JPH06159104A - 内燃機関のスロットルバルブ制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロットルバルブ制御装置

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JPH06159104A
JPH06159104A JP31540992A JP31540992A JPH06159104A JP H06159104 A JPH06159104 A JP H06159104A JP 31540992 A JP31540992 A JP 31540992A JP 31540992 A JP31540992 A JP 31540992A JP H06159104 A JPH06159104 A JP H06159104A
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JP
Japan
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opening
throttle valve
cpu
exhaust system
accelerator pedal
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JP31540992A
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English (en)
Inventor
Takao Komoda
孝夫 菰田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH06159104A publication Critical patent/JPH06159104A/ja
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】不必要な出力低下を招くことなく排気系各部の
過熱を確実に防止し、かつ排気エミッションの悪化及び
燃費悪化を防止する。 【構成】エンジン1の吸気通路5にステップモータ17
により駆動されるスロットルバルブ14を設ける。スロ
ットルバルブ制御装置はアクセル開度センサ27、回転
数センサ24及びCPU33を備えている。CPU33
はエンジン1への吸入空気量過多により生ずる排気系の
過熱状態を検出する。CPU33は、排気系の過熱を防
止するためのスロットルバルブ14の許容最大開度をエ
ンジン回転数に応じて設定する。CPU33は排気系が
過熱状態でないとき、スロットルバルブ14の開度がア
クセル開度センサ27によるアクセルペダル開度となる
ようにステップモータ17を制御し、排気系が過熱状態
であるとき、スロットルバルブ14の開度が許容最大開
度以下となるようステップモータ17を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸気通路に
設けられたスロットルバルブの開閉動作を制御するため
のスロットルバルブ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、内燃機関の
軽負荷時に供給される混合気の空燃比を理論空燃比近傍
に制御し、排気ガスを規制値よりも低く抑えることが従
来から行われている。ところが、高負荷時にも前記軽負
荷時と同様に理論空燃比近傍で内燃機関を定常的に運転
すると、触媒コンバータ、排気マニホルド等の排気系の
温度(排気温度)が上昇して排気系各部の耐熱温度を超
える問題がある。
【0003】この不具合を解消するための技術が、例え
ば特開昭58ー13136号公報に開示されている。同
技術では、吸気通路のベンチュリ部上流にチョーク弁が
回動可能に支持され、ベンチュリ部下流にスロットル弁
が回動可能に支持されている。スロットル弁は、アクセ
ルペダルの操作に常に連動して回動し、吸気通路を開閉
する。チョーク弁は、アクセルペダルの操作に加え、ア
クチュエータによっても駆動されて吸気通路を開閉す
る。また、内燃機関の排気通路には、触媒コンバータと
温度センサとが設けられている。そして、温度センサに
よる触媒コンバータでの排気温度が予め定めた所定温度
以上になると、チョーク弁の開度がスロットル弁の開度
よりも小さくなるように、同チョーク弁が閉弁方向へ回
動される。
【0004】この技術によると、触媒コンバータの温度
が所定値以上の高温となったとき、内燃機関に供給され
る単位時間当たりの混合気の量が減少し、かつ混合気の
空燃比は燃料リッチとなる。その結果、内燃機関より排
出される高温の排気ガスの単位時間当たりの排出量が減
少するとともに、燃料リッチにより排気温度も低下す
る。従って、効果的に排気系要素に供給される単位時間
当たりの熱量が減少し、排気系要素の過熱が防止され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、混合気
の空燃比を燃料リッチにすると、排気エミッションが悪
化して排気ガス規制上好ましくなく燃費も悪化する。
【0006】また、触媒コンバータの温度が所定値以上
になると、常に一定量だけチョーク弁を閉じ側に制御し
ているが、排気系要素に供給される単位時間当たりの熱
量を考えると、内燃機関の回転数が低いときには弁をあ
まり閉じなくても排気系要素が過熱しない程度の熱量に
することができるが、回転数が高いときには弁を大きく
閉じなければ排気系要素が過熱しない程度の熱量にする
ことができない。
【0007】従って、従来技術では低回転数域では弁の
閉じ過ぎによる運転性の悪化、高回転数域では弁の閉じ
不足による排気系要素の過熱が発生するおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、図1に示すように、内燃機関M1への吸入
空気量を調整するべく、同内燃機関M1の吸気通路M2
に開閉可能に設けられたスロットルバルブM3と、前記
スロットルバルブM3に連結され、そのスロットルバル
ブM3を開閉駆動させるバルブ駆動用アクチュエータM
4と、前記スロットルバルブM3を開閉させるべく踏み
込まれるアクセルペダルM5の操作量を検出するアクセ
ル操作量検出手段M6と、前記内燃機関M1への吸入空
気量過多により生ずる排気系M7の過熱状態を検出する
過熱状態検出手段M8と、前記内燃機関M1の回転数を
検出する回転数検出手段M9と、前記排気系M7の過熱
を防止するためのスロットルバルブM3の許容最大開度
を、前記回転数検出手段M9によるそのときの回転数に
応じて設定する許容最大開度設定手段M10と、前記過
熱状態検出手段M8により排気系M7の過熱状態が検出
されないとき、前記スロットルバルブM3の開度が、前
記アクセル操作量検出手段M6によるアクセルペダルM
5の操作量に対応した開度となるように、前記バルブ駆
動用アクチュエータM4の作動を制御し、前記過熱状態
検出手段M8により排気系M7の過熱状態が検出された
とき、スロットルバルブM3の開度が、前記許容最大開
度設定手段M10による許容最大開度以下となるように
前記バルブ駆動用アクチュエータM4の作動を制御する
制御手段M11とを備えている。
【0009】
【作用】内燃機関M1の運転時には、バルブ駆動用アク
チュエータM4の作動によりスロットルバルブM3が開
閉され、同内燃機関M1への吸入空気量が調整される。
このときのアクセルペダルM5の操作量は、アクセル操
作量検出手段M6によって検出される。また、内燃機関
M1への吸入空気量過多により生ずる排気系M7の過熱
状態が過熱状態検出手段M8によって検出されるととも
に、内燃機関M1の回転数が回転数検出手段M9によっ
て検出される。
【0010】そして、許容最大開度設定手段M10は、
排気系M7の過熱を防止するためのスロットルバルブM
3の許容最大開度を、回転数検出手段M9によるそのと
きの回転数に応じて設定する。過熱状態検出手段M8に
より排気系M7の過熱状態が検出されないと、制御手段
M11はスロットルバルブM3の開度が、アクセル操作
量検出手段M6によるアクセルペダルM5の操作量に対
応した開度となるように、前記バルブ駆動用アクチュエ
ータM4の作動を制御する。また、制御手段M11は、
過熱状態検出手段M8により排気系M7の過熱状態が検
出されると、スロットルバルブM3の開度が、前記許容
最大開度設定手段M10による許容最大開度以下となる
ように前記バルブ駆動用アクチュエータM4の作動を制
御する。
【0011】従って、過熱状態が検出されたときには、
一律の閉じ量でなく内燃機関M1の回転数に応じて定ま
り、かつ過熱防止に必要十分な開度までスロットルバル
ブM3が閉じられることになる。
【0012】
【実施例】
(第一実施例)以下、本発明を具体化した第一実施例を
図2〜図6に従って説明する。
【0013】図2で示すように、車両には内燃機関とし
ての多気筒ガソリンエンジン1が搭載されている。エン
ジン1の各シリンダ2には、クランクシャフト(図示し
ない)の回転にともない上下動するピストン3が収容さ
れている。ピストン3の上方には燃焼室4が形成され、
この燃焼室4に吸気通路5及び排気通路6が連通してい
る。燃焼室4と吸気通路5との連通部分は吸気ポート7
となっており、この吸気ポート7は、シリンダヘッド8
に上下動可能に取付けられた吸気バルブ9によって開閉
される。また、燃焼室4と排気通路6との連通部分は排
気ポート11となっており、この排気ポート11は、シ
リンダヘッド8に上下動可能に取付けられた排気バルブ
12によって開閉される。
【0014】前記吸気通路5には、上流側からエンジン
ン1へ向けて、エアクリーナ13、スロットルバルブ1
4、サージタンク15、吸気マニホルド16が順に配設
されており、これらを介して外気がエンジン1に取り込
まれる。
【0015】スロットルバルブ14には、これを回転駆
動するためのバルブ駆動用アクチュエータとしてのステ
ップモータ17が連結されている。ステップモータ17
は、ロータと、その外周に等角度毎に配置された複数の
励磁コイルとを備え、これらの励磁コイルへの通電を順
次切り換えることにより、ロータが回転するようになっ
ている。スロットルバルブ14はステップモータ17の
ロータの回転により吸気通路5を開閉し、燃焼室4への
吸入空気量を調節する。サージタンク15は吸入空気の
脈動を平滑化させるためのものである。
【0016】吸気マニホルド16には、各気筒の吸気ポ
ート7へ向けて燃料を噴射するための燃料噴射弁18が
取付けられている。そして、各燃料噴射弁18から噴射
される燃料と吸気通路5内へ導入された外気とからなる
混合気は、吸気バルブ9の開弁時に、吸気ポート7を通
じて燃焼室4内へ導入される。
【0017】燃焼室4へ導入された混合気を着火するた
めに、シリンダヘッド8には点火プラグ(図示しない)
が取付けられている。この点火プラグはディストリビュ
ータ19にて分配された点火信号に基づいて駆動され
る。ディストリビュータ19は、イグナイタ21から出
力される高電圧をエンジン1のクランク角に同期して点
火プラグに分配するためのものである。そして、燃焼室
4内へ導入された混合気が点火プラグの点火によって燃
焼され、ピストン3、クランクシャフト等を介してエン
ジン1の駆動力が得られる。燃焼室4にて燃焼された既
燃焼ガスは、排気バルブ12の開弁時に排気ポート11
から排気通路6を通じて外部へ排出される。
【0018】排気通路6には、エンジン1から下流側へ
向けて順に排気マニホルド22及び触媒コンバータ23
が配設されている。触媒コンバータ23は、排気ガス中
の炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、酸化窒素
(NOx)を触媒の作用で浄化させる装置である。本実
施例では、前記した排気ポート11、排気マニホルド2
2、触媒コンバータ23によって排気系が構成されてい
る。
【0019】前記エンジン1等には、以下の各種センサ
が設けられている。前記ディストリビュータ19には、
そのロータの回転からエンジン回転数NEを検出する回
転数検出手段としての回転数センサ24が設けられてい
る。エンジン1のシリンダブロック20の冷却系統に
は、冷却水温度を検出する水温センサ25が設けられ、
エアクリーナ13の下流側には吸入空気量を検出するエ
アフロメータ26が設けられている。さらに、車両室内
のアクセルペダル28には、アクセル操作量検出手段と
してのアクセル開度センサ27が設けられている。アク
セル開度センサ27は、運転者によるアクセルペダル2
8の操作量であるアクセルペダル開度TH 0 を検出す
る。アクセルペダル開度TH0 は、アクセルペダル28
が全く踏み込まれていないとき「0%」であり、アクセ
ルペダル28が最大量踏み込まれたとき「100%」で
ある。そして、この「0%」〜「100%」の範囲にお
いて、アクセルペダル開度TH0 はアクセルペダル28
の踏み込み量に比例した値となる。
【0020】前記各種センサ24,25,27及びエア
フロメータ26は、電子制御装置(以下、「ECU」と
いう)31の入力側に電気的に接続されている。ECU
31の出力側には、駆動回路32を介してステップモー
タ17が電気的に接続されている。駆動回路32は、前
記ステップモータ17の励磁コイルへの通電を順次切り
換えることによりロータを回転駆動するための回路であ
る。
【0021】ECU31は、過熱状態検出手段、許容最
大開度設定手段及び制御手段としての中央処理装置(以
下CPUという)33と、読み出し専用メモリ(以下R
OMという) 34と、ランダムアクセスメモリ(以下R
AMという)35と、入力ポート36と、出力ポート3
7とを備え、これらは互いにバス38によって接続され
ている。CPU33は、予め設定された制御プログラム
に従って各種演算処理を実行し、ROM34はCPU3
3で演算処理を実行するために必要な制御プログラムや
初期データを予め記憶している。また、RAM35はC
PU33の演算結果を一時記憶する。
【0022】前記回転数センサ24、水温センサ25、
エアフロメータ26及びアクセル開度センサ27からの
各検出信号は、入力ポート36に入力される。CPU3
3はこれらの信号に基づき、エンジン回転数NE、冷却
水温、吸入空気量、アクセルペダル開度TH0 等を検出
する。
【0023】一方、CPU33は出力ポート37を介し
て燃料噴射弁18に噴射信号を出力することにより、燃
料噴射弁18の開弁時間を制御して燃料噴射量を調整す
る。また、CPU33は出力ポート37及び駆動回路3
2を介してステップモータ17に信号を出力することに
より、同ステップモータ17のロータを回転させてスロ
ットルバルブ14の開度を調整する。より詳しくは、C
PU33は、排気系が過熱状態にない場合、スロットル
バルブ14の開度(スロットル開度TH1 )を、アクセ
ル開度センサ27によるアクセルペダル開度TH0 に対
応した開度とするための駆動信号を出力する。このスロ
ットル開度TH1 は、スロットルバルブ14が全閉のと
き「0%」であり、スロットルバルブ14が全開のとき
「100%」である。この「0%」〜「100%」の範
囲において、スロットル開度TH 1 はスロットルバルブ
14の回動量に比例した値となる。
【0024】次に、前記のように構成された本実施例の
作用及び効果を、図4,5のフローチャート及び図6の
タイミングチャートに従って説明する。図4,5のフロ
ーチャートは、CPU33によって実行される各処理の
うち、スロットル開度TH1 を算出するためのスロット
ル開度算出ルーチンを示しており、所定時間毎の割り込
みで起動される。
【0025】運転者によるアクセルペダル28の踏み込
み量がわずかであり、排気温度が許容温度よりも十分に
低い状態からこのルーチンへ移行したとする(図6のタ
イミングt1)。許容温度は排気系各部の耐熱温度より
も若干低い温度である。このときには、アクセルペダル
28の踏み込み操作によりスロットルバルブ14が若干
開かれ、アクセルペダル開度TH0 が所定開度a(>0
%)に保持されている。また、後記するカウンタのカウ
ント値TCは「0」に保持されている。
【0026】CPU33はまずステップ101におい
て、回転数センサ24によるエンジン回転数NEと、ア
クセル開度センサ27によるアクセルペダル開度TH0
とをそれぞれ読み込む。
【0027】次に、CPU33はステップ102におい
て、図3のマップを用い、前記エンジン回転数NEに応
じた第一の開度TH1Aと第二の開度TH1Cとをそれぞれ
算出する。
【0028】アクセルペダル28が最大量踏み込まれた
エンジン1の高回転運転時において、スロットルバルブ
全開(TH1 =100%)の状態が続くと、排気系各部
が過熱状態になることがある。この異常過熱を排気エミ
ッションを悪化させることなく防止するためには、アク
セルペダル28の踏み込み操作とは無関係に全開状態の
スロットルバルブ14を強制的に閉弁させて吸入空気量
を減少させ、もって高温の排気ガスの流量を減少させれ
ばよい。なお、スロットルバルブ14の閉動作の間には
特に燃料噴射系の制御の変更は行われず、機関での燃焼
は常に理論空燃比付近で行われるため、排気エミッショ
ンの悪化はない。このようにすれば、排気温度を前記許
容温度以下に抑えることが可能である。
【0029】一方、必要以上にスロットルバルブ14を
閉じると、エンジン1の出力低下を招くことになる。こ
のため、排気系要素の温度を許容温度以下に低減すると
ともに、エンジン1の出力低下を極力少なくするように
スロットルバルブ14の開度を制御する必要がある。こ
の目的のために、本実施例では第一の開度TH1A及び第
二の開度TH1Cに基づいてスロットルバルブ14の開度
を制御している。
【0030】第一の開度TH1Aは、理論空燃比で連続的
にエンジン1を運転しても排気系要素の温度が著しく上
昇側に向かうことがなく、上昇したとしても排気系要素
の許容温度以下までしか上昇しないようなスロットルバ
ルブ14の開度の最大値をエンジン回転数NEの領域に
応じて求めたものである。このような、第一の開度TH
1Aは実機試験により容易に求めることができるものであ
る。
【0031】本件実施例のエンジン1では、図3に示す
ように、第一の開度TH1Aは、第一エンジン回転数NE
1 以下の領域では一律に100%に設定され、第一エン
ジン回転数NE1 よりも高い領域では、エンジン回転数
NEが上昇するに従い第一の開度TH1Aが一定の割合で
減少するように設定される。
【0032】一方、理論空燃比で連続的にエンジン1を
運転していると排気系要素の温度が十分に許容温度以下
の温度まで低下する。そして、再びスロットルバルブ1
4の開度が全開状態で運転してもしばらくは排気系要素
の温度が許容温度に達しないようなスロットルバルブ1
4の開度の最大値を、エンジン回転数NEの領域に応じ
て求め、これを第二の開度TH1Cとしている。第二の開
度TH1Cも第一の開度TH1Aと同様に実機試験により容
易に求めることができるものである。
【0033】本件実施例のエンジン1では、図3に示す
ように、第二の開度TH1Cは、第二エンジン回転数NE
2 (<NE1 )以下の領域では一律に100%に設定さ
れ、第二エンジン回転数NE2 よりも高い領域では、エ
ンジン回転数NEが上昇するに従い第二の開度TH1Cが
一定の割合で減少するように設定される。従って、第二
エンジン回転数NE2 よりも高い回転数領域では、第二
の開度TH1Cが第一の開度TH1Aよりも小さな値を採る
ことになる。
【0034】CPU33は前記両開度TH1A,TH1Cを
算出すると、ステップ103において、前記ステップ1
01でのアクセルペダル開度TH0 が第一の開度TH1A
よりも大きいか否かを判定する。また、CPU33はス
テップ104で、前記アクセルペダル開度TH0 が第二
の開度TH1C以下であるか否かを判定する。タイミング
t1ではアクセルペダル28の踏み込み量がわずかであ
り、アクセルペダル開度TH0 が両開度TH1C,TH1A
よりも小さい(TH0 <TH1C<TH1A)。このため、
CPU33はステップ103の判定条件が成立していな
いと判断し、ステップ104の判定条件が成立している
と判断する。
【0035】ステップ105において、CPU33はカ
ウンタによるカウント値TCを「1」デクリメントす
る。このカウンタは、排気温度上昇の遅れを推定するた
めのものであり、アクセルペダル開度TH0 が前記第一
の開度TH1Aよりも大きくなるとカウントアップし、前
記第二の開度TH1C以下になるとカウントダウンする。
前記したように、タイミングt1でこのルーチンが起動
されたときには、TC=0である。このため、CPU3
3はステップ105でカウント値TCを「−1」にす
る。
【0036】そして、CPU33はステップ106,1
07で、前記カウント値TCの下限値のガード処理を行
う。まず、CPU33は前記カウント値TCが「0」よ
りも小さいか否かを判定する。ステップ105の処理に
よりTC=−1であるので、CPU33はステップ10
6の判定条件が成立していると判断する。次に、CPU
33はステップ107でカウント値TCを「0」にす
る。このように、ステップ105の処理でカウント値T
Cがマイナスの値となっても、ステップ107の処理で
強制的にTC=0にされる。
【0037】続いて、CPU33はステップ108にお
いて、前記カウント値TCが判定値TC1 (>0)以上
であるか否かを判定する。この判定値TC1 は、スロッ
トル開度TH1 を減少させる際のタイミングを判定する
ための値である。判定値TC 1 は実験により求められ、
予めROM34に記憶されている。前記ステップ107
の処理によりTC=0であるので、CPU33はステッ
プ108の判定条件が成立していないと判断し、ステッ
プ109へ移行する。
【0038】CPU33はステップ109で、そのとき
のアクセルペダル開度TH0 (=a)をスロットル開度
TH1 として設定し、このルーチンを終了する。その
後、CPU33は別ルーチンで、前記スロットル開度T
H1 に対応した信号を、出力ポート37及び駆動回路3
2を介してステップモータ17に出力する。
【0039】タイミングt2でアクセルペダル28が運
転者によって踏み込まれ、アクセルペダル開度TH0 が
所定開度aよりも大きくなり、タイミングt3でアクセ
ルペダル開度TH0 が第一の開度TH1Aを超えたとす
る。すると、CPU33はステップ101,102の処
理の実行後、ステップ103の判定条件が成立したと判
断し、ステップ110へ移行する。
【0040】CPU33はステップ110において、カ
ウント値TCを「1」インクリメントする。この場合、
カウント値TCを「0」から「1」にする。この値(T
C=1)は依然として判定値TC1 よりも小さいので、
CPU33は前記タイミングt1での処理と同様にステ
ップ108、109の処理を実行し、このルーチンを終
了する。
【0041】このように、カウント値TCが判定値TC
1 よりも小さい場合には、スロットル開度TH1 がアク
セルペダル開度TH0 と同一の値に設定される。つま
り、排気温度が十分低い状態から、アクセルペダル28
が最大量近くまで踏み込まれて、スロットルバルブ14
が全開に近い状態まで開弁されても、実際に排気温度が
許容温度を超えるまでには若干の遅れがある。従って、
アクセルペダル28の踏み込みと同時にスロットルバル
ブ14を閉じるのではなく、若干遅れてからスロットル
バルブ14を閉じても、排気温度が許容温度を超えるお
それがない。この観点から、本実施例ではTH0 >TH
1Aとなってから所定時間が経過するまでの期間(この場
合、カウント値TCが「0」から判定値TC1 になるま
での期間)は、スロットル開度TH1 をアクセルペダル
開度TH0 と同一に設定している。
【0042】前記ステップ109でのスロットル開度T
H1 の設定後、CPU33は別ルーチンで、スロットル
開度TH1 に対応した信号を、出力ポート37及び駆動
回路32を介してステップモータ17に出力する。この
信号に基づきステップモータ17が作動し、スロットル
バルブ14が開弁する。すると、燃焼室4への吸入空気
量が増加し、排気温度が上昇する。
【0043】アクセルペダル28が運転者によって最大
量踏み込まれると、つまりアクセルペダル開度TH0 が
100%になると(タイミングt4)、これに対応して
スロットル開度TH1 も100%に設定される。そし
て、アクセルペダル28が最大量踏み込まれ続け(TH
0 =100)、かつカウント値TCが判定値TC1 より
も小さい期間(タイミングt4〜t5)は、スロットル
開度TH1 が100%に保持される。
【0044】前記ステップ101、102、103、1
10、108、109が繰り返される毎に、ステップ1
10の処理によりカウント値TCが「1」ずつ増加す
る。そして、このカウント値TCが判定値TC1 に一致
すると(タイミングt5)、CPU33はステップ10
8の判定条件が成立したと判断し、ステップ111へ移
行する。
【0045】ステップ111において、CPU33はカ
ウント値TCが上限値TC2 (>TC1 )以上であるか
否かを判定する。上限値TC2 は実験により求められた
値であり、予めROM34に記憶されている。ここで、
TC=TC1 (<TC2 )であることから、CPU33
はステップ111の判定条件が成立していないと判断
し、ステップ112へ移行する。
【0046】CPU33はステップ112において、次
式(1)に従って徐変量αを求める。 α=TH0 −K(TC−TC1 )……(1) 式(1)中、Kは定数(>0)である。この式において
は、カウント値TCが増加するに従い徐変量αが減少す
る。
【0047】徐変量αの算出後、CPU33はステップ
113で第一の開度TH1Aが徐変量α以上であるか否か
を判定する。タイミングt5では、TH0 =100%で
あり、TC=TC1 であることから、α=100(>T
H1A)である。このため、CPU33はステップ113
の判定条件が成立していないと判断し、ステップ114
へ移行する。
【0048】ステップ114において、CPU33は前
記徐変量α(=100)をスロットル開度TH1 として
設定し、このルーチンを終了する。次回以降の処理周期
においては、前記タイミングt5と同様の処理が行われ
る。ただし、ステップ110の処理により、カウント値
TCが判定値TC1 よりも大きくなると、これにともな
い上記式(1)での徐変量αがアクセルペダル開度TH
0 (=100)よりも小さな値となる。この徐変量α
と、ステップ114で設定されるスロットル開度TH1
とは、ステップ112での処理が繰り返される毎に減少
する。
【0049】ステップ114でスロットル開度TH1 を
設定した後、CPU33は別ルーチンで、同スロットル
開度TH1 に対応した信号を、出力ポート37及び駆動
回路32を介してステップモータ17に出力する。この
信号に基づくステップモータ17の作動により、スロッ
トルバルブ14が時間の経過とともに徐々に閉じられ
る。これにともなって燃焼室4への吸入空気量が減少
し、排気温度が許容温度よりも高くなることが防止され
る。
【0050】前記カウント値TCの増加にともなう徐変
量αの減少により、同徐変量αが第一の開度TH1Aより
も小さくなると(タイミングt6)、CPU33はステ
ップ113の判定条件が成立していると判断し、ステッ
プ115において、アクセルペダル開度TH0 が第一の
開度TH1Aよりも大きいか否かを判定する。アクセルペ
ダル開度TH0 は依然として100%に維持されてい
る。このため、CPU33はステップ115の判定条件
が成立していると判断し、ステップ116で前記第一の
開度TH1Aをスロットル開度TH1 として設定する。つ
まり、CPU33は、前記スロットルバルブ14の閉弁
により排気温度が許容温度以下に確実に抑えられてお
り、これ以上スロットルバルブ14を閉じる必要がない
と判断し、スロットル開度TH1 が第一の開度TH1Aを
下回らないようにガード処理する。そして、ステップ1
16の実行後、CPU33はこのルーチンを終了する。
【0051】ステップ116で第一の開度TH1Aをスロ
ットル開度TH1 として設定した後、CPU33は別ル
ーチンで、同スロットル開度TH1 に対応した信号を、
出力ポート37及び駆動回路32を介してステップモー
タ17に出力する。これにともない排気温度がほぼ許容
温度に保持される。
【0052】以後、前記タイミングt6と同様な処理が
繰り返される毎に、カウント値TCが「1」ずつ増加す
る。この増加によりカウント値TCが前記上限値TC2
以上になると(タイミングt7)、CPU33はステッ
プ101、102、103、110、108の処理を実
行した後、ステップ111において判定条件が成立して
いると判断し、ステップ117で上限値TC2 をカウン
ト値TCとして設定する。すなわち、カウント値TCが
上限値TC2 を超えないようにガード処理する。そし
て、CPU33は前記タイミングt6と同様に、ステッ
プ112、113、115、116の処理を順に実行し
た後、このルーチンを終了する。
【0053】以後、アクセルペダル28が最大量踏み込
まれた状態(TH0 =100%)が続く限り(タイミン
グt7〜t8)、カウント値TCは上限値TC2 に保持
され、スロットル開度TH1 は第一の開度TH1Aに保持
される。その結果、排気温度は許容温度近傍に収束され
る。
【0054】運転者によりアクセルペダル28が若干戻
され、アクセルペダル開度TH0 がTH1A<TH0 <1
00になると(タイミングt8〜t9)、CPU33は
ステップ101、102、103、110、108、1
11、112、113、115の順に処理を行う。そし
て、CPU33はステップ116で第一の開度TH1Aを
スロットル開度TH1 として設定し、このルーチンを終
了する。
【0055】さらにアクセルペダル28が戻され、アク
セルペダル開度TH0 が第一の開度TH1A以下になると
(タイミングt9)、CPU33はステップ101、1
02、103、104、108、111、117、11
2、113、115の順に処理を行う。CPU33は次
のステップ115で判定条件が成立していないと判断
し、ステップ118で、そのときのアクセルペダル開度
TH0 をスロットル開度TH1 として設定し、このルー
チンを終了する。従って、タイミングt9以降は、スロ
ットル開度TH1 はアクセルペダル開度TH0 と同一と
なる。
【0056】さらにアクセルペダル28が戻され、アク
セルペダル開度TH0 が第二の開度TH1C以下になると
(タイミングt10)、CPU33はステップ101、
102、103の処理を実行した後、ステップ104で
判定条件が成立していると判断し、ステップ105でカ
ウント値TCを「1」デクリメントする。このため、上
限値TC2 に保持されていたカウント値TCが、タイミ
ングt10以降減少する。CPU33はステップ105
の処理後、ステップ106、108、111、117、
112、113、115、118の処理を実行し、この
ルーチンを終了する。
【0057】そして、再びアクセルペダル開度TH0 が
第一の開度TH1Aよりも大きくなると(タイミングt1
1)、CPU33は既述したタイミングt3以降と同様
の処理を行う。
【0058】このように、本実施例では、アクセルペダ
ル28の操作量であるアクセルペダル開度TH0 をアク
セル開度センサ27によって検出するとともに、エンジ
ン回転数NEを回転数センサ24によって検出する(ス
テップ101)。また、エンジン1への吸入空気量過多
により生ずる排気系の過熱状態を検出する(ステップ1
03〜105,110)。排気系の過熱を防止するため
のスロットルバルブ14の許容最大開度を、そのときの
エンジン回転数NEに応じて設定する(ステップ10
2)。そして、排気系の過熱状態が検出されないとき、
スロットルバルブ14の開度が、アクセルペダル開度T
H0 に対応した開度となるように、ステップモータ17
の作動を制御する(ステップ108,109,112,
113,115,118)。また、排気系の過熱状態が
検出されたとき、スロットルバルブ14の開度が、前記
許容最大開度以下となるようにステップモータ17の作
動を制御するようにした(ステップ108,112〜1
14,115,116)。
【0059】このため、チョーク弁の閉制御により空燃
比をリッチ化して排気温度を低下する従来技術と異な
り、エミッションの悪化は生じない。また、エンジン1
の回転数領域に応じてスロットルバルブ14の許容開度
を設定しているため、スロットルバルブ14の閉制御の
量を全領域で必要最低限度の量とすることができ、不必
要な出力低下を招くことなく排気系要素の過熱を防止す
ることができる。 (第二実施例)次に、本発明の第二実施例を図2、7〜
9に従って説明する。図7,8は、前記図4,5に対応
するスロットル開度算出ルーチンを示し、図9は前記図
6に対応するタイミングチャートを示す。
【0060】本実施例では、図2において二点鎖線で示
すように、排気系の一部である触媒コンバータ23に、
過熱状態検出手段としての排気温センサ29を取付けて
いる。そして、エンジン1への吸入空気量過多により生
ずる排気系の過熱状態を、この排気温センサ29によっ
て直接検出するようにしている。より詳しくは、触媒コ
ンバータ23における排気温度TEXを排気温センサ29
によって検出する。
【0061】前記排気温度TEXを用いて排気系の過熱状
態を検出するために、排気温判定値TMAX が設定されて
いる。排気温判定値TMAX は、排気系各部の耐熱温度よ
りも若干低い温度である。さらに、本実施例ではスロッ
トル開度TH1 を算出する際の指標として、スロットル
開度ガード値THMAX と最終スロットル開度ガード値T
HMAX2とが用いられている。また、スロットル開度ガー
ド値THMAX を更新するために、第一の徐変量ΔTH1
と第二の徐変量ΔTH2 とが用いられている。両徐変量
ΔTH1 ,ΔTH2 はいずれも「0」よりも大きな定数
である。前記以外の構成は第一実施例と同様である。
【0062】次に、本実施例の作用及び効果について説
明する。排気温度TEXが排気温判定値TMAX よりも十分
に低く、スロットル開度ガード値THMAX が100%に
保持され、運転者によりアクセルペダル28が踏み込ま
れている途中で、図7,8のスロットル開度算出ルーチ
ンへ移行したとする(図9のタイミングt21)。
【0063】CPU33はステップ201において、排
気温センサ29による排気温度TEXと、回転数センサ2
4によるエンジン回転数NEと、アクセル開度センサ2
7によるアクセルペダル開度TH0 とをそれぞれ読み込
む。
【0064】次に、CPU33はステップ202におい
て、図3のマップから前記エンジン回転数NEに応じた
第一の開度TH1Aを算出する。続いて、CPU33はス
テップ203において、前記ステップ201での排気温
度TEXが排気温判定値TMAX よりも高いか否かを判定す
る。タイミングt21では排気温度TEXが排気温判定値
TMAX よりも十分低いので、CPU33はステップ20
3の判定条件が成立していないと判断し、ステップ20
4へ移行する。
【0065】ステップ204でCPU33はスロットル
開度ガード値THMAX に第二の徐変量ΔTH2 を加算
し、加算結果を新たなスロットル開度ガード値THMAX
とする。
【0066】次のステップ205でCPU33はスロッ
トル開度ガード値THMAX が100%以上であるか否か
を判定する。タイミングt21ではTHMAX =100で
あるので、CPU33はステップ205の判定条件が成
立していると判断し、ステップ206でスロットル開度
ガード値THMAX が100%を超えないようにガード処
理する。つまり、スロットル開度ガード値THMAX を1
00%に保持する。
【0067】次に、CPU33は図8のステップ207
において、前記スロットル開度ガード値THMAX が前記
ステップ202での第一の開度TH1Aよりも大きいか否
かを判定する。THMAX =100(>TH1A)であるの
で、CPU33はステップ207の判定条件が成立して
いると判断し、ステップ208でそのときのスロットル
開度ガード値THMAX を最終スロットル開度ガード値T
HMAX2として設定する。
【0068】CPU33はステップ209において、前
記ステップ201でのアクセルペダル開度TH0 が前記
ステップ208での最終スロットル開度ガード値TH
MAX2よりも大きいか否かを判定する。TH0 <100で
あり、THMAX2=100であることから、CPU33は
ステップ209の判定条件が成立していないと判断し、
ステップ210でそのときのアクセルペダル開度TH0
をスロットル開度TH1として設定する。つまり、ステ
ップ209,210では、アクセルペダル開度TH0 と
最終スロットル開度ガード値THMAX2とのうち、小さい
方の値であるアクセルペダル開度TH0 をスロットル開
度TH1 として設定する。スロットル開度TH1 の設定
後、CPU33はこのルーチンを終了する。
【0069】その後、CPU33は別ルーチンで、スロ
ットルバルブ14の開度を前記スロットル開度TH1 に
一致させるべく、ステップモータ17を駆動させるため
の信号を出力する。この信号に基づきステップモータ1
7が作動し、スロットルバルブ14が開弁すると、これ
にともなって燃焼室4への吸入空気量が増加し、排気温
度TEXが上昇する。
【0070】前記の一連の処理は、アクセルペダル28
の踏み込みに応じて排気温度TEXが上昇し排気温判定値
TMAX になるまで続けられる。アクセルペダル開度TH
0 が100%になり、排気温度TEXが排気温判定値T
MAX を超えると(タイミングt22)、CPU33はス
テップ201,202の処理を実行する。そして、続く
ステップ203においてCPU33は判定条件が成立し
たと判断し、ステップ211でスロットル開度ガード値
THMAX (=100%)から第一の徐変量ΔTH 1 を減
算し、減算結果を新たなスロットル開度ガード値TH
MAX とする。この更新されたスロットル開度ガード値T
HMAX は、スロットルバルブ14全開時の値(100
%)よりも第一の徐変量ΔTH1 だけ小さな値であり、
第一の開度TH1Aよりも大きい。このため、CPU33
はステップ207、208の処理を実行後、ステップ2
09で判定条件が成立したと判断し、ステップ212で
最終スロットル開度ガード値THMAX2をスロットル開度
TH1 として設定し、このルーチンを終了する。つま
り、ステップ209,210では、アクセルペダル開度
TH0 と最終スロットル開度ガード値THMAX2とのう
ち、小さい方の値である最終スロットル開度ガード値T
HMAX2をスロットル開度TH1 として設定する。
【0071】その後、CPU33は別ルーチンで、前記
スロットル開度TH1 に対応した指令信号を、出力ポー
ト37及び駆動回路32を介してステップモータ17に
出力し、スロットルバルブ14を閉弁させる。これにと
もない、燃焼室4への吸入空気量が減少する。
【0072】従って、タイミングt22以降、排気温度
TEXが排気温判定値TMAX を超えるものの、スロットル
開度TH1 が時間の経過とともに徐々に減少する。この
スロットル開度TH1 の減少により、排気温度TEXの上
昇が抑制される。その結果、排気温度TEXの上昇割合
(時間当たりの排気温度TEXの変化量)は、同排気温度
TEXが排気温判定値TMAX を超えた後、徐々に減少す
る。そして、排気温度TEXはやがて上昇から降下に転ず
る。
【0073】アクセルペダル開度TH0 の100%の状
態が維持され、前記ステップ211の処理が繰り返され
ることにより、スロットル開度ガード値THMAX が第一
の徐変量ΔTH1 ずつ減少する。この減少により、スロ
ットル開度ガード値THMAXが第一の開度TH1Aよりも
小さくなると(タイミングt23)、CPU33はステ
ップ201,202,203、211の実行後、ステッ
プ207で判定条件が成立しなくなったと判断し、ステ
ップ213へ移行する。ステップ213でCPU33は
最終スロットル開度ガード値THMAX2のガード処理を行
う。すなわち、第一の開度TH1Aを最終スロットル開度
ガード値THMAX2として設定する。
【0074】ステップ213での最終スロットル開度ガ
ード値THMAX2の設定後、CPU33はステップ20
9、212の処理を実行して、このルーチンを終了す
る。その後、CPU33は、前記スロットル開度TH1
に対応した指令信号を、出力ポート37及び駆動回路3
2を介してステップモータ17に出力し、スロットルバ
ルブ14を若干開いた状態に保持する。従って、排気温
度TEXが下降するものの、その排気温度TEXの下降割合
(時間当たりの排気温度TEXの変化量)は、タイミング
t23より若干遅れてから徐々に減少する。
【0075】排気温度TEXが排気温判定値TMAX よりも
低くなり、依然としてアクセルペダル開度TH0 が10
0%に保持されていると(タイミングt24)、CPU
33はステップ201,202の実行後、ステップ20
3で判定条件が成立しなくなったと判断し、ステップ2
04でスロットル開度ガード値THMAX に第二の徐変量
ΔTH2 (>0)を加算し、加算結果を新たなスロット
ル開度ガード値THMA X とする。従って、スロットル開
度ガード値THMAX は、それまでの減少から増加へ転ず
る。
【0076】次に、CPU33はステップ205で判定
条件が成立していないと判断し、ステップ206の処理
を行わないでステップ207へ移行する。ステップ20
7でCPU33は判定条件が成立していないと判断し、
ステップ213、209、212の処理を順に実行した
後、このルーチンを終了する。
【0077】排気温度TEXが排気温判定値TMAX を下回
っている期間において、前記ステップ204の処理が繰
り返されることでスロットル開度ガード値THMAX が第
二の徐変量ΔTH2 ずつ 増加する。この増加によりス
ロットル開度ガード値THMA X が第一の開度TH1Aより
も大きくなると(タイミングt25)、CPU33はス
テップ201〜205の処理を実行した後、207で判
定条件が成立していると判断する。そしてCPU33
は、ステップ208、209、212の処理を順に実行
し、このルーチンを終了する。このため、スロットル開
度TH1 は第一の開度TH1Aよりも若干大きな値とな
る。これにともない、排気温度TEXが降下から上昇に転
ずる。
【0078】排気温度TEXが再び排気温判定値TMAX を
超えると(タイミングt26)、CPU33はステップ
201,202の処理を実行した後、ステップ203で
判定条件が成立していると判断し、ステップ211でス
ロットル開度ガード値THMA X から第一の徐変量ΔTH
1 を減算し、減算結果を新たなスロットル開度ガード値
THMAX とする。このため、スロットル開度ガード値T
HMAX は増加から減少へ転ずる。
【0079】CPU33はステップ211の処理の実行
後、ステップ207で判定条件が成立していると判断
し、ステップ208、209、212の処理を実行して
このルーチンを終了する。
【0080】以後、アクセルペダル開度TH0 が最終ス
ロットル開度ガード値THMAX2よりも大きな値に保持さ
れている期間(タイミングt26〜t27)において、
排気温度TEXが排気温判定値TMAX よりも高いと、スロ
ットル開度ガード値THMAXが減少して同排気温度TEX
の上昇が抑制される。また、排気温度TEXが排気温判定
値TMAX 以下であると、スロットル開度ガード値TH
MAX が増加して同排気温度TEXの降下が抑制される。こ
れらの繰り返しにより、排気温度TEXが排気温判定値T
MAX に収束する。
【0081】運転者のアクセル操作によりアクセルペダ
ル28が戻されて、アクセルペダル開度TH0 が100
%以下となると、排気温度TEXが排気温判定値TMAX よ
りも低下する。そして、アクセルペダル開度TH0 が、
最終スロットル開度ガード値THMAX2以下となると(タ
イミングt27)、CPU33はステップ201、20
2、203、204、205、207、213の処理を
順に実行した後、ステップ209で否定判定する。CP
U33はステップ210において、そのときのアクセル
ペダル開度TH0 をスロットル開度TH1 として設定
し、このルーチンを終了する。従って、タイミングt2
7以降は、スロットル開度TH1 がアクセルペダル開度
TH0 と対応(一致)する。
【0082】なお、タイミングt27以降、スロットル
開度ガード値THMAX がステップ204の処理によって
第二の徐変量ΔTH2 ずつ増加する。この増加によりス
ロットル開度ガード値THMAX が最大値(=100%)
になると(タイミングt28)、CPU33はステップ
201、202、203、204の処理を実行した後、
ステップ205で肯定判定する。そして、CPU33は
ステップ206において、スロットル開度ガード値TH
MAX が100%を超えないようにガード処理し、ステッ
プ207以降の処理を行った後、このルーチンを終了す
る。
【0083】このように、本実施例では、アクセルペダ
ル開度TH0 をアクセル開度センサ27によって検出す
るとともに、エンジン回転数NEを回転数センサ24に
よって検出する(ステップ201)。また、エンジン1
への吸入空気量過多により生ずる排気系の過熱状態を検
出する(ステップ201)。排気系の過熱を防止するた
めのスロットルバルブ14の許容最大開度を、そのとき
のエンジン回転数NEに応じて設定する(ステップ20
2)。そして、排気系の過熱状態が検出されないとき、
スロットルバルブ14の開度が、アクセルペダル開度T
H0 に対応した開度となるように、ステップモータ17
の作動を制御する(ステップ210)。また、排気系の
過熱状態が検出されたとき、スロットルバルブ14の開
度が、前記許容最大開度以下となるようにステップモー
タ17の作動を制御するようにした(ステップ21
2)。
【0084】このため、本実施例によっても前記第一実
施例と同様に、過熱状態が検出されたとき、一律の閉じ
量でなく、エンジン回転数NEに応じて定まる過熱防止
に必要十分な開度までスロットルバルブ14を閉じるこ
とができる。従って、排気温度TEXが排気温判定値T
MAX に達するまでの期間は、高回転、高負荷域も理論空
燃比での運転が可能となるので、不必要な出力低下を招
くことなく排気系各部の過熱を確実に防止できる。ま
た、排気温度TEXが排気温判定値TMAX に達した後も、
空燃比をリッチにすることなく吸入空気量を制限するこ
とで排気系の過熱を防止できるため、燃費及び排気エミ
ッションの悪化を防止できる。
【0085】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように発明の趣旨から
逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)前記第一及び第二実施例においては、吸気通路5
に一つのスロットルバルブ14を設け、これをステップ
モータ17で駆動する、いわゆるリンクレススロットル
タイプのエンジン1に本発明を適用した。これに代え、
吸気通路に二つのスロットルバルブを設け、一方のスロ
ットルバルブをアクセルペダルにケーブル等で連結し、
他方のスロットルバルブをステップモータに連結した、
いわゆるサブスロットルタイプのエンジンに、本発明を
適用してもよい。
【0086】(2)前記第二実施例では触媒コンバータ
23に排気温センサ29を取付けたが、取付け位置はこ
れに限られるものではなく、排気系であればよい。例え
ば、排気温センサ29を排気マニホルド22に取付けて
もよい。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、排
気系の過熱を防止するためのスロットルバルブの許容最
大開度を、そのときの内燃機関の回転数に応じて設定
し、排気系が過熱状態のとき、スロットルバルブの開度
が前記許容最大開度以下となるようにバルブ駆動用アク
チュエータの作動を制御するようにしたので、不必要な
出力低下を招くことなく排気系要素の過熱を確実に防止
でき、かつ全回転数域で理論空燃比で運転することによ
りエミッションの悪化及び燃費悪化を防止できるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念構成図である。
【図2】本発明を具体化した第一実施例のエンジン及び
スロットルバルブ制御装置を示す概略構成図である。
【図3】第一実施例において、エンジン回転数に応じた
第一の開度及び第二の開度が規定されたマップを示す特
性図である。
【図4】第一実施例において、CPUによって実行され
るスロットル開度算出ルーチンを説明するフローチャー
トである。
【図5】第一実施例において、同じくCPUによって実
行されるスロットル開度算出ルーチンを説明するフロー
チャートである。
【図6】第一実施例において、カウント値、アクセルペ
ダル開度、スロットル開度及び排気温度の対応関係を示
すタイミングチャートである。
【図7】本発明を具体化した第二実施例において、CP
Uによって実行されるスロットル開度算出ルーチンを説
明するフローチャートである。
【図8】第二実施例において、同じくCPUによって実
行されるスロットル開度算出ルーチンを説明するフロー
チャートである。
【図9】第二実施例において、排気温度、アクセルペダ
ル開度、スロットル開度ガード値及びスロットル開度の
対応関係を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、5…吸気通路、11…
排気系の一部を構成する排気ポート、14…スロットル
バルブ、17…バルブ駆動用アクチュエータとしてのス
テップモータ、22…排気系の一部を構成する排気マニ
ホルド、23…排気系の一部を構成する触媒コンバー
タ、24…回転数検出手段としての回転数センサ、27
…アクセル操作量検出手段としてのアクセル開度セン
サ、28…アクセルペダル、29…第二実施例における
過熱状態検出手段としての排気温センサ、33…第一実
施例における過熱状態検出手段、許容最大開度設定手段
及び制御手段を構成するCPU、NE…エンジン回転
数、TH0 …アクセルペダルの操作量としてのアクセル
ペダル開度、TH1 …スロットル開度、TH1A…スロッ
トルバルブの許容最大開度としての第一の開度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関への吸入空気量を調整するべ
    く、同内燃機関の吸気通路に開閉可能に設けられたスロ
    ットルバルブと、 前記スロットルバルブに連結され、そのスロットルバル
    ブを開閉駆動させるバルブ駆動用アクチュエータと、 前記スロットルバルブを開閉させるべく踏み込まれるア
    クセルペダルの操作量を検出するアクセル操作量検出手
    段と、 前記内燃機関への吸入空気量過多により生ずる排気系の
    過熱状態を検出する過熱状態検出手段と、 前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、 前記排気系の過熱を防止するためのスロットルバルブの
    許容最大開度を、前記回転数検出手段によるそのときの
    回転数に応じて設定する許容最大開度設定手段と、 前記過熱状態検出手段により排気系の過熱状態が検出さ
    れないとき、前記スロットルバルブの開度が、前記アク
    セル操作量検出手段によるアクセルペダルの操作量に対
    応した開度となるように、前記バルブ駆動用アクチュエ
    ータの作動を制御し、前記過熱状態検出手段により排気
    系の過熱状態が検出されたとき、スロットルバルブの開
    度が、前記許容最大開度設定手段による許容最大開度以
    下となるように前記バルブ駆動用アクチュエータの作動
    を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする内燃機
    関のスロットルバルブ制御装置。
JP31540992A 1992-11-25 1992-11-25 内燃機関のスロットルバルブ制御装置 Pending JPH06159104A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08165941A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Honda Motor Co Ltd 車両用内燃エンジン制御装置
FR3159986A1 (fr) * 2024-03-05 2025-09-12 Horse Powertrain Solutions, S.L. Procédé de commande d’un moteur à combustion interne à allumage commandé de type atmosphérique muni d’un catalyseur trois voies

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08165941A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Honda Motor Co Ltd 車両用内燃エンジン制御装置
FR3159986A1 (fr) * 2024-03-05 2025-09-12 Horse Powertrain Solutions, S.L. Procédé de commande d’un moteur à combustion interne à allumage commandé de type atmosphérique muni d’un catalyseur trois voies

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