JPH0614049A - Atmにおけるセル廃棄制御装置及びその方法 - Google Patents

Atmにおけるセル廃棄制御装置及びその方法

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JPH0614049A
JPH0614049A JP5711693A JP5711693A JPH0614049A JP H0614049 A JPH0614049 A JP H0614049A JP 5711693 A JP5711693 A JP 5711693A JP 5711693 A JP5711693 A JP 5711693A JP H0614049 A JPH0614049 A JP H0614049A
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Kenji Tanaka
堅二 田中
知信 ▲高▼島
Tomonobu Takashima
Takeshi Tanaka
剛 田中
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非同期転送モード(ATM)通信におけるセ
ル廃棄制御に関し、特に通話品質の保証、セル使用効率
の向上そして輻輳の回避等を可能としたセル廃棄制御装
置を提供することを目的とする。 【構成】 音声/画像情報を所定の符号形式に変換する
符号化手段24、前記符号化されたデータを主要な基本
情報データと詳細な詳細情報データに分割する情報分割
手段23、CLP=0の基本情報セルを組み立てる基本
情報セル化手段21、CLP=1の詳細情報セルを組み
立てる詳細情報セル化手段22、複数チャネルの基本情
報を多重化して送出する基本情報多重化手段25、前記
複数チャネルの詳細情報を多重化して送出する詳細情報
多重化手段26、そして前記基本情報多重セル及び前記
詳細情報多重セルを出力し輻輳時には前記詳細情報多重
セルを優先的に廃棄するセル出力手段27から構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非同期転送モード(AT
M:Asynchronous Transfer Mode)通信において通信ノ
ード間の輻輳状態等によって生じるセルの廃棄制御に関
し、特に通話中の明瞭度を低下させることなく音声セル
の廃棄を可能としたセル廃棄制御装置に関するものであ
る。また、本発明はセル廃棄による画像情報の劣化も低
減するセル廃棄制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代の公衆ネットワークとして
B−ISDN(広帯域ISDN)が登場し、音声から超
高速ファイル転送・情報通信・LAN間通信、そして動
画やHDTVの動画サービスまでをも含めた、よりフレ
キシブルな広帯域通信網が実現されようとしている。こ
のB−ISDNにおいては前記マルチメディアに対応可
能なATM通信技術が用いられる。
【0003】図24は上記B−ISDN網におけるノー
ド間の通信を図式的に示したものである。図24におい
て、加入者端末31は加入者線インターフェィス(UN
I: UserNetwork Interface)によって通信ノード32
に接続される。また各通信ノード間はNNI(Node Netw
ork Interface)により回線終端装置35(DSU:Digi
tal Service Unit)を介していわゆるATMセルによる
高速非同期通信が行われる。各通信ノード32の内部は
AAL(ATM Adaptation Layer)33とATMスイッチ3
4から構成されている。AAL33は加入者端末31と
ATMスイッチ34との間でATMセルの分解・組立等
を行い、加入者端末31からのデータは複数のATMセ
ルに分割される。
【0004】1つのATMセルは図25に示すように、
53オクテットから構成されその内の最初の5オクテッ
トは通信先を示すATMヘッダ部そして残りの48オク
テットは端末からの音声やデータ等からなる情報部であ
る。ATMヘッダ部は通信パスを指定するバーチャルパ
ス識別子VPI(Vertual Path Identifier) 、前記指定
された通信パス内の使用チャネルを指定するバーチャル
チャネル識別子VCI(Vertual Channel Identifier)や
その他PT、CLPの制御ビットそしてHEC(Header
Error Control)のCRC演算値等を含む。また情報部に
は48オクテット単位に分解セル化された端末からの音
声やデータが入り、前記48オクテットに満たない部分
には空白が挿入される。
【0005】図24に戻って、前記AAL33でセル化
された端末31からのデータは次段のATMスイッチ3
4によって通信パスが設定される。ATMスイッチ34
は前記ATMセルのヘッダ部のデータを使ってATMの
特徴となるハードウェアによる高速スイッチング動作を
行う。図24では前記各通信ノード32に接続された加
入者端末31同士が前記バーチャルパス(VP)36及
びその中のバーチャルチャネル(VC)37の通信パス
を使って相互に通信している様子が図式的に描かれてい
る。前記通信中にATMスイッチ部34で通信パスの輻
輳状態が検出されると、前記ATMスイッチ34は加入
者端末31からのデータの一部を廃棄する。その際に、
ATMスイッチ34は前記ATMセルフォーマット(図
25)のCLP(Cell Loss Priority)制御ビットをみて
CLPが1のセルを優先的に廃棄する。
【0006】図26は、前記AAL33における従来の
データ及び音声セルの組み立て構成ブロック図である。
図26において、データ信号は、前記UNIのレイヤ1
等のインタフェース整合部31を介してAAL33に入
力され、セル化部32において図25に示したATMフ
ォーマットのデータセルに組み立てられる。その際、デ
ータセルの前記CLPビットはセル廃棄優先度の低いゼ
ロが設定される。そのデータセルはバッファ33を介し
てATMスイッチ34の方路分配部37へ入力される。
前記方路分配部37はATMセルヘッダ部のVPIに従
ってそのデータセルを所定の方路に出力する。また、音
声信号は、AAL33の符号化部34において、例えば
μ−law等による音声圧縮符号化され、前述と同様な
セル化部35において音声セルに組み立てられ、この場
合には前記CLPビットにセル廃棄優先度が高い1が設
定される。以降は前述と同様である。なお、一般に冗長
度が高く廃棄による影響が少ない音声セルのCLPは1
に設定され、その他のセル、例えばデータ、モデム、フ
ァクシミリ等のデータセルのCLPは0に設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記通
信パスの輻輳状態は普通バースト的に発生し、その際、
従来においては上述のようにセル廃棄優先度が高い音声
セル(CLP=1)がバースト的に廃棄される。従っ
て、通話中に突然一時的に無音状態が発生したり、通話
が断続的に途切れる等、音声通話の明瞭度が著しく低下
するという問題があった。また、画像情報の転送時に
も、上述したセル廃棄によって瞬間的にテレビやコンピ
ュータのディスプレイ等の画面全体が崩れたり、また前
記画面上に視覚的に明確に認識しうるノイズが発生する
等の問題があった。
【0008】そこで本発明の目的は上記問題点に鑑み、
従来は全ての音声セルに高いセル廃棄優先度(CLP=
1)を設けていたのに対し、所定の時間間隔若しくは所
定数の音声セル毎に前記高優先度を設定した音声セルを
設けるか、又は音声レベルを検出し、そのレベルが急峻
に変化する部分の音声セルの廃棄を避けるように前記高
優先度を設定することによって、前述したバースト的音
声セルの廃棄を防止しようとするものである。
【0009】また本発明の目的は、音声情報若しくは画
像情報等の主要な情報を含む基本情報と、それに対して
その詳細若しくは冗長な情報からなる詳細情報とを分離
し、前者の基本情報セルに対してはセル廃棄優先度が低
いCLP=0を割当て、そして後者の詳細情報セルに対
してはセル廃棄優先度が高いCLP=1を割当てること
によって、バースト的に音声セル若しくは画像セルの廃
棄が生じた場合にも(CLP=1 の詳細情報セルの廃
棄)、前記基本情報セル(CLP=0)によって音声の
切断を防止し、また画像情報の劣化を低減することで最
低限の伝送品質を保証しようとするものである。
【0010】さらに本発明の目的は、特に音声セルにお
いて、前記基本情報セル及び前記詳細情報セル内の音声
チャネル情報を各セルの情報フィールド内に数チャネル
分まとめて、すなわち各セルの転送先が同一方路(同一
VPI)にある複数チャネルの音声情報を前記基本情報
セルと前記詳細情報セルとに分けてそれぞれ1つのセル
で数チャネル分まとめて伝送するいわゆる多重化によっ
て情報転送に必要なセル数を減少させ、それによって輻
輳状態の回避及びセル使用効率の向上とを同時に達成せ
んとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば図1に示
すように、非同期転送モード(ATM)通信においてセ
ル化された音声信号を所定の優先度に従って廃棄するた
めのセル廃棄制御装置1は、音声信号をセル化して出力
するためのセル化手段5、所定のタイミング周期で優先
度設定を行うためのパルスカウント値が格納された記憶
手段2、前記パルスカウント値と外部からのタイミング
パルス数を比較して前記所定のタイミング周期でカウン
ト終了信号を出力するためのカウント手段3、そして前
記カウント手段3からのカウント終了信号によりセルを
廃棄するための優先度付加信号を前記セル化手段5へ与
える優先度付加手段4から構成されるセル廃棄制御装置
が提供される。
【0012】また前記セル廃棄制御装置は図2に示すよ
うに、音声信号をセル化した信号と前記セル化毎のタイ
ミングパルスを出力するためのセル化手段9、所定数の
セル間隔で優先度設定を行うためのセルカウント値が格
納された記憶手段6、前記セルカウント値と前記セル化
手段9からのタイミングパルス数を比較して前記所定数
のセル間隔で周期的にカウント終了信号を出力するため
のカウント手段7、そして前記カウント手段7からのカ
ウント終了信号によりセルを廃棄するための優先度付加
信号を前記セル化手段9へ与える優先度付加手段8から
構成される。
【0013】さらにまた、前記セル廃棄制御装置は図3
に示すように、音声信号をセル化し且つそのセルの音声
信号を出力するセル化手段10、前記セル化手段10か
らの音声信号レベルを検出して出力し且つその信号を一
時的に保持するレベル検出手段11、前記レベル検出手
段11からの検出信号と一時的に保持された先の信号と
のレベルを比較するための比較手段12、前記比較手段
12からのレベル比較出力が所定値以下の場合にセルを
廃棄するための優先度付加信号を前記セル化手段10へ
与えるための優先度付加手段13から構成される。
【0014】本発明によれば図16に示すように、非同
期転送モード(ATM)通信においてセル化された音声
/画像信号を所定の優先度に従って廃棄するためのセル
廃棄制御装置は、音声信号や画像情報を所定の符号形式
に変換するための符号化手段24、前記符号化手段24
によって符号化されたデータをそのデータ内容の主要な
情報部分からなる基本情報データと前記主要な情報部分
に対して詳細若しくは冗長な情報部分からなる詳細情報
データに分割する情報分割手段23、前記基本情報デー
タからなる基本情報セルを組み立てそのCLPビットを
0とする基本情報セル化手段21、前記詳細情報データ
からなる詳細情報セルを組み立てそのCLPビットを1
とする詳細情報セル化手段22、そして前記基本情報セ
ル化手段21からの基本情報セル及び前記詳細情報セル
化手段22からの詳細情報セルを出力し輻輳時には前記
詳細情報セルを優先的に廃棄するセル出力手段20から
構成するセル廃棄制御装置が提供される。
【0015】そして、図17に示すように、さらに前記
基本情報セル化手段21から出力された複数チャネルの
前記基本情報セル(CLP=0)の各情報を1つにまと
めて基本情報多重セルとして送出する基本情報多重化手
段25、及び前記詳細情報セル化手段22から出力され
た前記複数チャネルの前記詳細情報セル(CLP=1)
の各情報を1つにまとめて詳細情報多重セルとして送出
する詳細情報多重化手段26を加え、そして前記セル出
力手段20に代わって前記基本情報多重化手段25から
の基本情報多重セル及び前記詳細情報多重化手段26か
らの詳細情報多重セルを出力し輻輳時には前記詳細情報
多重セルを優先的に廃棄するセル出力手段27を用いた
セル廃棄制御装置が提供される。
【0016】
【作用】図1において、記憶手段2に記憶されたパルス
カウント数はカウント手段3にロードされ、その値を初
期値としてカウント手段3は外部からのタイミングパル
スによってインクリメント又はデクリメントされ、そし
てカウント満了時キャリー信号等からなるトリガ信号を
発生する。優先度付加手段4は前記トリガ信号によって
起動され音声信号をセル化するためのセル化手段5内に
あるATMセルの前記CLPビットを1に設定する。従
って、前記タイミングパルスに外部のシステムタイミン
グ等を使用することによってその所定数、すなわち一定
の周期でセル廃棄優先度CLPが1に設定された音声セ
ルが作成される。よって輻輳等によるセルのバースト廃
棄に対してもランダムな音声セルの廃棄が可能となる。
また前記記憶手段2のパルスカウント数を輻輳状態の程
度等によって変更することで、任意の周期で音声セルの
廃棄が可能となり、より一層の適切なランダム性を確保
することができる。
【0017】図2は、前述した図1が一定時間周期でセ
ル廃棄優先度の高い音声セルを作成するのに対し、所定
数の音声セル毎にCLPが1に設定された音声セルを作
成するものである。図1との構成上の相違点は、カウン
ト手段7に入力されるカウント信号が図1の外部タイミ
ングパルスの代わりにセル化手段9における1つのセル
作成を指示する信号に置き代えられた点のみである。こ
れにより前記バースト発生時にも連続して音声セルが廃
棄されることが防止され図1と同様にセル廃棄のランダ
ム性が確保される。
【0018】図3は、前記バースト発生の際、前述した
図1又は図2よりもさらに高品質な通話を提供しようと
するものである。セル化手段10からはセル信号の他に
音声信号が出力され、レベル検出手段11はその音声信
号のレベルを検出して次段の比較手段12へ出力すると
ともにその音声レベルを一時(セル化手段10による1
セル作成時間分)保持する。比較手段12はレベル検出
手段11からの音声信号レベルと前記一時保持された直
前のセルの信号レベルとを比較し、それらのレベル差が
所定値以下であれば次段の優先度付加手段13にCLP
を1にするよう指示する。前記レベル差が所定値以上で
あれば前記指示信号は出力されない。ここでレベル差が
所定値以下ということは連続するセル間のレベル差が小
さく一方のセルを廃棄したとしても聴覚的に違和感が生
じないことを意味する。反対にレベル差が大きいときに
一方のセルを廃棄すると、音声の連続感が損なわれ通話
中に一瞬雑音が発生することになる。前記優先度付加手
段13はセル化手段10における音声セルのCLPを1
に設定する。なお、上記では直前のセルとの比較による
制御について述べたが、必ずしも直前である必要はなく
セル数個分前若しくはセル前後の音声セルとレベル比較
を行うことも可能である。
【0019】図16及び図17の符号化手段24は、例
えばアナログ音声信号をμ−lawの8ビットデジタル
データに変換する。情報分割手段23は、前記8ビット
データの上位4ビット、すなわち極性コード1ビットと
μ=255の折れ線圧伸特性を表すセグメントコード3
ビット、を前記音声信号のレベルを表す基本情報とし
て、そして前記セグメントコードで示される各セグメン
ト内の量子化位置を表す量子化コードの下位4ビットを
詳細情報として分割する。前記基本情報は基本情報セル
化手段21においてATMセルの情報フィールドに所定
フォーマットで書き込まれ,同様に前記詳細情報は詳細
情報セル化手段22で別のATMセルの情報として書き
込まれる。前者はセル廃棄優先度が低いものとしてその
ヘッダのCLPに0が書き込まれ、それに対して後者は
セル廃棄優先度が高いCLP=1が書き込まれる。従っ
て、輻輳が発生した場合には後者の詳細情報セルが先に
廃棄されることになる。この場合、前者の基本情報セル
は有効に伝送され、受信側では前記セグメント情報から
音声情報の抽出が可能で、従って音声は切断されること
なく最低限の音声品質は保証される。なお、前記基本情
報と詳細情報に割り当てられるビット配分を変えること
によって、回線状況や使用態様によって前記音声品質を
調整若しくは最適化することも可能である。
【0020】図17の基本情報多重化手段25及び詳細
情報多重化手段26は、音声データをセル転送する場合
のセル使用効率の低下を防止し、さらにそれによって輻
輳状態の発生を回避する効果をも実現しようとするもの
である。すなわち、例えば8KHzサンプリングの64
Kb/sデジタル音声データを扱う場合に、音声遅延の
制限から音声1チャネル当たりせいぜい4バイト程度
(125μs(8KHzサンプリング)×4バイト=
0.5msの遅延)しか1個のセルで転送することがで
きない。これでは1セル当たり情報部に48バイト書込
可能なセルの使用効率は著しく低下し、それによって一
定量の音声データを転送するのに多くの音声セルが必要
となる。そのため前記基本情報多重化手段25及び詳細
情報多重化手段26は、1個のセル内に複数の音声チャ
ネルデータを組み上げて伝送する、いわゆる音声チャネ
ルの多重伝送を行うことで、前記音声セルの使用効率を
上げ、それによって音声データの転送に要するセル数を
低減し輻輳回避の効果を達成する。
【0021】
【実施例】図4は前述した図1の本発明の一実施例を示
したものである。図1との関係では図4のレジスタ13
2、カウンタ回路133、セル化回路134そしてプラ
イオリティ書込回路135が図1の記憶手段2、カウン
ト手段3、セル化手段5そして優先度付加手段4にそれ
ぞれ対応する。図4において最終セル出力はプライオリ
ティ書込回路135から出力されているが、これは回路
実現上からこの構成となったものであり図1の本発明に
よる構成と本質的に相違するものではない。図4のマイ
クロプロセッサ(CPU)131は内部バス等を介して
レジスタ132にパルスカウント数を設定する。また、
外部からのタイミングパルスには例えば音声のサンプリ
ングパルス(8KHzや64KHz)等が使われる。
【0022】図5には図4のマイクロプロセッサ131
の代わりに外部から制御バス若しくは通信ライン等を介
してレジスタ132のカウント値を設定する例が示され
ている。この場合、前記外部バスや通信ラインとの接続
を行うために装置内部にはパラレルI/Oデバイス13
6やRS−232C等のシリアル通信コントローラが設
けられ、それらを介してレジスタ132へパルスカウン
ト値が書き込まれる。
【0023】図6には図4のカウンタ回路133の一構
成例が示されている。通常、カウンタ回路133はカウ
ント開始時若しくはカウント終了時にカウンタの初期化
のためにレジスタ132からパルスカウント値(初期
値)をロードする。カウンタ回路133は外部からのタ
イミングパルスによって前記初期値をインクリメント又
はデクリメントしカウント満了時にキャリー信号を出力
する。これに対して図6のカウンタ回路133は初期設
定時ゼロクリアされたカウンタ137を外部タイミング
パルスによってインクリメント又は初期設定時オール1
に設定されたカウンタ137をデクリメントし、比較器
138によってそのカウンタ値と前記レジスタ132と
の値が一致した時にキャリー信号を発生するように構成
したものである。
【0024】図7は、図4がレジスタ132やカウンタ
回路133等のハードウェアを介して優先度書き込み周
期を発生したのに対して、前記各手段をマイクロコンピ
ュータ131のソフトウェアによって実現した例を示し
たものである。従って、この場合にはハードウェアとし
てマイクロコンピュータ131だけが使用され、またタ
イミング自体もマイクロコンピュータの内部クロックか
ら作成するため図4に示す外部タイミングパルスは不要
となる。この場合、セル廃棄のための優先度書き込み動
作はマイクロコンピュータの内部クロックに同期したも
のとなる。
【0025】図8には前記マイクロコンピュータ131
のソフトウェアの一例が示されている。この例では、例
えば前記レジスタ132やカウンタ回路133(図4)
の代わりにマイクロコンピュータ131内部のレジスタ
やメモリそしてマイクロプロセッサ内部のハードタイマ
若しくはソフトタイマ等が使用される。ステップS10
1では前記タイマの初期値(前述したパルスカウント数
に相当する)が内部レジスタ若しくはメモリ等から読み
出される。ステップS102では前記初期値を設定した
タイマが起動され、ステップS103ではそのタイマの
満了によってタイマ割り込み等が発生し、それによって
ステップS104では前記割り込み処理等によって所定
の出力ポートのビットをオンにする(ソフトウェア的に
はアドレスNのあるビットに割り付けられている)。そ
の後は前記ステップS102以降を繰り返し実行する。
【0026】図9はセル廃棄優先度書き込みの一例を図
式的に描いたものである。セル化回路134で作成され
た音声セルは通信パスへ送出されるまでの一時期バッフ
ァ139内に保管される。このバッファ139は前記セ
ル化回路134の一部として含まれる場合やその外部に
設けられる場合がある。その時、前述した所定周期で発
生するセル廃棄優先度書き込み信号が発生するとバッフ
ァ139内に保管されている音声セルの前記ATMヘッ
ダ(図15)のCLPビットが1に設定される。その
後、その音声セルの送出時刻になると図に示すように、
音声セルはバッファ139から順次シリアル信号として
ATMヘッダから先に送出される。図9の黒く塗りつぶ
したビットはATMヘッダのCLPビットを現してお
り、この場合には前述したように1が設定されている。
また別の方法として、前記シリアル信号を送出する際に
CLPビットの通過タイミングに合わせてCLPビット
に1を設定するゲート回路等を設けることも可能であ
る。
【0027】図10は前述した図2の本発明の一実施例
を示したものである。図2との関係では図10のレジス
タ132、カウンタ回路133、セル化回路134そし
てプライオリティ書込回路135が図2の記憶手段6、
カウント手段7、セル化手段9そして優先度付加手段8
にそれぞれ対応する。図2では優先度付加手段9からの
優先度書き込み信号がセル化手段9に入力されている
が、これは図4で述べたように発明との関係で本質的な
ものではない。なお、図4と同じものについては同じ引
用番号が付されており、それらについてはここで改めて
説明しない。図4との相違点はセル化回路134が1音
声セルを作成する毎にカウンタ回路133にパルス信号
を出力することであり、カウンタ回路133は図4の外
部タイミングパルスの代わりにこのパルス信号をカウン
トすることである。従って、この例では所定数の音声セ
ル間隔で廃棄すべき優先度が書き込まれることになる。
【0028】図11には図10のセル化回路134の詳
細ブロック構成例が示されている。アナログ音声信号は
符号器(CODER)141でアナログ信号からシリア
ルのディジタル信号に変換され、次段のシリアル/パラ
レル変換器(S/P)142でさらに8ビットのパラレ
ル信号に変換される。なお、音声信号が初めからディジ
タル信号で入力される場合には前記符号器141は不用
であり、さらに前記ディジタル信号がパレラル入力され
る場合には前記シリアル/パラレル変換器142も不用
である。この信号は48バイト分のバッファ容量をもつ
48バッファ143に一時保存される。この48バッフ
ァ143は図15で説明した情報部(48オクテット)
を作成するもので、信号が48バイト溜まるまでそれら
をバッファリングし、前記バッファリングが終了すると
次段のヘッダ付加回路144へ前記情報部として出力す
る。また、その際に同時にカウンタ回路133(図1
0)へ前述したパルス信号を出力する。ヘッダ付加回路
144は入力された情報部にヘッダ部(図15)を付加
するもので最後にプライオリティ書込回路145(図1
0の135と同じ機能を含む場合)で前記ヘッダ部分の
CLPビットにセル廃棄優先度が書き込まれる。
【0029】図12は前述した図3の本発明の一実施例
を示したものである。図3との関係では図12のセル化
回路150、レベル検出回路151、比較回路152そ
してプライオリティ決定回路153が図3のセル化手段
10、レベル検出手段11、比較手段12そして優先度
付加手段13にそれぞれ対応する。なお、図11と同じ
ものについては同じ引用番号が付されており、それらに
ついてはここで改めて説明しない。
【0030】図12において、レベル検出回路151に
は前述したシリアル/パラレル変換器142から1サン
プリングポイントの音声信号レベルを表す8ビットパラ
レルデータが入力され、その入力データは前記1サンプ
リング時間(例えば8KHzサンプリングでは125μ
s)だけ内部のラッチ回路154に保持される。そして
レベル検出回路151からは前記入力信号のスルー出力
とラッチ回路154からの1サンプリング前の信号レベ
ル出力が得られ、これら2つの信号レベルは次段の比較
回路152でそのレベル差が判断される。比較回路15
2は各ビット対応に排他的論理和回路(EX−OR回
路)若しくは減算器等から構成され、プライオリティ決
定回路153は前記比較回路152からの8ビット比較
信号のうち上位nビットだけを選択回路155によって
選択しその結果をOR回路156によって集線する。
【0031】例えば、前記比較回路152にEX−OR
回路を使用した場合、あるサンプリングポイントとその
直前のサンプリングポイントの各対応するビットが相等
しいとき(レベル差なし)には0が出力され、反対に異
なるとき(レベル差有り)には1が出力される。前記選
択回路155による上位nビットの選択、そしてOR回
路156を介した出力は前記2つの信号のレベル差判定
を所定精度で行い、前記nビットが大きければ細かなレ
ベル変化の判定がなされ、また少なければ大まかな変化
の判定しかできないことになる。
【0032】図13はそのことを具体的に音声波形図を
使って示したものである。例えば図のセル3,4,5の
間では各信号間のレベル差が小さいためシリアル/パラ
レル変換器142による変換後の各セルのディジタル信
号出力は下位ビットだけが異なり、この場合前記選択回
路155によって選択された上位nビットは全て0とな
り、前記OR回路153出力も0となってセルの廃棄信
号は出力されない。また、図のセル11,12,13の
間のレベル差は大きいことから前記上位ビット中に一致
しないビット(1レベル)が検出され、その結果前記O
R回路153出力も1となってセル廃棄が指示される。
【0033】図14は図12に示した回路のレベル差を
検出する上段部分の別の回路構成例である。バッファ回
路161はDタイプのラッチを数段並列に接続したもの
であり、図12では1サンプリング前のレベルとの比較
を行っていたが本例では数サンプリング前のレベルとの
比較が行えるようにしたものである。差分検出回路16
2は図12の比較回路152と同様である。EX−OR
回路163は前記数サンプリング前と現在の両者の極性
ビット(Sビット)を比較する。すなわち両者のSビッ
トが互いに等しい極性を有する場合にはEX−OR回路
163の出力はゼロ、それに対して異なる場合は1であ
る。前記異なる場合とは、図13でいえば波形の山又は
谷の部分を示しており、従って、本例において前記差分
検出回路162及びEX−OR回路163の出力が共に
1の場合、すなわちレベル変化が所定値より大きく且つ
波形の極性が変化する場合(山又は谷の部分)では後段
のNAND回路164の出力がゼロとなり前記波形情報
を保存すべくセル廃棄優先度の低いCLP=0を設定す
る。
【0034】図15は前記図12の選択回路155だけ
を前段のレベル検出回路151へ移し、レベル検出の段
階から信号の上位nビット分のレベル差だけをみるよう
にしたもので、このようにした場合、後段のラッチ回路
154や比較回路153等がnビット分の回路構成です
み、前述した図12の回路よりもハードウェア規模が小
さくてすむという利点がある。
【0035】次に、前述した図16及び図17の発明の
実施例について説明するが、その前に図16の発明の簡
単な説明を図22及び図23の説明図を使って行う。図
16の発明は前述したように、輻輳が生じても最低限の
音声品質を保証することができる。また、画像情報に関
して言えば、例えばCCITT、H.261の画像符号
化技術によるテレビ電話/会議通信の画像情報等は、画
像の動きを抽出して符号化したフレームと細かな画面変
化分を抽出して符号化したフレームに分けられ、前者に
対してCLP=0そして後者に対してCLP=1を割り
つければ、前述した音声と同様に輻輳によるセル廃棄に
よっても最低限の画質保証が可能となる。
【0036】しかしながら、図22及び図23に示すよ
うに、図16の発明はそのままの構成で実施すると音声
信号の伝送遅延時間との関係で以下のような問題を生じ
る。図22は、ATMセルのユーザ情報部に40オクテ
ットのユーザ情報を格納する場合を示したものである。
例えば、64Kb/sのPCM符号データを用いる場
合、8KHz周期で8ビット符号のデータが得られる
が、1セル分のデータが書き込まれるまでの時間は40
×125μs=5msとなり、さらに基本情報の上位4
ビットと詳細情報の下位4ビットに2分割し、2つの異
なるCLPセルに前記40オクテット分格納するとなる
と倍の10msもの時間遅延が生じることになり実用上
問題がある。図22は上述のことを図式的に描いたもの
である。
【0037】また図23は、前述したことから音声信号
の伝送遅延時間を許容範囲内に収めようとすると、今度
は音声セルの使用効率が低下するということを説明する
ための説明図である。すなわち、仮に4サンプリング分
の音声データが得られた時点(遅延時間は0.5ms)
でセル化する場合には、4オクテットの音声符号データ
の残りの36オクテットが空になり、その使用効率は4
/40=10%となる。さらに本発明によって2つの異
なるCLPを有するセルに分割した場合、そのセルの使
用効率はさらに5%と低下し、そして前記使用効率のみ
ならず2セル分送出されるため、かえって輻輳の発生を
助長することにもなる。図22は上述のことを図式的に
描いたものである。
【0038】以上のことから、図16の発明を実施する
には図17に示した本発明による多重化がぜひとも必要
となる。前記多重化によって、前述した問題点に対して
は遅延時間の短縮、セルの使用効率の向上、そして輻輳
状態の回避等の上述した全ての問題の解決若しくは改善
が図られることになる。なお、当然のことながら図16
の発明の利点である音声品質の保証等の効果は図17の
発明においても維持されている。
【0039】図18は前述した図17の本発明によるセ
ル廃棄制御装置の一実施例を示したものである。なお、
図18の通信ノード201から多重部205を削除する
と図17に示す本発明によるセル廃棄制御装置の一実施
例となる。例えば、音声セルのように数バイトの少ない
情報のセルに対して前記多重部205は有効であり、そ
れに対して画像若しくは映像セルのように大きな情報で
セルの情報部を全て使用するような場合にその必要性は
低い。
【0040】図18と図16及び図17との関係でいえ
ば、図18のAAL204が図16及び図17の符号化
手段24、情報分割手段23そして基本情報セル化手段
21及び詳細情報セル化手段22に対応し、また図18
の多重部205が図17の基本情報多重化手段25及び
詳細情報荷重化手段26に対応する。また図18のイン
タフェース部202及び図示はされていないが方路分配
部203におけるセル廃棄機構が図16及び図17のセ
ル出力手段20,27に対応する。
【0041】なお、図18のATMスイッチング部20
6は図16及び図17の種々の位置に配置することが可
能で、図18の例では図17の基本情報セル化手段21
及び詳細情報セル化手段22と基本情報多重化手段25
及び詳細情報多重化手段26との間に配置されることに
なる。また、前記ATMスイッチング部206は例えば
図16及び図17の情報分割手段23と符号化手段24
との間に配置することも可能である。前記ATMスイッ
チング部206は、後段の前記多重部205における多
重の実効を図るため同一方路に転送される同一VPIを
有するセル同士をまとめる働きをする。インタフェース
部202は、例えば前記通信ノード201が中継局であ
ればNNIインタフェースを、またPBXであれば局と
の間のUNIインタフェース接続を行う。
【0042】図19及び図20は、上述したように前記
ATMスイッチング部の配置位置を変えた場合の本発明
によるセル廃棄制御装置の実施例をそれぞれ示したもの
である。図19では、前述したATMスイッチング部を
基本/詳細情報セル化手段と基本/詳細情報多重化手段
との間に配置した場合を、そして図20では前記ATM
スイッチング部をセル化手段と情報分割手段との間に配
置した場合を示している。
【0043】図19において、符号化部216は、音声
信号や画像情報を所定の符号形式に変換し、情報分割部
215は前記符号化部216によって符号化されたデー
タをそのデータ内容の主要な情報部分からなる基本情報
データと前記主要な情報部分に対して詳細若しくは冗長
な情報部分からなる詳細情報データに分割する。基本情
報セル化部212は、前記基本情報データからなる基本
情報セルを組み立てそのCLPビットを0にし、そして
詳細情報セル化部213は前記詳細情報データからなる
詳細情報セルを組み立てそのCLPビットを1にする。
バッファ部211は、前記基本情報セル化部212から
の基本情報セル及び前記詳細情報セル化部213からの
詳細情報セルを方路接続部223(前述したATMスイ
ッチング部に相当する)へ出力する。
【0044】前記方路接続部223は、前記セル化部2
14からの基本情報セル及び詳細情報セルをそれぞれ同
一のバーチャルパス識別子(VPI)を有するセル毎に
各々対応するVPIに振り分ける。CLP検出機能部2
22は、前記方路接続部223の各VPIからの前記基
本情報セルと詳細情報セルとをそれらのCLPの値によ
って振り分け、前記CLP検出機能部222によって振
り分けられた複数チャネルの前記基本情報セル(CLP
=0)の各情報は基本情報多重化部219において1つ
にまとめられ基本情報多重セルとして送出される。
【0045】また、前記CLP検出機能部222によっ
て振り分けられた複数チャネルの前記詳細情報セル(C
LP=1)の各情報は、詳細情報多重化部220におい
て1つにまとめられ詳細情報多重セルとして送出され
る。バッファ部218は、前記基本情報多重化部219
からの基本情報多重セル及び前記詳細情報多重化部22
0からの詳細情報多重セルを前記対応するVPIに出力
し輻輳時には前記詳細情報多重セルを優先的に廃棄す
る。本実施例では映像等の大きな符号データがシステム
に混在する場合に、これらを多重化せずCLP=0とC
LP=1にセル化する場合に好都合である。
【0046】次に、図20の実施例について説明する。
符号化部234は音声信号や画像情報を所定の符号形式
に変換する。ATMセル化部232は、前記符号化部2
34によって符号化されたデータをセルに組み立て、そ
してバッファ部231は前記ATMセル化部232によ
って組み立てられたセルを方路接続部240へ出力す
る。前記方路接続部240は、セル化部233によって
組み立てられたセルをそのバーチャルパス識別子(VP
I)に対応するVPIに振り分ける。
【0047】多重部238の情報分割部239は、前記
方路接続部240の各VPIからの前記セルデータをそ
のデータ内容が主要な情報部分からなる基本情報データ
と前記主要な情報部分に対して詳細若しくは冗長な情報
部分からなる詳細情報データに分割する。基本情報多重
化部236は、前記情報分割部239によって分割され
た複数チャネルの前記基本情報データを1つにまとめて
基本情報多重セルとしそのCLPビットを0にして送出
する。また、詳細情報多重化部237は、前記情報分割
部239によって分割された複数チャネルの前記詳細情
報データを1つにまとめて詳細情報多重セルとしそのC
LPビットを1にして送出する。そして前記基本情報多
重化部236からの基本情報多重セル及び前記詳細情報
多重化部237からの詳細情報多重セルを、バッファ部
235は前記対応するVPIに出力し輻輳時には前記詳
細情報多重セルを優先的に廃棄する。本実施例では多重
するセルが少ない場合、極端な場合、1セルだけならC
LP=0とCLP=1のセルに分けないほうが良い場合
に都合がよい。
【0048】図21は、図19若しくは図20の情報分
割部とセル化部及び多重化部の簡単な回路構成例を示し
た回路ブロック図である。図21において、例えば、複
数の音声チャネルが時分割多重されたシリアルのディジ
タル入力信号は、シリアル/パラレル変換器(S/P)
252で各音声チャネル毎の8ビットのパラレル信号に
順次変換される。そのためのタイミング信号として各音
声チャネルのタイムスロット周期に同期して出力される
チャネルクロックが使われる。前記8ビットのパラレル
信号の上位4ビットは基本情報として上段の48バイト
バッファ253へ、そして下位の4ビットは詳細情報と
して下段の48バイトバッファ257へ書き込まれる。
【0049】多重レジスタ260はシステム側から指定
された前記音声チャネルの多重度を指示するカウント値
を有しており、次段のカウンタ回路261は初めに前記
カウント値をロードし、以降は前記チャネルクロック入
力毎に−1デクリメントする。そして前記カウンタ回路
261の値がゼロになった時点で前記上下48バイトバ
ッファ253,257へキャリー信号等からなるバッフ
ァ出力制御信号を出力し、再び前記カウント値をロード
して以降は前述と同様な動作を繰り返す。前記バッファ
出力制御信号を受信した48バイトバッファ253,2
57はそれまで保持してきた前記多重度に相当する複数
の音声チャネルデータを出力し、それには次段のヘッダ
付加回路254,258によって同一VPIを有するヘ
ッダが付加され、その際さらに後段の各プライオリティ
書込回路256,259によって上段の基本情報多重セ
ルにはCLP=0,そして下段の詳細情報多重セルには
CLP=1が書き込まれる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば所定
の周期で、又は所定数の音声セル毎に、さらには聴覚的
に雑音と感じるレベル差が発生しない範囲で音声セルの
廃棄優先度が高く設定されることから、通信パスの輻輳
によって発生するバースト性のセル廃棄によっても一連
の音声セルが連続して廃棄されることが防止される。そ
れによって、通話中における突然の無音状態や雑音の発
生、若しくは通話が断続的に途切れる等の弊害が防止さ
れ、音声通話における明瞭度が向上する。
【0051】また、本発明によれば音声セルを基本情報
セルと詳細情報セルに分割することにより、輻輳状態の
バースト廃棄によって生じる音声切断が防止され、さら
にセル廃棄によっても最低限の音声品質が保証される。
さらに本発明によれば前記基本情報セルと詳細情報セル
をそれぞれチャネル多重化することによりセルの使用効
率が著しく改善され、さらに所定の音声情報を転送する
のに要するセル自体が減少し輻輳回避の効果をもった輻
輳制御が可能となる。さらにまた、前記基本情報と詳細
情報の割合を変えて前者の情報量を増やす等の措置によ
り様々な状況に応じた最適な音声品質を確保することも
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセル廃棄制御装置の基本構成
(1)を示したブロック図である。
【図2】本発明によるセル廃棄制御装置の基本構成
(2)を示したブロック図である。
【図3】本発明によるセル廃棄制御装置の基本構成
(3)を示したブロック図である。
【図4】図1に示す本発明の一実施例を示したブロック
図である。
【図5】図4のレジスタ設定構成の別の実施例を示した
ブロック図である。
【図6】図4のカウンタ回路の一構成例を示したブロッ
ク図である。
【図7】優先度書き込みをソフトウェア的に実施するた
めの一実施例を示したブロック図である。
【図8】図7の優先度書き込みシーケンスの一例を示し
たフローチャートである。
【図9】セル廃棄優先度書き込みの一例を図式的に示し
た図である。
【図10】図2に示す本発明の一実施例を示したブロッ
ク図である。
【図11】セル化回路の詳細ブロック構成例を示したブ
ロック図である。
【図12】図3に示す本発明の一実施例を示したブロッ
ク図である。
【図13】音声信号の波形の一例を示した波形図であ
る。
【図14】図12のレベル差検出部分の別の回路構成を
示すブロック図である。
【図15】図12の別の構成例を示したブロック図であ
る。
【図16】本発明によるセル廃棄制御装置の基本構成
(4)を示したブロック図である。
【図17】本発明によるセル廃棄制御装置の基本構成
(5)を示したブロック図である。
【図18】図17の本発明によるセル廃棄制御装置の一
実施例(1)を示したブロック図である。
【図19】本発明によるセル廃棄制御装置の実施例
(2)を示したブロック図である。
【図20】本発明によるセル廃棄制御装置の実施例
(3)を示したブロック図である。
【図21】情報分割部とセル化部及び多重化部の回路の
具体構成例を示した回路ブロック図である。
【図22】音声信号の伝送遅延を説明するための説明図
である。
【図23】音声セルの使用効率を説明するための説明図
である。
【図24】ATM通信網の一構成例を図式的に示した構
成図である。
【図25】ATMセルの基本フォーマットを示した図で
ある。
【図26】AALにおける従来のデータ及び音声セルの
組み立て構成例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1…セル廃棄制御装置 2,6…記憶手段 3,7…カウント手段 4,8,13…優先度付加手段 5,9,10…セル化手段 11…レベル検出手段 12…比較手段 20,27…セル出力手段 21…基本情報セル化手段 22…詳細情報セル化手段 23…情報分割手段 24…符号化手段 25…基本情報多重化手段 26…詳細情報多重化手段 31…加入者端末 32…通信ノード 33…AAL 34…ATMスイッチ 35…DSU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 11/04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期転送モード(ATM)通信におい
    てセル化された音声信号を所定の優先度に従って廃棄す
    るためのセル廃棄制御装置(1)は、音声信号をセル化
    して出力するためのセル化手段(5)、所定のタイミン
    グ周期で優先度設定を行うためのパルスカウント値が格
    納された記憶手段(2)、前記パルスカウント値と外部
    からのタイミングパルス数を比較して前記所定のタイミ
    ング周期でカウント終了信号を出力するためのカウント
    手段(3)、そして前記カウント手段(3)からのカウ
    ント終了信号によりセルを廃棄するための優先度付加信
    号を前記セル化手段(5)へ与える優先度付加手段
    (4)から構成されることを特徴とするセル廃棄制御装
    置。
  2. 【請求項2】 非同期転送モード(ATM)通信におい
    てセル化された音声信号を所定の優先度に従って廃棄す
    るためのセル廃棄制御装置(1)は、音声信号をセル化
    した信号と前記セル化毎のタイミングパルスを出力する
    ためのセル化手段(9)、所定数のセル間隔で優先度設
    定を行うためのセルカウント値が格納された記憶手段
    (6)、前記セルカウント値と前記セル化手段(9)か
    らのタイミングパルス数を比較して前記所定数のセル間
    隔で周期的にカウント終了信号を出力するためのカウン
    ト手段(7)、そして前記カウント手段(7)からのカ
    ウント終了信号によりセルを廃棄するための優先度付加
    信号を前記セル化手段(9)へ与える優先度付加手段
    (8)から構成されることを特徴とするセル廃棄制御装
    置。
  3. 【請求項3】 非同期転送モード(ATM)通信におい
    てセル化された音声信号を所定の優先度に従って廃棄す
    るためのセル廃棄制御装置(1)は、音声信号をセル化
    し且つそのセルの音声信号を出力するセル化手段(1
    0)、前記セル化手段(10)からの音声信号レベルを
    検出して出力し且つその信号を一時的に保持するための
    レベル検出手段(11)、前記レベル検出手段(11)
    からの検出信号と一時的に保持された先の信号とのレベ
    ルを比較するための比較手段(12)、前記比較手段
    (12)からのレベル比較出力が所定値以下の場合にセ
    ルを7棄するための優先度付加信号を前記セル化手段
    (10)へ与える優先度付加手段(13)から構成され
    ることを特徴とするセル廃棄制御装置。
  4. 【請求項4】 所定のタイミング信号を計数する第1の
    ステップ、 前記タイミング信号の計数値が先に決められた値に達し
    たときに音声セルのセル廃棄指示信号を発する第2のス
    テップ、 前記セル廃棄指示信号が発せられた際にセル化される音
    声セルに対してセル廃棄のための高優先度を設定する第
    3のステップから構成することを特徴とする非同期転送
    モード(ATM)通信におけるセル廃棄優先度制御方
    法。
  5. 【請求項5】 セル化された音声セルの数を計数する第
    1のステップ、 前記音声セルの計数値が先に決められた値に達したとき
    に音声セルのセル廃棄指示信号を発する第2のステッ
    プ、 前記セル廃棄指示信号が発せられた際にセル化される音
    声セルに対してセル廃棄のための高優先度を設定する第
    3のステップから構成することを特徴とする非同期転送
    モード(ATM)通信におけるセル廃棄優先度制御方
    法。
  6. 【請求項6】 セル化された音声セルの音声レベルを検
    出し、さらにその音声レベルを一時保持するための第1
    のステップ、 前記検出された音声レベルと前記一時保持された先の音
    声レベルとの比較を行う第2のステップ、 前記比較による音声のレベル差が所定値以下のときだけ
    音声セルのセル廃棄指示信号を発する第3のステップ、 前記セル廃棄指示信号が発せられた際にセル化される音
    声セルに対してセル廃棄のための高優先度を設定する第
    4のステップから構成することを特徴とする非同期転送
    モード(ATM)通信におけるセル廃棄優先度制御方
    法。
  7. 【請求項7】 非同期転送モード(ATM)通信におい
    てセル化された音声/画像信号を所定の優先度に従って
    廃棄するためのセル廃棄制御装置は、音声信号や画像情
    報を所定の符号形式に変換するための符号化手段(2
    4)、前記符号化手段(24)によって符号化されたデ
    ータをそのデータ内容の主要な情報部分からなる基本情
    報データと前記主要な情報部分に対して詳細若しくは冗
    長な情報部分からなる詳細情報データに分割する情報分
    割手段(23)、前記基本情報データからなる基本情報
    セルを組み立てそのCLPビットを0とする基本情報セ
    ル化手段(21)、前記詳細情報データからなる詳細情
    報セルを組み立てそのCLPビットを1とする詳細情報
    セル化手段(22)、そして前記基本情報セル化手段
    (21)からの基本情報セル及び前記詳細情報セル化手
    段(22)からの詳細情報セルを出力し輻輳時には前記
    詳細情報セルを優先的に廃棄するセル出力手段(20)
    から構成することを特徴とするセル廃棄制御装置。
  8. 【請求項8】 前記非同期転送モード(ATM)通信に
    おいてセル化された音声/画像信号を所定の優先度に従
    って廃棄するためのセル廃棄制御装置は、音声信号や画
    像情報を所定の符号形式に変換するための符号化手段
    (24)、前記符号化手段(24)によって符号化され
    たデータをそのデータ内容の主要な情報部分からなる基
    本情報データと前記主要な情報部分に対して詳細若しく
    は冗長な情報部分からなる詳細情報データに分割する情
    報分割手段(23)、前記基本情報データからなる基本
    情報セルを組み立てそのCLPビットを0とする基本情
    報セル化手段(21)、前記詳細情報データからなる詳
    細情報セルを組み立てそのCLPビットを1とする詳細
    情報セル化手段(22)、複数チャネルの前記基本情報
    セル(CLP=0)の各情報を1つにまとめて基本情報
    多重セルとして送出する基本情報多重化手段(25)、
    前記複数チャネルの前記詳細情報セル(CLP=1)の
    各情報を1つにまとめて詳細情報多重セルとして送出す
    る詳細情報多重化手段(26)、そして前記基本情報多
    重化手段(25)からの基本情報多重セル及び前記詳細
    情報多重化手段(26)からの詳細情報多重セルを出力
    し輻輳時には前記詳細情報多重セルを優先的に廃棄する
    セル出力手段(27)から構成することを特徴とするセ
    ル廃棄制御装置。
  9. 【請求項9】 非同期転送モード(ATM)通信におい
    てセル化された音声/画像信号を所定の優先度に従って
    廃棄するためのセル廃棄制御装置は、音声信号や画像情
    報を所定の符号形式に変換するための符号化部(21
    6)、前記符号化部(216)によって符号化されたデ
    ータをそのデータ内容の主要な情報部分を有するCLP
    ビットが0の基本情報セルと前記データ内容の主要な情
    報部分に対して詳細若しくは冗長な情報部分からなる詳
    細情報を有するCLPビットが1の詳細情報セルに組み
    立てるセル化部(214)、前記セル化部(214)か
    らの基本情報セル及び詳細情報セルをそれぞれ同一のバ
    ーチャルパス識別子(VPI)を有するセル毎に各対応
    するVPIに振り分ける方路接続部(223)、そして
    前記方路接続部(223)の各VPIからの前記基本情
    報セルと詳細情報セルとをそれらのCLPの値によって
    振り分け複数チャネルの前記基本情報セル(CLP=
    0)の各情報を1つにまとめた基本情報多重セル及び前
    記複数チャネルの前記詳細情報セル(CLP=1)の各
    情報を1つにまとめた詳細情報多重セルとして送出し輻
    輳時には前記詳細情報多重セルを優先的に廃棄する多重
    部(221)から構成することを特徴とするセル廃棄制
    御装置。
  10. 【請求項10】 前記セル化部(214)は、前記符号
    化部(216)によって符号化されたデータをそのデー
    タ内容の主要な情報部分からなる基本情報データと前記
    主要な情報部分に対して詳細若しくは冗長な情報部分か
    らなる詳細情報データに分割する情報分割部(21
    5)、前記基本情報データからなる基本情報セルを組み
    立てそのCLPビットを0とする基本情報セル化部(2
    12)、そして前記詳細情報データからなる詳細情報セ
    ルを組み立てそのCLPビットを1とする詳細情報セル
    化部(213)、そして前記基本情報セル化部(21
    2)からの基本情報セル及び前記詳細情報セル化部(2
    13)からの詳細情報セルを前記方路接続部(223)
    へ出力するためのバッファ部(211)から成る請求項
    9記載のセル廃棄制御装置。
  11. 【請求項11】 前記多重部(221)は、前記方路接
    続部(223)の各VPIからの前記基本情報セルと詳
    細情報セルとをそれらのCLPの値によって振り分ける
    CLP検出機能部(222)、前記CLP検出機能部
    (222)によって振り分けられた複数チャネルの前記
    基本情報セル(CLP=0)の各情報を1つにまとめて
    基本情報多重セルとして送出する基本情報多重化部(2
    19)、前記CLP検出機能部(222)によって振り
    分けられた複数チャネルの前記詳細情報セル(CLP=
    1)の各情報を1つにまとめて詳細情報多重セルとして
    送出する詳細情報多重化部(220)、そして前記基本
    情報多重化部(219)からの基本情報多重セル及び前
    記詳細情報多重化部(220)からの詳細情報多重セル
    を前記対応するVPIに出力し輻輳時には前記詳細情報
    多重セルを優先的に廃棄するバッファ部(218)から
    成る請求項9記載のセル廃棄制御装置。
  12. 【請求項12】 非同期転送モード(ATM)通信にお
    いてセル化された音声/画像信号を所定の優先度に従っ
    て廃棄するためのセル廃棄制御装置は、音声信号や画像
    情報を所定の符号形式に変換するための符号化部(23
    4)、前記符号化部(234)によって符号化されたデ
    ータをセルに組み立てるセル化部(233)、前記セル
    化部(233)によって組み立てられたセルをそのバー
    チャルパス識別子(VPI)に対応するVPIに振り分
    ける方路接続部(240)、前記方路接続部(240)
    の各VPIからの前記セルのデータをそのデータ内容が
    主要な情報部分からなる基本情報データと前記主要な情
    報部分に対して詳細若しくは冗長な情報部分からなる詳
    細情報データに分割しその分割された複数チャネルの前
    記基本情報データを1つにまとめたCLPビットが0の
    基本情報多重セル及びその分割された複数チャネルの前
    記詳細情報データを1つにまとめたCLPビットが1の
    詳細情報多重セルとして前記対応するVPIに送出し輻
    輳時には前記詳細情報多重セルを優先的に廃棄する多重
    部(238)から構成することを特徴とするセル廃棄制
    御装置。
  13. 【請求項13】 前記セル化部(233)は、前記符号
    化部(234)によって符号化されたデータをセルに組
    み立てるATMセル化部(232)、そして前記ATM
    セル化部(232)によって組み立てられたセルを前記
    方路接続部(240)へ出力するためのバッファ部(2
    31)から成る請求項12記載のセル廃棄制御装置。
  14. 【請求項14】 前記多重部(238)は、前記方路接
    続部(240)の各VPIからの前記セルデータをその
    データ内容が主要な情報部分からなる基本情報データと
    前記主要な情報部分に対して詳細若しくは冗長な情報部
    分からなる詳細情報データに分割する情報分割部(23
    9)、前記情報分割部(239)によって分割された複
    数チャネルの前記基本情報データを1つにまとめて基本
    情報多重セルとしそのCLPビットを0として送出する
    基本情報多重化部(236)、前記情報分割部(23
    9)によって分割された複数チャネルの前記詳細情報デ
    ータを1つにまとめて詳細情報多重セルとしそのCLP
    ビットを1として送出する詳細情報多重化部(23
    7)、そして前記基本情報多重化部(236)からの基
    本情報多重セル及び前記詳細情報多重化部(237)か
    らの詳細情報多重セルを前記対応するVPIに出力し輻
    輳時には前記詳細情報多重セルを優先的に廃棄するバッ
    ファ部(235)から成る請求項12記載のセル廃棄制
    御装置。
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