JPH06145701A - 粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法 - Google Patents

粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法

Info

Publication number
JPH06145701A
JPH06145701A JP4294782A JP29478292A JPH06145701A JP H06145701 A JPH06145701 A JP H06145701A JP 4294782 A JP4294782 A JP 4294782A JP 29478292 A JP29478292 A JP 29478292A JP H06145701 A JPH06145701 A JP H06145701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
higher fatty
weight
iron
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4294782A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ishikawa
博之 石川
Kuniaki Ogura
邦明 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP4294782A priority Critical patent/JPH06145701A/ja
Publication of JPH06145701A publication Critical patent/JPH06145701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】合金粉末等の添加物の偏析が少なく、ホッパか
らの流出性、安定供給性に優れ、成形時の金型からの抜
出力が低い粉末冶金用鉄基粉末混合物を提供する。 【構成】平均粒径78μmのアトマイズ鉄粉、16μm
未満の合金用電解銅粉、黒鉛粉、MgO、SiO2 を主
成分とする切削改善剤を、結合剤としてポリビニルブチ
ラール、ナイロン6ともにメタノールに溶解した溶液と
5分間常温で混合し、潤滑剤粉末を添加し、2分間混合
し、常温にて液体成分を蒸発させた。結合剤は0.05
〜0.3重量%、潤滑剤は0.5〜2.0重量%のと
き、好成績を得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、添加物の偏析が少な
く、ホッパからの流出性、安定供給性に優れ、成形時の
金型からの抜出力が低く、かつ亜鉛を含有しないか又は
少ない粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】粉末冶金用鉄基粉末混合物は、鉄粉に、
銅粉、黒鉛粉、燐化鉄粉等の合金粉末とステアリン酸亜
鉛等の潤滑剤とを混合し、さらに必要に応じて切削性改
善用粉末を加えて製造するのが一般的である。しかし、
このような混合物は以下のような欠点を持っている。
【0003】先ず、その欠点はこのような混合物が偏析
を生ずることである。偏析について述べると、混合物は
大きさ、形状及び密度の異なる粉末を含んでいるため、
混合後の輸送、ホッパへの装入、払出し、又は成形処理
等の際に容易に偏析が生じてしまう。例えば、鉄系粉末
と黒鉛粉との混合物は、トラック輸送中の振動によって
輸送容器内に偏析が起こり、黒鉛粉が浮かび上がること
は良く知られている。また、ホッパに装入された黒鉛は
ホッパ内偏析のためホッパより排出する際、排出の初
期、中期、終期でそれぞれ黒鉛粉の濃度が異なることも
知られている。これらの偏析によって製品は組成にばら
つきを生じ、寸法変化及び強度のばらつきが大きくなっ
て不良品の原因となる。また、黒鉛粉などはいずれも微
粉末であるため混合物の比表面積を増大させ、その結
果、流動性が低下する。このような流動性の低下は成形
用金型への充填速度を低下させるため、圧粉体の生産速
度を低下させてしまうという欠点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような混合物の偏
析を防止する技術として、特開平1−219101号公
報にステアリン酸亜鉛を結合材にして鉄基粉末表面に黒
鉛を付着させた粉末が開示されている。また、本発明者
らは、先に特開平3−162502号公報において金属
石鹸と脂肪酸とを結合材として用いる方法を提案した。
しかし、これらはいずれも結合材に亜鉛やその他の金属
元素を含んでおり、焼結時に結合材中の金属元素が酸化
物として炉内を汚染したり、焼結体組成を変化させる問
題点を有し、不良品が増大するなどの問題がある。
【0005】このような問題点を解決するために、特公
表昭60−502158号公報や特開平2−21740
3号公報に開示されるように、金属元素を含まない結合
剤を用いたものがあるが、これらの結合剤自体は潤滑作
用を持たないので、最終的にはステアリン酸亜鉛を潤滑
剤として添加して用いられており、上述の問題点を解決
していない。
【0006】本発明は、従来の粉体特性及び圧粉体特性
を維持しながら、偏析が少なく、ホッパからの流出性、
粉末供給安定性に優れ、かつ亜鉛を含有しないか含有量
が少ない粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、ポリアミド、ポリビニル
ブチラールおよびポリビニルホルマールの第1群から選
ばれた1種以上の結合剤0.05重量%以上0.30重
量%以下と、高級脂肪酸アミド、高級脂肪アルコールお
よび高級脂肪酸エステルの第2群から選ばれた粉末潤滑
剤0.50重量%以上1.5重量%以下とを含み、残部
は合金用粉末および/または切削性改善用粉末0.1重
量%以上5.0重量%以下が表面に固着された鉄基粉末
であることを特徴とする粉末冶金用鉄基粉末混合物であ
る。この場合、さらに粉末潤滑剤であるステアリン酸亜
鉛0.20重量%以下(0重量%は含まず)を含むこと
とすれば好適である。
【0008】本発明の第2の発明は、高級脂肪酸、高級
脂肪アルコールおよび高級脂肪エステルの第1群から選
ばれた1種以上の溶融結合剤0.05重量%以上0.3
0重量%以下と、この結合剤より融点の高い高級脂肪酸
アミドおよび高級脂肪アルコールの第2群から選ばれた
1種以上の粉末潤滑剤0.5重量%以上1.5重量%以
下とを含み、残部は合金用粉末および/または切削性改
善用粉末0.1重量%以上、5.0重量%以下が表面に
固着された鉄基粉末であることを特徴とする粉末冶金用
鉄基粉末混合物を提供するものである。さらにこの成分
に、粉末潤滑剤であるステアリン酸亜鉛0.20重量%
以下(0重量%は含まず)を含むと好適である。
【0009】上記本発明の粉末冶金用鉄基粉末混合物の
製造方法は、合金用粉末および/または切削性改善用粉
末と、ポリアミド、ポリビニルブチラールおよびポリビ
ニルホルマールの第1群から選ばれた1種以上の結合剤
とを、結合剤の融点以上の温度で混合した後、前記高級
脂肪酸アミド、高級脂肪アルコールおよび高級脂肪酸エ
ステルの第2群から選ばれた1種以上の粉末潤滑剤を添
加し、前記結合剤の融点以上前記粉末潤滑剤の融点未満
の温度で混合することを特徴とする粉末冶金用鉄基粉末
混合物の製造方法である。
【0010】また上記本発明の第2の発明の粉末冶金用
鉄基粉末混合物の製造方法は、合金用粉末および/また
は切削性改善用粉末と、高級脂肪酸、高級脂肪アルコー
ルおよび高級脂肪エステルの第1群から選ばれた1種以
上の溶融結合剤とを溶融結合剤の融点以上の温度で混合
した後、前記溶融結合剤より融点の高い高級脂肪酸アミ
ドおよび高級脂肪アルコールの第2群から選ばれた1種
以上の粉末潤滑剤を添加し、前記溶融結合剤の融点以上
前記粉末潤滑剤の融点未満の温度で混合することを特徴
とする。
【0011】また、上記第1の発明の粉末冶金用鉄基粉
末混合物の別の製造方法は、ポリアミド、ポリビニルブ
チラールおよびポリビニルホルマールの第1群から選ば
れた1種以上の結合剤を溶媒に溶かし、合金用粉末およ
び/または切削性改善用粉末を混合し、結合剤と付着さ
せた後、この混合物に、高級脂肪酸アミド、高級脂肪ア
ルコールおよび高級脂肪酸エステルの第2群から選ばれ
た粉末潤滑剤を添加し、この混合物に該粉末潤滑剤を付
着させることを特徴とする粉末冶金用鉄基粉末混合物の
製造方法である。
【0012】また、上記第2の発明の粉末冶金用鉄基粉
末混合物の別の製造方法は、高級脂肪酸、高級脂肪アル
コールおよび高級脂肪エステルの第1群から選ばれた1
種以上の溶融結合剤を溶媒に溶かし、合金用粉末および
/または切削性改善用粉末を混合し、前記溶融結合剤と
付着させた後、この混合物に前記溶融結合剤より融点の
高い高級脂肪酸アミドおよび高級脂肪アルコールの第2
群から選ばれた1種以上の粉末潤滑剤を添加し、この混
合物に該潤滑剤を付着させることを特徴とする製造方法
である。
【0013】
【作用】本発明者らは、従来の粉体特性及び圧粉体特性
を維持しながら、見掛密度が安定し、偏析が少なく、ホ
ッパからの流出性に優れ、かつ亜鉛を含有しないか含有
量が少ない粉末冶金用鉄基粉末混合物について鋭意研究
を重ねた結果、以下に示す知見を得て本発明に至った。
【0014】すなわち、粉末冶金用鉄基粉末混合物につ
いて鋭意研究を重ねた結果、 (a)ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリビニル
ホルマールを結合剤として、鉄系粉末の表面に合金粉末
及び/又は切削性改善用粉末と粉末状潤滑剤成分を付着
させること。 (b)高級脂肪酸、高級脂肪アルコールおよび高級脂肪
エステルを結合材として、鉄系粉末の表面に合金粉末及
び/又は切削性改善用粉末と粉末状潤滑剤成分を付着さ
せること。 (c)鉄系粉末と合金粉末及び/又は切削性改善用粉末
と結合剤成分とを混合し、結合剤が溶融する温度にて撹
拌することにより合金粉末及び/又は切削性改善用粉末
を鉄系粉末表面に付着させ、これに続いてその温度にお
いて溶融しない粉末状潤滑成分を2次添加し表面に付着
させること。 の手段によって、従来の粉体特性、圧粉体特性を維持し
ながら、偏析が少なく、ホッパーからの流出性、供給安
定性に優れ、成形後の抜出性が良くかつ低亜鉛含有化を
達成することが可能であるとの結論を得るに至った。
【0015】結合剤は、合金粉末及び/又は切削性改善
用粉末、潤滑剤粉末を鉄系粉末表面に付着させる働きを
もち、かつ粉体流動性を阻害しないものが良く、ポリア
ミド、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマールは
特性面で優れる。ポリアミドにはナイロン6、ナイロン
66などがあるが、実質的には水に不溶で、メタノール
に溶けるため、溶液型の結合剤として容易に混合粉中に
添加することができる。ポリビニルアセタールにはポリ
ビニルブチラール、ポリビニルホルマールがあり、実質
的に水に不要で、ポリビニルブチラールはアセトンやメ
タノールに溶け、ポリビニルホルマールはシクロヘキサ
ンやフルフラールに溶けるため、溶液型の結合剤として
容易に混合粉中に添加することが可能である。
【0016】また、種々調べたところ、鉄系粉末との濡
れ性がよいステアリン酸(融点70℃)、ベヘン酸(同
80℃)、セチルアルコール(同48℃)、ステアリル
アルコール(同58℃)、ベヘニルアルコール(同70
℃)、ベヘン酸C30アルコールエステル(同75℃)
等がよい性能を示すことがわかった。これらの中から、
潤滑剤の融点に合せて選択すればよい。
【0017】結合剤として用いる量は、0.05重量%
以上0.3重量%以下とする。何れの場合も後述の比較
例に示すように、0.05重量%未満では該混合物全体
に含まれるC量に対する、該混合物中の100メッシュ
以下、200メッシュ以上の粉末に含まれるC量の比率
(C付着度とよぶ)が急激に低下するからである。一
方、0.3重量%より多い場合は圧粉密度が急激に低下
するためであるが、0.3重量%で十分なC付着度が達
成できるからでもある。
【0018】粉体の良流出性、成形後の良抜出性を維持
するために、粉末状潤滑剤を溶融せずに付着させること
がポイントである。従って、合金粉末及び/又は切削性
改善用粉末を鉄系粉末表面に付着させたのち潤滑剤粉末
が溶融しない状態で2次添加し、表面に付着させるのが
好ましく、これにより次の(イ)(ロ)を両立させるこ
とができる。 (イ)潤滑剤粉末が溶融することによる、あるいは撹拌
力によって微細化することによる抜出性の悪化を防止す
ること。 (ロ)潤滑剤粉末のフリーな混粉状態の低流動性を、鉄
系粉末表面に付着させることによって改善すること。
【0019】また、本発明において使用される結合剤は
潤滑剤粉末よりも融点が低いものを用いることになる。
潤滑剤粉末は、金型中で加圧成形する際の摩擦熱で軟化
し潤滑性能の働きを高めるような融点が100℃前後の
ものがよいことが知られており、ステアリン酸モノアミ
ド(融点100℃)、エチレンビスステアリン酸アミド
(同145℃)、ステアリン酸モノアミドとエチレンビ
スステアリン酸アミドの溶融混合物(同125℃)、C
30アルコール(同90℃)、C50アルコール(同9
8℃)、C60アルコール(同110℃)、ベヘン酸C
30アルコールエステル(同75℃)等が挙げられる。
【0020】合金粉末及び/又は切削性改善用粉末を鉄
系粉末表面に付着させたのち、潤滑剤粉末が溶融しない
状態で2次添加し表面に付着させるのは、 (1)潤滑剤粉末が溶融することによる、あるいは撹拌
力によって微細化することによる抜出性の悪化を防ぐこ
と。 (2)潤滑剤粉末の完全な混粉状態の低流動性を、鉄系
粉末表面に付着せることによって改善すること。 の2つの条件を両立させるためである。
【0021】潤滑剤粉末の添加量を0.5重量%以上
1.5重量%以下としたのは、0.5重量%未満では金
型成型時の抜出性が悪くなるからであり、1.5重量%
以下としたのは、1.5重量%を越えると流動性が低下
するからである。ステアリン酸亜鉛は、さらに流動性を
改善するために加えることが好ましいが、焼結体の肌荒
れを防ぐため、0.2重量%以下に限定する。
【0022】
【実施例】
実施例−1 以下、実施例を比較例と対比し本発明を説明する。実施
例、比較例とも以下に示す条件で混合物を作製した。鉄
粉は平均粒径78μmのアトマイズ鉄粉もしくは還元鉄
粉を用いた。合金用電解銅粉、黒鉛粉は−16μmのも
のを用いた。切削用改善剤にはMgO、SiO2 を主成
分とするタルクを用いた。
【0023】結合剤はポリビニルブチラール、ナイロン
6ともにメタノールに溶解し10%溶液とした上で、そ
れぞれ所定の結合剤量になるように加えた。鉄粉と結合
剤10%溶液と合金用粉末及び/又は切削性改善用粉末
とを5分間常温で混合した後、潤滑剤粉末を添加し、さ
らに2分間混合した。そののち、常温にて液体成分を揮
発させ乾燥した。
【0024】粉末中の黒鉛(C)付着度は、加熱溶融混
合後の混合物中のC量に対するこの混合物中の100〜
200メッシュ粒度の粉末中のC量の比 C付着度={(100〜200メッシュ中のC量)/(全体中のC量)} ×100(%) …(1) で示した。
【0025】粉末の流出性は内径100mm高さ200
mmの容器に常温粉末混合後の混合物を1kg入れ、容
器の底部中央に設けた直径3.0mmのオリフィスから
混合物を流出させ、容器に振動を加えることなく流出し
たのものを可(〇印)、容器に振動を加えたとき流出し
たか、もしくはそれでも流出しなかったものを否(×
印)とした。
【0026】圧粉密度は直径25mm高さ20mmのタ
ブレットを6t/cm2 の成形圧力で金型中で成形した
ときの値で示した。抜出力は、直径25mm高さ20m
mのタブレットにおいて圧粉密度が6.9g/cm3
なるよう金型中で成形し、その後金型から抜き出すとき
の圧力を示した。
【0027】焼結体汚れは、各混合物を圧粉密度6.9
0g/cm3 に金型中で加圧整形した後、プロパン変成
ガス雰囲気中1130℃で20分間焼結したときの焼結
体表面の汚れを観察した。表1〜3に実施例を示す。良
好な流出性および良好な焼結体表面を示した。図1〜3
に本発明の結合剤量、潤滑剤量の範囲を指定する根拠と
なるデータを示す。結合剤0.05重量%より少ないと
C付着度は70%以下に低下してしまう。結合剤が0.
3重量%を越えるときは圧粉密度が急激に低下する。
【0028】潤滑剤量が0.5重量%より少ないと抜出
力は急激に大きくなり、2.0重量%を越える場合は、
比較例に示すように流出性に問題が生じる。表4,5に
比較例を示す。潤滑剤量が2.0重量%を越える場合、
流出性の低下が示されている。また、ステアリン酸亜鉛
が0.2重量%を越えると、焼結体表面に汚れが生じ
た。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】実施例−2 以下に示す条件で実施例の混合物を作製した。比較例も
同様とした。鉄粉は平均粒径78μmのアトマイズ鉄粉
もしくは還元鉄粉を用いた。合金用粉末としての電解銅
粉は平均粒径28μm、黒鉛粉は平均粒径16μm以下
のものを用いた。切削性改善用粉末にはMgO,SiO
2 を主成分とするタルクを用いた。
【0035】鉄粉と結合剤と合金用粉末及び/又は切削
性改善用粉末とをそれぞれの結合剤の融点の+10℃で
10分間加熱混合した後、加熱温度より融点の高い潤滑
剤粉末を添加し、2分間混合したのち冷却した。圧粉密
度は直径25mm高さ20mmのタブレットを6t/c
2 の成形圧力で金型中に成形したときの値で示した。
【0036】抜出力は、直径25mm高さ20mmのタ
ブレットにおいて圧粉密度が6.9g/cm3 になるよ
う金型中で成形し、金型から抜き出すときの圧力を示し
た。焼結体汚れは、各混合物を圧粉密度6.90g/c
3 に金型中で加圧成形した後、プロパン変成ガス雰囲
気中1130℃で20分間焼結したときの焼結体表面の
汚れを観察した。
【0037】表6〜8に実施例を示す。良好な流出性及
び良好な焼結体表面を示した。図4〜6に本発明の結合
剤量、潤滑剤量の範囲を指定する根拠となるデータを示
す。結合剤が0.05重量%より少ないとC付着度は7
0%以下に低下してしまう。結合剤が0.3重量%を越
えるときは圧粉密度が急激に低下する。潤滑剤量が0.
5重量%より少ないと抜出力は急激に大きくなり、2.
0重量%を越える場合は、比較例に示すように流出性に
問題が生じる。
【0038】表9、10に比較例を示す。潤滑剤量が
2.0重量%を越える場合、流出性の低下が示されてい
る。また、ステアリン酸亜鉛が0.2重量%を越える
と、焼結体表面に汚れが生じた。
【0039】
【表6】
【0040】
【表7】
【0041】
【表8】
【0042】
【表9】
【0043】
【表10】
【0044】
【発明の効果】本発明により、従来の混合物に比して、
合金用粉末や切削性改善用粉末の偏析が少ないので粉末
冶金製品の品質が安定し切削性が改善され、ホッパから
の流出性に優れるので見掛密度が安定し、金型からの抜
出力が小さいので成形体の損傷がなく、さらに、結合材
・潤滑剤の金属成分が少ないので焼結体組成の変化や焼
結炉の汚染を生ずることが少ない、粉末冶金用鉄基粉末
混合物及びその製造方法を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】結合剤(PVB、ナイロン6)添加量とC附着
度との関係を示すグラフである。
【図2】結合剤(PVB、ナイロン6)添加量と成形時
の圧粉密度との関係を示すグラフである。
【図3】潤滑剤添加量と抜出力との関係を示すグラフで
ある。
【図4】結合剤(ステアリン酸、ステアリルアルコー
ル、ベハン酸C30アルコールエステル)添加量とC附
着度との関係を示すグラフである。
【図5】結合剤(ステアリン酸、ステアリルアルコー
ル、ベハン酸C30アルコールエステル)添加量と成形
時の圧粉密度との関係を示すグラフである。
【図6】潤滑剤添加量と抜出力との関係を示すグラフで
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】
【表10】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミド、ポリビニルブチラールおよ
    びポリビニルホルマールの第1群から選ばれた1種以上
    の結合剤0.05重量%以上0.30重量%以下と、高
    級脂肪酸アミド、高級脂肪アルコールおよび高級脂肪酸
    エステルの第2群から選ばれた粉末潤滑剤0.50重量
    %以上1.5重量%以下とを含み、残部は合金用粉末お
    よび/または切削性改善用粉末0.1重量%以上5.0
    重量%以下が表面に固着された鉄基粉末であることを特
    徴とする粉末冶金用鉄基粉末混合物。
  2. 【請求項2】 高級脂肪酸、高級脂肪アルコールおよび
    高級脂肪エステルの第1群から選ばれた1種以上の溶融
    結合剤0.05重量%以上0.30重量%以下と、該結
    合剤より融点の高い高級脂肪酸アミドおよび高級脂肪ア
    ルコールの第2群から選ばれた1種以上の粉末潤滑剤
    0.5重量%以上1.5重量%以下とを含み、残部は合
    金用粉末および/または切削性改善用粉末0.1重量%
    以上、5.0重量%以下が表面に固着された鉄基粉末で
    あることを特徴とする粉末冶金用鉄基粉末混合物。
  3. 【請求項3】 粉末潤滑剤であるステアリン酸亜鉛0.
    20重量%以下(0重量%は含まず)を含むことを特徴
    とする請求項1又は2記載の粉末冶金用鉄基粉末混合
    物。
  4. 【請求項4】 合金用粉末および/または切削性改善用
    粉末と、ポリアミド、ポリビニルブチラールおよびポリ
    ビニルホルマールの第1群から選ばれた1種以上の結合
    剤とを、該結合剤の融点以上の温度で混合した後、前記
    高級脂肪酸アミド、高級脂肪アルコールおよび高級脂肪
    酸エステルの第2群から選ばれた1種以上の粉末潤滑剤
    を添加し、前記結合剤の融点以上前記粉末潤滑剤の融点
    未満の温度で混合することを特徴とする粉末冶金用鉄基
    粉末混合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 合金用粉末および/または切削性改善用
    粉末と、高級脂肪酸、高級脂肪アルコールおよび高級脂
    肪エステルの第1群から選ばれた1種以上の溶融結合剤
    とを、該溶融結合剤の融点以上の温度で混合した後、前
    記溶融結合剤より融点の高い高級脂肪酸アミドおよび高
    級脂肪アルコールの第2群から選ばれた1種以上の粉末
    潤滑剤を添加し、前記溶融結合剤の融点以上前記粉末潤
    滑剤の融点未満の温度で混合することを特徴とする粉末
    冶金用鉄基粉末混合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 ポリアミド、ポリビニルブチラールおよ
    びポリビニルホルマールの第1群から選ばれた1種以上
    の結合剤を溶媒に溶かし、合金用粉末および/または切
    削性改善用粉末を混合し、結合剤と付着させた後、該混
    合物に、高級脂肪酸アミド、高級脂肪アルコールおよび
    高級脂肪酸エステルの第2群から選ばれた粉末潤滑剤を
    添加し、該混合物に該粉末潤滑剤を付着させることを特
    徴とする粉末冶金用鉄基粉末混合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 高級脂肪酸、高級脂肪アルコールおよび
    高級脂肪エステルの第1群から選ばれた1種以上の溶融
    結合剤を溶媒に溶かし、合金用粉末および/または切削
    性改善用粉末を混合し、前記溶融結合剤と付着させた
    後、該混合物に前記溶融結合剤より融点の高い高級脂肪
    酸アミドおよび高級脂肪アルコールの第2群から選ばれ
    た1種以上の粉末潤滑剤を添加し、該混合物に該潤滑剤
    を付着させることを特徴とする粉末冶金用鉄基粉末混合
    物の製造方法。
JP4294782A 1992-11-04 1992-11-04 粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法 Pending JPH06145701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4294782A JPH06145701A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4294782A JPH06145701A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06145701A true JPH06145701A (ja) 1994-05-27

Family

ID=17812217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4294782A Pending JPH06145701A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06145701A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998005454A1 (en) * 1996-08-05 1998-02-12 Kawasaki Steel Corporation Iron-base powder mixture for powder metallurgy having excellent fluidity and moldability and process for preparing the same
JP2003500538A (ja) * 1999-05-26 2003-01-07 ヘガネス・コーポレーシヨン 粉末冶金組成物の改良された製造方法
JP2003509581A (ja) * 1999-09-10 2003-03-11 ホガナス アクチボラゲット 潤滑剤複合材料及びその製造方法
WO2005068588A1 (ja) * 2004-01-20 2005-07-28 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 粉末冶金用潤滑剤、粉末冶金用混合粉末及び焼結体の製造方法
JP2006100813A (ja) * 2004-09-01 2006-04-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 軟磁性材料、圧粉磁心および圧粉磁心の製造方法
JP2006097130A (ja) * 2004-09-03 2006-04-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 粉末冶金における粉末成形方法および焼結部品の製造方法
JP2008261044A (ja) * 2007-03-19 2008-10-30 Sekisui Chem Co Ltd 圧粉成型体の製造方法、圧粉成型体、焼結体の製造方法及び焼結含油軸受
JP2009024209A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Sekisui Chem Co Ltd 圧粉成型体の製造方法、圧粉成型体、焼結体の製造方法及び焼結含油軸受
JP2009522447A (ja) * 2005-12-30 2009-06-11 ホガナス アクチボラゲット 冶金用粉末組成物
JP2009242887A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Jfe Steel Corp 鉄基粉末混合物
JP2012144801A (ja) * 2010-02-18 2012-08-02 Jfe Steel Corp 粉末冶金用混合粉およびその製造方法ならびに切削性に優れた鉄基粉末製焼結体およびその製造方法
JP2014005543A (ja) * 2013-08-20 2014-01-16 Jfe Steel Corp 鉄基粉末混合物
JP2014028894A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Adeka Corp 金属粉末冶金用潤滑剤組成物および該組成物の製造方法
CN104096834A (zh) * 2014-07-18 2014-10-15 常熟市迅达粉末冶金有限公司 一种粉末冶金添加剂
EP1985393A4 (en) * 2006-02-15 2015-06-10 Jfe Steel Corp IRON BASED MIXER POWDER AND METHOD FOR PRODUCING POWDER PRESSURES AND SINTERED IRON BASED POWDER PRESSURES
WO2019146310A1 (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社神戸製鋼所 粉末冶金用混合粉
JP2019127654A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社神戸製鋼所 粉末冶金用混合粉
KR20230059880A (ko) 2021-10-25 2023-05-04 현대자동차주식회사 철계 혼합분말 및 그 제조방법
KR20240061929A (ko) 2022-11-01 2024-05-08 현대자동차주식회사 철계 혼합분말

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998005454A1 (en) * 1996-08-05 1998-02-12 Kawasaki Steel Corporation Iron-base powder mixture for powder metallurgy having excellent fluidity and moldability and process for preparing the same
US5989304A (en) * 1996-08-05 1999-11-23 Kawasaki Steel Corporation Iron-based powder composition for powder metallurgy excellent in flowability and compactibility and method
US6139600A (en) * 1996-08-05 2000-10-31 Kawasaki Steel Corporation Method of making iron-based powder composition for powder metallurgy excellent in flow ability and compactibility
JP2003500538A (ja) * 1999-05-26 2003-01-07 ヘガネス・コーポレーシヨン 粉末冶金組成物の改良された製造方法
JP2003509581A (ja) * 1999-09-10 2003-03-11 ホガナス アクチボラゲット 潤滑剤複合材料及びその製造方法
JP4758045B2 (ja) * 1999-09-10 2011-08-24 ホガナス アクチボラゲット 潤滑剤複合材料及びその製造方法
WO2005068588A1 (ja) * 2004-01-20 2005-07-28 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 粉末冶金用潤滑剤、粉末冶金用混合粉末及び焼結体の製造方法
US7789934B2 (en) 2004-01-20 2010-09-07 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Lubricant for powder metallurgy, powdery mixture for powder metallurgy, and process for producing sinter
JP2006100813A (ja) * 2004-09-01 2006-04-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 軟磁性材料、圧粉磁心および圧粉磁心の製造方法
JP2006097130A (ja) * 2004-09-03 2006-04-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 粉末冶金における粉末成形方法および焼結部品の製造方法
US7682558B2 (en) 2005-12-30 2010-03-23 Höganäs Ab (Publ) Metallurgical powder composition
KR101362294B1 (ko) * 2005-12-30 2014-02-12 회가내스 아베 금속 야금학적 분말 조성물
JP2009522447A (ja) * 2005-12-30 2009-06-11 ホガナス アクチボラゲット 冶金用粉末組成物
EP1985393A4 (en) * 2006-02-15 2015-06-10 Jfe Steel Corp IRON BASED MIXER POWDER AND METHOD FOR PRODUCING POWDER PRESSURES AND SINTERED IRON BASED POWDER PRESSURES
JP2008261044A (ja) * 2007-03-19 2008-10-30 Sekisui Chem Co Ltd 圧粉成型体の製造方法、圧粉成型体、焼結体の製造方法及び焼結含油軸受
JP2009024209A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Sekisui Chem Co Ltd 圧粉成型体の製造方法、圧粉成型体、焼結体の製造方法及び焼結含油軸受
JP2009242887A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Jfe Steel Corp 鉄基粉末混合物
JP2012144801A (ja) * 2010-02-18 2012-08-02 Jfe Steel Corp 粉末冶金用混合粉およびその製造方法ならびに切削性に優れた鉄基粉末製焼結体およびその製造方法
JP2014028894A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Adeka Corp 金属粉末冶金用潤滑剤組成物および該組成物の製造方法
JP2014005543A (ja) * 2013-08-20 2014-01-16 Jfe Steel Corp 鉄基粉末混合物
CN104096834A (zh) * 2014-07-18 2014-10-15 常熟市迅达粉末冶金有限公司 一种粉末冶金添加剂
WO2019146310A1 (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社神戸製鋼所 粉末冶金用混合粉
JP2019127654A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社神戸製鋼所 粉末冶金用混合粉
KR20230059880A (ko) 2021-10-25 2023-05-04 현대자동차주식회사 철계 혼합분말 및 그 제조방법
US12023732B2 (en) 2021-10-25 2024-07-02 Hyundai Motor Company Iron-based mixed powder and method for manufacturing the same
KR20240061929A (ko) 2022-11-01 2024-05-08 현대자동차주식회사 철계 혼합분말

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06145701A (ja) 粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法
US5279640A (en) Method of making iron-based powder mixture
JP4801302B2 (ja) 粉末組成物および粉末組成物を作る方法
JP2904932B2 (ja) 圧粉体強度を高める滑剤を含む改良された鉄基材の粉末組成物
EP0639232B1 (en) Iron-based powder compositions containing novel binder/lubricants
JP2003500538A (ja) 粉末冶金組成物の改良された製造方法
JP3004800B2 (ja) 粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法
EP1252274B1 (en) Lubricant combination and process for the preparation thereof
JPH01219101A (ja) 粉末冶金用鉄粉およびその製造方法
JP3509540B2 (ja) 流動性と成形性に優れた粉末冶金用鉄基粉末混合物、その製造方法および成形体の製造方法
JPH0689364B2 (ja) 粉末冶金用鉄基粉末混合物の製造方法
US6231635B1 (en) Lubricant powder for powder metallurgy
US5432223A (en) Segregation-free metallurgical blends containing a modified PVP binder
KR102533367B1 (ko) 분말 야금용 혼합분
US6126873A (en) Process for making stainless steel aqueous molding compositions
US6395688B2 (en) Lubricant composite and process for the preparation thereof
JP2005530036A (ja) 結合用潤滑剤を含有する金属粉末組成物、及びステアリン酸グリセリルを含有する結合用潤滑剤
EP0589088B1 (en) Iron-based powder mixture and method
JP3903520B2 (ja) 粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法
JP3682678B2 (ja) 流動性に優れ見掛け密度の安定な粉末冶金用鉄基粉末混合物
US5977033A (en) Lubricated aluminum powder agglomerates having improved flowability
JP3707489B2 (ja) 流動性に優れ見掛け密度の安定な粉末冶金用鉄基粉末混合物の製造方法
JPH09263802A (ja) 粉末冶金用鉄基粉末混合物及びその製造方法
KR960006047B1 (ko) 분말야금용 철기 분말 혼합물 및 그 제조방법
JP2002289418A (ja) 高密度焼結体用造粒粉末、それを用いた焼結体

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020723