JPH06150992A - 超電導線の接続構造 - Google Patents

超電導線の接続構造

Info

Publication number
JPH06150992A
JPH06150992A JP4295315A JP29531592A JPH06150992A JP H06150992 A JPH06150992 A JP H06150992A JP 4295315 A JP4295315 A JP 4295315A JP 29531592 A JP29531592 A JP 29531592A JP H06150992 A JPH06150992 A JP H06150992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconducting wire
brazing material
connection structure
superconducting
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4295315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3154572B2 (ja
Inventor
Bunkou Ikeda
文構 池田
Sunao Ichihara
直 市原
Tsuneaki Minato
恒明 湊
Katsuyoshi Toyoda
勝義 豊田
Naoyuki Harada
直幸 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP29531592A priority Critical patent/JP3154572B2/ja
Publication of JPH06150992A publication Critical patent/JPH06150992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3154572B2 publication Critical patent/JP3154572B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、定常磁界中でのジュール発熱を超
電導マグネットの運転に支障のないレベルに維持しつ
つ、変動磁界中での接続部のパルス損失を低減すること
を目的とするものである。 【構成】 接続部の素線2の外周に、はんだ4よりも電
気抵抗率が高い材料からなる高抵抗層31を設け、パル
ス運転時に素線2間に流れるカップリング電流を低減す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば複数の巻線を
接続して超電導コイルを製作する場合などに用いられ、
超電導線の接続すべき部分相互がはんだ等のろう材を用
いて接続されている超電導線の接続構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図39は例えば『第11回国際電磁石技
術会議(11TH INTERNATIONAL CONFERENCE ON Magnet Te
chnology)』(1989年)847〜851ページに示
された従来の超電導線の接続構造を示す斜視図、図40
は図39の接続部の断面図である。図において、1は多
数の素線2を集合・撚線してなる超電導線である。
【0003】3は2本の超電導線1の接続すべき部分相
互を接続した接続部であり、この接続部3は、接続すべ
き部分の素線2を鉛錫のはんだ4によって電気的に接続
してなっている。5は接続部3の外周部に設けられた断
面コ字状の銅製の保護ケースであり、接続作業実施時に
はんだ4を保護するためのものである。
【0004】次に、動作について説明する。超電導線1
及びその接続部3は、液体ヘリウム等の冷媒によって約
−267℃の極低温に冷却されて使用される。冷却され
た超電導線1は、超電導線材が超電導状態となるため、
抵抗損失なしで電流を流せるようになる。このような性
質から、超電導線1は、巻回されて超電導マグネットと
して利用されることが多い。
【0005】この超電導マグネットを製作する場合、超
電導線1が有限長のものであり、かつ構造上の制約を受
けることなどから、上記のような接続部3が必ず何箇所
かで必要となる。超電導線1の接続については、各種の
方法があるが、はんだ4による接続は最も一般的な方法
である。特に、1000Aを超える大電流を流す場合に
はよく使用される。
【0006】通常、はんだ4は0.1テスラ以上の磁界
中では常電導物質であるため、はんだ4に電流が流れた
場合には、必ずジュール熱が発生する。但し、極低温に
おけるはんだ4の電気抵抗率は約7×10-9Ωmと小さ
く、上記の接続部3の例では1.4×10-10Ωの接続
抵抗を示している。この抵抗値は、定格電流30kAが
流れたときに約0.1Wのジュール発熱(直流電気抵抗
損失)を生じる程度のもので、超電導マグネットの動作
には支障のない十分小さい値である。
【0007】次に、図41は例えば特開平3−8490
3号公報に示された従来の超電導線の接続構造を示す正
面図、図42は図41の要部を拡大して示す斜視図、図
43は図41の超電導線の構成を説明する断面図であ
る。図において、11は超電導線(親撚線)であり、一
方を11a、他方を11bとする。12は超電導線11
を構成する子撚線、13は子撚線12を構成する超電導
素線であり、図43に示すように、超電導線11は、全
体として2重撚線構造となっている。
【0008】図41に示した接続構造では、超電導線1
1の接続すべき部分相互がそれぞれ子撚線12まで分解
され、子撚線12同士がはんだ付けされて接続部14を
構成している。接続部14においては、接続される2本
の子撚線12が、銅製で断面コ字状の鞘15に収めら
れ、この鞘15内にはんだ16が充填されて、図42の
ような単位接続部17が構成されている。
【0009】次に、動作について説明する。上記のよう
な接続部14を有する超電導コイル(超電導マグネッ
ト)をパルス運転すると、通電電流の変化に応じて発生
する磁場が変動する。即ち、通電速度としては100%
電流を1〜数秒の時間で立ち上げることになり、これを
磁場の変化率にすると、毎秒1〜数テスラにもなる。こ
のような速い変動条件で超電導コイルが使用されると、
超電導線11の内部にはカップリング電流や渦電流によ
るパルス損失熱(交流損失熱)が発生し、冷媒であるヘ
リウムの蒸発による損失が起きる。また、パルス損失熱
そのもので超電導コイルが温度上昇し、超電導状態を維
持できなくなり、いわゆるクエンチにより運転が停止し
てしまう。
【0010】これに対して、超電導線11自体は、この
ような速い電流変化や磁場変動に対しても発生する熱が
極小になるように細線化され、かつ超電導素線13内部
の構造も損失が少ない構造とすることが可能である。し
かし、接続部14においては、高導電性金属部分が太く
なるため、パルス損失を抑えることが難しい。
【0011】このようなパルス損失は、磁場に直交する
方向の導電体の寸法を小さくすることにより、かなり低
減することが可能である。図41に示した接続構造は、
接続部14でのパルス損失を低減するものであり、接続
部14で接続される超電導線の単位本数を減らし、金属
部分の太さを小さく細分化することにより、磁場と直角
な方向の導体寸法を小さくし、パルス損失発熱を小さく
することを狙ったものである。
【0012】このように、上記の接続構造では、超電導
線11の成形加工時に子撚線12を曲げ伸ばしして、入
れ子状に組み合わせなければならない。低磁場用超電導
線であるNbTi超電導線を使用する超電導コイルで
は、このような加工が可能である。しかし、高磁場用超
電導線であるNb3Sn超電導線を使用する超電導コイ
ルでは、図44に示すように、0.5%程度の極僅かな
曲げ歪みが印加されただけで、超電導線11の超電導特
性(超電導臨界電流)が著しく低下してしまうため、N
3Sn生成熱処理後に超電導線11を1本ずつの子撚
線12にばらしたり、ばらした子撚線12同士を入れ子
状に組み合わせたりすることはできない。従って、Nb
3Sn超電導線材を使用する場合、超電導線11を慎重
に2〜3組の子撚線12の束にばらして接続する。
【0013】ここで、Nb3Sn超電導線を使用した高
磁場用の大形の超電導コイルを製作する場合の手順を説
明する。まず、未熱処理状態でパンケーキ形コイルを製
作し、しかる後Nb3Sn生成のための熱処理を施す。
そして、パンケーキ状態で絶縁施工した後、パンケーキ
形コイルを必要数積層し、図45に示すように、パンケ
ーキ形コイル18a,18bの導体端部同士を接続す
る。この後、何段にも積層したパンケーキ形コイル全体
を再び絶縁処理する。
【0014】次に、図46は例えば『フュージョン・テ
クノロジー1990』(1991年ノース・オランダ社
発行)243頁に示された従来の強制冷却形超電導線の
断面図、図47は図46の超電導線の接続構造を示す構
成図である。図において、21は素線(超電導素線)、
22は素線21を9本撚り合わせた1次撚線、23は1
次撚線22を心金24の周囲に17本撚り合わせた2次
撚線である。
【0015】25,25a,25bは2次撚線23を囲
繞している構造部材であるコンジット、26a,26b
はコンジット25内の二次撚線23の両側に配置されて
いる冷却チャンネルであり、この冷却チャンネル26
a,26bは、断面略C字状になっており、二次撚線2
3側に開口した冷媒流通路を有している。27a,27
bは接続部撚線であり、28は接続部撚線27a,27
bを保持している接続部構造部材、29ははんだ、30
は接続部カバーである。
【0016】次に、動作について説明する。上記のよう
な強制冷却形超電導線は、電流容量が大きく、かつ高い
強度を有するものである。即ち、多数本の素線21を撚
り合わせて電流容量を大きくしてあり、かつ全体をコン
ジット25で覆って強度を高めてある。コンジット25
は、この強制冷却形超電導線を巻線した超電導コイル
(図示せず)の電磁力を支持するための構造部材として
の機能と、冷却チャンネル26a,26bに流れる冷媒
がコンジット25外に漏れないように気密性を保つ機能
とを有している。
【0017】また、冷却チャンネル26a,26b内及
び二次撚線23内の空間には、冷媒である極低温、高圧
の超臨界ヘリウムが圧送され素線21が冷却される。こ
のとき、上記の強制冷却形超電導線は、多数本の細い素
線21から構成されているため、冷却表面積が大きく、
冷却特性が優れているという特徴も有している。
【0018】次に、接続方法について説明する。上記の
ような強制冷却形超電導線は、図47に示すように、二
次撚線23を接続部撚線27a,27bのように成形加
工し、さらに接続部撚線27aを接続部撚線27bで挟
み込んで、その周囲を断面コ字状の接続部構造部材28
で覆い、はんだ12を充填して接続する。二次撚線23
同士を接続後、接続部の気密を保つために接続部カバー
30を取り付け、コンジット25a,25bに溶接す
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の超
電導線の接続構造のうち図39及び図40に示されたも
のにおいては、定常磁界中で冷却された状態では電気抵
抗による損失(ジュール発熱)を小さく抑えて通電する
ことができるが、外部から変動磁界が印加される場合
や、コイルの通電電流を変動させた場合などには、接続
部3に発生する変動磁界によってパルス損失を伴い、数
Wから時には数100Wの熱が接続部3に発生する。
【0020】つまり、パルス運転時には、絶縁層が除去
された接続部3の素線2間に不要なカップリング電流が
流れ、このカップリング電流によるパルス損失が定常発
熱よりもかなり大きくなる。そして、この発熱量が多い
と接続部3の温度が上昇し、超電導マグネットの不安定
性を引き起こす原因となるばかりでなく、場合によって
は接続部3の超電導線1が常電導状態に転移して、超電
導マグネットの運転が停止してしまうなどの問題点があ
った。
【0021】また、図41ないし図43に示したような
従来の超電導線11の接続構造では、超電導線11を子
撚線12単位に細分化してはいるが、それだけでは接続
部14におけるパルス損失の低減が不十分であるという
問題点があった。特に、Nb3Sn等の化合物超電導線
材を使用する場合、上述したように超電導線11を細分
化するのが困難なため、接続部14におけるパルス損失
が大きくなってしまうという問題点があった。
【0022】さらに、図47に示したような従来の強制
冷却形超電導線の接続構造では、接続部撚線27a,2
7bが重ね合わされた構造であるため、接続部が空間的
に大きくなるという問題点を有していた。また、多数本
の素線21を一度に扱うため、作業性が悪く、超電導線
材を損傷することがあるという問題点も有していた。特
に、Nb3Snなど、歪みによる特性劣化が大きい化合
物系の超電導線材を用いる場合には、接続部の超電導特
性を大きく劣化させてしまうという問題点があった。
【0023】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、定常磁界中で
のジュール発熱を装置の運転に支障のないレベルに維持
しつつ、変動磁界中での接続部のパルス損失を低減する
ことができる超電導線の接続構造を得ることを目的とす
る。また、空間的にコンパクトで、かつ取扱も容易であ
るような超電導線の接続構造を得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る超
電導線の接続構造は、接続すべき部分の素線の外周に、
ろう材よりも電気抵抗率が高い材料からなる高抵抗層を
設けたものである。
【0025】請求項2の発明に係る超電導線の接続構造
は、接続すべき部分の素線の外周に、ろう材よりも電気
抵抗率が高い金属からなる高抵抗めっき層をめっきした
ものである。
【0026】請求項3の発明に係る超電導線の接続構造
は、接続すべき部分の素線の外周に、ろう材よりも電気
抵抗率が高い金属からなる高抵抗フィルムを巻き付けた
ものである。
【0027】請求項4の発明に係る超電導線の接続構造
は、接続すべき部分の素線の外周に、ろう材よりも電気
抵抗率が高い金属からなる高抵抗シースをかぶせたもの
である。
【0028】請求項5の発明に係る超電導線の接続構造
は、接続すべき部分の素線の安定化材に、ろう材よりも
電気抵抗率が高くなるように改質してなる高抵抗改質層
を形成したものである。
【0029】請求項6の発明に係る超電導線の接続構造
は、接続すべき部分の素線の安定化材に、素線の外周面
から金属材料を拡散させることにより、ろう材よりも電
気抵抗率が高くなるように改質された高抵抗改質層を形
成したものである。
【0030】請求項7の発明に係る超電導線の接続構造
は、接続すべき部分の素線の安定化材に、素線の端部か
ら金属材料を拡散させることにより、ろう材よりも電気
抵抗率が高くなるように改質された高抵抗改質層を形成
したものである。
【0031】請求項8の発明に係る超電導線の接続構造
は、接続すべき部分の各超電導線を、それぞれ断面直線
状に配置された複数本の分割線に細分化し、かつ接続部
全体の断面形状を長方形状とし、また隣接する分割線間
には、ろう材よりも電気抵抗率が高い金属からなる高抵
抗金属間挿物を配置したものである。
【0032】請求項9の発明に係る超電導線の接続構造
は、接続すべき部分の各超電導線を、それぞれ断面直線
状に配置された複数本の分割線に細分化し、かつ接続部
全体の断面形状を長方形状とし、また磁場の方向に並ん
だ複数本の分割線により接続用ユニットを構成して、隣
接する接続用ユニット間に、ろう材よりも電気抵抗率が
高い金属からなる高抵抗金属間挿物を配置したものであ
る。
【0033】請求項10の発明に係る超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の各超電導線を、それぞれ断面円
形状に配置された複数本の分割線に細分化し、かつ各超
電導線の分割線を交互に配列して、接続部全体を円筒状
とし、また隣接する分割線間には、ろう材よりも電気抵
抗率が高い金属からなる高抵抗金属間挿物を配置したも
のである。
【0034】請求項11の発明に係る超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の各超電導線を、それぞれ断面円
形状に配置された複数本の分割線に細分化し、かつ一方
の接続すべき部分の分割線の径方向外側に他方の接続部
すべき部分の分割線を配置して、接続部全体を円筒状と
し、また隣接する分割線間には、ろう材よりも電気抵抗
率が高い金属からなる高抵抗金属間挿物を配置したもの
である。
【0035】請求項12の発明に係る超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の各超電導線を、それぞれ断面円
形状に配置された複数本の分割線に細分化し、かつ各超
電導線の分割線を交互に配列して、接続部全体を円柱状
とし、また隣接する分割線間には、ろう材よりも電気抵
抗率が高い金属からなる高抵抗金属間挿物を配置したも
のである。
【0036】請求項13の発明に係る超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の各超電導線を、それぞれ断面円
形状に配置された複数本の分割線に細分化し、かつ一方
の接続すべき部分の分割線の径方向外側に他方の接続部
すべき部分の分割線を配置して、接続部全体を円柱状と
し、また隣接する分割線間には、ろう材よりも電気抵抗
率が高い金属からなる高抵抗金属間挿物を配置したもの
である。
【0037】請求項14の発明に係る超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の各超電導線をそれぞれ複数本の
分割線に細線化し、かつ各分割線をそれぞれ金属管に挿
入し軟ろう材で固着してサブ構造体を構成し、さらに一
方の側のサブ構造体と他方の側のサブ構造体とを軟ろう
材により突き合わせ接合するとともに、隣接するサブ構
造体相互を軟ろう材により接合したものである。
【0038】請求項15の発明に係る超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の各超電導線をそれぞれ複数本の
分割線に細線化し、かつ各分割線をそれぞれ金属管に挿
入し加熱融着させてサブ構造体を構成し、さらに一方の
側のサブ構造体と他方の側のサブ構造体とを軟ろう材に
より突き合わせ接合するとともに、隣接するサブ構造体
相互を軟ろう材により接合したものである。
【0039】請求項16の発明に係る超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の各超電導線をそれぞれ複数本の
分割線に細線化し、かつ各分割線をそれぞれ硬ろう材に
より硬化させてサブ構造体を構成し、さらに一方の側の
サブ構造体と他方の側のサブ構造体とを軟ろう材により
突き合わせ接合するとともに、隣接するサブ構造体相互
を軟ろう材により接合したものである。
【0040】請求項17の発明に係る超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の各超電導線をそれぞれ複数本の
分割線に細線化し、かつ各分割線にそれぞれ金属箔を巻
き付け軟ろう材で固着してサブ構造体を構成し、さらに
一方の側のサブ構造体と他方の側のサブ構造体とを軟ろ
う材により突き合わせ接合するとともに、隣接するサブ
構造体相互を軟ろう材により接合したものである。
【0041】請求項18の発明に係る超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の各超電導線をそれぞれ複数本の
分割線に細線化し、かつ各分割線をそれぞれ金属管に挿
入固着して断面扇形のサブ構造体を構成し、さらに一方
の側のサブ構造体と他方の側のサブ構造体とを円柱状に
組み合わせ軟ろう材により接合したものである。
【0042】
【作用】請求項1ないし請求項7の発明においては、接
続すべき部分の超電導線の素線に高抵抗層や高抵抗改質
層を設けることにより、変動磁界中で素線間に流れるカ
ップリング電流や渦電流に対する抵抗を高め、これらを
低減することによりパルス損失を低減する。
【0043】請求項8ないし請求項13の発明において
は、超電導線の接続すべき部分を分割線に細分化し、か
つ分割線間に高抵抗金属間挿物を配置することにより、
変動磁界注で分割線間に流れるカップリング電流を低減
し、これによりパルス損失を低減させる。
【0044】請求項14ないし請求項18の発明におい
ては、接続部の超電導素線群を複数個に分割してサブ構
造体とし、相互のサブ構造体相互を接合することによ
り、接続部が空間的に小さくなり、かつ取扱も容易にな
る。
【0045】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1は請求項1の発明の一実施例による超電
導線の接続構造を示す接続部の断面図であり、外観は図
39と同様である。また、図39及び図40と同一又は
相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0046】図において、31は接続部3の各素線2の
表面に設けられている高抵抗層であり、この高抵抗層3
1は、極低温(運転温度)の下で、ろう材であるはんだ
4の電気抵抗率(約7×10-9Ωm)よりも高い電気抵
抗率を有する材料、例えばニッケル合金,クロム合金又
は真鍮等からなっている。
【0047】上記のような接続構造を持つ超電導マグネ
ットにおいては、接続部3の電流は一方の側の素線2か
ら高抵抗層31を通って他方の側の素線2へ流れる。そ
こで、定常磁界中でのジュール発熱(直流電気抵抗損
失)が、超電導マグネットの動作に支障を生じさせない
範囲内で従来の0.1Wよりも大きくなるように、高抵
抗層31の導電率と厚みとを設定すれば、変動磁界によ
る素線2間のカップリング電流や渦電流に対する抵抗が
高くなることにより、結合損失(カップリング電流損
失)及び渦電流損失が低減され、従って全体的にパルス
損失が低減される。この結果、磁界の変化に対して、超
電導マグネットの安定性を維持することができる。
【0048】実施例2.以下、上記実施例1の高抵抗層
31のさらに具体的な例について説明する。図2は請求
項2の発明の一実施例による超電導線の接続構造を示す
接続部の断面図、図3は図2の素線部分の拡大断面図で
あり、接続構造の外観は図39と同様である。図3にお
いて、6は超電導線材、7は超電導線材6の外周部に設
けられた安定化材、8は超電導線材6と安定化材7との
間に設けられ、素線2の生成熱処理時に錫等の物質が安
定化材7まで拡散するのを防止するバリアである。
【0049】図2及び図3において、32は接続部3の
素線2の表面に設けられた高抵抗めっき層であり、この
高抵抗めっき層32は、はんだ4よりも電気抵抗率が高
い金属、例えばニッケル合金又はクロム合金等の金属を
めっきすることにより形成されている。
【0050】このような超電導線の接続構造によれば、
実施例1で説明したように、変動磁界による素線2間の
結合損失及び渦電流損失が低減される。また、高抵抗層
として高抵抗めっき層32を設けたので、その形成を大
量一括処理できるとともに、接続部3をコンパクトにす
ることができる。
【0051】実施例3.次に、図4は請求項3の発明の
一実施例による超電導線の接続構造を示す接続部の断面
図、図5は図4の素線部分の拡大断面図であり、接続構
造の外観は図39と同様である。図において、33は接
続部3の素線2の表面に巻き付けられた高抵抗フィルム
であり、この高抵抗フィルム33は、はんだ4よりも電
気抵抗率が高い金属、例えばニッケル合金,クロム合金
又は真鍮等の金属からなっている。
【0052】このように、高抵抗フィルム33を接続部
3の素線2に巻き付けておくことにより、実施例1で説
明したように、変動磁界による素線2間の結合損失及び
渦電流損失が低減される。また、十分な厚さの高抵抗層
を形成することができる。
【0053】なお、上記実施例3では各素線2の1本ず
つに高抵抗フィルム33を巻き付けたが、例えば図6に
示すように、複数本の素線2の外周にまとめて設けても
よい。これにより、1本ずつに巻き付けたときよりもパ
ルス損失が若干増えるが、高抵抗フィルム33を巻き付
ける作業の手間は軽減される。
【0054】実施例4.次に、図7は請求項4の発明の
一実施例による超電導線の接続構造を示す接続部の断面
図、図8は図7の素線部分の拡大断面図であり、接続構
造の外観は図39と同様である。図において、34は接
続部3の素線2が挿入されている円筒状の高抵抗シース
であり、この高抵抗シース34は、はんだ4よりも電気
抵抗率が高い金属、例えばニッケル合金,クロム合金又
は真鍮等の金属からなっている。
【0055】このように、高抵抗シース34を接続部3
の素線2にかぶせておくことにより、実施例1で説明し
たように、変動磁界による素線2間の結合損失及び渦電
流損失が低減される。また、十分な厚さの高抵抗層を容
易に形成することができる。
【0056】なお、上記実施例4では各素線2の1本ず
つに高抵抗シース34をかぶせたが、例えば図9に示す
ように、複数本の素線2を1本の高抵抗シース34にま
とめて挿入してもよい。また、図8では高抵抗シース3
4と素線2の外周との間に隙間がないが、挿入を簡単に
するため、高抵抗シース34の内径を大きめに製作して
もよい。
【0057】実施例5.次に、図10は請求項5の発明
の一実施例による超電導線の接続構造を示す接続部の断
面図であり、接続構造の外観は図39と同様である。ま
た、図11は図10の素線の改質前の状態を示す拡大断
面図、図12は改質後の素線の拡大断面図である。図に
おいて、35は素線2の安定化材7をはんだ4よりも電
気抵抗率が高くなるように改質してなる高抵抗改質層で
ある。
【0058】このように、安定化材7に高抵抗改質層3
5を形成した場合、この高抵抗改質層35が実施例1の
高抵抗層31と同様に働き、変動磁界による素線2間の
結合損失及び渦電流損失が低減される。また、上記実施
例1〜4に比べて、素線2の断面の増大がないので、接
続部3をコンパクトに構成できる。
【0059】実施例6.以下、上記実施例5の高抵抗改
質層35のさらに具体的な例について説明する。図13
は請求項6の発明の一実施例による改質後の素線を示す
斜視図、図14は図13の素線の断面図である。図にお
いて、36は素線2の安定化材7に形成された高抵抗改
質層であり、この高抵抗改質層36は、素線2の外周面
から安定化材7へ高抵抗基材としてのニッケル,クロ
ム,錫又ははんだ等を拡散させて形成したものであり、
はんだ4よりも電気抵抗率が高くなっている。上記の拡
散は、改質前の素線2の周囲に拡散させる金属を配置し
て所定の温度に加熱することにより生じる。
【0060】このように、安定化材7に高抵抗改質層3
6を形成することにより、実施例5で説明したように、
変動磁界による素線2間の結合損失及び渦電流損失が低
減される。また、拡散温度、拡散時間を所望の値に選定
することにより、表面から内部への拡散距離を調整で
き、また、どの部分に高抵抗改質層36を形成するかも
自由に選定できるため、高抵抗改質層36全体の抵抗値
調整が可能である。さらに、Nb3Sn等の化合物系の
線材の場合、通常、超電導線生成熱処理を行うので、こ
のときに改質作業を同時に行うことができ、これにより
作業工程の短縮又は多様性の向上を図ることができる。
【0061】実施例7.次に、図15は請求項7の発明
の一実施例による改質後の素線を示す斜視図、図16は
図15の素線の断面図である。この実施例7の素線は、
その外周部及び中央部に安定化材7が配置されているタ
イプのものである。従って、高抵抗改質層37は、素線
の端部から安定化材7へ高抵抗基材としてのニッケル,
クロム,錫又ははんだ等を拡散させて形成されている。
【0062】このように、安定化材7に高抵抗改質層3
7を形成することにより、実施例5で説明したように、
変動磁界による素線間の結合損失及び渦電流損失が低減
される。また、素線の端部から高抵抗基材を拡散させる
ことにより、素線の中央部に配置された安定化材7にも
高抵抗改質層37を形成することができ、これにより1
本の素線内で超電導線材間に流れるカップリング電流を
も低減させ、変動磁界によるカップリング損失をより確
実に低減することができる。
【0063】なお、上記実施例1〜7では撚線導体につ
いて示したが、モノリス線を用いた超電導線であっても
よい。また、上記実施例1〜7ではろう材としてはんだ
4を示したが、例えばインジウム等であってもよい。
【0064】実施例8.次に、図17は請求項8の発明
の第1実施例による超電導線の接続構造を示す正面図、
図18は図17の接続部の断面図であり、図41ないし
図45と同一又は相当部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0065】図において、2本の超電導線11a,11
bの接続すべき部分(端部)は、それぞれ分割線である
1本ずつの子撚線12に細分化されている。これらの子
撚線12は、その断面が1列ずつの直線状に並ぶように
配置されており、接続部41全体の断面形状は、長方形
状になっている。
【0066】また、隣接する子撚線12間には、高抵抗
金属間挿物42,43が配置され、子撚線12と高抵抗
金属間挿物42,43との間には、ろう材(軟ろう材)
であるはんだ16が充填されている。高抵抗金属間挿物
42,43は、はんだ16の電気抵抗率(約7×10-9
Ωm)より高い電気抵抗率を有する金属で、しかもはん
だ16のなじみが良いもの、例えば銅合金からなってい
る。このような銅合金としては、例えば10〜30%の
ニッケルを含む銅・ニッケル合金、又は真鍮などが入手
も容易で適当である。
【0067】次に、動作について説明する。上記のよう
な接続部41を有する超電導コイルをパルス運転する
と、通電電流の変化に応じて発生する磁場が変動するの
は従来と同様である。しかし、この実施例8の接続部4
1は、隣接する子撚線12間に高抵抗金属間挿物42,
43が配置されているので、子撚線12間に流れるカッ
プリング電流が低減され、この結果パルス損失が低減さ
れることになる。
【0068】また、超電導線材としてNb3Snを使用
する場合には、未熱処理状態で図18のように子撚線1
2を成形し、成形後にNb3Sn生成熱処理を施す。未
熱処理状態であれば、子撚線12を自由に曲げ伸ばしす
ることが可能である。熱処理の後、超電導線11aの子
撚線12と超電導線11bの子撚線12とを重ねて、高
抵抗金属間挿物42,43を配置する。このような組立
の後、はんだ16を加熱しながら流し込むことで接続部
41が完成する。
【0069】このように、未熱処理時に子撚線12を成
形しておくことにより、製作途中でNb3Sn超電導線
材に歪みが印加されることがなく、また製作後も接続部
41が一体化され、その剛性が高くなっている。従っ
て、化合物超電導線材を使用する場合でも超電導特性
(超電導臨界電流)の低下が防止されるとともに、取扱
管理が容易である。
【0070】実施例9.次に、図19は請求項8の発明
の第2実施例による超電導線の接続構造を示す接続部の
断面図である。上記実施例8では、超電導線11を子撚
線12に細分化した場合を示したが、この実施例9は、
接続すべき部分で超電導線11を1本ずつの素線13に
まで細分化したもの、即ち1本の素線13を分割線とし
たものである。他の構成は、実施例8とほぼ同様であ
る。
【0071】このような接続構造では、実施例8では低
減されなかった子撚線12内の素線13間のカップリン
グ電流も低減されるので、パルス損失がより一層低減さ
れることになる。また、熱処理前に超電導線11を細分
化し素線13を成形しておけば、超電導線材に歪みが印
加されないので、化合物超電導線材を使用する場合でも
超電導特性(超電導臨界電流)の低下が防止される。
【0072】実施例10.次に、図20は請求項8の発
明の第3実施例による超電導線の接続構造を示す接続部
の断面図である。この実施例10の接続部41は、分割
線である子撚線12を囲むように断面コ字状の高抵抗金
属間挿物44を配置したものである。他の構成は、上記
実施例8(図18)と同様である。この高抵抗金属間挿
物44は、他の高抵抗金属間挿物42,43と同様の材
料からなる板材を曲げ加工して製作されている。
【0073】上記のように構成された接続部41におい
ては、高抵抗金属間挿物42,43,44により子撚線
12間のカップリング電流が低減されるので、実施例8
と同様の効果が得られる。また、高抵抗金属間挿物4
2,43とは別の高抵抗金属間挿物44が設けられてい
るので、この高抵抗金属間挿物44の厚みを選定するこ
とにより、抵抗値を最適に調整することができる。
【0074】実施例11.図21は請求項8の発明の第
4実施例による超電導線の接続構造を示す接続部の断面
図であり、上記実施例10の高抵抗金属間挿物42,4
3を省略して構造を簡単にしたものであるが、各子撚線
12が高抵抗金属間挿物44により囲まれているので、
上記実施例10と同様の効果が得られる。また、複数の
高抵抗金属間挿物44を接合するには、例えば単品で加
工された高抵抗金属間挿物44を硬ろう材等を用いて図
のように接合すればよい。
【0075】実施例12.図22は請求項8の発明の第
5実施例による超電導線の接続構造を示す接続部の断面
図である。この実施例12の接続部41は、断面U字状
の溝が切削加工された高抵抗金属間挿物45をその溝内
に分割線である子撚線12が位置するように配置したも
のである。また、上記の溝内にはんだ16が充填されて
いる。高抵抗金属間挿物42,43の配置は、上記実施
例8(図18)と同様である。
【0076】上記のように構成された接続部41におい
ては、高抵抗金属間挿物42,43,45により子撚線
12間のカップリング電流が低減されるので、実施例8
と同様の効果が得られる。また、高抵抗金属間挿物45
が切削加工されているので、その寸法精度が良く、導体
組み合わせ時の寸法調整作業が不要である。従って、高
品質な接続部41を安価に製作できる。
【0077】実施例13.図23は請求項8の発明の第
6実施例による超電導線の接続構造を示す接続部の断面
図であり、上記実施例12の高抵抗金属間挿物42,4
3を省略し、かつ各超電導線11a,11bの高抵抗金
属間挿物45を予め一体化した高抵抗金属間挿物46を
用いたものである。このような高抵抗金属間挿物46
は、金属板に子撚線12を1本ずつ収納する溝を切削加
工することにより容易にしかも精度良く製作でき、接続
部41全体としての製作・組立が簡単である。
【0078】実施例14.次に、図24は請求項9の発
明の一実施例による超電導線の接続構造を示す接続部の
断面図である。図において、2本の超電導線11a,1
1bは、それぞれ分割線である1本ずつの子撚線12に
細分化されている。これらの子撚線12は、その断面が
2列ずつ計4列の直線状に並ぶように配置されており、
接続部47全体の断面形状は、長方形状になっている。
【0079】また、各超電導線11a,11bについ
て、磁場の方向(図中矢印)に並んだ2本の子撚線12
により接続用ユニット48が構成されており、隣接する
接続用ユニット48間に高抵抗金属間挿物42,43が
配置されている。子撚線12と高抵抗金属間挿物42,
43との間には、はんだ16が充填されている。
【0080】上記のような接続構造では、接続用ユニッ
ト48を磁場の方向に投影すると、磁場と直角方向の幅
が1本の子撚線12のときと同じであるため、高抵抗金
属間挿物42,43で囲まれている部分に位置する子撚
線12の本数は実施例1より多いが、パルス損失は実施
例1とほぼ同程度に抑えられている。また、接続部47
の製造方法は、実施例1とほぼ同様であるが、子撚線1
2(分割線)の全数が同じであれば、実施例1よりも製
造が簡単かつ安価である。
【0081】実施例15.なお、上記実施例14では超
電導線11a,11b間の接続面に対して直角な方向に
並ぶ子撚線12により接続用ユニット48を構成した例
を示したが、接続部47に発生する磁場の方向によって
は、例えば図25に示すように、超電導線11a,11
b間の接続面に対して平行に並ぶ子撚線12により接続
用ユニット48を構成してもよい。
【0082】実施例16.また、上記実施例14,15
では2本の子撚線12により接続用ユニット48を構成
したが、発生する磁場や許容するパルス損失によっては
さらに多い本数で構成してもよい。例えば、図26に示
した例は、高抵抗金属間挿物42を全部なくし、超電導
線11a,11b間の高抵抗金属間挿物43のみを配置
したものであり、各超電導線11a,11bのそれぞれ
全部の子撚線12により接続用ユニット48を構成した
ものである。この場合、構成が非常に簡単であるため、
製作・組立も容易で安価である。
【0083】実施例17.次に、図27は請求項10の
発明の一実施例による超電導線の接続構造を示す接続部
の断面図である。図において、2本の超電導線は、それ
ぞれ分割線である1本ずつの子撚線12に細分化されて
いる。これらの子撚線12は、その断面が円形に並ぶよ
うに配置されており、しかも一方の超電導線の子撚線1
2と他方の超電導線の子撚線12(図では12a,12
bとして区別した。)とが同一円周上に交互に配列され
ている。そして、接続部51全体が円筒形になってい
る。
【0084】また、隣接する子撚線12間には、高抵抗
金属間挿物52が配置され、子撚線12と高抵抗金属間
挿物52との間には、はんだ16が充填されている。高
抵抗金属間挿物52は、上記各実施例と同様の高抵抗金
属からなるものである。
【0085】このような接続構造においては、超電導線
が子撚線12単位に細分化されており、かつ隣接する子
撚線12間に高抵抗金属間挿物52が配置されているの
で、接続部51を有する超電導コイルをパルス運転した
場合に、子撚線12間に流れるカップリング電流が低減
され、パルス損失が低減されることになる。また、接続
部51を円筒形としたことにより、子撚線12間での接
続抵抗が均等になり、各子撚線12への電流配分が均等
になる。さらに、円筒形の内面も冷媒により冷却される
ので、冷却能力が高く、熱的に一層安定となる。
【0086】また、上記の接続部51を製作するには、
相手導体の入れ子状の部分にスペーサを入れて成形加
工、例えばNb3Sn生成熱処理等を行えばよく、超電
導線材に歪みが印加されず、超電導特性の低下が防止さ
れるとともに、取扱管理が容易になる。
【0087】実施例18.次に、図28は請求項11の
発明の一実施例による超電導線の接続構造を示す接続部
の断面図である。上記実施例17では、子撚線12aと
子撚線12bとを同一円周上に交互に配置したが、この
実施例18では、子撚線12aの径方向外側に子撚線1
2bが配置されている。そして、接続部53全体の形状
は、円筒状になっており、一方の超電導線の接続すべき
部分が他方のそれに嵌合したような形になっている。
【0088】また、周方向に隣接する子撚線12間に
は、高抵抗金属間挿物54が配置され、径方向に隣接す
る子撚線12間には、高抵抗金属間挿物55が配置され
ている。さらに、子撚線12と高抵抗金属間挿物54,
55との間には、はんだ16が充填されている。高抵抗
金属間挿物54,55は、上記各実施例と同様の高抵抗
金属からなるものである。
【0089】この実施例18の接続構造では、上記実施
例17と子撚線12の配列が異なるが、各子撚線12間
に高抵抗金属間挿物54,55が配置されているので、
同様のパルス損失低減効果が得られる。加えて、接続部
成形加工時に、単独導体で円筒形状を構成しているの
で、製作が一層容易で安価になり、かつ信頼性も向上す
る。また、製作時に超電導線材に歪みが印加されず、超
電導特性の低下が防止されるとともに、取扱管理が容易
になる。
【0090】実施例19.次に、図29は請求項12の
発明の一実施例による超電導線の接続構造を示す接続部
の断面図である。図において、2本の超電導線は、それ
ぞれ分割線である1本ずつの子撚線12に細分化されい
る。また、実施例17と同様に、子撚線12a,12b
は、その断面が同一円周上に交互に配列されている。し
かし、この実施例19の接続部5は、全体形状が円柱状
になっている点で実施例17,18と異なっている。
【0091】また、隣接する子撚線12間には、接続部
56の断面の中心部から放射状に配置された高抵抗金属
間挿物57が配置されており、さらに子撚線12と高抵
抗金属間挿物57との間には、はんだ16が充填されて
いる。高抵抗金属間挿物57は、上記各実施例と同様の
高抵抗金属からなるものである。
【0092】このような接続部56によれば、超電導線
が子撚線12単位に細分化されており、かつ隣接する子
撚線12間に高抵抗金属間挿物57が配置されているの
で、上記各実施例と同様にパルス損失が低減される。ま
た、子撚線12を断面円形に配置したので、子撚線12
間での接続抵抗が均等になり、各子撚線12への電流配
分が均等になる。さらに、この実施例19では、接続部
56を円柱状に構成したので、接続部56全体をコンパ
クト化することができる。
【0093】また、上記の接続部56を製作するには、
実施例17と同様に、相手導体の入れ子状の部分にスペ
ーサを入れて成形加工、例えばNb3Sn生成熱処理等
を行えばよく、超電導線材に歪みが印加されず、超電導
特性の低下が防止されるとともに、取扱管理が容易にな
る。
【0094】実施例20.次に、図30は請求項13の
発明の一実施例による超電導線の接続構造を示す接続部
の断面図である。この実施例20では、上記実施例18
と同様に、子撚線12aの径方向外側に子撚線12bが
配置されている。接続部58全体の形状は円柱状になっ
ており、一方の超電導線の接続すべき部分が他方のそれ
に嵌合したような形になっている。
【0095】また、隣接する子撚線12b間には、高抵
抗金属間挿物59が配置され、径方向に隣接する子撚線
12間には、高抵抗金属間挿物60が配置されている。
さらに、隣接する子撚線12a間には、接続部58の断
面の中心部から放射状に配置された高抵抗金属間挿物6
1が配置されており、子撚線12と高抵抗金属間挿物5
9,60,61との間には、はんだ16が充填されてい
る。高抵抗金属間挿物59,60,61は、上記各実施
例と同様の高抵抗金属からなるものである。
【0096】この実施例20の接続構造では、各子撚線
12間に高抵抗金属間挿物59,60,61が配置され
ているので、パルス損失が低減される。また、接続部成
形加工時に、単独導体で円筒形又は円柱形状を構成して
いるので、製作が一層容易で安価になり、かつ信頼性も
向上する。さらに、製作時に超電導線材に歪みが印加さ
れず、超電導特性の低下が防止されるとともに、取扱管
理が容易になる。
【0097】なお、上記実施例10〜20では分割線を
子撚線12としたが、実施例9に示したように、分割線
を素線13としてもよい。また、接続する超電導線の撚
線構造は、図43のものに限定されず、例えば3次以上
の撚線構造をもつものや平形のものなどであってもよ
い。
【0098】実施例21.次に、図31は請求項14の
発明の一実施例による強制冷却形超電導線の接続構造を
示す構成図であり、図46及び図47と同一又は相当部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図におい
て、71は低抵抗の金属管(例えば銅管)、72は接続
すべき部分相互の2次撚線23を複数本に細分化してな
る分割線(素線束)、73は分割線72を金属管71に
挿入しはんだ(軟ろう材)29で固着後に角形に圧縮成
形したサブ構造体である。
【0099】また、各超電導線相互のサブ構造体73の
先端部は、はんだ29により互いに突き合わせ接合され
ているとともに、隣接するサブ構造体73相互もはんだ
29により接合されている。さらに、サブ構造体73相
互の突き合わせ位置は、図のように階段状にずらされて
いる。なお、冷却チャンネル26a,26b及び接続部
カバー30は、簡単のため省略した。
【0100】次に、動作について説明する。図31に示
すような接続構造とすることにより、図47のように接
続部が重ね合わされることなく接続可能であり、接続部
が空間的にコンパクトになる。また、2次撚線23を複
数本の分割線72に細分化し、かつ分割線72をサブ構
造体73としたので、接続部の剛性が高くなるとともに
取扱が容易になり、従って作業性良く撚線形の強制冷却
形超電導線を接続することができるようになる。
【0101】さらに、サブ構造体73相互の突き合わせ
位置を階段状にずらしたことにより、接続部の強度が高
くなり、超電導安定性及び信頼性が向上する。
【0102】なお、サブ構造体73の製作方法として
は、分割線72を金属管71に挿入し加圧成形した後
に、分割線72と金属管71とをはんだ付けするように
してもよい。
【0103】実施例22.次に、図32は請求項15の
発明の一実施例によるサブ構造体の断面図であり、図に
おいて74は融着部である。上記実施例21では、2次
撚線23を複数本の分割線72に分割して金属管71に
挿入し、はんだ付け後に角形に圧縮成形したが、この実
施例22では、はんだ付けの代わりに融着を利用してい
る。
【0104】例えばNb3Snのように、高温(約70
0℃)で長時間(数十時間)超電導物質生成のための熱
処理を実施するような超電導線においては、図32に示
すように、素線21の安定化材である安定化銅21a同
士、及び安定化銅21aと金属管71とが融着するた
め、金属管71の内部のはんだ付けは不要となる。
【0105】このように、素線21を金属管71内に融
着させることにより、はんだ付けの場合に比べて信頼性
が向上し、かつ低抵抗の接続部を得ることが可能とな
る。
【0106】実施例23.次に、図33は請求項16の
発明の一実施例による超電導線の接続構造を示す斜視図
である。上記実施例21,22では金属管71に分割線
72を挿入してサブ構造体73を製作したが、この実施
例では、分割線72を硬ろう材、即ち硬はんだ(高温は
んだ)75を用いて固めた後、これを角形成形してサブ
構造体73としている。サブ構造体73相互の接合は、
はんだ(軟はんだ)29により行っている。
【0107】このように、金属管71の代わりに硬はん
だ75を用いることにより、接続部がさらにコンパクト
になる。
【0108】実施例24.図34はサブ構造体73の突
き合わせ方法の他の例を示す図であり、(a)は平面
図、(b)は側面図、(c)は底面図である。実施例2
1〜23では、側面から見た上下2層のサブ構造体73
を同じ位置で突き合わせ接合したが、この実施例24で
は、上下層のサブ構造体73の突き合わせ位置を、逆方
向の階段状にずらしたものである。
【0109】このような接続構造とすることにより、接
続部の強度がさらに高くなり、超電導安定性及び信頼性
が一層向上する。
【0110】実施例25.図35はサブ構造体73の突
き合わせ方法のさらに他の例を示す平面図である。この
実施例25は、一方の超電導線のサブ構造体73の長さ
を幅方向の中央部で長く両端部で短くなるようにし、他
方の超電導線のサブ構造体73は中央部で短く両端部で
長くなるようにして、接合部の位置をずらしたものであ
る。
【0111】このように、2本の超電導線のサブ構造体
73を、一方は凸形に並べ他方は凹形に並べることによ
り、上記実施例21〜24に比べて、接続部の長さを短
くすることができる。
【0112】実施例26.ここで、上記実施例21〜2
5では、銅等の低抵抗の金属管71又は硬はんだ75を
使用してサブ構造体73を構成したので、接続部の接続
抵抗値は低く、直流運転をする超電導コイルの接続方法
としては望ましい方法である。しかし、パルス運転をす
るような超電導コイルの場合には、上述したように、パ
ルス損失(交流損失)が大きいという欠点がある。パル
ス運転をする超電導コイルでは、最大電流を連続で流す
ことはないので、パルス損失を減らすために、接続部の
接続抵抗値は高くても互いに離れた位置にある素線21
同士の電気的結合(カップリング)は小さい方が望まし
い。
【0113】図36は請求項14の発明の他の実施例に
よる強制冷却形超電導線の接続構造を示す構成図であ
る。この実施例26では、サブ構造体73を構成する金
属管として、はんだ29の電気抵抗率(約7×10-9Ω
m)よりも電気抵抗率の高い高抵抗金属からなるもの、
例えばCuNi(キュプロニッケル)管76が使用され
ている。
【0114】このように、高抵抗のCuNi管76を使
用することにより、互いに離れた位置にある素線21相
互間の電気的結合力が弱くなり、パルス運転をする超電
導コイルでのパルス損失が小さくなる。
【0115】実施例27.次に、図37は請求項17の
発明の一実施例による強制冷却形超電導線の接続構造を
示す構成図である。上記実施例では低抵抗の金属管71
又は高抵抗のCuNi管76を使用してサブ構造体73
を構成したが、この実施例27のサブ構造体73は、低
抵抗(例えば銅)又は高抵抗(例えばCuNi)の金属
からなる金属箔77を分割線72に巻き付け、はんだ2
9で固着した後に角形に圧縮成形してなっている。
【0116】このように、金属箔77を用いてサブ構造
体73を構成した場合、金属管71やCuNi管76を
用いた場合に比べて接続部がコンパクトになり、また硬
はんだ75を用いた場合に比べて取扱が容易である。
【0117】なお、上記実施例では平角の強制冷却形超
電導線を用いたためサブ構造体73を角形に圧縮成形し
たが、サブ構造体73の断面形状は接続部全体がコンパ
クトになるように適宜選択すればよい。
【0118】実施例28.例えば、図38は請求項18
の発明の一実施例によるバンドル形超電導線を示す斜視
図である。このように、バンドル形超電導線の場合は、
分割線72が挿入された金属管71を断面扇形に成形し
てサブ構造体73を構成してもよい。この場合、もう一
方のバンドル導体にも同様の加工を施し、サブ構造体7
3同士を円柱状に組み合わせて、はんだ固着すればよ
く、接続部がコンパクトになる。
【0119】また、上記実施例28のサブ構造体73
は、その長さを変えて突き合わせ接合してもよい。さら
に、金属管71の代わりにCuNi管76や金属箔77
などを用いてもよい。
【0120】さらに、上記実施例21〜28では2次撚
線23の周囲をコンジット25で覆った強制冷却形超電
導線について示したが、コンジット25を使用しない通
常の超電導線でもよい。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
超電導線の接続構造は、接続すべき部分の素線の外周
に、ろう材よりも電気抵抗率が高い材料からなる高抵抗
層を設けたので、この高抵抗層の導電率と厚みとを調節
することにより、定常磁界中でのジュール発熱を装置の
運転に支障のないレベルに維持しつつ、変動磁界中での
接続部のパルス損失を低減することができ、信頼性を向
上させることができるという効果を奏する。
【0122】また、請求項2の発明の超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の素線の外周に、ろう材よりも電
気抵抗率が高い金属からなる高抵抗めっき層をめっきし
たので、上記請求項1の発明と同様の効果に加えて、高
抵抗層の形成を大量一括処理とすることができ、生産性
を向上させることができるとともに、接続部をコンパク
トにすることができるなどの効果を奏する。
【0123】さらに、請求項3の発明の超電導線の接続
構造は、接続すべき部分の素線の外周に、ろう材よりも
電気抵抗率が高い金属からなる高抵抗フィルムを巻き付
けたので、上記請求項1の発明と同様の効果に加えて、
十分に厚い高抵抗層を形成することができるという効果
を奏する。
【0124】さらにまた、請求項4の発明の超電導線の
接続構造は、接続すべき部分の素線の外周に、ろう材よ
りも電気抵抗率が高い金属からなる高抵抗シースをかぶ
せたので、上記請求項1の発明と同様の効果に加えて、
十分に厚い高抵抗層を容易に形成することができるとい
う効果を奏する。
【0125】また、請求項5の発明の超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の素線の安定化材に、ろう材より
も電気抵抗率が高くなるように改質してなる高抵抗改質
層を形成したので、上記請求項1の発明と同様の効果に
加えて、素線の断面径の増大を抑えて接続部をコンパク
トにすることができるという効果を奏する。
【0126】さらに、請求項6の発明の超電導線の接続
構造は、接続すべき部分の素線の安定化材に、素線の外
周面から金属材料を拡散させることにより、ろう材より
も電気抵抗率が高くなるように改質された高抵抗改質層
を形成したので、上記請求項1の発明と同様の効果に加
えて、拡散温度や拡散時間を選定することにより拡散距
離を調整することができ、また拡散させる位置を自由に
選定することができるため、高抵抗改質層の抵抗値を調
整することが可能であるなどの効果を奏する。また、化
合物系の超電導線材を用いる場合には、超電導線生成熱
処理時に改質作業を実施することができ、作業工程の短
縮や多様性の向上を図ることができるなどの効果を奏す
る。
【0127】さらにまた、請求項7の発明の超電導線の
接続構造は、接続すべき部分の素線の安定化材に、素線
の端部から金属材料を拡散させることにより、ろう材よ
りも電気抵抗率が高くなるように改質された高抵抗改質
層を形成したので、上記請求項6の発明と同様の効果に
加えて、素線の断面中央部に安定化材が配置されている
場合にも、これを容易に改質することができ、各素線内
でのカップリング損失をも低減して、パルス損失をより
確実に低減することができるという効果を奏する。
【0128】また、請求項8の発明の超電導線の接続構
造は、接続すべき部分の各超電導線を複数本の分割線に
細分化し、隣接する分割線間に、ろう材よりも電気抵抗
率が高い金属からなる高抵抗金属間挿物を配置したの
で、パルス運転時に隣接する分割線間に流れるカップリ
ング電流を低減することができ、これによりパルス損失
を低減することができ、この結果運転中の常電導転移を
防止して信頼性を向上させることができるという効果を
奏する。また、接続部が一体化され剛性が高くなってい
るので、超電導線材に歪みが印加されにくく、従って化
合物超電導線材を使用した場合でも、歪みにより超電導
特性が低下するのを防止することができるという効果も
奏する。
【0129】さらに、請求項9の発明の超電導線の接続
構造は、磁場の方向に並んだ複数本の分割線により接続
用ユニットを構成して、その接続用ユニット間に高抵抗
金属間挿物を配置するようにしたので、簡単な構成で上
記請求項1の発明と同様の効果を得ることができ、接続
部の製作を簡単にしてコストを低減することができるな
どの効果を奏する。
【0130】さらにまた、請求項10の発明の超電導線
の接続構造は、分割線を断面円形状に配置するととも
に、各超電導線の分割線を交互に配列したので、上記請
求項8の発明と同様の効果に加えて、分割線間での接続
抵抗が均等になり、電流配分を均等にすることができ、
また接続部全体を円筒状としたことにより、接続部を円
筒内から冷却することができ、この結果冷却能力を高
め、熱的に一層安定させることができるなどの効果を奏
する。
【0131】また、請求項11の発明の超電導線の接続
構造は、分割線を断面円形状に配置するとともに、一方
の側の分割線の径方向外側に他方の側の分割線を配置し
たので、上記請求項8の発明と同様の効果に加えて、接
続部成形加工時に単独導体で円筒形状を構成することが
でき、これにより製作を容易で安価にするとともに、信
頼性を向上させることができ、また接続部全体を円筒状
としたことにより、接続部を円筒内から冷却することが
でき、この結果冷却能力を高め、熱的に一層安定させる
ことができるなどの効果を奏する。
【0132】さらに、請求項12の発明の超電導線の接
続構造は、分割線を断面円形状に配置するとともに、各
超電導線の分割線を交互に配列したので、上記請求項8
の発明と同様の効果に加えて、分割線間での接続抵抗が
均等になり、電流配分を均等にすることができ、また接
続部全体を円柱状としたことにより、接続部をコンパク
ト化することができるなどの効果を奏する。
【0133】さらにまた、請求項13の発明の超電導線
の接続構造は、分割線を断面円形状に配置するととも
に、一方の側の分割線の径方向外側に他方の側の分割線
を配置したので、上記請求項8の発明と同様の効果に加
えて、接続部成形加工時に単独導体で円筒形状及び円柱
形状を構成することができ、これにより製作を容易で安
価にするとともに、信頼性を向上させることができ、ま
た接続部全体を円柱状としたので、接続部をコンパクト
化することができるなどの効果を奏する。
【0134】また、請求項14の発明の超電導線の接続
構造は、接続すべき部分の各超電導線をそれぞれ複数本
の分割線に細線化するとともに、各分割線をそれぞれ金
属管に挿入してサブ構造体を構成し、相対するサブ構造
体同士を突き合わせ接合するようにしたので、接続部を
空間的にコンパクトにすることができるとともに、接続
部の取扱を容易にして作業性を向上させることができ、
また接続部の剛性を高めて歪みによる接続部の超電導特
性の低下を防止することができるなどの効果を奏する。
【0135】さらに、請求項15の発明の超電導線の接
続構造は、金属管に挿入された分割線の素線相互及び素
線,金属管間を加熱融着させてサブ構造体を構成するよ
うにしたので、上記請求項14の発明と同様の効果に加
えて、接続の信頼性を向上させることができるととも
に、より低抵抗の接続部を得ることができるなどの効果
を奏する。
【0136】さらにまた、請求項16の発明の超電導線
の接続構造は、分割線を硬ろう材により硬化させてサブ
構造体を構成するようにしたので、上記請求項14の発
明と同様の効果に加えて、接続部をよりコンパクトにす
ることができるという効果を奏する。
【0137】また、請求項17の発明の超電導線の接続
構造は、分割線に金属箔を巻き付け軟ろう材で固着して
サブ構造体を構成したので、上記請求項14の発明と同
様の効果に加えて、金属管を用いるよりも接続部をさら
にコンパクトにすることができ、また硬ろう材を用いる
よりも取扱を容易にすることができるなどの効果を奏す
る。
【0138】さらに、請求項18の発明の超電導線の接
続構造は、サブ構造体を断面扇形とし、相対するサブ構
造体同士を円柱状に組み合わせて接合するようにしたの
で、上記請求項14の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による超電導線の接
続構造を示す接続部の断面図である。
【図2】請求項2の発明の一実施例による超電導線の接
続構造を示す接続部の断面図である。
【図3】図2の素線部分の拡大断面図である。
【図4】請求項3の発明の一実施例による超電導線の接
続構造を示す接続部の断面図である。
【図5】図4の素線部分の拡大断面図である。
【図6】請求項3の発明の他の実施例を示す要部断面図
である。
【図7】請求項4の発明の一実施例による超電導線の接
続構造を示す接続部の断面図である。
【図8】図7の素線部分の拡大断面図である。
【図9】請求項4の発明の他の実施例を示す要部断面図
である。
【図10】請求項5の発明の一実施例による超電導線の
接続構造を示す接続部の断面図である。
【図11】図10の素線の改質前の状態を示す拡大断面
図である。
【図12】改質後の素線の拡大断面図である。
【図13】請求項6の発明の一実施例による改質後の素
線を示す斜視図である。
【図14】図13の素線の断面図である。
【図15】請求項7の発明の一実施例による改質後の素
線を示す斜視図である。
【図16】図15の素線の断面図である。
【図17】請求項8の発明の第1実施例による超電導線
の接続構造を示す正面図である。
【図18】図17の接続部の断面図である。
【図19】請求項8の発明の第2実施例による超電導線
の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図20】請求項8の発明の第3実施例による超電導線
の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図21】請求項8の発明の第4実施例による超電導線
の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図22】請求項8の発明の第5実施例による超電導線
の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図23】請求項8の発明の第6実施例による超電導線
の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図24】請求項9の発明の一実施例による超電導線の
接続構造を示す接続部の断面図である。
【図25】請求項9の発明の他の実施例による超電導線
の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図26】請求項9の発明のさらに他の実施例による超
電導線の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図27】請求項10の発明の一実施例による超電導線
の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図28】請求項11の発明の一実施例による超電導線
の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図29】請求項12の発明の一実施例による超電導線
の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図30】請求項13の発明の一実施例による超電導線
の接続構造を示す接続部の断面図である。
【図31】請求項14の発明の一実施例による強制冷却
形超電導線の接続構造を示す構成図である。
【図32】請求項15の発明の一実施例によるサブ構造
体の断面図である。
【図33】請求項16の発明の一実施例による強制冷却
形超電導線の接続構造を示す構成図である。
【図34】図31〜図33のサブ構造体の突き合わせ方
法の他の例を示す図である。
【図35】図31〜図33のサブ構造体の突き合わせ方
法のさらに他の例を示す平面図である。
【図36】請求項14の発明の他の実施例による強制冷
却形超電導線の接続構造を示す構成図である。
【図37】請求項17の発明の一実施例による強制冷却
形超電導線の接続構造を示す構成図である。
【図38】請求項18の発明の一実施例によるバンドル
形超電導線のサブ構造体を示す斜視図である。
【図39】従来の超電導線の接続構造の一例を示す斜視
図である。
【図40】図39の接続部の断面図である。
【図41】従来の超電導線の接続構造の他の例を示す正
面図である。
【図42】図41の要部を拡大して示す斜視図である。
【図43】図41の超電導線の構成を説明する断面図で
ある。
【図44】Nb3Sn超電導導体における印加歪みと臨
界電流との関係の一例を示す関係図である。
【図45】図41のような接続構造を持つパンケーキ形
コイルの一例を示す概略の斜視図である。
【図46】従来の強制冷却形超電導線の一例の断面図で
ある。
【図47】図46の超電導線の接続構造を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 超電導線 2 素線 4 はんだ(ろう材) 7 安定化材 11 超電導線 12 子撚線(分割線) 13 素線(分割線) 29 はんだ(軟ろう材) 31 高抵抗層 32 高抵抗めっき層 33 高抵抗フィルム 34 高抵抗シース 35 高抵抗改質層 36 高抵抗改質層 37 高抵抗改質層 41 接続部 42 高抵抗金属間挿物 43 高抵抗金属間挿物 44 高抵抗金属間挿物 45 高抵抗金属間挿物 46 高抵抗金属間挿物 47 接続部 48 接続用ユニット 51 接続部 52 高抵抗金属間挿物 53 接続部 54 高抵抗金属間挿物 55 高抵抗金属間挿物 56 接続部 57 高抵抗金属間挿物 58 接続部 59 高抵抗金属間挿物 60 高抵抗金属間挿物 61 高抵抗金属間挿物 71 金属管 72 分割線 73 サブ構造体 74 融着部 75 硬はんだ(硬ろう材) 76 CuNi管(金属管) 77 金属箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 勝義 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三 菱電機株式会社神戸製作所内 (72)発明者 原田 直幸 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三 菱電機株式会社神戸製作所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導線の接続すべき部分相互がろう材
    を介して接続されている超電導線の接続構造において、
    上記接続すべき部分の素線の外周に、上記ろう材よりも
    電気抵抗率が高い材料からなる高抵抗層が設けられてい
    ることを特徴とする超電導線の接続構造。
  2. 【請求項2】 超電導線の接続すべき部分相互がろう材
    を介して接続されている超電導線の接続構造において、
    上記接続すべき部分の素線の外周に、上記ろう材よりも
    電気抵抗率が高い金属からなる高抵抗めっき層がめっき
    されていることを特徴とする超電導線の接続構造。
  3. 【請求項3】 超電導線の接続すべき部分相互がろう材
    を介して接続されている超電導線の接続構造において、
    上記接続すべき部分の素線の外周に、上記ろう材よりも
    電気抵抗率が高い金属からなる高抵抗フィルムが巻き付
    けられていることを特徴とする超電導線の接続構造。
  4. 【請求項4】 超電導線の接続すべき部分相互がろう材
    を介して接続されている超電導線の接続構造において、
    上記接続すべき部分の素線の外周に、上記ろう材よりも
    電気抵抗率が高い金属からなる高抵抗シースがかぶせら
    れていることを特徴とする超電導線の接続構造。
  5. 【請求項5】 超電導線の接続すべき部分相互がろう材
    を介して接続されている超電導線の接続構造において、
    上記接続すべき部分の素線の安定化材に、上記ろう材よ
    りも電気抵抗率が高くなるように改質された高抵抗改質
    層が形成されていることを特徴とする超電導線の接続構
    造。
  6. 【請求項6】 超電導線の接続すべき部分相互がろう材
    を介して接続されている超電導線の接続構造において、
    上記接続すべき部分の素線の安定化材に、上記素線の外
    周面から金属材料を拡散させることにより、上記ろう材
    よりも電気抵抗率が高くなるように改質された高抵抗改
    質層が形成されていることを特徴とする超電導線の接続
    構造。
  7. 【請求項7】 超電導線の接続すべき部分相互がろう材
    を介して接続されている超電導線の接続構造において、
    上記接続すべき部分の素線の安定化材に、上記素線の端
    部から金属材料を拡散させることにより、上記ろう材よ
    りも電気抵抗率が高くなるように改質された高抵抗改質
    層が形成されていることを特徴とする超電導線の接続構
    造。
  8. 【請求項8】 複数本の素線が撚線された超電導線の接
    続すべき部分相互がろう材を介して接続されている超電
    導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各超電
    導線は、それぞれ断面直線状に配置された複数本の分割
    線に細分化されており、かつ接続部全体の断面形状が長
    方形状になっており、また隣接する分割線間には、上記
    ろう材よりも電気抵抗率が高い金属からなる高抵抗金属
    間挿物が配置されていることを特徴とする超電導線の接
    続構造。
  9. 【請求項9】 複数本の素線が撚線された超電導線の接
    続すべき部分相互がろう材を介して接続されている超電
    導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各超電
    導線は、それぞれ断面直線状に配置された複数本の分割
    線に細分化されており、かつ接続部全体の断面形状が長
    方形状になっており、また磁場の方向に並んだ複数本の
    上記分割線により接続用ユニットが構成されており、隣
    接する接続用ユニット間に、上記ろう材よりも電気抵抗
    率が高い金属からなる高抵抗金属間挿物が配置されてい
    ることを特徴とする超電導線の接続構造。
  10. 【請求項10】 複数本の素線が撚線された超電導線の
    接続すべき部分相互がろう材を介して接続されている超
    電導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各超
    電導線は、それぞれ断面円形状に配置された複数本の分
    割線に細分化されており、かつ上記各超電導線の分割線
    が交互に配列されて、接続部全体が円筒状になってお
    り、また隣接する分割線間には、上記ろう材よりも電気
    抵抗率が高い金属からなる高抵抗金属間挿物が配置され
    ていることを特徴とする超電導線の接続構造。
  11. 【請求項11】 複数本の素線が撚線された超電導線の
    接続すべき部分相互がろう材を介して接続されている超
    電導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各超
    電導線は、それぞれ断面円形状に配置された複数本の分
    割線に細分化されており、かつ一方の接続すべき部分の
    分割線の径方向外側に他方の接続部すべき部分の分割線
    が位置して、接続部全体が円筒状になっており、また隣
    接する分割線間には、上記ろう材よりも電気抵抗率が高
    い金属からなる高抵抗金属間挿物が配置されていること
    を特徴とする超電導線の接続構造。
  12. 【請求項12】 複数本の素線が撚線された超電導線の
    接続すべき部分相互がろう材を介して接続されている超
    電導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各超
    電導線は、それぞれ断面円形状に配置された複数本の分
    割線に細分化されており、かつ上記各超電導線の分割線
    が交互に配列されて、接続部全体が円柱状になってお
    り、また隣接する分割線間には、上記ろう材よりも電気
    抵抗率が高い金属からなる高抵抗金属間挿物が配置され
    ていることを特徴とする超電導線の接続構造。
  13. 【請求項13】 複数本の素線が撚線された超電導線の
    接続すべき部分相互がろう材を介して接続されている超
    電導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各超
    電導線は、それぞれ断面円形状に配置された複数本の分
    割線に細分化されており、かつ一方の接続すべき部分の
    分割線の径方向外側に他方の接続部すべき部分の分割線
    が位置して、接続部全体が円柱状になっており、また隣
    接する分割線間には、上記ろう材よりも電気抵抗率が高
    い金属からなる高抵抗金属間挿物が配置されていること
    を特徴とする超電導線の接続構造。
  14. 【請求項14】 複数本の素線が撚線された超電導線の
    接続すべき部分相互が軟ろう材を用いて接続されている
    超電導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各
    超電導線は、それぞれ複数本の分割線に細線化されてお
    り、かつ上記各分割線をそれぞれ金属管に挿入し上記軟
    ろう材で固着してサブ構造体が構成されており、さらに
    一方の側のサブ構造体と他方の側のサブ構造体とが上記
    軟ろう材により突き合わせ接合されているとともに、隣
    接するサブ構造体相互が上記軟ろう材により接合されて
    いることを特徴とする超電導線の接続構造。
  15. 【請求項15】 複数本の素線が撚線された超電導線の
    接続すべき部分相互が軟ろう材を用いて接続されている
    超電導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各
    超電導線は、それぞれ複数本の分割線に細線化されてお
    り、かつ上記各分割線をそれぞれ金属管に挿入し加熱融
    着させてサブ構造体が構成されており、さらに一方の側
    のサブ構造体と他方の側のサブ構造体とが上記軟ろう材
    により突き合わせ接合されているとともに、隣接するサ
    ブ構造体相互が上記軟ろう材により接合されていること
    を特徴とする超電導線の接続構造。
  16. 【請求項16】 複数本の素線が撚線された超電導線の
    接続すべき部分相互が軟ろう材を用いて接続されている
    超電導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各
    超電導線は、それぞれ複数本の分割線に細線化されてお
    り、かつ上記各分割線をそれぞれ硬ろう材により硬化さ
    せてサブ構造体が構成されており、さらに一方の側のサ
    ブ構造体及び他方の側のサブ構造体とが上記軟ろう材に
    より突き合わせ接合されているとともに、隣接するサブ
    構造体相互が上記軟ろう材により接合されていることを
    特徴とする超電導線の接続構造。
  17. 【請求項17】 複数本の素線が撚線された超電導線の
    接続すべき部分相互が軟ろう材を用いて接続されている
    超電導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各
    超電導線は、それぞれ複数本の分割線に細線化されてお
    り、かつ上記各分割線にそれぞれ金属箔を巻き付け上記
    軟ろう材で固着してサブ構造体が構成されており、さら
    に一方の側のサブ構造体と他方の側のサブ構造体とが上
    記軟ろう材により突き合わせ接合されているとともに、
    隣接するサブ構造体相互が上記軟ろう材により接合され
    ていることを特徴とする超電導線の接続構造。
  18. 【請求項18】 複数本の素線が撚線された超電導線の
    接続すべき部分相互が軟ろう材を用いて接続されている
    超電導線の接続構造において、上記接続すべき部分の各
    超電導線は、それぞれ複数本の分割線に細線化されてお
    り、かつ上記各分割線をそれぞれ金属管に挿入固着して
    断面扇形のサブ構造体が構成されており、さらに一方の
    側のサブ構造体と他方の側のサブ構造体とが円柱状に組
    み合わされ上記軟ろう材により接合されていることを特
    徴とする超電導線の接続構造。
JP29531592A 1992-11-04 1992-11-04 超電導線の接続構造 Expired - Lifetime JP3154572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29531592A JP3154572B2 (ja) 1992-11-04 1992-11-04 超電導線の接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29531592A JP3154572B2 (ja) 1992-11-04 1992-11-04 超電導線の接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06150992A true JPH06150992A (ja) 1994-05-31
JP3154572B2 JP3154572B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=17819021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29531592A Expired - Lifetime JP3154572B2 (ja) 1992-11-04 1992-11-04 超電導線の接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3154572B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010113946A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Yazaki Corp アルミ電線と銅電線の接続方法及びその接続体
JP2021050371A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 株式会社東芝 線材の処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010113946A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Yazaki Corp アルミ電線と銅電線の接続方法及びその接続体
JP2021050371A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 株式会社東芝 線材の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3154572B2 (ja) 2001-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101380921B1 (ko) 초전도 케이블 및 초전도 케이블 제조 방법
RU2686524C1 (ru) Втсп-магнитные секции
US12293871B2 (en) Grooved, stacked-plate superconducting magnets and electrically conductive terminal blocks and related construction techniques
US4336420A (en) Superconducting cable
JPS5990305A (ja) 強制冷却型超電導線
CA1042053A (en) Dynamoelectric machine phase lead connectors
JPH04233108A (ja) マルチフィラメント超伝導ケーブル及びその製造方法
US4409425A (en) Cryogenically stabilized superconductor in cable form for large currents and alternating field stresses
JP3892605B2 (ja) 限流素子用超電導コイル装置
US4242534A (en) Superconductor structure and method for manufacturing same
JP7508555B2 (ja) 超伝導ケーブル用のケーブルジョイントおよび関連技術
JPH06150992A (ja) 超電導線の接続構造
US4395584A (en) Cable shaped cryogenically cooled stabilized superconductor
JP2025541696A (ja) クエンチ損傷耐性をもつ高温超伝導体磁石
JP2718864B2 (ja) 超電導導体の接続構造
CN114464365B (zh) 复合超导带材、组合体及制备方法、接头连接或过渡方法
JP3307565B2 (ja) 超電導限流装置
US4334123A (en) Internal cooling type superconductor
US20070056158A1 (en) Method for manufacturing second-generation superconducting wire for transposition and superconducting coil manufactured using the same
GB1569983A (en) Super conductor
JP2010238787A (ja) ダブルパンケーキコイル
JP7814399B2 (ja) 積重板非絶縁超伝導磁石のための継手体系
JP2680516B2 (ja) 超電導導体の接続方法
JP2003123866A (ja) 超伝導線材の接続構造
KR20260031351A (ko) Lts 및 hts 간의 접합용 조인트 제작방법 및 이에 의해 제작되는 lts 및 hts 간의 접합용 조인트

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090202

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202

Year of fee payment: 12