JPH06148445A - 石英系光導波路およびその製造方法 - Google Patents
石英系光導波路およびその製造方法Info
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- JPH06148445A JPH06148445A JP32360592A JP32360592A JPH06148445A JP H06148445 A JPH06148445 A JP H06148445A JP 32360592 A JP32360592 A JP 32360592A JP 32360592 A JP32360592 A JP 32360592A JP H06148445 A JPH06148445 A JP H06148445A
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- optical waveguide
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 SiH4 とN2 O(原料混合ガス)の流量比
を変えてプラズマCVD法により形成した、屈折率の異
なるSiO2 をコア層とクラッド層とする石英系光導波
路、及び原料混合ガスを一定の流量比で供給しプラズマ
CVD法で形成したSiO2 膜を基板上に堆積してクラ
ッド層を形成し、その上に原料混合ガスの流量比を変え
て前記クラッド層より屈折率の大きいSiO2 のコア層
を堆積した後、所望のパターンにエッチングし、その上
に前記クラッド層と同一の屈折率を有するSiO2 膜の
クラッド層を形成することを特徴とする石英系光導波路
の製造方法。 【効果】 同一種類の原料ガスの混合比を変えるのみで
屈折率の異なる層が形成でき、製造時に有毒ガスが発生
せず、製造設備が簡略化され、工業的に有利に石英系光
導波路を製造できる。
を変えてプラズマCVD法により形成した、屈折率の異
なるSiO2 をコア層とクラッド層とする石英系光導波
路、及び原料混合ガスを一定の流量比で供給しプラズマ
CVD法で形成したSiO2 膜を基板上に堆積してクラ
ッド層を形成し、その上に原料混合ガスの流量比を変え
て前記クラッド層より屈折率の大きいSiO2 のコア層
を堆積した後、所望のパターンにエッチングし、その上
に前記クラッド層と同一の屈折率を有するSiO2 膜の
クラッド層を形成することを特徴とする石英系光導波路
の製造方法。 【効果】 同一種類の原料ガスの混合比を変えるのみで
屈折率の異なる層が形成でき、製造時に有毒ガスが発生
せず、製造設備が簡略化され、工業的に有利に石英系光
導波路を製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信用部品の分野に広
範囲に利用される石英材料製の光導波路およびその製造
方法に関する。さらに詳しく言えば、原料ガスであるシ
ラン(SiH4 )と亜酸化窒素(N2 O)の供給割合の
みを変えて得られる、屈折率の異なる2種類のSiO2
をコア層およびクラッド層とする石英系光導波路とその
製造方法に関する。
範囲に利用される石英材料製の光導波路およびその製造
方法に関する。さらに詳しく言えば、原料ガスであるシ
ラン(SiH4 )と亜酸化窒素(N2 O)の供給割合の
みを変えて得られる、屈折率の異なる2種類のSiO2
をコア層およびクラッド層とする石英系光導波路とその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】光通信用部品に用いられ
る光導波路は、コア部分およびクラッド部分との2層構
造のガラス材料からなり、コア層の屈折率をクラッド層
の屈折率より僅かに高くして、コア内の光をクラッド層
との境界面で全反射させコア内に閉込めて伝搬してい
る。
る光導波路は、コア部分およびクラッド部分との2層構
造のガラス材料からなり、コア層の屈折率をクラッド層
の屈折率より僅かに高くして、コア内の光をクラッド層
との境界面で全反射させコア内に閉込めて伝搬してい
る。
【0003】従来の光導波路のクラッド層およびコア層
は、屈折率の異なる材料、例えば、SiO2 (クラッド
層)とSiO2 +GeO2 (コア層)、SiO2 (クラ
ッド層)とSiO2 +P2 O5 (コア層)、SiO2 +
B2 O 3(クラッド層)とSiO2 (コア層)、SiO
2 +F(クラッド層)とSiO2 (コア層)等異なる材
料を用いて火炎堆積法あるいはCVD法( Chemical va
per deposition )等により形成されているが、その製造
に際しては、当然各成分に対応する異なる材料を準備す
る必要がある。
は、屈折率の異なる材料、例えば、SiO2 (クラッド
層)とSiO2 +GeO2 (コア層)、SiO2 (クラ
ッド層)とSiO2 +P2 O5 (コア層)、SiO2 +
B2 O 3(クラッド層)とSiO2 (コア層)、SiO
2 +F(クラッド層)とSiO2 (コア層)等異なる材
料を用いて火炎堆積法あるいはCVD法( Chemical va
per deposition )等により形成されているが、その製造
に際しては、当然各成分に対応する異なる材料を準備す
る必要がある。
【0004】また、石英系の光導波路としてSiO2 と
SiO2 +GeO2 との組合わせからなるものがある。
このうち、コアの直径が約8μmのものは、クラッドと
の屈折率差が約0.3 である必要がある。このコアを製造
するに際しては、原料として酸素(O2 )、テトラクロ
ロシラン(SiCl4 )、テトラクロロゲルマニウム
(GeCl4 )が用いられているが、SiO2 膜の形成
と同時に塩素が発生するため、塩素処理のプロセスを必
要とするという問題がある。
SiO2 +GeO2 との組合わせからなるものがある。
このうち、コアの直径が約8μmのものは、クラッドと
の屈折率差が約0.3 である必要がある。このコアを製造
するに際しては、原料として酸素(O2 )、テトラクロ
ロシラン(SiCl4 )、テトラクロロゲルマニウム
(GeCl4 )が用いられているが、SiO2 膜の形成
と同時に塩素が発生するため、塩素処理のプロセスを必
要とするという問題がある。
【0005】従って、本発明の課題は、光導波路の製造
方法における上記の問題点を解消すること、すなわち、
ドープ材料を使用せずにSiO2 の形成条件を制御し、
かつ取り扱いにくい塩素ガス等を発生しないプロセスで
光導波路を製造する方法を提供することにある。
方法における上記の問題点を解消すること、すなわち、
ドープ材料を使用せずにSiO2 の形成条件を制御し、
かつ取り扱いにくい塩素ガス等を発生しないプロセスで
光導波路を製造する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、石英系の
光導波路における、コア層とクラッド層の間で必要とさ
れている屈折率の差が 0.3%程度という比較的微小なも
のであることに着目し、従来法のように屈折率の異なる
材料をSiO2 にドープせずに反応条件を変えて、Si
とOの割合を化学量論比からはずすことにより、屈折率
が0.3 %程度の差となるように制御出来るのではないか
と考えて鋭意検討を重ねた。その結果、SiH4 とN2
OとからプラズマCVD法によりSiO2 膜を形成する
際の反応条件、特にSiH4 とN2 Oの混合比を制御す
ることにより、形成されるSiO2 の屈折率を1.455 か
ら1.475 の間で変えることができ、0.03%程度の差に制
御できることを確認し本発明を完成した。
光導波路における、コア層とクラッド層の間で必要とさ
れている屈折率の差が 0.3%程度という比較的微小なも
のであることに着目し、従来法のように屈折率の異なる
材料をSiO2 にドープせずに反応条件を変えて、Si
とOの割合を化学量論比からはずすことにより、屈折率
が0.3 %程度の差となるように制御出来るのではないか
と考えて鋭意検討を重ねた。その結果、SiH4 とN2
OとからプラズマCVD法によりSiO2 膜を形成する
際の反応条件、特にSiH4 とN2 Oの混合比を制御す
ることにより、形成されるSiO2 の屈折率を1.455 か
ら1.475 の間で変えることができ、0.03%程度の差に制
御できることを確認し本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は1)SiH4 とN2 O
の混合比を変えてプラズマCVD法により形成した、屈
折率の異なる2種類のSiO2 をコア層およびクラッド
層としてなることを特徴とする石英系光導波路、および
2)SiH4 とN2 Oガスを一定の混合比で流しながら
CVD法によりSiO2膜を基板上に堆積して所定の屈
折率を有する第1のクラッド層を形成した後、その上に
SiH4 とN2 Oの混合比を変えて前記クラッド層より
屈折率の大きいSiO2 のコア層を堆積し、このコア層
を所望のパターンにエッチングしてコアを形成し、その
上部に前記第1のクラッド層と同一の屈折率を有するS
iO2 膜を堆積して第2のクラッド層を形成することを
特徴とする石英系光導波路の製造方法を提供したもので
ある。
の混合比を変えてプラズマCVD法により形成した、屈
折率の異なる2種類のSiO2 をコア層およびクラッド
層としてなることを特徴とする石英系光導波路、および
2)SiH4 とN2 Oガスを一定の混合比で流しながら
CVD法によりSiO2膜を基板上に堆積して所定の屈
折率を有する第1のクラッド層を形成した後、その上に
SiH4 とN2 Oの混合比を変えて前記クラッド層より
屈折率の大きいSiO2 のコア層を堆積し、このコア層
を所望のパターンにエッチングしてコアを形成し、その
上部に前記第1のクラッド層と同一の屈折率を有するS
iO2 膜を堆積して第2のクラッド層を形成することを
特徴とする石英系光導波路の製造方法を提供したもので
ある。
【0008】以下本発明を詳細に説明する。本発明にお
いては、SiH4 とN2 OとからSiO2 、N2 および
H2 を生成する下記の反応を利用して、プラズマCVD
法によりコア層とクラッド層を形成する。
いては、SiH4 とN2 OとからSiO2 、N2 および
H2 を生成する下記の反応を利用して、プラズマCVD
法によりコア層とクラッド層を形成する。
【0009】 SiH4 +2N2 O→SiO2 +2N2 +2H2
【0010】本発明においては、SiH4 ガスは純度1
00%のもの、あるいは、窒素、アルゴンなどの不活性
ガスで任意の濃度に希釈したものが使用される。また、
SiH4 2%を窒素ガスに混合した市販品がそのまま好
ましく使用できる。N2 Oガスは市販の純度100%の
ものが使用されるが、これも所望により不活性ガスで任
意の濃度に希釈して使用することができる。以下、図面
を参照して、プラズマCVD法により、原料ガスとして
2%SiH4 含有窒素と100%N2 Oガスを使用した
本発明の一例の光導波路およびその製造方法について説
明する。
00%のもの、あるいは、窒素、アルゴンなどの不活性
ガスで任意の濃度に希釈したものが使用される。また、
SiH4 2%を窒素ガスに混合した市販品がそのまま好
ましく使用できる。N2 Oガスは市販の純度100%の
ものが使用されるが、これも所望により不活性ガスで任
意の濃度に希釈して使用することができる。以下、図面
を参照して、プラズマCVD法により、原料ガスとして
2%SiH4 含有窒素と100%N2 Oガスを使用した
本発明の一例の光導波路およびその製造方法について説
明する。
【0011】図1(a)〜図1(d)は本発明の光導波
路の構築工程を示す断面図である。例えば、石英等の鏡
面研磨した平滑度の高い基板1を、プラズマCVD装置
の下部電極上の基板ホルダにセットする。反応装置とし
ては、原料ガス導入口と真空ポンプに接続されたガス排
出口を備え、上部電極にプラズマを発生させるための高
周波電圧を印加でき、チャンバーや下部電極は接地され
ているプラズマCVD装置を使用する。電極温度は30
℃〜500℃、圧力は100ミリトール(mT)〜1000
ミリトール(mT)の範囲で所望の一定値に設定し、原
料ガス導入口より、2%SiH4 含有窒素とN2 Oとの
割合を0.2 〜0.3 の間で一定にして反応させ、厚さ10
〜20μmの第1の下部クラッド層2を形成させる。か
くして形成されるSiO2 クラッド層2の屈折率は1.46
0 〜1.470 程度である。
路の構築工程を示す断面図である。例えば、石英等の鏡
面研磨した平滑度の高い基板1を、プラズマCVD装置
の下部電極上の基板ホルダにセットする。反応装置とし
ては、原料ガス導入口と真空ポンプに接続されたガス排
出口を備え、上部電極にプラズマを発生させるための高
周波電圧を印加でき、チャンバーや下部電極は接地され
ているプラズマCVD装置を使用する。電極温度は30
℃〜500℃、圧力は100ミリトール(mT)〜1000
ミリトール(mT)の範囲で所望の一定値に設定し、原
料ガス導入口より、2%SiH4 含有窒素とN2 Oとの
割合を0.2 〜0.3 の間で一定にして反応させ、厚さ10
〜20μmの第1の下部クラッド層2を形成させる。か
くして形成されるSiO2 クラッド層2の屈折率は1.46
0 〜1.470 程度である。
【0012】次に、その上に原料ガス組成(2%SiH
4 含有窒素とN2 Oとの割合)を前記の条件よりSiH
4 が多くなるように、すなわち、得られたSiO2 膜の
屈折率が上記クラッド層2よりも0.3 %程度高くなるよ
うな条件で一定にして反応させ、厚さ8μmのコア層3
を形成させる(図1(a))。次いで、光分岐回路や光
混合回路など所望の光回路のパターンマスクのコア3a
をフォトリソグラフィー技術および反応性イオンエッチ
ング技術で形成する。すなわち、コア層3の上にフォト
レジストやSi膜などからなるエッチングマスク4を配
置した後(図1(b))、CF4 、C4 F8 等の反応性
ガスによるイオンエッチングによりコア3層の不必要部
分を除去し、図1(c)のようにコア部3aを形成す
る。
4 含有窒素とN2 Oとの割合)を前記の条件よりSiH
4 が多くなるように、すなわち、得られたSiO2 膜の
屈折率が上記クラッド層2よりも0.3 %程度高くなるよ
うな条件で一定にして反応させ、厚さ8μmのコア層3
を形成させる(図1(a))。次いで、光分岐回路や光
混合回路など所望の光回路のパターンマスクのコア3a
をフォトリソグラフィー技術および反応性イオンエッチ
ング技術で形成する。すなわち、コア層3の上にフォト
レジストやSi膜などからなるエッチングマスク4を配
置した後(図1(b))、CF4 、C4 F8 等の反応性
ガスによるイオンエッチングによりコア3層の不必要部
分を除去し、図1(c)のようにコア部3aを形成す
る。
【0013】かくして形成されたコア3a部分を有する
基板を再び基板ホルダにセットして、下部クラッド層の
形成条件と同一の条件で2%SiH4 含有窒素とN2 O
とを供給して厚さ10〜20μmの第2の上部クラッド
層5を形成する(図1(d))。
基板を再び基板ホルダにセットして、下部クラッド層の
形成条件と同一の条件で2%SiH4 含有窒素とN2 O
とを供給して厚さ10〜20μmの第2の上部クラッド
層5を形成する(図1(d))。
【0014】
【発明の効果】本発明による光導波路は、原料のSiH
4 とN2 Oとの混合割合を変えるのみで、光導波路のク
ラッドとコアとの間で必要な程度に屈折率が異なる2種
類のSiO2 膜を形成したものであり、通信用石英系光
ファイバと接続する光導波路を同一種類の原料ガスの混
合比(流量比)を制御するのみで形成できること、また
製造時に発生するガスが窒素および水素であり、取扱い
にくい塩素ガスなどが発生しないことなどの利点を有
し、製造設備が簡略化でき、工業的に有利に光導波路を
製造することができる。
4 とN2 Oとの混合割合を変えるのみで、光導波路のク
ラッドとコアとの間で必要な程度に屈折率が異なる2種
類のSiO2 膜を形成したものであり、通信用石英系光
ファイバと接続する光導波路を同一種類の原料ガスの混
合比(流量比)を制御するのみで形成できること、また
製造時に発生するガスが窒素および水素であり、取扱い
にくい塩素ガスなどが発生しないことなどの利点を有
し、製造設備が簡略化でき、工業的に有利に光導波路を
製造することができる。
【0015】
【実施例】次ぎに、実施例を挙げて本発明を説明する
が、本発明は下記の実施例のみに限定されるものではな
い。 実施例1 反応装置として、原料ガス導入口と真空ポンプに接続さ
れたガス排出口とを備え、上部電極にプラズマを発生さ
せるための高周波電圧を印加でき、チャンバーや下部電
極は接地されているプラズマCVD装置を使用し、内部
の基板ホルダに径3インチのSi基板をセットし、電極
温度300℃、圧力900ミリトール(mT)、高周波
電力20Wの条件を一定として、原料ガスである2%S
iH4 含有窒素とN2 Oとの供給量比[=2%SiH4
含有N/N2 O]を下記の表1に示す組合せで変えて、
基板上に膜厚1000オングストロームのSiO2 を形
成させた。得られた膜の屈折率を波長633nmの光に
よりエリプソメータを用いて5箇所ずつ測定した。5箇
所の測定値は0.03%以内で安定していた。測定結果(平
均値)を表1および図2に示す。
が、本発明は下記の実施例のみに限定されるものではな
い。 実施例1 反応装置として、原料ガス導入口と真空ポンプに接続さ
れたガス排出口とを備え、上部電極にプラズマを発生さ
せるための高周波電圧を印加でき、チャンバーや下部電
極は接地されているプラズマCVD装置を使用し、内部
の基板ホルダに径3インチのSi基板をセットし、電極
温度300℃、圧力900ミリトール(mT)、高周波
電力20Wの条件を一定として、原料ガスである2%S
iH4 含有窒素とN2 Oとの供給量比[=2%SiH4
含有N/N2 O]を下記の表1に示す組合せで変えて、
基板上に膜厚1000オングストロームのSiO2 を形
成させた。得られた膜の屈折率を波長633nmの光に
よりエリプソメータを用いて5箇所ずつ測定した。5箇
所の測定値は0.03%以内で安定していた。測定結果(平
均値)を表1および図2に示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1および図1の結果から、SiH4 含有
窒素とN2 Oとの流量比を変えるのみで屈折率が異なる
SiO2 膜が得られた。すなわち、プラズマCVD法に
よれば、光導波路のコアとクラッドに要求される屈折率
の差(約0.3 %)を満たすSiO2 膜が形成できること
が確認できた。
窒素とN2 Oとの流量比を変えるのみで屈折率が異なる
SiO2 膜が得られた。すなわち、プラズマCVD法に
よれば、光導波路のコアとクラッドに要求される屈折率
の差(約0.3 %)を満たすSiO2 膜が形成できること
が確認できた。
【0018】実施例2 実施例1と同様にしてSi基板上に、2%SiH4 含有
N/N2 O=0.20で10μmの膜(屈折率=1.460 )を
形成した後、2%SiH4 含有N/N2 O=0.37で8μ
mの膜(屈折率=1.464 )を形成し、さらに前記と同一
の条件で10μmの膜(屈折率=1.460 )を形成して二
次元の光導波路を構築した。次いで2層目に1.3 μmの
波長の光を入射し、赤外ビジコンカメラで観測したとこ
ろ、内部層からの光は外層には漏れず、光の閉込めが可
能であることが確認された。
N/N2 O=0.20で10μmの膜(屈折率=1.460 )を
形成した後、2%SiH4 含有N/N2 O=0.37で8μ
mの膜(屈折率=1.464 )を形成し、さらに前記と同一
の条件で10μmの膜(屈折率=1.460 )を形成して二
次元の光導波路を構築した。次いで2層目に1.3 μmの
波長の光を入射し、赤外ビジコンカメラで観測したとこ
ろ、内部層からの光は外層には漏れず、光の閉込めが可
能であることが確認された。
【0019】実施例3 直径75mm、厚さ0.5 mmのシリコン基板をプラズマ
CVD装置にセットし、実施例1と同一の条件にて原料
混合ガス比(2%SiH4 含有N/N2 O)を0.20とし
て10μmの膜(屈折率1.460 )を形成した後、混合ガ
ス比を0.37として、8μmの膜(屈折率1.464 )を形成
して下部クラッド層とコア層を形成した(図1(a)参
照)。次ぎにエッチングマスクを配置した後、反応性ガ
ス(C4F8 )を使用して、反応性スパッタエッチング
によりコア層の不要部分を除去し、断面形状が一辺8μ
mの正方形のコア部分を形成した(図1(c)参照)。
その後、下部クラッド層と同一の条件で上部クラッド層
を形成し光導波路を構築した(図1(d)参照)。
CVD装置にセットし、実施例1と同一の条件にて原料
混合ガス比(2%SiH4 含有N/N2 O)を0.20とし
て10μmの膜(屈折率1.460 )を形成した後、混合ガ
ス比を0.37として、8μmの膜(屈折率1.464 )を形成
して下部クラッド層とコア層を形成した(図1(a)参
照)。次ぎにエッチングマスクを配置した後、反応性ガ
ス(C4F8 )を使用して、反応性スパッタエッチング
によりコア層の不要部分を除去し、断面形状が一辺8μ
mの正方形のコア部分を形成した(図1(c)参照)。
その後、下部クラッド層と同一の条件で上部クラッド層
を形成し光導波路を構築した(図1(d)参照)。
【図1】 図1(a)、(b)、(c)および(d)は
本発明の光導波路の構築工程を示す断面図である。
本発明の光導波路の構築工程を示す断面図である。
【図2】 原料ガスのSiH4 とN2 Oの混合割合と、
形成されたSiO2膜の屈折率との関係を示すグラフで
ある。
形成されたSiO2膜の屈折率との関係を示すグラフで
ある。
1 基板 2 下部クラッド層 3 コア層 3a コア 4 エッチング用マスク 5 上部クラッド層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 また、石英系の光導波路としてSiO2
とSiO2+GeO2との組合わせからなるものがあ
る。このうち、コアの直径が約8μmのものは、クラッ
ドとの比屈折率差が約0.3%である必要がある。この
コアを製造するに際しては、原料として酸素(O2)、
テトラクロロシラン(SiCl4)、テトラクロロゲル
マニウム(GeCl4)が用いられているが、SiO2
膜の形成と同時に塩素が発生するため、塩素処理のプロ
セスを必要とするという問題がある。
とSiO2+GeO2との組合わせからなるものがあ
る。このうち、コアの直径が約8μmのものは、クラッ
ドとの比屈折率差が約0.3%である必要がある。この
コアを製造するに際しては、原料として酸素(O2)、
テトラクロロシラン(SiCl4)、テトラクロロゲル
マニウム(GeCl4)が用いられているが、SiO2
膜の形成と同時に塩素が発生するため、塩素処理のプロ
セスを必要とするという問題がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、石英系の
光導波路における、コア層とクラッド層の間で必要とさ
れている比屈折率差が0.3%程度という比較的微小な
ものであることに着目し、従来法のように屈折率の異な
る材料をSiO2にドープせずに反応条件を変えて、S
iとOの割合を化学量論比からはずすことにより、比屈
折率差が0.3%程度となるように制御出来るのではな
いかと考えて鋭意検討を重ねた。その結果、SiH4と
N2OとからプラズマCVD法によりSiO2膜を形成
する際の反応条件、特にSiH4とN2Oの混合比を制
御することにより、形成されるSiO2の屈折率を1.
455から1.475の間で変えることができ、比屈折
率差を0.3%程度に制御できることを確認し本発明を
完成した。
光導波路における、コア層とクラッド層の間で必要とさ
れている比屈折率差が0.3%程度という比較的微小な
ものであることに着目し、従来法のように屈折率の異な
る材料をSiO2にドープせずに反応条件を変えて、S
iとOの割合を化学量論比からはずすことにより、比屈
折率差が0.3%程度となるように制御出来るのではな
いかと考えて鋭意検討を重ねた。その結果、SiH4と
N2OとからプラズマCVD法によりSiO2膜を形成
する際の反応条件、特にSiH4とN2Oの混合比を制
御することにより、形成されるSiO2の屈折率を1.
455から1.475の間で変えることができ、比屈折
率差を0.3%程度に制御できることを確認し本発明を
完成した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 表1および図1の結果から、SiH4含
有窒素とN2Oとの流量比を変えるのみで屈折率が異な
るSiO2膜が得られた。すなわち、プラズマCVD法
によれば、光導波路のコアとクラッドに要求される比屈
折率差(約0.3%)を満たすSiO2膜が形成できる
ことが確認できた。
有窒素とN2Oとの流量比を変えるのみで屈折率が異な
るSiO2膜が得られた。すなわち、プラズマCVD法
によれば、光導波路のコアとクラッドに要求される比屈
折率差(約0.3%)を満たすSiO2膜が形成できる
ことが確認できた。
Claims (2)
- 【請求項1】 SiH4 とN2 Oの混合比を変えてプラ
ズマCVD法により形成した、屈折率の異なる2種類の
SiO2 をコア層およびクラッド層としてなることを特
徴とする石英系光導波路。 - 【請求項2】 SiH4 とN2 Oガスを一定の混合比で
流しながらプラズマCVD法によりSiO2 膜を基板上
に堆積して所定の屈折率を有する第1のクラッド層を形
成した後、その上にSiH4 とN2 Oの混合比を変えて
前記クラッド層より屈折率の大きいSiO2 のコア層を
堆積し、このコア層を所望のパターンにエッチングして
コアを形成し、その上に前記第1のクラッド層と同一の
屈折率を有するSiO2 膜を堆積した第2のクラッド層
を形成することを特徴とする石英系光導波路の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32360592A JPH06148445A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 石英系光導波路およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32360592A JPH06148445A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 石英系光導波路およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06148445A true JPH06148445A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18156585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32360592A Pending JPH06148445A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 石英系光導波路およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06148445A (ja) |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP32360592A patent/JPH06148445A/ja active Pending
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