JPH06145338A - 含フッ素共重合体及びその製造方法 - Google Patents
含フッ素共重合体及びその製造方法Info
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- JPH06145338A JPH06145338A JP32131492A JP32131492A JPH06145338A JP H06145338 A JPH06145338 A JP H06145338A JP 32131492 A JP32131492 A JP 32131492A JP 32131492 A JP32131492 A JP 32131492A JP H06145338 A JPH06145338 A JP H06145338A
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- JP
- Japan
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- ethylene oxide
- fluorine
- copolymer
- trifluoropropylene
- polymer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 分子鎖中に疎水性部分と親水性部分の両方を
持ち、トリフルオロプロピレンオキシド重合体とエチレ
ンオキシド重合体の特性を合わせ持つ新規含フッ素ポリ
エーテル共重合体の提供および、両重合単位を任意の組
成比で含有する上記新規共重合体の製造方法の提供。 【構成】 トリフルオロプロピレンオキシド重合単位
(a)1〜99モル%及び、エチレンオキシド重合単位
(b)99〜1モル%を含有し、(a)および(b)が
ランダム又はブロック状に配列されてなる含フッ素ポリ
エーテル共重合体、およびトリフルオロプロピレンオキ
シドとエチレンオキシドを亜鉛の有機金属化合物あるい
は金属アルコキシドの存在下で共重合させることを特徴
とする上記含フッ素ポリエーテル共重合体の製造方法。
持ち、トリフルオロプロピレンオキシド重合体とエチレ
ンオキシド重合体の特性を合わせ持つ新規含フッ素ポリ
エーテル共重合体の提供および、両重合単位を任意の組
成比で含有する上記新規共重合体の製造方法の提供。 【構成】 トリフルオロプロピレンオキシド重合単位
(a)1〜99モル%及び、エチレンオキシド重合単位
(b)99〜1モル%を含有し、(a)および(b)が
ランダム又はブロック状に配列されてなる含フッ素ポリ
エーテル共重合体、およびトリフルオロプロピレンオキ
シドとエチレンオキシドを亜鉛の有機金属化合物あるい
は金属アルコキシドの存在下で共重合させることを特徴
とする上記含フッ素ポリエーテル共重合体の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は含フッ素ポリエーテル共
重合体及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、ト
リフルオロプロピレンオキシドとエチレンオキシドを構
成単位とする含フッ素ポリエーテル共重合体、および亜
鉛の有機金属化合物あるいは金属アルコキシドを重合開
始剤としてトリフルオロプロピレンオキシドとエチレン
オキシドとを共重合させ上記共重合体を製造する方法に
関する。
重合体及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、ト
リフルオロプロピレンオキシドとエチレンオキシドを構
成単位とする含フッ素ポリエーテル共重合体、および亜
鉛の有機金属化合物あるいは金属アルコキシドを重合開
始剤としてトリフルオロプロピレンオキシドとエチレン
オキシドとを共重合させ上記共重合体を製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】トリフルオロプロピレンオキシド重合体
は化学的に安定なトリフルオロメチル基を持つポリエー
テルであり、撥水性、低い溶剤溶解性、低屈折率等の性
質を示すため、特殊ゴム製造用の中間体として有用であ
る。一方、エチレンオキシド重合体はトリフルオロプロ
ピレンオキシド重合体とは逆に、水溶性、あるいは各種
溶剤に対する高い溶解性等の性質を示し、凝集剤、接着
剤、化粧品や医薬用にも広く使用されている。
は化学的に安定なトリフルオロメチル基を持つポリエー
テルであり、撥水性、低い溶剤溶解性、低屈折率等の性
質を示すため、特殊ゴム製造用の中間体として有用であ
る。一方、エチレンオキシド重合体はトリフルオロプロ
ピレンオキシド重合体とは逆に、水溶性、あるいは各種
溶剤に対する高い溶解性等の性質を示し、凝集剤、接着
剤、化粧品や医薬用にも広く使用されている。
【0003】上記両重合体の各重合単位を分子内に有す
る共重合体は、両者の相反する特色を備え、両重合単位
の量を調整することによりCF3 基の含有量の異なる各
種の共重合体を製造することができるので、興味ある共
重合体である。
る共重合体は、両者の相反する特色を備え、両重合単位
の量を調整することによりCF3 基の含有量の異なる各
種の共重合体を製造することができるので、興味ある共
重合体である。
【0004】しかし、このようなトリフルオロプロピレ
ンオキシドとエチレンオキシドの共重合体については未
だ合成されたという報告例はない。
ンオキシドとエチレンオキシドの共重合体については未
だ合成されたという報告例はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは塗料、接
着剤、特殊ゴム用の中間体として有用なトリフルオロプ
ロピレンオキシドとエチレンオキシドの共重合体を得る
方法について検討した結果、亜鉛の有機金属化合物ある
いは金属アルコキシドを重合開始剤として共重合させる
ことにより、トリフルオロプロピレンオキシドとエチレ
ンオキシドの共重合体が得られることを見出し、本発明
に到達した。
着剤、特殊ゴム用の中間体として有用なトリフルオロプ
ロピレンオキシドとエチレンオキシドの共重合体を得る
方法について検討した結果、亜鉛の有機金属化合物ある
いは金属アルコキシドを重合開始剤として共重合させる
ことにより、トリフルオロプロピレンオキシドとエチレ
ンオキシドの共重合体が得られることを見出し、本発明
に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記式(a)
で表わされるトリフルオロプロピレンオキシド重合単位
1〜99モル%及び、下記式(b)で表わされるエチレ
ンオキシド重合単位99〜1モル%を含有し、(a)お
よび(b)がランダム又はブロック状に配列されてなる
式1で表わされる含フッ素ポリエーテル共重合体、およ
び式2で示されるトリフルオロプロピレンオキシドとエ
チレンオキシドを亜鉛の有機金属化合物あるいは金属ア
ルコキシドの存在下で共重合させることを特徴とする上
記含フッ素ポリエーテル共重合体の製造方法である(以
下、トリフルオロプロピレンオキシドをTFPO、エチ
レンオキシドをEOとよぶことがある。)。
で表わされるトリフルオロプロピレンオキシド重合単位
1〜99モル%及び、下記式(b)で表わされるエチレ
ンオキシド重合単位99〜1モル%を含有し、(a)お
よび(b)がランダム又はブロック状に配列されてなる
式1で表わされる含フッ素ポリエーテル共重合体、およ
び式2で示されるトリフルオロプロピレンオキシドとエ
チレンオキシドを亜鉛の有機金属化合物あるいは金属ア
ルコキシドの存在下で共重合させることを特徴とする上
記含フッ素ポリエーテル共重合体の製造方法である(以
下、トリフルオロプロピレンオキシドをTFPO、エチ
レンオキシドをEOとよぶことがある。)。
【0007】
【化3】
【0008】
【化4】
【0009】
【化5】
【0010】
【化6】
【0011】本発明の含フッ素ポリエーテル共重合体の
構造はプロトンNMR(1 H−NMR)、赤外吸収スペ
クトル(IR)、13C−NMR、及び融点(Tm)によ
って同定することができる。
構造はプロトンNMR(1 H−NMR)、赤外吸収スペ
クトル(IR)、13C−NMR、及び融点(Tm)によ
って同定することができる。
【0012】例えば一般式(1)においてx:y=9:
91で、GPCのピーク分子量が8.0×104 である
含フッ素ポリエーテル共重合体は以下の物性を示す。
91で、GPCのピーク分子量が8.0×104 である
含フッ素ポリエーテル共重合体は以下の物性を示す。
【0013】(1)1 H−NMR(図1) 下記の各シグナルが認められる。 4.4〜4.0ppm(TFPOユニット由来のCH,
CH2 ) 4.0〜3.6ppm(EOユニット由来のCH,CH
2 )
CH2 ) 4.0〜3.6ppm(EOユニット由来のCH,CH
2 )
【0014】(2)13C−NMR(図2) 132〜118ppm(CF3 ) 80〜78 ppm(CH) 71.4 ppm(TFPO由来のCH2 ) 70.7 ppm(EO由来のCH2 ) のシグナルが認められ、これにより、CF3 基を有する
ポリエーテル構造を有することがわかる。
ポリエーテル構造を有することがわかる。
【0015】(3)IR(図3) 3350,2850,1440,1100,830cm
-1 に吸収が認められ、これにより、アルキル基、C−F基
の存在が確認できる。 (4)Tm 56℃、119℃
-1 に吸収が認められ、これにより、アルキル基、C−F基
の存在が確認できる。 (4)Tm 56℃、119℃
【0016】また分子量はGPCでのピーク分子量(ポ
リスチレン換算値)として求めることができ、さらに1
H−NMRにおいて各構成単位由来のメチン、メチレン
の和の積分比から各構成単位の比x:yが求められる。
リスチレン換算値)として求めることができ、さらに1
H−NMRにおいて各構成単位由来のメチン、メチレン
の和の積分比から各構成単位の比x:yが求められる。
【0017】本発明の含フッ素ポリエーテル共重合体
は、亜鉛の有機金属化合物あるいは金属アルコキシドの
存在下でトリフルオロプロピレンオキシドとエチレンオ
キシドを共重合させることにより製造することができ
る。
は、亜鉛の有機金属化合物あるいは金属アルコキシドの
存在下でトリフルオロプロピレンオキシドとエチレンオ
キシドを共重合させることにより製造することができ
る。
【0018】本発明方法において単量体として用いるT
FPOは、式2で表される化合物で、トリフルオロアセ
トンを臭素化して得られたブロモトリフルオロアセトン
を水素化アルミニウムリチウムで還元してブロモトリフ
ルオロイソプロピルアルコールを苛性ソーダで処理する
方法、あるいはトリフルオロプロピレンを微生物を用い
て酸化する方法(特公昭61−14798号公報、特開
昭61−202697号公報参照)などにより製造する
ことができる。
FPOは、式2で表される化合物で、トリフルオロアセ
トンを臭素化して得られたブロモトリフルオロアセトン
を水素化アルミニウムリチウムで還元してブロモトリフ
ルオロイソプロピルアルコールを苛性ソーダで処理する
方法、あるいはトリフルオロプロピレンを微生物を用い
て酸化する方法(特公昭61−14798号公報、特開
昭61−202697号公報参照)などにより製造する
ことができる。
【0019】本発明において開始剤として使用する亜鉛
の有機金属化合物は分子中に少なくとも1個のZn−C
結合及び/又はZn−OC結合を有する化合物、あるい
はその錯化合物である。このような亜鉛の有機金属化合
物としては、ジアルキル亜鉛、モノアルキルアルコキシ
亜鉛、ジアルコキシ亜鉛、あるいはこれらの低重合体、
およびこれらの錯化合物などを挙げることができ、より
具体的には(C2 H5)2 Zn,[C2 H5 ZnOCH3
]4 ,[Zn(OCH3 )2 ]n ,[Zn(OCH
3 )2 (C2 H5 ZnOCH3 )6 ]、などが例示され
る。またこれらの亜鉛の有機金属化合物と水との混合物
も開始剤として使用することができる。
の有機金属化合物は分子中に少なくとも1個のZn−C
結合及び/又はZn−OC結合を有する化合物、あるい
はその錯化合物である。このような亜鉛の有機金属化合
物としては、ジアルキル亜鉛、モノアルキルアルコキシ
亜鉛、ジアルコキシ亜鉛、あるいはこれらの低重合体、
およびこれらの錯化合物などを挙げることができ、より
具体的には(C2 H5)2 Zn,[C2 H5 ZnOCH3
]4 ,[Zn(OCH3 )2 ]n ,[Zn(OCH
3 )2 (C2 H5 ZnOCH3 )6 ]、などが例示され
る。またこれらの亜鉛の有機金属化合物と水との混合物
も開始剤として使用することができる。
【0020】また本発明において開始剤として使用する
金属アルコキシドとしてはナトリウム、カリウム、ルビ
ジウム、セシウム等のアルカリ金属のアルコキシドが特
に好適であり、アルコキシドとしてはメトキサイド、エ
トキサイド、プロポキサイド、ブトキサイド等を挙げる
ことができる。
金属アルコキシドとしてはナトリウム、カリウム、ルビ
ジウム、セシウム等のアルカリ金属のアルコキシドが特
に好適であり、アルコキシドとしてはメトキサイド、エ
トキサイド、プロポキサイド、ブトキサイド等を挙げる
ことができる。
【0021】亜鉛の有機金属化合物や金属アルコキシド
の使用量は、モノマーに対し、0.1〜10%、特に
0.5〜5%が好ましい。
の使用量は、モノマーに対し、0.1〜10%、特に
0.5〜5%が好ましい。
【0022】本発明方法において、各モノマーの重合反
応性は開始剤の種類により異なるので、供給するモノマ
ーの比率および開始剤の種類により共重合体中の重合単
位組成を変えることができ、上記の任意の組成比範囲の
ランダム共重合体又はブロック共重合体を製造すること
ができる。
応性は開始剤の種類により異なるので、供給するモノマ
ーの比率および開始剤の種類により共重合体中の重合単
位組成を変えることができ、上記の任意の組成比範囲の
ランダム共重合体又はブロック共重合体を製造すること
ができる。
【0023】重合は無溶媒でも、あるいはトルエン、ベ
ンゼン等の芳香族炭化水素やジ−n−ブチルエーテル等
の有機溶媒中で行ってもよい。
ンゼン等の芳香族炭化水素やジ−n−ブチルエーテル等
の有機溶媒中で行ってもよい。
【0024】重合温度は−20〜200℃、特に0〜1
50℃が好ましく、開始剤の種類に応じて適宜選択する
ことができる。重合は窒素等の不活性ガス中で行う。
50℃が好ましく、開始剤の種類に応じて適宜選択する
ことができる。重合は窒素等の不活性ガス中で行う。
【0025】反応後は、酸で中和して、ベンゼンに可溶
部分と不溶部分に分別し、ベンゼン可溶部分は凍結乾燥
し、ベンゼン不溶部分はテトラヒドロフランに溶解させ
た後ヘキサンに再沈させて濾別、真空乾燥してそれぞれ
組成、分子量等の異なる重合物が得られる。
部分と不溶部分に分別し、ベンゼン可溶部分は凍結乾燥
し、ベンゼン不溶部分はテトラヒドロフランに溶解させ
た後ヘキサンに再沈させて濾別、真空乾燥してそれぞれ
組成、分子量等の異なる重合物が得られる。
【0026】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。なお、得られた共重合体の物性の測定は以下の方
法で行った。
する。なお、得られた共重合体の物性の測定は以下の方
法で行った。
【0027】(1)重合物組成比 EO:TFPO1 H−NMR(装置:日本電子製GSX−270型)に
より得られたNMRスペクトル(図1)において 4.4−4.0ppm(TFPOユニット由来のメチ
ン、メチレン) 4.0−3.6ppm(EOユニット由来のメチン、メ
チレン) に表れた各シグナルより、TFPOおよびEOユニット
の存在が確認され、メチン、メチレンの積分比から生成
ポリマー中のTFPOとEOの組成比を計算する。
より得られたNMRスペクトル(図1)において 4.4−4.0ppm(TFPOユニット由来のメチ
ン、メチレン) 4.0−3.6ppm(EOユニット由来のメチン、メ
チレン) に表れた各シグナルより、TFPOおよびEOユニット
の存在が確認され、メチン、メチレンの積分比から生成
ポリマー中のTFPOとEOの組成比を計算する。
【0028】(2)融解ピーク温度 DSC分析(装置:セイコー電子製DSC−200、昇
温速度10℃/min) による。
温速度10℃/min) による。
【0029】(3)GPCピーク分子量(装置:島津製
作所製LC−9A) GPCカラムにShodexKF−80M×2本(TH
F)を用い、ポリスチレン換算値として求めた。
作所製LC−9A) GPCカラムにShodexKF−80M×2本(TH
F)を用い、ポリスチレン換算値として求めた。
【0030】[実施例1]特公昭61−14798号公
報記載の方法によりトリフルオロプロピレンを微生物で
酸化して得られたTFPOを窒素気流下で水素化カルシ
ウム上で蒸留して精製コモノマーを得た。 窒素雰囲気
下、ベンゼン10ml、重合開始剤としてtert−B
uOCS (セシウムt−ブトキサイド)のTHF溶液
(濃度0.15mol/1)1.67ml(0.25m
mol)をシリンジでアンプル管に仕込んだ。アンプル
管を液体窒素で冷却し、前記精製TFPO1.07ml
(12.5mmol)をシリンジで、さらに真空蒸留法
にて水素化カルシウム上で蒸留したエチレンオキシド
2.47ml(50.0mmol)を真空蒸留法で加
え、溶封した。80℃の恒温槽中で3日間重合させた
後、アンプル管を冷却、開封して塩酸メタノール溶液を
添加し反応を停止させた。反応混合物を大量のベンゼン
中に投入して沈殿物を濾別し、濾液を凍結乾燥してベン
ゼン可溶性の重合物1.65gを得た。収率46%、G
PCピーク分子量4.1×103 であった。濾別した沈
殿物にTHFを加え、2時間撹拌後、再度沈殿物(触媒
残渣)を濾別した。THF溶液を濃縮し、ヘキサン中に
再沈して得られた沈殿物を濾過乾燥して重合物を得た。
結果を実施例2〜4の結果と共に表1に示す。
報記載の方法によりトリフルオロプロピレンを微生物で
酸化して得られたTFPOを窒素気流下で水素化カルシ
ウム上で蒸留して精製コモノマーを得た。 窒素雰囲気
下、ベンゼン10ml、重合開始剤としてtert−B
uOCS (セシウムt−ブトキサイド)のTHF溶液
(濃度0.15mol/1)1.67ml(0.25m
mol)をシリンジでアンプル管に仕込んだ。アンプル
管を液体窒素で冷却し、前記精製TFPO1.07ml
(12.5mmol)をシリンジで、さらに真空蒸留法
にて水素化カルシウム上で蒸留したエチレンオキシド
2.47ml(50.0mmol)を真空蒸留法で加
え、溶封した。80℃の恒温槽中で3日間重合させた
後、アンプル管を冷却、開封して塩酸メタノール溶液を
添加し反応を停止させた。反応混合物を大量のベンゼン
中に投入して沈殿物を濾別し、濾液を凍結乾燥してベン
ゼン可溶性の重合物1.65gを得た。収率46%、G
PCピーク分子量4.1×103 であった。濾別した沈
殿物にTHFを加え、2時間撹拌後、再度沈殿物(触媒
残渣)を濾別した。THF溶液を濃縮し、ヘキサン中に
再沈して得られた沈殿物を濾過乾燥して重合物を得た。
結果を実施例2〜4の結果と共に表1に示す。
【0031】[実施例2]EOの添加量を一定にしてコ
モノマーの仕込み比EO:TFPO及び開始剤濃度を表
1に示すように変える他は実施例1と同様に行なった。
2.30gのベンゼン可溶部分の重合物と微量のベンゼ
ン不溶性重合物を得た。ベンゼン可溶性重合物の収率4
6%、GPCピーク分子量4.0×103 、1 H−NM
Rより求めたEO:TFPO=8:92であった。
モノマーの仕込み比EO:TFPO及び開始剤濃度を表
1に示すように変える他は実施例1と同様に行なった。
2.30gのベンゼン可溶部分の重合物と微量のベンゼ
ン不溶性重合物を得た。ベンゼン可溶性重合物の収率4
6%、GPCピーク分子量4.0×103 、1 H−NM
Rより求めたEO:TFPO=8:92であった。
【0032】[実施例3]開始剤として[Zn(OCH
3 )2 (C2 H5 ZnOCH3 )6 ]トルエン溶液を用
い、コモノマーの仕込み比EO:TFPO及び開始剤濃
度を表1に示すように変える他は実施例1と同様に行な
った。ベンゼン可溶部分の重合物の収率は11%、GP
Cピーク分子量5.0×103 、1 H−NMRより求め
たEO:TFPO=95:5であった。
3 )2 (C2 H5 ZnOCH3 )6 ]トルエン溶液を用
い、コモノマーの仕込み比EO:TFPO及び開始剤濃
度を表1に示すように変える他は実施例1と同様に行な
った。ベンゼン可溶部分の重合物の収率は11%、GP
Cピーク分子量5.0×103 、1 H−NMRより求め
たEO:TFPO=95:5であった。
【0033】[実施例4] コモノマーの仕込み比EO:TFPO及び開始剤濃度を
表1に示すように変える他は実施例3と同様に行なっ
た。ベンゼン可溶部分の重合物を収率5%で、ベンゼン
不溶部分の重合物を収率2%で得た。ベンゼン不溶部分
の重合物のGPCピーク分子量8.0×104 、1 H−
NMRより求めたEO:TFPO=91:9、DSC分
析により求めた融解ピーク温度は56℃、119℃であ
った。又、ベンゼン可溶性の重合体はベンゼン不溶部分
の重合物に較べて、GPC分子量は高いがEO成分に富
む重合体であった。
表1に示すように変える他は実施例3と同様に行なっ
た。ベンゼン可溶部分の重合物を収率5%で、ベンゼン
不溶部分の重合物を収率2%で得た。ベンゼン不溶部分
の重合物のGPCピーク分子量8.0×104 、1 H−
NMRより求めたEO:TFPO=91:9、DSC分
析により求めた融解ピーク温度は56℃、119℃であ
った。又、ベンゼン可溶性の重合体はベンゼン不溶部分
の重合物に較べて、GPC分子量は高いがEO成分に富
む重合体であった。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明は、分子内にトリフルオロメチル
基を有し、かつ分子鎖中に疎水性部分と親水性部分の両
方を持つ新規含フッ素ポリエーテル共重合体であり、塗
料、接着剤、特殊ゴム用の樹脂として有用である。
基を有し、かつ分子鎖中に疎水性部分と親水性部分の両
方を持つ新規含フッ素ポリエーテル共重合体であり、塗
料、接着剤、特殊ゴム用の樹脂として有用である。
【0036】また本発明によれば、トリフルオロプロピ
レンオキシドとエチレンオキシドの単位を任意の組成比
で含有する新規含フッ素ポリエーテル共重合体が得られ
るので、上記各種用途の製品を得る方法として利用価値
が大きい。
レンオキシドとエチレンオキシドの単位を任意の組成比
で含有する新規含フッ素ポリエーテル共重合体が得られ
るので、上記各種用途の製品を得る方法として利用価値
が大きい。
【図1】本発明の含フッ素ポリエーテル共重合体の1H
−NMRスペクトル
−NMRスペクトル
【図2】本発明の含フッ素ポリエーテル共重合体の13C
−NMRスペクトル
−NMRスペクトル
【図3】本発明の含フッ素ポリエーテル共重合体の赤外
線吸収スペクトル
線吸収スペクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古橋 敬三 埼玉県戸田市新曾南三丁目17番35号 日本 鉱業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 トリフルオロプロピレンオキシド重合単
位(a)1〜99モル%及び、エチレンオキシド重合単
位(b)99〜1モル%を含有し、(a)および(b)
がランダム又はブロック状に配列されてなる式1で表わ
される含フッ素ポリエーテル共重合体。 【化1】 (式中x:y=1:99〜99:1) - 【請求項2】 式2で示されるトリフルオロプロピレン
オキシドとエチレンオキシドを亜鉛の有機金属化合物あ
るいは金属アルコキシドの存在下で共重合させることを
特徴とする請求項1に記載の含フッ素ポリエーテル共重
合体の製造方法。 【化2】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32131492A JPH06145338A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 含フッ素共重合体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32131492A JPH06145338A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 含フッ素共重合体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06145338A true JPH06145338A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18131207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32131492A Pending JPH06145338A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 含フッ素共重合体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06145338A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000066575A3 (en) * | 1999-05-04 | 2001-03-22 | Du Pont | Polyfluorinated epoxides and associated polymers and processes |
-
1992
- 1992-11-05 JP JP32131492A patent/JPH06145338A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000066575A3 (en) * | 1999-05-04 | 2001-03-22 | Du Pont | Polyfluorinated epoxides and associated polymers and processes |
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