JPH06157199A - フォルステライト単結晶の製造方法 - Google Patents
フォルステライト単結晶の製造方法Info
- Publication number
- JPH06157199A JPH06157199A JP32992092A JP32992092A JPH06157199A JP H06157199 A JPH06157199 A JP H06157199A JP 32992092 A JP32992092 A JP 32992092A JP 32992092 A JP32992092 A JP 32992092A JP H06157199 A JPH06157199 A JP H06157199A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- single crystal
- producing
- forsterite
- chromium ions
- magnesium oxide
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 4価のクロムイオンを安定的に、かつ効率よ
く単結晶中に取り込ませることができるフォルステライ
ト単結晶の製造方法を提供する。 【構成】 クロムイオンを含有するフォルステライト単
結晶の製造方法において、原料である酸化マグネシウム
と酸化ケイ素の混合モル比を2.05〜2.0:0.9
5〜1.0としたことを特徴とするフォルステライト単
結晶の製造方法。
く単結晶中に取り込ませることができるフォルステライ
ト単結晶の製造方法を提供する。 【構成】 クロムイオンを含有するフォルステライト単
結晶の製造方法において、原料である酸化マグネシウム
と酸化ケイ素の混合モル比を2.05〜2.0:0.9
5〜1.0としたことを特徴とするフォルステライト単
結晶の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は波長可変レーザ用単結晶
として用いられるクロムイオンを含有するフォルステラ
テト単結晶の製造方法に関する。
として用いられるクロムイオンを含有するフォルステラ
テト単結晶の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クロムイオンを含有するフォルステライ
ト(Mg2SiO4)単結晶は、4価のクロムイオンを発
光因子とする波長可変レーザで、1167〜1345n
mの波長においてレーザ発振することが、V.Petr
icevic等によって報告されている(Appl.O
pti.Vol27,No.20/15 Octobe
r,1988)。
ト(Mg2SiO4)単結晶は、4価のクロムイオンを発
光因子とする波長可変レーザで、1167〜1345n
mの波長においてレーザ発振することが、V.Petr
icevic等によって報告されている(Appl.O
pti.Vol27,No.20/15 Octobe
r,1988)。
【0003】このフォルステライト単結晶中には3価お
よび4価のクロムイオンが混在しており、これらのイオ
ンは3価のクロムイオンがマグネシウムサイトへ、4価
のクロムイオンがシリコンサイトに置換すると考えられ
ている。単結晶中に2つのイオンが存在することで、ク
ロム濃度に対して4価のクロムイオンの存在確率が良い
とは言えなかった。これまで4価のクロムイオンを安定
的に結晶中へ取り込ませる方法として、酸素中で単結晶
を成長させることが報告されている(Y.YAMAGU
CHI et.al、OSA Proceeding
on Advanced Solid−State L
asers,1991 Volume10 P.5
2)。
よび4価のクロムイオンが混在しており、これらのイオ
ンは3価のクロムイオンがマグネシウムサイトへ、4価
のクロムイオンがシリコンサイトに置換すると考えられ
ている。単結晶中に2つのイオンが存在することで、ク
ロム濃度に対して4価のクロムイオンの存在確率が良い
とは言えなかった。これまで4価のクロムイオンを安定
的に結晶中へ取り込ませる方法として、酸素中で単結晶
を成長させることが報告されている(Y.YAMAGU
CHI et.al、OSA Proceeding
on Advanced Solid−State L
asers,1991 Volume10 P.5
2)。
【0004】しかしながら、このフォルステライト単結
晶は融点が高温(1890℃)であるために、大型単結
晶を育成するためにはイリジウムるつぼを使用せざるを
得ない。このイリジウムるつぼは、高温の酸化性雰囲気
において、酸化し、劣化する恐れがあるため酸素中で単
結晶を育成する方法は応用できない。
晶は融点が高温(1890℃)であるために、大型単結
晶を育成するためにはイリジウムるつぼを使用せざるを
得ない。このイリジウムるつぼは、高温の酸化性雰囲気
において、酸化し、劣化する恐れがあるため酸素中で単
結晶を育成する方法は応用できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、4価
のクロムイオンを安定的に、かつ効率よく単結晶中に取
り込ませることができるフォルステライト単結晶の製造
方法を提供することにある。
のクロムイオンを安定的に、かつ効率よく単結晶中に取
り込ませることができるフォルステライト単結晶の製造
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の目的
は、結晶の主成分である酸化マグネシウム(MgO)と
二酸化ケイ素(SiO2)の混合比を一定範囲とするこ
とにより達成される。
は、結晶の主成分である酸化マグネシウム(MgO)と
二酸化ケイ素(SiO2)の混合比を一定範囲とするこ
とにより達成される。
【0007】すなわち、本発明は、クロムイオンを含有
するフォルステライト単結晶の製造方法において、原料
である酸化マグネシウムと酸化ケイ素の混合モル比を
2.05〜2.0:0.95〜1.0としたことを特徴
とするフォルステライト単結晶の製造方法にある。
するフォルステライト単結晶の製造方法において、原料
である酸化マグネシウムと酸化ケイ素の混合モル比を
2.05〜2.0:0.95〜1.0としたことを特徴
とするフォルステライト単結晶の製造方法にある。
【0008】以下、本発明の製造方法について説明す
る。フォルステライト単結晶の原料として、99.99
9%の酸化マグネシウム(MgO)と99.999%の
二酸化ケイ素(SiO2)および99.99%の二酸化
クロム(CrO2)または三酸化二クロム(Cr2O3)
を用いる。
る。フォルステライト単結晶の原料として、99.99
9%の酸化マグネシウム(MgO)と99.999%の
二酸化ケイ素(SiO2)および99.99%の二酸化
クロム(CrO2)または三酸化二クロム(Cr2O3)
を用いる。
【0009】本発明では、これらの原料の中で酸化マグ
ネシウム(MgO)と二酸化ケイ素(SiO2)の混合
モル比を2.05〜2.0:0.95〜1.0の範囲に
設定し、これに二酸化クロムまたは三酸化二クロムの所
定量を添加し混合する。酸化マグネシウム(MgO)の
量が2.0未満になると結晶中の3価のクロムイオンが
増加し、本発明の目的は達成されない。また、酸化マグ
ネシウム(MgO)の量が2.05を超えると結晶中に
MgOインクルージョンが生成したり、原料を溶かした
ときの融液表面上に、MgOが浮遊して良質の単結晶が
得られない。
ネシウム(MgO)と二酸化ケイ素(SiO2)の混合
モル比を2.05〜2.0:0.95〜1.0の範囲に
設定し、これに二酸化クロムまたは三酸化二クロムの所
定量を添加し混合する。酸化マグネシウム(MgO)の
量が2.0未満になると結晶中の3価のクロムイオンが
増加し、本発明の目的は達成されない。また、酸化マグ
ネシウム(MgO)の量が2.05を超えると結晶中に
MgOインクルージョンが生成したり、原料を溶かした
ときの融液表面上に、MgOが浮遊して良質の単結晶が
得られない。
【0010】このように混合した原料を1000℃〜1
300℃の酸素または大気中で6〜12時間焼成した
後、静水圧プレスにより圧粉体に成型する。圧粉体原料
を再度1000℃〜1500℃の酸素または大気雰囲気
中で、6〜12時間焼成し、焼結体原料とする。
300℃の酸素または大気中で6〜12時間焼成した
後、静水圧プレスにより圧粉体に成型する。圧粉体原料
を再度1000℃〜1500℃の酸素または大気雰囲気
中で、6〜12時間焼成し、焼結体原料とする。
【0011】次に、圧粉体原料をイリジウムるつぼに投
入し、高周波誘導加熱引上法により単結晶を育成する。
育成時の雰囲気は、例えば窒素等の不活性雰囲気中に酸
素を0.1〜3容量%含んでいるものが望ましい。酸素
含有量が0.1容量%未満では安定的に4価のクロムイ
オンを取り込ませることが難しく、3容量%を超える
と、るつぼの消耗が激しくなる。回転速度は5〜30r
pm、引上速度は0.5〜2.0mm/hが望ましく、
引上速度が2.0mm/hを超えると結晶の品質が劣
り、0.5mm/h未満では経済性に難がある。
入し、高周波誘導加熱引上法により単結晶を育成する。
育成時の雰囲気は、例えば窒素等の不活性雰囲気中に酸
素を0.1〜3容量%含んでいるものが望ましい。酸素
含有量が0.1容量%未満では安定的に4価のクロムイ
オンを取り込ませることが難しく、3容量%を超える
と、るつぼの消耗が激しくなる。回転速度は5〜30r
pm、引上速度は0.5〜2.0mm/hが望ましく、
引上速度が2.0mm/hを超えると結晶の品質が劣
り、0.5mm/h未満では経済性に難がある。
【0012】
【実施例】以下、実施例および比較例に基づき本発明を
説明する。
説明する。
【0013】実施例1 酸化マグネシウム(MgO)と二酸化ケイ素(Si
O2)の混合比を2.01:1の割合で秤量し、これに
三酸化二クロム(Cr2O3)を0.3重量%添加し混合
した。この原料を1000℃の大気中で12時間焼成し
た後、静水圧プレスにより圧粉体とした。圧粉体を13
00℃の酸素中で12時間焼成し、イリジウムるつぼに
入れ、窒素99%、酸素1%の雰囲気中で、高周波誘導
加熱引上法により単結晶を育成した。育成には種結晶を
用い速度20rpmで回転させながら、1mm/hで引
き上げた。
O2)の混合比を2.01:1の割合で秤量し、これに
三酸化二クロム(Cr2O3)を0.3重量%添加し混合
した。この原料を1000℃の大気中で12時間焼成し
た後、静水圧プレスにより圧粉体とした。圧粉体を13
00℃の酸素中で12時間焼成し、イリジウムるつぼに
入れ、窒素99%、酸素1%の雰囲気中で、高周波誘導
加熱引上法により単結晶を育成した。育成には種結晶を
用い速度20rpmで回転させながら、1mm/hで引
き上げた。
【0014】このようにして得られた単結晶から1辺が
5mmの立方体を方位切断し、平行平面研磨を施した。
この立方体の吸収スペクトルを分光器を用いて測定し
た。この吸収スぺクトルの結果を図1に示す。なお、同
図において、gは結晶固化率(%)を示す。
5mmの立方体を方位切断し、平行平面研磨を施した。
この立方体の吸収スペクトルを分光器を用いて測定し
た。この吸収スぺクトルの結果を図1に示す。なお、同
図において、gは結晶固化率(%)を示す。
【0015】比較例1 酸化マグネシウム(MgO)と二酸化ケイ素(Si
O2)の混合比を1.9:1で秤量し、これに三酸化二
クロム(Cr2O3)を0.3重量%添加した。この原料
を混合し、実施例1と同様に焼成プレス、焼成、そして
単結晶を育成した。得られた単結晶から1辺が5mmの
立方体を方位切断し、平行平面研磨を施した。この立方
体の吸収スペクトルを実施例1と同様に測定した。その
吸収スペクトルを図2に示す。なお、同図においても、
gは結晶固化率(%)を示す。
O2)の混合比を1.9:1で秤量し、これに三酸化二
クロム(Cr2O3)を0.3重量%添加した。この原料
を混合し、実施例1と同様に焼成プレス、焼成、そして
単結晶を育成した。得られた単結晶から1辺が5mmの
立方体を方位切断し、平行平面研磨を施した。この立方
体の吸収スペクトルを実施例1と同様に測定した。その
吸収スペクトルを図2に示す。なお、同図においても、
gは結晶固化率(%)を示す。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクロムイ
オンを含有するフォルステライト(Mg2SiO4)単結
晶の原料である酸化マグネシウム(MgO)と二酸化ケ
イ素(SiO2)の混合モル比を特定範囲とすることに
より、4価のクロムイオンを安定的に、効率よく結晶中
へ取り込ませることが可能である。このことはクロム4
価を発光因子とするフォルステライト単結晶のレーザ特
性に直接関係し、結果としてレーザ特性の向上が可能と
なる。
オンを含有するフォルステライト(Mg2SiO4)単結
晶の原料である酸化マグネシウム(MgO)と二酸化ケ
イ素(SiO2)の混合モル比を特定範囲とすることに
より、4価のクロムイオンを安定的に、効率よく結晶中
へ取り込ませることが可能である。このことはクロム4
価を発光因子とするフォルステライト単結晶のレーザ特
性に直接関係し、結果としてレーザ特性の向上が可能と
なる。
【図1】 実施例1により得られたフォルステライト単
結晶の吸収スペクトル。
結晶の吸収スペクトル。
【図2】 比較例1により得られたフォルステライト単
結晶の吸収スペクトル。
結晶の吸収スペクトル。
Claims (1)
- 【請求項1】 クロムイオンを含有するフォルステライ
ト単結晶の製造方法において、原料である酸化マグネシ
ウムと酸化ケイ素の混合モル比を2.05〜2.0:
0.95〜1.0としたことを特徴とするフォルステラ
イト単結晶の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32992092A JPH06157199A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | フォルステライト単結晶の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32992092A JPH06157199A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | フォルステライト単結晶の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06157199A true JPH06157199A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18226751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32992092A Pending JPH06157199A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | フォルステライト単結晶の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06157199A (ja) |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP32992092A patent/JPH06157199A/ja active Pending
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