JPH0616487A - セメント系成形体 - Google Patents
セメント系成形体Info
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- JPH0616487A JPH0616487A JP17071392A JP17071392A JPH0616487A JP H0616487 A JPH0616487 A JP H0616487A JP 17071392 A JP17071392 A JP 17071392A JP 17071392 A JP17071392 A JP 17071392A JP H0616487 A JPH0616487 A JP H0616487A
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- meth
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- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
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- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/46—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with organic materials
- C04B41/48—Macromolecular compounds
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- C04B2111/20—Resistance against chemical, physical or biological attack
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 成形直後に、水分散性樹脂組成物から成る塗
装剤が塗装され、その後に、養生されるようにして得ら
れる、セメント系成形体であって、特に、当該水分散性
樹脂組成物が、炭素数が8〜14なる3級カルボン酸ビ
ニルエステル類(A)と、α,β−モノエチレン性不飽
和カルボン酸類(B)とを用い、必要に応じて、さら
に、上記した(A)および(B)と共重合可能なるその
他の単量体類(C)をも用いて得られる共重合体である
という形のもの。 【効果】 未硬化セメント系成形体に、上記したような
構成になる、特定の塗装剤を塗装することによって、光
沢ならびに透明性などに優れた外観を持ち、しかも、撥
水性、耐候性、付着性ならびに耐水白化性などにも優れ
たセメント系成形体が得られる。
装剤が塗装され、その後に、養生されるようにして得ら
れる、セメント系成形体であって、特に、当該水分散性
樹脂組成物が、炭素数が8〜14なる3級カルボン酸ビ
ニルエステル類(A)と、α,β−モノエチレン性不飽
和カルボン酸類(B)とを用い、必要に応じて、さら
に、上記した(A)および(B)と共重合可能なるその
他の単量体類(C)をも用いて得られる共重合体である
という形のもの。 【効果】 未硬化セメント系成形体に、上記したような
構成になる、特定の塗装剤を塗装することによって、光
沢ならびに透明性などに優れた外観を持ち、しかも、撥
水性、耐候性、付着性ならびに耐水白化性などにも優れ
たセメント系成形体が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規にして有用なるセメ
ント系成形体に関する。さらに詳細には、本発明は、成
形直後に、水分散性樹脂組成物からなる塗装材が塗装さ
れ、その後に、養生されたセメント系成形体に関する。
この種のセメント系成形体の化粧仕上げには、セメント
成形体基材の養生後に行われる方法と、未硬化基材に塗
装し、セメントの養生と、化粧仕上げとが、同時に行わ
れるという方法とがあるが、本発明は、未硬化のセメン
ト系成形体に対し、撥水性ならびに耐候性が良好なる水
分散性樹脂組成物から成る塗装剤を用いて、光沢ならび
に透明性などに優れた仕上がり外観を有する、主とし
て、屋根材ならびに壁材などに代表される、各種のセメ
ント系成形体に関するものである。
ント系成形体に関する。さらに詳細には、本発明は、成
形直後に、水分散性樹脂組成物からなる塗装材が塗装さ
れ、その後に、養生されたセメント系成形体に関する。
この種のセメント系成形体の化粧仕上げには、セメント
成形体基材の養生後に行われる方法と、未硬化基材に塗
装し、セメントの養生と、化粧仕上げとが、同時に行わ
れるという方法とがあるが、本発明は、未硬化のセメン
ト系成形体に対し、撥水性ならびに耐候性が良好なる水
分散性樹脂組成物から成る塗装剤を用いて、光沢ならび
に透明性などに優れた仕上がり外観を有する、主とし
て、屋根材ならびに壁材などに代表される、各種のセメ
ント系成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】養生前の未硬化セメント系成形体の化粧
仕上げ方法としては、溶剤系塗装剤と、水系塗装剤と
を、スプレー、シャワー、フローあるいはローラーなど
の方法が採られている。そのうち、まず、溶剤系塗装に
あっては、各種の合成樹脂ラッカー類の使用が、主流と
なっている。
仕上げ方法としては、溶剤系塗装剤と、水系塗装剤と
を、スプレー、シャワー、フローあるいはローラーなど
の方法が採られている。そのうち、まず、溶剤系塗装に
あっては、各種の合成樹脂ラッカー類の使用が、主流と
なっている。
【0003】しかし、これらの溶剤型塗装剤は、耐久
性、特に耐水性、耐アルカリ性、耐透水性ならびに耐候
性などの向上化を図るべく、分子量を高める必要がある
が、そのようにすると、粘度が高くなり、結局の処は、
高濃度で、かつ、低粘度のものが得られにくく、取扱
上、極めて不都合である。
性、特に耐水性、耐アルカリ性、耐透水性ならびに耐候
性などの向上化を図るべく、分子量を高める必要がある
が、そのようにすると、粘度が高くなり、結局の処は、
高濃度で、かつ、低粘度のものが得られにくく、取扱
上、極めて不都合である。
【0004】また、分子量が高いと、セメント硬化体深
部への浸透が少なく、効果が低下するので、耐久性を犠
牲にして、分子量を低く調製しているというのが、実状
である。
部への浸透が少なく、効果が低下するので、耐久性を犠
牲にして、分子量を低く調製しているというのが、実状
である。
【0005】他方の水性塗装剤はと言えば、かかる水性
塗装剤には、通常、水溶性樹脂から成るものと、水分散
性樹脂とから成るものとがあり、それぞれに、特徴を有
している。
塗装剤には、通常、水溶性樹脂から成るものと、水分散
性樹脂とから成るものとがあり、それぞれに、特徴を有
している。
【0006】たとえば、まず、水溶性樹脂組成物からな
る塗装剤には、カルボキシル基を、アンモニアまたはア
ミンなどのアルカリで以て中和溶解せしめるというアニ
オン・タイプのものと、第三アミノ基を酸類で以て中和
溶解せしめるというカチオン・タイプのものとがあっ
て、いずれのタイプのものも、フィルム形成性に優れる
し、ポリマーのガラス転移温度の高低に関係なく、水溶
性の溶剤が揮散すれば、フィルムを形成する処から、屋
外暴露を通しての耐汚染性に優れる、硬いポリマーの塗
膜を与える。
る塗装剤には、カルボキシル基を、アンモニアまたはア
ミンなどのアルカリで以て中和溶解せしめるというアニ
オン・タイプのものと、第三アミノ基を酸類で以て中和
溶解せしめるというカチオン・タイプのものとがあっ
て、いずれのタイプのものも、フィルム形成性に優れる
し、ポリマーのガラス転移温度の高低に関係なく、水溶
性の溶剤が揮散すれば、フィルムを形成する処から、屋
外暴露を通しての耐汚染性に優れる、硬いポリマーの塗
膜を与える。
【0007】しかしながら、水溶性樹脂の場合には、親
水性を付与するために、酸類やアミン類を多く使用する
処から、耐水性、耐アルカリ性ならびに耐酸性などの、
トータルな形での耐久性に劣るという欠点があった。ま
た、分子量を高くすると、高濃度で低粘度のものが得ら
れにくいので、取り扱い難いといった問題が生じる。
水性を付与するために、酸類やアミン類を多く使用する
処から、耐水性、耐アルカリ性ならびに耐酸性などの、
トータルな形での耐久性に劣るという欠点があった。ま
た、分子量を高くすると、高濃度で低粘度のものが得ら
れにくいので、取り扱い難いといった問題が生じる。
【0008】次いで、水分散樹脂組成物からなる塗装剤
には、乳化剤や保護コロイドの存在下で、乳化重合せし
めて得られる分散液を用いた形のものや、機械的に分散
化せしめて得られる分散液を用いた形のものなどがあ
る。このようにして得られる水分散樹脂組成物からなる
塗装剤は、分子量に関係なく、高濃度であって、しか
も、比較的低粘度のものが得られ、有機溶剤類やアミン
類などを、ほとんど、使用しない処から、公害などの問
題も少ないという特徴があるものの、水分散体樹脂粒子
の造膜不良による塗膜欠陥や、親水性の乳化剤や増粘剤
などの多量使用に伴う、耐水膨潤やブリスタリングなど
を起こし易い。
には、乳化剤や保護コロイドの存在下で、乳化重合せし
めて得られる分散液を用いた形のものや、機械的に分散
化せしめて得られる分散液を用いた形のものなどがあ
る。このようにして得られる水分散樹脂組成物からなる
塗装剤は、分子量に関係なく、高濃度であって、しか
も、比較的低粘度のものが得られ、有機溶剤類やアミン
類などを、ほとんど、使用しない処から、公害などの問
題も少ないという特徴があるものの、水分散体樹脂粒子
の造膜不良による塗膜欠陥や、親水性の乳化剤や増粘剤
などの多量使用に伴う、耐水膨潤やブリスタリングなど
を起こし易い。
【0009】さらに、樹脂形態が粒子であることや、分
子量が大きいことなどに起因して、セメント系成形体と
の付着性が劣るということや、加えて、乾燥性も悪いこ
とから、透明性ならびに光沢などの、いわゆる仕上がり
外観に優れたものとはなり得ないという欠点があった。
子量が大きいことなどに起因して、セメント系成形体と
の付着性が劣るということや、加えて、乾燥性も悪いこ
とから、透明性ならびに光沢などの、いわゆる仕上がり
外観に優れたものとはなり得ないという欠点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した如く、養生前
の未硬化セメント系成形体の化粧仕上げ方法としては、
溶剤系塗装を用いる場合には、耐久性、特に、耐水性、
耐アルカリ性、耐透水性、ならびに耐候性の向上化を図
るべく、分子量を高くすると、高濃度であって、しか
も、低粘度であるというようなものは得られにくく、取
扱上、頗る困難であり、加えて、分子量が高いと、セメ
ント硬化体深部への浸透が少なく、したがって、効果が
低下する。つまり、効果の実が上がらない。
の未硬化セメント系成形体の化粧仕上げ方法としては、
溶剤系塗装を用いる場合には、耐久性、特に、耐水性、
耐アルカリ性、耐透水性、ならびに耐候性の向上化を図
るべく、分子量を高くすると、高濃度であって、しか
も、低粘度であるというようなものは得られにくく、取
扱上、頗る困難であり、加えて、分子量が高いと、セメ
ント硬化体深部への浸透が少なく、したがって、効果が
低下する。つまり、効果の実が上がらない。
【0011】これに対し、水性塗装剤のうち、水溶性樹
脂組成物から成る塗装剤を用いる場合は、親水性を付与
するために、酸類やアミン類を多く使用する処から、耐
水性、耐アルカリ性または耐酸性などの、いわゆるトー
タルな形での耐久性が劣る。
脂組成物から成る塗装剤を用いる場合は、親水性を付与
するために、酸類やアミン類を多く使用する処から、耐
水性、耐アルカリ性または耐酸性などの、いわゆるトー
タルな形での耐久性が劣る。
【0012】また、分子量を高くすると、高濃度で、し
かも、低粘度のものが得られにくい処から、取り扱い難
くなる。
かも、低粘度のものが得られにくい処から、取り扱い難
くなる。
【0013】当該水分散樹脂組成物から成る塗装剤を用
いる場合には、水分散体樹脂粒子の造膜不良による塗膜
欠陥や、親水性の乳化剤や造粘剤などを多量に使用する
ことによる、耐水膨潤やブリスタリングなどを、起こし
易い。
いる場合には、水分散体樹脂粒子の造膜不良による塗膜
欠陥や、親水性の乳化剤や造粘剤などを多量に使用する
ことによる、耐水膨潤やブリスタリングなどを、起こし
易い。
【0014】さらに、樹脂形態が粒子であることや、分
子量が大きいことなどが起因して、セメント系成形体と
の付着性が劣るということや、加えて、乾燥性も悪い処
から、透明性や光沢などの仕上がり外観もまた、優れな
い。
子量が大きいことなどが起因して、セメント系成形体と
の付着性が劣るということや、加えて、乾燥性も悪い処
から、透明性や光沢などの仕上がり外観もまた、優れな
い。
【0015】このように、従来型塗装剤の使用には、等
しく、何がしかの欠点ないしは欠陥があって、満足し得
るところがない、というのが実状である。
しく、何がしかの欠点ないしは欠陥があって、満足し得
るところがない、というのが実状である。
【0016】しかるに、本発明者らは、このような種々
の問題を解決するために、とりわけ、塗膜の成形体への
付着性ならびに耐水白化性が良好であり、しかも、透明
性や光沢などの仕上がり外観の優れたセメント系成形体
を提供することを目的として、鋭意、研究を開始した。
の問題を解決するために、とりわけ、塗膜の成形体への
付着性ならびに耐水白化性が良好であり、しかも、透明
性や光沢などの仕上がり外観の優れたセメント系成形体
を提供することを目的として、鋭意、研究を開始した。
【0017】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、一にかかって、水による白化もなく、透明性があ
って、しかも、光沢のある、優れた仕上がり外観をも
ち、その上、基材への塗膜の付着性ならびに耐アルカリ
性などの良好なる、極めて実用性の高いセメント系成形
体を提供することである。
題は、一にかかって、水による白化もなく、透明性があ
って、しかも、光沢のある、優れた仕上がり外観をも
ち、その上、基材への塗膜の付着性ならびに耐アルカリ
性などの良好なる、極めて実用性の高いセメント系成形
体を提供することである。
【0018】
【課題を解決しようとする手段】そこで、本発明者ら
は、上述したような発明が解決しようとする課題に照準
を合わせて、鋭意、検討を重ねた結果、ここに、成形直
後に、水分散性樹脂組成物から成る塗装剤を塗装せし
め、その後に、養生せしめた処、目的に合致した、極め
て、実用性の高いセメント系成形体を得るに及んで、本
発明を完成させるに到った。
は、上述したような発明が解決しようとする課題に照準
を合わせて、鋭意、検討を重ねた結果、ここに、成形直
後に、水分散性樹脂組成物から成る塗装剤を塗装せし
め、その後に、養生せしめた処、目的に合致した、極め
て、実用性の高いセメント系成形体を得るに及んで、本
発明を完成させるに到った。
【0019】すなわち、本発明は、基本的には、成形直
後に、水分散性樹脂組成物から成る塗装剤が塗装され、
その後、養生されたセメント系成形体を提供しようとす
るものであり、具体的には、炭素数が8〜14なる3級
カルボン酸ビニルエステル類(A)と、α,β−モノエ
チレン性不飽和カルボン酸類(B)とを用い、必要に応
じて、さらに、これらの(A)および(B)と共重合可
能なる単量体類(C)とを用いて得られる水分散性樹脂
組成物から成る塗装剤を;
後に、水分散性樹脂組成物から成る塗装剤が塗装され、
その後、養生されたセメント系成形体を提供しようとす
るものであり、具体的には、炭素数が8〜14なる3級
カルボン酸ビニルエステル類(A)と、α,β−モノエ
チレン性不飽和カルボン酸類(B)とを用い、必要に応
じて、さらに、これらの(A)および(B)と共重合可
能なる単量体類(C)とを用いて得られる水分散性樹脂
組成物から成る塗装剤を;
【0020】特に、炭素数が8〜14の3級カルボン酸
ビニルエステル類(A)と、α,β−モノエチレン性不
飽和カルボン酸類(B)と、これらの(A)および
(B)と共重合可能なる単量体類(C)との重量百分率
が、50〜99.5:0.5〜5:0〜49.5となる
組成の共重合体、好ましくは、50〜99.5:0.5
〜3:0〜49.5となる組成の共重合体の水分散性樹
脂組成物から成る塗装剤を、セメント系成形体に、各種
の塗装方法によって塗布し、その後に、養生せしめるこ
とにより、塗膜の乾燥が速く、加えて、付着性ならびに
耐水白化性などが良好であって、しかも、肉厚感と深み
のある、色合いの優れた外観を有する、極めて実用性の
高いセメント系成形体を提供しようとするものである。
ビニルエステル類(A)と、α,β−モノエチレン性不
飽和カルボン酸類(B)と、これらの(A)および
(B)と共重合可能なる単量体類(C)との重量百分率
が、50〜99.5:0.5〜5:0〜49.5となる
組成の共重合体、好ましくは、50〜99.5:0.5
〜3:0〜49.5となる組成の共重合体の水分散性樹
脂組成物から成る塗装剤を、セメント系成形体に、各種
の塗装方法によって塗布し、その後に、養生せしめるこ
とにより、塗膜の乾燥が速く、加えて、付着性ならびに
耐水白化性などが良好であって、しかも、肉厚感と深み
のある、色合いの優れた外観を有する、極めて実用性の
高いセメント系成形体を提供しようとするものである。
【0021】本発明においては、特に、塗装剤を構成す
る、上記した水分散性樹脂組成物中の、炭素数が8〜1
4なる3級カルボン酸ビニルエステル類(A)と、α,
β−モノエチレン性不飽和カルボン酸類(B)との比率
が重要である。
る、上記した水分散性樹脂組成物中の、炭素数が8〜1
4なる3級カルボン酸ビニルエステル類(A)と、α,
β−モノエチレン性不飽和カルボン酸類(B)との比率
が重要である。
【0022】炭素数が8〜14なる3級カルボン酸ビニ
ルエステル類(A)は、塗膜の撥水性と耐候性とに効果
的であり、また、α,β−モノエチレン性不飽和カルボ
ン酸類(B)は、セメント系成形体の未養生時(養生
前)に、塗装剤を塗布するという方法と関連して、塗膜
の乾燥性を制御し、目的とする、塗膜のセメント系成形
体への付着性や仕上がり外観を優れたものにしている。
ルエステル類(A)は、塗膜の撥水性と耐候性とに効果
的であり、また、α,β−モノエチレン性不飽和カルボ
ン酸類(B)は、セメント系成形体の未養生時(養生
前)に、塗装剤を塗布するという方法と関連して、塗膜
の乾燥性を制御し、目的とする、塗膜のセメント系成形
体への付着性や仕上がり外観を優れたものにしている。
【0023】すなわち、炭素数が8〜14なる3級カル
ボン酸ビニルエステル類の比率が大きい場合には、撥水
性ならびに耐候性は向上し、α,β−モノエチレン性不
飽和カルボン酸類の比率が大きい場合には、仕上がり外
観において、或る程度の光沢こそ見られるものの、表面
が白化していて、不良である。
ボン酸ビニルエステル類の比率が大きい場合には、撥水
性ならびに耐候性は向上し、α,β−モノエチレン性不
飽和カルボン酸類の比率が大きい場合には、仕上がり外
観において、或る程度の光沢こそ見られるものの、表面
が白化していて、不良である。
【0024】これに対して、α,β−モノエチレン性不
飽和カルボン酸類が存在しない場合には、表面の白化
は、比較的抑えられるものの、光沢は無く、仕上がり外
観は不良なものとなる。
飽和カルボン酸類が存在しない場合には、表面の白化
は、比較的抑えられるものの、光沢は無く、仕上がり外
観は不良なものとなる。
【0025】当該水分散樹脂組成物の調製に用いられる
単量体類としては、そのうち、まず、炭素数が8〜14
なる3級カルボン酸ビニルエステル類(A)として特に
代表的なものをあげるにとどめれば、「ベオバ 9」も
しくは「ベオバ 10」[オランダ国シェル製]などで
ある。
単量体類としては、そのうち、まず、炭素数が8〜14
なる3級カルボン酸ビニルエステル類(A)として特に
代表的なものをあげるにとどめれば、「ベオバ 9」も
しくは「ベオバ 10」[オランダ国シェル製]などで
ある。
【0026】次いで、α,β−モノエチレン性不飽和カ
ルボン酸類(B)として特に代表的なものをあげるにと
どめれば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、シトラコ
ン酸、イタコン酸、マレイン酸もしくはフマル酸の如
き、各種のジカルボン酸類;あるいは、これらのジカル
ボン酸類と、一価アルコール類とのモノエステル類など
である。
ルボン酸類(B)として特に代表的なものをあげるにと
どめれば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、シトラコ
ン酸、イタコン酸、マレイン酸もしくはフマル酸の如
き、各種のジカルボン酸類;あるいは、これらのジカル
ボン酸類と、一価アルコール類とのモノエステル類など
である。
【0027】また、上掲した炭素数が8〜14なる3級
カルボン酸ビニルエステル類(A)および上掲したα,
β−モノエチレン性不飽和カルボン酸類(B)と共重合
可能なる単量体類(C)として特に代表的なものをあげ
るにとどめれば、上掲したα,β−モノエチレン性不飽
和カルボン酸類のアルキルエステル類としての、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸
iso−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、
(メタ)アクリル酸iso−ブチル、(メタ)アクリル
酸tert−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘ
キシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)ア
クリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリ
ル酸ジブロモプロピルもしくは(メタ)アクリル酸トリ
ブロモフェニルなどであるし、
カルボン酸ビニルエステル類(A)および上掲したα,
β−モノエチレン性不飽和カルボン酸類(B)と共重合
可能なる単量体類(C)として特に代表的なものをあげ
るにとどめれば、上掲したα,β−モノエチレン性不飽
和カルボン酸類のアルキルエステル類としての、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸
iso−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、
(メタ)アクリル酸iso−ブチル、(メタ)アクリル
酸tert−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘ
キシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)ア
クリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリ
ル酸ジブロモプロピルもしくは(メタ)アクリル酸トリ
ブロモフェニルなどであるし、
【0028】アルケニルベンゼン類としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレ
ンもしくはビニルトルエンなどであるし、α,β−モノ
エチレン性不飽和カルボン酸ヒドロキシ(アルキル)エ
ステル類としては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、
(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)
アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸
3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロ
キシブチル、(メタ)アクリル酸3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリ
コールもしくはフマル酸ジ−2−ヒドロキシエチルなど
であるし、
ン、α−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレ
ンもしくはビニルトルエンなどであるし、α,β−モノ
エチレン性不飽和カルボン酸ヒドロキシ(アルキル)エ
ステル類としては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、
(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)
アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸
3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロ
キシブチル、(メタ)アクリル酸3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリ
コールもしくはフマル酸ジ−2−ヒドロキシエチルなど
であるし、
【0029】ビニルエステル類としては、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニルもしくは安息香酸ビニルなどである
し、ビニルエーテル類としては、メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、アミルビニルエーテル、ヘ
キシルビニルエーテルもしくはラウリルビニルエーテル
などであるし、エポキシ基含有化合物類としては、(メ
タ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸β−メ
チルグリシジルもしくは(メタ)アリルグリシジルエー
テルなどであるし、
プロピオン酸ビニルもしくは安息香酸ビニルなどである
し、ビニルエーテル類としては、メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、アミルビニルエーテル、ヘ
キシルビニルエーテルもしくはラウリルビニルエーテル
などであるし、エポキシ基含有化合物類としては、(メ
タ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸β−メ
チルグリシジルもしくは(メタ)アリルグリシジルエー
テルなどであるし、
【0030】メチロール基含有化合物類としては、N−
メチロール化アクリルアミドなどであるし、含窒素化合
物類としては、アクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミドなど、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノメチル、
(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリル
アミドもしくはN−メチロール化アクリルアミドのブチ
ルエーテル化物などであるし、オレフィン類としては、
アクリロニトリル、(メタ)アクリロニトリル、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、ふっ化ビニルもしくはふっ化ビ
ニリデンなどであるし、
メチロール化アクリルアミドなどであるし、含窒素化合
物類としては、アクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミドなど、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノメチル、
(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリル
アミドもしくはN−メチロール化アクリルアミドのブチ
ルエーテル化物などであるし、オレフィン類としては、
アクリロニトリル、(メタ)アクリロニトリル、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、ふっ化ビニルもしくはふっ化ビ
ニリデンなどであるし、
【0031】(パー)フルオロアルキル基含有のビニル
エステル類としては、(メタ)アクリル酸パーフルオロ
シクロヘキシル、フマル酸ジ−パーフルオロシクロヘキ
シルもしくは(メタ)アクリル酸N−iso−プロピル
−パーフルオロオクタンスルホンアミドエチルなどであ
るし、さらには、シリコン基含有化合物類などである。
エステル類としては、(メタ)アクリル酸パーフルオロ
シクロヘキシル、フマル酸ジ−パーフルオロシクロヘキ
シルもしくは(メタ)アクリル酸N−iso−プロピル
−パーフルオロオクタンスルホンアミドエチルなどであ
るし、さらには、シリコン基含有化合物類などである。
【0032】本発明において用いられる、前記した塗装
剤を調製するに際しては、当該水分散性樹脂組成物とし
て、上掲した如き、各種の単量体類以外に、たとえば、
ジビニルアクリレートやジビニルベンゼンなどのよう
な、いわゆる架橋性単量体類(架橋剤)を用いても、一
向に、差し支えが無い。
剤を調製するに際しては、当該水分散性樹脂組成物とし
て、上掲した如き、各種の単量体類以外に、たとえば、
ジビニルアクリレートやジビニルベンゼンなどのよう
な、いわゆる架橋性単量体類(架橋剤)を用いても、一
向に、差し支えが無い。
【0033】また、当該水分散性樹脂組成物から成る塗
装剤には、目的に応じて、顔料類や造膜助剤類をはじ
め、増粘剤類、消泡剤類または防腐剤類などの、各種の
添加剤類を加えても、一向に、差し支えが無い。
装剤には、目的に応じて、顔料類や造膜助剤類をはじ
め、増粘剤類、消泡剤類または防腐剤類などの、各種の
添加剤類を加えても、一向に、差し支えが無い。
【0034】本発明で言う、前記したセメント系成形体
とは、たとえば、セメントモルタル、石綿スレート板あ
るいはガラス繊維補強コンクリートのように、セメント
によって補強された成形体類を指称するものである。
とは、たとえば、セメントモルタル、石綿スレート板あ
るいはガラス繊維補強コンクリートのように、セメント
によって補強された成形体類を指称するものである。
【0035】主たる原料としては、セメントと、硅砂、
川砂や海砂の如き、いわゆる細粒骨材とを、水比が、4
0〜80%程度となるようにして調製したモルタルなど
が挙げられるが、場合によっては、いわゆる結合助材類
としての、アスベスト、繊維屑あるいはパルプ・フロッ
クなどをも使用することが可能であり、さらには、減水
剤類や合成樹脂エマルジョン類などの添加が、さらには
また、着色剤類としての顔料類や消泡剤類などの、種々
の添加剤類の添加が、使用目的に応じて、適宜、行われ
ることは、無論である。
川砂や海砂の如き、いわゆる細粒骨材とを、水比が、4
0〜80%程度となるようにして調製したモルタルなど
が挙げられるが、場合によっては、いわゆる結合助材類
としての、アスベスト、繊維屑あるいはパルプ・フロッ
クなどをも使用することが可能であり、さらには、減水
剤類や合成樹脂エマルジョン類などの添加が、さらには
また、着色剤類としての顔料類や消泡剤類などの、種々
の添加剤類の添加が、使用目的に応じて、適宜、行われ
ることは、無論である。
【0036】上述したようなセメント系成形体基材の上
に、さらに、凹凸の模様や、着色層などを形成するため
に、セメント、硅砂、減水剤類、合成樹脂エマルジョン
類または顔料類などの使用によって、スラリー層を形成
せしめるということもある。
に、さらに、凹凸の模様や、着色層などを形成するため
に、セメント、硅砂、減水剤類、合成樹脂エマルジョン
類または顔料類などの使用によって、スラリー層を形成
せしめるということもある。
【0037】
【実施例】次に、本発明を参考例および実施例によっ
て、一層、具体的に説明するが、これらの参考例および
実施例は、飽くまでも、本願発明の一態様でしかないも
のであり、したがって、本発明は、これらの参考例およ
び実施例のみに限定されるものでは無い。以下におい
て、部および%は、特に断りの無い限りは、すべて重量
基準であるものとする。
て、一層、具体的に説明するが、これらの参考例および
実施例は、飽くまでも、本願発明の一態様でしかないも
のであり、したがって、本発明は、これらの参考例およ
び実施例のみに限定されるものでは無い。以下におい
て、部および%は、特に断りの無い限りは、すべて重量
基準であるものとする。
【0038】 参考例1(水分散性樹脂組成物の合成例) (1)重合性モノマー類 「ベオバ 9」 65部 「ベオバ 10」 15部 アクリル酸ブチル 19部 メタクリル酸 1部
【0039】 (2)界面活性剤類 ラウリルスルホン酸ナトリウム 3部 (3)イオン交換水 155.3部 (4)重合開始剤類 過硫酸カリウム 0.5部
【0040】四つ口フラスコに、界面活性剤類およびイ
オン交換水を仕込んで、窒素気流中で、70℃まで昇温
し、次いで、重合開始剤類を添加し、さらに、重合性モ
ノマー類の混合物を、3時間に亘って滴下したが、この
際の反応温度は40〜80℃なる範囲に調節した。滴下
終了後も、同温度範囲に、2時間のあいだ保持しつつ、
攪拌下に反応を継続させ、次いで、冷却してから、約1
4%なる濃度のアンモニア水で以て、pHを8〜9に調
節して、固形分が40%なる、目的とする安定な水分散
性樹脂組成物を得た。
オン交換水を仕込んで、窒素気流中で、70℃まで昇温
し、次いで、重合開始剤類を添加し、さらに、重合性モ
ノマー類の混合物を、3時間に亘って滴下したが、この
際の反応温度は40〜80℃なる範囲に調節した。滴下
終了後も、同温度範囲に、2時間のあいだ保持しつつ、
攪拌下に反応を継続させ、次いで、冷却してから、約1
4%なる濃度のアンモニア水で以て、pHを8〜9に調
節して、固形分が40%なる、目的とする安定な水分散
性樹脂組成物を得た。
【0041】参考例 2〜6(同上) 各原料成分の仕込み割合を、第1表に示すように変更し
た以外は、参考例1と同様にして、安定なる水分散性樹
脂組成物を得た。
た以外は、参考例1と同様にして、安定なる水分散性樹
脂組成物を得た。
【0042】参考例 7および8(対照用水分散性樹脂
組成物の合成例) 各原料成分の仕込み割合を、第1表に示すように変更し
た以外は、参考例1と同様にして、対照用の水分散性樹
脂組成物を得た。
組成物の合成例) 各原料成分の仕込み割合を、第1表に示すように変更し
た以外は、参考例1と同様にして、対照用の水分散性樹
脂組成物を得た。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】《第1表の脚注》 「Calc.Tg」・・・・・・・・・・ガラス点移転温度の計算
値を意味する。
値を意味する。
【0048】参考例 9〜16(塗装剤の調製例) 参考例1〜8で得られた、それぞれの水分散性樹脂組成
物を用いて、常法により、各種の塗装剤を調製した。
物を用いて、常法により、各種の塗装剤を調製した。
【0049】すなわち、第2表に示される通りの、それ
ぞれの水分散性樹脂組成物(エマルジョン)の100重
量部に対して、造膜助剤類としての「チッソサイザー
CS−12」[チッソ(株)製品]の4重量部を添加し
た。それらの最低造膜温度は、すべてのものが、0℃以
下であった。
ぞれの水分散性樹脂組成物(エマルジョン)の100重
量部に対して、造膜助剤類としての「チッソサイザー
CS−12」[チッソ(株)製品]の4重量部を添加し
た。それらの最低造膜温度は、すべてのものが、0℃以
下であった。
【0050】また、固形分濃度が35%となるように、
イオン交換水で希釈した。これらの各種の塗装剤を、諸
性能試験に供することにした。
イオン交換水で希釈した。これらの各種の塗装剤を、諸
性能試験に供することにした。
【0051】
【表5】
【0052】
【表6】
【0053】実施例1 金型プレスによって、厚さが30mmとなるように成形
された、水分を含んだ未養生セメント系成形体の表面
に、セメントの100重量部、硅砂の200重量部およ
び水の60重量部から成る、着色スラリー・セメントを
塗布し、直ちに、第2表に示されるような塗装剤(1)
を塗布した。
された、水分を含んだ未養生セメント系成形体の表面
に、セメントの100重量部、硅砂の200重量部およ
び水の60重量部から成る、着色スラリー・セメントを
塗布し、直ちに、第2表に示されるような塗装剤(1)
を塗布した。
【0054】その後は、5℃に約1時間のあいだ静置し
てから、温度が50℃で、かつ、湿度が90%以上なる
状態で以て、16時間のあいだ静置して養生せしめた。
てから、温度が50℃で、かつ、湿度が90%以上なる
状態で以て、16時間のあいだ静置して養生せしめた。
【0055】しかるのち、取り出したセメント系成形体
の仕上がり外観を、目視により評価判定した。また、撥
水性については、接触角によって判定し、耐候性につい
ては、サンシャインウエザーメーターを用いて、経時後
(2,000時間後)の外観を、目視により評価判定し
た。
の仕上がり外観を、目視により評価判定した。また、撥
水性については、接触角によって判定し、耐候性につい
ては、サンシャインウエザーメーターを用いて、経時後
(2,000時間後)の外観を、目視により評価判定し
た。
【0056】付着性試験については、基材に、カッター
・ナイフなどで切り込みを入れ、その部分に、セロファ
ン・テープを密着させたのちに剥離して、その剥離の度
合を観察するという、いわゆるセロファン・テープ剥離
試験によって評価判定した。
・ナイフなどで切り込みを入れ、その部分に、セロファ
ン・テープを密着させたのちに剥離して、その剥離の度
合を観察するという、いわゆるセロファン・テープ剥離
試験によって評価判定した。
【0057】さらに、耐水性試験については、基材を、
水中に、1週間のあいだ浸漬して、その後の外観を評価
判定し、水に1週間浸漬したのちの付着性については、
付着性試験と同様に、セロファン・テープ剥離試験によ
って評価した。
水中に、1週間のあいだ浸漬して、その後の外観を評価
判定し、水に1週間浸漬したのちの付着性については、
付着性試験と同様に、セロファン・テープ剥離試験によ
って評価した。
【0058】耐アルカリ性試験については、基材を、2
%水酸化ナトリウム、飽和水酸化カルシウム水溶液中
に、1週間のあいだ浸漬し、その後の外観を評価判定し
た。その結果は、第3表に示す通りである。
%水酸化ナトリウム、飽和水酸化カルシウム水溶液中
に、1週間のあいだ浸漬し、その後の外観を評価判定し
た。その結果は、第3表に示す通りである。
【0059】実施例2〜6ならびに比較例1および2 それぞれ、参考例9〜16で得られた、塗装剤(2)〜
(6)ならびに(7)および(8)を用いて、実施例1
と同様にして、まず、着色スラリー・セメントを塗布
し、次いで、それぞれの塗装剤を塗布し、養生せしめ
て、しかるのち、諸性能の比較検討を行った。それらの
結果もまた、まとめて、第3表に示す。
(6)ならびに(7)および(8)を用いて、実施例1
と同様にして、まず、着色スラリー・セメントを塗布
し、次いで、それぞれの塗装剤を塗布し、養生せしめ
て、しかるのち、諸性能の比較検討を行った。それらの
結果もまた、まとめて、第3表に示す。
【0060】
【表7】
【0061】
【表8】
【0062】《第3表の脚注》 判定基準 ◎………優 秀 ○………良 好 △………やや悪し ×………不 良
【0063】
【発明の効果】第3表からも明らかなように、前述した
ような構成になる、特定の塗装剤を用いた、本発明のセ
メント系成形体は、白化せずに、透明感があって、しか
も、光沢のある、優れた仕上がり外観を持ち、特に、撥
水性ならびに耐候性などに優れ、基材への塗膜の付着
性、耐水性ならびに耐アルカリ性などの良好なるもので
あることが知れよう。他方、比較例で代表されるよう
な、対照用の塗装剤を用いたセメント系成形体は、撥水
性ならびに耐候性が劣り、加えて、著しく、白化してい
たり、あるいは光沢が無くなって居て、仕上がり外観が
不良であり、付着性、耐水性ならびに耐アルカリ性など
もまた、劣るというものであった。
ような構成になる、特定の塗装剤を用いた、本発明のセ
メント系成形体は、白化せずに、透明感があって、しか
も、光沢のある、優れた仕上がり外観を持ち、特に、撥
水性ならびに耐候性などに優れ、基材への塗膜の付着
性、耐水性ならびに耐アルカリ性などの良好なるもので
あることが知れよう。他方、比較例で代表されるよう
な、対照用の塗装剤を用いたセメント系成形体は、撥水
性ならびに耐候性が劣り、加えて、著しく、白化してい
たり、あるいは光沢が無くなって居て、仕上がり外観が
不良であり、付着性、耐水性ならびに耐アルカリ性など
もまた、劣るというものであった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】参考例 2〜5(同上) 各原料成分の仕込み割合を、第1表に示すように変更し
た以外は、参考例1と同様にして、安定なる水分散性樹
脂組成物を得た。
た以外は、参考例1と同様にして、安定なる水分散性樹
脂組成物を得た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】参考例 6および7(対照用水分散性樹脂
組成物の合成例) 各原料成分の仕込み割合を、第1表に示すように変更し
た以外は、参考例1と同様にして、対照用の水分散性樹
脂組成物を得た。
組成物の合成例) 各原料成分の仕込み割合を、第1表に示すように変更し
た以外は、参考例1と同様にして、対照用の水分散性樹
脂組成物を得た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】
【表2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】
【表4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】《第1表の脚注》 「calc.Tg」…………ガラス転移温度の計算値を
意味する。
意味する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】参考例 9〜15(塗装剤の調製例) 参考例1〜7で得られた、それぞれの水分散性樹脂組成
物を用いて、常法により、各種の塗装剤を調製した。
物を用いて、常法により、各種の塗装剤を調製した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】
【表6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】実施例 2〜5ならびに比較例 1および
2 参考例9〜15で得られた、各種の塗装剤(2)〜
(5)ならびに(6)および(7)を用い、実施例1と
同様にして、まず、着色スラリー・セメントを塗布し、
次いで、これらの塗装剤を、各別に、塗布して養生せし
め、しかるのち、諸性能の比較検討を行った。それらの
結果もまた、まとめて、第3表に示す。
2 参考例9〜15で得られた、各種の塗装剤(2)〜
(5)ならびに(6)および(7)を用い、実施例1と
同様にして、まず、着色スラリー・セメントを塗布し、
次いで、これらの塗装剤を、各別に、塗布して養生せし
め、しかるのち、諸性能の比較検討を行った。それらの
結果もまた、まとめて、第3表に示す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】
【表7】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】
【表8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C04B 28/02 24:26 A 2102−4G 24:04 2102−4G 24:00) 2102−4G
Claims (3)
- 【請求項1】 成形直後に、水分散性樹脂組成物からな
る塗装剤が塗装され、養生されたセメント系成形体。 - 【請求項2】 前記した水分散性樹脂組成物が、炭素数
が8〜14なる3級カルボン酸ビニルエステル類(A)
と、α,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸類(B)
とを用い、必要に応じて、さらに、これらの(A)およ
び(B)と共重合可能なるその他の単量体類(C)をも
用いて得られるものである、請求項1に記載のセメント
系成形体。 - 【請求項3】 前記した水分散性樹脂組成物が、前記し
た炭素数が8〜14なる3級カルボン酸ビニルエステル
類(A)と、前記したα,β−モノエチレン性不飽和カ
ルボン酸類(B)と、これらの(A)および(B)と共
重合可能なるその他の単量体類(C)との重量百分率と
して、50〜99.5:O.5〜5:0〜49.5なる
範囲のものである、請求項1または2に記載のセメント
系成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17071392A JPH0616487A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | セメント系成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17071392A JPH0616487A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | セメント系成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0616487A true JPH0616487A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15910021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17071392A Pending JPH0616487A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | セメント系成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616487A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002332456A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Dainippon Toryo Co Ltd | 水分散粉体塗料、その製造方法及び塗装無機質建材の製造方法 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP17071392A patent/JPH0616487A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002332456A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Dainippon Toryo Co Ltd | 水分散粉体塗料、その製造方法及び塗装無機質建材の製造方法 |
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