JPH06151946A - 半導体受光素子およびその製造方法 - Google Patents
半導体受光素子およびその製造方法Info
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- JPH06151946A JPH06151946A JP4302246A JP30224692A JPH06151946A JP H06151946 A JPH06151946 A JP H06151946A JP 4302246 A JP4302246 A JP 4302246A JP 30224692 A JP30224692 A JP 30224692A JP H06151946 A JPH06151946 A JP H06151946A
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- thin film
- semiconductor thin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電極による光照射面の遮蔽や電極の光照射部
分の電極抵抗増加を原因とした光電気信号の変換効率の
劣化が防止された、簡単な製造技術と簡単な実装技術の
もとで構成可能な半導体受光素子を提供する。 【構成】 第1の基板上に特定の溶液に対して極めて高
速なエッチングレートを有するリフトオフ用のエッチン
グ層をエピタキシャル成長させ、その上にデバイス搭載
用の半導体薄膜をエピタキシャル成長させ、該半導体薄
膜の表面に電極を形成してショットキー接合を形成さ
せ、その後に前記特定の溶液により前記エッチング層を
エッチングし、前記ショットキー接合を有する半導体薄
膜を前記第1の基板から剥離し、該半導体薄膜を、予め
他のデバイスが搭載された第2の基板上に、前記電極が
該第2の基板と接触するように、接着する。
分の電極抵抗増加を原因とした光電気信号の変換効率の
劣化が防止された、簡単な製造技術と簡単な実装技術の
もとで構成可能な半導体受光素子を提供する。 【構成】 第1の基板上に特定の溶液に対して極めて高
速なエッチングレートを有するリフトオフ用のエッチン
グ層をエピタキシャル成長させ、その上にデバイス搭載
用の半導体薄膜をエピタキシャル成長させ、該半導体薄
膜の表面に電極を形成してショットキー接合を形成さ
せ、その後に前記特定の溶液により前記エッチング層を
エッチングし、前記ショットキー接合を有する半導体薄
膜を前記第1の基板から剥離し、該半導体薄膜を、予め
他のデバイスが搭載された第2の基板上に、前記電極が
該第2の基板と接触するように、接着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光電送システムや情報
処理装置における光配線、光信号処理回路などに用いる
半導体受光素子およびその製造方法に関するものであ
る。該素子は、具体的には、特に金属−半導体−金属シ
ョットキーフォトダイオード(MSMPD:Metal
−Semiconductor−Metal Phot
odiode)あるいはゲート部にショットキー接合を
有するフォトトランジスタを対象とする。
処理装置における光配線、光信号処理回路などに用いる
半導体受光素子およびその製造方法に関するものであ
る。該素子は、具体的には、特に金属−半導体−金属シ
ョットキーフォトダイオード(MSMPD:Metal
−Semiconductor−Metal Phot
odiode)あるいはゲート部にショットキー接合を
有するフォトトランジスタを対象とする。
【0002】
【従来の技術】従来のMSM PDは、図1(a),
(b)に示すように、GaAsやSiなどの半導体基板
1の表面上に対になった金属電極2、2を配置し、金属
- 半導体接触によるショットキー接合を形成した構造を
持つ。前記電極2は複数のフィンガー状の突起(フィン
ガー状部分;対抗対電極)2a,2aを有し、各電極
2,2はそれらのフィンガー状部分2aを対抗させると
ともに、交互に配置している。以下、このフィンガー状
部分を有し、それらを対抗させるとともに、交互に配列
した構造の対電極を、インターデジタル(interd
igital)形の電極と表現する。
(b)に示すように、GaAsやSiなどの半導体基板
1の表面上に対になった金属電極2、2を配置し、金属
- 半導体接触によるショットキー接合を形成した構造を
持つ。前記電極2は複数のフィンガー状の突起(フィン
ガー状部分;対抗対電極)2a,2aを有し、各電極
2,2はそれらのフィンガー状部分2aを対抗させると
ともに、交互に配置している。以下、このフィンガー状
部分を有し、それらを対抗させるとともに、交互に配列
した構造の対電極を、インターデジタル(interd
igital)形の電極と表現する。
【0003】前記ショットキー接合にバイアスをかけた
状態で、接合部およびその近傍の半導体に、半導体のバ
ンドギャップで決まる波長以下の波長を持つ光を照射す
ると、半導体中に電子が励起される。この励起された電
子によって生ずる電流を検出することにより、図1に示
したMSM PDは、受光素子としての基本動作を行な
う。
状態で、接合部およびその近傍の半導体に、半導体のバ
ンドギャップで決まる波長以下の波長を持つ光を照射す
ると、半導体中に電子が励起される。この励起された電
子によって生ずる電流を検出することにより、図1に示
したMSM PDは、受光素子としての基本動作を行な
う。
【0004】このMSM PDは、他の受光素子である
pin接合形フォトダイオード(pin PD:pin
Photodiode)やアバランシェフォトダイオ
ード(APD:Avaranche Photodio
de)に比べて構造が簡単であり、また超高速動作も可
能であるという特徴がある。しかしながら、図1から分
かる通り、光信号は、基板1の上部から、対になった電
極2、2間に照射されるため、フィンガー状部分2aの
ない半導体が露出している部分に、光が照射され、電子
が励起され、電流として検出されることになる。しか
し、フィンガー状部分2aの光信号は、電極金属に遮ら
れるため、半導体には達せず、この部分では、電子の励
起もなく、出力電流には寄与しないことになる。この結
果、この素子における光電気の変換効率が落ちることに
なる。効率を上げるには、電極2のフィンガー状部分2
aを細くすればよいことになるが、そうすると、電界が
かかり難くなるほか、フィンガー状部分2aの抵抗が大
きくなるため、せっかく光から変換した電気エネルギが
熱エネルギに変ってしまい、結果的に変換効率の低下と
なって表れることになる。
pin接合形フォトダイオード(pin PD:pin
Photodiode)やアバランシェフォトダイオ
ード(APD:Avaranche Photodio
de)に比べて構造が簡単であり、また超高速動作も可
能であるという特徴がある。しかしながら、図1から分
かる通り、光信号は、基板1の上部から、対になった電
極2、2間に照射されるため、フィンガー状部分2aの
ない半導体が露出している部分に、光が照射され、電子
が励起され、電流として検出されることになる。しか
し、フィンガー状部分2aの光信号は、電極金属に遮ら
れるため、半導体には達せず、この部分では、電子の励
起もなく、出力電流には寄与しないことになる。この結
果、この素子における光電気の変換効率が落ちることに
なる。効率を上げるには、電極2のフィンガー状部分2
aを細くすればよいことになるが、そうすると、電界が
かかり難くなるほか、フィンガー状部分2aの抵抗が大
きくなるため、せっかく光から変換した電気エネルギが
熱エネルギに変ってしまい、結果的に変換効率の低下と
なって表れることになる。
【0005】これを避けるために、基板裏面から光信号
を照射する方法もとられている。しかし、光信号がショ
ットキー接合特性に影響を及ぼすためには、電界強度の
大きな電極近傍の半導体を照射する必要がある。したが
って、基板1が厚い場合、照射表面近傍で光が減衰し、
裏面の電極2付近にとどかない。このため、基板の裏面
に表面上の電極直下の部分までエッチングにより穴を掘
り、そこに光が当るように基板を加工する方法がとられ
ている。しかし、この方法ではプロセスが複雑になる上
に、チップの片面には電気信号、裏面には光信号をアク
セスすることになり、実装面からも複雑になり、生産性
が悪く、コスト高を招くという大きな問題点があった。
を照射する方法もとられている。しかし、光信号がショ
ットキー接合特性に影響を及ぼすためには、電界強度の
大きな電極近傍の半導体を照射する必要がある。したが
って、基板1が厚い場合、照射表面近傍で光が減衰し、
裏面の電極2付近にとどかない。このため、基板の裏面
に表面上の電極直下の部分までエッチングにより穴を掘
り、そこに光が当るように基板を加工する方法がとられ
ている。しかし、この方法ではプロセスが複雑になる上
に、チップの片面には電気信号、裏面には光信号をアク
セスすることになり、実装面からも複雑になり、生産性
が悪く、コスト高を招くという大きな問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電極による
光照射面の遮蔽や電極のフィンガー状部分の電極抵抗増
加を原因とした光電気信号の変換効率の劣化が防止され
た、簡単な製造技術と簡単な実装技術のもとで構成可能
なMSM PDを実現するものである。
光照射面の遮蔽や電極のフィンガー状部分の電極抵抗増
加を原因とした光電気信号の変換効率の劣化が防止され
た、簡単な製造技術と簡単な実装技術のもとで構成可能
なMSM PDを実現するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体受光素子
は、基板上に接合形成用の対抗形対電極とこの対電極に
連続する取り出し電極が設置され、前記対抗形対電極に
接触するように結晶あるいは多結晶よりなる半導体薄膜
が形成され、これにより前記対抗形対電極と前記半導体
薄膜との間にショットキー接合が形成されてなり、前記
半導体薄膜の対抗形対電極と接していない裏面方向より
光信号を受光させ、それに伴う電流を出力信号として前
記取り出し電極から得ることを特徴とする。
は、基板上に接合形成用の対抗形対電極とこの対電極に
連続する取り出し電極が設置され、前記対抗形対電極に
接触するように結晶あるいは多結晶よりなる半導体薄膜
が形成され、これにより前記対抗形対電極と前記半導体
薄膜との間にショットキー接合が形成されてなり、前記
半導体薄膜の対抗形対電極と接していない裏面方向より
光信号を受光させ、それに伴う電流を出力信号として前
記取り出し電極から得ることを特徴とする。
【0008】ここで、前記取り出し電極を、前記半導体
薄膜上の一つの面上に形成されている前記対抗形対電極
と一体の第1の取り出し電極と、前記基板上に形成され
ている少なくとも一対の第2の取り出し電極とから構成
し、前記半導体薄膜上の第1の取り出し電極と前記基板
上の第2の取り出し電極とが互いに接触するように前記
半導体薄膜と前記基板とを接着し、前記半導体薄膜の裏
面を受光面とする構成としてもよい。
薄膜上の一つの面上に形成されている前記対抗形対電極
と一体の第1の取り出し電極と、前記基板上に形成され
ている少なくとも一対の第2の取り出し電極とから構成
し、前記半導体薄膜上の第1の取り出し電極と前記基板
上の第2の取り出し電極とが互いに接触するように前記
半導体薄膜と前記基板とを接着し、前記半導体薄膜の裏
面を受光面とする構成としてもよい。
【0009】また、前記対抗電極と基板との間に空隙を
設けてもよい。
設けてもよい。
【0010】さらに、前記対抗形対電極と取り出し電極
とを基板上に設置し、その上に前記半導体薄膜を積層す
る構成でもよい。
とを基板上に設置し、その上に前記半導体薄膜を積層す
る構成でもよい。
【0011】また、前記半導体受光素子の製造方法は、
第1の基板上に特定の溶液に対して極めて高速なエッチ
ングレートを有するリフトオフ用のエッチング層をエピ
タキシャル成長させ、その上にデバイス搭載用の半導体
薄膜をエピタキシャル成長させ、該半導体薄膜の表面に
電極を形成してショットキー接合を形成させ、その後に
前記特定の溶液により前記エッチング層をエッチング
し、前記ショットキー接合を有する半導体薄膜を前記第
1の基板から剥離し、該半導体薄膜を、予め他のデバイ
スが搭載された第2の基板上に、前記電極が該第2の基
板と接触するように、接着することを特徴とする。
第1の基板上に特定の溶液に対して極めて高速なエッチ
ングレートを有するリフトオフ用のエッチング層をエピ
タキシャル成長させ、その上にデバイス搭載用の半導体
薄膜をエピタキシャル成長させ、該半導体薄膜の表面に
電極を形成してショットキー接合を形成させ、その後に
前記特定の溶液により前記エッチング層をエッチング
し、前記ショットキー接合を有する半導体薄膜を前記第
1の基板から剥離し、該半導体薄膜を、予め他のデバイ
スが搭載された第2の基板上に、前記電極が該第2の基
板と接触するように、接着することを特徴とする。
【0012】前記半導体受光素子の製造方法は、より具
体的に説明すると、MSM PDをいわゆるエピタキシ
ャルリフトオフ技術を用いて構成する方法である。すな
わち、例えば、GaAs基板上にAlAsからなるリフ
トオフ用のエッチング層をエピタキシャル成長させ、そ
の上にPD用のデバイス搭載層をエピタキシャル成長さ
せ、さらに、そのデバイス搭載層表面にショットキー接
合を形成する。デバイス構成後にフッ酸により前記Al
As層をエッチングし、デバイス層をフィルムとして剥
離する。次に、予め増幅器や再生識別回路などの他のデ
バイスが搭載された基板上に、前記フィルムを、MSM
の電極部が基板と接触し、従って剥離した面が表面にで
るように、接着する。この際の配置は、MSM PDの
取り出し電極と基板上の電極が互いに接触するようにす
るか、MSM PD電極のフィンガー状部分が基板とは
直接接触しないようにするか、あるいは基板上に積層し
た誘電率の小さな材料よりなる薄膜と接触するようにす
る。このような構造よれば、信号光をリフトオフ時のエ
ッチング表面の部分から照射することを可能とする。す
なわち、電極により遮られない従来例から考えると裏面
方向からの照射を可能とする。
体的に説明すると、MSM PDをいわゆるエピタキシ
ャルリフトオフ技術を用いて構成する方法である。すな
わち、例えば、GaAs基板上にAlAsからなるリフ
トオフ用のエッチング層をエピタキシャル成長させ、そ
の上にPD用のデバイス搭載層をエピタキシャル成長さ
せ、さらに、そのデバイス搭載層表面にショットキー接
合を形成する。デバイス構成後にフッ酸により前記Al
As層をエッチングし、デバイス層をフィルムとして剥
離する。次に、予め増幅器や再生識別回路などの他のデ
バイスが搭載された基板上に、前記フィルムを、MSM
の電極部が基板と接触し、従って剥離した面が表面にで
るように、接着する。この際の配置は、MSM PDの
取り出し電極と基板上の電極が互いに接触するようにす
るか、MSM PD電極のフィンガー状部分が基板とは
直接接触しないようにするか、あるいは基板上に積層し
た誘電率の小さな材料よりなる薄膜と接触するようにす
る。このような構造よれば、信号光をリフトオフ時のエ
ッチング表面の部分から照射することを可能とする。す
なわち、電極により遮られない従来例から考えると裏面
方向からの照射を可能とする。
【0013】
【作用】上記構造とすることから、本発明装置において
は、信号光を基板表面入射としても、リフトオフ時のエ
ッチング表面の部分から、すなわち電極により遮られな
い方向から照射することになる。しかも、フィルムの膜
厚を数1000Aから数μm以上に選ぶことが可能であ
ることから、電極のフィンガー状部分近傍の電界強度が
比較的大きな領域を光の入射点として選ぶことができ
る。したがって、従来例のようにエッチングにより基板
を薄層化する必要がない。また、デバイス特性から見る
と、光の遮蔽の問題がなく、また、電極のフィンガー状
部分の幅を細くする必要がなく、電極抵抗による損失も
ないため、大きな変換効率を持たせることが可能であ
る。さらに、電極のフィンガー状部分の下部には低誘電
率の膜または空気が配置されること、および半導体の膜
厚が小さいことから、電界は光との相互作用領域に集中
することになる。その結果、余分な静電容量による高周
波特性の劣化が少ないという特徴も生じる。
は、信号光を基板表面入射としても、リフトオフ時のエ
ッチング表面の部分から、すなわち電極により遮られな
い方向から照射することになる。しかも、フィルムの膜
厚を数1000Aから数μm以上に選ぶことが可能であ
ることから、電極のフィンガー状部分近傍の電界強度が
比較的大きな領域を光の入射点として選ぶことができ
る。したがって、従来例のようにエッチングにより基板
を薄層化する必要がない。また、デバイス特性から見る
と、光の遮蔽の問題がなく、また、電極のフィンガー状
部分の幅を細くする必要がなく、電極抵抗による損失も
ないため、大きな変換効率を持たせることが可能であ
る。さらに、電極のフィンガー状部分の下部には低誘電
率の膜または空気が配置されること、および半導体の膜
厚が小さいことから、電界は光との相互作用領域に集中
することになる。その結果、余分な静電容量による高周
波特性の劣化が少ないという特徴も生じる。
【0014】本発明では、従来と比べると、薄膜のエピ
タキシャル成長およびリフトオフプロセスの工程を余分
に有することが異なるが、最初に薄膜が搭載されていた
基板は反復使用可能であり、薄膜成長も量産技術であ
り、フィルムのリフトオフと搭載基板への張り付け工程
は新たな方法により量産することが可能であり、技術的
あるいは価格的な問題点になるものではない。本発明で
は、製造が連続した工程ではなく、むしろ別々の工程か
ら実現されることから、フィルム上および搭載基板上の
デバイスの検査後に、良品同士を組み合わせることがで
き、そのため、製品の歩留りを大幅に向上させることが
可能である。また、本発明では、搭載フィルム上の素子
は、MSMPD単体ばかりではなく、GaAsなどの化
合物半導体回路を搭載した状態でも良く、適用域の自由
度が極めて大きな技術である、という特徴も有してい
る。
タキシャル成長およびリフトオフプロセスの工程を余分
に有することが異なるが、最初に薄膜が搭載されていた
基板は反復使用可能であり、薄膜成長も量産技術であ
り、フィルムのリフトオフと搭載基板への張り付け工程
は新たな方法により量産することが可能であり、技術的
あるいは価格的な問題点になるものではない。本発明で
は、製造が連続した工程ではなく、むしろ別々の工程か
ら実現されることから、フィルム上および搭載基板上の
デバイスの検査後に、良品同士を組み合わせることがで
き、そのため、製品の歩留りを大幅に向上させることが
可能である。また、本発明では、搭載フィルム上の素子
は、MSMPD単体ばかりではなく、GaAsなどの化
合物半導体回路を搭載した状態でも良く、適用域の自由
度が極めて大きな技術である、という特徴も有してい
る。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0016】(実施例1)図2(a),(b)は、本発
明の第1の実施例を示すものである。図中、S1はデバ
イスの搭載される基板、2,2は、インターデジタル形
の電極であり、2aは、それらのフィンガー状部分であ
る。3および3′は電極の第1および第2の取り出し
部、Aは反射防止膜、Fはエピタキシャルリフトオフし
た半導体フィルムである。
明の第1の実施例を示すものである。図中、S1はデバ
イスの搭載される基板、2,2は、インターデジタル形
の電極であり、2aは、それらのフィンガー状部分であ
る。3および3′は電極の第1および第2の取り出し
部、Aは反射防止膜、Fはエピタキシャルリフトオフし
た半導体フィルムである。
【0017】図2の(a)は、図(b)のA−A線に沿
う上面図を示し、(b)は素子のは側面図を示す。この
実施例では薄い半導体フィルムF上にインターデジタル
形の電極2,2を配し、その電極2,2が存在する面と
デバイスを保持する基板S1が向き合うように、かつ基
板S1上に形成した第2の取り出し電極3′とインター
デジタル電極2の(第1の)取り出し部3とが接触する
ように、張り合わせた構造を持つ。前記フィルムFの張
り合わせ面と逆の面(図(b)では上面)には、反射防
止面が配置されており、素子上面よりの光信号を受信す
るように無反射でフィルム内に取り込むようになってい
る。前記フィルムFによりインターデジタル電極2のフ
ィンガー部2aは空隙を介して基板1と向き合う構造と
なっている。
う上面図を示し、(b)は素子のは側面図を示す。この
実施例では薄い半導体フィルムF上にインターデジタル
形の電極2,2を配し、その電極2,2が存在する面と
デバイスを保持する基板S1が向き合うように、かつ基
板S1上に形成した第2の取り出し電極3′とインター
デジタル電極2の(第1の)取り出し部3とが接触する
ように、張り合わせた構造を持つ。前記フィルムFの張
り合わせ面と逆の面(図(b)では上面)には、反射防
止面が配置されており、素子上面よりの光信号を受信す
るように無反射でフィルム内に取り込むようになってい
る。前記フィルムFによりインターデジタル電極2のフ
ィンガー部2aは空隙を介して基板1と向き合う構造と
なっている。
【0018】フィルムFの半導体の材質は、この実施例
ではGaAsのような化合物半導体よりなり、その膜厚
は、インターデジタル電極2のライン/スペースなどの
寸法オーダとする。電極2の材料は、原理的には上記半
導体1と良好なショットキーダイオード特性を有するも
のであれば、どのような材料でもよい。基板S1の材料
は、Siのような半導体でもよいし、前記フィルムFと
同様の化合物半導体でもよいし、また、圧電体/磁性体
/ガラス/誘電体などいかなる材料でもよい。
ではGaAsのような化合物半導体よりなり、その膜厚
は、インターデジタル電極2のライン/スペースなどの
寸法オーダとする。電極2の材料は、原理的には上記半
導体1と良好なショットキーダイオード特性を有するも
のであれば、どのような材料でもよい。基板S1の材料
は、Siのような半導体でもよいし、前記フィルムFと
同様の化合物半導体でもよいし、また、圧電体/磁性体
/ガラス/誘電体などいかなる材料でもよい。
【0019】このような構造を持つMSM PDの基本
動作は、従来例で述べたように、インターデジタル形の
電極2の両端子にバイアスを印加した状態で、基板1表
面から光信号が入射すると(ただし、光の波長は半導体
のバンドギャップから決まる吸収端波長よりも短波長
で、エネルギの大きなものとする)、入射した光信号に
伴って電子が励起される。励起された電子は、バイアス
電界により加速され、半導体中を流れ、接合部をトンネ
ルしたり、あるいはバリアを越えてインターデジタル電
極2に電流として取り出される。光強度に応じて励起さ
れる電子の数が増加し、電流が増加することから、光信
号を電気信号に変換する動作を行うことになる。
動作は、従来例で述べたように、インターデジタル形の
電極2の両端子にバイアスを印加した状態で、基板1表
面から光信号が入射すると(ただし、光の波長は半導体
のバンドギャップから決まる吸収端波長よりも短波長
で、エネルギの大きなものとする)、入射した光信号に
伴って電子が励起される。励起された電子は、バイアス
電界により加速され、半導体中を流れ、接合部をトンネ
ルしたり、あるいはバリアを越えてインターデジタル電
極2に電流として取り出される。光強度に応じて励起さ
れる電子の数が増加し、電流が増加することから、光信
号を電気信号に変換する動作を行うことになる。
【0020】この構造ではフィンガー状部部分2aの下
部には、空気が配置されており、また半導体フィルムF
は膜厚が小さい。さらに、基板材料として比誘電率の小
さなものを選択できる。これらのことから、印加した電
界は、光との相互作用領域に集中することになり、余分
な静電容量が小さくなる。これは、この素子の高周波特
性の優れていることを示すものである。
部には、空気が配置されており、また半導体フィルムF
は膜厚が小さい。さらに、基板材料として比誘電率の小
さなものを選択できる。これらのことから、印加した電
界は、光との相互作用領域に集中することになり、余分
な静電容量が小さくなる。これは、この素子の高周波特
性の優れていることを示すものである。
【0021】(実施例2)ここで、図3(a)〜(h)
に、前記実施例1に示した構成の素子の製造プロセスの
一例を示す。
に、前記実施例1に示した構成の素子の製造プロセスの
一例を示す。
【0022】図3は、図2の本発明の実施例の製作プロ
セスの手順の一例と、各ステップでのデバイスの断面図
を模式的に表したものである。このプロセスは基本的に
はエピタキシャルリフトオフとして知られている技術を
応用したものである。この技術は、完全な結晶上に個別
的に理想に近いデバイスを構築し、この積層体を基板に
張り合わせることにより、モノリシックなデバイスを実
現することを狙いとしている。この技術では、AlAs
のフッ酸に対するエッチングレートが、GaAsなどの
他の材料に比べて10の7乗程度と、極めて大きいこと
を利用して、結晶を成長する段階で下層に薄い(10n
mから50nm程度)AlAsを挿入し、その上にデバ
イスを実現するための層を成長させる。デバイスの形成
後(あるいは、形成の途中段階または形成前の段階でも
よい)、フッ酸によるウエットエッチングによりAlA
sを溶出し、このAlAs層より上の層を取り上げる
(リフトオフする)。このリフトオフ作業は、リフトオ
フ時に出る気泡のために膜が損傷するのを避けるため、
反応が激しく起こらないようなエッチング条件を選び、
かつリフトオフ前に剥離膜の表面にアピエゾンワックス
を塗布し、それによるストレスを利用し、出てきた気泡
が逃げ出すようにする技術が開発されてから、本格的に
使えるようになった。リフトオフされる膜の厚みは、デ
バイスの構造やバッファ層の有無などにより異なるが、
通常、数100nmから数μm程度であり、寸法は1〜
2cm程度の大きさまで可能である。基板上への膜の張
り付けは、接着剤を使う方法もあるが、基板の汚染防
止、平坦度確保などの点から、接着剤を使う方法は、好
ましくなく、ファンデルワールス力による接着が最も適
した方法である。従来デバイスが搭載されたチップをエ
ッチングにより薄層化する要求は、パワーデバイスなど
において存在し、このためにメカニカルな研磨により基
板を削る方法がとられているが、この技術では、薄層化
に限界がある(100μmオーダー)。基板全体をエッ
チングにより溶かしさる方法もあるが、プロセスが複雑
であり、実用的な方法とは言えない。一方、このリフト
オフ法は、リフトオフという簡単な技術をベースとした
方法であるにも拘らず、リフトオフされることによっ
て、デバイスには、ほとんど損傷がなく、エピタキシャ
ル成長により製作した膜のような欠陥の問題もなく、さ
らに膜厚が極めて小さいことから、張り付けた後からの
集積回路プロセスが可能である、という特徴もある。
セスの手順の一例と、各ステップでのデバイスの断面図
を模式的に表したものである。このプロセスは基本的に
はエピタキシャルリフトオフとして知られている技術を
応用したものである。この技術は、完全な結晶上に個別
的に理想に近いデバイスを構築し、この積層体を基板に
張り合わせることにより、モノリシックなデバイスを実
現することを狙いとしている。この技術では、AlAs
のフッ酸に対するエッチングレートが、GaAsなどの
他の材料に比べて10の7乗程度と、極めて大きいこと
を利用して、結晶を成長する段階で下層に薄い(10n
mから50nm程度)AlAsを挿入し、その上にデバ
イスを実現するための層を成長させる。デバイスの形成
後(あるいは、形成の途中段階または形成前の段階でも
よい)、フッ酸によるウエットエッチングによりAlA
sを溶出し、このAlAs層より上の層を取り上げる
(リフトオフする)。このリフトオフ作業は、リフトオ
フ時に出る気泡のために膜が損傷するのを避けるため、
反応が激しく起こらないようなエッチング条件を選び、
かつリフトオフ前に剥離膜の表面にアピエゾンワックス
を塗布し、それによるストレスを利用し、出てきた気泡
が逃げ出すようにする技術が開発されてから、本格的に
使えるようになった。リフトオフされる膜の厚みは、デ
バイスの構造やバッファ層の有無などにより異なるが、
通常、数100nmから数μm程度であり、寸法は1〜
2cm程度の大きさまで可能である。基板上への膜の張
り付けは、接着剤を使う方法もあるが、基板の汚染防
止、平坦度確保などの点から、接着剤を使う方法は、好
ましくなく、ファンデルワールス力による接着が最も適
した方法である。従来デバイスが搭載されたチップをエ
ッチングにより薄層化する要求は、パワーデバイスなど
において存在し、このためにメカニカルな研磨により基
板を削る方法がとられているが、この技術では、薄層化
に限界がある(100μmオーダー)。基板全体をエッ
チングにより溶かしさる方法もあるが、プロセスが複雑
であり、実用的な方法とは言えない。一方、このリフト
オフ法は、リフトオフという簡単な技術をベースとした
方法であるにも拘らず、リフトオフされることによっ
て、デバイスには、ほとんど損傷がなく、エピタキシャ
ル成長により製作した膜のような欠陥の問題もなく、さ
らに膜厚が極めて小さいことから、張り付けた後からの
集積回路プロセスが可能である、という特徴もある。
【0023】図中、S0はリフトオフされるフィルムF
が作製される化合物半導体基板、LFはリフトオフする
際のエッチングレーヤ、Wはストレス付与膜、CF1,
CF2はフィルムを移動させるためのキャリヤシートで
ある。
が作製される化合物半導体基板、LFはリフトオフする
際のエッチングレーヤ、Wはストレス付与膜、CF1,
CF2はフィルムを移動させるためのキャリヤシートで
ある。
【0024】図に示す通り、まず化合物半導体基板S0
にリフトオフ時のエッチングレーヤLFとしてAlAs
をエピタキシャル成長させる。このエッチングレーヤL
F上にデバイスレーヤとして半導体フィルム基板Fをエ
ピタキシャル成長させる。そして、この基板F上にイン
ターデジタル形の電極2を形成して、MSM PDを構
成する(ステップ(a))、次に、リフトオフ時のLF
のエッチングとともに発生する気泡によって、フィルム
Fの破壊が起こらないように、ストレス付与膜(ワック
ス膜)Wをつける。このワックス膜Wは、エッチングが
進行するとともにフィルムFにストレスがかかり、フィ
ルムFが反る結果、気泡を外部に放出する役割を果たす
ものである(ステップ(b))。その後、弾性を有し、
かつエッチングや気泡が上下に自由に動くことができる
ような穴のあいたキャリヤシートCF1を接着する。こ
のキャリヤシートCF1は、例えば、ポリイミドのよう
な高分子のフィルムに小さな穴を空けた構造を持つ。し
たがって、シートには弾性があり、それに張り付けたも
のに歪みが加わっても吸収できるものである。穴の寸法
やフィルムの膜厚は特に規定するのものではないが、寸
法は剥離するフィルムを支える必要のあることからフィ
ルムの寸法に対して数分の一以下である必要があり、ま
た膜厚は、機械的にフィルムの状態で扱うことができる
寸法であれば、いくら薄くてもよい。高分子フィルムの
場合、数μm程度の寸法のものまで可能となろう(ステ
ップ(c))。この状態の積層品を薄いフッ酸水溶液か
らなるエッチング液に浸し、AlAs(LF)を溶かし
去ると、半導体フィルムFはキャリヤシートCF1に接
着した状態でリフトオフされる(ステップ(d))。こ
の状態で、もう一方のキャリヤCF2を半導体フィルム
Fのリフトオフされた表面側に張り付ける(ステップ
(e))。この状態で有機溶剤に浸すと、ストレス付与
膜Wが溶解し、キャリヤシートCF1が外れるととも
に、半導体フィルムFの表面の清浄化が行なえる(ステ
ップ(f))。次に、デバイスを構成するS1基板上の
所定位置にインターデジタル形電極2用の取り出し電極
3′を形成し、電極2の取り出し電極3と接続取り出し
電極3′とを位置が重なるようにアライメントし、接着
する(ステップ(g),(h))。接着法としては、フ
ァンデルワールス力による吸着を利用する、取り出し電
極3,3′の金属同士あるいは低融点金属を間に挟んで
融着する、あるいは導電性接着剤により接着するなど各
種の方法が可能である。最後に光信号の入射する領域に
反射防止膜Aをつけてデバイスはできあがる。
にリフトオフ時のエッチングレーヤLFとしてAlAs
をエピタキシャル成長させる。このエッチングレーヤL
F上にデバイスレーヤとして半導体フィルム基板Fをエ
ピタキシャル成長させる。そして、この基板F上にイン
ターデジタル形の電極2を形成して、MSM PDを構
成する(ステップ(a))、次に、リフトオフ時のLF
のエッチングとともに発生する気泡によって、フィルム
Fの破壊が起こらないように、ストレス付与膜(ワック
ス膜)Wをつける。このワックス膜Wは、エッチングが
進行するとともにフィルムFにストレスがかかり、フィ
ルムFが反る結果、気泡を外部に放出する役割を果たす
ものである(ステップ(b))。その後、弾性を有し、
かつエッチングや気泡が上下に自由に動くことができる
ような穴のあいたキャリヤシートCF1を接着する。こ
のキャリヤシートCF1は、例えば、ポリイミドのよう
な高分子のフィルムに小さな穴を空けた構造を持つ。し
たがって、シートには弾性があり、それに張り付けたも
のに歪みが加わっても吸収できるものである。穴の寸法
やフィルムの膜厚は特に規定するのものではないが、寸
法は剥離するフィルムを支える必要のあることからフィ
ルムの寸法に対して数分の一以下である必要があり、ま
た膜厚は、機械的にフィルムの状態で扱うことができる
寸法であれば、いくら薄くてもよい。高分子フィルムの
場合、数μm程度の寸法のものまで可能となろう(ステ
ップ(c))。この状態の積層品を薄いフッ酸水溶液か
らなるエッチング液に浸し、AlAs(LF)を溶かし
去ると、半導体フィルムFはキャリヤシートCF1に接
着した状態でリフトオフされる(ステップ(d))。こ
の状態で、もう一方のキャリヤCF2を半導体フィルム
Fのリフトオフされた表面側に張り付ける(ステップ
(e))。この状態で有機溶剤に浸すと、ストレス付与
膜Wが溶解し、キャリヤシートCF1が外れるととも
に、半導体フィルムFの表面の清浄化が行なえる(ステ
ップ(f))。次に、デバイスを構成するS1基板上の
所定位置にインターデジタル形電極2用の取り出し電極
3′を形成し、電極2の取り出し電極3と接続取り出し
電極3′とを位置が重なるようにアライメントし、接着
する(ステップ(g),(h))。接着法としては、フ
ァンデルワールス力による吸着を利用する、取り出し電
極3,3′の金属同士あるいは低融点金属を間に挟んで
融着する、あるいは導電性接着剤により接着するなど各
種の方法が可能である。最後に光信号の入射する領域に
反射防止膜Aをつけてデバイスはできあがる。
【0025】(実施例3)本発明の基本的な考え方を変
えずに種々の変形変更が可能であり、本実施例は、その
一つである。図4は(a),(b)に示すように、この
実施例ではインターデジタル電極2を半導体フィルムF
上に構成するのではなく、予め基板S1上に配置してお
いて、その上から半導体フィルムFをかぶせて圧接した
ものである。半導体フィルムFには何等の電極もつけな
い状態でも、半導体フィルムF側にも電極をつけた状態
でもよい。このような構造でも、電極とフィルムの接続
が完全になるように配慮すると、図2と同様のデバイス
が実現できることは明らかである。
えずに種々の変形変更が可能であり、本実施例は、その
一つである。図4は(a),(b)に示すように、この
実施例ではインターデジタル電極2を半導体フィルムF
上に構成するのではなく、予め基板S1上に配置してお
いて、その上から半導体フィルムFをかぶせて圧接した
ものである。半導体フィルムFには何等の電極もつけな
い状態でも、半導体フィルムF側にも電極をつけた状態
でもよい。このような構造でも、電極とフィルムの接続
が完全になるように配慮すると、図2と同様のデバイス
が実現できることは明らかである。
【0026】(実施例4)図5は、本発明の第3の実施
例である。本実施例では、基板S1表面に誘電率の小さ
い絶縁膜Iを配置し、その上にインターデジタル電極
2、半導体フィルムFおよび反射防止膜Aからなるフィ
ルム状のフォトダイオード(PD)を配したものであ
る。この場合、電極容量の低減が可能となり、高速動作
が可能となる。動作原理および得られる特性は、図2に
示したデバイスの特性と一致するので、説明は省略す
る。
例である。本実施例では、基板S1表面に誘電率の小さ
い絶縁膜Iを配置し、その上にインターデジタル電極
2、半導体フィルムFおよび反射防止膜Aからなるフィ
ルム状のフォトダイオード(PD)を配したものであ
る。この場合、電極容量の低減が可能となり、高速動作
が可能となる。動作原理および得られる特性は、図2に
示したデバイスの特性と一致するので、説明は省略す
る。
【0027】(実施例5)図6に示す第4の実施例で
は、図5に示した実施例3のPDの受光部分の直下にミ
ラーMを配したことを特徴とする。ミラーMは、金属あ
るいは半導体超格子など光信号を効率良く反射させる材
料であれば、どのようなものでもよい。この例では、半
導体フィルムFで吸収されなかった光がインターデジタ
ル電極2のフィンガー状部分のスペース部から基板S1
方向にもれ出したものを反射させて、再度、半導体フィ
ルムFに戻すことにより、さらに変換効率を上げた例で
ある。 (実施例6)図7は、本発明の第5の実施例である。こ
の実施例では、インターデジタル電極2の受光部分のみ
に半導体フィルムFを配したもので、この場合、静電容
量が軽減できるというメリットが生じる。
は、図5に示した実施例3のPDの受光部分の直下にミ
ラーMを配したことを特徴とする。ミラーMは、金属あ
るいは半導体超格子など光信号を効率良く反射させる材
料であれば、どのようなものでもよい。この例では、半
導体フィルムFで吸収されなかった光がインターデジタ
ル電極2のフィンガー状部分のスペース部から基板S1
方向にもれ出したものを反射させて、再度、半導体フィ
ルムFに戻すことにより、さらに変換効率を上げた例で
ある。 (実施例6)図7は、本発明の第5の実施例である。こ
の実施例では、インターデジタル電極2の受光部分のみ
に半導体フィルムFを配したもので、この場合、静電容
量が軽減できるというメリットが生じる。
【0028】なお、前記各実施例では、半導体フィルム
の作製は、エピタキシャルリフトオフ法により行なった
が、同様の構造を持つものであれば、どのようなもので
も差し支えない、例えば、異質半導体上に薄膜を成長さ
せ、その上にデバイスを作製し、基板そのものを溶かし
去るような方法でもよい。また、多晶質の半導体では、
エピタキシャル成長の要求がないので、レジストなどの
有機物、ガラスなどのアモルファス上に多晶質膜を形成
し、デバイス構成とともに剥離する方法でもよい。
の作製は、エピタキシャルリフトオフ法により行なった
が、同様の構造を持つものであれば、どのようなもので
も差し支えない、例えば、異質半導体上に薄膜を成長さ
せ、その上にデバイスを作製し、基板そのものを溶かし
去るような方法でもよい。また、多晶質の半導体では、
エピタキシャル成長の要求がないので、レジストなどの
有機物、ガラスなどのアモルファス上に多晶質膜を形成
し、デバイス構成とともに剥離する方法でもよい。
【0029】また、電極構造は、全てインターデジタル
形として説明を加えたが、その必要のないことは明らか
であり、対抗形の電極ならどのような構造の物でもよ
い。
形として説明を加えたが、その必要のないことは明らか
であり、対抗形の電極ならどのような構造の物でもよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電極により光信号が遮蔽されることなく、かつ電極抵抗
の増加がなく、従って変換効率の大きい、しかも小さな
静電容量のもとで、高周波特性の優れたMSM PDを
簡単なプロセスのもとに実現できる。また、本発明を用
いると、異質の基板上に、あるいは他の電子回路や光回
路が構成されている別基板上にモノリシックな形で実現
できる。
電極により光信号が遮蔽されることなく、かつ電極抵抗
の増加がなく、従って変換効率の大きい、しかも小さな
静電容量のもとで、高周波特性の優れたMSM PDを
簡単なプロセスのもとに実現できる。また、本発明を用
いると、異質の基板上に、あるいは他の電子回路や光回
路が構成されている別基板上にモノリシックな形で実現
できる。
【図1】MSM PDの従来例を示すもので、(a)は
平面構成図であり、(b)は側断面図である。
平面構成図であり、(b)は側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すもので、(a)は
(b)のA−A線に沿う平面構成図であり、(b)は本
発明デバイスの側断面図である。
(b)のA−A線に沿う平面構成図であり、(b)は本
発明デバイスの側断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すもので、(a)〜
(h)は、本発明デバイスの各製造工程を説明するデバ
イスの側断面図である。
(h)は、本発明デバイスの各製造工程を説明するデバ
イスの側断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示すもので、(a)は
本発明デバイスの一部剥離状態で示した平面構成図であ
り、(b)は同デバイスの側断面図である。
本発明デバイスの一部剥離状態で示した平面構成図であ
り、(b)は同デバイスの側断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示すもので、本発明デ
バイスの側断面図である。
バイスの側断面図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示すもので、本発明デ
バイスの側断面図である。
バイスの側断面図である。
【図7】本発明の第6の実施例を示すもので、(a)は
本発明デバイスの平面構成図であり、(b)は側断面図
である。
本発明デバイスの平面構成図であり、(b)は側断面図
である。
【符号の説明】 S1 デバイスの搭載される基板 2 MSM PDの対抗電極(インターデジタル電極) 2a 対抗電極のフィンガー状部分 3,3′ 電極の取り出し部 A 反射防止膜 F エピタキシャルリフトオフした半導体フィルム S0 リフトオフされるフィルムFが作製される化合物
半導体基板 LF リフトオフする際のエッチングレーヤ W ストレス付与膜 CF1,CF2 フィルムを移動させるためのキャリヤ
シート I 低比誘電率な絶縁膜 M ミラー
半導体基板 LF リフトオフする際のエッチングレーヤ W ストレス付与膜 CF1,CF2 フィルムを移動させるためのキャリヤ
シート I 低比誘電率な絶縁膜 M ミラー
Claims (5)
- 【請求項1】 基板上に接合形成用の対抗形対電極とこ
の対電極に連続する取り出し電極が設置され、前記対抗
形対電極に接触するように結晶あるいは多結晶よりなる
半導体薄膜が形成され、これにより前記対抗形対電極と
前記半導体薄膜との間にショットキー接合が形成されて
なり、前記半導体薄膜の対抗形対電極と接していない裏
面方向より光信号を受光させ、それに伴う電流を出力信
号として前記取り出し電極から得ることを特徴とする半
導体受光素子。 - 【請求項2】 前記取り出し電極が、前記半導体薄膜上
の一つの面上に形成されている前記対抗形対電極と一体
の第1の取り出し電極と、前記基板上に形成されている
少なくとも一対の第2の取り出し電極とからなり、前記
半導体薄膜上の第1の取り出し電極と前記基板上の第2
の取り出し電極とが互いに接触するように前記半導体薄
膜と前記基板とが接着されており、前記半導体薄膜の裏
面が受光面とされることを特徴とする請求項1に記載の
半導体受光素子。 - 【請求項3】 前記対抗電極と基板との間に空隙が設け
られていることを特徴とする請求項2に記載の半導体受
光素子。 - 【請求項4】 前記対抗形対電極と取り出し電極とが基
板上に設置され、その上に前記半導体薄膜が積層されて
いることを特徴とする半導体受光素子。 - 【請求項5】 第1の基板上に特定の溶液に対して極め
て高速なエッチングレートを有するリフトオフ用のエッ
チング層をエピタキシャル成長させ、その上にデバイス
搭載用の半導体薄膜をエピタキシャル成長させ、該半導
体薄膜の表面に電極を形成してショットキー接合を形成
させ、その後に前記特定の溶液により前記エッチング層
をエッチングし、前記ショットキー接合を有する半導体
薄膜を前記第1の基板から剥離し、該半導体薄膜を、予
め他のデバイスが搭載された第2の基板上に、前記電極
が該第2の基板と接触するように、接着することを特徴
とする半導体受光素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4302246A JPH06151946A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 半導体受光素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4302246A JPH06151946A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 半導体受光素子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06151946A true JPH06151946A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17906713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4302246A Pending JPH06151946A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | 半導体受光素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06151946A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002033505A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-01-31 | Canon Inc | 面型受光素子、その製造方法、およびこれを用いた装置 |
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| CN113624338A (zh) * | 2021-08-23 | 2021-11-09 | 深圳市杰芯创电子科技有限公司 | 一种用于智能家居的光电检测芯片及方法 |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP4302246A patent/JPH06151946A/ja active Pending
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| CN113624338B (zh) * | 2021-08-23 | 2024-06-11 | 深圳市杰芯创电子科技有限公司 | 一种用于智能家居的光电检测芯片及方法 |
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