JPH06156236A - 車両用制動装置 - Google Patents
車両用制動装置Info
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- JPH06156236A JPH06156236A JP4336785A JP33678592A JPH06156236A JP H06156236 A JPH06156236 A JP H06156236A JP 4336785 A JP4336785 A JP 4336785A JP 33678592 A JP33678592 A JP 33678592A JP H06156236 A JPH06156236 A JP H06156236A
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Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両用制動装置の提供。
【構成】 流体式リターダ(11)と、空液変換装置
(25)と、圧力空気源(4)と、ブレーキペダル
(1)に応じて開くブレーキバルブ(2)と、後輪(6
b)のロックを解放するアンチスキッド用バルブ(2
7)と、並列をなし、開閉機能を有してリターダスイッ
チ(43)のON作動により閉作動するバイパスバルブ
(40)及び所定圧以上の圧力空気の所定圧力との差圧
を通す差動バルブ(41)と、エアーマスタ(45)
と、アンチスキッド用バルブ(27)と空液変換装置
(25)の空気室(25d)との間の流路をリターダス
イッチ(43)のON作動により開放すると共に、所定
圧以上の圧力空気を遮断する制御バルブ(28,29)
とを備える。 【効果】 流体式リターダ装置及びアンチスキッド付き
のサービスブレーキ装置の機能が融合するので、フェー
ドの防止、摩擦材の耐久性の向上が図れる。
(25)と、圧力空気源(4)と、ブレーキペダル
(1)に応じて開くブレーキバルブ(2)と、後輪(6
b)のロックを解放するアンチスキッド用バルブ(2
7)と、並列をなし、開閉機能を有してリターダスイッ
チ(43)のON作動により閉作動するバイパスバルブ
(40)及び所定圧以上の圧力空気の所定圧力との差圧
を通す差動バルブ(41)と、エアーマスタ(45)
と、アンチスキッド用バルブ(27)と空液変換装置
(25)の空気室(25d)との間の流路をリターダス
イッチ(43)のON作動により開放すると共に、所定
圧以上の圧力空気を遮断する制御バルブ(28,29)
とを備える。 【効果】 流体式リターダ装置及びアンチスキッド付き
のサービスブレーキ装置の機能が融合するので、フェー
ドの防止、摩擦材の耐久性の向上が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用制動装置に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の車両用制動装置とし
て、流体式リターダ装置と、アンチスキッド付きのサー
ビスブレーキ装置とを備える中・大型車両が知られてい
る。流体式リターダ装置は、トラック、バス等の中・大
型車両に備えられ、降坂時、高速からの減速時等に制動
トルクを発生させ、摩擦ブレーキ装置の温度上昇による
フェードを防止し、車両の安全性及び摩擦材の耐久性を
向上させる。この流体式リターダ装置は、プロペラシャ
フト等の車輪と共に回転する回転軸に固定可能なロータ
と、車体側に回転不可能に固定されるステータとを備え
る流体式リターダにおいて、クラッチ装置によつてロー
タを回転軸側に接続固定して、ロータによつて作動液体
を攪拌し、作動液体の摩擦損失及びステータへの衝突損
失によつて制動トルクを発生させる。
て、流体式リターダ装置と、アンチスキッド付きのサー
ビスブレーキ装置とを備える中・大型車両が知られてい
る。流体式リターダ装置は、トラック、バス等の中・大
型車両に備えられ、降坂時、高速からの減速時等に制動
トルクを発生させ、摩擦ブレーキ装置の温度上昇による
フェードを防止し、車両の安全性及び摩擦材の耐久性を
向上させる。この流体式リターダ装置は、プロペラシャ
フト等の車輪と共に回転する回転軸に固定可能なロータ
と、車体側に回転不可能に固定されるステータとを備え
る流体式リターダにおいて、クラッチ装置によつてロー
タを回転軸側に接続固定して、ロータによつて作動液体
を攪拌し、作動液体の摩擦損失及びステータへの衝突損
失によつて制動トルクを発生させる。
【0003】一方、アンチスキッドを備えるサービスブ
レーキ装置は、急制動時の後輪のロックを解放し、車体
旋回、操縦不能を防止すると共に、制動距離を短縮させ
るものであり、コンピュータからの指令によつてアンチ
スキッド用バルブを開閉してブレーキ液圧を増圧、減圧
又は保圧制御する。
レーキ装置は、急制動時の後輪のロックを解放し、車体
旋回、操縦不能を防止すると共に、制動距離を短縮させ
るものであり、コンピュータからの指令によつてアンチ
スキッド用バルブを開閉してブレーキ液圧を増圧、減圧
又は保圧制御する。
【0004】しかしながら、このように流体式リターダ
装置と、アンチスキッド付きのサービスブレーキ装置と
の両者を備える従来の車両にあつては、これらが別個独
立に機能するように備える構造となつていたため、流体
式リターダ装置の利点を充分に享受することができない
という技術的課題がある。すなわち、図9に示すように
流体式リターダ装置の制御回路100とアンチスキッド
の制御回路101との間には、電磁リレー102が介在
し、アンチスキッドの制御回路101による制御開始時
には、電磁リレー102のリレー102aを励磁してリ
レー接点102bを開き、流体式リターダ装置の制御回
路100の機能を停止させる。このように、アンチスキ
ッド制御時には、流体式リターダ装置による制動力が全
く得られないため、流体式リターダ装置の利点であるフ
ェードの防止、摩擦材の耐久性の向上等の利点を享受す
ることができない。
装置と、アンチスキッド付きのサービスブレーキ装置と
の両者を備える従来の車両にあつては、これらが別個独
立に機能するように備える構造となつていたため、流体
式リターダ装置の利点を充分に享受することができない
という技術的課題がある。すなわち、図9に示すように
流体式リターダ装置の制御回路100とアンチスキッド
の制御回路101との間には、電磁リレー102が介在
し、アンチスキッドの制御回路101による制御開始時
には、電磁リレー102のリレー102aを励磁してリ
レー接点102bを開き、流体式リターダ装置の制御回
路100の機能を停止させる。このように、アンチスキ
ッド制御時には、流体式リターダ装置による制動力が全
く得られないため、流体式リターダ装置の利点であるフ
ェードの防止、摩擦材の耐久性の向上等の利点を享受す
ることができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、車輪(6b)と共に回転する回転軸(10)に設け
られ、常時作動液体が充填されると共に、ロータ(1
6)及び非回転のステータ(15)を有する流体式リタ
ーダ(11)と、駆動装置(17)によつて駆動され、
該ロータ(16)と該回転軸(10)とを接続又は切断
するクラッチ装置(13)と、該流体式リターダ(1
1)の作動液体入口(11a)と作動液体出口(11
b)との間を接続する閉回路(21)と、該閉回路(2
1)内の作動液体に空気圧を作用させる空液変換装置
(25)と、圧力空気源(4)と、該圧力空気源(4)
に接続され、ブレーキペダル(1)の踏み込み量に応じ
て開くブレーキバルブ(2)と、該ブレーキバルブ
(2)に接続され、後輪(6b)のロックを解放するよ
うに圧力制御を行うアンチスキッド用バルブ(27)
と、該アンチスキッド用バルブ(27)に接続して並列
をなし、開閉機能を有してリターダスイッチ(43)の
ON作動により閉作動するバイパスバルブ(40)及び
所定圧以上の圧力空気の所定圧力との実質的な差圧を通
す差動バルブ(41)と、該バイパスバルブ(40)及
び差動バルブ(41)に接続し、後輪(6b)のホイー
ルシリンダ(6a)に液圧を作用させるエアーマスタ
(45)と、前記アンチスキッド用バルブ(27)と前
記空液変換装置(25)との間に接続され、該アンチス
キッド用バルブ(27)と該空液変換装置(25)の空
気室(25d)との間の流路を該リターダスイッチ(4
3)のON作動により開放すると共に、所定圧以上の圧
力空気を遮断する制御バルブ(28,29)とを備える
ことを特徴とする車両用制動装置である。
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、車輪(6b)と共に回転する回転軸(10)に設け
られ、常時作動液体が充填されると共に、ロータ(1
6)及び非回転のステータ(15)を有する流体式リタ
ーダ(11)と、駆動装置(17)によつて駆動され、
該ロータ(16)と該回転軸(10)とを接続又は切断
するクラッチ装置(13)と、該流体式リターダ(1
1)の作動液体入口(11a)と作動液体出口(11
b)との間を接続する閉回路(21)と、該閉回路(2
1)内の作動液体に空気圧を作用させる空液変換装置
(25)と、圧力空気源(4)と、該圧力空気源(4)
に接続され、ブレーキペダル(1)の踏み込み量に応じ
て開くブレーキバルブ(2)と、該ブレーキバルブ
(2)に接続され、後輪(6b)のロックを解放するよ
うに圧力制御を行うアンチスキッド用バルブ(27)
と、該アンチスキッド用バルブ(27)に接続して並列
をなし、開閉機能を有してリターダスイッチ(43)の
ON作動により閉作動するバイパスバルブ(40)及び
所定圧以上の圧力空気の所定圧力との実質的な差圧を通
す差動バルブ(41)と、該バイパスバルブ(40)及
び差動バルブ(41)に接続し、後輪(6b)のホイー
ルシリンダ(6a)に液圧を作用させるエアーマスタ
(45)と、前記アンチスキッド用バルブ(27)と前
記空液変換装置(25)との間に接続され、該アンチス
キッド用バルブ(27)と該空液変換装置(25)の空
気室(25d)との間の流路を該リターダスイッチ(4
3)のON作動により開放すると共に、所定圧以上の圧
力空気を遮断する制御バルブ(28,29)とを備える
ことを特徴とする車両用制動装置である。
【0006】先ず、通常の制動作動について説明する。
その際、アンチスキッド用バルブは増圧位置を採り、ま
た、リターダスイッチはOFF作動の常態にあり、制御
バルブは圧力空気源からの圧力空気を遮断する閉状態に
あり、バイパスバルブは開位置を採つている。ブレーキ
ペダルの踏み込みにより、その踏み込み量に応じてブレ
ーキバルブが圧力空気源からの圧力空気を通過させるの
で、圧力空気は、アンチスキッド用バルブ及びバイパス
バルブを通過してエアーマスタの空気室に供給され、ブ
レーキ液が倍力されて後輪のホイールシリンダに液圧を
作用させ、制動力を生ずる。なお、後輪がロックされた
なら、アンチスキッドが作動する。
その際、アンチスキッド用バルブは増圧位置を採り、ま
た、リターダスイッチはOFF作動の常態にあり、制御
バルブは圧力空気源からの圧力空気を遮断する閉状態に
あり、バイパスバルブは開位置を採つている。ブレーキ
ペダルの踏み込みにより、その踏み込み量に応じてブレ
ーキバルブが圧力空気源からの圧力空気を通過させるの
で、圧力空気は、アンチスキッド用バルブ及びバイパス
バルブを通過してエアーマスタの空気室に供給され、ブ
レーキ液が倍力されて後輪のホイールシリンダに液圧を
作用させ、制動力を生ずる。なお、後輪がロックされた
なら、アンチスキッドが作動する。
【0007】これは、流体式リターダ装置及びアンチス
キッドを備えない制動装置の作動と実質的に異ならな
い。勿論、後輪がロックされたなら、アンチスキッドの
作動が開始され、アンチスキッド用バルブが適宜に切り
換わり、増圧位置、減圧位置、保圧位置等を採つて後輪
のロックを解放する。このアンチスキッドの作動も、通
常のものと異ならない。
キッドを備えない制動装置の作動と実質的に異ならな
い。勿論、後輪がロックされたなら、アンチスキッドの
作動が開始され、アンチスキッド用バルブが適宜に切り
換わり、増圧位置、減圧位置、保圧位置等を採つて後輪
のロックを解放する。このアンチスキッドの作動も、通
常のものと異ならない。
【0008】次に、車両の走行中において、リターダス
イッチをON位置に切り換えれば、制御バルブが開位置
に切り換わると共に、バイパスバルブが閉位置に切り換
わる。同時に、駆動装置によつてクラッチ装置を接続さ
せる。これにより、ロータが回転軸と一体回転を開始
し、比較的小さな制動トルクを生ずる。この状態で、ブ
レーキペダル1の踏み込みに備える。
イッチをON位置に切り換えれば、制御バルブが開位置
に切り換わると共に、バイパスバルブが閉位置に切り換
わる。同時に、駆動装置によつてクラッチ装置を接続さ
せる。これにより、ロータが回転軸と一体回転を開始
し、比較的小さな制動トルクを生ずる。この状態で、ブ
レーキペダル1の踏み込みに備える。
【0009】次いで、ブレーキペダルの踏み込みによ
り、その踏み込み量に応じてブレーキバルブが圧力空気
源からの圧力空気を通過させるので、この圧力空気が空
液変換装置の空気室に供給され、相応の制動トルクが流
体式リターダに発生する。この流体式リターダによる制
動トルクは、差動バルブに所定圧未満の圧力空気が作用
する限り、ブレーキペダルの踏み込み量に応じて得られ
る。勿論、この間は、ブレーキペダルが踏み込まれてい
るにも関わらず、差動バルブの機能によつて、エアーマ
スタの空気室に圧力空気は導入されない。
り、その踏み込み量に応じてブレーキバルブが圧力空気
源からの圧力空気を通過させるので、この圧力空気が空
液変換装置の空気室に供給され、相応の制動トルクが流
体式リターダに発生する。この流体式リターダによる制
動トルクは、差動バルブに所定圧未満の圧力空気が作用
する限り、ブレーキペダルの踏み込み量に応じて得られ
る。勿論、この間は、ブレーキペダルが踏み込まれてい
るにも関わらず、差動バルブの機能によつて、エアーマ
スタの空気室に圧力空気は導入されない。
【0010】更にブレーキペダルを踏み込み、所定圧以
上の圧力になれば、制御バルブに圧力空気源からの圧力
空気を遮断する閉位置を採らせるので、流体式リターダ
による制動トルクは、最大制動トルク値に維持される。
同時に、差動バルブが差圧を発生し、エアーマスタの空
気室に圧力空気が供給されるので、ブレーキ液が倍力さ
れて後輪のホイールシリンダに液圧を作用させ、流体式
リターダによる最大制動力が加算された状態で所定の制
動力を生ずる。
上の圧力になれば、制御バルブに圧力空気源からの圧力
空気を遮断する閉位置を採らせるので、流体式リターダ
による制動トルクは、最大制動トルク値に維持される。
同時に、差動バルブが差圧を発生し、エアーマスタの空
気室に圧力空気が供給されるので、ブレーキ液が倍力さ
れて後輪のホイールシリンダに液圧を作用させ、流体式
リターダによる最大制動力が加算された状態で所定の制
動力を生ずる。
【0011】このような制動作動中において、後輪がロ
ックされ、アンチスキッドの作動が開始されたなら、ア
ンチスキッド用バルブが適宜に切り換わり、増圧位置、
減圧位置、保圧位置等を採つて後輪のロックを解放す
る。
ックされ、アンチスキッドの作動が開始されたなら、ア
ンチスキッド用バルブが適宜に切り換わり、増圧位置、
減圧位置、保圧位置等を採つて後輪のロックを解放す
る。
【0012】勿論、リターダスイッチをOFF作動すれ
ば、制御バルブが圧力空気源からの圧力空気を遮断する
閉位置に復帰し、バイパスバルブが開位置に復帰すると
共に、クラッチ装置を切断させ、ロータの回転を停止さ
せる。
ば、制御バルブが圧力空気源からの圧力空気を遮断する
閉位置に復帰し、バイパスバルブが開位置に復帰すると
共に、クラッチ装置を切断させ、ロータの回転を停止さ
せる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図8は、本発明の1実施例を示す。
流体式リターダ装置は、図1に示すように流体式リター
ダ11、クラッチ装置13、空気圧シリンダ装置17、
圧力空気源であるエアータンク4、作動液体用クーラ2
3及び空液変換装置25を主構成要素とする。
て説明する。図1〜図8は、本発明の1実施例を示す。
流体式リターダ装置は、図1に示すように流体式リター
ダ11、クラッチ装置13、空気圧シリンダ装置17、
圧力空気源であるエアータンク4、作動液体用クーラ2
3及び空液変換装置25を主構成要素とする。
【0014】流体式リターダ11は、図2に示すように
図外のトランスミッションリヤカバー等の車体側部材に
固着されて非回転のケース11cを備え、ケース11c
の中心部には、一端部がトランスミッション出力軸等に
接続される回転軸10が、適宜のシール部材及び軸受を
介在させて回転自在かつ液密に貫通している。この回転
軸10の他端部は、図外のプロペラシャフト等を介して
車輪(後輪6b)に接続され、車輪と共に回転する。
図外のトランスミッションリヤカバー等の車体側部材に
固着されて非回転のケース11cを備え、ケース11c
の中心部には、一端部がトランスミッション出力軸等に
接続される回転軸10が、適宜のシール部材及び軸受を
介在させて回転自在かつ液密に貫通している。この回転
軸10の他端部は、図外のプロペラシャフト等を介して
車輪(後輪6b)に接続され、車輪と共に回転する。
【0015】このようにして回転軸10の周囲に、ケー
ス11cにて区画され、常時作動液体(油又は水)が充
填充満されたリターダ室12を液密に画成している。こ
のリターダ室12内には、回転軸10を中心とする放射
状の羽根が形成されたステータ15が設けられると共
に、回転軸10を中心とする放射状の羽根を有し、ステ
ータ15と対向して回転軸10側の部材に相対回転不可
能に固定可能なロータ16が設けられる。ステータ15
は、ケース11cと一体をなし、車体側部材に実質的に
回転不可能に固定されている。
ス11cにて区画され、常時作動液体(油又は水)が充
填充満されたリターダ室12を液密に画成している。こ
のリターダ室12内には、回転軸10を中心とする放射
状の羽根が形成されたステータ15が設けられると共
に、回転軸10を中心とする放射状の羽根を有し、ステ
ータ15と対向して回転軸10側の部材に相対回転不可
能に固定可能なロータ16が設けられる。ステータ15
は、ケース11cと一体をなし、車体側部材に実質的に
回転不可能に固定されている。
【0016】また、ケース11cには、リターダ室12
の中心部に位置させて作動液体入口11aが設けられ、
リターダ室12の外周部に位置させて作動液体出口11
bが設けられている。
の中心部に位置させて作動液体入口11aが設けられ、
リターダ室12の外周部に位置させて作動液体出口11
bが設けられている。
【0017】更に、ロータ16の内周部には、回転軸1
0側部材とロータ16とを接続又は切断可能な湿式多板
のクラッチ装置13を配設する。クラッチ装置13は、
円環状をなす複数枚のプレッシャプレート14と、ロー
タ16に固設され、かつ、ケース11cに第1軸受13
aを介して回転自在に支承され、適宜個数のプレッシャ
プレート14をスプライン結合させて中心軸線方向の摺
動自在に支持する筒状の支持部材19と、一端部に位置
する可動のプレッシャプレート14を回転自在に支承す
る第2軸受13bとを備える。
0側部材とロータ16とを接続又は切断可能な湿式多板
のクラッチ装置13を配設する。クラッチ装置13は、
円環状をなす複数枚のプレッシャプレート14と、ロー
タ16に固設され、かつ、ケース11cに第1軸受13
aを介して回転自在に支承され、適宜個数のプレッシャ
プレート14をスプライン結合させて中心軸線方向の摺
動自在に支持する筒状の支持部材19と、一端部に位置
する可動のプレッシャプレート14を回転自在に支承す
る第2軸受13bとを備える。
【0018】このクラッチ装置13には、駆動装置であ
る空気圧シリンダ装置17が付属される。空気圧シリン
ダ装置17は、ダイアフラム17aによつて区画される
圧力室17cと、ダイアフラム17aと第2軸受13b
とを接続する接続部材17bとを備え、圧力室17cが
第1切換えバルブ31を介してエアータンク4に接続し
ている。一方、複数枚のクラッチプレート18は、回転
軸10に軸線方向の移動自在にスプライン結合され、各
プレッシャプレート14間に挟装されている。
る空気圧シリンダ装置17が付属される。空気圧シリン
ダ装置17は、ダイアフラム17aによつて区画される
圧力室17cと、ダイアフラム17aと第2軸受13b
とを接続する接続部材17bとを備え、圧力室17cが
第1切換えバルブ31を介してエアータンク4に接続し
ている。一方、複数枚のクラッチプレート18は、回転
軸10に軸線方向の移動自在にスプライン結合され、各
プレッシャプレート14間に挟装されている。
【0019】しかして、リターダスイッチ43のON作
動により第1切換えバルブ31に連通位置bを採らせ、
エアータンク4からの圧力空気を駆動装置用配管32を
介して空気圧シリンダ装置17の圧力室17cに供給す
れば、ダイアフラム17a、接続部材17b及び第2軸
受13bを介して一端部に位置する可動のプレッシャプ
レート14が押し込まれ、回転軸10と一体に回転する
クラッチプレート18に対し各プレッシャプレート14
を押し付けるので、クラッチ装置13が接続される。
動により第1切換えバルブ31に連通位置bを採らせ、
エアータンク4からの圧力空気を駆動装置用配管32を
介して空気圧シリンダ装置17の圧力室17cに供給す
れば、ダイアフラム17a、接続部材17b及び第2軸
受13bを介して一端部に位置する可動のプレッシャプ
レート14が押し込まれ、回転軸10と一体に回転する
クラッチプレート18に対し各プレッシャプレート14
を押し付けるので、クラッチ装置13が接続される。
【0020】これにより、ケース11cに第1軸受13
aを介して回転自在に支持した筒状の支持部材19が回
転するので、支持部材19と一体のロータ16が回転軸
10と一体回転する。そして、ロータ16とステータ1
5との間に充填した液体の運動エネルギーが熱エネルギ
ーに変換されて制動トルクを発生する。この空気圧シリ
ンダ装置17の復帰駆動は、リターダスイッチ43のO
FF作動により第1切換えバルブ31をドレン位置aに
切り換えて、図外のスプリングによつてダイアフラム1
7a及び接続部材17bを復帰させてなされる。
aを介して回転自在に支持した筒状の支持部材19が回
転するので、支持部材19と一体のロータ16が回転軸
10と一体回転する。そして、ロータ16とステータ1
5との間に充填した液体の運動エネルギーが熱エネルギ
ーに変換されて制動トルクを発生する。この空気圧シリ
ンダ装置17の復帰駆動は、リターダスイッチ43のO
FF作動により第1切換えバルブ31をドレン位置aに
切り換えて、図外のスプリングによつてダイアフラム1
7a及び接続部材17bを復帰させてなされる。
【0021】また、エアータンク4には第1配管33が
接続され、この第1配管33には、ブレーキペダル1の
踏み込み量に応じて開き、その踏み込み量に応じた圧力
の圧力空気を通過させるブレーキバルブであるデュアル
エアブレーキバルブ2、及びアンチスキッド用バルブ2
7が備えられ、アンチスキッド用バルブ27の下流側と
後記する空液変換装置25の空気室25dとの間を接続
する第2配管34には、リミットバルブ28及び常閉の
開閉バルブ29が直列に接続される。なお、エアータン
ク4に接続され、デュアルエアブレーキバルブ2を介在
する第4配管37には、図外の前輪の摩擦ブレーキ装置
が接続され、この摩擦ブレーキ装置のホイールシリンダ
にブレーキペダル1の踏み込み量に応じた液圧を作用さ
せる。摩擦ブレーキ装置は、例えば、ドラムブレーキ又
はディスクブレーキである。
接続され、この第1配管33には、ブレーキペダル1の
踏み込み量に応じて開き、その踏み込み量に応じた圧力
の圧力空気を通過させるブレーキバルブであるデュアル
エアブレーキバルブ2、及びアンチスキッド用バルブ2
7が備えられ、アンチスキッド用バルブ27の下流側と
後記する空液変換装置25の空気室25dとの間を接続
する第2配管34には、リミットバルブ28及び常閉の
開閉バルブ29が直列に接続される。なお、エアータン
ク4に接続され、デュアルエアブレーキバルブ2を介在
する第4配管37には、図外の前輪の摩擦ブレーキ装置
が接続され、この摩擦ブレーキ装置のホイールシリンダ
にブレーキペダル1の踏み込み量に応じた液圧を作用さ
せる。摩擦ブレーキ装置は、例えば、ドラムブレーキ又
はディスクブレーキである。
【0022】アンチスキッド用バルブ27は、例えば図
3に示すように、後輪6bのロックを解放するように圧
力制御を行うための増圧位置c、減圧位置d及び保圧位
置eを有し、常態にて、増圧位置cを採る。減圧位置d
は、2次側つまり空液変換装置25の空気室25d側の
圧力をドレンする。リミットバルブ28は、予め設定さ
れた所定圧以上の圧力空気を遮断する機能を有し、例え
ば図4に示すように第2配管34に取付けた圧力スイッ
チ28aによつて所定圧以上の圧力を検出した際、常開
の開閉バルブ28bに閉位置fを採らせ、第2配管34
内が所定圧未満の圧力である際、開閉バルブ28bに開
位置gを採らせる。
3に示すように、後輪6bのロックを解放するように圧
力制御を行うための増圧位置c、減圧位置d及び保圧位
置eを有し、常態にて、増圧位置cを採る。減圧位置d
は、2次側つまり空液変換装置25の空気室25d側の
圧力をドレンする。リミットバルブ28は、予め設定さ
れた所定圧以上の圧力空気を遮断する機能を有し、例え
ば図4に示すように第2配管34に取付けた圧力スイッ
チ28aによつて所定圧以上の圧力を検出した際、常開
の開閉バルブ28bに閉位置fを採らせ、第2配管34
内が所定圧未満の圧力である際、開閉バルブ28bに開
位置gを採らせる。
【0023】常閉の開閉バルブ29は、図5に示すよう
にエアータンク4からの圧力空気を遮断すると共に空液
変換装置25の空気室25dの圧力空気を外部にドレン
する閉位置h及び開位置iを備え、空液変換装置25の
空気室25dにエアータンク4からの圧力空気を供給す
る際、つまりリターダスイッチ43のON作動による信
号により開位置iを採らせる。このリミットバルブ28
及び開閉バルブ29により、アンチスキッド用バルブ2
7と空液変換装置25の空気室25dとの間の流路つま
り第2配管34を開閉する機能を有し、リターダスイッ
チ43のON作動によつて第2配管34を解放し、所定
圧以上の圧力空気を遮断する制御バルブを構成してい
る。
にエアータンク4からの圧力空気を遮断すると共に空液
変換装置25の空気室25dの圧力空気を外部にドレン
する閉位置h及び開位置iを備え、空液変換装置25の
空気室25dにエアータンク4からの圧力空気を供給す
る際、つまりリターダスイッチ43のON作動による信
号により開位置iを採らせる。このリミットバルブ28
及び開閉バルブ29により、アンチスキッド用バルブ2
7と空液変換装置25の空気室25dとの間の流路つま
り第2配管34を開閉する機能を有し、リターダスイッ
チ43のON作動によつて第2配管34を解放し、所定
圧以上の圧力空気を遮断する制御バルブを構成してい
る。
【0024】一方、ケース11cに設けた作動液体入口
11aは、閉回路21及び作動液体用クーラ23を介し
てケース11cに設けた作動液体出口11bに接続され
ている。すなわち、閉回路21には、作動液体入口11
a側から順次に作動液体を循環させるポンプ22及び作
動液体用クーラ23が接続されている。ポンプ22は、
電気モータ22aによつて回転駆動され、作動液体用ク
ーラ23はファン23aによつて空冷される。
11aは、閉回路21及び作動液体用クーラ23を介し
てケース11cに設けた作動液体出口11bに接続され
ている。すなわち、閉回路21には、作動液体入口11
a側から順次に作動液体を循環させるポンプ22及び作
動液体用クーラ23が接続されている。ポンプ22は、
電気モータ22aによつて回転駆動され、作動液体用ク
ーラ23はファン23aによつて空冷される。
【0025】また、閉回路21の適当箇所(図示の実施
例にあつては、作動液体用クーラ23の一端部)に、閉
回路21ひいては流体式リターダ11の作動液体に空気
圧を作用させる空液変換装置25が配管48を介して接
続される。空液変換装置25は、気密性を有して変形容
易な可撓膜であるゴム膜25bによつて、空液変換装置
本体25a内を、作動液体を貯溜する作動液体室25c
と空気室25dとに区画して構成される。この作動液体
室25cが閉回路21に常時接続され、また、空気室2
5dが前述した常閉の開閉バルブ29及びリミットバル
ブ28を介してエアータンク4と接続され、空気室25
dに所定圧力の圧力空気が供給され得るので、閉回路2
1ひいては流体式リターダ11の作動液体の圧力を高低
調節して制動トルクを調節することができる。なお、作
動液体室25cは、作動液体のリザーバとしても機能す
る。
例にあつては、作動液体用クーラ23の一端部)に、閉
回路21ひいては流体式リターダ11の作動液体に空気
圧を作用させる空液変換装置25が配管48を介して接
続される。空液変換装置25は、気密性を有して変形容
易な可撓膜であるゴム膜25bによつて、空液変換装置
本体25a内を、作動液体を貯溜する作動液体室25c
と空気室25dとに区画して構成される。この作動液体
室25cが閉回路21に常時接続され、また、空気室2
5dが前述した常閉の開閉バルブ29及びリミットバル
ブ28を介してエアータンク4と接続され、空気室25
dに所定圧力の圧力空気が供給され得るので、閉回路2
1ひいては流体式リターダ11の作動液体の圧力を高低
調節して制動トルクを調節することができる。なお、作
動液体室25cは、作動液体のリザーバとしても機能す
る。
【0026】次に、図1に示す後輪6b用のサービスブ
レーキ装置6について説明する。6aはリヤ摩擦ブレー
キ装置のホイールシリンダであり、エアーマスタ45か
らブレーキ液が供給されて制動力を生ずる周知の構造を
有し、具体的にはドラムブレーキ、ディスクブレーキ等
である。そして、このエアーマスタ45の空気室とエア
ータンク4側となるアンチスキッド用バルブ27の下流
側との間は、バイパスバルブ40及び差動バルブ41を
並列配置する第3配管35によつて接続させる。
レーキ装置6について説明する。6aはリヤ摩擦ブレー
キ装置のホイールシリンダであり、エアーマスタ45か
らブレーキ液が供給されて制動力を生ずる周知の構造を
有し、具体的にはドラムブレーキ、ディスクブレーキ等
である。そして、このエアーマスタ45の空気室とエア
ータンク4側となるアンチスキッド用バルブ27の下流
側との間は、バイパスバルブ40及び差動バルブ41を
並列配置する第3配管35によつて接続させる。
【0027】バイパスバルブ40は、図6に示すように
開閉バルブにて構成されて第3配管35から分岐して差
動バルブ41を迂回する迂回配管35aを遮断又は連通
する主たる機能を有し、常態にて、開位置jを採り、ま
た、リターダスイッチ43のON作動により閉位置kを
採り、差動バルブ41の作動を確保する。また、差動バ
ルブ41は、所定圧未満の圧力空気の通過を遮断し、所
定圧以上の圧力空気の所定圧力との実質的な差圧を通過
させる機能を有する。
開閉バルブにて構成されて第3配管35から分岐して差
動バルブ41を迂回する迂回配管35aを遮断又は連通
する主たる機能を有し、常態にて、開位置jを採り、ま
た、リターダスイッチ43のON作動により閉位置kを
採り、差動バルブ41の作動を確保する。また、差動バ
ルブ41は、所定圧未満の圧力空気の通過を遮断し、所
定圧以上の圧力空気の所定圧力との実質的な差圧を通過
させる機能を有する。
【0028】なお、この所定圧は、リミットバルブ28
の圧力スイッチ28aによつて検出される所定圧とほぼ
一致している。この差動バルブ41は、例えばデュアル
エアブレーキバルブ2と同様の構造を与えてブレーキペ
ダル1にリンクによつて連動するように設け、ブレーキ
ペダル1が所定量だけ踏み込まれ、デュアルエアブレー
キバルブ2によつて第1配管33内に所定圧の圧力空気
が導入された際、差動バルブ41の作動が開始されるよ
うに構成することができる。
の圧力スイッチ28aによつて検出される所定圧とほぼ
一致している。この差動バルブ41は、例えばデュアル
エアブレーキバルブ2と同様の構造を与えてブレーキペ
ダル1にリンクによつて連動するように設け、ブレーキ
ペダル1が所定量だけ踏み込まれ、デュアルエアブレー
キバルブ2によつて第1配管33内に所定圧の圧力空気
が導入された際、差動バルブ41の作動が開始されるよ
うに構成することができる。
【0029】しかして、ブレーキペダル1の踏み込み量
に応じ、デュアルエアブレーキバルブ2がエアータンク
4からの圧力空気を通過させるので、アンチスキッド用
バルブ27が増圧位置cを採る際、開位置jを採るバイ
パスバルブ40又は差動バルブ41を介して、エアーマ
スタ45の空気室に圧力空気が供給され、ブレーキ液が
倍力されて後輪6b用のサービスブレーキ装置6のホイ
ールシリンダ6aに液圧を作用させ、制動力を生ずる。
に応じ、デュアルエアブレーキバルブ2がエアータンク
4からの圧力空気を通過させるので、アンチスキッド用
バルブ27が増圧位置cを採る際、開位置jを採るバイ
パスバルブ40又は差動バルブ41を介して、エアーマ
スタ45の空気室に圧力空気が供給され、ブレーキ液が
倍力されて後輪6b用のサービスブレーキ装置6のホイ
ールシリンダ6aに液圧を作用させ、制動力を生ずる。
【0030】次に、上記実施例の作用について説明す
る。先ず、通常の制動作動について説明する。その際、
アンチスキッド用バルブ27は増圧位置cを採り、ま
た、リターダスイッチ43はOFF作動の常態にあり、
開閉バルブ29は閉位置hを採り、バイパスバルブ40
は開位置jを採つている。ブレーキペダル1の踏み込み
により、その踏み込み量に応じてデュアルエアブレーキ
バルブ2がエアータンク4からの圧力空気を通過させる
ので、第1配管33を通る圧力空気は、アンチスキッド
用バルブ27を通過して迂回配管35aに入り、バイパ
スバルブ40を通過してエアーマスタ45の空気室に供
給され、ブレーキ液が倍力されて後輪6b用のサービス
ブレーキ装置6のホイールシリンダ6aに液圧を作用さ
せ、制動力を生ずる。
る。先ず、通常の制動作動について説明する。その際、
アンチスキッド用バルブ27は増圧位置cを採り、ま
た、リターダスイッチ43はOFF作動の常態にあり、
開閉バルブ29は閉位置hを採り、バイパスバルブ40
は開位置jを採つている。ブレーキペダル1の踏み込み
により、その踏み込み量に応じてデュアルエアブレーキ
バルブ2がエアータンク4からの圧力空気を通過させる
ので、第1配管33を通る圧力空気は、アンチスキッド
用バルブ27を通過して迂回配管35aに入り、バイパ
スバルブ40を通過してエアーマスタ45の空気室に供
給され、ブレーキ液が倍力されて後輪6b用のサービス
ブレーキ装置6のホイールシリンダ6aに液圧を作用さ
せ、制動力を生ずる。
【0031】これは、流体式リターダ装置及びアンチス
キッドを備えない制動装置の作動と実質的に異ならな
い。勿論、後輪6bがロックされたなら、アンチスキッ
ドの作動が開始され、アンチスキッド用バルブ27が適
宜に切り換わり、増圧位置c、減圧位置d又は保圧位置
eを採つて後輪6bのロックを解放する。このアンチス
キッドの作動も、通常のものと異ならない。
キッドを備えない制動装置の作動と実質的に異ならな
い。勿論、後輪6bがロックされたなら、アンチスキッ
ドの作動が開始され、アンチスキッド用バルブ27が適
宜に切り換わり、増圧位置c、減圧位置d又は保圧位置
eを採つて後輪6bのロックを解放する。このアンチス
キッドの作動も、通常のものと異ならない。
【0032】次に、車両の走行中において、リターダス
イッチ43をON位置に切り換えれば、図外のアクセル
ペダルのOFF条件等の付加的条件の充足により、常閉
の開閉バルブ29が閉位置hから開位置iに切り換わる
と共に、バイパスバルブ40が閉位置kに切り換わる。
同時に、第1切換えバルブ31にドレン位置aから連通
位置bを採らせる。従つて、エアータンク4からの圧力
空気が、空気圧シリンダ装置17の圧力室17cに第1
切換えバルブ31を介して導入され、クラッチ装置13
が接続する。すなわち、第1切換えバルブ31を切換え
て圧力室17cにエアータンク4からの圧力空気を導入
すれば、ダイアフラム17aを介して接続部材17bが
押し込まれるので、回転軸10と一体に回転するクラッ
チプレート18に対し、第2軸受13bにて支持される
プレッシャプレート14が押し付けられ、クラッチ装置
13が接続される。
イッチ43をON位置に切り換えれば、図外のアクセル
ペダルのOFF条件等の付加的条件の充足により、常閉
の開閉バルブ29が閉位置hから開位置iに切り換わる
と共に、バイパスバルブ40が閉位置kに切り換わる。
同時に、第1切換えバルブ31にドレン位置aから連通
位置bを採らせる。従つて、エアータンク4からの圧力
空気が、空気圧シリンダ装置17の圧力室17cに第1
切換えバルブ31を介して導入され、クラッチ装置13
が接続する。すなわち、第1切換えバルブ31を切換え
て圧力室17cにエアータンク4からの圧力空気を導入
すれば、ダイアフラム17aを介して接続部材17bが
押し込まれるので、回転軸10と一体に回転するクラッ
チプレート18に対し、第2軸受13bにて支持される
プレッシャプレート14が押し付けられ、クラッチ装置
13が接続される。
【0033】これにより、ケース11cに第1軸受13
a等を介して回転自在に支持した支持部材19が回転す
るので、支持部材19と一体のロータ16が回転軸10
と一体回転を開始する。その際、図7のm点の比較的小
さな制動トルクを生ずる。この状態で、ブレーキペダル
1の踏み込みに備える。
a等を介して回転自在に支持した支持部材19が回転す
るので、支持部材19と一体のロータ16が回転軸10
と一体回転を開始する。その際、図7のm点の比較的小
さな制動トルクを生ずる。この状態で、ブレーキペダル
1の踏み込みに備える。
【0034】次いで、ブレーキペダル1の踏み込みによ
り、その踏み込み量に応じてデュアルエアブレーキバル
ブ2がエアータンク4からの圧力空気を通過させるの
で、この圧力空気が空液変換装置25の空気室25dに
供給され、相応の制動トルクが流体式リターダ11に発
生する。すなわち、ロータ16の自己ポンプ作用によつ
て、冷却を兼ねた作動液体が作動液体入口11aから流
入して作動液体出口11bから流出する循環状態におい
て、ロータ16の攪拌によつて運動エネルギーが与えら
れた作動液体がステータ15に衝突し、作動液体に熱と
して伝えられながら制動作用が得られる。同時に、作動
液体によつてクラッチ装置13の冷却も図られる。
り、その踏み込み量に応じてデュアルエアブレーキバル
ブ2がエアータンク4からの圧力空気を通過させるの
で、この圧力空気が空液変換装置25の空気室25dに
供給され、相応の制動トルクが流体式リターダ11に発
生する。すなわち、ロータ16の自己ポンプ作用によつ
て、冷却を兼ねた作動液体が作動液体入口11aから流
入して作動液体出口11bから流出する循環状態におい
て、ロータ16の攪拌によつて運動エネルギーが与えら
れた作動液体がステータ15に衝突し、作動液体に熱と
して伝えられながら制動作用が得られる。同時に、作動
液体によつてクラッチ装置13の冷却も図られる。
【0035】この流体式リターダ11による制動トルク
は、差動バルブ41に所定圧未満の圧力空気が作用する
限り、ブレーキペダル1の踏み込み量に応じて得られ
る。すなわち、この制動トルクは、図7のm点〜n点と
して得られる。勿論、この間は、ブレーキペダル1が踏
み込まれているにも関わらず、差動バルブ41の機能に
よつて、エアーマスタ45の空気室に圧力空気は導入さ
れない。
は、差動バルブ41に所定圧未満の圧力空気が作用する
限り、ブレーキペダル1の踏み込み量に応じて得られ
る。すなわち、この制動トルクは、図7のm点〜n点と
して得られる。勿論、この間は、ブレーキペダル1が踏
み込まれているにも関わらず、差動バルブ41の機能に
よつて、エアーマスタ45の空気室に圧力空気は導入さ
れない。
【0036】更にブレーキペダル1を踏み込み、圧力ス
イッチ28aによつて所定圧以上の圧力が検出されたな
ら、常開の開閉バルブ28bに閉位置fを採らせるの
で、流体式リターダ11による制動トルクは、図7のn
点として得られる最大制動トルク値が維持される。同時
に、差動バルブ41が差圧を発生し、エアーマスタ45
の空気室に圧力空気が供給されるので、ブレーキ液が倍
力されて後輪6b用のサービスブレーキ装置6のホイー
ルシリンダ6aに液圧を作用させ、流体式リターダ11
による最大制動力が加算された状態で所定の制動力を生
ずる。前輪には、ブレーキペダル1の踏み込み量に応じ
た通常の制動力のみが生ずる。なお、リミットバルブ2
8は、予め設定された所定圧以上の圧力空気を遮断する
機能を有すればよく、各種のリミッティングバルブを使
用することが可能である。
イッチ28aによつて所定圧以上の圧力が検出されたな
ら、常開の開閉バルブ28bに閉位置fを採らせるの
で、流体式リターダ11による制動トルクは、図7のn
点として得られる最大制動トルク値が維持される。同時
に、差動バルブ41が差圧を発生し、エアーマスタ45
の空気室に圧力空気が供給されるので、ブレーキ液が倍
力されて後輪6b用のサービスブレーキ装置6のホイー
ルシリンダ6aに液圧を作用させ、流体式リターダ11
による最大制動力が加算された状態で所定の制動力を生
ずる。前輪には、ブレーキペダル1の踏み込み量に応じ
た通常の制動力のみが生ずる。なお、リミットバルブ2
8は、予め設定された所定圧以上の圧力空気を遮断する
機能を有すればよく、各種のリミッティングバルブを使
用することが可能である。
【0037】このような制動作動中において、後輪6b
がロックされ、アンチスキッドの作動が開始されたな
ら、アンチスキッド用バルブ27が適宜に切り換わり、
増圧位置c、減圧位置d又は保圧位置eを採つて後輪6
bのロックを解放する。このアンチスキッドの作動は、
通常のものと異ならない。
がロックされ、アンチスキッドの作動が開始されたな
ら、アンチスキッド用バルブ27が適宜に切り換わり、
増圧位置c、減圧位置d又は保圧位置eを採つて後輪6
bのロックを解放する。このアンチスキッドの作動は、
通常のものと異ならない。
【0038】ブレーキペダル1の踏力と前輪の減速度及
び後輪6bの減速度との関係は、図8に示すようであ
り、前輪による減速度は、同図に線Aにて示すようにブ
レーキペダル1の踏力にほぼ比例して従来例と同様に得
られる。また、後輪6bの減速度は、図7に示す流体式
リターダ11の最大制御圧nが得られるまで、つまり図
8に示す点Nまでは次第に減速度が上昇し、その後、つ
まり圧力スイッチ28aによつて所定圧以上の圧力が検
出された後、一定の減速度が流体式リターダ11によつ
て得られ、線B’のようになる。加えて、所定圧が発生
した後、つまり図8に示す点P以降は、差動バルブ41
の差圧に基づき、線Bにて示すように後輪6b用のサー
ビスブレーキ装置6による減速度が生ずる。従つて、実
際の後輪6bによる減速度は、線B’と線Bとの和とし
て得られ、前輪による減速度と後輪6bによる減速度と
の和は、線Cにて示すようになる。
び後輪6bの減速度との関係は、図8に示すようであ
り、前輪による減速度は、同図に線Aにて示すようにブ
レーキペダル1の踏力にほぼ比例して従来例と同様に得
られる。また、後輪6bの減速度は、図7に示す流体式
リターダ11の最大制御圧nが得られるまで、つまり図
8に示す点Nまでは次第に減速度が上昇し、その後、つ
まり圧力スイッチ28aによつて所定圧以上の圧力が検
出された後、一定の減速度が流体式リターダ11によつ
て得られ、線B’のようになる。加えて、所定圧が発生
した後、つまり図8に示す点P以降は、差動バルブ41
の差圧に基づき、線Bにて示すように後輪6b用のサー
ビスブレーキ装置6による減速度が生ずる。従つて、実
際の後輪6bによる減速度は、線B’と線Bとの和とし
て得られ、前輪による減速度と後輪6bによる減速度と
の和は、線Cにて示すようになる。
【0039】勿論、リターダスイッチ43をOFF作動
すれば、クラッチ装置13が切断され、ロータ16の回
転が停止すると共に、開閉バルブ29が閉位置hに復帰
し、エアータンク4からの圧力空気を遮断すると共に空
液変換装置25の空気室25dの圧力空気を外部にドレ
ンすると共に、バイパスバルブ40が開位置jに復帰す
る。
すれば、クラッチ装置13が切断され、ロータ16の回
転が停止すると共に、開閉バルブ29が閉位置hに復帰
し、エアータンク4からの圧力空気を遮断すると共に空
液変換装置25の空気室25dの圧力空気を外部にドレ
ンすると共に、バイパスバルブ40が開位置jに復帰す
る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る車両用制動装置によれば、流体式リターダ
装置及びアンチスキッド付きのサービスブレーキ装置を
共に備える車両において、比較的簡素な部品の付加によ
り、これらが融合して機能するようになる。その結果、
流体式リターダ装置の利点を充分に享受することが可能
になり、フェードの防止、摩擦材の耐久性の向上等を良
好に図ることができる。
本発明に係る車両用制動装置によれば、流体式リターダ
装置及びアンチスキッド付きのサービスブレーキ装置を
共に備える車両において、比較的簡素な部品の付加によ
り、これらが融合して機能するようになる。その結果、
流体式リターダ装置の利点を充分に享受することが可能
になり、フェードの防止、摩擦材の耐久性の向上等を良
好に図ることができる。
【図1】 本発明の1実施例に係る車両用制動装置を示
す概略図。
す概略図。
【図2】 同じく流体式リターダ装置を示す図。
【図3】 同じくアンチスキッド用バルブを示す図。
【図4】 同じくリミットバルブを示す図。
【図5】 同じく開閉バルブを示す図。
【図6】 同じくバイパスバルブを示す図。
【図7】 同じく制動トルク−流体式リターダの制御圧
特性を示す線図。
特性を示す線図。
【図8】 同じくブレーキペダルの踏力−減速度特性を
示す線図。
示す線図。
【図9】 従来例を示す図。
1:ブレーキペダル、2:デュアルエアブレーキバルブ
(ブレーキバルブ)、4:エアータンク(圧力空気
源)、6:サービスブレーキ装置、6a:ホイールシリ
ンダ、6b:後輪、10:回転軸、11:流体式リター
ダ、11a:作動液体入口、11b:作動液体出口、1
1c:ケース、12:リターダ室、13:クラッチ装
置、13a:第1軸受、13b:第2軸受、14:プレ
ッシャプレート、15:ステータ、16:ロータ、1
7:空気圧シリンダ装置(駆動装置)、17a:ダイヤ
フラム、17c:圧力室、18:クラッチプレート、1
9:支持部材、21:閉回路、22:ポンプ、22a:
電気モータ、23:作動液体用クーラ、25:空液変換
装置、25a:空液変換装置本体、25b:ゴム膜、2
5c:作動液体室、25d:空気室、27:アンチスキ
ッド用バルブ、28:リミットバルブ(制御バルブ)、
28a:圧力スイッチ、28b:開閉バルブ、29:開
閉バルブ(制御バルブ)、40:バイパスバルブ、4
1:差動バルブ、43:リターダスイッチ、45:エア
ーマスタ。
(ブレーキバルブ)、4:エアータンク(圧力空気
源)、6:サービスブレーキ装置、6a:ホイールシリ
ンダ、6b:後輪、10:回転軸、11:流体式リター
ダ、11a:作動液体入口、11b:作動液体出口、1
1c:ケース、12:リターダ室、13:クラッチ装
置、13a:第1軸受、13b:第2軸受、14:プレ
ッシャプレート、15:ステータ、16:ロータ、1
7:空気圧シリンダ装置(駆動装置)、17a:ダイヤ
フラム、17c:圧力室、18:クラッチプレート、1
9:支持部材、21:閉回路、22:ポンプ、22a:
電気モータ、23:作動液体用クーラ、25:空液変換
装置、25a:空液変換装置本体、25b:ゴム膜、2
5c:作動液体室、25d:空気室、27:アンチスキ
ッド用バルブ、28:リミットバルブ(制御バルブ)、
28a:圧力スイッチ、28b:開閉バルブ、29:開
閉バルブ(制御バルブ)、40:バイパスバルブ、4
1:差動バルブ、43:リターダスイッチ、45:エア
ーマスタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 車輪と共に回転する回転軸に設けられ、
常時作動液体が充填されると共に、ロータ及び非回転の
ステータを有する流体式リターダと、駆動装置によつて
駆動され、該ロータと該回転軸とを接続又は切断するク
ラッチ装置と、該流体式リターダの作動液体入口と作動
液体出口との間を接続する閉回路と、該閉回路内の作動
液体に空気圧を作用させる空液変換装置と、圧力空気源
と、該圧力空気源に接続され、ブレーキペダルの踏み込
み量に応じて開くブレーキバルブと、該ブレーキバルブ
に接続され、後輪のロックを解放するように圧力制御を
行うアンチスキッド用バルブと、該アンチスキッド用バ
ルブに接続して並列をなし、開閉機能を有してリターダ
スイッチのON作動により閉作動するバイパスバルブ及
び所定圧以上の圧力空気の所定圧力との実質的な差圧を
通す差動バルブと、該バイパスバルブ及び差動バルブに
接続し、後輪のホイールシリンダに液圧を作用させるエ
アーマスタと、前記アンチスキッド用バルブと前記空液
変換装置との間に接続され、該アンチスキッド用バルブ
と該空液変換装置の空気室との間の流路を該リターダス
イッチのON作動により開放すると共に、所定圧以上の
圧力空気を遮断する制御バルブとを備えることを特徴と
する車両用制動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4336785A JPH06156236A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 車両用制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4336785A JPH06156236A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 車両用制動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06156236A true JPH06156236A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18302671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4336785A Pending JPH06156236A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 車両用制動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06156236A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114194168A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-03-18 | 江苏大学 | 一种全工况商用车制动辅助安全系统及其控制方法 |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP4336785A patent/JPH06156236A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114194168A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-03-18 | 江苏大学 | 一种全工况商用车制动辅助安全系统及其控制方法 |
| CN114194168B (zh) * | 2022-01-06 | 2023-11-10 | 江苏大学 | 一种全工况商用车制动辅助安全系统及其控制方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |