JPH06141361A - 無線周波数光伝送方法及びこの方法を適用した通信装置 - Google Patents

無線周波数光伝送方法及びこの方法を適用した通信装置

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JPH06141361A
JPH06141361A JP4284584A JP28458492A JPH06141361A JP H06141361 A JPH06141361 A JP H06141361A JP 4284584 A JP4284584 A JP 4284584A JP 28458492 A JP28458492 A JP 28458492A JP H06141361 A JPH06141361 A JP H06141361A
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JP
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optical
radio frequency
radio
base station
frequency signal
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Application number
JP4284584A
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English (en)
Inventor
Youji Okada
洋侍 岡田
Norihiko Morinaga
規彦 森永
Shozo Komaki
省三 小牧
Katsutoshi Tsukamoto
勝俊 塚本
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SEISAN GIJUTSU SHINKO KYOKAI
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
SEISAN GIJUTSU SHINKO KYOKAI
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無線周波数光伝送回線の伝送回線設計手法を提
案する。 【構成】回線瞬断率Pを予め与え、この回線瞬断率P等
に基づいて光リンクの所要キャリア対ノイズ比<ΓO
を算出し、このキャリア対ノイズ比<ΓO >を維持でき
るよう無線周波数信号のレベルPRFを自動利得制御す
る。 【効果】所期の通信の品質を確保することができる。ま
た、キャリア対ノイズ比<ΓO >を従来よりも小さく見
積もることができ、そのため、現状の光伝送技術を無線
周波数光伝送システムに適用できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動無線通信におい
て、中央制御局−無線基地局間を光ファイバを用いて接
続するいわゆる光マイクロセル方式等に使用される無線
周波数光伝送方法及びこの方法を適用した通信装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】移動通信の需要の急激な増加に対応すべ
く、現在の移動通信で用いられているセルラー方式のゾ
ーンをさらに小型化したマイクロセル方式が注目されて
いる。このマイクロセル方式を用いると、周波数の繰り
返し回数を増やせるので、周波数利用効率は向上し、加
入者収容能力は高められる。加えて、送信電力を低減で
き、携帯機の小型化、小電力化も期待できる。
【0003】しかし、無線基地局数は増加するため、設
備投資が大幅に増大する。また、携帯機(移動局とい
う)がセル間を移動する機会が増え、制御が複雑になる
ことが予想される。そこで、前記の欠点をカバーするた
め、光マイクロセル方式の採用が提案されている。
【0004】この方式は、図6に示すように、無線基地
局42と移動局43との間を無線リンクで結び、無線基
地局42と中央制御局45との間を光ファイバリンクで
結び、無線基地局42では無線周波数信号と光信号との
変換を行う。移動局43から送られてきた無線周波数信
号はベースバンド周波数に復調することなく、そのまま
無線基地局42でアナログ光変換され、光ファイバ44
を通して中央制御局45まで送られる。これによって、
無線基地局42に必要であった変復調装置やチャンネル
割当て制御装置は、中央制御局45に一括して整備で
き、無線基地局42の構成を簡易かつ安価にできる。
【0005】前記の無線周波数光伝送回線の伝送特性を
調べておくことは、回線設計上不可欠のことであるが、
光・無線リンク双方を含む回線なので、これまでにない
新しい概念を用いた設計手法が必要となる。そこで、従
来、光リンクにおける雑音を考慮した回線瞬断率の導出
を行った文献が知られている(朴他,「光マイクロセル
方式のセル間ダイバーシチにおける光リンクSNRの影
響に関する検討」信学技報,RCS92-38(1992) )。
【0006】この文献によれば、無線リンクにおけるC
NR(キャリア対ノイズ比)をΓR、光リンクにおける
CNRをΓO と表わすと、中央制御局から移動局までの
下りリンクにおける受信CNRがあるしきい値νR を下
回る時間率(回線瞬断率)Pは、
【0007】
【数1】
【0008】で表される(同文献(10)式参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の文献
によれば、回線瞬断率とCNRとの関係は導くことがで
きても、所要CNRを得るためには、どのように回線設
計を行えばよいのかという指針については、何も触れら
れていない。また、他の文献(渋谷他,「マイクロセル
移動通信システムにおける光ファイバフィーダの特性の
検討」信学技報,RCS91-31(1991) )には、光リンク
の受信CNRは「無線信号の復調に最小限必要なCN
R」+「ダイナミックレンジ」を満たす必要があると書
かれているが、想定によると、「無線信号の復調に最小
限必要なCNR」は15dB、所要「ダイナミックレン
ジ」は60dBとされている。この数値は現状の光伝送
技術では実現困難なほど大きな数値である。
【0010】一般に移動無線電波の変動には、瞬時値の
変動、短区間中央値の変動、距離変動があるといわれて
いる。瞬時値の変動は、反射波散乱波によるレイリーフ
ェージングに基づくもので、変動速度が速く、増幅度の
自動調整(AGC)は追従できず、むしろ、この瞬時値
の変動は回線瞬断の原因になるものである。一方、短区
間中央値の変動は、移動局が動くことによるシャドーイ
ング(建物の影になること)等による変動であって、前
記瞬時値の変動より緩慢である。距離変動は移動局が移
動して移動局と無線局との距離が変化することによる変
動であって、短区間中央値の変動と同じく、その変化は
緩慢である。
【0011】そこで、本願発明者は、瞬時値の変動によ
って受信CNRが瞬間的に悪化することはある程度認め
ざるを得ないと考え、その受信CNRがあるしきい値ν
R を下回る時間率(回線瞬断率)を設定し、この回線瞬
断率を評価基準にして、短区間中央値の変動、距離変動
のような緩慢な変動に十分追従できるような特性が得ら
れる無線周波数光伝送方法及びこの方法を適用した通信
装置を提案する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線周波
数光伝送方法は、キャリア対ノイズ比がしきい値νR
下回る時間率である回線瞬断率Pを予め与え、この回線
瞬断率Pと無線リンクのキャリア対ノイズ比<ΓR >と
から光リンクの所要キャリア対ノイズ比<ΓO>を算出
し、前記光リンクの所要キャリア対ノイズ比<ΓO >を
実現するのに必要な、光変換のための無線周波数信号レ
ベルPRFを算出し、前記無線周波数信号レベルPRFを下
限値として維持すべく、無線周波数信号の増幅度を自動
調整する方法である。
【0013】また、請求項2記載の通信装置は、移動
局、移動局との間で無線通信を行う無線基地局、及び無
線基地局との間で光通信を行う中央制御局を有し、前記
無線基地局は、移動局との間で無線電波を送受信する無
線基地局アンテナ、無線基地局アンテナにより受信され
た無線周波数信号を増幅する増幅器、及び増幅された無
線周波数信号を光信号に変換する光変換素子を備え、前
記増幅器は、回線瞬断率Pで決められる光変換素子の入
力レベルPRFの下限を維持するように利得を自動制御す
る自動利得制御手段を有しているものである。
【0014】
【作用】無線リンクにおける平均CNRを<ΓR >、光
リンクにおける平均CNRを<ΓO >とすると、中央制
御局から移動局までの下りリンクにおける受信CNRが
あるしきい値νR を下回る時間率(回線瞬断率)Pdown
は、
【0015】
【数2】
【0016】で表される。また、移動局から中央制御局
までの上りリンクにおける回線瞬断率Pupは、
【0017】
【数3】
【0018】で表される。なお、(2),(3) 式を導くにあ
たっては、無線電界強度の変動はレーリー分布に従うこ
とを仮定している。ここで(2),(3) 式を使えば、ある回
線瞬断率PO を得るために光リンクが達成しなければな
らない所要平均CNR<ΓO >が、次のように得られ
る。
【0019】
【数4】
【0020】(4) 式の<ΓRT>は、
【0021】
【数5】
【0022】で定義される値であって、光リンクにおい
て発生する雑音を考慮しないモデルの無線リンクの、回
線瞬断率PO を得るための所要平均CNRを表わす。
(4),(5) 式を用いれば、回線瞬断率PO 、しきい値νR
が与えられた場合の、光リンクの所要CNR<ΓO >を
計算することができる。例えば回線瞬断率PO が1
-3、しきい値νR が10dBであれば、(5) 式から<
ΓRT>はおよそ40dBになり、(4) 式を用いて無線リ
ンクのCNR<ΓR>と光リンクの所要CNR<ΓO
の関係が分かる。
【0023】図2は、(4) 式に基づいて、無線リンクの
平均CNR<ΓR >に対する、光リンクの所要平均CN
R<ΓO >を描いたグラフである。同グラフから、無線
リンクのCNR<ΓR >が無限大で「透明な」伝送路で
あれば、下りリンクの場合、光リンクの所要平均CNR
<ΓO >はしきい値レベルνR =10dBと等しくな
り、上りリンクの場合、光リンクの雑音を考慮せず無線
リンクの雑音のみを考慮した場合の<ΓRT>=40dB
と同じことになることが分かる。また、上りリンクにお
ける光リンクの所要平均CNRは、下りリンクの場合よ
り<ΓRT>/νRdBだけ大きく設計すればよいことが
分かる。また、<ΓR >→<ΓRT>のとき、下り上りリ
ンクともに、光リンクの所要平均CNRは無限大に発散
するが、これは<ΓRT>の定義から当然導けることであ
る。
【0024】無線リンクのCNR<ΓR >は、無線回線
設計により、初めから与えられる値なので、(4) を用い
て、光リンクの所要平均CNR<ΓO >を求めることが
できる。次に、光伝送における受信CNRは、次式によ
り表される。
【0025】
【数6】
【0026】この式において、分母第1、第2、第3、
第4項は、それぞれ光源の強度雑音、ショット雑音、受
信機熱雑音、相互変調雑音を表わす。分子のmは光変調
度であり無線周波数信号の変調振幅を平均光強度で割っ
たものである。Iは受光器の平均出力電流、RIN はレー
ザダイオードの雑音強度、eは電子の電荷、kはボルツ
マン定数、Tは雑音温度、RL は受信回路の負荷インピ
ーダンス、σIMは相互変調雑音、Bは伝送帯域幅であ
る。
【0027】一方、レーザダイオードのしきい値電流を
th、バイアス電流をIb 、レーザダイオードの入力イ
ンピーダンスをRi とすると、キャリア1波あたりの入
力レベルPRFと光変調度mとの関係は、
【0028】
【数7】
【0029】で表される(図3参照。光変調度mはa/
bで定義される)。したがって、光リンクの所要平均C
NR<ΓO >を求めることができたならば、(6) 式に当
てはめて光変調度mの下限を知ることができ、この光変
調度mを用いてレーザダイオードの入力レベルを導くこ
とができる。したがって、このレベルPRFを下限値とし
て維持すべく、無線周波数信号の増幅度を自動調整すれ
ば、通信品質を損なうことがない無線周波数光伝送方法
及びこの方法を適用した通信装置を実現することができ
る。
【0030】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は本発明の無線周波数光伝送を実施するた
めの無線基地局のブロック構成図、図4は移動局のブロ
ック構成図、図5は中央制御局のブロック構成図をそれ
ぞれ示す。
【0031】まず、図1を参照しながら説明すると、無
線基地局1は、移動局との間でマイクロ波を送受信する
無線基地局アンテナ2、サーキュレータ(又はデュープ
レクサ)3、帯域フィルタ4、自動利得調整機能付の増
幅器5、光ファイバ50に光信号を供給する電気・光変
換素子(レーザダイオード)6、光ファイバ51からの
光信号を光電変換する光・電気変換素子(フォトダイオ
ード)7、電力増幅器8及び帯域フィルタ9を備えてい
る。
【0032】また、図4の移動局のブロック構成によれ
ば、移動局10は、信号処理部11、変調器12、ベー
スバンドをマイクロ波帯域に変換する周波数変換部1
3、電力増幅器14、帯域フィルタ15、サーキュレー
タ(又はデュープレクサ)16、移動局アンテナ17、
帯域フィルタ18、低雑音増幅器19、周波数変換部2
0、及び復調器21を備えている。
【0033】中央制御局30は、図5に示すように、光
ファイバ50の光信号を電気信号に変換する光・電気変
換素子(フォトダイオード)31、帯域フィルタ32、
低雑音増幅器33、マイクロ波帯域をベースバンドに変
換する周波数変換部34、各チャンネルに設けられた復
調器35、信号処理部36、各チャンネルごとのデータ
で変調を行う変調器37、ベースバンドをマイクロ波帯
域に変換する周波数変換部38、自動利得調整機能付の
増幅器39、帯域フィルタ40、及び光ファイバ51に
光信号を入力する電気・光変換素子(レーザダイオー
ド)41を備えている。
【0034】以上の構成における、上りリンクのデータ
伝送過程を説明する。前記移動局10において、信号処
理部11から送信したいデータが出力されると、そのデ
ータは、変調器12で所定の変調方式で変調され、周波
数変換部13においてマイクロ波周波数に変換され、電
力増幅器14、帯域フィルタ15を通して移動局アンテ
ナ17から送信される。
【0035】無線基地局1の無線基地局アンテナ2が前
記電波を受信すると、その無線周波数信号は、サーキュ
レータ3、帯域フィルタ4を通って、自動利得調整機能
付の増幅器5に入力される。ここで、自動利得制御され
る結果所定範囲のレベルに保たれた無線周波数信号がレ
ーザダイオード6に入力される。なお、自動利得制御の
方法については、後述する。
【0036】無線基地局1から送出された光信号は、光
ファイバ50を通って中央制御局30に到達すると、フ
ォトダイオード31によって電気信号に変換され、帯域
フィルタ32、低雑音増幅器33を経て、周波数変換部
34に至りベースバンドに変換される。そして各チャン
ネルごとに復調され、信号処理部36によってデータ処
理が行われる。
【0037】下りリンクにおいては、中央制御局30の
信号処理部36から送出されたデータは、変調器37に
より変調され、周波数変換部38でマイクロ波帯域に変
換される。そして、増幅器39で増幅されるとともに自
動利得制御され、帯域フィルタ40を経てレーザダイオ
ード41により光信号に変換される。光ファイバ51を
通った光信号は、無線基地局1においてフォトダイオー
ド7により無線周波数信号に変換され、復調されること
なくそのまま電力増幅器8、帯域フィルタ9、サーキュ
レータ3を通って、無線基地局アンテナ2により送信さ
れる。
【0038】移動局10では、無線基地局アンテナ2に
より送信された無線電波が受信されると、帯域フィルタ
18、低雑音増幅器19を通って、周波数変換部20に
おいてベースバンドに変換され、復調器21によって復
調され、信号処理部11においてデータ処理される。以
上のような局構成における、具体的な数値を用いた回線
設計例について説明する。 光リンクの所要CNRの決定 無線リンクの特性評価手法は、従来より確立されている
と考えてよいので、無線リンクのCNR<ΓR >が50
dBで与えられているとする。しきい値νR を10d
B、回線瞬断率Pを10-3 と決定すると、(5) 式より
<ΓRT>はおよそ40dBになり、(4) 式を使って、光
リンクの所要平均CNR<ΓO >が求められる。すなわ
ち、上りリンクの所要平均CNR<ΓO >は40.46
dB、下りリンクの所要平均CNR<ΓO >は10.4
6dBとなる。この所要平均CNR<ΓO >がシステム
の評価基準となる。 変調度mの下限の決定 光リンクのパラメータは、次のように与えられているも
のとする。
【0039】 雑音温度T=290K, フォトダイオード7,31の負荷インピーダンスRL
50Ω, 1チャンネルの伝送帯域幅B=300kHz, レーザダイオード6,41の相対雑音強度RIN =−14
5dB/Hz 光ファイバ伝送路損失L=6.0dB, レーザダイオード6,41の電流・光変換効率M=0.
04W/A, フォトダイオード7,31の光・電流変換効率r=0.
8A/W, レーザダイオード6,41の駆動電流Ib −Ith=30
mA, レーザダイオード6,41の入力インピーダンスRi
50Ω. 以上の値からフォトダイオード7,31の平均出力電流
Iは、 I=(Ib −Ith)Mr/L=0.24mA と計算できる。
【0040】これらの値を(6) 式に代入することによ
り、前記CNR<ΓO >を実現するための光変調度mの
下限は、上りリンクでは、8.16×10-3,下りリン
クでは2.58×10-4となる。さらに、(7) 式を用い
てレーザダイオードに入力されるキャリア1波あたりの
入力レベルPRFの下限を求めることができる。この結
果、上りリンクでは、 PRF=−28.2dBm 下りリンクでは、 PRF=−58.2dBm となる。
【0041】このようにして、光変調度m及びレーザダ
イオードの入力レベルPRFの下限をそれぞれ求めること
ができる。なお、この程度の入力レベルであれば、相互
変調の影響についてはほぼ無視できる。 変調度mの上限の決定 変調度mの上限は、相互変調歪によって決定される。
【0042】一般に、相互変調歪は、解析的に取扱いに
くいので、この実施例では簡易なモデルを考える。すな
わち、レーザダイオードに入力されるキャリア(搬送
波)は3波とし、キャリアは周波数軸上等間隔に配置さ
れているとし、キャリアの入力レベルは全て同じとす
る。この場合、搬送波電力Cと相互変調歪電力IMD との
比は、中央の周波数のキャリアでは、 C/IMD=4/9A3 2 4 (8) 両端の周波数のキャリアでは、 C/IMD=16/9A3 2 4 (9) となる。ただしA3 は、レーザダイオードの3次の非線
形係数であり、実測により分かっている数値である。例
えばA3 =0.1であるとする。
【0043】これらの(8),(9) 式から分かるように、C
/IMDは変調度mの4乗に逆比例する。変調度mはキャリ
ア1波あたりの入力レベルPRFの1/2乗に比例する
((7)式参照)から、C/IMDはキャリアの入力レベルの
2乗に比例する。つまり、入力レベルPRFが増えるほど
相互変調歪特性は悪化する。したがって、通信品質を維
持するために入力レベルPRFに上限が存在し、変調度m
にも上限が存在することが分かる。
【0044】C/IMDは、特に中央の周波数に配置された
キャリアで大きくなるので、相互変調歪の影響を受けや
すいのは、中央のキャリアである。したがって、中央の
キャリアのC/IMDを、所要CNR<ΓO >で置き換え
て、変調度mを設定するのがよい。そこで、「光リン
クの所要CNRの決定」で決定された、上りリンクの所
要平均CNR<ΓO >40.46dB、下りリンクの所
要平均CNR<ΓO >10.46dBをそれぞれ(8) 式
に代入して、変調度mを求めると、上りリンクでは0.
25、下りリンクでは1以上となる。一般に変調度mが
1を越えると過変調とかるので、変調度の上限は1以下
に設定する必要がある。
【0045】上りリンクでm=0.25、下りリンクで
例えばm=0.3として、入力レベルPRFの上限を求め
ると、上りリンクで PRF=1.53dBm、 下りリンクで PRF=3.06dBm となる。 システムの余裕度の決定 以上のの数値例に従えば、上りリンクで入力レベル
RFは−28.2dBmから+1.53dBmの範囲に
入るようにし、下りリンクではPRFは−58.2dBm
から+3.98dBmまでの範囲に入るようにする必要
があることが分かった。
【0046】したがって、システムの余裕度は、上りリ
ンクにおいては、 1.53dBm−(−28.2dBm)=29.7dB 下りリンクにおいては、 3.06dBm−(−58.2dBm)=61.3dB となる。システムの余裕度は、上りリンクのほうが少な
くなっているが、このことは、無線基地局における無線
信号の受信レベルがフェージング、移動局の移動、障害
物の有無などによって大幅に変動するため、光リンクに
要求される条件がより厳しくなっていることによるもの
である。
【0047】回線設計上、上りリンクにおいて、増幅器
5の利得を、レーザダイオード6へのキャリア1波あた
りの入力信号レベルが−28.2dBmから+1.53
dBmの範囲に入るように自動調整する必要があり、下
りリンクにおいて、増幅器39の利得を、レーザダイオ
ード41へのキャリア1波あたりの入力信号レベルが−
58.2dBmから+3.98dBmまでの範囲に入る
ように自動調整する必要がある。
【0048】増幅器のAGCの追従速度は、短区間中央
値の変動や距離変動には十分追従できるように設定して
おく。この条件は、例えば,AGC電圧発生回路と、P
INダイオードで構成された可変減衰回路とを組み合わ
せることにより実現できる。そして、増幅器の出力が前
記の「システムの余裕度の決定」において得られた範
囲に入るようにAGCの利得を調整する。このことによ
って、移動局がサービスゾーンを移動しても、瞬時値の
変動に基づく回線瞬断率を設定値以下に押さえることが
でき、所期の通信の品質を確保することができる。
【0049】なお、本発明は、前記の実施例に限定され
るものではない。実施例では、無線電波としてマイクロ
波を使用していたが、これ以外の他の周波数の電波を使
うことができる。また、光変換素子としてレーザダイオ
ードを使用していたが、これ以外にLED(発光ダイオ
ード)などの他の光変換素子を使用することができる。
また、本発明は、光マイクロセル方式の他、「ある地域
の無線基地局までは光ファイバで信号を伝送し、そこか
らユーザまでは無線で情報伝送するシステム(FTTA
(Fiber To The Area) )」や「建物内の各無線LANシ
ステム同士を光ファイバで接続するシステム」など、無
線通信と光通信とを組み合わせたあらゆる方式に適用す
ることができる。その他、発明の要旨を変更しない範囲
において種々の変更を施すことができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回線瞬断
率Pを予め与え、この回線瞬断率P等に基づいて光リン
クの所要キャリア対ノイズ比<ΓO >を算出し、このキ
ャリア対ノイズ比<ΓO >を実現できる無線周波数信号
のレベルPRFを自動利得制御により維持するようにした
ので、所期の通信の品質を確保することができる。ま
た、キャリア対ノイズ比<ΓO >を従来よりも小さく見
積もることができ、そのため、現状の光伝送技術を無線
周波数光伝送システムに適用できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線周波数光伝送を実施するための無
線基地局のブロック構成図、
【図2】無線リンクの平均CNR<ΓR >に対する、光
リンクの所要平均CNR<ΓO>を描いたグラフであ
る。
【図3】レーザダイオードの入力電流−出力光強度特性
を示すグラフである。
【図4】移動局のブロック構成図である。
【図5】中央制御局のブロック構成図である。
【図6】光マイクロセル方式の概要図である。
【符号の説明】
1 無線基地局 2 無線基地局アンテナ 5 増幅器 6 光変換素子 10 移動局 30 中央制御局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小牧 省三 大阪府大阪市鶴見区諸口3−5−16−118 (72)発明者 塚本 勝俊 大阪府高槻市氷室町4−17−20−201

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線電波を受信して得られた無線周波数信
    号を増幅し、増幅された無線周波数信号をそのまま光信
    号に変換することによって光伝送する無線周波数光伝送
    方法において、 キャリア対ノイズ比がしきい値νR を下回る時間率であ
    る回線瞬断率Pを予め与え、 この回線瞬断率Pと無線リンクのキャリア対ノイズ比<
    ΓR >とから光リンクの所要キャリア対ノイズ比<ΓO
    >を算出し、 前記光リンクの所要キャリア対ノイズ比<ΓO >を実現
    するのに必要な、光変換のための無線周波数信号レベル
    RFを算出し、 前記無線周波数信号レベルPRFを下限値として維持すべ
    く、無線周波数信号の増幅度を自動調整することを特徴
    とする無線周波数光伝送方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の無線周波数光伝送方法を適
    用した通信装置であって、 この通信装置は、移動局、移動局との間で無線通信を行
    う無線基地局、及び無線基地局との間で光通信を行う中
    央制御局を有し、 前記無線基地局は、移動局との間で無線電波を送受信す
    る無線基地局アンテナ、無線基地局アンテナにより受信
    された無線周波数信号を増幅する増幅器、及び増幅され
    た無線周波数信号を光信号に変換する光変換素子を備
    え、 前記増幅器は、回線瞬断率Pで決められる光変換素子の
    入力レベルPRFの下限を維持するように利得を自動制御
    する自動利得制御手段を有していることを特徴とする通
    信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6744823B1 (en) 1998-12-24 2004-06-01 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Communication system between road and vehicle
JP2007166678A (ja) * 1998-06-30 2007-06-28 Toshiba Corp 光アナログ伝送装置

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US7286611B2 (en) 1998-12-24 2007-10-23 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Roadway communication system
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