JPH06146956A - 内燃機関の停止時間推定装置及び燃料供給制御装置 - Google Patents
内燃機関の停止時間推定装置及び燃料供給制御装置Info
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- JPH06146956A JPH06146956A JP29988492A JP29988492A JPH06146956A JP H06146956 A JPH06146956 A JP H06146956A JP 29988492 A JP29988492 A JP 29988492A JP 29988492 A JP29988492 A JP 29988492A JP H06146956 A JPH06146956 A JP H06146956A
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- engine
- temperature
- time
- stop time
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】機関の停止時間の推定精度を上げて始動性能等
を高める。 【構成】機関の停止時と再始動時とで、夫々水温T
WOFF, TWON と外気温度TAOFF, TAON とを求め (S1
〜S7) 、始動時の温度差TNON ( =TWON −T AOFF)
が所定値RTNON 以上ある場合は、停止時の温度差TNOFF
(=TWOFF−TAO FF) と始動時の温度差TNON との偏差
TNOFTM (=TNOFF−TNON ) に基づいて基本停止時間
TSFOFを検索し、この基本停止時間TSFOFを停止時の温
度差TNOFFに基づいて検索した補正係数TOFKCによって
補正して停止時間TOFF を推定する(S8〜S12) 。こ
の推定時間に基づいて始動時の燃料供給量を補正する。
を高める。 【構成】機関の停止時と再始動時とで、夫々水温T
WOFF, TWON と外気温度TAOFF, TAON とを求め (S1
〜S7) 、始動時の温度差TNON ( =TWON −T AOFF)
が所定値RTNON 以上ある場合は、停止時の温度差TNOFF
(=TWOFF−TAO FF) と始動時の温度差TNON との偏差
TNOFTM (=TNOFF−TNON ) に基づいて基本停止時間
TSFOFを検索し、この基本停止時間TSFOFを停止時の温
度差TNOFFに基づいて検索した補正係数TOFKCによって
補正して停止時間TOFF を推定する(S8〜S12) 。こ
の推定時間に基づいて始動時の燃料供給量を補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関を停止してか
ら始動するまでの停止時間を推定し、また、該推定され
た停止時間に基づいて燃料供給量を補正する技術に関す
る。
ら始動するまでの停止時間を推定し、また、該推定され
た停止時間に基づいて燃料供給量を補正する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料供給量を電子制御する内燃機関にお
いては、始動時に燃料供給量を増大補正して混合比を濃
化することにより始動性を高めることが行われており、
その場合の燃料増量補正係数は、機関温度が低く燃料の
霧化が悪い低温時ほど大きくなるように設定されてい
る。
いては、始動時に燃料供給量を増大補正して混合比を濃
化することにより始動性を高めることが行われており、
その場合の燃料増量補正係数は、機関温度が低く燃料の
霧化が悪い低温時ほど大きくなるように設定されてい
る。
【0003】機関温度の検出は具体的には水温センサに
より機関冷却水温度の検出を介して検出されるが、温度
状態が変化する過渡状態にある場合は、水温センサで検
出された冷却水温度と燃料の霧化に関与する機関温度と
の間にズレを生じる。例えば、機関の停止後短時間 (例
えば2時間程度) の内に再始動する場合、水温センサは
外気に曝されて冷却されるため、実際の水温より先に冷
却されて実際の水温より低い温度として検出してしまう
こととなり、始動時の要求燃料量にバラツキが発生し、
始動困難に陥る場合がある。
より機関冷却水温度の検出を介して検出されるが、温度
状態が変化する過渡状態にある場合は、水温センサで検
出された冷却水温度と燃料の霧化に関与する機関温度と
の間にズレを生じる。例えば、機関の停止後短時間 (例
えば2時間程度) の内に再始動する場合、水温センサは
外気に曝されて冷却されるため、実際の水温より先に冷
却されて実際の水温より低い温度として検出してしまう
こととなり、始動時の要求燃料量にバラツキが発生し、
始動困難に陥る場合がある。
【0004】また、2サイクル機関として、クランク室
側を一種の往復圧縮機として利用し、吸気孔からクラン
ク室内に吸入させた混合気をピストンの往復運動によっ
て圧縮し、このクランク室内に圧縮した混合気をシリン
ダ内に流入させて掃気を行うよう構成されたクランク室
圧縮型2サイクル機関と呼ばれるものが広く知られてい
る。
側を一種の往復圧縮機として利用し、吸気孔からクラン
ク室内に吸入させた混合気をピストンの往復運動によっ
て圧縮し、このクランク室内に圧縮した混合気をシリン
ダ内に流入させて掃気を行うよう構成されたクランク室
圧縮型2サイクル機関と呼ばれるものが広く知られてい
る。
【0005】上記のような2サイクル機関では、クラン
ク室を介してシリンダ内に混合気を流入させる構成であ
って燃料供給部からシリンダまでの距離が長いので始動
時には通常より多い燃料を供給して空燃比のリーン化を
回避するようにしている。しかしながら、機関の停止直
後はクランク室内に混合気が残留しており、この残留燃
料が蒸発するまでの間に再始動させる場合には、前記残
留分だけ始動時の燃料供給量を減量させて空燃比のリッ
チ化を防止する必要がある。
ク室を介してシリンダ内に混合気を流入させる構成であ
って燃料供給部からシリンダまでの距離が長いので始動
時には通常より多い燃料を供給して空燃比のリーン化を
回避するようにしている。しかしながら、機関の停止直
後はクランク室内に混合気が残留しており、この残留燃
料が蒸発するまでの間に再始動させる場合には、前記残
留分だけ始動時の燃料供給量を減量させて空燃比のリッ
チ化を防止する必要がある。
【0006】このため、従来では、燃料供給量を制御す
るコントロールユニットが機関の停止からの経過時間を
計測し、再始動時にはこの運転停止からの経過時間に基
づいて残留燃料量を予測して始動時の燃料供給量を補正
するようにしていた。ところで、上記のようにして機関
運転停止からの経過時間を計測して始動時の燃料供給量
を補正する場合、運転停止中にコントロールユニットに
電源が供給され続けている状態で再始動される場合に
は、コントロールユニットが運転停止時間を正確に計測
できるので所望の補正を行わせることができるが、エン
ジンキー(イグニッションスイッチ) の操作によってコ
ントロールユニットに対する給電が停止されてしまう
と、コントロールユニットは運転停止時間の計測を行え
なくなってしまう。
るコントロールユニットが機関の停止からの経過時間を
計測し、再始動時にはこの運転停止からの経過時間に基
づいて残留燃料量を予測して始動時の燃料供給量を補正
するようにしていた。ところで、上記のようにして機関
運転停止からの経過時間を計測して始動時の燃料供給量
を補正する場合、運転停止中にコントロールユニットに
電源が供給され続けている状態で再始動される場合に
は、コントロールユニットが運転停止時間を正確に計測
できるので所望の補正を行わせることができるが、エン
ジンキー(イグニッションスイッチ) の操作によってコ
ントロールユニットに対する給電が停止されてしまう
と、コントロールユニットは運転停止時間の計測を行え
なくなってしまう。
【0007】そこで、機関運転停止後一定時間コントロ
ールユニットをON状態に保持し、機関停止後の経過時
間を計測することにより、機関の状態を推測し、始動時
の燃料噴射量補正を行っているが、以下のような問題点
がある。第1には、エンジンキーOFF後、一定時間コ
ントロールユニットをONするための電源自己保持リレ
ー及び駆動回路が必要となる。
ールユニットをON状態に保持し、機関停止後の経過時
間を計測することにより、機関の状態を推測し、始動時
の燃料噴射量補正を行っているが、以下のような問題点
がある。第1には、エンジンキーOFF後、一定時間コ
ントロールユニットをONするための電源自己保持リレ
ー及び駆動回路が必要となる。
【0008】第2にコントロールユニットをONし続け
る間の電力消費が大きく、再始動性を損なう虞がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、機関を停止してから始動するまでの経過時間を精度
良く推定することができるようにした内燃機関の停止時
間推定装置と、該停止時間推定装置により推定された運
転停止時間に基づいて燃料供給量を精度良く補正できる
ようにした内燃機関の燃料供給制御装置を提供すること
を目的とする。
る間の電力消費が大きく、再始動性を損なう虞がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、機関を停止してから始動するまでの経過時間を精度
良く推定することができるようにした内燃機関の停止時
間推定装置と、該停止時間推定装置により推定された運
転停止時間に基づいて燃料供給量を精度良く補正できる
ようにした内燃機関の燃料供給制御装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
内燃機関の停止時間推定装置は図1に実線で示すよう
に、機関の温度状態を検出する機関温度検出手段と、外
気温度を検出する外気温度検出手段と、機関停止時の機
関温度と外気温度とを記憶しておく温度記憶手段と、機
関始動時の機関温度と外気温度との温度差と、該始動前
に機関を停止した時に前記温度記憶手段に記憶されてい
る機関温度と外気温度との温度差とに基づいて、前記機
関を停止してから始動するまでの停止時間を推定する停
止時間推定手段と、を含んで構成した。
内燃機関の停止時間推定装置は図1に実線で示すよう
に、機関の温度状態を検出する機関温度検出手段と、外
気温度を検出する外気温度検出手段と、機関停止時の機
関温度と外気温度とを記憶しておく温度記憶手段と、機
関始動時の機関温度と外気温度との温度差と、該始動前
に機関を停止した時に前記温度記憶手段に記憶されてい
る機関温度と外気温度との温度差とに基づいて、前記機
関を停止してから始動するまでの停止時間を推定する停
止時間推定手段と、を含んで構成した。
【0010】また、本発明に係る内燃機関の燃料供給制
御装置は同図に点線で追加して示すように、前記停止時
間推定装置により推定された機関の停止時間と、始動時
に検出された機関温度とに基づいて機関への燃料供給量
を補正する燃料供給量補正手段を含んで構成した。
御装置は同図に点線で追加して示すように、前記停止時
間推定装置により推定された機関の停止時間と、始動時
に検出された機関温度とに基づいて機関への燃料供給量
を補正する燃料供給量補正手段を含んで構成した。
【0011】
【作用】停止時間推定装置においては、機関の運転を停
止すると、停止直後は機関温度検出手段によって検出さ
れる機関温度と外気温度検出手段によって検出される外
気温度との差が大きいが、停止後の経過時間が増大する
に伴って機関温度は外気温度に近づいてくる。
止すると、停止直後は機関温度検出手段によって検出さ
れる機関温度と外気温度検出手段によって検出される外
気温度との差が大きいが、停止後の経過時間が増大する
に伴って機関温度は外気温度に近づいてくる。
【0012】そこで、機関停止時における前記2つの検
出温度の温度差と、機関再始動時における温度差とに基
づいて経過時間を推定する。また、燃料供給制御装置に
おいては、上記のようにして推定された停止時間に基づ
いて機関再始動時の燃料供給量が補正される。
出温度の温度差と、機関再始動時における温度差とに基
づいて経過時間を推定する。また、燃料供給制御装置に
おいては、上記のようにして推定された停止時間に基づ
いて機関再始動時の燃料供給量が補正される。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。一実施例の構成を示す図2において、内燃機関1
は、クランク室2内に圧縮された混合気をシリンダ3内
に流入させて掃気を行うクランク室圧縮型の2サイクル
ガソリン機関である。
る。一実施例の構成を示す図2において、内燃機関1
は、クランク室2内に圧縮された混合気をシリンダ3内
に流入させて掃気を行うクランク室圧縮型の2サイクル
ガソリン機関である。
【0014】ここで、前記シリンダ3の壁面には、吸気
孔4,掃気孔5,排気孔6が設けられており、圧縮行程
でピストン7の下部に生じた低圧によりクランク室2内
に吸気孔4から混合気を吸入し、圧縮行程の終りでピス
トン7が排気孔6を通り越すとシリンダ3内の燃焼ガス
が前記排気孔6を介して排出され、更に、ピストン7が
下がると掃気孔5とクランク室2とが連通して、クラン
ク室2に圧縮された混合気がシリンダ3内に流入して排
気を掃気するものである。
孔4,掃気孔5,排気孔6が設けられており、圧縮行程
でピストン7の下部に生じた低圧によりクランク室2内
に吸気孔4から混合気を吸入し、圧縮行程の終りでピス
トン7が排気孔6を通り越すとシリンダ3内の燃焼ガス
が前記排気孔6を介して排出され、更に、ピストン7が
下がると掃気孔5とクランク室2とが連通して、クラン
ク室2に圧縮された混合気がシリンダ3内に流入して排
気を掃気するものである。
【0015】前記吸気孔4に連通する吸気通路8には、
電磁式の燃料噴射分9が設けられており、この燃料噴射
弁9から噴射供給される燃料によって混合気が形成され
て吸気孔4からクランク室2内に流入するようにしてあ
る。前記燃料噴射弁9は、マイクロコンピュータ内蔵の
コントロールユニット10から送られる開弁駆動信号によ
って開弁し、所定圧力に調整された燃料を噴射供給する
ものであり、前記燃料噴射弁9の開弁時間によって燃料
供給量が制御できるようになっている。
電磁式の燃料噴射分9が設けられており、この燃料噴射
弁9から噴射供給される燃料によって混合気が形成され
て吸気孔4からクランク室2内に流入するようにしてあ
る。前記燃料噴射弁9は、マイクロコンピュータ内蔵の
コントロールユニット10から送られる開弁駆動信号によ
って開弁し、所定圧力に調整された燃料を噴射供給する
ものであり、前記燃料噴射弁9の開弁時間によって燃料
供給量が制御できるようになっている。
【0016】コントロールユニット10には、図示しない
デストリビュータに内蔵された回転センサ11からの機関
回転信号,燃料噴射弁9上流の吸気通路8に介装された
エアフローメータ12からの吸入空気流量信号,機関1の
冷却水温度Tw を検出する機関温度検出手段としての水
温センサ13からの水温信号,外気温度を検出する外気温
度検出手段としての気温センサ14からの外気温度信号な
どが入力されるようになっており、これらのセンサから
の検出信号に基づいて燃料噴射量を決定し、これに対応
する開弁駆動信号を燃料噴射弁9に出力する。尚、コン
トロールユニット10に対しては、イグニッションスイッ
チ15を介してバッテリ16電圧が印加されようになってい
る。
デストリビュータに内蔵された回転センサ11からの機関
回転信号,燃料噴射弁9上流の吸気通路8に介装された
エアフローメータ12からの吸入空気流量信号,機関1の
冷却水温度Tw を検出する機関温度検出手段としての水
温センサ13からの水温信号,外気温度を検出する外気温
度検出手段としての気温センサ14からの外気温度信号な
どが入力されるようになっており、これらのセンサから
の検出信号に基づいて燃料噴射量を決定し、これに対応
する開弁駆動信号を燃料噴射弁9に出力する。尚、コン
トロールユニット10に対しては、イグニッションスイッ
チ15を介してバッテリ16電圧が印加されようになってい
る。
【0017】次に、前記コントロールユニット10による
機関運転停止から再始動までの経過時間を推定するルー
チンを図3に示したフローチャートに従って説明する。
このルーチンは、イグニッションスイッチ (IGSW)
15がONされ、コントロールユニット10に電源が供給さ
れたときに実行されるものである。尚、このルーチン
が、停止時間推定手段に相当する。
機関運転停止から再始動までの経過時間を推定するルー
チンを図3に示したフローチャートに従って説明する。
このルーチンは、イグニッションスイッチ (IGSW)
15がONされ、コントロールユニット10に電源が供給さ
れたときに実行されるものである。尚、このルーチン
が、停止時間推定手段に相当する。
【0018】まず、ステップ (図ではSと記す。以下同
様) 1では、イニシャライズ処理を行う。次のステップ
2では、後述する別ルーチンで示すように、前回機関運
転を停止した時に前記水温センサ13で検出され温度記憶
手段としてのバックアップRAMに記憶されている水温
TWOFFを読み込む。
様) 1では、イニシャライズ処理を行う。次のステップ
2では、後述する別ルーチンで示すように、前回機関運
転を停止した時に前記水温センサ13で検出され温度記憶
手段としてのバックアップRAMに記憶されている水温
TWOFFを読み込む。
【0019】ステップ3では、同様に前回の機関運転停
止時に気温センサ14で検出されRAMに記憶されている
気温TAOFFを読み込む。ステップ4では、前記機関運転
停止時における水温TWOFFと気温TAOFFとの差(TWOFF
−TAOFF) を演算し、TNOFFとしてセットする。ステッ
プ5では、現在 (イグニッションスイッチON時) の水
温TWON を読み込む。
止時に気温センサ14で検出されRAMに記憶されている
気温TAOFFを読み込む。ステップ4では、前記機関運転
停止時における水温TWOFFと気温TAOFFとの差(TWOFF
−TAOFF) を演算し、TNOFFとしてセットする。ステッ
プ5では、現在 (イグニッションスイッチON時) の水
温TWON を読み込む。
【0020】ステップ6では、現在の気温TAON を読み
込む。ステップ7では、現在の水温TWON と気温TAON
との差 (TWON −TAON ) を演算し、TNON としてセッ
トする。ステップ8では、前記ステップ7で演算された
現在の温度差TNON を所定値RTNON と大小を比較し、T
NON <RTNON と判定された場合は、運転停止時間が十分
大きいため水温が気温に極限まで近づけられていると判
断し、ステップ13へ進んで運転停止時間TOFF を無限大
に設定して、このルーチンを終了する。
込む。ステップ7では、現在の水温TWON と気温TAON
との差 (TWON −TAON ) を演算し、TNON としてセッ
トする。ステップ8では、前記ステップ7で演算された
現在の温度差TNON を所定値RTNON と大小を比較し、T
NON <RTNON と判定された場合は、運転停止時間が十分
大きいため水温が気温に極限まで近づけられていると判
断し、ステップ13へ進んで運転停止時間TOFF を無限大
に設定して、このルーチンを終了する。
【0021】また、ステップ8でTNON ≧RTNON と判定
された場合は、ステップ9へ進み、前回運転停止時の温
度差TNOFFと現在の温度差TNON との偏差 (TNOFF−T
NON) を演算し、TNOFTM としてセットする。次いでス
テップ10では、前記ステップ9で求めた偏差TNOFTM に
対する機関停止中の基本経過時間TSFOFを予め実験的に
求められROMに記憶されたマップテーブルから検索す
る。基本経過時間TSFOFの特性は図のステップ9のブロ
ック内に示すように設定されている。即ち、停止時間が
増大するほど水温TW の方が気温に比較して大きく低下
する結果偏差TNOFTM が増大する傾向にあるので、偏差
TNOFTM が増大するほど基本経過時間TSFOFが大きくな
るように設定されている。
された場合は、ステップ9へ進み、前回運転停止時の温
度差TNOFFと現在の温度差TNON との偏差 (TNOFF−T
NON) を演算し、TNOFTM としてセットする。次いでス
テップ10では、前記ステップ9で求めた偏差TNOFTM に
対する機関停止中の基本経過時間TSFOFを予め実験的に
求められROMに記憶されたマップテーブルから検索す
る。基本経過時間TSFOFの特性は図のステップ9のブロ
ック内に示すように設定されている。即ち、停止時間が
増大するほど水温TW の方が気温に比較して大きく低下
する結果偏差TNOFTM が増大する傾向にあるので、偏差
TNOFTM が増大するほど基本経過時間TSFOFが大きくな
るように設定されている。
【0022】ステップ11では、前回機関停止時の温度差
TNOFFにより、前記ステップ10で求めた基本経過時間T
SFOFを補正するための補正係数TOFKCをROMに記憶さ
れたマップテーブルから検索する。補正係数TOFKCの特
性は図のステップ10のブロック内に示すように設定され
ている。即ち、機関停止時における温度差TNOFFが大き
いときほど、同一の停止経過時間でも偏差TNOFTM が大
きい値となるため、温度差TNOFFが増大するほど基本経
過時間TSFOFを大きく減少補正すべく小さい値(<1)
に設定されている。
TNOFFにより、前記ステップ10で求めた基本経過時間T
SFOFを補正するための補正係数TOFKCをROMに記憶さ
れたマップテーブルから検索する。補正係数TOFKCの特
性は図のステップ10のブロック内に示すように設定され
ている。即ち、機関停止時における温度差TNOFFが大き
いときほど、同一の停止経過時間でも偏差TNOFTM が大
きい値となるため、温度差TNOFFが増大するほど基本経
過時間TSFOFを大きく減少補正すべく小さい値(<1)
に設定されている。
【0023】ステップ12では、前記基本経過時間TSFOF
に補正係数TOFKCを乗じることにより、機関の停止時間
TOFF を推定演算する。このようにすれば、機関停止後
比較的短時間で再始動が行われ、クランク室内に混合気
が残留している状態では、停止から再始動までの経過時
間を精度良く推定することができる。
に補正係数TOFKCを乗じることにより、機関の停止時間
TOFF を推定演算する。このようにすれば、機関停止後
比較的短時間で再始動が行われ、クランク室内に混合気
が残留している状態では、停止から再始動までの経過時
間を精度良く推定することができる。
【0024】図4は、前記バックアップRAMに機関停
止時の水温TWOFFと外気温度TAOFFとを残して置くため
のルーチンのフローチャートを示す。このルーチンは、
一定時間毎に割り込んで実行され、ステップ21で水温T
WOFF、ステップ22で外気温度TAOFFが夫々記憶更新され
るので、機関を停止した時には直前に記憶されている値
が残ることになる。
止時の水温TWOFFと外気温度TAOFFとを残して置くため
のルーチンのフローチャートを示す。このルーチンは、
一定時間毎に割り込んで実行され、ステップ21で水温T
WOFF、ステップ22で外気温度TAOFFが夫々記憶更新され
るので、機関を停止した時には直前に記憶されている値
が残ることになる。
【0025】次に、前記のようにして推定された経過時
間により燃料供給量を補正して設定するルーチンを図5
のフローチャートに従って説明する。このルーチンは、
所定微小時間 (例えば10ms) 毎に実行される。尚、この
ルーチンが燃料供給量補正手段に相当する。ステップ31
では、吸入空気流量Qと機関回転速度Nとから基本燃料
噴射量TP(=K・Q/N;Kは定数) を演算する。
間により燃料供給量を補正して設定するルーチンを図5
のフローチャートに従って説明する。このルーチンは、
所定微小時間 (例えば10ms) 毎に実行される。尚、この
ルーチンが燃料供給量補正手段に相当する。ステップ31
では、吸入空気流量Qと機関回転速度Nとから基本燃料
噴射量TP(=K・Q/N;Kは定数) を演算する。
【0026】ステップ32では、水温Tw を主とする運転
状態に基づいて各種補正係数COEFを演算する。ステ
ップ33では、バッテリ電圧による燃料噴射弁9の有効開
弁時間の変化を補正するための電圧補正分Ts を設定す
る。
状態に基づいて各種補正係数COEFを演算する。ステ
ップ33では、バッテリ電圧による燃料噴射弁9の有効開
弁時間の変化を補正するための電圧補正分Ts を設定す
る。
【0027】ステップ34では、前記基本燃料噴射量
TP ,各種補正係数COEF,電圧補正分Ts に基づい
て通常運転時の燃料噴射量Ti (=TP ・COEF+T
s ) を演算する。上記燃料噴射弁Ti に対応する駆動信
号が燃料噴射弁9に所定タイミングで出力されることに
よって通常運転時の燃料供給制御が実行される。
TP ,各種補正係数COEF,電圧補正分Ts に基づい
て通常運転時の燃料噴射量Ti (=TP ・COEF+T
s ) を演算する。上記燃料噴射弁Ti に対応する駆動信
号が燃料噴射弁9に所定タイミングで出力されることに
よって通常運転時の燃料供給制御が実行される。
【0028】一方、始動時 (スタータモータON時) に
は、上記通常の燃料噴射量Ti よりも多めに燃料噴射さ
せるための始動時燃料噴射量TSTを別途設定する。即
ち、ステップ35で図示しないスタータスイッチのON状
態が判別されると、ステップ36へ進んで始動時燃料噴射
量TSTを設定する。ステップ37では、前記図3で求めた
運転停止時間TOFF を読み込む。
は、上記通常の燃料噴射量Ti よりも多めに燃料噴射さ
せるための始動時燃料噴射量TSTを別途設定する。即
ち、ステップ35で図示しないスタータスイッチのON状
態が判別されると、ステップ36へ進んで始動時燃料噴射
量TSTを設定する。ステップ37では、前記図3で求めた
運転停止時間TOFF を読み込む。
【0029】ステップ38では、始動時燃料噴射量TSTを
補正するための始動時燃料補正係数KT を前記運転停止
時間TOFF に基づいて設定する。ここでは、運転停止時
間T OFF が短いときほど始動時燃料補正係数KT が小さ
な値に設定され、運転停止時間TOFF が長くなるにつれ
て1に近づき、所定時間以上では補正係数KT は1に設
定されるようにしてある。
補正するための始動時燃料補正係数KT を前記運転停止
時間TOFF に基づいて設定する。ここでは、運転停止時
間T OFF が短いときほど始動時燃料補正係数KT が小さ
な値に設定され、運転停止時間TOFF が長くなるにつれ
て1に近づき、所定時間以上では補正係数KT は1に設
定されるようにしてある。
【0030】ステップ39では、ステップ36で求めた前記
始動時燃料噴射量TSTに、前記始動時補正係数KT を乗
算して補正設定する。前記補正係数KT は前述したよう
に運転停止時からの時間が短いときには1よりも小さい
値に設定されるから、これによって始動時燃料噴射量T
STがクランク室2内の残留混合気量に見合った量だけ減
量されて始動時の空燃比リッチ化を防止できるものであ
る。
始動時燃料噴射量TSTに、前記始動時補正係数KT を乗
算して補正設定する。前記補正係数KT は前述したよう
に運転停止時からの時間が短いときには1よりも小さい
値に設定されるから、これによって始動時燃料噴射量T
STがクランク室2内の残留混合気量に見合った量だけ減
量されて始動時の空燃比リッチ化を防止できるものであ
る。
【0031】コントロールユニット10は、始動時におい
ては、前記始動時燃料噴射量TSTに対応する駆動信号を
燃料噴射弁9に出力する。また、本実施例では、2サイ
クル機関に適用し、クランク室内の残留混合気量を推定
された運転停止時間に基づいて補正するものを示した
が、4サイクル機関の場合は、水温センサで検出される
機関温度と燃料の霧化特性に関与する機関温度との温度
過渡状態におけるズレに伴う燃料供給量の補正を運転停
止時間によって行うことができ、以て始動性能の向上を
図れる。
ては、前記始動時燃料噴射量TSTに対応する駆動信号を
燃料噴射弁9に出力する。また、本実施例では、2サイ
クル機関に適用し、クランク室内の残留混合気量を推定
された運転停止時間に基づいて補正するものを示した
が、4サイクル機関の場合は、水温センサで検出される
機関温度と燃料の霧化特性に関与する機関温度との温度
過渡状態におけるズレに伴う燃料供給量の補正を運転停
止時間によって行うことができ、以て始動性能の向上を
図れる。
【0032】更に、運転停止時間の推定は、始動時の燃
料供給量の補正に寄与するのみならず、例えば、オイル
温度にも関与するので自動変速機におけるライン圧の補
正等にも寄与することができる。
料供給量の補正に寄与するのみならず、例えば、オイル
温度にも関与するので自動変速機におけるライン圧の補
正等にも寄与することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、機関の運転停止時に記憶した機関温度と外気温度と
の温度差と始動時の同温度差とに基づいて運転停止時間
を精度良く推定することができ、これによって、始動時
における燃料供給量の補正等を精度よく行うことができ
る。
ば、機関の運転停止時に記憶した機関温度と外気温度と
の温度差と始動時の同温度差とに基づいて運転停止時間
を精度良く推定することができ、これによって、始動時
における燃料供給量の補正等を精度よく行うことができ
る。
【図1】本発明の構成・機能を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例のシステム構成を示す図
【図3】同上実施例の運転停止時間の推定ルーチンを示
すフローチャート
すフローチャート
【図4】同上実施例の運転停止時に機関温度と外気温度
を記憶するためのルーチンを示すフローチャート
を記憶するためのルーチンを示すフローチャート
【図5】同上実施例の始動時の燃料供給量の補正ルーチ
ンを示すフローチャート
ンを示すフローチャート
1 内燃機関 9 燃料噴射弁 10 コントロールユニット 13 水温センサ 14 気温センサ
フロントページの続き (72)発明者 藤本 道幸 群馬県伊勢崎市粕川町1671番地1 日本電 子機器株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】機関の温度状態を検出する機関温度検出手
段と、 外気温度を検出する外気温度検出手段と、 機関停止時の機関温度と外気温度とを記憶しておく温度
記憶手段と、 機関始動時の機関温度と外気温度との温度差と、該始動
前に機関を停止した時に前記温度記憶手段に記憶されて
いる機関温度と外気温度との温度差とに基づいて、前記
機関を停止してから始動するまでの停止時間を推定する
停止時間推定手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の停止時間
推定装置。 - 【請求項2】請求項1に係る停止時間推定装置により推
定された機関の停止時間と、始動時に検出された機関温
度とに基づいて機関への燃料供給量を補正する燃料供給
量補正手段を含んでいることを特徴とする内燃機関の燃
料供給制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29988492A JPH06146956A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 内燃機関の停止時間推定装置及び燃料供給制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29988492A JPH06146956A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 内燃機関の停止時間推定装置及び燃料供給制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06146956A true JPH06146956A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17878114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29988492A Pending JPH06146956A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 内燃機関の停止時間推定装置及び燃料供給制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06146956A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002256932A (ja) * | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの制御装置 |
| KR20030075009A (ko) * | 2002-03-15 | 2003-09-22 | 기아자동차주식회사 | 엔진 재시동시 연료량 조절이 가능한 연료 분사 제어 방법 |
| JP2009264268A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Honda Motor Co Ltd | 汎用内燃機関の制御装置 |
| JP2011179406A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Honda Motor Co Ltd | 水温センサの異常判定装置 |
-
1992
- 1992-11-10 JP JP29988492A patent/JPH06146956A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002256932A (ja) * | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの制御装置 |
| KR20030075009A (ko) * | 2002-03-15 | 2003-09-22 | 기아자동차주식회사 | 엔진 재시동시 연료량 조절이 가능한 연료 분사 제어 방법 |
| JP2009264268A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Honda Motor Co Ltd | 汎用内燃機関の制御装置 |
| JP2011179406A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Honda Motor Co Ltd | 水温センサの異常判定装置 |
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