JPH0616054B2 - 流速測定装置 - Google Patents

流速測定装置

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JPH0616054B2
JPH0616054B2 JP2303082A JP30308290A JPH0616054B2 JP H0616054 B2 JPH0616054 B2 JP H0616054B2 JP 2303082 A JP2303082 A JP 2303082A JP 30308290 A JP30308290 A JP 30308290A JP H0616054 B2 JPH0616054 B2 JP H0616054B2
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幸生 竹原
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Kinki Daigaku
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、流速測定装置に関し、特に、流速場や加速度
場を精密かつ長時間測定することができるものに関す
る。
従来の技術 従来、流速の点計測に関する技術開発は進んでいるが、
画的に流速場を計測する技術、特に、高速の乱流速場を
画的かつ連続的に高い時間分解能で測定できる流速測定
装置は提供されていない。
上記した乱流では、上下左右の入れ変わりは、運動条件
に対応してどんな場合にも起こり得る。
例えば、流体中に混じった多数の固体粒子をビデオ撮影
して追跡することにより流速場や加速度場を測定する場
合、1枚の画像内の粒子間の位置関係を見ても流速場に
ついては何も分からない。また、1枚の画像の露光時間
を少し長くすれば粒子の移動軌跡は線状に写るが、この
場合でも、該移動軌跡の始端、終端の位置が正確に写っ
ているとは限らず、正確な速度を求めることができな
い。
従って、上記のような高速の乱流において流速場を得る
ためには、短い時間内で、例えば数1,000分の1秒
の間隔で撮られた少なくとも2枚の連続画像において、
各粒子の各画像における位置を対応付けて、該位置のズ
レを計測することより、各粒子の速度を得る必要があ
る。また、加速度場を得る場合には最低3枚の連続画像
が必要である。
これに対して、従来ビデオ撮影装置としては、例えば、
フレーム・レートが1/30秒程度の通常のビデオ装置
や、フレーム・レートが1,000枚/秒以上高速撮影
が可能な高速ビデオが提供されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記したフレームレートが 1/30
秒程度のビデオ装置では、この1/30秒間に粒子が大
きく移動してしまうので、高速の乱流を撮影した場合で
は連続画像における粒子の位置の対応が分からず、流速
場、加速度場を得ることは困難である。
また、上記した1,000枚/秒程度のフレーム・レー
トの高速撮影が可能な高速ビデオでは、連続画像で粒子
の位置の対応を判別することはできるが、該高速ビデオ
からの画像を記録部にシリアルに記憶する場合、記録部
に容量に問題がある。
例えば、固体メモリーにデジタル画像として記録する場
合には、記録部を構成する固体メモリーの容量は通常約
500枚〜1,000枚程度の画像を記録し得る容量で
あり、そのため、例えば、フレーム・レートが1,00
0枚/秒の高速撮影を行うと、1秒以下の撮影時間の画
像しか記録することができない。
通常、1/1,000秒程度の間隔で撮影された2枚以
上が1組となった連続画像が得られればその瞬間の流速
場や加速度場を送定することが可能である。この連続画
像の組が1/10秒〜 1/100秒毎に得られれば1/10秒〜 1/100秒毎の流速場の測定が可能となり、同じ記憶
内容に対して1/1,000秒で連続撮影する場合に比
べて数倍から数十倍の時間の流速測定が可能となる。
また、1枚ずつ画像を用いる場合でも、露光時間内に撮
像部の感度を変化させることができるような機構となっ
ている場合には、露光開始直後と終了直前の感度を上げ
る事により始点と終点の位置を明確化して速度を正確に
計測することができる。
従来より、通常のスチールカメラのシャッターを開放に
して、光源側の制御により、このような測定をおこなう
方法があり、始点終点強調法と呼ばれている。しかしな
がら、上記始点終点強調法において、光源側とビデオカ
メラのシャッターを完全に同期させ、かつ、光源側の光
量を短い露光時間内でこの様に変化させるのは困難であ
る。特に、高速の連続撮影の場合には実用性がないとい
ってよい。
上記の問題は、撮影部の感度を露光時間内に決めらめた
時間パターンに従って変化するような機構を開発するこ
とにより解決できる。
本発明は上記のような流速測定における問題を解決する
ためになされたものであって、高速流体の流速場、加速
度場を精密かつ長時間測定することができる流速測定装
置を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 従って、本発明は、光を電子に変換する光電面と、該光
電面により変換された電子を倍増するマイクロチャンネ
ルプレートと、該倍増された電子を光に変換する蛍光面
とを有するイメージインテンシファイヤと、該イメージ
インテンシファイヤを受光面に取付けた撮像素子とを備
える撮像部と、 上記撮像部からの画像信号を記録する記録部とを備え、 流体中の粒子を撮影し、上記記録部に記録された画像信
号を処理、解析して速度場や加速度場を求める流速測定
装置であって、 上記撮像部からシャッタリング毎に画像信号が入力さ
れ、画像信号が入力される度に0から累積加算すると共
に、該加算した値が所定のフレームとばし値に達すると
0に戻すフレーム・カウンターを計算し、該フレーム・
カウンターの値の1からフレームとばし値までに対応す
る連続画像を1周期とし、各周期の2枚以上の所定の枚
数に対応する画像信号を信号記録部に送り、その後に続
く画像に対応する画像信号を上記記録部に送ることなく
廃棄する信号制御部を備えると共に、 上記光電面とマイクロチャンネルプレート間の電圧であ
るゲイン電圧を、1回のゲーティング時間中のゲーティ
ング開始当初は第1電圧に設定し、その後上記第1電圧
よりも低圧な第2電圧に設定し、ゲーティング終了前に
再度上記第1電圧に設定することを特徴とする流速測定
装置を提供するものである。
また、上記光電面とマイクロチャンネルプレートの間の
電圧であるゲイン電圧を、1回のゲーティング時間中の
ゲーティング開始当初は第1電圧に設定し、その後ケー
ティング終了まで上記第1電圧よりも低圧な第2電圧に
設定する構成としてもよい。
あるいは、上記光電面とマイクロチャンネルプレートの
間の電圧であるゲイン電圧を、1回のゲーティング時間
中のゲーティング開始当初は第1電圧に設定し、その後
上記第1電圧から漸次減少させ、ゲーティング終了前に
再度上記第1電圧に設定する構成としてもよい。
また、上記記録部に送る2枚以上の所定の枚数の画像を
撮像する際の露光時間を、上記画像により異なさせて撮
像する構成としてもよい。
作用 上記したように、本発明に係る流速測定装置では、撮像
部からの信号を全部記録部に送るのではなく、所定枚数
の連続画像に対応する周期に区分し、該周期の最初の少
なくとも2枚以上の所定の枚数の画像に対応する信号を
記録部に送り、その後に続く画像に対応する信号を上記
記録部に送ることなくドレンに廃棄する構成する構成と
しているため、限られた記録部の容量内で高速撮影によ
り速度場や加速度場の測定のための解析に必要な連続画
像を長時間得ることができると共に、該解析に不要な画
像の計算処理を行わないため計算量を低減することがで
きる。
また、上記撮像部は撮像素子の受光面に、好適にはイメ
ージインテンシファイヤからなる光増強装置を取付け、
該光増強装置のゲインを露光時間内で変化させたり、上
記記録部に送る2枚以上の所定の枚数の画像を撮像する
際の露光時間を、上記画像により異ならせることにより
各画像間での流体中の固体粒子の流跡線を得ることがで
き、各画像での粒子の対応を容易に知ることができる。
実施例 次に、図面に示す実施例に基づき本発明について詳細に
説明する。
第1図に示すように、本発明の実施例に係る流速測定装
置では、カメラ部2においてレンズ12により結像した
光を撮像部13の撮像素子25(第2図に図示)により
画像信号を構成するアナログ電気信号に変換し、該アナ
ログ信号を第1図中太実線で示すような信号処理部15
に出力して増幅、AD変換を行った後に、信号制御部1
6に送り、該信号制御部16からドレン19に排出して
廃棄するか、本体3内の固体メモリーからなる記録部1
7に送る構成としている。該記録部17には画像構成用
コンピュータ21、画像処理装置22、解析用コンピュ
ータ23及び外部記録装置24を接続し、これらの装置
で所定の画像処理、解析処理を行い、流速場や加速度場
を求める構成としている。
撮像部13は、第2図に示すように撮像素子 25の前
面にマイクロチャンネルプレート型 (MCP型)の
イメージインテンシファイヤ26を一体に設けてなる。
上記イメージインテンシファイヤ26は図示のように、
真空管32中に、光を電子に変換する光電面33、該変
換された電子を倍増するマイクロチャンネルプレート
(MCP)34及び上記倍増した電子を再び光に変換す
る蛍光面35を備え、入射窓36から入った光を増幅し
てファイバーガラス31の出力窓37から上記撮像素子
25の受光面28に放射する構成としている。
本実施例では、上記イメージインテンシファイヤ26に
おいてシャッタリングを行う構成としており、該シャッ
タリングは後述する信号制御部16により制御され、フ
レーム・レートは1,000枚/秒に設定している。ま
た、各シャッタリングでの露光時間も等しく設定してい
る。
上記イメージインテンシフアイヤ26のゲイン電圧も信
号制御部16により制御しており、1回のシャッタリン
グでのゲイン電圧(時間パターン)は第3図に示すよう
な波形としている。即ち、時刻t1から時刻t2までがゲイ
ン電圧は高圧側のVH、(第1電圧)時刻t2から時刻t3
では低圧側のVL(第2電圧)、時刻t3から時刻t4までは
ゲイン電圧を再びVHとしている。
信号処理部15は上記撮像部13から読み出したアナロ
グ信号を増幅するプリアンプ43と、該増幅した信号に
アナログ−デジタル変換を行う AD変換器44を備
え、該AD変換器44により変換したデジタル信号を信
号制御部16に送る構成としている。
信号制御部16には、上記したように信号処理部15か
ら画像信号であるデジタル信号が入力される。該信号制
御部16では、第4図に示すように、測定開始時から信
号処理部15を介して信号制御部16へ入力される撮像
部13からの信号を1枚の画像分の信号、即ち、上記イ
メージインテンシファイヤ26の1回のシャッタリグ毎
に入力される信号をカウントする構成としている。さら
に、該カウントした数をフレーム・カウンターFCとし
て、初期値 FC−0から累積加算し、FCが所定値
(フレームとばし値)に達するとフレーム・カウンター
FCを0に戻す構成としている。即ち、図示のようにフ
レーム・カンウンターFCは、フレームとばし値FT
(本実施例ではFT= 100に設定している)と比較され、FC=FT(即
ち、FC=100)となった時点でフレーム・カウンタ
ーFCを0に戻す構成としている。また、信号制御部1
6では、FC=1、2の場合に相当する電気信号のみを
そのままシリアルに記録部17に送る一方、FC=3〜
100までの画像に相当する電気信号を記録部17に送
ることなくドレン19に廃棄するように制御している。
即ち、本実施例では第5図に示すように、100枚の連
続画像に対応する1つの周期Tの内の最初の2枚の画像
に対応する信号(第3図中実線で示す。)のみを記録部
17に送り、該2枚の画像の後に続く残りの98枚の画
像に対応する信号(第5図中破線で示す。)を記録部1
7に送ることなく廃棄する構成としている。
上記したように、本実施例ではフレーム・レートを1,
000枚/秒に設定しているので、周期Tの1枚目の画
像から次の2枚目の画像までの間隔(FC=1とFC=
2の間隔)は10-3秒であり、次いで、10-3×98秒
の間隔をあけて再び 10-3秒の間隔で連続して2枚の画像が記録部17に記
録され、これが繰り返される。従って、FC=1からF
C=100までの100枚の画像を撮影するためにかか
る周期Tが0.1秒(10Hz)である。即ち、本実施
例では、0.1秒の一周期T毎に10-3間隔の2枚の連
続画像に対応する信号が記録部17にそのままシリアル
に記録される。
更に、信号制御部16は、撮影時のクロック周波数や、
上記した撮像部13のシャツター速度や絞り、フレーム
とばし値FT、1周期Tの間にドレン19に廃棄せずに
記録部17に送る信号の量等を規定すると共に、撮像部
13、信号処理回路部15及び記録部17の同期関係を
制御している。
尚、上記したようにフレームとばし値FTは、信号制御
部16において設定するようにしており、変更可能であ
る一方、フレーム・レートは一定に設定しているため、
フレームとばし値FTを増減すれば一周期Tの長さを変
更することができる。
また、一周期に何枚分の画像に相当する電気信号を記録
部17に送るかについても上記の例に限定されるもので
はない。例えば、FC=1〜3に相当する電気信号を記
録部17に送る構成とすれば加速度場を得ることができ
る。
さらに、本実施例では、AD変換後に信号を記録部17
に送るかドレン19に廃棄するか振り分ける構成として
いるが、撮像素子25からの信号を信号制御部16に送
りAD変換を行う前に上記信号の振り分けを行う構成と
しても良い。
通常、ICメモリーからなる記録部17は上記撮像部1
3からの画像を約1,000枚記憶する容量がある。上
記したように、本実施例では 0.1秒毎に10-3秒間隔の2枚の連続画像が送られて
くるため、記録部17は連続して約50秒間の測定が可
能であり、該50秒間に2枚で1組の連続画像を約50
0組得ることができる。
上記記録部17に直接アクセスする画像構成用コンピュ
ータ21は、画像構成時に、撮像素子25上の画素配列
に基づいて記録部17に記録された出力信号を本来画像
を構成する順序で読み出し、1画面分の画像情報になお
した後、画像処理装置22又は解析用コンピュータ23
に送る構成としている また、記録部17には外部記録装置24を接続してお
り、該外部記録装置は記録部17に記録される出力信号
の保存用等、必要に応じて出力信号を記録して、記録部
17を補助する構成としている。
画像処理装置22は、上記画像処理用コンピュータから
の画像情報について、2値化等の流速場、加速度場の測
定に必要の画像処理を行い、粒子の大きさ、形状、輝度
等の必要な定量情報を計算するようにしている。
解析用コンピュータ23は、上記画像処理装置22より
得られた定量情報を解析処理して、流速場、加速度場を
数値的に解析するようにしている。また、解析用コンピ
ュータ23は上記画像構成用コンピュータ21からの画
像情報を直接処理することもできるようにしている。
尚、本実施例では、上記のように撮像部13は撮像素子
25はMCP型のイメージインテンシファイヤ26から
なるが、撮像部の構成はこれに限定されるものえはな
く、撮像素子のみからなるもの、撮像素子にインバータ
型イメージインテンシファイヤを備えるもの、撮像素子
に種々のタイプのフィルタを備えるもの等であっても良
い。また、撮像素子25は、本実施例では、画素ピッチ
40μmで256行×256列のものを用いているが、
これに限定されない。
次に、上記構成からなる流速測定装置により、固体粒子
を混入して流体の流速場を測定する場合の作動について
説明する。
撮影時には、レンズ12を通過した光は、イメージイン
テンシファイヤ2の光電面33で像を結び、該光電面3
3が結像面となる。該結像した光は上記したようにイメ
ージインテンシファイヤ26において増幅され、撮像素
子25の受光面28に導かれ、該受光面28上の画素内
のホトダイオード(あるいは、ホトトランジスタ)が受
光強度に応じた電化を発生する。この量をスキャンして
アナログの電気信号として読み出し、信号処理部15に
おいて増幅、AD変換した後に信号制御部16に送る。
該信号制御部16では上記したように、100枚の連続
画像に対応する1周期Tの信号の内、最初の2枚の画像
に対応する信号、即ちFC=1及びFC=2に対応する
信号を記録部17に送り、残りのFC=3〜100に対
応する信号はドレンに廃棄する操作を繰り返す。上記し
たように、フレーム・レートを1,000枚/秒に設定
しているので、0.1秒の一周期毎に10-3秒間隔の2
枚の連続画像に対応する信号が記憶部17にそのままシ
リアルに記録される。
上記した撮像素子25からの信号の読みだし方法は、本
実施例では第6図に示すように並列読み出しとしてい
る。尚、実際には16本並列読み出しとしているが、第
6図では、理解を容易にするため2本並列読み出しとし
ている。ただし、デジタル・メモリーの各要素は8ビッ
トで構成され、これらが一組となって1画素分の輝度情
報を表す。
上記のようにして撮影が終了した後、画像構成時には、
画像構成用コンピュータ21は、記録部17中の記憶の
うち、第1ブロックの1〜256番目までのメモリーを
読み出して画面の1行目とする。次に、第2ブロックの
1〜256番目までのメモリーを読み出して画面の2行
目とする。次に、第1ブロックの257〜512番目ま
でのメモリーを読み出して画面の3行目とする。以下、
同様の操作を続け、画像構成用コンピュータは、記録部
分17にシリアルに記録された信号を画像情報として画
像処理装置22又は解析用コンピュータ23に送ると共
に、フレーム・メモリーとして記録部17に記録する。
上記したように、本実施例ではフレーム・レートを1,
000枚/秒とすると共に、連続画像 100枚毎に2
枚の連続する画像に相当する電気信号を記録部17に送
る構成としているため、0.1秒毎に10-3秒間隔の連
続画像を2枚得ることができる。このように、本実施例
では、高速度で撮影する撮像部13からの信号を全部記
録部17に送るのではなく、周期Tの最初の2枚の画像
に対応する信号のみを記録部17に送り、残りの信号を
記録部17に送ることなくドレン19に廃棄しているた
め、限られた記録部17の記憶容量及び計測速度に見合
う範囲内で速度場や加速度場の測定のための解析に必要
な連続画像を長時間に得ることができる。
第7図は、上記連続画像の1例を示し、本実施例では1
回のシャッタリングの間に第3図に示すようにゲイン電
圧を変化させているため、1枚の画像において、実線で
示した粒子45の形状が濃く現れる部分(第3図中t1
t2、t3〜t4に対応)と、破線で示した薄く現れる部分
(第3図中t2〜t3に対応)があるため、流線跡から流れ
パターンを観察することができる。そのため、本実施例
では、画像処理装置22により画像を2値化して、粒子
の大きさ、径、輝度等から連続する画像間での粒子の対
応を容易に得ることが可能であり、確実に流速ベクトル
vを得ることができる。
尚、第1実施例においては、連続画像は1周期で2枚と
したが、この第1実施例では、露光時間を変化させてい
るため、2枚であっても加速度まで測定することが可能
である。
本発明では、シャッタリング時間、イメージインテンシ
ファイヤのゲイン電圧、連続画像の枚数等は上記の例に
限定されるものではない。
例えば、上記した実施例と同様の構成において、FC=
1とFC=2の場合の露光時間を異ならせ、FC=1に
対応する画像の露光時間を、FC=2に対応する露光時
間より長く設定し、かつ、FC=1に相当するイメージ
インテンシファイヤ26のゲイン電圧を第8図に示すよ
うにしている。即ちシャッタリング初期の時刻t1′から
時刻t2′までの間を高圧側のVH(第1電圧)とし、その
後の時刻t2′から時刻t3′までの間を低圧側のVL(第2
電圧)としている。
この場合、1組の連続画像は、第9図に示すようにな
り、FC=1に相当する画像では、流線跡46が得ら
れ、該流線的46では粒子の像が明瞭な部分46aが時
間的に前の部分に相当し、粒子の運動方向を知ることが
できる。一方、FC=2に相当する画像では、各粒子4
7は点状で得られ、これらの粒子の運動がランダムな場
合も容易に流速ベクトルvを得ることができる。
また、流体中の粒子の運動方向を知る方法は上記のよう
に露光時間内でイメージインテンシファイヤ26のゲイ
ン電圧を変更する方法に限定されるものではない。
例えば、撮像素子13の感度を信号制御部16により制
御して、露光時間内で変化させる方法を採用してもよ
い。具体的には、第3図や第8図において縦軸を撮像素
子13の感度として、これら第3図、第8図の波形を示
すように撮像素子13の感度を露光時間内で変化させる
と、上記イメージインテンシファイヤ26のゲイン電圧
を変化させた場合と同様の粒子の像に濃淡が生じ、粒子
の運動方向が分かり流速ベクトルを得ることができる。
更に、イメージインテンシファイヤ26のゲイン電圧を
第10図に示すような時間パターンに設定することによ
り、一枚のフレーム撮影時間内で、指定されたパターン
でゲイン電圧を変化させることができ、1枚の画像から
速度を求めることができる。即ち、露光開始直後の時刻
t1″から時刻t2″までの間にゲイン電圧をVH(第1電
圧)とし、その後、時刻t2″から時刻t3″までの間に漸
次ゲイン電圧をVL(第2電圧)まで減少させる。また、
露光終了直前の時刻t3″から時刻t4″の間、再びゲイン
電圧をVHに上げる。
この場合、撮影された1枚の画像は、第11図に示すよ
うになり、流跡線48が得られる。この流跡線48は始
点側が明るく、終点側が暗いため、粒子の運動方向を知
ることができる。よって、1枚の画像より流速ベクトル
vを得ることができる。
第12図に示すように、イメージインテンシファイヤで
は、光電面33とマイクロチャンネルプレート34の
間、及びマイクロチャンネルプレート34と蛍光面35
との間にそれぞれ電圧V1、V2を加えている。通常の
ゲーティングでは、上記光電面33とマイクロチャンネ
ルプレート 34の間の電圧V1を0又は電圧V2に対
して弱い逆電圧として、光電効果で生じる電子がマイク
ロチャンネルプレート34に流入しないようにする。ゲ
イン電圧を変えるには、この電圧V1を変化させる構成
としてもよいし、或いはマイクロチャンネルプレート3
4と蛍光面35の間の電圧V2を変化させる構成として
もよい。
現在、最高級のイメージインテンシファイヤではゲイン
電圧のオン、オフにより3μsec[1/(3.3億)
秒]のシャッタリング(ゲーティング)が可能であるよ
って、10-3秒の間に第3図、第8図、第10図に示し
たような時間パターンでゲイン電圧を変化させることは
容易である。
尚、上記の実施例では、イメージインテンシファイヤの
ゲイン電圧を変化させる構成としているが、ホトトラン
ジスタ(ホトダイオード)の感度自体を変化させる構成
としてもよい。CCDでは、ホトトランジスタの感度を
変化させることは原理的に可能である。
更に、本発明の流速測定装置は、上記のように流体中に
粒子を混入してその粒子の速度、加速度を求める場合の
他に、上下左右方向の位置の変動が高速で生じる現象に
おいて、その変動の様子を追跡するにも好適に使用する
ことができると共に、その他の現象の解析にも使用する
ことができる。
効果 以上の説明から明らかなように、本発明に係る流速測定
装置は、撮像部の撮像素子からシャッタリング毎に出力
される1枚の画像信号を、所定の枚数の連続画像に対応
する周期に区分して、上記周期の最初の少なくとも2枚
以上の所定枚数の画像に対応する信号をそのままシリア
ルに記録部に記録する一方、その後に続く画像に対応す
る信号をドレンに廃棄する構成としているため、比較的
簡単な制御で限られた記録部の容量及び計算速度の範囲
内で高速度撮影による連続画像を一定周期の間隔で長時
間にわたって得ることができるため、長時間かつ精密に
流体の速度場や加速度場を測定することができ、かつ、
計測量を低減することができる。
さらに、撮像素子に光増強装置としてイメージインテシ
ファイヤを取付けて該イメージインテンシファイヤのゲ
イン電圧を露光時間内で変えたり、該露光時間を画像に
よって変えたりすることにより流体中の固体粒子の流跡
線を得ることができるため、各画像での固体粒子の対応
を正確かつ容易に知り、より精密な流速場等の測定を行
うことができる等の種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る流速測定装置の実施例を示す概略
図、第2図はイメージインテンシファイヤを撮像素子に
取付けた状態を示す概略図、第3図はイメージインテン
シファイヤのゲイン電圧を示す波形図、第4図は信号制
御部の構成を示す概略図、第5図は信号制御部での信号
の振り分けを示す概略図、第6図は撮像素子からの信号
の読み出しを示す概略図、第7図は実施例の連続画像及
び該連続画像から得られる速度ベクトルを示す概略図、
第8図は本発明の第2の実施例でのイメージインテンシ
ファイヤのゲイン電圧を示す波形図、第9図は本発明の
第2の実施例での連続画像及び該連続画像から得られる
速度ベクトルを示す概略図、第10図は本発明の第3の
実施例でのイメージインテンシファイヤのゲイン電圧を
示す波形図、第11図は本発明の第3の実施例での連続
画像及び該連続画像から得られる速度ベクトルを示す概
略図、第12図はイメージインテンシファイヤに印加す
る電圧を示す概略図である。 13……撮像部、15……信号処理部、 16……信号制御部、17……記録部、 19……ドレン、 21……画像構成用コンピュータ、 22……画像処理装置、 23……解析用コンピュータ、 26……イメージインテンシファイヤ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を電子に変換する光電面と、該光電面に
    より変換された電子を倍増するマイクロチャンネルプレ
    ートと、該倍増された電子を光に変換する蛍光面とを有
    するイメージインテンシファイヤと、該イメージインテ
    シファイヤを受光面に取付けた撮像素子とを備える撮像
    部と、 上記撮像部からの画像信号を記録する記録部とを備え、 流体中の粒子を撮影し、上記記録部に記録された画像信
    号を処理、解析して速度場や加速度場を求める流速測定
    装置であって、 上記撮像部からシャッタリング毎に画像信号が入力さ
    れ、画像信号が入力される度に0から累積加算すると共
    に、該加算した値が所定のフレームとばし値に達すると
    0に戻すフレーム・カウンターを計算し、該フレーム・
    カウンターの値の1からフレームとばし値までに対応す
    る連続画像を1周期とし、各周期2枚以上の所定の枚数
    に対応する画像信号を信号記録部に送り、その後に続く
    画像に対応する画像信号を上記記録部に送ることなく廃
    棄する信号制御部を備えると共に、 上記光電面とマイクロチャンネルプレート間の電圧であ
    るゲイン電圧を、1回のゲーティング時間中のゲーティ
    ング開始当初は第1電圧に設定し、その後上記第1電圧
    よりも低圧な第2電圧に設定し、ゲーティング終了前に
    再度上記第1電圧に設定することを特徴とする流速測定
    装置。
  2. 【請求項2】光を電子に変換する光電面と、該光電面に
    より変換された電子を倍増するマイクロチャンネルプレ
    ートと、該倍増された電子を光に変換する蛍光面とを有
    するイメージインテンシファイヤと、該イメージインテ
    ンシファイヤを受光面に取付けた撮像素子とを備える撮
    像部と、 上記撮像部からの画像信号を記録する記録部とを備え、 流体中の粒子を撮影し、上記記録部に記録された画像信
    号を処理、解析して速度場や加速度場を求める流速測定
    装置であって、 上記撮像部からシャッタリング毎に画像信号が入力さ
    れ、画像信号が入力される度に0から累積加算すると共
    に、該加算した値が所定のフレームとばし値に達すると
    0に戻すフレーム・カウンターを計算し、該フレーム・
    カウンターの値の1からフレームとばし値までに対応す
    る連続画像を1周期とし、各周期の2枚以上の所定の枚
    数に対応する画像信号を信号記録部に送り、その後に続
    く画像に対応する画像信号を上記記録部に送ることなく
    廃棄する信号制御部を備えると共に、 上記光電面とマイクロチャンネルプレートの間の電圧で
    あるゲイン電圧を、1回のゲーティング時間中のゲーテ
    ィング開始当初は第1電圧に設定し、その後ケーティン
    グ終了まで上記第1電圧よりも低圧な第2電圧に設定す
    ることを特徴とする流速測定装置。
  3. 【請求項3】光を電子に変換する光電面と、該光電面に
    より変換された電子を倍増するマイクロチャンネルプレ
    ートと、該倍増された電子を光に変換する蛍光面とを有
    するイメージインテンシファイヤと、該イメージインテ
    ンシファイヤを受光面に取付けた撮像素子とを備える撮
    像部と、 上記撮像部からの画像信号を記録する記録部とを備え、 流体中の粒子を撮影し、上記記録部に記録された画像信
    号を処理、解析して速度場や加速度場を求める流速測定
    装置であって、 上記撮像部からシャッタリグ毎に画像信号が入力され、
    画像信号が入力される度に0から累積加算すると共に、
    該加算した値が所定のフレームとばし値に達すると0に
    戻すフレーム・カウンターを計算し、該フレーム・カウ
    ンターの値の1からフレームとばし値までに対応する連
    続画像を1周期とし、各周期の2枚以上の所定の枚数に
    対応する画像信号を信号記録部に送り、その後に続く画
    像に対応する画像信号を上記記録部に送ることなく廃棄
    する信号制御部を備えると共に、 上記光電面とマイクロチャンネルプレートの間の電圧で
    あるゲイン電圧を、1回のゲーティング時間中のゲーテ
    ィング開始当初は第1電圧に設定し、その後上記第1電
    圧から漸次減少させ、ゲーティング終了前に再度上記第
    1電圧に設定することを特徴とする流速測定装置。
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