JPH06158416A - 紡糸装置 - Google Patents
紡糸装置Info
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- JPH06158416A JPH06158416A JP31013092A JP31013092A JPH06158416A JP H06158416 A JPH06158416 A JP H06158416A JP 31013092 A JP31013092 A JP 31013092A JP 31013092 A JP31013092 A JP 31013092A JP H06158416 A JPH06158416 A JP H06158416A
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- JP
- Japan
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- yarn
- spinning
- oil agent
- vacuum
- oil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】紡糸筒内部が減圧雰囲気にされた紡糸装置にお
いて、油剤が突沸したり、凍結することなく、安定した
油剤付与のできる紡糸装置を提供する。 【構成】紡糸装置を口金部10、口金部に連なる紡糸筒
30、紡糸筒に接続された減圧手段40、および引取手
段60で構成する。そして、紡糸筒30の底部に糸条Y
の狭い通過孔を有する複数の糸条ガイド17〜22で構
成される、一定長さLの糸条Yの糸道を設けると共に、
この糸道L内に油剤を付与する油剤供給部50を設け、
これに油剤供給手段50Aで油剤を供給する。油剤供給
部50が設けられている調圧室23は、その真空度が
2.6×103 Pa以上大気圧未満であり、この真空度
は、真空計35で確認する。 【効果】油剤が突沸、凍結等を生じない最適条件の糸道
内で行えるので、安定した油剤付与が行える。
いて、油剤が突沸したり、凍結することなく、安定した
油剤付与のできる紡糸装置を提供する。 【構成】紡糸装置を口金部10、口金部に連なる紡糸筒
30、紡糸筒に接続された減圧手段40、および引取手
段60で構成する。そして、紡糸筒30の底部に糸条Y
の狭い通過孔を有する複数の糸条ガイド17〜22で構
成される、一定長さLの糸条Yの糸道を設けると共に、
この糸道L内に油剤を付与する油剤供給部50を設け、
これに油剤供給手段50Aで油剤を供給する。油剤供給
部50が設けられている調圧室23は、その真空度が
2.6×103 Pa以上大気圧未満であり、この真空度
は、真空計35で確認する。 【効果】油剤が突沸、凍結等を生じない最適条件の糸道
内で行えるので、安定した油剤付与が行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部が外部雰囲気より
も減圧状態に保持された紡糸筒内部に糸条を溶融紡糸
し、この紡糸筒内で冷却固化後、常圧の紡糸筒外部に引
き出す紡糸装置の改良に関する。
も減圧状態に保持された紡糸筒内部に糸条を溶融紡糸
し、この紡糸筒内で冷却固化後、常圧の紡糸筒外部に引
き出す紡糸装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】合成繊維の製造に際しては、周知の如く
紡出された糸条に対してその集束性、平滑性、制電性等
を改善する目的で油剤が塗布される。この油剤として
は、通常、集束剤、平滑剤、制電剤から成る油分を0.
1〜30重量%程度含む水性エマルジョンタイプのもの
が用いられる。
紡出された糸条に対してその集束性、平滑性、制電性等
を改善する目的で油剤が塗布される。この油剤として
は、通常、集束剤、平滑剤、制電剤から成る油分を0.
1〜30重量%程度含む水性エマルジョンタイプのもの
が用いられる。
【0003】このような油剤を、内部が減圧状態に保持
された紡糸筒内を走行する糸条に対して付与することの
できる、いわゆる減圧紡糸の溶融紡糸装置としては、特
公平4−5766号公報に記載されたものが知られてい
る。この紡糸装置は、口金、紡糸筒、ゴデーローラ、お
よびワインダがこれらの順に設けられたもので、紡糸筒
には、内部を減圧雰囲気にする真空ポンプが連結され、
その下部には狭いスリット状の糸条通路であるシールガ
イドが設けられたものである。そして、この公報では、
口金から紡出された糸条を、真空ポンプで減圧雰囲気に
された紡糸筒内部、シールガイドおよびゴデーローラを
経てワインダに巻き取る際に、上記シールガイドで糸条
に油剤を供給することを提案している。
された紡糸筒内を走行する糸条に対して付与することの
できる、いわゆる減圧紡糸の溶融紡糸装置としては、特
公平4−5766号公報に記載されたものが知られてい
る。この紡糸装置は、口金、紡糸筒、ゴデーローラ、お
よびワインダがこれらの順に設けられたもので、紡糸筒
には、内部を減圧雰囲気にする真空ポンプが連結され、
その下部には狭いスリット状の糸条通路であるシールガ
イドが設けられたものである。そして、この公報では、
口金から紡出された糸条を、真空ポンプで減圧雰囲気に
された紡糸筒内部、シールガイドおよびゴデーローラを
経てワインダに巻き取る際に、上記シールガイドで糸条
に油剤を供給することを提案している。
【0004】一方、特開昭62−15315号公報に
も、紡糸筒内部を減圧状態に保持し、かつ、上記のシー
ルガイド直前の紡糸筒内部に油剤付与装置を設けた紡糸
装置が記載されている。
も、紡糸筒内部を減圧状態に保持し、かつ、上記のシー
ルガイド直前の紡糸筒内部に油剤付与装置を設けた紡糸
装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来装置
は、紡糸筒内の真空度が高くなって油剤の飽和圧力近く
になると、油剤中に溶解している空気が気泡となり油剤
と共に突沸する。このため、油剤供給孔から供給される
油剤は、油剤供給孔から飛び散るように噴出し、糸条へ
の付着不良となる。また、油剤供給孔から吐出された油
剤は、紡糸筒内部が減圧状態のため蒸発,冷却されて凍
結し、その結果油剤成分の変質を招き、糸切れを起こす
原因ともなる。さらに、蒸発した油剤が膨張するため、
紡糸筒に連結されている真空ポンプの吸引能力を著しく
低下させるなど、紡糸装置全体の操業性を著しく悪化さ
せる原因ともなる。
は、紡糸筒内の真空度が高くなって油剤の飽和圧力近く
になると、油剤中に溶解している空気が気泡となり油剤
と共に突沸する。このため、油剤供給孔から供給される
油剤は、油剤供給孔から飛び散るように噴出し、糸条へ
の付着不良となる。また、油剤供給孔から吐出された油
剤は、紡糸筒内部が減圧状態のため蒸発,冷却されて凍
結し、その結果油剤成分の変質を招き、糸切れを起こす
原因ともなる。さらに、蒸発した油剤が膨張するため、
紡糸筒に連結されている真空ポンプの吸引能力を著しく
低下させるなど、紡糸装置全体の操業性を著しく悪化さ
せる原因ともなる。
【0006】そこで、上記油剤の突沸、凍結、変質等の
原因となる油剤付与装置を紡糸筒外に設けるという方策
もあるが、これでは糸条が紡糸筒底部の糸条出口部から
引き出されるときに、シールガイドで擦過を生じ、高品
質の糸条が製造できないという欠点がある。したがっ
て、給油ガイドは、どうしても紡糸筒内に設けなければ
ならない。
原因となる油剤付与装置を紡糸筒外に設けるという方策
もあるが、これでは糸条が紡糸筒底部の糸条出口部から
引き出されるときに、シールガイドで擦過を生じ、高品
質の糸条が製造できないという欠点がある。したがっ
て、給油ガイドは、どうしても紡糸筒内に設けなければ
ならない。
【0007】本発明は、上記従来装置の欠点を解消し、
紡糸筒内部での油剤の突沸、凍結等を防止することによ
り、紡糸筒内部を通過する糸条に安定した油剤付与が行
える紡糸装置を提供することを目的とする。
紡糸筒内部での油剤の突沸、凍結等を防止することによ
り、紡糸筒内部を通過する糸条に安定した油剤付与が行
える紡糸装置を提供することを目的とする。
【0008】
【問題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るため、本発明に係る紡糸装置は、溶融された合成樹脂
を吐出孔から糸条として紡出する口金部と、前記口金部
の周囲を包囲すると共に、前記紡出された糸条の周囲を
囲む紡糸筒と、前記紡糸筒に連通し、前記紡糸筒内を減
圧雰囲気にせしめるための減圧手段と、 前記口金部か
ら紡出された糸条を、前記紡糸筒内を経て所定の速度で
引き取る引取手段と、を備えた紡糸装置において、
(イ)前記紡糸筒の下部に、前記紡出糸条の走行方向に
沿って一定の長さを有し、かつ、前記糸条が通過し得る
だけの狭い糸道が形成された糸条出口部を設けると共
に、(ロ)前記糸条出口部の糸道の途中に、油剤供給手
段に連結された油剤供給部を設けたことを特徴とする。
るため、本発明に係る紡糸装置は、溶融された合成樹脂
を吐出孔から糸条として紡出する口金部と、前記口金部
の周囲を包囲すると共に、前記紡出された糸条の周囲を
囲む紡糸筒と、前記紡糸筒に連通し、前記紡糸筒内を減
圧雰囲気にせしめるための減圧手段と、 前記口金部か
ら紡出された糸条を、前記紡糸筒内を経て所定の速度で
引き取る引取手段と、を備えた紡糸装置において、
(イ)前記紡糸筒の下部に、前記紡出糸条の走行方向に
沿って一定の長さを有し、かつ、前記糸条が通過し得る
だけの狭い糸道が形成された糸条出口部を設けると共
に、(ロ)前記糸条出口部の糸道の途中に、油剤供給手
段に連結された油剤供給部を設けたことを特徴とする。
【0009】この場合、前記油剤供給部は、真空度が
2.6×103 Pa以上大気圧未満の位置に設けるのが
好ましい。その理由は、20℃における水の飽和圧力が
2.6×103 Paであるので、減圧紡糸の油剤として
多用されている水性エマルジョンの主要成分である水が
沸騰、凍結等を生じない条件である上記圧力条件の位置
に設ければよいからである。
2.6×103 Pa以上大気圧未満の位置に設けるのが
好ましい。その理由は、20℃における水の飽和圧力が
2.6×103 Paであるので、減圧紡糸の油剤として
多用されている水性エマルジョンの主要成分である水が
沸騰、凍結等を生じない条件である上記圧力条件の位置
に設ければよいからである。
【0010】以下、本発明の内容を図面を参照しながら
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る紡糸装置の代表的な
実施態様例の縦断面図、図2は、図1に示した糸道シー
ル部15のA−A矢視断面図である。また、図3は、糸
道シール部15の他の実施態様例の縦断面図、図4は、
図3に示した糸道シール部のB−B矢視断面図である。
実施態様例の縦断面図、図2は、図1に示した糸道シー
ル部15のA−A矢視断面図である。また、図3は、糸
道シール部15の他の実施態様例の縦断面図、図4は、
図3に示した糸道シール部のB−B矢視断面図である。
【0012】図において、10は、図示省略のエクスト
ルーダから押出された溶融ポリマを糸条Yとして紡出す
る口金部で、多数の吐出孔2を有する口金1が紡糸パッ
ク3と一体にされた状態でスピンブロック4内のパック
ホルダ5上にアルミニユーム製金属シール6を介して固
定されている。
ルーダから押出された溶融ポリマを糸条Yとして紡出す
る口金部で、多数の吐出孔2を有する口金1が紡糸パッ
ク3と一体にされた状態でスピンブロック4内のパック
ホルダ5上にアルミニユーム製金属シール6を介して固
定されている。
【0013】30は、紡出された糸条Yを冷却固化する
紡糸筒で、内部に糸条Yの走行方向に沿って延びる長い
断面円形状の紡糸室Sを有する胴部30Aと、紡糸筒3
0の底部を形成すると共に、糸条Yの出口となる糸条出
口部30Bとで構成されている。胴部30Aは、上部フ
ランジ7がパックホルダ5のフランジ5aにゴム製Oリ
ング9を介してボルト8で固定されている。紡糸筒30
の長さ、すなわち口金1の吐出孔2の下面から紡糸室S
の底部までの長さは、吐出孔2の下面から少なくとも紡
出糸条Yの固化点までを包囲できる長さとされている。
紡糸筒で、内部に糸条Yの走行方向に沿って延びる長い
断面円形状の紡糸室Sを有する胴部30Aと、紡糸筒3
0の底部を形成すると共に、糸条Yの出口となる糸条出
口部30Bとで構成されている。胴部30Aは、上部フ
ランジ7がパックホルダ5のフランジ5aにゴム製Oリ
ング9を介してボルト8で固定されている。紡糸筒30
の長さ、すなわち口金1の吐出孔2の下面から紡糸室S
の底部までの長さは、吐出孔2の下面から少なくとも紡
出糸条Yの固化点までを包囲できる長さとされている。
【0014】胴部30Aの右側面には、紡糸室Sの真空
度を表示する接点付き真空計55と、紡糸室S内の雰囲
気を高真空にする真空ポンプ12とがそれぞれ配管55
a、12aを介して接続され、真空ポンプ12は、真空
計55が所望の真空度を維持するようにコントローラ1
1によって制御されるようなっている。すなわち、これ
らの部材で紡糸筒内部を減圧雰囲気にする減圧手段40
を構成している。
度を表示する接点付き真空計55と、紡糸室S内の雰囲
気を高真空にする真空ポンプ12とがそれぞれ配管55
a、12aを介して接続され、真空ポンプ12は、真空
計55が所望の真空度を維持するようにコントローラ1
1によって制御されるようなっている。すなわち、これ
らの部材で紡糸筒内部を減圧雰囲気にする減圧手段40
を構成している。
【0015】糸条出口部30Bは、ケーシング15の上
部フランジ15aがゴム製Oリング14を介してボルト
13で紡糸筒7の下部フランジ5bに固定されている。
糸条出口部30Bの下部は、紡糸室S内に外気が侵入す
るのを防止するため、図2に示すように、糸条Yの走行
方向に沿って糸条Yが通過し得るだけの狭い内径dの糸
条通過孔17a〜22aを有する糸条ガイド17〜22
が一定間隔で複数ケーシング15に固定され、各糸条ガ
イド間は、所定の空間容積を有する調圧室23〜27が
設けられている。すなわち、糸条ガイド17の上端から
糸条ガイド22の下端までが糸条出口部30Bの糸道
(長さL)を形成するものであり、この糸道で外気の紡
糸室S内への侵入を有効に防止する。この場合、糸道長
さLは、紡糸室Sの内部雰囲気にもよるが10〜100
0mm程度にするのが好ましい。糸条出口部30Bは、
本実施例では6段から成る糸条ガイド17〜22とその
間に介在された5室の調圧室23〜27を設けている
が、何もこの態様に限定されものではなく、さらに多段
に設ければラビリンス効果により一層の高真空下での紡
糸が可能になる。しかし、余り多くすると糸条Yの糸条
ガイドへの接触機会が増えるので好ましくなく、糸条Y
の擦過、糸切れ等を有効に防止して高品質の糸条を紡糸
するには、1〜20段程度、より好ましくは、3〜10
段とするのがよい。また、口金1から紡出された糸条Y
の引取手段60への糸掛けを容易にするため、各糸条ガ
イドは、図2に示すように糸条通過孔19aにスリット
19bが設けられており、ケーシング15とは別部材の
糸道シール蓋16が蝶番29aを支点として開閉できる
ようにされている。糸道シール蓋16の接合面には、パ
ッキン28が固定されており、図示の如く糸道シール蓋
16を閉止して締め付け具29bでロックした場合に
は、糸条通過孔18a、19aだけが開口する調圧室2
4が形成されるようになっている。なお、糸条ガイド1
7〜22の形状は、本実施態様例のように円形の糸条通
過孔と、長方形のスリットとが連結された形状のものに
限定する必要はなく、例えば楕円形、長方形、正方形、
三角形に、またはスリットだけにするなど、任意の形状
を選ぶことができることは言うまでもない。また、糸条
ガイドの材質は、糸条への損傷をできるだけ小さくする
ため、例えばセラミック製のものを用いるのが好まし
い。すなわち、糸条出口部30Bは、糸掛け時に糸道シ
ール蓋16を開いて全ての糸条ガイドに同時に糸掛けす
ることができるようにされている。
部フランジ15aがゴム製Oリング14を介してボルト
13で紡糸筒7の下部フランジ5bに固定されている。
糸条出口部30Bの下部は、紡糸室S内に外気が侵入す
るのを防止するため、図2に示すように、糸条Yの走行
方向に沿って糸条Yが通過し得るだけの狭い内径dの糸
条通過孔17a〜22aを有する糸条ガイド17〜22
が一定間隔で複数ケーシング15に固定され、各糸条ガ
イド間は、所定の空間容積を有する調圧室23〜27が
設けられている。すなわち、糸条ガイド17の上端から
糸条ガイド22の下端までが糸条出口部30Bの糸道
(長さL)を形成するものであり、この糸道で外気の紡
糸室S内への侵入を有効に防止する。この場合、糸道長
さLは、紡糸室Sの内部雰囲気にもよるが10〜100
0mm程度にするのが好ましい。糸条出口部30Bは、
本実施例では6段から成る糸条ガイド17〜22とその
間に介在された5室の調圧室23〜27を設けている
が、何もこの態様に限定されものではなく、さらに多段
に設ければラビリンス効果により一層の高真空下での紡
糸が可能になる。しかし、余り多くすると糸条Yの糸条
ガイドへの接触機会が増えるので好ましくなく、糸条Y
の擦過、糸切れ等を有効に防止して高品質の糸条を紡糸
するには、1〜20段程度、より好ましくは、3〜10
段とするのがよい。また、口金1から紡出された糸条Y
の引取手段60への糸掛けを容易にするため、各糸条ガ
イドは、図2に示すように糸条通過孔19aにスリット
19bが設けられており、ケーシング15とは別部材の
糸道シール蓋16が蝶番29aを支点として開閉できる
ようにされている。糸道シール蓋16の接合面には、パ
ッキン28が固定されており、図示の如く糸道シール蓋
16を閉止して締め付け具29bでロックした場合に
は、糸条通過孔18a、19aだけが開口する調圧室2
4が形成されるようになっている。なお、糸条ガイド1
7〜22の形状は、本実施態様例のように円形の糸条通
過孔と、長方形のスリットとが連結された形状のものに
限定する必要はなく、例えば楕円形、長方形、正方形、
三角形に、またはスリットだけにするなど、任意の形状
を選ぶことができることは言うまでもない。また、糸条
ガイドの材質は、糸条への損傷をできるだけ小さくする
ため、例えばセラミック製のものを用いるのが好まし
い。すなわち、糸条出口部30Bは、糸掛け時に糸道シ
ール蓋16を開いて全ての糸条ガイドに同時に糸掛けす
ることができるようにされている。
【0016】50は、糸条Yに油剤を付与するための油
剤供給部で、本実施態様例では最上段の調圧室23に設
けられており、給油ポンプ33、油剤タンク34、フレ
キシブルホース31a、配管33aから成る油剤供給手
段50Aと接続されている。本実施態様例では油剤供給
部50は、内部に油剤供給孔31bを有するノズル形の
給油ガイド31とされ、先端の接糸部は、糸条走行方向
断面が半円形をしており、糸条Yに接触した状態でケー
シング15内壁面内に装着されたOリング32で固定さ
れている。このOリング32は、調圧室23内に外気が
侵入しないようにシールする役目をも有している。油剤
供給孔31bの中心軸と直交する方向の断面形状は、本
実施例では円形とされているが、調圧室23を通過する
糸条Yの引取本数や糸束外径等に応じて長方形断面やそ
の他の断面形状とすることもできる。また、複数の糸条
Yを口金から並列して紡糸する場合には、糸条ガイドを
対応する糸条数だけ隣接して設けてもよい。給油ポンプ
33は、ギヤポンプ、ダイヤフラムポンプ等の公知の容
積式ポンプを用いることができるが、ギヤポンプが油剤
の吐出量を高精度で供給できるので好ましい。なお、図
示を省略したが油剤ポンプ33は、真空計35と電気的
に接続されていて、調圧室23内部が所定の真空度のと
きだけ運転可能なようにインターロックされていてもよ
いし、油剤タンク34に油剤液面の上限および下限スィ
ッチを設け、これと連動運転できるようにされていても
よい。
剤供給部で、本実施態様例では最上段の調圧室23に設
けられており、給油ポンプ33、油剤タンク34、フレ
キシブルホース31a、配管33aから成る油剤供給手
段50Aと接続されている。本実施態様例では油剤供給
部50は、内部に油剤供給孔31bを有するノズル形の
給油ガイド31とされ、先端の接糸部は、糸条走行方向
断面が半円形をしており、糸条Yに接触した状態でケー
シング15内壁面内に装着されたOリング32で固定さ
れている。このOリング32は、調圧室23内に外気が
侵入しないようにシールする役目をも有している。油剤
供給孔31bの中心軸と直交する方向の断面形状は、本
実施例では円形とされているが、調圧室23を通過する
糸条Yの引取本数や糸束外径等に応じて長方形断面やそ
の他の断面形状とすることもできる。また、複数の糸条
Yを口金から並列して紡糸する場合には、糸条ガイドを
対応する糸条数だけ隣接して設けてもよい。給油ポンプ
33は、ギヤポンプ、ダイヤフラムポンプ等の公知の容
積式ポンプを用いることができるが、ギヤポンプが油剤
の吐出量を高精度で供給できるので好ましい。なお、図
示を省略したが油剤ポンプ33は、真空計35と電気的
に接続されていて、調圧室23内部が所定の真空度のと
きだけ運転可能なようにインターロックされていてもよ
いし、油剤タンク34に油剤液面の上限および下限スィ
ッチを設け、これと連動運転できるようにされていても
よい。
【0017】給油ガイド31の装着位置は、油剤が糸条
出口部30Bの糸道L内で突沸、凍結等を生じない圧力
条件の位置に設ければよいのであって、このような位置
は油剤の沸点、凍結点等の物性にもよるが、真空度が
2.6×103 Pa以上大気圧未満の位置に設ければ通
常使用される大半の油剤の突沸、凍結等を回避すること
ができる。この場合、油剤の物性が上記圧力条件の範囲
内にあるのであれば、糸道内を走行する紡出糸条が無給
油の状態で多数の糸条ガイドと接触することによって発
生する擦過、糸切れ等を避けるため、給油ガイドの設置
位置は、図1に示すように、極力、紡糸室Sに近い位置
に設けるのが好ましい。このような条件を備えた給油ガ
イドの位置は、紡糸条件から要求される紡糸室S内部の
真空度と大気圧との差圧と、糸道長さLとが予め判明し
ているので、計算によって糸道L間の圧力勾配を求める
ことで容易にその位置を知ることできる。また、例えば
図1に示すように、各調圧室に対応する数だけの給油ガ
イド装着孔51と真空計取付孔52とをケーシング15
と糸道シール蓋16にそれぞれ設け、減圧手段40を実
際に運転し、給油ガイド31と真空計35をそれぞれの
取付孔51、52に付け換えて上記条件に適合する油剤
供給部の位置を探索し、装着位置が判明した後は残余の
取付孔をそれぞれの盲プラグ53、54で封止してもよ
い。なお、給油ガイドの設置個数は、本実施例のように
1個に限定されるものではなく、上記圧力条件の範囲内
で糸条の走行方向に複数個設けて、より均一かつ確実な
油剤付与を行なってもよい。
出口部30Bの糸道L内で突沸、凍結等を生じない圧力
条件の位置に設ければよいのであって、このような位置
は油剤の沸点、凍結点等の物性にもよるが、真空度が
2.6×103 Pa以上大気圧未満の位置に設ければ通
常使用される大半の油剤の突沸、凍結等を回避すること
ができる。この場合、油剤の物性が上記圧力条件の範囲
内にあるのであれば、糸道内を走行する紡出糸条が無給
油の状態で多数の糸条ガイドと接触することによって発
生する擦過、糸切れ等を避けるため、給油ガイドの設置
位置は、図1に示すように、極力、紡糸室Sに近い位置
に設けるのが好ましい。このような条件を備えた給油ガ
イドの位置は、紡糸条件から要求される紡糸室S内部の
真空度と大気圧との差圧と、糸道長さLとが予め判明し
ているので、計算によって糸道L間の圧力勾配を求める
ことで容易にその位置を知ることできる。また、例えば
図1に示すように、各調圧室に対応する数だけの給油ガ
イド装着孔51と真空計取付孔52とをケーシング15
と糸道シール蓋16にそれぞれ設け、減圧手段40を実
際に運転し、給油ガイド31と真空計35をそれぞれの
取付孔51、52に付け換えて上記条件に適合する油剤
供給部の位置を探索し、装着位置が判明した後は残余の
取付孔をそれぞれの盲プラグ53、54で封止してもよ
い。なお、給油ガイドの設置個数は、本実施例のように
1個に限定されるものではなく、上記圧力条件の範囲内
で糸条の走行方向に複数個設けて、より均一かつ確実な
油剤付与を行なってもよい。
【0018】図3および図4は、図1および図2の糸条
出口部30Bと油剤供給部50とは異なる実施態様例の
もので、図3は、その縦断面図、図4は、図3のB−B
矢視断面図である。
出口部30Bと油剤供給部50とは異なる実施態様例の
もので、図3は、その縦断面図、図4は、図3のB−B
矢視断面図である。
【0019】図に示すように、本実施態様例の糸条出口
部30Bは、図1の紡糸筒30の底部に円筒部材42が
形成されており、円筒部材42の下部には、円柱状栓4
3の装着孔42aが形成され、紡糸室S底部からEの距
離には、上記装着孔42aに開口する圧力検出孔42b
が設けらけれていると共に、この圧力検出孔に真空計4
7が配管47aで固定されている。円柱状栓43は、円
筒部材42に嵌合される円形断面のプラグ部43aと、
ボルト45によって円筒部材底部に固定されるフランジ
43bとから構成されている。プラグ部43aは、その
外径が円筒部材の装着孔42aの内径としまり嵌め程度
の公差に加工されていると共に、左側面には、糸条Yが
通過できるだけの図示の如く長方形断面や、正方形、三
角形、楕円形等の狭い断面形状の糸条Yの糸道であるス
リット44が糸条Yの走行方向に沿って形成されてい
る。また、上記圧力検出孔42bと対向するスリット4
4の位置には、給油道46が連通しており、その他端
は、給油ポンプ33、給油タンク34と接続されてい
る。なお、距離Eは、上記したように油剤供給部の好ま
しい位置として真空計47の指針が2.6×103 Pa
以上大気圧未満を示す位置であり、紡糸室S内部の真空
度と大気圧との差圧と、糸道長さとから計算によって求
めたものである。
部30Bは、図1の紡糸筒30の底部に円筒部材42が
形成されており、円筒部材42の下部には、円柱状栓4
3の装着孔42aが形成され、紡糸室S底部からEの距
離には、上記装着孔42aに開口する圧力検出孔42b
が設けらけれていると共に、この圧力検出孔に真空計4
7が配管47aで固定されている。円柱状栓43は、円
筒部材42に嵌合される円形断面のプラグ部43aと、
ボルト45によって円筒部材底部に固定されるフランジ
43bとから構成されている。プラグ部43aは、その
外径が円筒部材の装着孔42aの内径としまり嵌め程度
の公差に加工されていると共に、左側面には、糸条Yが
通過できるだけの図示の如く長方形断面や、正方形、三
角形、楕円形等の狭い断面形状の糸条Yの糸道であるス
リット44が糸条Yの走行方向に沿って形成されてい
る。また、上記圧力検出孔42bと対向するスリット4
4の位置には、給油道46が連通しており、その他端
は、給油ポンプ33、給油タンク34と接続されてい
る。なお、距離Eは、上記したように油剤供給部の好ま
しい位置として真空計47の指針が2.6×103 Pa
以上大気圧未満を示す位置であり、紡糸室S内部の真空
度と大気圧との差圧と、糸道長さとから計算によって求
めたものである。
【0020】このような実施態様例とすれば、図1およ
び図2の実施態様例の装置と同様、油剤タンク34から
給油ポンプ33で給油道46を経てスリット44内を走
行する糸条Yに突沸や凍結を生じることなく油剤付与が
できると共に、スリット44によって紡糸室S内への外
気の侵入を阻止することができるうえに、図1および図
2の実施態様例の装置に比べて、糸条出口部30Bの構
造が非常に簡単になるメリットがある。しかも、円柱状
栓43は、円筒部材42の装着孔42aに容易に抜き差
しできるので、スリット44の断面積を適宜変更したも
のを複数用意しておけば、糸条Yの紡出径、紡出糸条数
の変更に伴なう糸束外径の変更に迅速に対応できる。
び図2の実施態様例の装置と同様、油剤タンク34から
給油ポンプ33で給油道46を経てスリット44内を走
行する糸条Yに突沸や凍結を生じることなく油剤付与が
できると共に、スリット44によって紡糸室S内への外
気の侵入を阻止することができるうえに、図1および図
2の実施態様例の装置に比べて、糸条出口部30Bの構
造が非常に簡単になるメリットがある。しかも、円柱状
栓43は、円筒部材42の装着孔42aに容易に抜き差
しできるので、スリット44の断面積を適宜変更したも
のを複数用意しておけば、糸条Yの紡出径、紡出糸条数
の変更に伴なう糸束外径の変更に迅速に対応できる。
【0021】再び、図1に戻り、糸条出口部30B下方
の60は、上記糸条出口部30Bから糸条Yを引き出す
ための引取手段で、共に適当な駆動手段で強制回転され
る一対のゴデーローラ36、37と、ワインダ41とを
備え、コデーローラ37とワインダ41間の糸道に設け
られた張力検出器38で糸条Yの巻取張力を検出し、コ
ントローラ39によって巻取パッケージの巻取張力が一
定になるように構成されている。
の60は、上記糸条出口部30Bから糸条Yを引き出す
ための引取手段で、共に適当な駆動手段で強制回転され
る一対のゴデーローラ36、37と、ワインダ41とを
備え、コデーローラ37とワインダ41間の糸道に設け
られた張力検出器38で糸条Yの巻取張力を検出し、コ
ントローラ39によって巻取パッケージの巻取張力が一
定になるように構成されている。
【0022】次に、上記実施態様例の装置の作用を説明
する。
する。
【0023】まず、口金1から紡出された糸条Yをワイ
ンダ41に糸掛けするには、紡糸筒30の下端の糸条シ
ール蓋16を開き、口金1から導き出した糸条Yを図示
しないサクションガンで引き取りつつ、各スリット17
b〜22bから糸条ガイド17〜22の糸条通過孔17
a〜22a内に挿入し、糸道シール蓋16を閉止する。
糸掛け作業が完了したら、真空ポンプ12を運転し、
予めコントローラ11に入力した紡糸室S内部の好まし
い減圧雰囲気に到達させる。紡糸室内が所定の真空度に
達したら、調圧室23内の真空度を真空計35で確認
し、真空計の目盛が2.6×103 Pa以上大気圧未満
を指示していたら、給油ポンプ33を運転し、給油ガイ
ド31から油剤を紡糸紡出糸条Yに付与する。油剤が付
与された糸条Yは、各糸条ガイド17〜22を通過して
ゴデーロール36、37を経て所定の引取張力でワイン
ダ41に巻き取られる。この場合、調圧室23内では、
油剤が突沸や凍結しない真空度にされているので、この
調圧室内部で安定した油剤付与が行なわれ、以後の糸条
ガイド18〜22での擦過が防止される。また、紡糸筒
下部の糸条出口部30Bでは、各糸条ガイドの糸条通過
孔17a〜22aの内径dが糸条Yが通過するだけの狭
い内径とされているので、外部から紡糸室S内への外気
の侵入を有効に阻止する。
ンダ41に糸掛けするには、紡糸筒30の下端の糸条シ
ール蓋16を開き、口金1から導き出した糸条Yを図示
しないサクションガンで引き取りつつ、各スリット17
b〜22bから糸条ガイド17〜22の糸条通過孔17
a〜22a内に挿入し、糸道シール蓋16を閉止する。
糸掛け作業が完了したら、真空ポンプ12を運転し、
予めコントローラ11に入力した紡糸室S内部の好まし
い減圧雰囲気に到達させる。紡糸室内が所定の真空度に
達したら、調圧室23内の真空度を真空計35で確認
し、真空計の目盛が2.6×103 Pa以上大気圧未満
を指示していたら、給油ポンプ33を運転し、給油ガイ
ド31から油剤を紡糸紡出糸条Yに付与する。油剤が付
与された糸条Yは、各糸条ガイド17〜22を通過して
ゴデーロール36、37を経て所定の引取張力でワイン
ダ41に巻き取られる。この場合、調圧室23内では、
油剤が突沸や凍結しない真空度にされているので、この
調圧室内部で安定した油剤付与が行なわれ、以後の糸条
ガイド18〜22での擦過が防止される。また、紡糸筒
下部の糸条出口部30Bでは、各糸条ガイドの糸条通過
孔17a〜22aの内径dが糸条Yが通過するだけの狭
い内径とされているので、外部から紡糸室S内への外気
の侵入を有効に阻止する。
【0024】
【実施例】図1の装置において、糸条ガイド17〜22
の糸条通過孔の内径dを1.0mmとし、真空ポンプ1
2として、排気速度1200L/分の油回転式のものを
2台使用して紡糸室S内部の真空度を900Paにし、
調圧室23内の真空度を真空計35で確認して4.4×
104 Paに維持した。そして、口金1からポリエステ
ル糸条Yを紡出して、ゴデーロール36、37とワイン
ダ41の引取速度を共に3000m/分に設定して、5
0デニール24フィラメントの糸条Yを巻取パッケージ
として巻きとった。
の糸条通過孔の内径dを1.0mmとし、真空ポンプ1
2として、排気速度1200L/分の油回転式のものを
2台使用して紡糸室S内部の真空度を900Paにし、
調圧室23内の真空度を真空計35で確認して4.4×
104 Paに維持した。そして、口金1からポリエステ
ル糸条Yを紡出して、ゴデーロール36、37とワイン
ダ41の引取速度を共に3000m/分に設定して、5
0デニール24フィラメントの糸条Yを巻取パッケージ
として巻きとった。
【0025】なお、油剤は、下記に示す組成、濃度の水
性エマルジョン型の織編共用油剤を用いた。
性エマルジョン型の織編共用油剤を用いた。
【0026】 [濃度] 10% [組成] オクチルステアレート 50% 鉱物油 10% POE(n)オレート 15% POE(n)硬化ひまし油エーテル 20% アルキルスルホネートNa 5% 紡糸装置の糸条出口部30Bでは、吐出不良や凍結を生
じることなく安定した油剤付与が行え、引取手段60で
糸条出口部30Bから引き取られた糸条Yも擦過傷や糸
切れのない高品質のものが得られた。
じることなく安定した油剤付与が行え、引取手段60で
糸条出口部30Bから引き取られた糸条Yも擦過傷や糸
切れのない高品質のものが得られた。
【0027】
【比較例】これに対し、コントローラ11からの指令に
より真空ポンプ12の排気量を徐々に高くしていって引
取手段60で引取られた糸条Yを調べたところ、糸条Y
に気泡が付着しており、この時の調圧室23内部の真空
度を真空計35で確認したところ、真空度が2.0×1
03 Paになった時点で油剤から気泡が発生しているこ
とが判明した。
より真空ポンプ12の排気量を徐々に高くしていって引
取手段60で引取られた糸条Yを調べたところ、糸条Y
に気泡が付着しており、この時の調圧室23内部の真空
度を真空計35で確認したところ、真空度が2.0×1
03 Paになった時点で油剤から気泡が発生しているこ
とが判明した。
【0028】さらに、真空ポンプ12を制御して調圧室
23内部の真空度を徐々に高くしていったところ、真空
度が高くなるに従い、引き取られた糸条Yには、凍結し
た油剤が付着することが分った。この現象と共に紡出糸
条は、糸条出口部30Bにて単糸切れを起こし、安定し
た紡糸が行えない状態になった。
23内部の真空度を徐々に高くしていったところ、真空
度が高くなるに従い、引き取られた糸条Yには、凍結し
た油剤が付着することが分った。この現象と共に紡出糸
条は、糸条出口部30Bにて単糸切れを起こし、安定し
た紡糸が行えない状態になった。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る紡糸装置は、上述した構
成、特に紡糸筒の下部に、紡出糸条の走行方向に沿って
一定長さの、糸条が通過し得るだけの狭い糸道が形成さ
れた糸条出口部を設けると共に、糸条出口部の糸道の途
中に、油剤供給手段に連結された油剤供給部を設けたの
で、紡糸筒内部を高い真空度の雰囲気に維持した状態で
紡糸筒内部での油剤の突沸、凍結等を防止することがで
き、安定した油剤付与を行なうことができる。
成、特に紡糸筒の下部に、紡出糸条の走行方向に沿って
一定長さの、糸条が通過し得るだけの狭い糸道が形成さ
れた糸条出口部を設けると共に、糸条出口部の糸道の途
中に、油剤供給手段に連結された油剤供給部を設けたの
で、紡糸筒内部を高い真空度の雰囲気に維持した状態で
紡糸筒内部での油剤の突沸、凍結等を防止することがで
き、安定した油剤付与を行なうことができる。
【0030】その結果、擦過傷や糸切れのない高品質の
糸条を生産効率が高い状態で紡糸することができる。
糸条を生産効率が高い状態で紡糸することができる。
【図1】本発明に係る紡糸装置の代表的な実施態様例の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1に示した糸道シール部のA−A矢視断面図
である。
である。
【図3】図1および図2に示した糸条出口部および油剤
供給部とは異なる実施態様例の縦断面図である。
供給部とは異なる実施態様例の縦断面図である。
【図4】図3に示した糸道シール部のB−B矢視断面図
である。
である。
1……口金 2……吐出孔 3……紡糸パック 4……スピンブロック 5……パックホルダ 10……口金部 11、39……コントローラ 12……真空ポンプ 15……ケーシング 16……糸道シール蓋 17〜22……糸条ガイド 23〜27……調圧室 30……紡糸筒 30A……胴部 30B……糸条出口部 31……給油ガイド 33……給油ポンプ 34……油剤タンク 35、55……真空計 36、37……ゴデーロール 38……張力検出器 40……減圧手段 42……円筒部材 43……円柱状栓 44……スリット 46……給油道 50……油剤供給部 60……引取手段 d……孔径 L……糸道の長さ S……紡糸室 Y……糸条
Claims (2)
- 【請求項1】溶融された合成樹脂を吐出孔から糸条とし
て紡出する口金部と、 前記口金部の周囲を包囲すると共に、前記紡出された糸
条の周囲を囲む紡糸筒と、 前記紡糸筒に連通し、前記紡糸筒内を減圧雰囲気にせし
めるための減圧手段と、 前記口金部から紡出された糸
条を、前記紡糸筒内を経て所定の速度で引き取る引取手
段と、を備えた紡糸装置において、 (イ)前記紡糸筒の下部に、前記紡出糸条の走行方向に
沿って一定の長さを有し、かつ、前記糸条が通過し得る
だけの狭い糸道が形成された糸条出口部を設けると共
に、 (ロ)前記糸条出口部の糸道の途中に、油剤供給手段に
連結された油剤供給部を設けたことを特徴とする紡糸装
置。 - 【請求項2】前記油剤供給部の設置位置は、真空度が
2.6×103 Pa以上大気圧未満の位置であることを
特徴とする請求項1記載の紡糸装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31013092A JPH06158416A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 紡糸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31013092A JPH06158416A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 紡糸装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06158416A true JPH06158416A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18001534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31013092A Pending JPH06158416A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 紡糸装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06158416A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6712592B2 (en) * | 2000-04-18 | 2004-03-30 | Barmag Ag | Yam melt spinning apparatus |
| CN102041559A (zh) * | 2009-10-10 | 2011-05-04 | 欧瑞康纺织有限及两合公司 | 用于熔融纺制、处理和卷绕合成长丝的方法和装置 |
| EP3382082B1 (de) | 2017-03-31 | 2019-08-07 | Reifenhäuser GmbH & Co. KG Maschinenfabrik | Vorrichtung zur herstellung von spinnvliesen aus endlosfilamenten |
| EP4471192A3 (en) * | 2023-05-22 | 2025-03-12 | TMT Machinery, Inc. | Spinning winding system and yarn-threading assist unit |
-
1992
- 1992-11-19 JP JP31013092A patent/JPH06158416A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6712592B2 (en) * | 2000-04-18 | 2004-03-30 | Barmag Ag | Yam melt spinning apparatus |
| CN102041559A (zh) * | 2009-10-10 | 2011-05-04 | 欧瑞康纺织有限及两合公司 | 用于熔融纺制、处理和卷绕合成长丝的方法和装置 |
| EP3382082B1 (de) | 2017-03-31 | 2019-08-07 | Reifenhäuser GmbH & Co. KG Maschinenfabrik | Vorrichtung zur herstellung von spinnvliesen aus endlosfilamenten |
| EP4471192A3 (en) * | 2023-05-22 | 2025-03-12 | TMT Machinery, Inc. | Spinning winding system and yarn-threading assist unit |
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