JPH06159375A - 軸受のクリープ防止用樹脂組成物 - Google Patents

軸受のクリープ防止用樹脂組成物

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JPH06159375A
JPH06159375A JP4319930A JP31993092A JPH06159375A JP H06159375 A JPH06159375 A JP H06159375A JP 4319930 A JP4319930 A JP 4319930A JP 31993092 A JP31993092 A JP 31993092A JP H06159375 A JPH06159375 A JP H06159375A
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JP
Japan
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resin
creep
bearing
ring
temperature
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Pending
Application number
JP4319930A
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English (en)
Inventor
Kazunori Kubota
和則 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06159375A publication Critical patent/JPH06159375A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/24Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
    • F16C19/26Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with a single row of rollers

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  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外輪の外周に樹脂リングを成形したクリープ
防止軸受の、アルミハウジングへの圧入使用時における
クリープの発生を防止する。 【構成】 軸受1における外輪3の外周に凹溝4を設
け、この凹溝4内に成形した樹脂リング5が、ガラス転
移温度が150℃以上の非晶性樹脂からなる樹脂組成物
で形成されている。非晶性樹脂は温度による物性変化が
小さく、耐クリープ性、寸法安定性等に優れ、アルミハ
ウジングへの圧入状態で高温においても長時間軸受のク
リープの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属製ハウジングに
嵌合する軸受にクリープ防止の機能を与えるために、軸
受外輪の外径面に形成される樹脂製リング用の樹脂組成
物に関し、更に詳しくは、高温で使用されるクリープ防
止用樹脂巻き軸受に使用する耐熱性、耐クリープ性、寸
法安定性に優れた非晶性樹脂組成物からなる軸受クリー
プ防止用樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】金属性ハウジングに嵌合する軸受にクリ
ープ防止の機能を与えるには、軸受外径面の全周にわた
り均一深さの1条又は2条の周溝を形成し、この周溝内
にポリアミド11、ポリブチレンテレフタレート等の合
成樹脂材料をリング状に充填して、リング外径面が外輪
外径面より微小寸法だけ突出するように成形したもので
ある。これは、金属材料に比べて大きな熱膨張率を持つ
合成樹脂材料の特徴を生かしたものである。
【0003】例えば、アルミニウム等の軽合金からなる
ハウジングと軸受鋼からなる軸受外輪との熱膨張率の差
異から、高温においてはめあいが緩むような場合でも、
樹脂リングを介して広い温度領域(通常は−30℃〜1
20℃)で密なはめあい状態を維持し、クリープを防止
する。
【0004】しかしPA11やPBTの樹脂組成物は、
150℃を越えるような高温環境下で長時間使用すると
母材である樹脂材料自体が劣化して経時的に寸法の収縮
や機械的強度の低下をきたし、長期にわたって満足し得
るクリープ防止性能を維持することはできない。
【0005】従来、この150℃を越えるような用途に
は、特開平3−287662号に示されるように、ポリ
フェニレン−サルファイド樹脂50〜95重量%とポリ
アミド樹脂0〜35重量%と粒状充填材5〜15重量%
とからなる樹脂組成物が使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
な、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイドからなる
クリープ防止用樹脂組成物は、金属製ハウジングに圧入
された状態で、高温、長期使用されると、樹脂リングに
材料クリープが起こり、樹脂リング外径面の突出量が減
少し、密な嵌め合いを維持できなくなるので、軸受のク
リープ防止性能が低下する恐れがある。
【0007】そこでこの発明は、樹脂リングの形成に使
用する樹脂組成物について種々研究を重ねた結果、ポリ
エーテルサルフォンをはじめとする耐クリープ性にすぐ
れた非晶性樹脂組成物を樹脂リングに採用することによ
り、長期間クリープ防止性能を維持できる点を見い出し
た。
【0008】また、この材料クリープによる樹脂リング
突出量の減少は、樹脂リング成形時に生じる凹溝と樹脂
リングとの軸方向すきまの関与が大きい。非晶性樹脂組
成物は従来この目的に使用されていた結晶性の樹脂組成
物より成形収縮率が小さく、軸方向すきまの小さな樹脂
リングを成形できる点を見い出した。
【0009】従って、この発明は、耐クリープ性、寸法
安定性に優れ、金属ハウジングへの圧入状態で、高温、
長期間軸受のクリープを防止することができる軸受のク
リープ防止用樹脂組成物を提供することを課題としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第1の発明は、ガラス転移温度(Tg)が1
50℃以上の非晶性樹脂からなる構成を採用したもので
ある。
【0011】同じく第2の発明は、ガラス転移温度(T
g)が150℃以上の非晶性樹脂に粒状充填材を25%
以下充填したものからなる構成を採用したものである。
【0012】
【作用】非晶性樹脂を用いて成形した樹脂リングは、耐
クリープ性、寸法安定性に優れ、金属ハウジングへの圧
入状態で、高温・長期間軸受のクリープを防止すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0014】図1に示したように、アルミハウジング2
内に圧入されて使われる軸受1において、外輪3の外周
面に凹溝4を設け、この凹溝4内にクリープ防止用の樹
脂リング5を形成し、この樹脂リング5の樹脂組成物
に、ガラス転移温度Tgが150℃以上の非晶性樹脂を
用いている。
【0015】表1に非晶性樹脂の代表的な例とその物性
を示しており、これら非晶性樹脂は以下に列挙すよう
に、従来用いられている結晶性樹脂と比較して優れてい
ると共に、中でもポリエーテルサルフォンは樹脂リング
5として特に優れていることが判った。
【0016】(I) 非晶性樹脂は、ガラス転移温度が15
0℃以上と高く、これ以下の使用温度範囲における弾性
率及び強度の低下が小さい。
【0017】(II)ポリエーテルサルフォン樹脂組成物の
クリープ特性はエンジニアリングプラスチックの中でも
非常に高い。
【0018】(III) 非晶性樹脂の成形収縮率は一般的に
0.5〜0.7%程度と結晶性のエンジニアリングプラ
スチックの2分1程度である。
【0019】(IV)溶融粘度が高いためバリ発生のトラブ
ルがなく、高圧射出成形が可能である。
【0020】(V) 吸水率が小さく、非晶性であるため結
晶化による収縮等の影響が少ない。
【0021】以上のような特性を持つポリエーテルサル
フォン等の非晶性樹脂組成物は、高温、長期にわたっ
て、軸受1のクリープ防止用樹脂リング5として有効に
機能する。
【0022】
【表1】
【0023】上記樹脂リング5は、表1で例示した非晶
性樹脂の単用によって成形してもよいが、非晶性樹脂に
粒状充填材(剤)を25%以下の量だけ充填し、非晶性
樹脂の特性を更に改良するようにしてもよい。
【0024】この発明に用いる粒状充填材(剤)は特に
限定されるものではなく、たとえば芳香族ポリエステル
樹脂、芳香族アラミド樹脂、フッ素樹脂、芳香族ポリエ
ーテルケトン樹脂、ポレフェニレンサルファイド樹脂、
シリコン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、耐熱性ポリアミ
ド樹脂、フェノール樹脂などの有機質充填剤や亜鉛、ア
ルミニウム、マグネシウム、モリブテンなどの金属もし
くは酸化物などの無機粉末、ガラスビーズ、シリカバル
ーン、珪藻土、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸
化カルシウム、フッ化カルシウム、水酸化カルシウム、
グラファイト、酸化鉛、フッ化黒鉛、カオリン、マイ
カ、タルク、三酸化モリブテンなどの無機質粉末であ
る。
【0025】このような粒状充填剤の中で特に好ましい
のは、非晶性樹脂の線膨張係数を著しく小さくしないよ
うなものを選べばよく、また、充填量が25%以上にな
ると、非晶性樹脂の引張強度や曲げ弾性率等の向上は見
られるが、線膨張係数の低下が大きくなり、好ましくな
い。
【0026】表2は、ポリエーテルサルフォンに粒状充
填材を10%充填した樹脂組成物の物性を示しており、
ポリエーテルサルフォンの場合に比べて引張強度、曲げ
弾性率、成形収縮率等の特性が向上している。
【0027】
【表2】
【0028】次に、樹脂リング5の材料に、ガラス転移
温度225℃のポリエーテルサルフォンを用いたこの発
明の実施例1及び、ポリエーテルサルフォンに粒状充填
材を10%充填した実施例2と、ガラス転移温度90℃
の結晶性のエンジニアリングプラスチックを用いた比較
例1及びこれに粒状充填材を10%充填した比較例2を
用い、深さ1mm、幅5mmの周溝1条を外径面に有する軸
受外輪の当該周溝内に、射出成形にて樹脂を注入して固
化せしめ、樹脂巻軸受を製作した。
【0029】高温放置後の樹脂巻軸受のクリープ防止性
能の評価については、軸受外輪の寸法に対して±2μm
のしめしろを持たせたアルミニウム製ハウジングに、外
輪外周面から樹脂リングの外周面が10〜20μm突出
するように調整した樹脂巻軸受を嵌合させて、温度12
0℃の熱風循環式恒温槽中に1000時間放置し、樹脂
リング突出量の変化を測定した。測定結果を表3に示し
た。
【0030】
【表3】
【0031】これらの測定結果から明らかなように、従
来の比較例1と2は、成形時に生じた軸方向すきまの影
響を大きく受けたと考えられる材料クリープによる経時
的変化が現れ、突出量が初期の値から7μm以上の変化
が現れる。
【0032】これに対して、この発明の実施例1及び実
施例2で示したポリエーテルサルフォン樹脂組成物を樹
脂リングとして用いた軸受は、経時的な突出量の変化は
ほとんどなく、温度による外径の変化を一定に保つ機能
を維持した。
【0033】即ち、非晶性樹脂の中からポリエーテルサ
ルフォンを樹脂リングに用いることにより、軸受1の内
接円径の変化は鋼と略同等となり、120℃、1000
時間のエージングを行った後も初期の内接円径とほとん
ど変らないため、温度による軸受1のラジアルすきま変
化によって引き起こされる心振れや異音発生を防止する
ことができる。
【0034】
【効果】以上のように、この発明によると、クリープ防
止を目的とした軸受の樹脂リングを形成する樹脂組成物
にガラス転移温度が150℃以上の非晶性樹脂を用いた
ので、樹脂リングの温度による物性変化が小さく、耐ク
リープ性、寸法安定性等に優れ、高温においても、長時
間、軸受のクリープの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリープ防止軸受の縦断面図
【符号の説明】
1 軸受 3 外輪 4 凹溝 5 樹脂リング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移温度(Tg)が150℃以上
    の非晶性樹脂からなることを特徴とする軸受のクリープ
    防止用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ガラス転移温度(Tg)が150℃以上
    の非晶性樹脂に粒状充填材を25%以下充填したものか
    らなることを特徴とする軸受のクリープ防止用樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 非晶性樹脂がポリエーテルサルフォンで
    ある請求項1又は2に記載の軸受のクリープ防止用樹脂
    組成物。
JP4319930A 1992-11-30 1992-11-30 軸受のクリープ防止用樹脂組成物 Pending JPH06159375A (ja)

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JP4319930A JPH06159375A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 軸受のクリープ防止用樹脂組成物

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JPH06159375A true JPH06159375A (ja) 1994-06-07

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ID=18115830

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JP4319930A Pending JPH06159375A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 軸受のクリープ防止用樹脂組成物

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JP (1) JPH06159375A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6939052B1 (en) 2003-01-27 2005-09-06 Precision Components, Inc. Bearing with integrated mounting features
JP2009126440A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Nsk Ltd 車両用ステアリング装置
US8166657B2 (en) * 2004-08-16 2012-05-01 Ntn Corporation Needle roller bearing

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