JPH06160280A - 吸光度測定装置 - Google Patents
吸光度測定装置Info
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- JPH06160280A JPH06160280A JP33511592A JP33511592A JPH06160280A JP H06160280 A JPH06160280 A JP H06160280A JP 33511592 A JP33511592 A JP 33511592A JP 33511592 A JP33511592 A JP 33511592A JP H06160280 A JPH06160280 A JP H06160280A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 非常に吸光度の高い試料でも、懸濁物の堆積
等の問題なく測定することのできる、新しい形式の透過
型吸光度測定装置。 【構成】 入射側透明体51と出射側透明体52でV字
形の溝を作成し、その溝に流体試料53を入れる。両透
明体51、52が接する部分には遮光壁54を設ける。
V字型の先端を含む部分に平行光束55を通過させ、そ
の透過光量を測定して、所定の簡単な式により試料53
の吸光係数εを算出する。
等の問題なく測定することのできる、新しい形式の透過
型吸光度測定装置。 【構成】 入射側透明体51と出射側透明体52でV字
形の溝を作成し、その溝に流体試料53を入れる。両透
明体51、52が接する部分には遮光壁54を設ける。
V字型の先端を含む部分に平行光束55を通過させ、そ
の透過光量を測定して、所定の簡単な式により試料53
の吸光係数εを算出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分光光度計、比色計等
で用いられる、流体(液体、気体)試料の光の吸収度
(又は光の透過度)を測定する装置に関する。
で用いられる、流体(液体、気体)試料の光の吸収度
(又は光の透過度)を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体の吸光度の測定には、大別すると反
射法と透過法とがある。このうち、反射法には更に拡散
反射法とATR(Attenuated Total Reflection)法と
がある。拡散反射法は、流体試料中の光散乱物質により
散乱される光の量を検出することにより吸光度を測定す
るものであるため、光を散乱させる物質を含有する試料
にしか使用することができない。また、ATR法は高い
屈折率を有する透明体を流体試料に接触させ、透明体側
から入射する測定光がその界面で反射する際に試料側に
僅かに侵入し、吸光される現象を利用するものである
が、試料内への測定光の侵入距離が測定光波長の数分の
1でしかないため、吸光係数が非常に高い試料に対して
しか使用することができない。
射法と透過法とがある。このうち、反射法には更に拡散
反射法とATR(Attenuated Total Reflection)法と
がある。拡散反射法は、流体試料中の光散乱物質により
散乱される光の量を検出することにより吸光度を測定す
るものであるため、光を散乱させる物質を含有する試料
にしか使用することができない。また、ATR法は高い
屈折率を有する透明体を流体試料に接触させ、透明体側
から入射する測定光がその界面で反射する際に試料側に
僅かに侵入し、吸光される現象を利用するものである
が、試料内への測定光の侵入距離が測定光波長の数分の
1でしかないため、吸光係数が非常に高い試料に対して
しか使用することができない。
【0003】透過法では、透明なセル(容器)の中に流
体試料を入れ(又は流し)、セルを通して光を通過させ
るのであるが、通常、光の入射面と出射面とは平行であ
る。(簡易なセルでは円筒状断面のものもあるが、この
場合でも光は対向する面で入射・出射するようになって
いるため、入射・出射面は近似的に平行と考えられ
る。)
体試料を入れ(又は流し)、セルを通して光を通過させ
るのであるが、通常、光の入射面と出射面とは平行であ
る。(簡易なセルでは円筒状断面のものもあるが、この
場合でも光は対向する面で入射・出射するようになって
いるため、入射・出射面は近似的に平行と考えられ
る。)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ATR法で測定するに
は吸光度が低過ぎて測定を行なうことができない試料で
あっても、透過法で測定を行なおうとすると、十分な透
過光量を得るためには光の透過方向の試料の距離(すな
わち、セルの内部の厚み)を非常に小さくしなければな
らない場合がある(例えば、吸光係数が10〜1000Abs/cm
程度の試料を透過法で測定しようとすると、セル内部の
厚みは1mm以下となる)。しかし、セル内面の入射面と
出射面の間の距離を小さくすると、懸濁液試料の場合に
は懸濁物が徐々に堆積し、吸光度測定値が不正確になる
という問題がある。本発明は、そのような問題が生じな
い、新しい形式の透過型吸光度測定装置を提供するもの
である。
は吸光度が低過ぎて測定を行なうことができない試料で
あっても、透過法で測定を行なおうとすると、十分な透
過光量を得るためには光の透過方向の試料の距離(すな
わち、セルの内部の厚み)を非常に小さくしなければな
らない場合がある(例えば、吸光係数が10〜1000Abs/cm
程度の試料を透過法で測定しようとすると、セル内部の
厚みは1mm以下となる)。しかし、セル内面の入射面と
出射面の間の距離を小さくすると、懸濁液試料の場合に
は懸濁物が徐々に堆積し、吸光度測定値が不正確になる
という問題がある。本発明は、そのような問題が生じな
い、新しい形式の透過型吸光度測定装置を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吸光度測定
装置は、 a)測定光に対して透明な物質で作製された、平面を有す
る透明体であって、該平面において流体試料と接するよ
うに配置された入射側透明体と、 b)測定光に対して透明な物質で作製された、平面を有す
る透明体であって、該平面において流体試料と接し、ま
た、該平面が入射側透明体の上記平面と交差するように
配置された出射側透明体と、 c)上記交差線よりも透明体側において測定光を遮断する
遮光壁と、 d)入射側透明体を通して流体試料に平行な測定光束を入
射する光源と、 e)入射側透明体、流体試料及び出射側透明体を通過した
測定光束の光量を測定する透過光量測定手段と、 f)標準試料と未知試料の光量測定値より、未知試料の吸
光度を算出する吸光度算出手段とを備えるものである。
装置は、 a)測定光に対して透明な物質で作製された、平面を有す
る透明体であって、該平面において流体試料と接するよ
うに配置された入射側透明体と、 b)測定光に対して透明な物質で作製された、平面を有す
る透明体であって、該平面において流体試料と接し、ま
た、該平面が入射側透明体の上記平面と交差するように
配置された出射側透明体と、 c)上記交差線よりも透明体側において測定光を遮断する
遮光壁と、 d)入射側透明体を通して流体試料に平行な測定光束を入
射する光源と、 e)入射側透明体、流体試料及び出射側透明体を通過した
測定光束の光量を測定する透過光量測定手段と、 f)標準試料と未知試料の光量測定値より、未知試料の吸
光度を算出する吸光度算出手段とを備えるものである。
【0006】
【作用】入射側透明体の平面と出射側透明体の平面はV
字形に交差しており、流体試料は両平面の間に挟まれた
状態で配置される。この状態で光源から出射された測定
光束は、入射側透明体、流体試料、出射側透明体を通過
し、透過光量測定手段によりその光量が測定される。吸
光度算出手段は、測定された透過光量に基づき、流体試
料の吸光度(吸光係数)εを次のようにして算出する。
字形に交差しており、流体試料は両平面の間に挟まれた
状態で配置される。この状態で光源から出射された測定
光束は、入射側透明体、流体試料、出射側透明体を通過
し、透過光量測定手段によりその光量が測定される。吸
光度算出手段は、測定された透過光量に基づき、流体試
料の吸光度(吸光係数)εを次のようにして算出する。
【0007】まず、図5に示すように、入射側の透明体
51が流体試料53と接する平面(入射面)をAO、出
射側の透明体52が流体試料53と接する平面(出射
面)をBOとし、両平面AO、BOの交線をOとする
(以下の説明ではこれを原点とも呼ぶ)。光源から出射
された平行な測定光束55は、入射面AOで透明体51
から流体試料53に入射し、出射面BOで流体試料53
から透明体52に入る。一般に透明体51、52と流体
試料53との屈折率は異なるため、測定光束55は各平
面AO、BOにおいて屈折し、しかも、両平面AO、B
OはV字形に交差しているため、測定光束55の光路は
図5のように屈曲する。
51が流体試料53と接する平面(入射面)をAO、出
射側の透明体52が流体試料53と接する平面(出射
面)をBOとし、両平面AO、BOの交線をOとする
(以下の説明ではこれを原点とも呼ぶ)。光源から出射
された平行な測定光束55は、入射面AOで透明体51
から流体試料53に入射し、出射面BOで流体試料53
から透明体52に入る。一般に透明体51、52と流体
試料53との屈折率は異なるため、測定光束55は各平
面AO、BOにおいて屈折し、しかも、両平面AO、B
OはV字形に交差しているため、測定光束55の光路は
図5のように屈曲する。
【0008】両平面AO、BOの交線Oよりも下部(透
明体51、52側)には遮光壁54が設けられているた
め、測定光束55は交線Oよりも下側を通ることはな
い。すなわち、測定光束の下限は交線Oを通る光線であ
り、流体試料53を通過せずに出射される光線はない。
測定光束55の上端が入射面AO及び出射面BOと交差
する点をそれぞれP0、Q0とする。
明体51、52側)には遮光壁54が設けられているた
め、測定光束55は交線Oよりも下側を通ることはな
い。すなわち、測定光束の下限は交線Oを通る光線であ
り、流体試料53を通過せずに出射される光線はない。
測定光束55の上端が入射面AO及び出射面BOと交差
する点をそれぞれP0、Q0とする。
【0009】測定光束55内において、原点Oからの垂
直距離がxである光線Rxの流体試料53中の光路長l
はxに比例し、 l=k・x …(1) となる。ここでkは、入射面AOと出射面BOの交差角
によって定まる定数である。
直距離がxである光線Rxの流体試料53中の光路長l
はxに比例し、 l=k・x …(1) となる。ここでkは、入射面AOと出射面BOの交差角
によって定まる定数である。
【0010】光線Rxが入射面AOと交わる点Pの近傍
のx方向の微小幅dxの光束の光量(但し、紙面に垂直
な方向の単位長さ当たりの光量である)をIin・dxと
すると、長さlの光路を通過した後、出射面BOと交わ
る点Qにおける光量Iout・dxは、 Iout・dx=Iin・dx・10↑(−ε・l) …(2) となる。ここで、10↑(a)は10のa乗を表わし、
εは流体試料53の単位光路長当たりの吸光度(これを
吸光係数と呼ぶ)である。入射側透明体51内における
測定光の減衰が無視し得る程度であれば、入射強度Iin
・dxはxに依存しない(すなわち、Iinは定数であ
る)。
のx方向の微小幅dxの光束の光量(但し、紙面に垂直
な方向の単位長さ当たりの光量である)をIin・dxと
すると、長さlの光路を通過した後、出射面BOと交わ
る点Qにおける光量Iout・dxは、 Iout・dx=Iin・dx・10↑(−ε・l) …(2) となる。ここで、10↑(a)は10のa乗を表わし、
εは流体試料53の単位光路長当たりの吸光度(これを
吸光係数と呼ぶ)である。入射側透明体51内における
測定光の減衰が無視し得る程度であれば、入射強度Iin
・dxはxに依存しない(すなわち、Iinは定数であ
る)。
【0011】流体試料53を通過した後の全光束55の
光量Iは、式(2)のIout・dxをx方向に全光束の
(x方向の)幅dだけ積分することにより、 I=INTEGRAL(0→d){Iin・10↑(−ε・l)・dx} =Iin・INTEGRAL(0→d){10↑(−ε・k・x)・dx} …(3) として求めることができる。ここで、INTEGRAL(0→
d){f(x)}は関数f(x)のx=0からx=dま
での定積分を表わす。式(3)の定積分は次のように計
算することができる。 I=Iin・INTEGRAL(0→d){10↑(−ε・k・x)・dx} =Iin・INTEGRAL(0→d){e↑(−2.303・ε・k・x)・dx} =(−Iin・/2.303・ε・k)・(e↑(−2.303・ε・k・d)−1) =Iin・(1−10↑(−ε・k・d))/(2.303・ε・k) …(4)
光量Iは、式(2)のIout・dxをx方向に全光束の
(x方向の)幅dだけ積分することにより、 I=INTEGRAL(0→d){Iin・10↑(−ε・l)・dx} =Iin・INTEGRAL(0→d){10↑(−ε・k・x)・dx} …(3) として求めることができる。ここで、INTEGRAL(0→
d){f(x)}は関数f(x)のx=0からx=dま
での定積分を表わす。式(3)の定積分は次のように計
算することができる。 I=Iin・INTEGRAL(0→d){10↑(−ε・k・x)・dx} =Iin・INTEGRAL(0→d){e↑(−2.303・ε・k・x)・dx} =(−Iin・/2.303・ε・k)・(e↑(−2.303・ε・k・d)−1) =Iin・(1−10↑(−ε・k・d))/(2.303・ε・k) …(4)
【0012】流体試料53において光束55が全く吸収
を受けない場合は、式(3)においてε=0とすること
により、 I0=Iin・INTEGRAL(0→d){dx} =Iin・d …(5) となる。透過率TをI/I0と定義すると、 T=I/I0 =(1−10↑(−ε・k・d))/(2.303・ε・k・d) …(6) となる。
を受けない場合は、式(3)においてε=0とすること
により、 I0=Iin・INTEGRAL(0→d){dx} =Iin・d …(5) となる。透過率TをI/I0と定義すると、 T=I/I0 =(1−10↑(−ε・k・d))/(2.303・ε・k・d) …(6) となる。
【0013】式(6)の右辺の分子の10↑(−ε・k・
d)は、光束55の上限の光線(光路P0Q0を通過する
光線)の減衰量であり、ε・k・dはこれに対応する吸光
度となるが、これが或る程度以上の値(例えば、ε・k・
d>2)となると、10↑(−ε・k・d)は0.01以下と
なり、1に比べて無視し得る値となる。この場合、式
(6)は T≒1/(2.303・ε・k・d) …(7) となる。
d)は、光束55の上限の光線(光路P0Q0を通過する
光線)の減衰量であり、ε・k・dはこれに対応する吸光
度となるが、これが或る程度以上の値(例えば、ε・k・
d>2)となると、10↑(−ε・k・d)は0.01以下と
なり、1に比べて無視し得る値となる。この場合、式
(6)は T≒1/(2.303・ε・k・d) …(7) となる。
【0014】式(6)を、ε・k・dを横軸に、Tを縦軸
にとって両対数グラフにプロットすると、図6の通りと
なる。このグラフにおいて、特にε・k・dが2以上の部
分では(すなわち、10↑(−ε・k・d)が1に比べて
無視し得る値となる場合)ほぼ直線となっており、Tと
ε・k・dとの反比例関係(式(7))が高精度に成立す
ることがわかる。
にとって両対数グラフにプロットすると、図6の通りと
なる。このグラフにおいて、特にε・k・dが2以上の部
分では(すなわち、10↑(−ε・k・d)が1に比べて
無視し得る値となる場合)ほぼ直線となっており、Tと
ε・k・dとの反比例関係(式(7))が高精度に成立す
ることがわかる。
【0015】この場合には、吸光係数εが既知の値ε1
であり、かつ、ε1・k・d>2となるような標準試料を
用いることにより、キャリブレーションを簡単化するこ
とができる。すなわち、このような標準試料に対する透
過率TがT1であったとすると、式(7)よりT1=1/
(2.303・ε1・k・d)であり、これを式(7)に代入す
ることにより、 T/T1=ε1/ε ε=ε1・(T1/T) …(8) と、未知試料の吸光係数εはその透過率Tから簡単な式
で求めることができるようになる。
であり、かつ、ε1・k・d>2となるような標準試料を
用いることにより、キャリブレーションを簡単化するこ
とができる。すなわち、このような標準試料に対する透
過率TがT1であったとすると、式(7)よりT1=1/
(2.303・ε1・k・d)であり、これを式(7)に代入す
ることにより、 T/T1=ε1/ε ε=ε1・(T1/T) …(8) と、未知試料の吸光係数εはその透過率Tから簡単な式
で求めることができるようになる。
【0016】透過率Tは式(6)に示される通り、流体
試料53が存在しない状態で(すなわち、試料を空気と
した状態で)透過光量I0を測定しておき、測定しよう
とする流体試料53について測定した透過光量Iとの比
I/I0として算出されるが、式(8)の場合には透過
率Tを算出するまでもなく、 ε=ε1・(T1/T) =ε1・(I1/I) …(9) と、標準試料について測定された透過光量I1と未知試
料について測定された透過光量Iから直接算出すること
ができる。
試料53が存在しない状態で(すなわち、試料を空気と
した状態で)透過光量I0を測定しておき、測定しよう
とする流体試料53について測定した透過光量Iとの比
I/I0として算出されるが、式(8)の場合には透過
率Tを算出するまでもなく、 ε=ε1・(T1/T) =ε1・(I1/I) …(9) と、標準試料について測定された透過光量I1と未知試
料について測定された透過光量Iから直接算出すること
ができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例である吸光度測定装置を図
1〜図3により説明する。本実施例の吸光度測定装置は
検出部10と制御部23から成り、検出部10は図3に
示すように、ネジ11等により配管20に取り付ける。
本実施例の吸光度測定装置はこのような構成となってい
ることより、化学プラント等の配管20の内部を流れる
化学物質、油、廃液等の液体試料の吸光度を連続的又は
間欠的に測定することができる。
1〜図3により説明する。本実施例の吸光度測定装置は
検出部10と制御部23から成り、検出部10は図3に
示すように、ネジ11等により配管20に取り付ける。
本実施例の吸光度測定装置はこのような構成となってい
ることより、化学プラント等の配管20の内部を流れる
化学物質、油、廃液等の液体試料の吸光度を連続的又は
間欠的に測定することができる。
【0018】図2に示すように、検出部10は、基部1
5上に固定された透光ブロック11、発光部13、及
び、受光部14から成る。基部15と配管20とはOリ
ング19によりシールされており、液体試料が取付部分
から漏れないようになっている(図2では、固定用のネ
ジ11の図示を省略している)。発光部13の内部には
光源17(例えば、LED)が固定されており、制御部
23からリード線21を通して供給される電源電流又は
発光強度信号に応じた強度で、所定波長の測定光を透光
ブロック11に対して出射する。受光部14の内部には
測光素子18(例えばシリコンフォトダイオード)が固
定されており、透光ブロック11(及び液体試料)を通
過した測定光の強度に対応する測光信号がリード線22
を通して制御部23へ送出される。なお、光源17及び
測光素子18を基部15の内部に設け、光ファイバによ
りこれらを透光ブロック11の両面と光学的に接続する
ようにしてもよい。
5上に固定された透光ブロック11、発光部13、及
び、受光部14から成る。基部15と配管20とはOリ
ング19によりシールされており、液体試料が取付部分
から漏れないようになっている(図2では、固定用のネ
ジ11の図示を省略している)。発光部13の内部には
光源17(例えば、LED)が固定されており、制御部
23からリード線21を通して供給される電源電流又は
発光強度信号に応じた強度で、所定波長の測定光を透光
ブロック11に対して出射する。受光部14の内部には
測光素子18(例えばシリコンフォトダイオード)が固
定されており、透光ブロック11(及び液体試料)を通
過した測定光の強度に対応する測光信号がリード線22
を通して制御部23へ送出される。なお、光源17及び
測光素子18を基部15の内部に設け、光ファイバによ
りこれらを透光ブロック11の両面と光学的に接続する
ようにしてもよい。
【0019】透光ブロック11は、入射側ブロック11
1と出射側ブロック112とから構成される。各ブロッ
ク111、112と液体試料との界面113、114は
V字形に交差しており、各界面113、114は光源1
7と測光素子18とを結ぶ光路に対して傾斜している。
交差線の下部の両ブロック111、112の界面には、
遮光壁16が設けられている。遮光壁16は両ブロック
111、112の間に設けた遮光コーティングでもよい
し、図5に示すように、先鋭な先端線を有する遮光ブロ
ックを、両界面113、114の交線と一致するように
設けてもよい。
1と出射側ブロック112とから構成される。各ブロッ
ク111、112と液体試料との界面113、114は
V字形に交差しており、各界面113、114は光源1
7と測光素子18とを結ぶ光路に対して傾斜している。
交差線の下部の両ブロック111、112の界面には、
遮光壁16が設けられている。遮光壁16は両ブロック
111、112の間に設けた遮光コーティングでもよい
し、図5に示すように、先鋭な先端線を有する遮光ブロ
ックを、両界面113、114の交線と一致するように
設けてもよい。
【0020】本実施例の吸光度測定装置により配管20
内を流れる液体試料の吸光度を測定する場合は、検出部
10を配管20に取り付ける前に、検出部10を既知の
吸光係数ε1を有する標準試料内に入れて透過光量I1を
測定し、その値を記憶しておく。次に、検出部10を配
管20に固定し、液体試料の透過光量Iを測定する。こ
れらの測定量より、液体試料の吸光係数εは式(9)の
通り、 ε=ε1・(I1/I) として簡単に算出することができる。
内を流れる液体試料の吸光度を測定する場合は、検出部
10を配管20に取り付ける前に、検出部10を既知の
吸光係数ε1を有する標準試料内に入れて透過光量I1を
測定し、その値を記憶しておく。次に、検出部10を配
管20に固定し、液体試料の透過光量Iを測定する。こ
れらの測定量より、液体試料の吸光係数εは式(9)の
通り、 ε=ε1・(I1/I) として簡単に算出することができる。
【0021】実際のラインで使用する場合には、配管内
に突出する検出部10が測定対象の流れの抵抗とならな
いように、検出部10を小さくしておく必要がある(例
えば、数mm程度)。しかし、本発明の吸光度測定装置
は原理的に透明体の大きさに無関係に適用することがで
きるため、図4に示すように、大きな(数cm程度の)
透明体41、42でV字形の試料入れを形成し、その中
に流体試料43を溜めて測定を行なうという使い方をす
ることもできる。
に突出する検出部10が測定対象の流れの抵抗とならな
いように、検出部10を小さくしておく必要がある(例
えば、数mm程度)。しかし、本発明の吸光度測定装置
は原理的に透明体の大きさに無関係に適用することがで
きるため、図4に示すように、大きな(数cm程度の)
透明体41、42でV字形の試料入れを形成し、その中
に流体試料43を溜めて測定を行なうという使い方をす
ることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る吸光度測定装置では、両透
明体の入射面と出射面とが交差する部分の近傍では測定
光の通過距離が非常に短くなるため、非常に吸光度の高
い試料であっても幾分かの量の測定光は透過し、透過光
量の測定を行なうことができる。また、入射面と出射面
とはV字形に開いているため、懸濁試料を測定する場合
でも懸濁物の堆積が比較的少なく、また、たとえ堆積し
ても容易に清掃を行なうことができる。
明体の入射面と出射面とが交差する部分の近傍では測定
光の通過距離が非常に短くなるため、非常に吸光度の高
い試料であっても幾分かの量の測定光は透過し、透過光
量の測定を行なうことができる。また、入射面と出射面
とはV字形に開いているため、懸濁試料を測定する場合
でも懸濁物の堆積が比較的少なく、また、たとえ堆積し
ても容易に清掃を行なうことができる。
【0023】演算系に関しては、特に、吸光度の高い試
料の場合には、測定された透過光量から吸光度を算出す
る方法が非常に単純となり、キャリブレーションも容易
となる。また、図6のグラフで示されるように、吸光度
に比例する値ε・k・dが4桁のオーダーで変化しても、
測定光の透過率Tは3桁のオーダーでしか変化しないこ
とから、本発明に係る吸光度測定装置では、広い範囲の
吸光度の流体試料を、希釈を行なうことなく測定するこ
とができるという利点を有している。
料の場合には、測定された透過光量から吸光度を算出す
る方法が非常に単純となり、キャリブレーションも容易
となる。また、図6のグラフで示されるように、吸光度
に比例する値ε・k・dが4桁のオーダーで変化しても、
測定光の透過率Tは3桁のオーダーでしか変化しないこ
とから、本発明に係る吸光度測定装置では、広い範囲の
吸光度の流体試料を、希釈を行なうことなく測定するこ
とができるという利点を有している。
【0024】なお、本発明の吸光度測定装置は、可視光
のみならず、透明体の材質を適切に選択することによ
り、紫外線、赤外線吸光度測定にも適用することができ
る。
のみならず、透明体の材質を適切に選択することによ
り、紫外線、赤外線吸光度測定にも適用することができ
る。
【図1】 本発明の一実施例である配管内固定用の吸光
度測定装置の検出部の斜視図。
度測定装置の検出部の斜視図。
【図2】 実施例の吸光度測定装置の検出部の光路に平
行な断面図。
行な断面図。
【図3】 実施例の吸光度測定装置を配管に取り付けた
状態の斜視図。
状態の斜視図。
【図4】 本発明の別の実施例である大型吸光度測定装
置の光学系構成図。
置の光学系構成図。
【図5】 本発明の吸光度測定装置の作用を説明するた
めの説明図。
めの説明図。
【図6】 本発明の吸光度測定装置の作用を説明するた
めのグラフ。
めのグラフ。
10…検出部 11…透光ブロ
ック 111…入射側ブロック 112…出射側
ブロック 113、114…液体試料との界面 13…発光部 14…受光部 15…基部 16…遮光壁 17…光源 23…制御部 51…入射側透明体 52…出射側透
明体 53…流体試料 54…遮光壁 55…測定光束
ック 111…入射側ブロック 112…出射側
ブロック 113、114…液体試料との界面 13…発光部 14…受光部 15…基部 16…遮光壁 17…光源 23…制御部 51…入射側透明体 52…出射側透
明体 53…流体試料 54…遮光壁 55…測定光束
Claims (1)
- 【請求項1】 a)測定光に対して透明な物質で作製され
た、平面を有する透明体であって、該平面において流体
試料と接するように配置された入射側透明体と、 b)測定光に対して透明な物質で作製された、平面を有す
る透明体であって、該平面において流体試料と接し、ま
た、該平面が入射側透明体の上記平面と交差するように
配置された出射側透明体と、 c)上記交差線よりも透明体側において測定光を遮断する
遮光壁と、 d)入射側透明体を通して流体試料に平行な測定光束を入
射する光源と、 e)入射側透明体、流体試料及び出射側透明体を通過した
測定光束の光量を測定する透過光量測定手段と、 f)標準試料と未知試料の光量測定値より、未知試料の吸
光度を算出する吸光度算出手段とを備えることを特徴と
する吸光度測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33511592A JPH06160280A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 吸光度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33511592A JPH06160280A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 吸光度測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06160280A true JPH06160280A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18284941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33511592A Pending JPH06160280A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 吸光度測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06160280A (ja) |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP33511592A patent/JPH06160280A/ja active Pending
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