JPH06143498A - 紫外線殺菌用包材 - Google Patents

紫外線殺菌用包材

Info

Publication number
JPH06143498A
JPH06143498A JP4305280A JP30528092A JPH06143498A JP H06143498 A JPH06143498 A JP H06143498A JP 4305280 A JP4305280 A JP 4305280A JP 30528092 A JP30528092 A JP 30528092A JP H06143498 A JPH06143498 A JP H06143498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet
laminated film
packaging material
sterilization
transmittance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4305280A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakagawa
善博 中川
Norio Nakazawa
則夫 中沢
Junichi Honma
淳一 本間
Koji Takeshita
耕二 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP4305280A priority Critical patent/JPH06143498A/ja
Publication of JPH06143498A publication Critical patent/JPH06143498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】食品を包装後に紫外線殺菌を行っても殺菌効果
を著しく低下させないことを特徴とする紫外線殺菌用包
材を提供すること。 【構成】少なくとも基材と熱融着性樹脂と接着剤からな
る層を含む積層フィルムによる紫外線殺菌用包材におい
て、全体として254nmの波長の紫外線を50%以上透
過することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品を包装後に紫外線殺
菌を行う場合の包材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品の保存性を高めるため、食品は種々
の方法により殺菌処理を施されることが多い。そのよう
な食品の殺菌方法の一つとして、紫外線殺菌が餅や冷凍
食品等の表面殺菌のために一部で用いられている。固形
食品では紫外線は食品内部まで透過しないため表面しか
殺菌されず、食品内部にも微生物が存在する食品におい
ては食品中の微生物を完全に殺菌することができない。
すなわち、そのような食品における紫外線殺菌は初期菌
数を低下させることによる保存日数の延長効果を期待す
るものである。また、紫外線はほぼ全ての波長領域にわ
たって殺菌効果を有するが、実際には254nmの波長の
紫外線の出力を最大とし、およそ250〜260nmの波
長の紫外線(以下、殺菌紫外線と称す)を放射する殺菌
用の紫外線ランプを用いて紫外線殺菌が行われている。
【0003】しかし、食品を包装した後に紫外線照射を
行うと、プラスチックへの添加剤の影響により、あるい
はプラスチックの種類によっては紫外線が包材に吸収さ
れ、食品表面に到達する殺菌紫外線線量が低下し、殺菌
効果が著しく低下する。また、場合によっては殺菌紫外
線が全く透過せず殺菌効果が得られないこともある。さ
らに、殺菌紫外線の透過性が高い単層プラスチックフィ
ルムは強度等の物性面で包材として使用するには問題が
ある。すなわち、食品を包装した後に紫外線照射を行う
場合、包材としての要求物性を考えるとプラスチック積
層フィルム(以下、積層フィルム)が必要であるが、紫
外線透過率の高い積層フィルムは未だ得られていない。
【0004】そのため、通常は食品に紫外線を照射した
後、できる限り清浄な環境下で食品の包装が行われてお
り、場合によっては、別途殺菌処理を施された包材を使
用している。ところが、この方法では、包材内表面の汚
染や紫外線殺菌後包装までの間の食品の二次汚染により
紫外線殺菌の効果が打ち消され、保存性が向上しないと
いう問題点があった。
【0005】この二次汚染等による紫外線殺菌の効果低
下を補うために、脱酸素剤やアルコール製剤を併用して
いる例があるが、一部の酵母や細菌に対しては併用効果
が認められていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点に着目してなされたもので、食品を包装後に紫外
線殺菌を行っても殺菌効果を著しく低下させないことを
特徴とする紫外線殺菌用包材を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような課
題を解決するために、少なくとも基材と熱融着性樹脂と
接着剤からなる層を含む積層フィルムによる紫外線殺菌
用包材において、全体として254nmの波長の紫外線を
50%以上透過することを特徴とする紫外線殺菌用包材
を提供するものであり、前記基材が延伸ナイロンまたは
延伸ポリプロピレンであり、前記熱融着性樹脂がポリエ
チレンであり、前記積層フィルムが透明であり、かつ表
面状態が表裏共に鏡面状であることを特徴とするもので
ある。
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。紫
外線殺菌用包材として使用できる包材は、包材としての
必要物性を考慮した場合、少なくとも基材層と熱融着性
樹脂層からなる積層フィルムである必要があり、かつ積
層フィルムの各層が単層状態で60%以上の紫外線透過
率を有していなければならない。なぜなら、積層フィル
ムの紫外線透過率はその積層フィルムを構成している各
層の紫外線透過率の積としてほぼ表されるためである。
たとえば、紫外線透過率が各々70%の2層からなる積
層フィルムの紫外線透過率は約50%となり、80%と
60%の2層からなる場合も同様である。そして、単層
フィルムの紫外線透過率は最大でも約90%であり、積
層状態で50%以上の紫外線透過率を得るためには少な
くとも単層で60%以上の紫外線透過率である必要があ
る。
【0009】なお、全体として紫外線透過率が50%以
上であれば、積層フィルムが酸素バリヤー層等を含む4
層以上からなる積層フィルムであってもよい。
【0010】本発明に係る紫外線殺菌用の積層フィルム
としては、前記の紫外線透過率の条件を満足する積層フ
ィルムであれば何を使用してもよい。例えば、基材とし
ては、ナイロン(以下ONyと示す)や延伸ポリプロピ
レン(以下OPPと示す)等を使用できる。また、熱融
着性樹脂としてはポリエチレン(以下PEと示す)等が
使用できる。
【0011】また、紫外線透過率は、同じ材質の積層フ
ィルムであっても、層の厚さや添加剤の種類により影響
を受けるため、必要な紫外線透過率が得られる厚さやグ
レードのものを使用する必要がある。
【0012】また、積層フィルムの作製方法に関しては
特に制約はなく、目的とする積層フィルムが得られれ
ば、どのような方法で作製してもかまわない。
【0013】さらに、積層フィルムの表面状態によって
も紫外線透過率は変わってくる。すなわち、表面が微小
な凹凸の多い状態(マット状)であれば、光の乱反射に
よって紫外線透過率が低下するため、フィルム表面をで
きる限り滑らかな状態(鏡面状)にする必要がある。ま
た、フィルムへの印刷は、インキが紫外線を遮断するた
め、内部の食品に紫外線が到達できず、好ましくない。
【0014】また、積層フィルムを作製する場合、フィ
ルム同士を貼り合わせるための接着剤が必要であるが、
この接着剤に関しても、紫外線を吸収しない接着剤を用
いることが必要である。
【0015】
【作用】本発明の積層フィルムは、紫外線透過率の高い
単層フィルム同士からなる積層フィルムであるため、積
層フィルムとしては高い紫外線透過率を有しており、食
品を包装した後に、食品表面の紫外線殺菌を行うことが
できる。また、積層にすることにより、包装材料として
の必要物性も兼ね備えている。
【0016】ここで殺菌紫外線透過率(以下、紫外線透
過率と略す)を50%以上としたのは、透過率が50%
以下であっても数%以上あれば殺菌効果が認められる
が、食品表面に到達する殺菌紫外線線量の低下により殺
菌効果が著しく低下し、保存性向上のために必要な殺菌
効果を得るためには長時間の照射が必要であり、非効率
的であるためである。
【0017】
【実施例】
<実施例1>接着剤として水性接着剤(日本曹達(株)
製:「T−185」)を0.8g/m 2 塗工した15μm
のONyフィルム(ユニチカ(株)製:「エンブレ
ム」)に、低密度ポリエチレン(以下LDPEと示す)
(三井石油化学(株)製:「ミラソン14−P」)を溶
融押出しにて、表面が鏡面状態となるように40μmの
厚さで積層した。得られた積層フィルムおよび使用した
ONyとLDPEの各単層フィルムについて254nmの
紫外線透過率を、分光光度計(島津製作所(株)製:
「MPS−2000」)で測定した。
【0018】<実施例2>実施例1と同様の接着剤を
0.8g/m2 塗工した25μmのOPPフィルム(東洋
紡(株)製:「パイレンP2102」)に、LDPE
(三井石油化学(株)製:「ミラソン16−P」)を溶
融押出しにて、表面が鏡面状態となるように50μmの
厚さで積層した。得られた積層フィルムおよび使用した
OPPとLDPEの各単層フィルムについて254nmの
紫外線透過率を、分光光度計(島津製作所(株)製「M
PS−2000」)で測定した。
【0019】<比較例1>実施例1で用いたONyの代
わりに、12μmのポリエチレンテレフタレート(以下
PETと示す)(東レ(株)製:「ルミラーQ27」)
を用いて、実施例1と同様に測定した。
【0020】<比較例2>実施例2で用いたOPPフィ
ルムと50μmの無延伸ポリプロピレン(以下CPPと
示す)フィルム(東レ(株)製:「トレファンZK93
K」)を実施例1と同様の接着剤を用いて貼り合わせ、
得られた積層フィルムおよび使用したOPPとCPPの
各単層フィルムについて254nmの紫外線透過率を、実
施例1と同様に測定した。
【0021】<比較例3>実施例1で用いたONyフィ
ルムと50μmの直鎖状低密度ポリエチレン(以下LL
DPEと示す)フィルム(タマポリ(株)製:「UB−
1」)を実施例1ト同様の接着剤を用いて貼り合わせ、
比較例2と同様のテストを行った。
【0022】<比較例4>実施例1のLDPE面がマッ
ト状になるように加工し、得られた積層フィルムの紫外
線透過率を測定した。
【0023】<比較例5>実施例1の接着剤の代わり
に、ウレタン系接着剤(東洋モートン(株)製:「AD
−980」)を5g/m2 塗工して同様のテストを行っ
た。
【0024】実施例1、2及び比較例1〜5の紫外線透
過率の結果を表1に示す。また、各単層フィルムの紫外
線透過率の結果を表2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】実施例はいずれも50%以上の紫外線透過
率を示したが、比較例では50%以上の紫外線透過率を
示すものはなかった。ちなみに、比較例1は基材の種
類、比較例2は熱融着性樹脂の種類、比較例3はPEの
グレード、比較例5は接着剤が代わることにより紫外線
透過率が低下する例であり、比較例4はフィルムの表面
状態により紫外線透過率が低下する例である。
【0028】
【発明の効果】本発明の紫外線殺菌用包材は、殺菌用紫
外線ランプの紫外線波長域に対して高い透過性を有して
いるため、食品を本包材で包装した後に紫外線殺菌を行
っても十分に食品を殺菌することができ、食品の保存性
を高めることができ、また、包装後に殺菌するため、殺
菌後の二次汚染を防止することもできる。さらに、積層
フィルムであるため、単層フィルムとは異なり、包装適
性に優れており、基材と熱融着性樹脂の組み合わせによ
り、低温耐性、高温耐性、耐ピンホール性等、使用目的
に応じて様々な物性を付与することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/34 7016−4F B65D 65/16 9028−3E 81/24 D 9028−3E // B29K 23:00 4F 77:00 4F B29L 7:00 4F (72)発明者 竹下 耕二 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも基材と熱融着性樹脂と接着剤か
    らなる層を含む積層フィルムによる紫外線殺菌用包材に
    おいて、全体として254nmの波長の紫外線を50%以
    上透過することを特徴とする紫外線殺菌用包材。
  2. 【請求項2】前記基材が延伸ナイロンまたは延伸ポリプ
    ロピレンであることを特徴とする請求項1に記載の紫外
    線殺菌用包材。
  3. 【請求項3】前記熱融着性樹脂がポリエチレンであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の紫外線殺菌用包材。
  4. 【請求項4】前記積層フィルムが透明であり、かつ表面
    状態が表裏共に鏡面状であることを特徴とする請求項1
    〜3に記載の紫外線殺菌用包材。
JP4305280A 1992-11-16 1992-11-16 紫外線殺菌用包材 Pending JPH06143498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4305280A JPH06143498A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 紫外線殺菌用包材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4305280A JPH06143498A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 紫外線殺菌用包材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06143498A true JPH06143498A (ja) 1994-05-24

Family

ID=17943204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4305280A Pending JPH06143498A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 紫外線殺菌用包材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06143498A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145486A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 餅包装体
JP2019501386A (ja) * 2015-12-18 2019-01-17 ビオメリューBiomerieux 信号増幅を伴う分析キュベットおよび派生物
JP2021195157A (ja) * 2020-06-15 2021-12-27 大日本印刷株式会社 包装材、包装材の製造方法、及び包装材を備える包装容器の使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145486A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 餅包装体
JP2019501386A (ja) * 2015-12-18 2019-01-17 ビオメリューBiomerieux 信号増幅を伴う分析キュベットおよび派生物
JP2021195157A (ja) * 2020-06-15 2021-12-27 大日本印刷株式会社 包装材、包装材の製造方法、及び包装材を備える包装容器の使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2221935T3 (es) Carton no foliado revestido de polimero para empaquetar productos alimentarios y no alimentarios.
JP2009023100A (ja) 紫外線を吸収し可視光線を透過する積層材料と該積層材料を用いた包装体およびプレススルーパッケージ並びにシュリンクラベル
EP2804762B1 (en) Laser imageable polyolefin film
MXPA03007191A (es) Material de capas multiples, que excluye luz.
US4988546A (en) Flavor/fragrance enhanced composite structures
JP2002189415A (ja) 遮光性印刷ラベル
KR101899446B1 (ko) 투명 차광성 포장 필름 및 이의 제조 방법
JPH06143498A (ja) 紫外線殺菌用包材
JP2005305745A (ja) 紫外線吸収フィルムおよびそのフィルムを用いた包装体
JPH09142539A (ja) 紫外線遮断性包装材料
JP2020029305A (ja) 食品包装用多層フィルム、食品包装用ラミネート複合フィルム、および、深絞り成形体
JPH11130043A (ja) カップ型レトルト紙容器用原紙
JP2001026081A (ja) 包装用積層体
JP2006224317A (ja) 遮光性積層フィルムおよびそのフィルムを用いた遮光性包装体
JPS6052337A (ja) 食品容器用積層ポリエステルフイルム
JP2008068877A (ja) 抗菌性包装材料およびその包装体もしくは保管方法
JPH0428368A (ja) l―メントール含有医薬品の包装体
JP3140252B2 (ja) 包装容器
WO2022215538A1 (ja) 積層フィルム及び包装材
JP2006341887A (ja) 包装体
JP3563742B2 (ja) 紫外線透過防止性を備えた透明な包装用材
KR102470420B1 (ko) 식품 포장용 필름 및 그 제조방법
KR102873901B1 (ko) 발효지연 및 탈취용 포장재
JPH0940851A (ja) 紫外線カットフイルム
JPH06255042A (ja) 食品容器用複合紙及びその製造法