JPH06150355A - 光学式ディスク・プレーヤのチルトサーボ装置 - Google Patents

光学式ディスク・プレーヤのチルトサーボ装置

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JPH06150355A
JPH06150355A JP31422592A JP31422592A JPH06150355A JP H06150355 A JPH06150355 A JP H06150355A JP 31422592 A JP31422592 A JP 31422592A JP 31422592 A JP31422592 A JP 31422592A JP H06150355 A JPH06150355 A JP H06150355A
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optical disk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクの反りによる面傾斜に追従して光
ピックアップを傾ける。 【構成】 ターンテーブル6を回転駆動する光ディスク
回転用モータ3を支持した固定側の光ディスク回転モー
タ用支持体(第1支持体)3と、光ピックアップ9を光
ディスク7の径方向に移動自在に支持した光ピックアッ
プ支持体(第2支持体)10とを光ディスク7の中心側
でヒンジ部材13A,13Bを介して連結し、光ピック
アップ支持体10全体を固定側の光ディスク回転モータ
用支持体3に対してヒンジ部材13A,13Bを回動中
心として回動自在に支持させる一方、ピックアップ支持
体10中で光ディスク7の中心から離れた位置を支持し
ながらヒンジ部材13A,13Bを回動支点として第2
支持体回動手段14によりピックアップ支持体10全体
を光ディスク7の反りによる面傾斜を検出する傾角検出
手段の出力信号に追従して回動させるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクの反りによ
る面傾斜に追従して光ピックアップを傾ける光学式ディ
スク・プレーヤのチルトサーボ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD),CD−R
OM(Read 0nly Memory),ビデオデ
ィスク(VD)などの円盤状の光ディスクは、音声情
報,画像情報,文字情報などの情報信号を凹凸状のピッ
ト列からなる反射膜を有する信号面に変換し、これらの
ピット列を螺旋状又は同心円状のトラックとして記録し
ていることは周知である。
【0003】近年、上記光ディスクを用いた光学式ディ
スク・プレーヤが多用されている。この光学式ディスク
・プレーヤは、光ディスクに収録した音声情報,画像情
報,文字情報などの情報信号を光ピックアップにより読
み取ることができると共に、光ピックアップを迅速に所
望の位置にランダムアクセスできるので使用者に大変喜
ばれている。また、上記光学式ディスク・プレーヤに
は、光ディスクの反りによる面傾斜に追従して光ピック
アップを傾けるチルトサーボ装置が採用されている。
【0004】図3は従来の光学式ディスク・プレーヤの
チルトサーボ装置を示した構成図である。
【0005】図3に示した従来の光学式ディスク・プレ
ーヤのチルトサーボ装置100 では、“レーザディスク・
テクニカルブック(アスキー出版局)頁96〜頁98”
に記載されているように、光ディスク101 がスピンドル
モータ102 によって回転自在に駆動されており、光ディ
スク101 の下方では対物レンズ103 を備えた光ピックア
ップ104 が2本のガイドシャフト105 ,105 (紙面奥方
は図示せず)に沿って光ディスク101 の径方向(矢印X
,X方向)に移動自在となっている。ここで、光ピ
ックアップ104 の対物レンズ103 の中心軸は、通常では
光ディスク101 に対して略垂直に使用されているが、光
ディスク101 が傘形又は逆傘形に反っている場合には光
ピックアップ104 の読み取り性能に重大な影響を与えて
しまう。
【0006】そこで、光ピックアップ104 を光ディスク
101 の反りによる面傾斜に追従して光ピックアップを傾
けるチルトサーボ装置100 が一般的に用いられ、一例と
して、光ピックアップ104 を径方向に移動自在に案内す
る2本のガイドシャフト105,105 を光ディスク101 の
反りによる面傾斜に沿って傾けている。即ち、これらの
ガイドシャフト105 ,105 の一端は、固定部材となるシ
ャーシ(図示せず)に回動支軸106 を介して上下方向
(矢印Y,Y方向)に回動自在に支持される一方、
ガイドシャフト105 ,105 の他端にチルトモータ107 が
連結部材108 を介して連結されており、チルトモータ10
7 によってガイドシャフト105 ,105 が矢印Y,Y
方向に回動できるようになっている。
【0007】また、光ピックアップ104 には、光ディス
ク101 の反りによる面傾斜を検出する傾角検出器109 が
一体に取り付けられている。上記傾角検出器109 は、中
央の発光ダイオード109aから出射した光が光ディスク10
1 の信号面101aで反射されて発光ダイオード109aの左右
に配設した一対のフォトダイオード109b,109cに入射さ
れ、この際、光ディスク101 が反って傾いていると一対
のフォトダイオード109b,109cに入射した光量に差が生
じることから光ディスク101 の傾角(面傾斜)を検出し
ている。
【0008】その後、チルトサーボ装置の動作は、差動
増幅器110 で両フォトダイオード109b,109cの出力信号
差と、傾き方向の出力信号とを検知すれば、光ディスク
101の反りによる面傾斜に比例したエラー電圧信号が検
出でき、このエラー電圧信号を電力増幅器111 を経由し
てチルトモータ107 に加え、エラー電圧信号がゼロにな
るまでチルトモータ107 を制御して、ガイドシャフト10
5 ,105 全体を光ディスク101 の反りによる面傾斜に沿
って略平行に傾けている。これにより、光ピックアップ
104 が傾き、対物レンズ103 の中心軸は光ディスク101
に対して略垂直となり、光ピックアップ104 はクロスト
ークなく光ディスク101 の信号面101aを正常に読取るこ
とができるようになっている。
【0009】更に、ここでは図示は省略するが、他のチ
ルトサーボ装置として、光ピックアップと一体にチルト
サーボ装置を取り付け、光ピックアップを光ディスクの
径方向に移動しながら、且つ、チルトサーボ装置により
光ディスクの反りによる面傾斜に追従して光ピックアッ
プを傾ける構成もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示し
た従来の光学式ディスク・プレーヤのチルトサーボ装置
100 では、光ピックアップ104 がクロストークなく光デ
ィスク101 の信号面101aを正常に読み取ることができる
ようになっているものの、光ピックアップ104 を径方向
に移動自在に案内する2本のガイドシャフト105 ,105
(紙面奥方は図示せず)全体を光ディスク101 の反りに
よる面傾斜に追従して傾ける際、2本のガイドシャフト
105 ,105 を位相を合わせて傾けなければならず、ガイ
ドシャフト105 ,105 の回動支軸106 の構造形態及びチ
ルトモータ107 の連結部材108 の構造形態が複雑とな
り、且つ、両ガイドシャフト105 ,105 の傾きを精度良
く維持することが難しいなどの問題点がある。
【0011】更に、図示は省略したものの、他のチルト
サーボ装置として、光ピックアップと一体にチルトサー
ボ装置を取り付けた場合では、光ピックアップ全体の重
量が大きくなり、ランダムアクセス時における光ピック
アップの高速移動制御が困難となり、且つ、対物レンズ
103 の移動量には面傾斜に起因する傾き成分が含まれて
いるため、対物レンズ103 による光ディスク101 の信号
面101aのフォーカス制御量が大きくなるなどの問題点が
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、光ディスクの信
号面を読み取る光ピックアップ及び前記光ディスクの反
りによる面傾斜を検出する傾角検出手段を備え、ターン
テーブルに載置した前記光ディスクを回転させながら前
記光ピックアップにより前記光ディスクの信号面を読み
取る際、前記傾角検出手段の出力信号により前記光ピッ
クアップを前記光ディスクの面傾斜に追従するよう傾け
る光学式ディスク・プレーヤのチルトサーボ装置であっ
て、固定設置され、且つ、前記ターンテーブルを回転駆
動するモータを支持した第1支持体と、前記光ピックア
ップを前記光ディスクの径方向に移動する光ピックアッ
プ・フィード機構部を備えた第2支持体と、前記第1支
持体中で前記光ディスクの中心側の一端と、前記第2支
持体中で前記光ディスクの中心側の一端とを連結し、固
定側の該第1支持体に対して該第2支持体を回動自在に
支持したヒンジ部材と、固定設置され、且つ、前記第2
支持体の他端側で前記光ディスクの中心から離れた位置
を支持しながら前記傾角検出手段の出力信号により前記
第2支持体全体を前記ヒンジ部材を回動支点として回動
させる第2支持体回動手段とを具備したことを特徴とす
る光学式ディスク・プレーヤのチルトサーボ装置であ
る。
【0013】また、第2の発明は、請求項1記載におい
て、前記第2支持体回動手段は、偏心カム用駆動源によ
り前記傾角検出手段の出力信号に追従して回転駆動され
る偏心カムを前記第2支持体の他端側に係合させて前記
第2支持体全体を回動するよう構成したことを特徴とす
る光学式ディスク・プレーヤのチルトサーボ装置であ
る。
【0014】
【実施例】以下に本発明に係わる光学式ディスク・プレ
ーヤのチルトサーボ装置の一実施例を図1及び図2を参
照して、詳細に説明する。
【0015】図1は本発明に係わる光学式ディスク・プ
レーヤのチルトサーボ装置を分解して示した分解斜視
図、図2は光学式ディスク・プレーヤのチルトサーボ装
置の動作を説明するために模式的に示した側面図であ
り、(A)は光ディスクが傘形に反った場合を示した
図、(B)は光ディスクが逆傘形に反った場合を示した
図である。
【0016】図1に示した本発明に係わる光学式ディス
ク・プレーヤのチルトサーボ装置1(以下、装置1とも
記す)において、装置1の基台となるシャーシベース2
上の右方には、光ディスク回転用モータ5を取り付けた
第1支持体3(以下、光ディスク回転モータ用支持体3
と記す)が一対のスペーサ4A,4Bを介して固定設置
されている。上記光ディスク回転モータ用支持体3は、
板金部材を用いて略コ字状の平坦面に形成されており、
且つ、中央部で裏面3a側に光ディスク回転用モータ5
が略垂直に取り付けられている。この光ディスク回転用
モータ5は、光ディスク7を回転駆動する駆動源となっ
ている。また、光ディスク回転用モータ5の軸には、光
ディスク7を載置するためのターンテーブル6が固着さ
れ、ターンテーブル6は光ディスク回転モータ用支持体
3の上面3b側に突出している。また、光ディスク回転
モータ用支持体3中で光ディスク7の左方の中心側に
は、互いに対向してコ字状に突出したコ字状突出部3
c,3dが形成され、コ字状突出部3c,3d間で光デ
ィスク回転用モータ5を取り付けた位置近傍に凹部3e
が形成されている。尚、光ディスク回転モータ用支持体
3を用いることなく、シャーシベース2の右方側を延出
し、延出した部分を折り曲げて形成して、シャーシベー
ス2と一体に光ディスク回転用モータ5を取り付けるこ
とも可能である。
【0017】また、光ディスク回転モータ用支持体3の
コ字状突出部3c,3d側には、対物レンズ8を備えた
光ピックアップ9が第2支持体10(以下、光ピックア
ップ支持体10と記す)に略水平方向(矢印X
)方向に移動自在に支持され、この光ピックアップ
支持体10全体が光ディスク回転モータ用支持体(第1
支持体)3に対して回動自在に支持され、本発明の要部
を構成している。
【0018】即ち、上記光ピックアップ支持体10は、
板金部材を用いて平坦面に形成されており、中央部には
裏面10a側から上面10b側にかけて略矩形状に大き
く抜けた開口部10cが穿設されている。また、光ピッ
クアップ支持体10の裏面10a側で開口部10cの下
方には1本のガイドシャフト11が横架されている。そ
して、光ピックアップ9の一端側に設けた軸受部9aを
ガイドシャフト11に沿って移動自在に嵌合させる一
方、光ピックアップ9の他端側に設けた摺接部9bを開
口部10cの手前側周縁10cに沿って摺動自在に支
持させ、光ピックアップ9を裏面10a側から開口部1
0c内に臨ませて、下方から対物レンズ8を備えた光ピ
ックアップ9を光ディスク7の信号面7a(図2)と対
向させている。
【0019】これにより、光ピックアップ9はガイドシ
ャフト11及び開口部10cの手前側周縁10cに沿
って移動自在となり、即ち、光ピックアップ9は光ディ
スク7の径方向(矢印X,X方向)に移動自在とな
っている。勿論、光ピックアップ9は、モータ,減速機
構を備えた光ピックアップ駆動源と連結されており、こ
の光ピックアップ駆動源も光ピックアップ支持体10に
一体に取り付けられているものであるが、ここでは光ピ
ックアップ駆動源の図示を省略している。従って、光ピ
ックアップ9を光ディスク7の径方向に移動するための
光ピックアップ・フィード機構部は、光ピックアップ9
の軸受部9aと嵌合したガイドシャフト11,光ピック
アップ9の摺接部9bに摺接する手前側周縁10c
及び光ピックアップ駆動源により構成され、光ピックア
ップ・フィード機構部は光ピックアップ支持体10に寸
法精度良く維持されている。そして、光ピックアップ9
を光ディスク7の径方向に移動することにより、対物レ
ンズ8で光ディスク7の信号面7a(図2)を読み取っ
ている。この際、対物レンズ8をフォーカシング方向に
制御するフォーカシング制御機構部と、対物レンズ8を
トラッキング方向に制御するトラッキング制御機構部と
が光ピックアップ9内に一体に組み込まれていることは
周知である。また、光ピックアップ9にチルトサーボ装
置が一体に取り付けられていないので、光ピックアップ
9全体の重量を小さく設定でき、ランダムアクセス時に
おける光ピックアップ9の高速移動制御が容易となる利
点がある。更に、光ピックアップ9にチルトサーボ装置
が一体に取り付けられていないので、対物レンズ8の移
動量には面傾斜に起因する傾き成分が含まれないため、
対物レンズ8による光ディスク7の信号面7aのフォー
カス制御量が小さくなり、フォーカス制御が容易となる
利点がある。
【0020】また、光ピックアップ9の他端側には光デ
ィスク7の反りによる面傾斜を検出するための傾角検出
器12が光ピックアップ9と一体に取り付けられてい
る。上記傾角検出器12は、先に説明したように、発光
ダイオード,一対のフォトダイオードなどを用いて一体
に構成されているが詳細の図示を省略する。この傾角検
出器12と、後述する差動増幅器21(図2)と、電力
増幅器22(図2)とで傾角検出手段が構成されてい
る。
【0021】また、光ピックアップ支持体10の右方に
は突出部10dが形成され、この突出部10dは光ディ
スク回転モータ用支持体3のコ字状突出部3c,3d間
に形成した凹部3e内に入り込めるようになっている。
更に、光ピックアップ支持体10の突出部10dの両端
には切り欠き部10e,10fが形成されており、これ
らの切り欠き部10e,10fは光ディスク7の中心の
左方に位置して光ディスク回転モータ用支持体3のコ字
状突出部3c,3dと互いに対向するようになってい
る。
【0022】ここで、光ディスク回転モータ用支持体3
のコ字状突出部3c,3dと、光ピックアップ支持体1
0の切り欠き部10e,10fとを互いに対向させて、
コ字状突出部3c,3dと切り欠き部10e,10fと
を一対のヒンジ部材13A,13Bで回動自在に連結し
ている。上記一対のヒンジ部材13A,13Bは、本発
明の要部の一部を構成するものであり、回動支軸を備え
た周知の構造のヒンジ部材,又は回動支軸を備えること
なく弾性変位自在に一体に形成した樹脂部材,板バネ部
材などを用いて回動できる簡単な構造形態に形成されて
いる。これにより、後述するように、固定側の光ディス
ク回転モータ用支持体(第1支持体)3に対して光ピッ
クアップ支持体(第2支持体)10全体を一対のヒンジ
部材13A,13Bを回動支点として上下方向(矢印Y
,Y方向)に回動自在となる。
【0023】一方、シャーシベース2上の左方で光ディ
スク7の中心から離れた位置には、光ピックアップ支持
体(第2支持体)10の左端側を支持しながら光ピック
アップ支持体10全体を上下方向に回動させる第2支持
体回動手段14が固定設置されている。上記第2支持体
回動手段14の構成は、板金部材などを用いてL字状に
形成したL字ブラッケット15がシャーシベース2上の
左方に立設されており、このL字ブラッケット15の右
側面15a側に傾角調整用モータ16が略水平に取り付
けられている。また、傾角調整用モータ16の軸16a
はL字ブラッケット15の左側面15b側に突出し、こ
の軸16aにはピニオン歯車17Aが固着されている。
上記傾角調整用モータ16によって回転駆動されるピニ
オン歯車17Aの回転は、歯車17B〜17Fと順次噛
合して減速され、最終段の歯車17Fが偏心カム付き歯
車18の歯車部18aと噛合している。従って、実施例
では傾角調整用モータ16,ピニオン歯車17A,歯車
17B〜17Fが偏心カム用駆動源を構成しているが、
これに限ることなく、傾角調整用モータ16の回転を周
知のベルトなどによる減速機構を用いて減速しても良
い。
【0024】また、上記偏心カム付き歯車18は、本発
明の要部の一部を構成するものであり、大径の歯車部1
8aと、偏心カム部18bとが樹脂部材などを用いて一
体に形成されており、中心孔18cがL字ブラッケット
15の左側面15bに設けたシャフト19に回転自在に
軸支されている。偏心カム付き歯車18の歯車部18a
は中心孔18c及びシャフト19に対して同心的に形成
され、一方、偏心カム部18bは中心孔18c及びシャ
フト19に対して大径部から小径部に連接して略卵断面
形状にのように偏心して形成されている。
【0025】ここで、偏心カム付き歯車18の歯車部1
8aは、光ピックアップ支持体10の左端側に形成した
矩形溝10g内に裏面10a側から入り込み、一方、偏
心カム付き歯車18の偏心カム部18bは矩形溝10g
近傍の裏面10aに当接(係合)している。偏心カム部
18bが当接する光ピックアップ支持体10の左端側に
形成した矩形溝10g近傍の裏面10a側は、光ディス
ク7の中心から離れた位置であることは、先に説明した
ように第2支持体回動手段14の設置条件から明らかで
ある。
【0026】また、光ピックアップ支持体10の左端
と、シャーシベース2の左端との間には引張バネ20が
掛けられており、この引張バネ20の付勢力により、光
ピックアップ支持体10の左端裏面10aが偏心カム付
き歯車18の偏心カム部18bに常に当接するよう付勢
され、これらにより後述するように、偏心カム部18b
の回転に追従して光ピックアップ支持体10全体が固定
側の光ディスク回転モータ用支持体3に対して一対のヒ
ンジ部材13A,13Bを回動支点として上下方向(矢
印Y,Y方向)に回動自在となり、光ピックアップ
支持体10全体がディスク7の反りによる面傾斜と略平
行となるよう構成されているので、当然、光ピックアッ
プ支持体10に支持された光ピックアップ9の対物レン
ズ8の中心軸もディスク7の反りによる面傾斜に追従し
て傾くことができるようになっている。従って、偏心カ
ム付き歯車18を用いた第2支持体回動手段14は、簡
単な構造形態のため光学式ディスク・プレーヤのチルト
サーボ装置1を信頼性良く安価に提供できる。
【0027】次に上記構成による光学式ディスク・プレ
ーヤのチルトサーボ装置1の動作につてい図3(A),
(B)を用いて説明する。
【0028】まず、図3(A)に示した如く、ターンテ
ーブル6に載置した光ディスク7は、傘状に下方に垂れ
下がって反っているものとする。ここで、光ピックアッ
プ9に一体に取り付けた傾角検出器12を構成する発光
ダイオード(図示せず)から出射した光が光ディスク7
の信号面7aで反射されて一対のフォトダイオード(図
示せず)に入射され、このれら一対のフォトダイオード
の出力信号を差動増幅器21に入力して、一対のフォト
ダイオードの出力信号差と、傾き方向の出力信号とを検
知すれば、光ディスク7の反りによる面傾斜に比例した
エラー電圧信号が検出でき、このエラー電圧信号を電力
増幅器22を経由して傾角調整用モータ16に加え、エ
ラー電圧信号がゼロになるまで傾角調整用モータ16を
制御する。
【0029】一方、傾角調整用モータ16が回転する
と、歯車列17A〜17F(図1)が減速しながら回転
し、ここで偏心カム付き歯車18が回転する。この際、
光ディスク7が傘状に反っていると、光ピックアップ支
持体10の左端裏面10aに偏心カム付き歯車18と一
体に形成した偏心カム部18bの小径部18bが当接
(係合)するまで制御され、光ピックアップ支持体10
の左端側に設けた引張バネ20の付勢力により左端裏面
10aが小径面18bを押圧しながら支持している。
従って、光ピックアップ支持体10全体は、固定側の光
ディスク回転モータ用支持体3に対して一対のヒンジ部
材13A,13Bを回動支点として下方(矢印Y
向)に回動し、光ディスク7の傘状の反りと略平行な位
置まで回動する。勿論、光ピックアップ支持体10と一
体に設けたガイドシャフト11及び開口部10cの手前
側周縁10c(図1)も当然光ディスク7の傘状の反
りによる面傾斜と略平行になり、光ピックアップ9に備
えた対物レンズ8の中心軸が光ディスク7に対して略垂
直となり、光ピックアップ9はクロストークなく光ディ
スク7の信号面7aを正常に読取ることができる。
【0030】次に、図3(B)に示した如く、ターンテ
ーブル6に載置した光ディスク7は、逆傘状に上方に反
っているものとする。この場合には、傾角検出器12を
構成する一対のフォトダイオード(図示せず)の傾き方
向の出力が上記と逆になるものであり、光ピックアップ
支持体10の左端裏面10aに偏心カム付き歯車18と
一体に形成た偏心カム部18bの大径部18bが当接
(係合)するまで制御され、光ピックアップ支持体10
全体は固定側の光ディスク回転モータ用支持体3に対し
て一対のヒンジ部材13A,13Bを回動支点として上
方(矢印Y方向)に回動し、光ディスク7の逆傘状の
反りによる面傾斜と略平行な位置まで回動するものであ
る。
【0031】以上詳述した本発明に係わる光学式ディス
ク・プレーヤのチルトサーボ装置1によると、ターンテ
ーブル6を回転駆動する光ディスク回転用モータ5を支
持した固定側の光ディスク回転モータ用支持体(第1支
持体)3と、光ピックアップ9を光ディスク7の径方向
に移動する光ピックアップ・フィード機構部を備えた光
ピックアップ支持体(第2支持体)10とを光ディスク
7の中心側で簡単な構造形態のヒンジ部材13A,13
Bを介して連結し、光ピックアップ支持体10全体を固
定側の光ディスク回転モータ用支持体3に対してヒンジ
部材13A,13Bを回動中心として回動自在に支持さ
せる一方、ピックアップ支持体10中で光ディスク7の
中心から離れた位置を支持しながらヒンジ部材13A,
13Bを回動支点として第2支持体回動手段14により
ピックアップ支持体10全体を光ディスク7の反りによ
る面傾斜を検出する傾角検出手段12,21,22の出
力信号に追従して回動させるよう構成したので、この結
果、光ピックアップ9を光ディスク7の径方向に移動す
るための光ピックアップ・フィード機構部をピックアッ
プ支持体10に寸法精度良く維持できると共に、光ピッ
クアップ9にチルトサーボ装置が一体に取り付けられて
いないので、光ピックアップ9全体の重量を小さく設定
でき、ランダムアクセス時における光ピックアップ9の
高速移動制御が容易となる利点がある。また、光ピック
アップ9にチルトサーボ装置が一体に取り付けられてい
ないので、対物レンズ8の移動量には面傾斜に起因する
傾き成分が含まれないため、対物レンズ8による光ディ
スク7の信号面7aのフォーカス制御量が小さくなり、
フォーカス制御が容易となる利点がある。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる光学式ディ
スク・プレーヤのチルトサーボ装置によると、請求項1
記載によると、光ピックアップを光ディスクの径方向に
移動するための光ピックアップ・フィード機構部をピッ
クアップ支持体に寸法精度良く維持できると共に、光ピ
ックアップにチルトサーボ装置が一体に取り付けられて
いないので、光ピックアップ全体の重量を小さく設定で
き、ランダムアクセス時における光ピックアップの高速
移動制御が容易となる利点がある。また、光ピックアッ
プにチルトサーボ装置が一体に取り付けられていないの
で、対物レンズの移動量には面傾斜に起因する傾き成分
が含まれないため、対物レンズによる光ディスクの信号
面のフォーカス制御量が小さくなり、フォーカス制御が
容易となる利点がある。
【0033】更に、請求項2記載によると、第2支持体
回動手段は簡単な構造形態の偏心カムを用いて第2支持
体を回動させているので、光学式ディスク・プレーヤの
チルトサーボ装置を信頼性良く安価に提供できる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる光学式ディスク・プレーヤのチ
ルトサーボ装置を分解して示した分解斜視図である。
【図2】光学式ディスク・プレーヤのチルトサーボ装置
の動作を説明するために模式的に示した側面図であり、
(A)は光ディスクが傘形に反った場合を示した図、
(B)は光ディスクが逆傘形に反った場合を示した図で
ある。
【図3】従来の光学式ディスク・プレーヤのチルトサー
ボ装置を示した構成図である。
【符号の説明】
1…光学式ディスク・プレーヤのチルトサーボ装置、3
…第1支持体(光ディスク回転モータ用支持体)、5…
モータ(光ディスク回転用モータ)、6…ターンテーブ
ル、7…光ディスク、7a…信号面、9…光ピックアッ
プ、9a…軸受部、9b…摺接部、10…第2支持体
(光ピックアップ支持体)、10c…開口部、10c
…手前側周縁、11…ガイドシャフト、9a,9b,1
0c,11…光ピックアップ・フィード機構部、12
…傾角検出器、13A,13B…ヒンジ部材、14…第
2支持体回動手段、16…傾角調整用モータ、17A…
ピニオン歯車、17B〜17F…歯車、16,17A〜
17F…偏心カム用駆動源、18…偏心カム付き歯車、
18b…偏心カム(偏心カム部)、21…差動増幅器、
22…電力増幅器、12,21,22…傾角検出手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクの信号面を読み取る光ピックア
    ップ及び前記光ディスクの反りによる面傾斜を検出する
    傾角検出手段を備え、ターンテーブルに載置した前記光
    ディスクを回転させながら前記光ピックアップにより前
    記光ディスクの信号面を読み取る際、前記傾角検出手段
    の出力信号により前記光ピックアップを前記光ディスク
    の面傾斜に追従するよう傾ける光学式ディスク・プレー
    ヤのチルトサーボ装置であって、 固定設置され、且つ、前記ターンテーブルを回転駆動す
    るモータを支持した第1支持体と、 前記光ピックアップを前記光ディスクの径方向に移動す
    る光ピックアップ・フィード機構部を備えた第2支持体
    と、 前記第1支持体中で前記光ディスクの中心側の一端と、
    前記第2支持体中で前記光ディスクの中心側の一端とを
    連結し、固定側の該第1支持体に対して該第2支持体を
    回動自在に支持したヒンジ部材と、 固定設置され、且つ、前記第2支持体の他端側で前記光
    ディスクの中心から離れた位置を支持しながら前記傾角
    検出手段の出力信号により前記第2支持体全体を前記ヒ
    ンジ部材を回動支点として回動させる第2支持体回動手
    段とを具備したことを特徴とする光学式ディスク・プレ
    ーヤのチルトサーボ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、 前記第2支持体回動手段は、偏心カム用駆動源により前
    記傾角検出手段の出力信号に追従して回転駆動される偏
    心カムを前記第2支持体の他端側に係合させて前記第2
    支持体全体を回動するよう構成したことを特徴とする光
    学式ディスク・プレーヤのチルトサーボ装置。
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