JPH0615337B2 - 動力操向装置 - Google Patents
動力操向装置Info
- Publication number
- JPH0615337B2 JPH0615337B2 JP22845384A JP22845384A JPH0615337B2 JP H0615337 B2 JPH0615337 B2 JP H0615337B2 JP 22845384 A JP22845384 A JP 22845384A JP 22845384 A JP22845384 A JP 22845384A JP H0615337 B2 JPH0615337 B2 JP H0615337B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- input
- rolling surface
- wheel
- inner ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
- B62D5/08—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of steering valve used
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、動力操向装置に関する。
従来の技術 最近、ピストンによつて隔成されたパワーシリンダ内の
二つの作動室にそれぞれ作動油を給排制御するための油
圧制御弁を、入力部材(例えばスタプシヤフト)及び出
力部材(例えばピニオンシヤフト)の回転部分(すなわ
ち、出力部材自身または出力部材側に固定されたバルブ
ハウジング)から外部に取出し、前記入力及び出力部材
を回転可能に支持するハウジングの肉厚部内に設けた方
式の動力操向装置が種々提案されている。
二つの作動室にそれぞれ作動油を給排制御するための油
圧制御弁を、入力部材(例えばスタプシヤフト)及び出
力部材(例えばピニオンシヤフト)の回転部分(すなわ
ち、出力部材自身または出力部材側に固定されたバルブ
ハウジング)から外部に取出し、前記入力及び出力部材
を回転可能に支持するハウジングの肉厚部内に設けた方
式の動力操向装置が種々提案されている。
例えば、特公昭57−61620号公報に示すように、
ハウジングに回動可能に支持される揺動部材に、入力部
材たるピニオンシヤフトを支承させるとともに、前記揺
動部材の軸中心を前記ピニオンシヤフトの軸中心から、
そのピニオンシヤフトに設けたピニオンと出力部材たる
ラツクとの噛合点側に一定量偏心させ、前記ピニオンシ
ヤフトに操舵トルクが加えられた場合に生ずる前記揺動
部材の回動に応じて、ハウジングの肉厚部内に設けた油
圧制御弁を駆動制御するようにした動力操向装置が提案
されている。この動力操向装置によれば、入力部材(ピ
ニオンシヤフト)や出力部材(ラツク)の回動部分に、
油圧制御弁が設けられていないので、油圧ポンプ及びリ
ザーバタンクと二つの作動室との間を給排される作動油
を確実に導くための回転シール部材を、入力部材とハウ
ジングとの間に複数個配設するのを省略することができ
る。したがつて、その分、部品点数の削減を図ることが
できるばかりでなく、ステアリングホイールを微少舵角
分切つた後のステアリングの戻り動作に対し、複数の回
数の回転シール部材が摩擦抵抗を示すようなことを防止
できるので、ステアリングホイールの円滑な戻り動作を
行うことができるなどの利点がある。
ハウジングに回動可能に支持される揺動部材に、入力部
材たるピニオンシヤフトを支承させるとともに、前記揺
動部材の軸中心を前記ピニオンシヤフトの軸中心から、
そのピニオンシヤフトに設けたピニオンと出力部材たる
ラツクとの噛合点側に一定量偏心させ、前記ピニオンシ
ヤフトに操舵トルクが加えられた場合に生ずる前記揺動
部材の回動に応じて、ハウジングの肉厚部内に設けた油
圧制御弁を駆動制御するようにした動力操向装置が提案
されている。この動力操向装置によれば、入力部材(ピ
ニオンシヤフト)や出力部材(ラツク)の回動部分に、
油圧制御弁が設けられていないので、油圧ポンプ及びリ
ザーバタンクと二つの作動室との間を給排される作動油
を確実に導くための回転シール部材を、入力部材とハウ
ジングとの間に複数個配設するのを省略することができ
る。したがつて、その分、部品点数の削減を図ることが
できるばかりでなく、ステアリングホイールを微少舵角
分切つた後のステアリングの戻り動作に対し、複数の回
数の回転シール部材が摩擦抵抗を示すようなことを防止
できるので、ステアリングホイールの円滑な戻り動作を
行うことができるなどの利点がある。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、その反面、前記従来の動力操向装置にあ
つては、後述するような種々の問題点を有するものであ
つた。
つては、後述するような種々の問題点を有するものであ
つた。
すなわち、まず、油圧制御弁を作動させるためには、ピ
ニオンとラックとを噛合させることが構成上必須の前提
条件となる。したがつて、ピニオン及びラツクを用いな
い、リサキユレーテイング・ボール型の動力操向装置に
は適用できない。そのため、その適用範囲が著しく狭小
となるものであつた。
ニオンとラックとを噛合させることが構成上必須の前提
条件となる。したがつて、ピニオン及びラツクを用いな
い、リサキユレーテイング・ボール型の動力操向装置に
は適用できない。そのため、その適用範囲が著しく狭小
となるものであつた。
また、ラツクに対しピニオンを噛合させてその噛合い駆
動力に対するラツクからピニオンに加わる反力により、
ピニオンシヤフトを揺動部材と共にその揺動部材の軸中
心の回りに回動させるようにしてる。そのため、前記噛
合いによるフリクシヨンが油圧制御弁を作動する時に発
生するので、ステアリングホイールから手を離したと
き、前記油圧制御弁が元の中立位置に復帰するまでに所
要時間を要し、したがって、ステアリングホイールが中
立位置に戻る時間が遅くなる欠点があつた。
動力に対するラツクからピニオンに加わる反力により、
ピニオンシヤフトを揺動部材と共にその揺動部材の軸中
心の回りに回動させるようにしてる。そのため、前記噛
合いによるフリクシヨンが油圧制御弁を作動する時に発
生するので、ステアリングホイールから手を離したと
き、前記油圧制御弁が元の中立位置に復帰するまでに所
要時間を要し、したがって、ステアリングホイールが中
立位置に戻る時間が遅くなる欠点があつた。
さらに、前記従来の動力操向装置では、ピニオンシヤフ
トの揺動部材の軸中心の回りを揺動しつつ回動するの
で、このピニオンシヤフトとステアリングシヤフトとの
間に、ピニオンシヤフトの揺動を吸収するための装置を
必要とするものであつた。そればかりでなく、ピニオン
シヤフトが揺動するため、ピニオンシヤフトとハウジン
グとの間の気密性能をある設定値以下に低下させないう
えにも、それらの間に介装されるシール部材に、低圧シ
ール機能をもたせるこそができない。そのため、油圧制
御弁自体に、シール部材を設ける必要が生じ、そのシー
ル部材がフリクシヨン増大の一要となつていた。
トの揺動部材の軸中心の回りを揺動しつつ回動するの
で、このピニオンシヤフトとステアリングシヤフトとの
間に、ピニオンシヤフトの揺動を吸収するための装置を
必要とするものであつた。そればかりでなく、ピニオン
シヤフトが揺動するため、ピニオンシヤフトとハウジン
グとの間の気密性能をある設定値以下に低下させないう
えにも、それらの間に介装されるシール部材に、低圧シ
ール機能をもたせるこそができない。そのため、油圧制
御弁自体に、シール部材を設ける必要が生じ、そのシー
ル部材がフリクシヨン増大の一要となつていた。
問題点を解決するための手段 このような問題点を解決するため、この発明は、ステア
リングホイールの操作力により駆動される入力部材また
は車輪の操舵力を与える出力部材のいずれか一方に設け
られ、かつ、真円形をなす外側転動面が前記入力及び出
力部材の軸中心に対し一定量偏心する内輪と、真円形を
なす内側転動面が前記入力及び出力部材の軸中心と同軸
状の外輪と、この外輪と前記内輪との間に介装され、か
つ、真円形をなす内側転動面が前記入力及び出力部材の
軸中心に対し前記内輪が偏心した方向と同一方向にその
偏心量と同じ量だけ偏心し、さらに外側転動面が前記入
力及び出力部材の軸中心と同軸状の中間輪と、この中間
輪の内側転動面と前記内輪の外側転動面とで形成される
半径方向同幅の環状間隙内に、転動可能に介装された第
1転動体と、前記中間輪の外側転動面と前記外輪の内側
転動面とで形成される半径方向同幅の環状間隙内に、転
動可能に介装された第2転動体と、ハウジングの肉厚部
内の油圧制御弁を駆動制御すべく、前記外輪に設けた制
御部材と、前記入力部材と出力部材のうちの前記内輪の
設けられていない側の部材と前記中間輪のいずれか一方
に設けた突部と、この突部を前記入力及び出力部材の半
径方向にのみ摺動案内すべく、前記内輪の設けられてい
ない側の部材と前記中間輪のいずれか他方に設けた案内
部とを備えた構成としてある。
リングホイールの操作力により駆動される入力部材また
は車輪の操舵力を与える出力部材のいずれか一方に設け
られ、かつ、真円形をなす外側転動面が前記入力及び出
力部材の軸中心に対し一定量偏心する内輪と、真円形を
なす内側転動面が前記入力及び出力部材の軸中心と同軸
状の外輪と、この外輪と前記内輪との間に介装され、か
つ、真円形をなす内側転動面が前記入力及び出力部材の
軸中心に対し前記内輪が偏心した方向と同一方向にその
偏心量と同じ量だけ偏心し、さらに外側転動面が前記入
力及び出力部材の軸中心と同軸状の中間輪と、この中間
輪の内側転動面と前記内輪の外側転動面とで形成される
半径方向同幅の環状間隙内に、転動可能に介装された第
1転動体と、前記中間輪の外側転動面と前記外輪の内側
転動面とで形成される半径方向同幅の環状間隙内に、転
動可能に介装された第2転動体と、ハウジングの肉厚部
内の油圧制御弁を駆動制御すべく、前記外輪に設けた制
御部材と、前記入力部材と出力部材のうちの前記内輪の
設けられていない側の部材と前記中間輪のいずれか一方
に設けた突部と、この突部を前記入力及び出力部材の半
径方向にのみ摺動案内すべく、前記内輪の設けられてい
ない側の部材と前記中間輪のいずれか他方に設けた案内
部とを備えた構成としてある。
作 用 このような構成を有するこの発明に係る動力操向装置
は、入力部材と出力部材とが一体となつて回動するとき
は、これらの回動動作に伴つて、入力部材と出力部材の
いずれか一方に設けられている内輪、入力部材と出力部
材のいずれか他方に対し案内部及び突部を介して連結さ
れている中間輪が一体となつて、入力部材及び出力部材
の軸中心Pを中心として回転するも、前記中間輪と外輪
との間に介装されている第2転動体が自転することによ
り、前記外輪は前記軸中心の回りを回転せず、したがつ
て、この外輪に設けられている制御部材も回動せず、こ
れにより油圧制御弁は中立位置を保持するように作用す
る一方、入力部材と出力部材との間に相対回動変位が生
じたときは、その変位に対応して内輪と中間輪との間に
相対回動変位が生じ、前記内輪は前記軸中心Pを中心と
して回転するも、前記中間輪は前記軸中心Pから一定量
e偏心している偏心点Qを中心として回転しようとする
ため、この回転に随動して第2転動体とともに外輪が前
記偏心点Qを中心として回転する結果、この外輪に設け
た制御部材も同方向に随動して油圧制御弁を摺動させ、
もつてパワーシリンダ内の二つの作動室内の油圧制御に
伴うピストンの摺動によつて操舵部材の操舵動作を助勢
するように作用する。
は、入力部材と出力部材とが一体となつて回動するとき
は、これらの回動動作に伴つて、入力部材と出力部材の
いずれか一方に設けられている内輪、入力部材と出力部
材のいずれか他方に対し案内部及び突部を介して連結さ
れている中間輪が一体となつて、入力部材及び出力部材
の軸中心Pを中心として回転するも、前記中間輪と外輪
との間に介装されている第2転動体が自転することによ
り、前記外輪は前記軸中心の回りを回転せず、したがつ
て、この外輪に設けられている制御部材も回動せず、こ
れにより油圧制御弁は中立位置を保持するように作用す
る一方、入力部材と出力部材との間に相対回動変位が生
じたときは、その変位に対応して内輪と中間輪との間に
相対回動変位が生じ、前記内輪は前記軸中心Pを中心と
して回転するも、前記中間輪は前記軸中心Pから一定量
e偏心している偏心点Qを中心として回転しようとする
ため、この回転に随動して第2転動体とともに外輪が前
記偏心点Qを中心として回転する結果、この外輪に設け
た制御部材も同方向に随動して油圧制御弁を摺動させ、
もつてパワーシリンダ内の二つの作動室内の油圧制御に
伴うピストンの摺動によつて操舵部材の操舵動作を助勢
するように作用する。
実施例 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明に係る動力操向装置の一実施例を示す
断面図、第2図は第1図におけるII−II線断面図、第3
図は第1図におけるIII−III線断面図である。
断面図、第2図は第1図におけるII−II線断面図、第3
図は第1図におけるIII−III線断面図である。
第1図ないし第3図に示すように、この実施例に係る動
力操向装置は、ステアリングホイール1の操作力により
駆動される入力部材たるスタブシヤフト2と車輪(図示
せず)に操舵力を与える出力部材たるウオームシヤフト
3との間に相対回動変位が生じたとき、ハウジング4の
肉厚部内に摺動可能に設けた油圧制御弁5を摺動制御
し、ピストン6によつて隔成されたパワーシリンダ7内
の二つの作動室8,9にそれぞれ作動油を選択的に給排
制御して、前記ピストン6をパワーシリンダ7の軸方向
に摺動させ、前記ウオームシヤフト3に連結された操舵
部材たるセクタシヤフト10の操舵動作を助勢するもので
ある。
力操向装置は、ステアリングホイール1の操作力により
駆動される入力部材たるスタブシヤフト2と車輪(図示
せず)に操舵力を与える出力部材たるウオームシヤフト
3との間に相対回動変位が生じたとき、ハウジング4の
肉厚部内に摺動可能に設けた油圧制御弁5を摺動制御
し、ピストン6によつて隔成されたパワーシリンダ7内
の二つの作動室8,9にそれぞれ作動油を選択的に給排
制御して、前記ピストン6をパワーシリンダ7の軸方向
に摺動させ、前記ウオームシヤフト3に連結された操舵
部材たるセクタシヤフト10の操舵動作を助勢するもので
ある。
前記ハウジング4は、パワーシリンダの一端開口部側に
固着されたインタミデイエイトカバー4aと、このカバ
ー4aに固着されたリヤハウジング4bとから形成され
ており、また、前記油圧制御弁5は、第2図に示すよう
に、インタミデイエイトカバー4a内に、スタブシヤフ
ト2の軸線に対し直交する方向に向つて配設されてい
る。この油圧制御弁5は、軸方向に所定間隔を置いて形
成された4個のランド部11a〜11dを有するスプール11
と、このスプール11を収容配置したスプール収容部12と
から形成されており、前記アンド部11a〜11dの端縁部
と前記スプール収容部12の内周面に形成された2個の環
状突部12a,12bの端縁部とでもつて、油圧ポンプ13及
びリザーバタンク14とパワーシリンダ7内の二つの作動
室8,9との間を流動する作動油を給排制御するように
している。この油圧制御弁5の一端側には、スプール11
を常時中立位置に復帰させるための中立位置保持機構15
が設けられている。この機構15は、スプール収容部12の
開口端を閉塞する蓋体16とスプール収容部12に設けた環
状突部12c及びスプール11に設けたランド部11dとの間
に配置された一対の環状リテーナ17,17と、これらリテ
ーナ17,17間に弾装されたスプリング18と、このスプリ
ング18のばね力による前記各環状リテーナ17,17の移動
を所定位置で阻止するため、スプール11に設けたスナツ
プリング19とから構成されている。
固着されたインタミデイエイトカバー4aと、このカバ
ー4aに固着されたリヤハウジング4bとから形成され
ており、また、前記油圧制御弁5は、第2図に示すよう
に、インタミデイエイトカバー4a内に、スタブシヤフ
ト2の軸線に対し直交する方向に向つて配設されてい
る。この油圧制御弁5は、軸方向に所定間隔を置いて形
成された4個のランド部11a〜11dを有するスプール11
と、このスプール11を収容配置したスプール収容部12と
から形成されており、前記アンド部11a〜11dの端縁部
と前記スプール収容部12の内周面に形成された2個の環
状突部12a,12bの端縁部とでもつて、油圧ポンプ13及
びリザーバタンク14とパワーシリンダ7内の二つの作動
室8,9との間を流動する作動油を給排制御するように
している。この油圧制御弁5の一端側には、スプール11
を常時中立位置に復帰させるための中立位置保持機構15
が設けられている。この機構15は、スプール収容部12の
開口端を閉塞する蓋体16とスプール収容部12に設けた環
状突部12c及びスプール11に設けたランド部11dとの間
に配置された一対の環状リテーナ17,17と、これらリテ
ーナ17,17間に弾装されたスプリング18と、このスプリ
ング18のばね力による前記各環状リテーナ17,17の移動
を所定位置で阻止するため、スプール11に設けたスナツ
プリング19とから構成されている。
一方、前記ウオームシヤフト3の一端突出部3aには、
真円形をなす外側転動面20aがスタブシヤフト2及びウ
オームシヤフト3の軸中心Fに対し一定量e、偏心する
内輪20が圧入固定されている。なお、この内輪20は、ウ
オームシヤフト3と一体に形成してもよい。また、前記
内輪20の半径方向の位置には、真円形をなす内側転動面
21aが前記軸中心Pと同軸状の外輪21が配置されてい
る。この外輪21と前記内輪20との間には、真円形をなす
内側転動面22aが前記軸中心Pに対し前記内輪20が偏心
した方向と同一方向にその偏心量eと同じ量だけ偏心
し、かつ、外側転動面22bがスタブシヤフト2及びウオ
ームシヤフト3の軸中心Pと同軸状の中間輪22が介装さ
れている。この中間輪22の内側転動面22aと前記内輪20
の外側転動面20aとで形成される半径方向同幅(すなわ
ち、円周方向に全て同一幅)の環状間隙23内には、転動
可能(すなわち、自転可能)な第1転動体24が介装され
ており、同様に、前記中間輪22の外側転動面22bと前記
外輪21の内側転動面21aとで形成される半径方向同幅の
環状間隙25内には、転動可能な第2転動体36が介装され
ている。
真円形をなす外側転動面20aがスタブシヤフト2及びウ
オームシヤフト3の軸中心Fに対し一定量e、偏心する
内輪20が圧入固定されている。なお、この内輪20は、ウ
オームシヤフト3と一体に形成してもよい。また、前記
内輪20の半径方向の位置には、真円形をなす内側転動面
21aが前記軸中心Pと同軸状の外輪21が配置されてい
る。この外輪21と前記内輪20との間には、真円形をなす
内側転動面22aが前記軸中心Pに対し前記内輪20が偏心
した方向と同一方向にその偏心量eと同じ量だけ偏心
し、かつ、外側転動面22bがスタブシヤフト2及びウオ
ームシヤフト3の軸中心Pと同軸状の中間輪22が介装さ
れている。この中間輪22の内側転動面22aと前記内輪20
の外側転動面20aとで形成される半径方向同幅(すなわ
ち、円周方向に全て同一幅)の環状間隙23内には、転動
可能(すなわち、自転可能)な第1転動体24が介装され
ており、同様に、前記中間輪22の外側転動面22bと前記
外輪21の内側転動面21aとで形成される半径方向同幅の
環状間隙25内には、転動可能な第2転動体36が介装され
ている。
また、前記外輪21には、前記油圧制御弁5を駆動制御す
るための制御部材26が圧入固定されており、この制御部
材26の一端は、スプール11の中央部に形成した2個のラ
ンド部11b,11c間に挿入されている。また、前記中間
輪22には、突部たる作動ピン27が圧入固定されており、
この作動ピン27と対向するスタブシヤフト2の位置に
は、前記作動ピン27をスタブシヤフト2の半径方向にの
み摺動案内するための二股状の案内部28が形成されてい
る。したがつて、スタブシヤフト2の回動力は、この案
内部28及び前記作動ピン27を介して中間輪22に伝達され
るようになつている。
るための制御部材26が圧入固定されており、この制御部
材26の一端は、スプール11の中央部に形成した2個のラ
ンド部11b,11c間に挿入されている。また、前記中間
輪22には、突部たる作動ピン27が圧入固定されており、
この作動ピン27と対向するスタブシヤフト2の位置に
は、前記作動ピン27をスタブシヤフト2の半径方向にの
み摺動案内するための二股状の案内部28が形成されてい
る。したがつて、スタブシヤフト2の回動力は、この案
内部28及び前記作動ピン27を介して中間輪22に伝達され
るようになつている。
なお、第1図中、29は両端に設けたピン30,30を介して
スタブシヤフト2とウオームシヤフト3とを連結する、
可捩性を有するトーシヨンバ、31,32はスタブシヤフト
2及びウオームシヤフト3をハウジング4内で回転可能
に支持する軸受、33,34は一方の軸受32を構成する外輪
32aをウオームシヤフト4に固定する固定ボルト及びロ
ツクナツト、35はリヤハウジング4bとスタブシヤフト
2との間に設置された軸封シールである。
スタブシヤフト2とウオームシヤフト3とを連結する、
可捩性を有するトーシヨンバ、31,32はスタブシヤフト
2及びウオームシヤフト3をハウジング4内で回転可能
に支持する軸受、33,34は一方の軸受32を構成する外輪
32aをウオームシヤフト4に固定する固定ボルト及びロ
ツクナツト、35はリヤハウジング4bとスタブシヤフト
2との間に設置された軸封シールである。
次に、このような構成を有するこの実施例に係る動力操
向装置の作用について説明する。
向装置の作用について説明する。
まず、スタブシヤフト2とウオームシヤフト3とを連結
するトーシヨンバ29に捩れ角度Δθが生じないとき(ス
タブシヤフト2とウオームシヤフト3とが一体となつて
回動するとき)は、スタブシヤフト2及びウオームシヤ
フト3の回動動作に伴つて、ウオームシヤフト3に固定
されている内輪20と前記スタブシヤフト2に形成された
案内部28及びそれに形成されている略U字状のガイド面
28aに係合している作動ピン27をそれぞれ介して連結さ
れている中間輪22とは一体となつて、スタブシヤフト2
及びウオームシヤフト3の軸中心Pを中心としてその回
りを回転する。しかし、この場合、前記中間輪22の外側
転動面22bと外輪21の内側転動面21aとはそれぞれ前記
軸中心Pと同軸状に形成されており、しかも、前記外輪
21に固定されている制御部材26は、油圧制御弁5側に設
けられている中立位置保持機構15のスプリング18のばね
力にて中立位置に保持されているので、前記中間輪22と
外輪21との間に介装されている第2転動体36が自転し
て、前記内輪20及び中間輪22が一体となつて回転するの
みであり、前記外輪21は前記軸中心Pの回りを回転しな
い。したがつて、外輪21に固定されている制御部材26も
不動のままであるので、油圧制御弁5を構成するスプー
ル11も軸方向に摺動せず、中立位置に保持することとな
る。
するトーシヨンバ29に捩れ角度Δθが生じないとき(ス
タブシヤフト2とウオームシヤフト3とが一体となつて
回動するとき)は、スタブシヤフト2及びウオームシヤ
フト3の回動動作に伴つて、ウオームシヤフト3に固定
されている内輪20と前記スタブシヤフト2に形成された
案内部28及びそれに形成されている略U字状のガイド面
28aに係合している作動ピン27をそれぞれ介して連結さ
れている中間輪22とは一体となつて、スタブシヤフト2
及びウオームシヤフト3の軸中心Pを中心としてその回
りを回転する。しかし、この場合、前記中間輪22の外側
転動面22bと外輪21の内側転動面21aとはそれぞれ前記
軸中心Pと同軸状に形成されており、しかも、前記外輪
21に固定されている制御部材26は、油圧制御弁5側に設
けられている中立位置保持機構15のスプリング18のばね
力にて中立位置に保持されているので、前記中間輪22と
外輪21との間に介装されている第2転動体36が自転し
て、前記内輪20及び中間輪22が一体となつて回転するの
みであり、前記外輪21は前記軸中心Pの回りを回転しな
い。したがつて、外輪21に固定されている制御部材26も
不動のままであるので、油圧制御弁5を構成するスプー
ル11も軸方向に摺動せず、中立位置に保持することとな
る。
一方、車輪の接地抵抗が大きくなり、スタブシヤフト2
とウオームシヤフト3との間に相対回動変位が生じたと
き(トーシヨンバ29に捩れ角度Δθが生じたとき)は、
内輪20はウオームシヤフト3側に固定されており、他
方、中間輪22はスタブシヤフト2側に案内部28及び作動
ピン27を介して連結されているので、内輪20と中間輪22
との間にも前記相対回動変位に対応して相対回動変位が
生ずる。しかし、この場合、前記内輪20の外側転動面20
a及び中間輪22の内側転動面22aは、前記軸中心Pから
一定量eだけ偏心して形成されているので、中間輪22
は、前記内輪20と中間輪22との間に介装されている第1
転動体24を自転させつつ、前記相対回動変位量に対応し
た分、前記軸中心Pから一定量e偏位している偏心点Q
を中心として回転することとなる。そのため、中間輪22
のうち、半径方向幅が狭小となつている狭小部22c側
に、半径方向幅が広くなつている肉厚部22dが移動する
こととなるので、その肉厚部22d側の外側転動面22bが
第2転動体36を介して外輪21の内側転動面21aを押圧す
ることとなる。したがつて、中間輪22は、外輪21を伴つ
て、前記偏心点Qを中心として回転する。そのため、外
輪21に固定されている制御部材26も同方向に前記偏心点
Qを中心として回転するので、この制御部材26によつて
油圧制御弁5を構成するスプール11がスプール収容部12
の軸方向に摺動する。そのため、スプール11側のランド
部11a〜11dとスプール収容部12側の環状突部12a,12
bとの間に形成された制御オリフイスの開口面積が増減
して、油圧ポンプ13からパワーシリンダ7の二つの作動
室8,9への作動油の流量が選択的に制御される。した
がつて、各作動室8,9間に油圧差を生ずるので、その
油圧差によりピストン6が所定方向に摺動し、このピス
トン6にラツク6aを介して連結されているセクタシヤ
フト10の操舵動作が助勢され、もつて車輪が必要量だけ
操向操作される。この場合、前記実施例では、二股状の
案内部28のガイド面28aに沿つて前記作動ピン27が中間
輪22の半径方向にのみ摺動しうるようになつているの
で、前記中間輪22の回転中心が前記軸中心Pから偏心点
Qに移行する際、その移動量e分だけ、前記作動ピン27
を半径方向に偏位させることができる。なお、ピストン
6が摺動するにつれて、捩られていたトーシヨンバー29
は復元し、それに伴つて前記油圧制御弁5も中立位置保
持機構15の働きにより中立位置に復帰し、操舵制御を完
了する。
とウオームシヤフト3との間に相対回動変位が生じたと
き(トーシヨンバ29に捩れ角度Δθが生じたとき)は、
内輪20はウオームシヤフト3側に固定されており、他
方、中間輪22はスタブシヤフト2側に案内部28及び作動
ピン27を介して連結されているので、内輪20と中間輪22
との間にも前記相対回動変位に対応して相対回動変位が
生ずる。しかし、この場合、前記内輪20の外側転動面20
a及び中間輪22の内側転動面22aは、前記軸中心Pから
一定量eだけ偏心して形成されているので、中間輪22
は、前記内輪20と中間輪22との間に介装されている第1
転動体24を自転させつつ、前記相対回動変位量に対応し
た分、前記軸中心Pから一定量e偏位している偏心点Q
を中心として回転することとなる。そのため、中間輪22
のうち、半径方向幅が狭小となつている狭小部22c側
に、半径方向幅が広くなつている肉厚部22dが移動する
こととなるので、その肉厚部22d側の外側転動面22bが
第2転動体36を介して外輪21の内側転動面21aを押圧す
ることとなる。したがつて、中間輪22は、外輪21を伴つ
て、前記偏心点Qを中心として回転する。そのため、外
輪21に固定されている制御部材26も同方向に前記偏心点
Qを中心として回転するので、この制御部材26によつて
油圧制御弁5を構成するスプール11がスプール収容部12
の軸方向に摺動する。そのため、スプール11側のランド
部11a〜11dとスプール収容部12側の環状突部12a,12
bとの間に形成された制御オリフイスの開口面積が増減
して、油圧ポンプ13からパワーシリンダ7の二つの作動
室8,9への作動油の流量が選択的に制御される。した
がつて、各作動室8,9間に油圧差を生ずるので、その
油圧差によりピストン6が所定方向に摺動し、このピス
トン6にラツク6aを介して連結されているセクタシヤ
フト10の操舵動作が助勢され、もつて車輪が必要量だけ
操向操作される。この場合、前記実施例では、二股状の
案内部28のガイド面28aに沿つて前記作動ピン27が中間
輪22の半径方向にのみ摺動しうるようになつているの
で、前記中間輪22の回転中心が前記軸中心Pから偏心点
Qに移行する際、その移動量e分だけ、前記作動ピン27
を半径方向に偏位させることができる。なお、ピストン
6が摺動するにつれて、捩られていたトーシヨンバー29
は復元し、それに伴つて前記油圧制御弁5も中立位置保
持機構15の働きにより中立位置に復帰し、操舵制御を完
了する。
次に、ある路面状況のもとでステアリングホイール1を
転舵した場合は、その路面からの反力に応じてスタブシ
ヤフト2とウオームシヤフト3との間に相対回転変位が
生じ、前述の場合と同様、その変位量に応じて前記中間
輪22及び外輪21が一体となつて前記偏位転Qを中心とし
て回転するので、その回転力が制御部材26を介して油圧
制御弁5に伝わり、その制御弁5を摺動制御して、必要
な操舵油圧を発生させる。このような状況下で、ステア
リングホイール1をさらに回転させると、スタブシヤフ
ト2及びウオームシヤフト3は、ある相対回動変位をも
つた状態のまま、内輪20及び中間輪22を回転させるの
で、これら内輪20及び中間輪22の回転中心は、前記偏心
点Qから前記軸中心Pに移行し、その軸中心Pを中心と
して一体となつて回転することとなる。
転舵した場合は、その路面からの反力に応じてスタブシ
ヤフト2とウオームシヤフト3との間に相対回転変位が
生じ、前述の場合と同様、その変位量に応じて前記中間
輪22及び外輪21が一体となつて前記偏位転Qを中心とし
て回転するので、その回転力が制御部材26を介して油圧
制御弁5に伝わり、その制御弁5を摺動制御して、必要
な操舵油圧を発生させる。このような状況下で、ステア
リングホイール1をさらに回転させると、スタブシヤフ
ト2及びウオームシヤフト3は、ある相対回動変位をも
つた状態のまま、内輪20及び中間輪22を回転させるの
で、これら内輪20及び中間輪22の回転中心は、前記偏心
点Qから前記軸中心Pに移行し、その軸中心Pを中心と
して一体となつて回転することとなる。
したがつて、前記外輪21は不回転のままとなり、油圧制
御弁5は必要な位置を保持することとなる。この場合、
前記内輪20及び中間輪22の回転中心が前記偏心点Qから
前記軸中心Pに移行するに伴つて、前記外輪21もその偏
心量e分だけ偏位し、それに伴つて外輪21に固定されて
いる制御部材26も前記偏心量eだけ微少揺動することと
なるが、この偏心量eは制御部材26の回転半径と比較し
て充分に小さいので、その微少揺動が油圧制御弁5の油
圧制御に対し及ぼす影響は極めて小さい。
御弁5は必要な位置を保持することとなる。この場合、
前記内輪20及び中間輪22の回転中心が前記偏心点Qから
前記軸中心Pに移行するに伴つて、前記外輪21もその偏
心量e分だけ偏位し、それに伴つて外輪21に固定されて
いる制御部材26も前記偏心量eだけ微少揺動することと
なるが、この偏心量eは制御部材26の回転半径と比較し
て充分に小さいので、その微少揺動が油圧制御弁5の油
圧制御に対し及ぼす影響は極めて小さい。
このように、この実施例に係る動力操向装置によればハ
ウジング4の肉厚部内に設けた油圧制御弁5を、外輪21
に固定した制御部材26で摺動制御することができ、した
がつてウオームシヤフトの回転部等に油圧制御弁を設け
ていた従来の場合と異なり、ハウジング4とウオームシ
ヤフト3との間に回転シール部材を介装するのを省略で
きるとともに、複雑な油路を形成するのを回避すること
ができる。また、スタブシヤフト2及びウオームシヤフ
ト3はそれらの軸中心Pを中心として回転することとな
り、従来の場合のように揺動するのを防止できるので、
その揺動を吸収するための特別な装置を設けるのを回避
することができるとともに、スタブシヤフト2とハウジ
ング4との間に設置される軸封シール35に、所望の低圧
シール機能をもたせることができる。
ウジング4の肉厚部内に設けた油圧制御弁5を、外輪21
に固定した制御部材26で摺動制御することができ、した
がつてウオームシヤフトの回転部等に油圧制御弁を設け
ていた従来の場合と異なり、ハウジング4とウオームシ
ヤフト3との間に回転シール部材を介装するのを省略で
きるとともに、複雑な油路を形成するのを回避すること
ができる。また、スタブシヤフト2及びウオームシヤフ
ト3はそれらの軸中心Pを中心として回転することとな
り、従来の場合のように揺動するのを防止できるので、
その揺動を吸収するための特別な装置を設けるのを回避
することができるとともに、スタブシヤフト2とハウジ
ング4との間に設置される軸封シール35に、所望の低圧
シール機能をもたせることができる。
次に、第5図はこの発明の他の実施例を示す断面図で、
この実施例では、前記実施例の場合と異なり、この発明
をラツク・アンド・ピニオン型の動力操向装置に適用す
るとともに、外輪21を、中間輪22及び内輪20に対し軸方
向に偏位した位置に配設した構成としている。すなわ
ち、ハウジング4A内に軸受37a,37bを介して回動可
能に支持されている、出力部材たるピニオンシヤフト38
の一端突出部a38には、内輪20が圧入固定され、その外
周には、第1転動体24を介して中間輪22が回転可能に配
置されている。この中間輪22の一部は、該中間輪22及び
内輪20に対し軸方向に突出して環状突出部22eを形成し
ており、この突出部22eの外周には、第2転動体36を介
して外輪21が回転可能に配置されている。この外輪21に
は、ハウジング4内に摺動可能に配設された油圧制御弁
5を駆動制御するための制御部材26が固定されている。
また、前記中間輪22には、スタブシヤフト2に設けた案
内部28と係合する作動ピン27が固定されている。なお、
前記実施例の場合と同様、内輪20に設けられている外側
転動面20a、及び中間輪22に設けられている内側転動面
22aはスタブシヤフト2及びピニオンシヤフト38の軸中
心Pに対し一定量e偏心して形成されており、また、外
輪21に設けられている内側転動面21aは前記軸中心Pと
同軸状に形成されている。
この実施例では、前記実施例の場合と異なり、この発明
をラツク・アンド・ピニオン型の動力操向装置に適用す
るとともに、外輪21を、中間輪22及び内輪20に対し軸方
向に偏位した位置に配設した構成としている。すなわ
ち、ハウジング4A内に軸受37a,37bを介して回動可
能に支持されている、出力部材たるピニオンシヤフト38
の一端突出部a38には、内輪20が圧入固定され、その外
周には、第1転動体24を介して中間輪22が回転可能に配
置されている。この中間輪22の一部は、該中間輪22及び
内輪20に対し軸方向に突出して環状突出部22eを形成し
ており、この突出部22eの外周には、第2転動体36を介
して外輪21が回転可能に配置されている。この外輪21に
は、ハウジング4内に摺動可能に配設された油圧制御弁
5を駆動制御するための制御部材26が固定されている。
また、前記中間輪22には、スタブシヤフト2に設けた案
内部28と係合する作動ピン27が固定されている。なお、
前記実施例の場合と同様、内輪20に設けられている外側
転動面20a、及び中間輪22に設けられている内側転動面
22aはスタブシヤフト2及びピニオンシヤフト38の軸中
心Pに対し一定量e偏心して形成されており、また、外
輪21に設けられている内側転動面21aは前記軸中心Pと
同軸状に形成されている。
このように構成した場合も、前記実施例の場合と同様な
作用効果が得られるほかに、外輪21を、中間輪22及び内
輪20に対し軸方向に偏心した位置に配設しているので、
外輪21の半径方向寸法を充分に小さくすることができ、
したがつて、その分、ハウジング4Aの半径方向寸法を充
分に小さくすることができ、装置全体を小型軽量化する
ことができる。
作用効果が得られるほかに、外輪21を、中間輪22及び内
輪20に対し軸方向に偏心した位置に配設しているので、
外輪21の半径方向寸法を充分に小さくすることができ、
したがつて、その分、ハウジング4Aの半径方向寸法を充
分に小さくすることができ、装置全体を小型軽量化する
ことができる。
なお、前記各実施例では、内輪20をウオームシヤフト3
またはピニオンシヤフト38側に設ける一方、案内部28を
スタブシヤフト2側に設けた場合について説明したが、
これとは逆に、内輪20をスタブシヤフト2側に設ける一
方、案内部28をウオームシヤフト3またはピニオンシヤ
フト38側に設けるようにしても、前記各実施例と同様な
作用、効果が得られる。また、前記実施例では、作動ピ
ン27を中間輪22側に設ける一方、案内部28をスタブシヤ
フト2側に設けた場合について説明したが、これとは逆
に、作動ピン27をスタブシヤフト2側に設ける一方、案
内部28を中間輪22側に設けるようにしても、前記各実施
例と同様な作用、効果が得られる。さらに、前記各実施
例では、案内部28に略U字状のガイド面28aを形成し
て、このガイド面28aで作動ピン27を摺動案内するよう
にしているが、例えば案内部28に半径方向に長い長孔を
形成して、この長孔で作動ピン27を摺動案内するように
してもよい。
またはピニオンシヤフト38側に設ける一方、案内部28を
スタブシヤフト2側に設けた場合について説明したが、
これとは逆に、内輪20をスタブシヤフト2側に設ける一
方、案内部28をウオームシヤフト3またはピニオンシヤ
フト38側に設けるようにしても、前記各実施例と同様な
作用、効果が得られる。また、前記実施例では、作動ピ
ン27を中間輪22側に設ける一方、案内部28をスタブシヤ
フト2側に設けた場合について説明したが、これとは逆
に、作動ピン27をスタブシヤフト2側に設ける一方、案
内部28を中間輪22側に設けるようにしても、前記各実施
例と同様な作用、効果が得られる。さらに、前記各実施
例では、案内部28に略U字状のガイド面28aを形成し
て、このガイド面28aで作動ピン27を摺動案内するよう
にしているが、例えば案内部28に半径方向に長い長孔を
形成して、この長孔で作動ピン27を摺動案内するように
してもよい。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、この発明によれば、油
圧制御弁をハウジングの肉厚部内に設け、外輪に固定し
た制御部材にて前記油圧制御弁を駆動制御するようにし
ているので、従来の場合と異なり、ハウジング内で給排
用油路を隔成する回転シール部材を省略することがで
き、その分、部品点数の削減を図ることができる。ま
た、この発明によれば、従来の場合と異なり、入力部材
と出力部材との噛合でもつて油圧制御弁を作動させるも
のでないので、リサキユレーテイング・ボール型の動力
操向装置にも適用でき、したがつて、その適用範囲が制
限されるのを阻止できる。さらに、この発明によれば、
出力部材から入力部材に加わる噛合い反力により、入力
部材とともに、揺動部材を揺動させ、これにより油圧制
御弁を駆動制御している従来の場合と異なり、前記反力
を利用しないので、ステアリングホイールから手を離し
たとき、油圧制御弁を円滑に元の中立位置に復帰させる
ことができる。さらにまた、この発明によれば、入力部
材及び出力部材はそれらの軸中心を中心として回動する
ので、入力部材及び出力部材が揺動する従来の場合と異
なり、その揺動を吸収する特別な装置を設ける必要性か
ら回避することができるとともに、入力部材とハウジン
グとの間に介装されるシール部材が揺動により損傷する
ことがなく、しかも、そのシール部材に低圧シール機能
をもたせることができるなど、種々の効果が得られる。
圧制御弁をハウジングの肉厚部内に設け、外輪に固定し
た制御部材にて前記油圧制御弁を駆動制御するようにし
ているので、従来の場合と異なり、ハウジング内で給排
用油路を隔成する回転シール部材を省略することがで
き、その分、部品点数の削減を図ることができる。ま
た、この発明によれば、従来の場合と異なり、入力部材
と出力部材との噛合でもつて油圧制御弁を作動させるも
のでないので、リサキユレーテイング・ボール型の動力
操向装置にも適用でき、したがつて、その適用範囲が制
限されるのを阻止できる。さらに、この発明によれば、
出力部材から入力部材に加わる噛合い反力により、入力
部材とともに、揺動部材を揺動させ、これにより油圧制
御弁を駆動制御している従来の場合と異なり、前記反力
を利用しないので、ステアリングホイールから手を離し
たとき、油圧制御弁を円滑に元の中立位置に復帰させる
ことができる。さらにまた、この発明によれば、入力部
材及び出力部材はそれらの軸中心を中心として回動する
ので、入力部材及び出力部材が揺動する従来の場合と異
なり、その揺動を吸収する特別な装置を設ける必要性か
ら回避することができるとともに、入力部材とハウジン
グとの間に介装されるシール部材が揺動により損傷する
ことがなく、しかも、そのシール部材に低圧シール機能
をもたせることができるなど、種々の効果が得られる。
第1図はこの発明に係る動力操向装置の一実施例を示す
断面図、第2図は第1図におけるII−II線断面図、第3
図は第1図におけるIII−III線断面図、第4図は第1図
におけるIV−IV線断面図、第5図はこの発明の他の実施
例を示す断面図である。 1……ステアリングホイール、2……スタブシヤフト
(入力部材)、3……ウオームヤフト(出力部材)、4
……ハウジング、5……油圧制御弁、6……ピストン、
7……パワーシリンダ、8,9……作動室、10……セク
タシヤフト(操舵部材)、20……内輪、20a……外側転
動面、21……外輪、21a……内側転動面、22……中間
輪、22a……内側転動面、22b……外画転動面、23,25
……環状間隙、24……第1転動体、36……第2転動体、
26……制御部材、27……作動ピン(突部)、28……案内
部、P……軸中心、Q……偏心点。
断面図、第2図は第1図におけるII−II線断面図、第3
図は第1図におけるIII−III線断面図、第4図は第1図
におけるIV−IV線断面図、第5図はこの発明の他の実施
例を示す断面図である。 1……ステアリングホイール、2……スタブシヤフト
(入力部材)、3……ウオームヤフト(出力部材)、4
……ハウジング、5……油圧制御弁、6……ピストン、
7……パワーシリンダ、8,9……作動室、10……セク
タシヤフト(操舵部材)、20……内輪、20a……外側転
動面、21……外輪、21a……内側転動面、22……中間
輪、22a……内側転動面、22b……外画転動面、23,25
……環状間隙、24……第1転動体、36……第2転動体、
26……制御部材、27……作動ピン(突部)、28……案内
部、P……軸中心、Q……偏心点。
Claims (3)
- 【請求項1】ステアリングホイールの操作力により駆動
される入力部材と車輪の操舵力を与える出力部材との間
に相対回動変位が生じたとき、ハウジングの肉厚部内に
摺動可能に設けた油圧制御弁を摺動制御し、ピストンに
よって隔成されたパワーシリンダ内の二つの作動室にそ
れぞれ作動油を選択的に給排制御して、前記ピストンを
前記パワーシリンダの軸方向に摺動させ、前記出力部材
に連結された操舵部材の操舵動作を助勢する動力操向装
置において、前記入力部材と出力部材のいずれか一方に
設けられ、かつ、真円形をなす外側転動面が前記入力及
び出力部材の軸中心に対し一定量偏心する内輪と、真円
形をなす内側転動面が前記入力及び出力部材の軸中心と
同軸状の外輪と、この外輪と前記内輪との間に介装さ
れ、かつ、真円形をなす内側転動面が前記入力及び出力
部材の軸中心に対し前記内輪が偏心した方向と同一方向
にその偏心量と同じ量だけ偏心し、さらに外側転動面が
前記入力及び出力部材の軸中心と同軸状の中間輪と、こ
の中間輪の内側転動面と前記内輪の外側転動面とで形成
される半径方向同幅の環状間隙内に、転動可能に介装さ
れた第1転動体と、前記中間輪の外側転動面と前記外輪
の内側転動面とで形成される半径方向同幅の環状間隙内
に、転動可能に介装された第2転動体と、前記油圧制御
弁を駆動制御すべく、前記外輪に設けた制御部材と、前
記入力部材と出力部材のうちの前記内輪の設けられてい
ない側の部材と前記中間輪のいずれか一方に設けた突部
と、この突部を前記入力及び出力部材の半径方向にのみ
摺動案内すべく、前記内輪の設けられていない側の部材
と前記中間輪のいずれか他方に設けた案内部とを備えた
ことを特徴とする動力操向装置。 - 【請求項2】前記特許請求の範囲第1項記載の動力操向
装置において、前記外輪及び中間輪は、前記内輪の半径
方向外周側の位置に配設されていることを特徴とする動
力操向装置。 - 【請求項3】前記特許請求の範囲第1項記載の動力操向
装置において、前記外輪は、前記中間輪及び内輪に対し
軸方向に変位した位置に配設されていることを特徴とす
る動力操向装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22845384A JPH0615337B2 (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 動力操向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22845384A JPH0615337B2 (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 動力操向装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61108062A JPS61108062A (ja) | 1986-05-26 |
| JPH0615337B2 true JPH0615337B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=16876727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22845384A Expired - Lifetime JPH0615337B2 (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 動力操向装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615337B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5434212B2 (ja) | 2008-04-11 | 2014-03-05 | Jfeスチール株式会社 | 高強度容器用鋼板およびその製造方法 |
-
1984
- 1984-10-30 JP JP22845384A patent/JPH0615337B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5434212B2 (ja) | 2008-04-11 | 2014-03-05 | Jfeスチール株式会社 | 高強度容器用鋼板およびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61108062A (ja) | 1986-05-26 |
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