してなる2次電子増倍管2を備える。
には、図2に示すような陽極接地方式が採用される。図
2に示す2次電子増倍装置6は、2次電子放出能を有す
るチタン酸亜鉛系のセラミックからなる半導体材料を筒
状に形成してなり、一端側に正(プラス)イオンiが入射
する入射端を構成するコーン状部2aを有し、その外周
面に陰極1を形成してなる2次電子増倍管2を備える。
【0005】上記2次電子増倍管2の出力端から0.5
mmないし1.0mmのギャップgをおいて円形の金属板か
らなるコレクタ3を配置している。そして、陰極1には
アースに対して−3KVないし−4KVの高電圧Ehを
印加する。一方、2次電子増倍管2の他端側に形成され
た陽極4にはアースに対して−100Vないし−200
Vの加速電圧Elを印加している。この加速電圧Elに
より、増倍電流を上記コレクタ3に集めている。陽極4
に印加される加速電圧Elは、上記陽極4とアースとの
間に接続された金属皮膜もしくはカーボン等の抵抗Rに
よる電圧降下により得ている。
mmないし1.0mmのギャップgをおいて円形の金属板か
らなるコレクタ3を配置している。そして、陰極1には
アースに対して−3KVないし−4KVの高電圧Ehを
印加する。一方、2次電子増倍管2の他端側に形成され
た陽極4にはアースに対して−100Vないし−200
Vの加速電圧Elを印加している。この加速電圧Elに
より、増倍電流を上記コレクタ3に集めている。陽極4
に印加される加速電圧Elは、上記陽極4とアースとの
間に接続された金属皮膜もしくはカーボン等の抵抗Rに
よる電圧降下により得ている。
【0006】コレクタ3にて集められる出力電子流は、
上記コレクタ3とアースの間に生じる浮遊容量Csにチ
ャージされ、チャージされた電荷は負荷抵抗Rlを通し
て放電される。この放電により負荷抵抗Rlの両端に生
じる電圧は、前置増幅器5にて増幅されて取り出され
る。
上記コレクタ3とアースの間に生じる浮遊容量Csにチ
ャージされ、チャージされた電荷は負荷抵抗Rlを通し
て放電される。この放電により負荷抵抗Rlの両端に生
じる電圧は、前置増幅器5にて増幅されて取り出され
る。
【0007】上記では、陽極4に印加される加速電圧E
lは、陽極4とアースとの間に接続された抵抗Rによる
電圧降下により得ているが、上記加速電圧Elは、図3
に示すように、陽極4とアースとの間に加速電圧Elの
印加用の直流電源Eaが接続されることもある。
lは、陽極4とアースとの間に接続された抵抗Rによる
電圧降下により得ているが、上記加速電圧Elは、図3
に示すように、陽極4とアースとの間に加速電圧Elの
印加用の直流電源Eaが接続されることもある。
【0008】一方、負の電荷を有している電子の検出に
は、図4に示すような陰極接地方式が採用される。この
陰極接地方式では、陰極1が直接、接地されるか、直流
電源Ebにより比較的低い正(プラス)の直流電圧が印加
される。この陰極接地方式では、コレクタ3はアースに
対して正(プラス)の高電位になるので、コレクタ3と前
置増幅器5との間には、直流阻止用のカップリングコン
デンサCが挿入される。この陰極接地方式でも、加速電
圧Ebの印加用の直流電源Eaに代えて、抵抗(図示せ
ず。)が接続されることもある。
は、図4に示すような陰極接地方式が採用される。この
陰極接地方式では、陰極1が直接、接地されるか、直流
電源Ebにより比較的低い正(プラス)の直流電圧が印加
される。この陰極接地方式では、コレクタ3はアースに
対して正(プラス)の高電位になるので、コレクタ3と前
置増幅器5との間には、直流阻止用のカップリングコン
デンサCが挿入される。この陰極接地方式でも、加速電
圧Ebの印加用の直流電源Eaに代えて、抵抗(図示せ
ず。)が接続されることもある。
【0009】上記のような2次電子増倍装置に使用され
る2次電子増倍管2は、図5に示すように、チタン酸亜
鉛等の2次電子放出能を有する材料からなり、外周面が
グレーズ層からなる厚さが20μmないし30μmの厚さ
の絶縁層12により被覆されている。そして、2次電子
増倍管2の他端側に陽極4として使用される電極膜13
が形成され、この電極膜13の上にリード線14が巻回
されて、このリード線14とアースとの間に抵抗Rが接
続される。上記2次電子増倍管2の他端開口に対向し
て、コレクタ3が保持されている。
る2次電子増倍管2は、図5に示すように、チタン酸亜
鉛等の2次電子放出能を有する材料からなり、外周面が
グレーズ層からなる厚さが20μmないし30μmの厚さ
の絶縁層12により被覆されている。そして、2次電子
増倍管2の他端側に陽極4として使用される電極膜13
が形成され、この電極膜13の上にリード線14が巻回
されて、このリード線14とアースとの間に抵抗Rが接
続される。上記2次電子増倍管2の他端開口に対向し
て、コレクタ3が保持されている。
【0010】上記のように、2次電子増倍管2の他端側
に形成した電極膜13にリード線14を巻回する代わり
に、図6に示すように、上記電極膜13の外側に金属製
のキャップ15を外嵌し、このキャップ15とアースと
の間に抵抗Rを接続している。そして、このキャップ1
5にはピン状のコレクタ16を、ハーメチックシール1
7により絶縁状態で同軸に保持し、2次電子増倍管2の
他端部に上記コレクタ16を遊嵌状態で保持している。
に形成した電極膜13にリード線14を巻回する代わり
に、図6に示すように、上記電極膜13の外側に金属製
のキャップ15を外嵌し、このキャップ15とアースと
の間に抵抗Rを接続している。そして、このキャップ1
5にはピン状のコレクタ16を、ハーメチックシール1
7により絶縁状態で同軸に保持し、2次電子増倍管2の
他端部に上記コレクタ16を遊嵌状態で保持している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な陽極の電極構造を有する2次電子増倍管2では、2次
電子増倍管2の他端側の絶縁層12の上に陽極の電極膜
13が形成されているので、電極膜13の下部の絶縁層
12の点Pに、たとえばピンホールによる絶縁不良箇所
があると、この絶縁不良箇所で加速電界のリークが発生
する。この加速電界のリークの発生により、加速電界の
リーク発生位置であるP点から2次電子増倍管2の他端
側の出力端面までの加速電界が平坦になって増倍作用が
飽和する。この増倍作用の飽和により、従来の2次電子
増倍管2では、その入出力の線形性が損なわれる等の致
命的な動作状態となるという問題があった。
な陽極の電極構造を有する2次電子増倍管2では、2次
電子増倍管2の他端側の絶縁層12の上に陽極の電極膜
13が形成されているので、電極膜13の下部の絶縁層
12の点Pに、たとえばピンホールによる絶縁不良箇所
があると、この絶縁不良箇所で加速電界のリークが発生
する。この加速電界のリークの発生により、加速電界の
リーク発生位置であるP点から2次電子増倍管2の他端
側の出力端面までの加速電界が平坦になって増倍作用が
飽和する。この増倍作用の飽和により、従来の2次電子
増倍管2では、その入出力の線形性が損なわれる等の致
命的な動作状態となるという問題があった。
【0012】本発明の目的は、出力端付近での加速電界
のリークの発生がなく、加速電界のリークに起因する増
倍作用の飽和の発生がない2次電子増倍管を提供するこ
とである。
のリークの発生がなく、加速電界のリークに起因する増
倍作用の飽和の発生がない2次電子増倍管を提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、外
周面がセラミック絶縁体層で被覆されてなる2次電子放
出能を有するセラミック半導体材料の筒体からなり、一
端側および他端側にそれぞれ陰極および陽極を備え、筒
体の上記一端側の開口に入射した電子もしくはイオンが
上記筒体の内壁面に衝突して放出した2次電子が上記陰
極と陽極との間に印加された高電圧に引かれて上記筒体
の内部を他端に向かって通過する過程で増倍され、筒体
の上記他端側に配置されたコレクタに集められて2次電
子流として検出される2次電子増倍管であって、上記筒
体の他端部はその外周がセラミック絶縁体に代えて上記
陽極として機能する電極膜が形成される一方、上記コレ
クタはピン形状を有して筒体の他端開口から筒体内に上
記絶縁体層と電極膜との境界付近まで挿通されて遊嵌さ
れて保持されていることを特徴としている。
周面がセラミック絶縁体層で被覆されてなる2次電子放
出能を有するセラミック半導体材料の筒体からなり、一
端側および他端側にそれぞれ陰極および陽極を備え、筒
体の上記一端側の開口に入射した電子もしくはイオンが
上記筒体の内壁面に衝突して放出した2次電子が上記陰
極と陽極との間に印加された高電圧に引かれて上記筒体
の内部を他端に向かって通過する過程で増倍され、筒体
の上記他端側に配置されたコレクタに集められて2次電
子流として検出される2次電子増倍管であって、上記筒
体の他端部はその外周がセラミック絶縁体に代えて上記
陽極として機能する電極膜が形成される一方、上記コレ
クタはピン形状を有して筒体の他端開口から筒体内に上
記絶縁体層と電極膜との境界付近まで挿通されて遊嵌さ
れて保持されていることを特徴としている。
【0014】
【作用】2次電子増倍管の陽極として機能する電極膜は
筒体の他端部に直接形成されて筒体に支持されている。
したがって、上記電極膜と筒体の電極膜の形成部分全体
が等電位の陽極として機能する。よって、筒体の一端か
ら電極膜との境界まで2次電子の加速電界が形成されて
おり、この境界位置まで筒体内に先端部が挿通されてい
るコレクタに、2次電子が捕捉される。
筒体の他端部に直接形成されて筒体に支持されている。
したがって、上記電極膜と筒体の電極膜の形成部分全体
が等電位の陽極として機能する。よって、筒体の一端か
ら電極膜との境界まで2次電子の加速電界が形成されて
おり、この境界位置まで筒体内に先端部が挿通されてい
るコレクタに、2次電子が捕捉される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、セラミック半導体材料
からなる筒体の電極膜の下部全体が陽極として機能し、
筒体の一端から電極膜との境界まで2次電子の加速電界
が形成されており、この境界位置まで筒体内に先端部が
挿通されているコレクタに、2次電子が捕捉されるの
で、筒体の他端の電極膜の下にはピンホール等の電界リ
ークの発生の原因となる絶縁層がなく、電界リークによ
る飽和が発生して、線形性が悪化する等の従来の2次電
子増倍管が有していた問題を完全に解消することができ
る。
からなる筒体の電極膜の下部全体が陽極として機能し、
筒体の一端から電極膜との境界まで2次電子の加速電界
が形成されており、この境界位置まで筒体内に先端部が
挿通されているコレクタに、2次電子が捕捉されるの
で、筒体の他端の電極膜の下にはピンホール等の電界リ
ークの発生の原因となる絶縁層がなく、電界リークによ
る飽和が発生して、線形性が悪化する等の従来の2次電
子増倍管が有していた問題を完全に解消することができ
る。
【0016】
【実施例】以下に、添付の図面を参照して本発明の実施
例を説明する。本発明に係る2次電子増倍管の構造を図
1に示す。
例を説明する。本発明に係る2次電子増倍管の構造を図
1に示す。
【0017】図1の2次電子増倍管は、図6において説
明した2次電子増倍管2に本発明を適用したもので、図
6に対応する部分には対応する符号を付して示し、重複
した説明は省略する。
明した2次電子増倍管2に本発明を適用したもので、図
6に対応する部分には対応する符号を付して示し、重複
した説明は省略する。
【0018】図1に示す2次電子増倍管21では、外周
面が絶縁層で被覆され、一端側に陰極1を有するセラミ
ック半導体材料からなる筒体11の他端側は、その外周
面にセラミック絶縁体12に代えて上記陽極として機能
する電極膜22を形成している。そして、上記筒体11
の電極膜22の形成部分には、ハーメチックシール17
により絶縁状態で軸心部分にピン形状のコレクタ26が
支持された金属製キャップ15を外嵌させている。これ
により、キャップ15の軸心部分に支持された上記コレ
クタ26は、上記筒体11の他端開口から筒体11内に
挿通され、その先端26が絶縁体層12と電極膜22と
の境界付近に達した状態で上記筒体11の他端部分に遊
嵌した状態で保持される。
面が絶縁層で被覆され、一端側に陰極1を有するセラミ
ック半導体材料からなる筒体11の他端側は、その外周
面にセラミック絶縁体12に代えて上記陽極として機能
する電極膜22を形成している。そして、上記筒体11
の電極膜22の形成部分には、ハーメチックシール17
により絶縁状態で軸心部分にピン形状のコレクタ26が
支持された金属製キャップ15を外嵌させている。これ
により、キャップ15の軸心部分に支持された上記コレ
クタ26は、上記筒体11の他端開口から筒体11内に
挿通され、その先端26が絶縁体層12と電極膜22と
の境界付近に達した状態で上記筒体11の他端部分に遊
嵌した状態で保持される。
【0019】上記筒体11のセラミック半導体材料とし
ては、たとえばチタン酸亜鉛が使用される。絶縁層12
は、その厚みが20μmないし30μmであり、筒体11
の他端部に幅Wの電極膜22の形成部分を残して、筒体
11の外周面にグレーズを塗布して約摂氏800度で焼
き付けることにより形成される。また、上記電極膜22
は、厚さが数μmであり、銀ペーストを上記筒体11の
他端部に幅Wが4mmにわたって塗布して約摂氏500度
で焼き付けることにより形成される。
ては、たとえばチタン酸亜鉛が使用される。絶縁層12
は、その厚みが20μmないし30μmであり、筒体11
の他端部に幅Wの電極膜22の形成部分を残して、筒体
11の外周面にグレーズを塗布して約摂氏800度で焼
き付けることにより形成される。また、上記電極膜22
は、厚さが数μmであり、銀ペーストを上記筒体11の
他端部に幅Wが4mmにわたって塗布して約摂氏500度
で焼き付けることにより形成される。
【0020】このような構成であれば、上記電極膜22
は筒体11の他端部に直接形成されて筒体11に支持さ
れ、上記電極膜22と筒体11の電極膜22の形成部分
全体が等電位の陽極4として機能することになる。した
がって、筒体11の一端から絶縁層12と電極膜13と
の境界まで2次電子の加速電界が形成され、しかも、コ
レクタ26はその先端部26aがこの境界位置まで筒体
11内に挿通され、コレクタ26の先端部26aに2次
電子が捕捉される。
は筒体11の他端部に直接形成されて筒体11に支持さ
れ、上記電極膜22と筒体11の電極膜22の形成部分
全体が等電位の陽極4として機能することになる。した
がって、筒体11の一端から絶縁層12と電極膜13と
の境界まで2次電子の加速電界が形成され、しかも、コ
レクタ26はその先端部26aがこの境界位置まで筒体
11内に挿通され、コレクタ26の先端部26aに2次
電子が捕捉される。
【0021】上記実施例からもわかるように、セラミッ
ク半導体からなる筒体11の他端の電極膜13の下には
ピンホール等の電界リークの発生の原因となる絶縁層1
2がない。したがって、電界リークによる飽和が発生し
て、2次電子増倍管21の入出力の線形性が悪化するの
を防止することができる。
ク半導体からなる筒体11の他端の電極膜13の下には
ピンホール等の電界リークの発生の原因となる絶縁層1
2がない。したがって、電界リークによる飽和が発生し
て、2次電子増倍管21の入出力の線形性が悪化するの
を防止することができる。
【0022】次に上記実施例に係る2次電子増倍管21
と従来の2次電子増倍管2との動作例の比較データを図
7に示す。
と従来の2次電子増倍管2との動作例の比較データを図
7に示す。
【0023】図7は入射電流−出力電流特性図で、従来
例に比べて実施例の入出力の線形性に優れていることが
明らかである。
例に比べて実施例の入出力の線形性に優れていることが
明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る2次電子増倍管の一実施例の構
成を示す一部破断説明図である。
成を示す一部破断説明図である。
【図2】 従来の2次電子増倍管を使用した陽極接地方
式の2次電子増倍装置の構成の説明図である。
式の2次電子増倍装置の構成の説明図である。
【図3】 従来の2次電子増倍管を使用したいま一つの
陽極接地方式の2次電子増倍装置の構成の説明図であ
る。
陽極接地方式の2次電子増倍装置の構成の説明図であ
る。
【図4】 従来の2次電子増倍管を使用した陰極接地方
式の2次電子増倍装置の説明図である。
式の2次電子増倍装置の説明図である。
【図5】 従来の2次電子増倍管の陽極の電極構成図で
ある。
ある。
【図6】 従来の2次電子増倍管の陽極のいま一つの電
極構成図である。
極構成図である。
【図7】 入射電流−出力電流特性図である。
1 陰極 2 陽極 11 筒体 12 絶縁層 13 電極膜 15 キャップ 16 コレクタ 21 2次電子増倍管 26 コレクタ 26a 先端部
Claims (1)
- 【請求項1】 外周面がセラミック絶縁体層で被覆され
てなる2次電子放出能を有するセラミック半導体材料の
筒体からなり、一端側および他端側にそれぞれ陰極およ
び陽極を備え、筒体の上記一端側の開口に入射した電子
もしくはイオンが上記筒体の内壁面に衝突して放出した
2次電子が上記陰極と陽極との間に印加された高電圧に
引かれて上記筒体の内部を他端に向かって通過する過程
で増倍され、筒体の上記他端側に配置されたコレクタに
集められて2次電子流として検出される2次電子増倍管
であって、上記筒体の他端部はその外周がセラミック絶
縁体に代えて上記陽極として機能する電極膜が形成され
る一方、上記コレクタはピン形状を有して筒体の他端開
口から筒体内に上記絶縁体層と電極膜との境界付近まで
挿通されて遊嵌されて保持されていることを特徴とする
2次電子増倍管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28992792A JPH06139995A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 2次電子増倍管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28992792A JPH06139995A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 2次電子増倍管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06139995A true JPH06139995A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17749563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28992792A Pending JPH06139995A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 2次電子増倍管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06139995A (ja) |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP28992792A patent/JPH06139995A/ja active Pending
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