JPH0615972B2 - 距離測定方法及びその装置 - Google Patents

距離測定方法及びその装置

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JPH0615972B2 JP28895386A JP28895386A JPH0615972B2 JP H0615972 B2 JPH0615972 B2 JP H0615972B2 JP 28895386 A JP28895386 A JP 28895386A JP 28895386 A JP28895386 A JP 28895386A JP H0615972 B2 JPH0615972 B2 JP H0615972B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、物点までの距離を非接触で測定する距離測
定方法及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
物点までの距離を光学系を用いて非接触で測定するに
は、従来第15図に示すような三角測距法が用いられて
いた。
これを簡単に説明すると、第1レンズ1と第2レンズ2
とを基線長Bだけ隔てて配置し、レーザダイオード3か
ら発するレーザ光を第1レンズ1により測距しようとす
る物体上の物点Pに照射し、物点Pからの反射光を第2
レンズ2でCCD等のイメージセンサ4上に結像させて
像点P′の光軸O2からの距離xを検出する。
ここで第2レンズ2の焦点距離をfとすると、第1レン
ズ1から物点Pまでの距離Sは次式で算出される。
いま、センサ4の検出精度(イメージセンサ4の受光エ
レメントのピツチを示す)をεとすると、測距精度|Δ
S|は となり、イメージセンサ4の検出精度εを一定とする
と。距離測定の精度は、第1,第2レンズ1,2間の基
線長Bと第2レンズ2の焦点距離fに比例して向上し、
物点までの距離Sの自乗に比例して悪くなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の距離測定方法にあつて
は、距離精度を向上させるには、第2レンズ2の焦点距
離fと第1,第2レンズ1,2間の基線長Bを大きくし
なければならないので距離測定装置が大きくなると共
に、物点Pまでの距離Sが遠くなると、測距精度は距離
Sの自乗に比例して急激に劣化するという問題点があつ
た。
この発明は、このような従来の問題点を解決し得る距離
測定方法及びその装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この発明による距離測定方法及びその装置
は、第1の発明では、第1の光軸を有する第1の光学系
と、この第1の光軸から所定距離を隔てて平行する第2
の光軸を有するテレセントリツクな第2の光学系とを、
第1の光学系の後側焦平面を第2の光学系の前側焦平面
に一致させて配置し、測距すべき物点を第1の光軸上に
位置させ、この物点の第1,第2の光学系による像点の
第2の光軸からの距離を検出し、この第2の光軸からの
距離と、第1,第2の光学系の焦点距離及び第1,第2
の光軸間の距離から物点までの距離を算出するものであ
る。
また、第2の発明は第1の発明を実施するための装置で
あつて、第1の光軸を有する第1の光学系と、この第1
の光軸から所定距離隔てて平行する第2の光軸を有し、
第1の光学系の後側焦平面位置に前側焦平面を一致させ
た第2の光学系と、この第2の光学系の前側焦点の周辺
に設けられ、この第2の光学系をテレセントリツクにす
る絞りと、上記第1の光軸に沿つて物点を照射する照射
手段と、上記第2の光学系の後側焦点の近傍に設けた光
電変換センサと、この光電変換センサからの出力信号を
演算処理する演算手段とを設けたものである。
ここで、焦平面とは焦点を含んで光軸に直交する平面を
意味する。
〔作 用〕
上記のように構成した距離測定装置を測定すべき物点に
正対させ、第1の光軸上に物点が位置するようにする。
この状態で物点の第1,第2の光学系による光電変換セ
ンサ上の像点の第2の光軸からの距離をこのセンサから
の出力信号により検出し、この値と第1,第2の光学系
の各焦点距離及び第1,第2光軸間の距離を所定の算出
式に投入して演算手段により処理することにより、物点
までの距離を知ることができる。
〔実施例〕
以下、添付図面の第1図乃至第14図を参照してこの発
明の実施例を説明するが、説明を簡略化するために、以
下の光学系は曲率半径に比して厚さがきわめて薄いレン
ズ系であり、その前側主点と後側主点とは共にレンズの
中心すなわち光心に一致し、前側焦点距離は後側焦点距
離に等しいものと仮定する。
第1図は、この発明による距離測定装置の光学系を示し
ている。
1は第1の光軸O1を有して第1の光学系を構成する第
1レンズ,2は第1の光軸O1から所定距離隔てて平行
する第1の光軸O2を有して第2の光学系を構成する第
2レンズである。
そして、第1レンズ1の後側焦平面と第2レンズの前側
焦平面とを一致させて配置し、第2レンズ2の前側焦点
F2の周辺に開口径の小さい絞り5を設けて第2レンズ
2をテレセントリツクな光学系とする。
また、第2レンズ2の後側焦点F2′の近傍に第1,第
2の光軸O1,O2に直交してCCD(チヤージ・カツ
プルド・デバイス)やPSD(ポジシヨン・センシテイ
ブ・デバイス)等の光電変換センサであるイメージセン
サ4を設ける。
ここで、第1レンズ1の焦点距離をf1,その半径をh
1、第2レンズ2の焦点距離をf2,その半径をh2、
第1,第2の光軸O1,O2間の距離をR、イメージセ
ンサ4の第2の光軸O2からの長さを図で下側h4′,
上側h4″,全長をh4、分解能をε、絞り5の径を2
r、第1,第2レンズの主点をH1,H2とする。
今、第1の光軸O1上の第1レンズ1から距離S(前側
焦点F1から距離s)にあるレーザ光で照射された物点
Pの反射光が、第1,第2レンズ1,2によつてイメー
ジセンサ4上の点P′に至る場合について考える。
この時、第2レンズ2はテレセントリツクであるので、
第2図に示すように、物点Pから第1レンズ1を経て絞
り5を通過する光束Ψは第2レンズ2によつてその主光
線Prに関して対称に進み、その像面は主光線Prとイ
メージセンサ4の交点P′に関して対称となる。
したがつて、イメージセンサ4としてCCDを用いた場
合、各ピクセルの出力Iは第3図に示すように中心距離
Δで最高となり、その両側で対称形を画いて次第に低下
し、その中心距離Δ0は Δ0=Δ1+(Δ1+Δ2)/2 で求めることができる。
なお、PSDを用いた場合は、光量分布の中心Δ0に対
応した出力が得られるので、そのΔ0の値をそのまま用
いることができる。
第4図は、第1図に示した光学系において、物点Pから
出た光線ρが第1レンズ1により屈折して第2レンズ2
の後側焦点F2を通り、さらに第2レンズ2により屈折
して第2の光軸O2に平行に進んでイメージセンサ4上
の点P′に達し、且つ、物点Pから第1レンズ1の点C
に到る光線ρが第1レンズ1の前側焦点F1を出て第1
レンズにより屈折して第2の光軸O2上を進む光線ρ0
に平行している場合を示している。ΔPCH1とΔF1
DH1の相似関係から またΔF2CDとΔF2EH2との相似関係から (a),(b)両式から ここでS=f1+Sであるので 但し、Δは図で上向きの時正とする。
また、イメージセンサ4の検出精度(分解能)をεとす
ると、その測定精度|δS|は 第5図は、第1図に示す光学系の一部を拡大して示すも
ので、第1レンズ1による物点P(第1図参照)の像P
1′の後側焦点F1′からの距離をs′とすると、ニユ
ートンの公式から ss′=f1 2 (a) またΔP1′F1′A′とΔP1′H1′C′との相似
関係から 但し、C′は絞り5の上限A′を通る物点Pからの光線
が第1レンズ1に入射する入射高さとする。
(a)式と(b)式からsを求めると この距離sは、第2レンズ2がテレセントリツクとなる
ための最大値を示すものであり、第1図に示す光学系に
より測距可能なワークエリアSは となる。
(c)式よりワークエリアを大きくするためには、第1の
光軸O1と第2の光軸O2との距離Rと絞り5の半径r
を小さくし、第1レンズ1の焦点距離f1とその半径h
1を大きくすればよいことが分る。
ここで、(b)式から距離s′を求めると 次に、第1図に示す光学系の後半部を示す第6図におい
て、像P1′の第2レンズ2による像P2′までの後側
焦点F2′からの距離をs″とすると、 s′s″=f2 2 (e) であるから これに(d)式を代入すると、 また、第2レンズ2による像点P2′の点P1′に対す
る倍率βは であるので、像点P2′から第2の光軸O2までの距離
R′は ところで、ΔF2H2EとΔP1′JF2との相似関係
から すなわち、 であるから、(g)式のR′の値は主光線が第2レンズ2
に入射する入射高に等しくなり、P2′Eは第2光軸O
2に平行である。
さて、次に絞り5の上限A′を通過した光線の第2レン
ズ2への入射高h2′及びイメージセンサ4への入射高
h4′及びh4″を求める。
ΔP1′F2A′とΔP1′ECとの相似関係から ΔP2′EとΔP′KMとの相似関係から これに(h)式を代入すると (k)式,(l)式及び(e)式より この(m)式及び(n)式を(k)を及び(l)式に代入して
(b)式を用いると また、像点P′の最大径はワークエリア最大位置にある
像点の径、すなわち2(h4′−Q)である。この式に
(d)式(h)式及び(p)式を用いると、 さらに、物点Pが第1レンズ1の前側焦点F1の内側に
ある時を考えると、この場合は第7図に示すようにすべ
ての位置で第2レンズのテレセントリツク条件を満足さ
せることができ、その極限位置は第8図に示すように、
物点Pが第1レンズ1の主点H1に一致した状態であ
る。
第8図において、物点Pから発した光線が絞り5の上限
A′を通つて第2レンズ2に入射高h2′で点G′に入
射した後屈折して、イメージセンサ4上の点P′に達す
るものとし、第2の光軸O2から点P′までの距離をh
4″とすると、ΔPG′KとΔF2K′H2の相似関係
から したがつて、イメージセンサ4の全長h4は(l)式及び
(r)式より、 第2レンズ2の半径h2は、h2′とh2″の大きい
方、 h2=max{h2′,h2″} (6) である。
また、第8図において、 ss′=f2 2,s=f2 であるので s′=f2 (t) となる。
以上の結果をまとめると、 物点Pの第1レンズ1の主点H1からの距離Sは、 但し、Δは第1図で第2の光軸O2から上にある時正と
する。
測距精度|δS|は、イメージセンサ4の分解能を
εとすると、 となつて測距精度は物点までの距離Sに拘らず一定とな
る。
物点Sの測距可能域Sは、 像点P′の最大径δφは、 このδφの値は小さい方が高精度が得られる。
イメージセンサ4の全長h4は、 第2レンズ2の半径h2は、 h2=max{h2′,h2″} (6) 但し、 ここで、さらにイメージセンサ4の有効長と分割数につ
いて考察する。
第8図において、物点Pが最近距離にある時の主光線に
よるイメージセンサ4の第2の光軸O2からの長さl4
は、ΔF2H2K″とΔF2MH1との相似関係から また、第6図から物点Pが最遠距離にある時の第2図の
光軸O2からの長さQは(d)式及び(f)式より、 したがつて、イメージセンサ4の有効長lは イメージセンサ4の分解能がεであるから、分割数N
は、 となる。
前述の(3)式をこの分割数Nで割ると、 となつて(2)式を得ることができる。
いま、分解能0.3μm、全長12mmのイメージセンサ
4を用いて像径の直径が1mmとなるような光学系を設計
するものとし、イメージセンサ4の両端における余裕を
0.2mmとすれば、イメージセンサ4の有効長lは l=12−0.7×2=10.6 したがつて分割数Nは、 N=10.6/0.0003=35333 これから色々な測定精度δSに対する測定可能範囲Sを
求めると第1表のようになる。
次に、第10図以下を参照してこの発明を適用した距離
測定装置の具体例を説明する。
第10図に示すものは、第1の光軸O1を有する第1レ
ンズ1と、第1の光軸O1に平行する第2の光軸O2を
有する第2レンズ2とを、それぞれの光軸O1,O2を
距離Rだけ離して設け、第1レンズ1の後側焦平面に第
2レンズ2の前側焦平面を一致させている。
また、第2レンズ2の前側焦点の周辺に開口径の充分に
小さい絞り5を設けて第2レンズ2をテレセントリツク
な光学系とし、この第2レンズ2の後側焦点の近傍に第
1,第2の光軸O1,O2に直交してCCDあるいはP
SD等のイメージセンサ4を設ける。
さらに、レーザダイオード3の光線を被測定物に照射す
る集光レンズ6、反射鏡7,8を設けて反射鏡8により
反射したレーザ光が第1レンズ1の中心を通つて第1の
光線O1上に位置する物点を照射し得るようにして物点
の照射手段としている。
第11図に示すものは、反射鏡9で反射したレーザ光が
第1レンズ前の前方でハーフミラー10によつて第1の
光軸上にある物点を照射し得るようにし、物点からの反
射光がハーフミラー10を通つて第1レンズに入射し得
るようにしたほかは第10図と同様の構成を有してい
る。
なお、上記の両実施例において、イメージセンサ4から
の出力信号は所定の演算を行う演算手段である演算部に
おいて上述の各式に従つて演算処理された後、表示部に
表示されて物点までの距離その他必要な数値を知ること
ができるが、これらの方法は公知のものであるのでのそ
説明は省略する。
このような光学系と演算部及び表示部を筺体11内に収
納するとにより第12図に示すような非接触マイクロメ
ータを構成することができ、物体の厚さを被接触で測定
することができる。
この発明による距離測定方法の応用例として、常に物点
Pを一定の距離に保つ第13図に示すような装置が考え
られる。この装置は、2分割セルからなるイメージセン
サ4を用い、第14図に示すように物点の像点P′を第
1,第2のセル4a,4b上に結像させ、各セルからの
出力V1,V2の和V1+V2と差|V1−V2|をそ
れぞれ求める。
この和V1+V2をコンパレータにより予め定めた出力
値Vrと比較し、差|V1−V2|と共にロジツク制御
し、 V1+V2<Vr の時は不定、すなわち 制御不能 V1+V2<Vr の時は |V1−V2|≦ε ならそのままでよく、 |V1−V2|>ε なら V1+V2 の時は+方向へ物点P を移動させ、 V1<V2 の時は−方向へ物点P を移動させる。
但し、εは位置決め精度で決まる量である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明による距離測定方法及び装
置は第1の光軸を有する第1の光学系と、第1の光軸か
ら所定距離隔てて平行する第2の光軸を有するテレセン
トリツクな第2の光学系とを、第1の光学系の後側焦平
面を第2の光学系の全側焦平面に一致させて配置し、測
距すべき物点の第1,第2の光学系による像点の第2の
光軸からの距離を検出し、この距離と、第1,第2の光
学系の各焦点距離及び第1第2の光軸間の距離から物点
までの距離を算出するので、測定の精度は物点まで距離
に係らず、一定であり、従来の三角測距法のように距離
が遠くなれば、測距制度が襲撃に劣化するものではな
い。
そのため、使用する光学系の設定如何でミクロンオーダ
からメートルオーダまでの広範囲の距離測定が可能とな
り、精度を向上させようとしても従来のように装置が極
端に大型化する恐れはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の光学系を示す構成図、 第2図は第2の光学系をテレセントリツクにする絞りの
作用を示す光路図、 第3図はイメージセンサとして使用するCCDの出力を
示す線図、 第4図は第1図に示した光学系による代表的な光路を示
す光路図、 第5図は第1図に示す光学系の一部を拡大して示す光路
図、 第6図は第1図に示す光学系の後半部の光路図、 第7図は物点が第1レンズの前側焦点の内側にある場合
の光路図、 第8図は物点が第1レンズの主点に一致した場合を仮想
する光路図、 第9図はイメージセンサの一例を示す正面図、 第10図はこの発明の具体的光学系の配置例を示す説明
図、 第11図は同じくその他の配置例を示す説明図、 第12図はこの発明を適用した非接触マイクロメータを
示す斜視図、 第13図はこの発明の応用例の光学系を示す説明図、 第14図は同じくその検出回路の一例を示すブロツク
図、 第15図は従来の距離測定装置の光学系及びその光路を
示す説明図である。 1……第1レンズ(第1の光学系) 2……第2レンズ(第2の光学系) 3……レーザダイオード 4……イメージセンサ(光電変換センサ) 5……絞り、6……集光レンズ 7,8,9……反射鏡、10……ハーフミラー f1……第1レンズの焦点距離 f2……第2レンズの終点距離 F1……第1レンズの前側焦点 F1′……第1レンズの後側焦点 F2……第2レンズの前側焦点 F2′……第2レンズの後側焦点 O1……第1の光軸、O2……第2の光軸 R……第1,第2の光軸間の距離 P……物点、P′……イメージセンサ上の像点 Δ……像点P′と第2の光軸との距離

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の光軸を有する第1の光学系と、該第
    1の光軸から所定距離隔てて平行する第2の光軸を有す
    るテレセントリツクな第2の光学系とを、上記第1の光
    学系の後側焦平面を上記第2の光学系の前側焦平面に一
    致させて配置し、測距すべき物点を上記第1の光軸上に
    位置させ、該物点の上記第1,第2の光学系による像点
    の上記第2の光軸からの距離を検出し、該第2の光軸か
    らの距離と上記第1,第2の光学系の各焦点距離及び上
    記第1,第2の光軸間の距離から、物点までの距離を算
    出することを特徴とする距離測定方法。
  2. 【請求項2】第1の光軸を有する第1の光学系と、該第
    1の光軸から所定距離隔てて平行する第2の光軸を有
    し、上記第1の光学系の後側焦平面位置に前側焦平面を
    一致させた第2の光学系と、該第2の光学系の前側焦点
    の周辺に設けられ、該第2の光学系をテレセントリツク
    にする絞りと、上記第1の光軸に沿つて物点を照射する
    照射手段と、上記第2の光学系の後側焦点の近傍に設け
    た光電変換センサと、該光電変換センサからの出力信号
    を演算処理する演算手段とを設けたことを特徴とする距
    離測定装置。
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