JPH06140206A - 酸化物抵抗体の製造方法 - Google Patents
酸化物抵抗体の製造方法Info
- Publication number
- JPH06140206A JPH06140206A JP4286010A JP28601092A JPH06140206A JP H06140206 A JPH06140206 A JP H06140206A JP 4286010 A JP4286010 A JP 4286010A JP 28601092 A JP28601092 A JP 28601092A JP H06140206 A JPH06140206 A JP H06140206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxide
- resistor
- titanium oxide
- rutile
- oxide resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ZnOを主成分とし、90%以上ルチル型の結
晶構造のTiO2 を添加することを特徴とする直線抵抗
体の製造方法。 【効果】 抵抗体の発熱分布が均一になる。
晶構造のTiO2 を添加することを特徴とする直線抵抗
体の製造方法。 【効果】 抵抗体の発熱分布が均一になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に遮断器などの開閉
サ―ジ吸収に好適な抵抗体で、酸化亜鉛を主成分とし他
の酸化物を添加含有させた焼結体を用いる酸化物抵抗体
の製造方法に関する。
サ―ジ吸収に好適な抵抗体で、酸化亜鉛を主成分とし他
の酸化物を添加含有させた焼結体を用いる酸化物抵抗体
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化物抵抗体はオ―ムの法則に従う電圧
−電流特性を有し、遮断器などの開閉時に発生するサ―
ジを吸収するのに大きな効果を示す。
−電流特性を有し、遮断器などの開閉時に発生するサ―
ジを吸収するのに大きな効果を示す。
【0003】ところで、このような酸化物抵抗体のうち
代表的なものとしては酸化亜鉛を主成分とし、副成分と
して例えば酸化チタン,酸化ケイ素,酸化マグネシウ
ム,酸化アンチモンなどを含有する酸化亜鉛系抵抗体が
知られている(特公平 3-10205号公報)。この酸化物抵
抗体の特徴は抵抗温度係数が正の特性(PTC特性)を
示すことで、その特性を発揮するには少なくとも添加物
として酸化チタンを含む必要がある(Solid-State Elec
tronics,Vol,6 111-120(1963))。酸化チタン(Ti
O2 )の結晶構造にはルチル型,板チタン型,アナタ―
ゼ型の3種の変態があることが知られているが、それぞ
れが特性にどのように影響するかは検証されておらず、
酸化物抵抗体の特性上のバラツキを制御するのが困難で
あるという問題があった。
代表的なものとしては酸化亜鉛を主成分とし、副成分と
して例えば酸化チタン,酸化ケイ素,酸化マグネシウ
ム,酸化アンチモンなどを含有する酸化亜鉛系抵抗体が
知られている(特公平 3-10205号公報)。この酸化物抵
抗体の特徴は抵抗温度係数が正の特性(PTC特性)を
示すことで、その特性を発揮するには少なくとも添加物
として酸化チタンを含む必要がある(Solid-State Elec
tronics,Vol,6 111-120(1963))。酸化チタン(Ti
O2 )の結晶構造にはルチル型,板チタン型,アナタ―
ゼ型の3種の変態があることが知られているが、それぞ
れが特性にどのように影響するかは検証されておらず、
酸化物抵抗体の特性上のバラツキを制御するのが困難で
あるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の酸
化物抵抗体においては、酸化チタンの結晶構造と酸化物
抵抗体の特性についての相関が明らかでなかったため特
性の向上が困難であるという問題があった。
化物抵抗体においては、酸化チタンの結晶構造と酸化物
抵抗体の特性についての相関が明らかでなかったため特
性の向上が困難であるという問題があった。
【0005】そこで本発明の目的は使用する酸化チタン
の結晶構造を規定することにより、特性上のバラツキが
少なく、高エネルギ―の開閉サ―ジを安定して吸収でき
る酸化物抵抗体の製造方法を提供することにある。
の結晶構造を規定することにより、特性上のバラツキが
少なく、高エネルギ―の開閉サ―ジを安定して吸収でき
る酸化物抵抗体の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては酸化亜鉛を主成分とし、副成分とし
て少なくとも酸化チタンを含む、電圧−電流特性が直線
性を示す酸化物抵抗体の製造方法において、前記酸化チ
タンとして90%以上ルチル型結晶構造を有する酸化チタ
ンを用いることを特徴とする酸化物抵抗体の製造方法を
提供する。
に本発明においては酸化亜鉛を主成分とし、副成分とし
て少なくとも酸化チタンを含む、電圧−電流特性が直線
性を示す酸化物抵抗体の製造方法において、前記酸化チ
タンとして90%以上ルチル型結晶構造を有する酸化チタ
ンを用いることを特徴とする酸化物抵抗体の製造方法を
提供する。
【0007】
【作用】酸化チタンは焼結過程において酸化亜鉛と反応
し、Zn2 TiO4 からなるスピネル化合物を生成し、
抵抗値の制御と焼結密度の向上に寄与している。出発原
料に高温で安定なルチル型の結晶構造のものを多く含む
酸化チタンを用いることにより反応機構において結晶転
移がなく、均一な反応が期待でき、焼結後の微細組織は
均一になる。
し、Zn2 TiO4 からなるスピネル化合物を生成し、
抵抗値の制御と焼結密度の向上に寄与している。出発原
料に高温で安定なルチル型の結晶構造のものを多く含む
酸化チタンを用いることにより反応機構において結晶転
移がなく、均一な反応が期待でき、焼結後の微細組織は
均一になる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。
照して説明する。
【0009】酸化亜鉛(ZnO)80wt%,酸化チタン
(TiO2 )10wt%,酸化ニッケル(NiO)10wt%の
組成比で秤量した原料粉末を用意し、ボ―ルミルで15時
間湿式混合する。酸化チタンはルチルの含有率が異なる
原料粉を用いた。混合粉は乾燥した後、5%ポリビニル
アルコ―ル水溶液を3wt%添加し造粒する。造粒粉はφ
100 ×20mmの円盤状に成形し、1400℃で焼成した。この
焼成体の上下面を研磨した後、Alを研磨面に溶射する
ことにより電極を形成する。次に作用について説明す
る。
(TiO2 )10wt%,酸化ニッケル(NiO)10wt%の
組成比で秤量した原料粉末を用意し、ボ―ルミルで15時
間湿式混合する。酸化チタンはルチルの含有率が異なる
原料粉を用いた。混合粉は乾燥した後、5%ポリビニル
アルコ―ル水溶液を3wt%添加し造粒する。造粒粉はφ
100 ×20mmの円盤状に成形し、1400℃で焼成した。この
焼成体の上下面を研磨した後、Alを研磨面に溶射する
ことにより電極を形成する。次に作用について説明す
る。
【0010】図1は得られた酸化物抵抗体の開閉サ―ジ
耐量特性を示しており、縦軸には開閉サ―ジ耐量のエネ
ルギ―量を、横軸には出発原料の酸化チタンのルチル化
率をそれぞれ採用している。ルチル化率はX線回折を用
いて、回折ピ―クの強度比(ルチル(2θ=27.5°)/
(ルチル+アナタ―ゼ)(2θ=25.4°))より求め
た。
耐量特性を示しており、縦軸には開閉サ―ジ耐量のエネ
ルギ―量を、横軸には出発原料の酸化チタンのルチル化
率をそれぞれ採用している。ルチル化率はX線回折を用
いて、回折ピ―クの強度比(ルチル(2θ=27.5°)/
(ルチル+アナタ―ゼ)(2θ=25.4°))より求め
た。
【0011】図1に示すようにルチル型の結晶構造の酸
化チタンが90%以上のときに高い開閉サ―ジ耐量特性が
得られる。このような優れた特性を有することは特に遮
断器などのエネルギ―機器を作る上で重要である。
化チタンが90%以上のときに高い開閉サ―ジ耐量特性が
得られる。このような優れた特性を有することは特に遮
断器などのエネルギ―機器を作る上で重要である。
【0012】図2には酸化物抵抗体に開閉サ―ジエネル
ギ―を印加し、発熱させ、その温度をサ―モグラフィ―
により観測した時の面分布と線分布の結果を示す。
(a)が本実施例のルチル化率が95%のものを用いた場
合、(b)がルチル化率が80%のものを用いた場合の結
果である。この結果からわかるように、ルチル化率が95
%である本実施例は面全体に発熱が均一で、ルチル化率
が80%のものは不均一である。発熱が不均一な酸化物抵
抗体は電流集中が起こりやすく、耐量特性の低下につな
がる。このように、本実施例において優れた特性が得ら
れるのは、焼結過程において均一な反応が起こり、焼結
後の組織も均一になるためであると考えられる。
ギ―を印加し、発熱させ、その温度をサ―モグラフィ―
により観測した時の面分布と線分布の結果を示す。
(a)が本実施例のルチル化率が95%のものを用いた場
合、(b)がルチル化率が80%のものを用いた場合の結
果である。この結果からわかるように、ルチル化率が95
%である本実施例は面全体に発熱が均一で、ルチル化率
が80%のものは不均一である。発熱が不均一な酸化物抵
抗体は電流集中が起こりやすく、耐量特性の低下につな
がる。このように、本実施例において優れた特性が得ら
れるのは、焼結過程において均一な反応が起こり、焼結
後の組織も均一になるためであると考えられる。
【0013】尚、亜鉛,チタン,ニッケルの組成は上記
実施例に限定されるものではなく、また、実施例に示し
た添加物以外に、酸化物抵抗体の特性を向上させる目的
で他の添加物を加えてもよい。
実施例に限定されるものではなく、また、実施例に示し
た添加物以外に、酸化物抵抗体の特性を向上させる目的
で他の添加物を加えてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば副成分の酸
化チタンとして90%以上ルチル型の結晶構造のものを使
用することにより、高エネルギ―の開閉サ―ジを安定し
て吸収することができる酸化物抵抗体の製造方法を提供
することができる。
化チタンとして90%以上ルチル型の結晶構造のものを使
用することにより、高エネルギ―の開閉サ―ジを安定し
て吸収することができる酸化物抵抗体の製造方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】酸化物抵抗体の開閉サ―ジ耐量特性図。
【図2】(a),(b)とも酸化物抵抗体の発熱分布
図。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 酸化亜鉛を主成分とし、副成分として少
なくとも酸化チタンを含む、電圧−電流特性が直線性を
示す酸化物抵抗体の製造方法において、 前記酸化チタンとして90%以上ルチル型結晶構造を有す
る酸化チタンを用いることを特徴とする酸化物抵抗体の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286010A JPH06140206A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 酸化物抵抗体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286010A JPH06140206A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 酸化物抵抗体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06140206A true JPH06140206A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17698832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4286010A Pending JPH06140206A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 酸化物抵抗体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06140206A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11201007B2 (en) * | 2005-06-30 | 2021-12-14 | L. Pierre de Rochemont | Modulated inductance module |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP4286010A patent/JPH06140206A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11201007B2 (en) * | 2005-06-30 | 2021-12-14 | L. Pierre de Rochemont | Modulated inductance module |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS63136603A (ja) | 電圧非直線抵抗体の製造方法 | |
| JPH11340009A (ja) | 非直線抵抗体 | |
| JPH04219359A (ja) | 導電性酸化亜鉛焼結体 | |
| JPH06140206A (ja) | 酸化物抵抗体の製造方法 | |
| JP2005145809A (ja) | 酸化亜鉛系焼結体と酸化亜鉛バリスタおよび積層型酸化亜鉛バリスタ. | |
| JP3323701B2 (ja) | 酸化亜鉛系磁器組成物の製造方法 | |
| JPH01289206A (ja) | 電圧依存性非直線抵抗体素子及びその製造方法 | |
| JPH07297009A (ja) | 正特性サーミスタ及びその製造方法 | |
| JP2005097070A (ja) | 酸化亜鉛系焼結体と酸化亜鉛バリスタ | |
| JP5334636B2 (ja) | 電圧非直線抵抗体、電圧非直線抵抗体を搭載した避雷器及び電圧非直線抵抗体の製造方法 | |
| JPH08115805A (ja) | 電圧非直線抵抗体およびその製造方法 | |
| JP2004269341A (ja) | 酸化亜鉛系焼結体とその製造方法および酸化亜鉛バリスタ | |
| JP2985559B2 (ja) | バリスタ | |
| JPH06204006A (ja) | 酸化亜鉛バリスタの製造方法 | |
| JP2003007512A (ja) | 非線形抵抗素子 | |
| JP2725405B2 (ja) | 電圧依存性非直線抵抗体磁器及びその製造方法 | |
| CA1113191A (en) | High breakdown voltage varistor | |
| JP2558811B2 (ja) | バリスタの製造方法 | |
| JPH05198408A (ja) | 半導体磁器バリスタの製造方法 | |
| JP2002097071A (ja) | 酸化亜鉛磁器組成物とその製造方法および酸化亜鉛バリスタとこれを用いた酸化亜鉛バリスタ装置 | |
| JPH03178101A (ja) | 電圧非直線抵抗体 | |
| JPH04299504A (ja) | 電圧非直線抵抗体の製造方法 | |
| JPH01189901A (ja) | 電圧非直線抵抗体及びその製造方法 | |
| JPH0744088B2 (ja) | 電圧非直線抵抗体の製造方法 | |
| JPH01289204A (ja) | 電圧依存性非直線抵抗体素子及びその製造方法 |