JPH0615219B2 - 着色ポリオレフィン樹脂被覆重防食鋼材 - Google Patents

着色ポリオレフィン樹脂被覆重防食鋼材

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JPH0615219B2
JPH0615219B2 JP28914289A JP28914289A JPH0615219B2 JP H0615219 B2 JPH0615219 B2 JP H0615219B2 JP 28914289 A JP28914289 A JP 28914289A JP 28914289 A JP28914289 A JP 28914289A JP H0615219 B2 JPH0615219 B2 JP H0615219B2
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正昭 上原
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、海洋,港湾,河川等で用いられる構造物、基
礎杭および土止め等に使用されるポリオレフィン樹脂被
覆重防食鋼材の中で、空中に露出されて使用され、各種
の色彩に着色されて環境に調和し、且つ耐候性に優れた
着色ポリオレフィン樹脂被覆重防食鋼材に関するもので
ある。
(従来の技術と発明が解決しようとする課題) 第2図は、従来のポリオレフィン樹脂を防食被覆層とす
る重防食鋼材の説明図であり、図中1は鋼材、2は無機
系プライマー層、3は有機系プライマー層、4は接着剤
層、5はポリオレフィン被覆層である。
従来の鋼管杭のポリオレフィン樹脂被覆重防食鋼材のポ
リオレフィン樹脂の被覆層の色はほとんど黒色であるた
め、標識保全および美的感覚が充分でなく鋼製構造物と
して、周辺の環境と不調和となる傾向があった。そのた
め、鋼材の長期防食性の特徴を有していながら製品とし
てのイメージが悪く、需要家から着色化を要求されつつ
ある。これらの要求に対し、特開昭61-172737号公報に
開示されたものがあり、これは、ポリオレフィン樹脂重
防食被覆層の上にウレタンプライマーを塗布し、その上
に着色顔料を含有するウレタン塗料、アクリルウレタン
塗料、アクリル塗料、アルキド塗料、アクリルエマルジ
ョン塗料、塩化ビニル塗料および合成樹脂調合ペイント
を塗装することを特徴とするポリオレフィン樹脂の塗装
方法である。しかし、この方法で作られたポリオレフィ
ン樹脂の着色方法では、長期に渡って、標識保全および
美的感覚を維持することが困難であり、経時と共に塗膜
表面の光沢が低下し、退色劣化が早い。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ポリオレフィン樹脂層面を火災処理し、その
上にポリオレフィン樹脂と接着性のあるウレタンプライ
マーを5〜20μ予め塗布した後、次に着色顔料を含有
するフッ素樹脂層を設けてなることを特徴とする着色ポ
リオレフィン樹脂被覆重防食鋼材である。
本発明は、第1図に示すように鋼材1の表面上に無機系
プライマー層2と有機系プライマー層3と接着剤層4と
ポリオレフィン樹脂層5とウレタンプライマー層6およ
びフッ素樹脂層8を設けた着色ポリオレフィン樹脂被覆
重防食鋼材である。
このような6層タイプとした理由は、無機系プライマー
層2と有機系プライマー層3と接着剤層4とポリオレフ
ィン樹脂層5で付着性、耐水性、耐衝撃性、絶縁抵抗性
を高め、ポリオレフィン樹脂層5の火災処理とウレタン
プライマー層6とフッ素樹脂層8で耐候性を特に重要視
し、それぞれ優れた性能を付与させたものである。各々
6層および火災処理の好適な被覆条件としては、無機系
プライマー層2と有機系プライマー層3が合わせて30
〜60μ、接着剤層4が80〜200μ、ポリオレフィ
ン樹脂層5が2〜6mm、ポリオレフィン樹脂層5の火災
処理温度が60〜90℃、ウレタンプライマー層6が5
〜20μ、フッ素樹脂層8が10〜100μである。
次に各層について詳細に説明をする。
本発明において、ライニングされる鋼材は、構造毛鋼、
高張力鋼、耐候性鋼、耐硫酸性鋼等からなる構造用鋼
管、鋼管杭、および水、油、ガス等の輸送配管等をあげ
られる。
被覆の方法としては、まず鋼材の防食面をグリットブラ
スト、サンドブラスト等のブラスト処理を行ない清浄に
した後、無機系プライマー層2と有機系プライマー層3
を被覆する。
この2つのプライマーは、鋼材表面1と接着剤層4との
間の長期接着性能を維持するための接着剤である。
被覆材料としては、無機系プライマー層2はクロム酸系
化成処理剤を使用し、有機系プライマー層3はエポキシ
系プライマー塗料を使用し、耐陰極剥離性、耐温水性等
の耐水性に優れたものを用いる。膜厚は無機系プライマ
ー層2と有機系プライマー層3を合わせて30〜60μ
の範囲が適当である。
接着剤層4は、有機系プライマー層3とポリオレフィン
樹脂層5との間の接着性能を強固にするための接着剤で
あり、被覆材料は無水マレイン酸変性ポリオレフィン系
接着剤を使用し、膜厚は被覆性能および経済性を考慮す
ると80〜100μが適当である。ポリオレフィン樹脂
層5は、長期防食層である。被覆材料は、エタン、エチ
レン、プロピレンなどの炭化水素を主成分とした共重合
物であり、膜厚は2〜3mmが適当である。
ウレタンプライマー層6は、ポリオレフィン樹脂層5と
フッ素樹脂層8との間の接着剤である。ウレタンプライ
マー層6は、分子量400ないし2000の分子中に2個以
上の水酸基を含有するポリオール化合物と、ポリオール
化合物の水酸基に対して過剰の当量の分子中に2個以上
のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物
との反応により得られる末端イソシアネート基含有ウレ
タンプレポリマーである。
被覆膜厚は5〜20μ、好ましくは5〜10μ程度にエ
アースプレー塗布方法で薄く被覆することが良く、膜厚
が20μを越えると塗膜の硬化に長時間を要し、一見硬
化したように見えても外表面が皮ばり状に硬化し、全体
はまだ完全に硬化しないままで残り、その上に被覆した
ためにフッ素樹脂層8との接着性能が悪くなるなどの問
題が発生する。
また、ウレタンプライマー層6をポリオレフィン樹脂層
5の上に被覆する前には、ポリオレフィン樹脂層5の表
面にガスバーナーの火災を吹きつけて、ポリオレフィン
樹脂層5の表面温度を60〜90℃、好ましくは70〜
80℃に昇温し、ポリオレフィン樹脂層5の表面を部分
的に酸化し、活性化状態をつくり上げる必要がある。昇
温時間は5分以下程度にとどめ、ポリオレフィン樹脂層
5の外表面が先に述べた温度になった時点までとするこ
とが好ましく、ポリオレフィンが熱のために溶融して変
形したりすると表面が劣化し、接着性が悪くなる。
フッ素樹脂層8は、着色剤である。フッ素樹脂層8は、
ウレタンプライマー層6が指触乾燥(塗膜に指先がふれ
て、塗料が指先に着かない程度の乾燥状態)以上に硬化
されたのち被覆する。
フッ素樹脂8は、フッ素樹脂とイソシアネートの反応に
より硬化するタイプであり、着色顔料を添加することに
よって、ほとんどの色調の着色が可能である。
顔料成分としては、ホワイト色(チタン白)、グリーン
色(シアニングリーン)、イエロー色(ハンサイエロ
ー)、ブルー色(Co,Al,Crの酸化物の焼成顔料)、オレ
ンジ色(モンブデートオレンジ)、グレー色(チタン白
とCo,Al,Crの酸化物の焼成顔料との混合)等を用いる
が、塗料中の顔料成分の添加割合は、1〜50重量%含
まれていることが適当である。
着色顔料は、添加割合が少な過ぎると鮮明な着色となら
ず、また添加割合が多すぎると被覆層の強度が低下する
ので、好ましくない。
被覆膜厚は10〜100μ、好ましくは20〜60μ程度
がよく、薄すぎると下層のウレタンエラストマー被覆層
3の黒色を陰ペイすることが出来ず、厚すぎるとフッ素
樹脂が高価であるため経済的でない。
塗布方法はエアスプレー、エアレススプレー、刷毛塗り
等で均一な膜厚になるように塗布する。
(作 用) 本発明の着色ポリオレフィン樹脂被覆重防食鋼材は、第
1図に示すような層から構成されている。
無機系プライマー層2と有機系プライマー層3と接着剤
層4とポリオレフィン樹脂層5は、鋼材との付着性、耐
衝撃性、耐水性、絶縁抵抗性を保有する役目を果たし、
ウレタンプライマー層6とフッ素樹脂層8は、耐候性
(耐退色性)の役目を果たす。
ポリオレフィン樹脂層5とフッ素樹脂層8との付着させ
るための塗装条件は重要である。ポリオレフィン樹脂層
5の接着面は、通常のままでは極性基が存在しないた
め、その上に被覆する場合には、接着面に極性基を導入
する必要がある。その方法としては、 火災処理法 コロナ放電法 重クロム酸塩/硫酸混合液処理法 などによるポリオレフィンの表面処理方法があるが、取
扱い鋼材の形状および処理方法の経済性を考えると火災
処理法が好適である。
火災処理法は、ポリオレフィン樹脂層5の表面をガスバ
ーナーの火災を吹きつけて、ポリオレフィン樹脂層5の
表面温度を60〜90℃に昇温し、ポリオレフィン樹脂
層5の表面を部分的に酸化し、活性化状態にする。その
後、ウレタンプライマー層6を5〜20μ膜厚で被覆す
るが、薄く被覆することによって、短時間で安定して塗
膜を硬化させることが出来る。
塗膜が指触乾燥以上になったのち、フッ素樹脂層8を1
0〜100μ被覆する。フッ素樹脂層8は色調によって
膜厚が異なる。これは下層のポリオレフィン樹脂層5の
色調を陰ペイしながら、一方ではより膜厚を薄く、均一
にして、より経済効果を得ようとするためである。
(実施例) 本発明を実施例により更に具体的に説明する。
実施例−1および比較例−1 外径700mm、肉厚8mm、長さ11mmの杭用鋼管の外面
をグリットブラスト処理を行って清浄にした後、無機系
プライマー(クロム酸系)と有機系プライマー(エポキ
シ系)を30〜50μ塗布し、接着剤(変性ポリエチレ
ン)を80〜100μ塗布し、ポリオレフィン樹脂(低
密度ポリエチレン)を2.5〜2.8mm被覆し、その上をプ
ロパンバーナーで5分間加熱してポリオレフィン樹脂の
表面を70〜80℃に昇温し、その上にウレタンプライ
マー(ウレタンポリマー50重量%、トルエン50重量
%)を5〜10%塗布し、その上にフッ素樹脂(フッ素
樹脂60重量%、顔料26重量%、イソシアネート14
重量%)を30〜40μ塗布した。
このようにして得られた被覆構成図を第1図に示す。図
中1は鋼材、2は無機系プライマー層、3は有機系プラ
イマー層、4は接着剤層、5はポリウレタン樹脂層、6
はウレタンプライマー層、8はフッ素系樹脂層である。
比較材としては、実施例と同じように無機系プライマ
ー、有機系プライマー、接着剤、ポリオレフィン樹脂、
樹脂表面の火災処理、ウレタンプライマーを塗布し、そ
の上にアクリルウレタンを20〜40μとした。この被
覆構成図は第3図に示す。図中7はアクリルウレタン層
を示す。
以上の実施例と比較例についての塗料性状と塗膜物性は
第1表、塗装条件は第2表、塗膜性能は第3表に示す。
また別に、巾70mm、長さ150mm、肉厚0.8mmの軟鋼
板にフッ素樹脂を30〜60μ塗布し、経時による退色
劣化性(光沢保持率および色差)について、ウエザオメ
ーター促進試験で試験時間7000時間まで調べた。
比較例についても、アクリルウレタンを実施例と同じよ
うに塗布し、試験時間6000時間(退色劣化が大きいため
6000時間で中止)まで調べた。
その結果は、第4表に光沢保持率、第5表に色差をまと
めて示す。
本発明鋼材は、第3表に示すように塗膜の密着性能は比
較例と比べても遜色がなく、第4,第5表に示すように
光沢保持率及び色差ともに比較例と比べて格段に優れて
いる。
以上の実施例で示すように本発明の着色ポリオレフィン
樹脂被覆重防食鋼材は、各層間の付着性能を保持しなが
ら外面被覆の色調を長期に渡って維持することが出来る
ものである。
(発明の効果) 本発明の着色ポリオレフィン樹脂被覆重防食鋼材は、鋼
材表面にポリオレフィン樹脂被覆層を形成し、その上に
フッ素樹脂を形成することによって、長期防食性を保有
すると共に、外表面は着色範囲が広く、長期耐候性(耐
退色性)に優れた性能を保有することが出来、空中に露
出されて使用される鋼製構造物として長期に渡って周辺
の環境と調和すると共に、標識保全および美的感覚も保
持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明着色ポリオレフィン樹脂被覆重防食鋼材
の説明図、第2図は従来のポリオレフィン樹脂を防食被
覆層とする重防食鋼材の説明図、第3図は本発明実施例
と比較した比較例の説明図である。 1……鋼材、2……無機系プライマー層 3……有機系プライマー層 4……接着剤層 5……ポリオレフィン樹脂層 6……ウレタンプライマー層 7……アクリルウレタン層 8……フッ素系樹脂層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン樹脂を防食被覆層とする重
    防食鋼材において、該被覆層面を火炎処理し、その上に
    ポリオレフィン樹脂と接着性のあるウレタンプライマー
    を5〜20μ予め塗布した後、次に着色顔料を含有する
    フッ素樹脂層を10〜100μ設けてなることを特徴と
    する着色ポリオレフィン樹脂被覆重防食鋼材。
  2. 【請求項2】ポリオレフィン樹脂の被覆面は、火炎処理
    で予め60〜90℃に加熱処理されていることを特徴と
    する請求項1の着色ポリオレフィン樹脂被覆重防食鋼
    材。
JP28914289A 1989-11-07 1989-11-07 着色ポリオレフィン樹脂被覆重防食鋼材 Expired - Lifetime JPH0615219B2 (ja)

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