JPH06164566A - 位相同期方式 - Google Patents
位相同期方式Info
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- JPH06164566A JPH06164566A JP4313698A JP31369892A JPH06164566A JP H06164566 A JPH06164566 A JP H06164566A JP 4313698 A JP4313698 A JP 4313698A JP 31369892 A JP31369892 A JP 31369892A JP H06164566 A JPH06164566 A JP H06164566A
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- JP
- Japan
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- phase
- signal
- station
- transmission
- stm
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディジタル通信網の位相同期方式に関し、位
相誤差の小さい位相同期方式の実現を目的とする。 【構成】 伝送遅延時間の変動分の測定は伝送路信号か
ら抽出したクロック成分を位相比較することにより行
い、伝送路遅延時間の初期値の測定ならびに基準位相信
号と位相制御情報の送信は伝送路信号に多重化された低
速度の回線を用いて行うように構成する。
相誤差の小さい位相同期方式の実現を目的とする。 【構成】 伝送遅延時間の変動分の測定は伝送路信号か
ら抽出したクロック成分を位相比較することにより行
い、伝送路遅延時間の初期値の測定ならびに基準位相信
号と位相制御情報の送信は伝送路信号に多重化された低
速度の回線を用いて行うように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル通信網の中
で、地理的に離れた装置間の位相同期を確立する位相同
期方式に関するものである。
で、地理的に離れた装置間の位相同期を確立する位相同
期方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、地理的に離れて設置された主
装置と従装置との間の周波数同期をとるため、従装置に
おいて、主装置から送信された伝送路信号からクロック
成分(周波数成分)を抽出し、そのクロック成分に従装
置の従属発振器を位相同期させる方式が用いられてい
る。
装置と従装置との間の周波数同期をとるため、従装置に
おいて、主装置から送信された伝送路信号からクロック
成分(周波数成分)を抽出し、そのクロック成分に従装
置の従属発振器を位相同期させる方式が用いられてい
る。
【0003】この方式では、図8のように、主装置80
1は主装置の持つ基準周波数803に同期した伝送路信
号804を送出するので、従装置802では、その伝送
路信号のクロック成分805に従装置の発振器806を
位相同期させることにより、主装置と従装置の周波数同
期が実現する。
1は主装置の持つ基準周波数803に同期した伝送路信
号804を送出するので、従装置802では、その伝送
路信号のクロック成分805に従装置の発振器806を
位相同期させることにより、主装置と従装置の周波数同
期が実現する。
【0004】また、主装置と従装置間の伝送路遅延を補
正して両装置間の位相同期を実現する方法として、折り
返しの伝送路を用いて往復の遅延時間を測定しその1/
2を片道の遅延時間として補正する方法がある。
正して両装置間の位相同期を実現する方法として、折り
返しの伝送路を用いて往復の遅延時間を測定しその1/
2を片道の遅延時間として補正する方法がある。
【0005】この方式では、図9のように、主装置90
1から基準位相信号905と遅延情報906を、往路伝
送路903を介して従装置902に送信し、従装置で
は、基準位相信号を復路伝送路904を介して主装置に
返送するとともに、基準位相信号の位相を遅延情報に基
づいて位相制御部910で位相制御し、主装置に同期し
た位相信号907を発生する。遅延情報906は、主装
置の遅延測定部909において、基準位相信号905と
従装置から返送された基準位相信号908との位相差Δ
Dを測定し、その1/2を遅延情報として作成する。
1から基準位相信号905と遅延情報906を、往路伝
送路903を介して従装置902に送信し、従装置で
は、基準位相信号を復路伝送路904を介して主装置に
返送するとともに、基準位相信号の位相を遅延情報に基
づいて位相制御部910で位相制御し、主装置に同期し
た位相信号907を発生する。遅延情報906は、主装
置の遅延測定部909において、基準位相信号905と
従装置から返送された基準位相信号908との位相差Δ
Dを測定し、その1/2を遅延情報として作成する。
【0006】往路の遅延時間をΔT1、復路の遅延時間
をΔT2とすると、ΔDは、 ΔD=ΔT1+ΔT2 である。往路伝送路と復路伝送路は一般に同じルートを
通っており長さもほぼ等しいため、 ΔT1=ΔT2 とすることができる。従って、往路の遅延時間ΔT1
は、折り返し伝送路の遅延時間ΔDから、 ΔT1=ΔD/2 で求めることができる。
をΔT2とすると、ΔDは、 ΔD=ΔT1+ΔT2 である。往路伝送路と復路伝送路は一般に同じルートを
通っており長さもほぼ等しいため、 ΔT1=ΔT2 とすることができる。従って、往路の遅延時間ΔT1
は、折り返し伝送路の遅延時間ΔDから、 ΔT1=ΔD/2 で求めることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した周波数同期方
式では、主装置と従装置の伝送路間の遅延時間が変動す
ることにより、主装置と従装置間の位相関係が揺らぐ。
CCITT勧告(G.824)ではネットワーク全体に
おいて装置間の位相変動を10μs以下にするよう規定
されている。ネットワーク全体の位相変動量は、伝送路
の遅延変動量+同期装置1台あたりの誤差量×従属接続
の数、で決まるため、同期装置の従属接続の数には制限
が課せられている。伝送路の遅延変動を補正することが
できれば、従属接続の数を増やすことができ、より柔軟
に周波数同期網を構成することができる。
式では、主装置と従装置の伝送路間の遅延時間が変動す
ることにより、主装置と従装置間の位相関係が揺らぐ。
CCITT勧告(G.824)ではネットワーク全体に
おいて装置間の位相変動を10μs以下にするよう規定
されている。ネットワーク全体の位相変動量は、伝送路
の遅延変動量+同期装置1台あたりの誤差量×従属接続
の数、で決まるため、同期装置の従属接続の数には制限
が課せられている。伝送路の遅延変動を補正することが
できれば、従属接続の数を増やすことができ、より柔軟
に周波数同期網を構成することができる。
【0008】CCITT勧告(G.707、G.70
8、G.709)に準拠したネットワークインターフェ
ースのような同期系インターフェースを用いた網では、
伝送信号が、その装置の設置されている局の基準クロッ
クに乗せ換えられてから、多重分離などの処理が行われ
る。このような網に前述の位相同期方式を適用した場
合、クロック乗せ換えのため、伝送遅延、特にその変動
分を正確に決定することが難しく位相同期誤差が生じる
と言う問題があった。
8、G.709)に準拠したネットワークインターフェ
ースのような同期系インターフェースを用いた網では、
伝送信号が、その装置の設置されている局の基準クロッ
クに乗せ換えられてから、多重分離などの処理が行われ
る。このような網に前述の位相同期方式を適用した場
合、クロック乗せ換えのため、伝送遅延、特にその変動
分を正確に決定することが難しく位相同期誤差が生じる
と言う問題があった。
【0009】また、CCITT勧告(G.707、G.
708、G.709)に準拠したネットワークインター
フェースのように、網の保守、管理などに利用するた
め、情報信号が収容されないオーバーヘッド領域を有す
るインターフェースにおいて、伝送路信号に多重化され
る低速の回線を利用して基準位相信号を送信した場合、
基準位相信号を高速の伝送路信号に多重化する際、端局
装置内でオーバーヘッド領域のため大きな位相誤差が生
じると言う問題があった。
708、G.709)に準拠したネットワークインター
フェースのように、網の保守、管理などに利用するた
め、情報信号が収容されないオーバーヘッド領域を有す
るインターフェースにおいて、伝送路信号に多重化され
る低速の回線を利用して基準位相信号を送信した場合、
基準位相信号を高速の伝送路信号に多重化する際、端局
装置内でオーバーヘッド領域のため大きな位相誤差が生
じると言う問題があった。
【0010】伝送路信号を直接基準位相信号として利用
すれば位相誤差は生じないが、伝送路信号に基準位相信
号を重畳するためには既存の伝送装置の大きな改造が必
要となり経済性の面で好ましくない。
すれば位相誤差は生じないが、伝送路信号に基準位相信
号を重畳するためには既存の伝送装置の大きな改造が必
要となり経済性の面で好ましくない。
【0011】本発明は、このような従来の問題点を解決
し、位相誤差の小さい位相同期方式を実現することを目
的とする。
し、位相誤差の小さい位相同期方式を実現することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものである。すなわち、本発明
は、主装置が、伝送路を介して接続された1つ以上の従
装置に基準位相信号を送信し、従装置は基準位相信号を
主装置に返送し、主装置では、送信した基準位相信号と
返送された基準位送信号の位相差から、主装置と従装置
間の伝送遅延時間及びその変動を測定し、伝送遅延及び
その変動情報を位相制御情報として従装置に送信し、従
装置では、主装置から送信された位相制御情報に基づい
て、主装置から送信された基準位相信号の位相制御を行
い、主装置の発生する位相に同期した信号を発生する位
相同期方式において、伝送遅延時間の変動分の測定は、
伝送路信号から抽出したクロック成分を位相比較するこ
とにより行い、伝送路遅延時間の初期値の測定と、基準
位相信号と位相制御情報の送信は、前記伝送路信号に多
重化された低速度の回線を用いて行う、位相同期方式で
ある。
決するためになされたものである。すなわち、本発明
は、主装置が、伝送路を介して接続された1つ以上の従
装置に基準位相信号を送信し、従装置は基準位相信号を
主装置に返送し、主装置では、送信した基準位相信号と
返送された基準位送信号の位相差から、主装置と従装置
間の伝送遅延時間及びその変動を測定し、伝送遅延及び
その変動情報を位相制御情報として従装置に送信し、従
装置では、主装置から送信された位相制御情報に基づい
て、主装置から送信された基準位相信号の位相制御を行
い、主装置の発生する位相に同期した信号を発生する位
相同期方式において、伝送遅延時間の変動分の測定は、
伝送路信号から抽出したクロック成分を位相比較するこ
とにより行い、伝送路遅延時間の初期値の測定と、基準
位相信号と位相制御情報の送信は、前記伝送路信号に多
重化された低速度の回線を用いて行う、位相同期方式で
ある。
【0013】
【作用】本発明では、伝送遅延時間の変動分の測定は、
伝送路信号から抽出したクロック成分を位相比較するこ
とにより行う。伝送路信号は高速であり、しかもそこか
ら抽出したクロック成分は伝送路信号内のオーバーヘッ
ドの存在には無関係に、その伝送路信号を送出した装置
の位相と伝送路の遅延変動のみを反映するので、正確な
位相同期が実現できる。
伝送路信号から抽出したクロック成分を位相比較するこ
とにより行う。伝送路信号は高速であり、しかもそこか
ら抽出したクロック成分は伝送路信号内のオーバーヘッ
ドの存在には無関係に、その伝送路信号を送出した装置
の位相と伝送路の遅延変動のみを反映するので、正確な
位相同期が実現できる。
【0014】また、基準位相信号と位相制御情報の送信
を低速度の回線を用いて行うので、既存伝送装置の改造
も不要であり、効率的な伝送路の利用が実現できる。
を低速度の回線を用いて行うので、既存伝送装置の改造
も不要であり、効率的な伝送路の利用が実現できる。
【0015】
【実施例】〔A〕 以下に実施例としてCCITT勧告
(G.707、G.708、G.709)に規定された
新同期インターフェースを有する伝送路網に本発明を適
用した例を説明する。ただし、本発明はこれに限るもの
ではなく、他のインターフェースを有するネットワーク
にも適用できるものである。
(G.707、G.708、G.709)に規定された
新同期インターフェースを有する伝送路網に本発明を適
用した例を説明する。ただし、本発明はこれに限るもの
ではなく、他のインターフェースを有するネットワーク
にも適用できるものである。
【0016】(1)SDHの説明 CCITT勧告に規定されている新同期インターフェー
スは、ネットワークノードインターフェースの伝送速度
を持つ情報構造であるシンクロナストランスポートモジ
ュール(STM)、伝送路速度より低速の信号であるバ
ーチャルコンテナ(VC)、STMのフレーム同期信号
や伝送路の管理保守情報などを送信するためのセクショ
ンオーバーヘッド(SOH)、バーチャルコンテナが収
容されるペイロード、スタッフィングによる周波数同期
やVCフレームを認識するためのポインタから構成され
ている。
スは、ネットワークノードインターフェースの伝送速度
を持つ情報構造であるシンクロナストランスポートモジ
ュール(STM)、伝送路速度より低速の信号であるバ
ーチャルコンテナ(VC)、STMのフレーム同期信号
や伝送路の管理保守情報などを送信するためのセクショ
ンオーバーヘッド(SOH)、バーチャルコンテナが収
容されるペイロード、スタッフィングによる周波数同期
やVCフレームを認識するためのポインタから構成され
ている。
【0017】図1の例では、51.84Mb/sの伝送
速度を有するSTM−0(101)のフレーム構造とし
て、SOH(102)、情報信号が伝送されるペイロー
ド103に収容されたVC−32信号104、VC−3
2信号の先頭位置を指示するAU−32ポインタ105
が示されている。VC−32は、VC−32の管理情報
などを収容するパスオーバーヘッド(POH)106、
さらに低速の情報信号を収容されるペイロード107で
構成される。STM−0は単純なバイト単位での積み上
げにより、伝送速度が622.08Mb/sのSTM−
4や2488.32Mb/sのSTM−16信号に多重
化される。
速度を有するSTM−0(101)のフレーム構造とし
て、SOH(102)、情報信号が伝送されるペイロー
ド103に収容されたVC−32信号104、VC−3
2信号の先頭位置を指示するAU−32ポインタ105
が示されている。VC−32は、VC−32の管理情報
などを収容するパスオーバーヘッド(POH)106、
さらに低速の情報信号を収容されるペイロード107で
構成される。STM−0は単純なバイト単位での積み上
げにより、伝送速度が622.08Mb/sのSTM−
4や2488.32Mb/sのSTM−16信号に多重
化される。
【0018】(2)クロック乗せ換えの説明 新同期インターフェースを適用した伝送装置は、その伝
送装置が設置された局の局内基準クロックに同期して動
作している。他局から送信されてきた伝送路信号を受信
した伝送装置では、その伝送路信号を局内基準クロック
に乗せ換えて、多重化、分離などの操作を行う。ここで
は、前述したSTM伝送路信号のクロック乗せ換えにつ
いて説明する。
送装置が設置された局の局内基準クロックに同期して動
作している。他局から送信されてきた伝送路信号を受信
した伝送装置では、その伝送路信号を局内基準クロック
に乗せ換えて、多重化、分離などの操作を行う。ここで
は、前述したSTM伝送路信号のクロック乗せ換えにつ
いて説明する。
【0019】図2はある局に到着したSTM−0がその
局の局内基準フレーム信号に同期した別のSTM−0に
乗せ換えられる例を示したものである。局内基準フレー
ム信号は、局に設置されたクロック供給装置が発生する
8kHzの信号である。同図において、201は到着し
たSTM−0フレーム信号、202は局内基準フレーム
信号に同期したSTM−0フレームを示している。
局の局内基準フレーム信号に同期した別のSTM−0に
乗せ換えられる例を示したものである。局内基準フレー
ム信号は、局に設置されたクロック供給装置が発生する
8kHzの信号である。同図において、201は到着し
たSTM−0フレーム信号、202は局内基準フレーム
信号に同期したSTM−0フレームを示している。
【0020】到着したSTM−0フレーム信号201と
局内基準フレーム信号に同期したSTM−0信号202
との間のフレーム先頭位相差がXバイトであり、到着し
たSTM−0フレーム信号のAU−32ポインタ205
の値がYであったとすると、AU−32ポインタ206
の値をX+Yとすることにより、到着したSTM−0に
収容されているVC−32(203)を、先頭位置を変
えずに局内基準フレーム信号に同期したSTM−0にV
C−32(204)として収容することができる。これ
により、VC−32信号の先頭位置を基準とすれば、異
なる局内基準フレーム信号を持つ2つの局間の伝送遅延
時間を測定することができる。
局内基準フレーム信号に同期したSTM−0信号202
との間のフレーム先頭位相差がXバイトであり、到着し
たSTM−0フレーム信号のAU−32ポインタ205
の値がYであったとすると、AU−32ポインタ206
の値をX+Yとすることにより、到着したSTM−0に
収容されているVC−32(203)を、先頭位置を変
えずに局内基準フレーム信号に同期したSTM−0にV
C−32(204)として収容することができる。これ
により、VC−32信号の先頭位置を基準とすれば、異
なる局内基準フレーム信号を持つ2つの局間の伝送遅延
時間を測定することができる。
【0021】VC−32の先頭位置の指示はバイト単位
で行われるので、局内基準フレーム信号の位相がゆらぐ
と、クロック乗せ換えによりVC−32の先頭位置には
1バイト以下の量子化誤差が生じる。また、クロック乗
せ換えの際VC−32の先頭位置がSOHに重なった場
合も、VC−32はSOHを避けて収容されるので、V
C−32の先頭位置には誤差が生じる。
で行われるので、局内基準フレーム信号の位相がゆらぐ
と、クロック乗せ換えによりVC−32の先頭位置には
1バイト以下の量子化誤差が生じる。また、クロック乗
せ換えの際VC−32の先頭位置がSOHに重なった場
合も、VC−32はSOHを避けて収容されるので、V
C−32の先頭位置には誤差が生じる。
【0022】(3) 以上を前提とした本発明の実施例
の構成図を図3に示す。実施例は、従来例に示した周波
数同期方式により、主局から従局へ送信されたSTM−
16伝送路信号のクロック成分に、従局のクロック供給
装置が位相同期している状態を発展させて、主局と従局
の間の位相同期を確立した例である。
の構成図を図3に示す。実施例は、従来例に示した周波
数同期方式により、主局から従局へ送信されたSTM−
16伝送路信号のクロック成分に、従局のクロック供給
装置が位相同期している状態を発展させて、主局と従局
の間の位相同期を確立した例である。
【0023】本実施例の特徴は、従局から主局へ返送さ
れたSTM−16伝送路信号のクロック成分を主局側で
抽出し、そのクロック成分と主局のクロック供給装置と
の位相差を測定して伝送遅延時間の変動分を求めること
にある。また、基準位相信号と位相制御情報を、STM
−16伝送路信号に多重化されているVC−32信号を
用いて主局から従局に送信し、かつ、そのVC−32信
号を従局から主局に折り返して、伝送遅延時間の初期値
を測定することも本実施例の特徴である。
れたSTM−16伝送路信号のクロック成分を主局側で
抽出し、そのクロック成分と主局のクロック供給装置と
の位相差を測定して伝送遅延時間の変動分を求めること
にある。また、基準位相信号と位相制御情報を、STM
−16伝送路信号に多重化されているVC−32信号を
用いて主局から従局に送信し、かつ、そのVC−32信
号を従局から主局に折り返して、伝送遅延時間の初期値
を測定することも本実施例の特徴である。
【0024】以下、本実施例の位相同期の動作を詳細に
説明する。 〔B〕 実施例の動作説明 (1)実施例の構成 図3に示すように、主局301と従局302にはそれぞ
れ、VC−32信号が収容されたSTM−0信号を、S
TM−16伝送路信号に多重化し伝送路に送出する端局
装置303、305と、STM−16伝送路信号を終端
しVC−32信号が収容されたSTM−0信号に分離す
る端局装置304、306を備える。端局装置はまた、
STM−16伝送路信号からクロック成分を抽出するク
ロック抽出部307と308を備える。主局と従局の端
局装置はクロック抽出部を除いて、それぞれの局のクロ
ック供給装置309、310が発生する周波数および局
内基準フレーム信号331、332に同期して動作して
いる。
説明する。 〔B〕 実施例の動作説明 (1)実施例の構成 図3に示すように、主局301と従局302にはそれぞ
れ、VC−32信号が収容されたSTM−0信号を、S
TM−16伝送路信号に多重化し伝送路に送出する端局
装置303、305と、STM−16伝送路信号を終端
しVC−32信号が収容されたSTM−0信号に分離す
る端局装置304、306を備える。端局装置はまた、
STM−16伝送路信号からクロック成分を抽出するク
ロック抽出部307と308を備える。主局と従局の端
局装置はクロック抽出部を除いて、それぞれの局のクロ
ック供給装置309、310が発生する周波数および局
内基準フレーム信号331、332に同期して動作して
いる。
【0025】(2)遅延時間の初期値の測定 主局の基準位相発生部311で発生した基準位相パルス
312は、合成部313でVC−32基準位相信号に変
換されSTM−0信号314に収容された後、端局装置
303でSTM−16伝送路信号315に多重化され、
往路伝送路316を介して従局に送信される。
312は、合成部313でVC−32基準位相信号に変
換されSTM−0信号314に収容された後、端局装置
303でSTM−16伝送路信号315に多重化され、
往路伝送路316を介して従局に送信される。
【0026】通常、端局装置は入力インターフェースと
してSTM信号が使われるので、合成部においてVC−
32基準位相信号を一旦STM−0信号に収容してから
端局装置に送っている。従局では、送信されたSTM−
16伝送路信号が端局装置304でSTM−0信号31
7に分離される。分離部318では、STM−0信号3
17に収容されたVC−32基準位相信号から基準位相
パルス319が分離され、位相制御部320に送られ
る。
してSTM信号が使われるので、合成部においてVC−
32基準位相信号を一旦STM−0信号に収容してから
端局装置に送っている。従局では、送信されたSTM−
16伝送路信号が端局装置304でSTM−0信号31
7に分離される。分離部318では、STM−0信号3
17に収容されたVC−32基準位相信号から基準位相
パルス319が分離され、位相制御部320に送られ
る。
【0027】また、VC−32基準位相信号が収容され
たSTM−0信号317は折り返され、端局装置305
で再びSTM−16伝送路信号321に多重化されて、
復路伝送路322を介して主局に返送される。主局で
は、端局装置306でSTM−0信号523に分離され
た後、分離部324で基準位相パルス325に分離され
る。
たSTM−0信号317は折り返され、端局装置305
で再びSTM−16伝送路信号321に多重化されて、
復路伝送路322を介して主局に返送される。主局で
は、端局装置306でSTM−0信号523に分離され
た後、分離部324で基準位相パルス325に分離され
る。
【0028】主局の遅延測定部326では、基準位相発
生部から送出された基準位相パルス312と従局から折
り返された基準位相パルス325との時間差を測定し、
その1/2を往路伝送路の遅延時間の初期値とし、初期
遅延時間情報327として合成部313に送る。
生部から送出された基準位相パルス312と従局から折
り返された基準位相パルス325との時間差を測定し、
その1/2を往路伝送路の遅延時間の初期値とし、初期
遅延時間情報327として合成部313に送る。
【0029】(3)基準位相信号の構成 図4はVC−32基準位相信号の構成例を示した図であ
る。VC−32基準位相信号401は伝送遅延時間を測
定するため、1秒間隔の基準位相パルスが重畳されてい
る。VC−32信号は周期8kHzのフレーム構造を持
つため、8000フレーム毎のVC−32信号に秒信号
識別子403を付加して、秒信号識別子を付加されたフ
レームの先頭位置402を基準秒パルスとして抽出し、
伝送遅延時間の初期値を測定するのに利用している。ま
た、遅延補正を行うための位相制御情報404は、VC
−32信号のペイロード部に収容される。
る。VC−32基準位相信号401は伝送遅延時間を測
定するため、1秒間隔の基準位相パルスが重畳されてい
る。VC−32信号は周期8kHzのフレーム構造を持
つため、8000フレーム毎のVC−32信号に秒信号
識別子403を付加して、秒信号識別子を付加されたフ
レームの先頭位置402を基準秒パルスとして抽出し、
伝送遅延時間の初期値を測定するのに利用している。ま
た、遅延補正を行うための位相制御情報404は、VC
−32信号のペイロード部に収容される。
【0030】(4)信号の位相関係 図5は、遅延時間の初期値を測定する際、基準位相パル
スである秒パルス、秒パルスに同期したフレーム信号、
局内基準フレーム信号の位相関係を示したものである。
秒パルスに同期したフレーム信号(b)の位相は800
0パルスに1回、秒パルス(a)に一致する。
スである秒パルス、秒パルスに同期したフレーム信号、
局内基準フレーム信号の位相関係を示したものである。
秒パルスに同期したフレーム信号(b)の位相は800
0パルスに1回、秒パルス(a)に一致する。
【0031】VC−32基準位相信号(c)は秒パルス
に同期したフレーム信号に同期して生成されるが、秒パ
ルスに一致したフレームの信号(図中斜線で示したフレ
ーム)には、秒識別子が付加される。VC−32基準位
相信号が収容されるSTM−0信号は、主局の局内基準
フレーム信号(d)に同期して生成されるが、AU32
ポインタの指示により、VC−32の先頭位置の位相は
保持される(e)。
に同期したフレーム信号に同期して生成されるが、秒パ
ルスに一致したフレームの信号(図中斜線で示したフレ
ーム)には、秒識別子が付加される。VC−32基準位
相信号が収容されるSTM−0信号は、主局の局内基準
フレーム信号(d)に同期して生成されるが、AU32
ポインタの指示により、VC−32の先頭位置の位相は
保持される(e)。
【0032】VC−32基準位相信号を収容したSTM
−0信号は往路伝送路を介して、すなわち往路の遅延時
間ΔT1だけ遅れて、従局に送信される(f)。送信さ
れた従局の局内基準フレーム信号(g)に同期したST
M−0信号に乗せ換えられる(h)。これは前述のクロ
ック乗せ換え方式により行われるので、(f)と(g)
の間ではVC−32の先頭位置は保持され、秒識別子が
付加されたVC−32の先頭位置を抜き出した秒パルス
(i)は主局の秒パルス(a)に比べて往路の遅延時間
ΔT1だけ遅れることになる。
−0信号は往路伝送路を介して、すなわち往路の遅延時
間ΔT1だけ遅れて、従局に送信される(f)。送信さ
れた従局の局内基準フレーム信号(g)に同期したST
M−0信号に乗せ換えられる(h)。これは前述のクロ
ック乗せ換え方式により行われるので、(f)と(g)
の間ではVC−32の先頭位置は保持され、秒識別子が
付加されたVC−32の先頭位置を抜き出した秒パルス
(i)は主局の秒パルス(a)に比べて往路の遅延時間
ΔT1だけ遅れることになる。
【0033】VC−32基準位相信号が収容されたST
M−0信号は従局から主局へ復路伝送路を介して返送さ
れる(j)。返送された信号は主局の局内基準フレーム
信号(k)(=(d))に同期したSTM−0信号に乗
せ換えられる(l)。このクロック乗せ換えにおいても
(j)と(l)の間でVC−32の先頭位置は保持され
るので、主局で分離された秒パルス(m)は従局で分離
された秒パルス(i)に比べて復路の遅延時間ΔT2だ
け遅れる。従って、主局の遅延測定部で測定される基準
位相パルスの遅延量ΔDは、 ΔD=ΔT1+ΔT2 となる。ΔT1=ΔT2と仮定すれば、往路伝送路の遅
延ΔT1は、 ΔT1=ΔD/2 で求められる。
M−0信号は従局から主局へ復路伝送路を介して返送さ
れる(j)。返送された信号は主局の局内基準フレーム
信号(k)(=(d))に同期したSTM−0信号に乗
せ換えられる(l)。このクロック乗せ換えにおいても
(j)と(l)の間でVC−32の先頭位置は保持され
るので、主局で分離された秒パルス(m)は従局で分離
された秒パルス(i)に比べて復路の遅延時間ΔT2だ
け遅れる。従って、主局の遅延測定部で測定される基準
位相パルスの遅延量ΔDは、 ΔD=ΔT1+ΔT2 となる。ΔT1=ΔT2と仮定すれば、往路伝送路の遅
延ΔT1は、 ΔT1=ΔD/2 で求められる。
【0034】(5)遅延時間の変動分の測定 また、主局では、従局から返送されたSTM−16信号
のクロック成分328をクロック抽出部308で抽出
し、分周回路329で8kHz信号330に分周してい
る。この分周信号330と、クロック供給装置で発生し
た局内基準フレーム信号331とを位相比較部333で
位相比較し、初期状態からの位相変動を測定している。
こうして測定した位相変動の1/2を往路伝送路の遅延
時間の初期値からの位相変動とし、遅延変動情報334
として合成部313に送る。
のクロック成分328をクロック抽出部308で抽出
し、分周回路329で8kHz信号330に分周してい
る。この分周信号330と、クロック供給装置で発生し
た局内基準フレーム信号331とを位相比較部333で
位相比較し、初期状態からの位相変動を測定している。
こうして測定した位相変動の1/2を往路伝送路の遅延
時間の初期値からの位相変動とし、遅延変動情報334
として合成部313に送る。
【0035】上記の往路伝送路の遅延時間の初期値と、
往路伝送路の遅延時間の初期値からの位相変動は、位相
情報として、合成部313でVC−32基準位相信号に
収容されて従局に送信される。従局では分離部で、基準
位相パルス319と位相制御情報335が分離され位相
制御部320に送られる。位相制御部では、位相制御情
報335に基づいて基準位相パルス319の位相制御を
行い、主局の基準位相に同期した基準位相パルス336
を生成している。
往路伝送路の遅延時間の初期値からの位相変動は、位相
情報として、合成部313でVC−32基準位相信号に
収容されて従局に送信される。従局では分離部で、基準
位相パルス319と位相制御情報335が分離され位相
制御部320に送られる。位相制御部では、位相制御情
報335に基づいて基準位相パルス319の位相制御を
行い、主局の基準位相に同期した基準位相パルス336
を生成している。
【0036】ここで、各装置、各信号のクロックに注目
すると、従局において、STM−16伝送路信号から分
離されたSTM−0信号317は前述したクロック乗せ
換え方式により、従局の局内基準フレーム信号332に
乗せ換えられている。従局のクロック供給装置310は
STM−16信号からクロック抽出部により抽出された
クロック成分337に位相同期している。
すると、従局において、STM−16伝送路信号から分
離されたSTM−0信号317は前述したクロック乗せ
換え方式により、従局の局内基準フレーム信号332に
乗せ換えられている。従局のクロック供給装置310は
STM−16信号からクロック抽出部により抽出された
クロック成分337に位相同期している。
【0037】往路伝送路の遅延時間が変動すると、それ
に伴って従局のクロック供給装置が位相変動するため、
従局の端局装置で分離されたSTM−0信号に収容され
ているVC−32基準位相信号の位相は、正確に往路伝
送路の遅延変動を再現することになる。
に伴って従局のクロック供給装置が位相変動するため、
従局の端局装置で分離されたSTM−0信号に収容され
ているVC−32基準位相信号の位相は、正確に往路伝
送路の遅延変動を再現することになる。
【0038】一方、主局のクロック供給装置309は従
局から送信されたSTM−16伝送路信号とは無関係で
あるので、復路伝送路の遅延変動の影響は受けない。従
って、主局の局内基準フレーム信号331に乗せ換えら
れたSTM−0信号323に収容されているVC−32
基準位相信号の位相は、復路遅延変動を再現せず、クロ
ック乗せ換え方式のところで説明したように、VC−3
2信号の先頭位置には位相誤差を伴うことになる。この
位相誤差を避けるため、本実施例ではSTM−16伝送
路信号から抽出したクロック成分328を用いて伝送路
遅延変動を測定している。
局から送信されたSTM−16伝送路信号とは無関係で
あるので、復路伝送路の遅延変動の影響は受けない。従
って、主局の局内基準フレーム信号331に乗せ換えら
れたSTM−0信号323に収容されているVC−32
基準位相信号の位相は、復路遅延変動を再現せず、クロ
ック乗せ換え方式のところで説明したように、VC−3
2信号の先頭位置には位相誤差を伴うことになる。この
位相誤差を避けるため、本実施例ではSTM−16伝送
路信号から抽出したクロック成分328を用いて伝送路
遅延変動を測定している。
【0039】往路遅延時間と復路遅延時間の初期値から
の変動をそれぞれ、δT1、δT2とする。従局のクロ
ック供給装置310は往路伝送路の遅延変動δT1に伴
って位相変動するため、それに同期した従局の端局装置
から主局へ送出されるSTM−16伝送路信号321
も、往路伝送路の遅延変動δT1に伴って位相変動す
る。主局へ送出されるSTM−16伝送路信号321は
さらに、復路伝送路の遅延変動δT2の影響も受けるた
め、主局で抽出したSTM−16伝送路信号のクロック
成分328の位相変動δDは、 δD=δT1+δT2 となり、往路との遅延変動と復路の遅延変動の和と等し
くなる。往路と復路は同一環境下に設置されているた
め、両者の遅延変動はほぼ等しく、δT1=δT2が成
立する。よって、往路伝送路の遅延変動δT1は、 δT1=δD/2 となり、本実施例のように、従局から返送されたSTM
−16信号のクロック成分と主局のクロック供給装置と
の位相差の変動の1/2を測定することにより得られ
る。現実の伝送路において往路と復路の遅延変動特性を
測定した例が、文献「今岡、木原:電子通信学会論文誌
B−I、Vol.J74−B−I、No.4、pp.3
52−359、1991」に示されている。
の変動をそれぞれ、δT1、δT2とする。従局のクロ
ック供給装置310は往路伝送路の遅延変動δT1に伴
って位相変動するため、それに同期した従局の端局装置
から主局へ送出されるSTM−16伝送路信号321
も、往路伝送路の遅延変動δT1に伴って位相変動す
る。主局へ送出されるSTM−16伝送路信号321は
さらに、復路伝送路の遅延変動δT2の影響も受けるた
め、主局で抽出したSTM−16伝送路信号のクロック
成分328の位相変動δDは、 δD=δT1+δT2 となり、往路との遅延変動と復路の遅延変動の和と等し
くなる。往路と復路は同一環境下に設置されているた
め、両者の遅延変動はほぼ等しく、δT1=δT2が成
立する。よって、往路伝送路の遅延変動δT1は、 δT1=δD/2 となり、本実施例のように、従局から返送されたSTM
−16信号のクロック成分と主局のクロック供給装置と
の位相差の変動の1/2を測定することにより得られ
る。現実の伝送路において往路と復路の遅延変動特性を
測定した例が、文献「今岡、木原:電子通信学会論文誌
B−I、Vol.J74−B−I、No.4、pp.3
52−359、1991」に示されている。
【0040】(6)合成部 主局の合成部は図6の様な構成で実現される。合成部に
おいて、同期フレーム信号発生部603は基準位相パル
ス604に同期したフレームパルス607を発生する。
VC−32基準位相信号生成部601では、基準位相パ
ルスに同期したフレーム信号607をもとにVC32基
準位相信号605を生成する。VC32基準位相信号に
は、図4に示したように基準位相パルスの識別子が付加
されると共に、初期遅延時間情報609と遅延変動情報
610が重畳される。VC32基準位相信号はVC−3
2−STM−0変換部603で局内基準フレーム608
に同期したSTM−0信号606に収容され端局装置に
送られる。
おいて、同期フレーム信号発生部603は基準位相パル
ス604に同期したフレームパルス607を発生する。
VC−32基準位相信号生成部601では、基準位相パ
ルスに同期したフレーム信号607をもとにVC32基
準位相信号605を生成する。VC32基準位相信号に
は、図4に示したように基準位相パルスの識別子が付加
されると共に、初期遅延時間情報609と遅延変動情報
610が重畳される。VC32基準位相信号はVC−3
2−STM−0変換部603で局内基準フレーム608
に同期したSTM−0信号606に収容され端局装置に
送られる。
【0041】(7)分離部 主局及び従局の分離部は図9の様な構成で実現される。
端局装置でSTM−16伝送路信号から分離されたST
M−0信号703は、STM−0−VC−32変換部7
01でVC−32基準位相信号704に変換され、分離
部702において基準位相パルス705と位相制御情報
706が抽出される。主局の分離部に到着するVC−3
2基準位相信号には位相制御情報が重畳されていないの
で、主局の分離部では位相情報を抽出する機能は不用で
ある。
端局装置でSTM−16伝送路信号から分離されたST
M−0信号703は、STM−0−VC−32変換部7
01でVC−32基準位相信号704に変換され、分離
部702において基準位相パルス705と位相制御情報
706が抽出される。主局の分離部に到着するVC−3
2基準位相信号には位相制御情報が重畳されていないの
で、主局の分離部では位相情報を抽出する機能は不用で
ある。
【0042】(8)位相制御部 位相制御部は位相制御情報を受け取り、基準位相パルス
の位相を制御する。位相制御は初期的には、主局の遅延
測定部で測定した往路の初期遅延時間ΔD/2で補正
し、その後の遅延変動の補正は主局の位相差測定部で測
定した往路の遅延変動δD/2で位相制御を行う。位相
制御部は、カウンタ及び位相同期発振器で実現できる。
の位相を制御する。位相制御は初期的には、主局の遅延
測定部で測定した往路の初期遅延時間ΔD/2で補正
し、その後の遅延変動の補正は主局の位相差測定部で測
定した往路の遅延変動δD/2で位相制御を行う。位相
制御部は、カウンタ及び位相同期発振器で実現できる。
【0043】(9)端局装置 端局装置はモジュールAと呼ばれる多重中継装置で実現
できる。モジュールAはSTM−0インターフェース部
やクロック抽出部を備えている。モジュールAについて
は、文献「上田、辻、坪井:新しい同期インターフェー
スを適用した同期端局装置、NTT R&D、Vol.
39、No.4、pp.627−638、1990」に
詳しく述べられている。
できる。モジュールAはSTM−0インターフェース部
やクロック抽出部を備えている。モジュールAについて
は、文献「上田、辻、坪井:新しい同期インターフェー
スを適用した同期端局装置、NTT R&D、Vol.
39、No.4、pp.627−638、1990」に
詳しく述べられている。
【0044】(10)クロック供給装置 クロック供給装置はクロックサプライモジュール(CS
M)と呼ばれる装置で実現できる。CSMは端局装置の
クロック抽出部で抽出された伝送路信号のクロック成分
に位相同期して発振する位相同期発振器で構成されてい
る。CSMについては、文献「辻、勝田:高安定化を図
った新しい網同期装置、NTT R&D、Vol.3
9、No.4、pp.649−658、1990」に詳
しく述べられている。
M)と呼ばれる装置で実現できる。CSMは端局装置の
クロック抽出部で抽出された伝送路信号のクロック成分
に位相同期して発振する位相同期発振器で構成されてい
る。CSMについては、文献「辻、勝田:高安定化を図
った新しい網同期装置、NTT R&D、Vol.3
9、No.4、pp.649−658、1990」に詳
しく述べられている。
【0045】(11)カウンタ 遅延測定部と位相比較部では入力する2つのパルスの時
間間隔をカウンタによりカウントして測定している。カ
ウンタの周波数をf、カウント数をNとすると時間間隔
(または位相差)ΔTは、 ΔT=N/f で求められる。
間間隔をカウンタによりカウントして測定している。カ
ウンタの周波数をf、カウント数をNとすると時間間隔
(または位相差)ΔTは、 ΔT=N/f で求められる。
【0046】以上説明したように、図3の構成により、
主局と従局の間で伝送遅延時間とその変動を補正した位
相同期が確立できる。また、この構成を多重接続するこ
とにより、多数の局間で精度の高い位相同期を実現する
ことができる。
主局と従局の間で伝送遅延時間とその変動を補正した位
相同期が確立できる。また、この構成を多重接続するこ
とにより、多数の局間で精度の高い位相同期を実現する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝送遅延時間の変動を正確に補正した位相同期を実現で
きる。この位相同期は、伝送信号のクロック乗せ換えに
よる位相誤差をなくしたものであって、既存伝送装置の
大幅な改造等を行なうことなく実現出来る利点がある。
伝送遅延時間の変動を正確に補正した位相同期を実現で
きる。この位相同期は、伝送信号のクロック乗せ換えに
よる位相誤差をなくしたものであって、既存伝送装置の
大幅な改造等を行なうことなく実現出来る利点がある。
【図1】STM−0信号のフレーム構造を説明する図で
ある。
ある。
【図2】STM−0信号のクロック乗せ換えを説明する
図である。
図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図である。
【図4】VC−32基準位相信号の構成例を示す図であ
る。
る。
【図5】各信号の位相関係を表す図である。
【図6】合成部の構成例を示す図である。
【図7】分離部の構成例を示す図である。
【図8】従来の周波数同期方式を説明する図である。
【図9】従来の位相同期技術を説明する図である。
101 STM−0信号 102 セクションオーバーヘッド 103 ペイロード 104,403,404 VC−32信号 105 AU−32ポインタ 106 パスオーバーヘッド 107 VC−32のペイロード 201 ある局に到着したSTM−0信号 202 局内基準フレームに同期したSTM−0信号 205 401のAU−32ポインタ 206 402のAU−32ポインタ 301,801,901 主装置 302,802,902 従装置 303〜306 端局装置 307,308 クロック抽出部 309 主局のクロック供給装置 310 従局のクロック供給装置 311,910 基準位相信号発生部 312,319,325,604,705 基準位相
パルス 313 合成部 314,317,323,606,703 基準位相
信号が収容されたSTM−0信号 315,321 STM−16伝送路信号 316,903 往路伝送路 318,324 分離部 320,911 位相制御部 322,904 復路伝送路 326 初期遅延測定部 327,609 初期遅延時間情報 328,337 伝送路クロック成分 329 分周部 330 8kHz信号 331,332 局内基準フレーム信号 333 位相比較部 334,610 遅延変動情報 335,404,706 位相制御情報 401,605,704 VC−32基準位相信号 402 VC−32先頭位置 403 秒信号識別子 601 VC−32基準信号生成部 602 VC−32−STM−0変換部 603 同期フレーム信号発生部 607 基準位相パルスに同期したフレーム信号 701 STM−0−VC−32変換部 702 VC−32基準信号分離部 803 主局周波数 804 伝送路信号 805 伝送路信号のクロック成分 806 従発振器 807 主局に同期した周波数 808 主発振器 809,810 伝送装置 905 基準位相信号 906 遅延情報 907 主局に同期した位相信号 908 返送された基準位送信号 909 遅延測定部
パルス 313 合成部 314,317,323,606,703 基準位相
信号が収容されたSTM−0信号 315,321 STM−16伝送路信号 316,903 往路伝送路 318,324 分離部 320,911 位相制御部 322,904 復路伝送路 326 初期遅延測定部 327,609 初期遅延時間情報 328,337 伝送路クロック成分 329 分周部 330 8kHz信号 331,332 局内基準フレーム信号 333 位相比較部 334,610 遅延変動情報 335,404,706 位相制御情報 401,605,704 VC−32基準位相信号 402 VC−32先頭位置 403 秒信号識別子 601 VC−32基準信号生成部 602 VC−32−STM−0変換部 603 同期フレーム信号発生部 607 基準位相パルスに同期したフレーム信号 701 STM−0−VC−32変換部 702 VC−32基準信号分離部 803 主局周波数 804 伝送路信号 805 伝送路信号のクロック成分 806 従発振器 807 主局に同期した周波数 808 主発振器 809,810 伝送装置 905 基準位相信号 906 遅延情報 907 主局に同期した位相信号 908 返送された基準位送信号 909 遅延測定部
Claims (1)
- 【請求項1】 主装置は、伝送路を介して接続された1
つ以上の従装置に基準位相信号を送信し、従装置は基準
位相信号を主装置に返送し、主装置では、送信した基準
位相信号と返送された基準位送信号の位相差から、主装
置と従装置間の伝送遅延時間及びその変動を測定し、伝
送遅延及びその変動情報を位相制御情報として従装置に
送信し、従装置では、主装置から送信された位相制御情
報に基づいて、主装置から送信された基準位相信号の位
相制御を行い、主装置の発生する位相に同期した信号を
発生する位相同期方式において、 伝送遅延時間の変動分の測定は、伝送路信号から抽出し
たクロック成分を位相比較することにより行い、 伝送路遅延時間の初期値の測定ならびに、基準位相信号
と位相制御情報の送信は、前記伝送路信号に多重化され
た低速度の回線を用いて行う、 ことを特徴とする位相同期方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4313698A JPH06164566A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 位相同期方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4313698A JPH06164566A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 位相同期方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06164566A true JPH06164566A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18044444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4313698A Pending JPH06164566A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 位相同期方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06164566A (ja) |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP4313698A patent/JPH06164566A/ja active Pending
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