JPH0616497B2 - ▲iii▼−▲v▼族化合物半導体の気相成長方法 - Google Patents

▲iii▼−▲v▼族化合物半導体の気相成長方法

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JPH0616497B2
JPH0616497B2 JP23652286A JP23652286A JPH0616497B2 JP H0616497 B2 JPH0616497 B2 JP H0616497B2 JP 23652286 A JP23652286 A JP 23652286A JP 23652286 A JP23652286 A JP 23652286A JP H0616497 B2 JPH0616497 B2 JP H0616497B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半絶縁性のIII−V族化合物半導体をエピタ
キシャル成長する気相成長方法に関するものである。
〔従来の技術〕
半絶縁性のエピタキシャル成長層は、光デバイス,特に
埋め込み型半導体レーザの電流阻止層、高速動作する電
界効果トランジスタのバッファ層、さらに光一電子複合
集積デバイスの電気的分離層等として有望視され、用い
られつつある。
この半絶縁性半導体層を成長する方法としての気相成長
方法は、制御性や量産性に優れるという特徴を有してい
る。
従来の半絶縁性III−V族化合物半導体の成長方法は、
第3図に示すような気相成長装置を用いて行われてきた
(ジャーナル・エレクトロケミカル・ソサエティ(J.
Electrochem.Soc.)124巻,197
7年,1635〜1640頁)。
第3図の従来例では、ハライド輸送法の中でV族元素を
クロライドガスとして供給するクロライド気相成長方法
を用いており、それによってFe(鉄)ドープ半絶縁性
GaAs層を成長させている。加熱炉36により反応管
37内に設置されたIII族原料金属のGa34および基
板35のGaAsをそれぞれ850℃および670℃に
加熱する。他方、導入管38の上流側に設けられた鉄反
応室33に半絶縁性半導体層を得るための不純物元素と
なるFe32を入れ、専用の加熱炉31で加熱し、37
0〜550℃の範囲内に温度制御する。鉄反応室33に
Hclを導入するとFeとHclが反応し固体のFec
が生成される。生成されたFeClは、その温度
における蒸気圧により一部がFeClガスとなり、導
入管38を通じて反応管37に導かれる。一方、供給管
39には、Asclを供給する。Asclは高温に
加熱されたGa34と反応し、GaAsの成長ガス雰囲
気が形成され、反応管37内に導入される。このように
して、基板35上にFeドープ半絶縁性GaAsが成長
する。この例では抵抗率として10Ωcm台の値が得ら
れた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の半絶縁性III−V族化合物半導体の気相成長方法
では、鉄の表面が生成された固体のFeClでいった
ん被われ始めると、鉄反応室33に供給された全てのH
clがFeと反応することはできなくなり、一部が未反
応のまま反応管37内へ導入されることになる。その結
果、特にHclに対して反応性が高い、例えばInPの
ような半導体を成長させようとすると、結晶性が低下し
てしまうという問題が生じた。
又、FeClガスの輸送量を設定した温度で決まるF
eClの蒸気圧を用いて制御しようとしても成長毎の
鉄反応室33の温度は微妙に変化してしまうので輸送量
も大きく変化してしまい、成長した半導体層の抵抗率の
制御性,再現性が悪いという問題があった。さらに、従
来の装置では不純物元素を加熱するための専用の加熱炉
31が必要であった。
以上の問題点は、鉄ハライドガスの発生及び輸送方法に
おける問題があるため、III−V族化合物半導体の成長
雰囲気を形成する方法とは関係がない。従って、これら
の問題点は、従来例で挙げたクロライド気相成長装置特
有の問題ではない。
本発明の目的は、高品質の半絶縁性III−V族化合物半
導体層を成長するための制御性・再現性に優れた気相成
長方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のIII−V族化合物半導体の気相成長方法は、成
長ガスおよびドーパントガスを反応管の反応領域に導き
該領域に設置された基板上に半絶縁性のIII−V族化合
物半導体を気相成長させるIII−V族化合物半導体の気
相成長方法において、前記ドーパントガスの原料として
四塩化チタニウムを用いることを特徴として構成され
る。
〔作用〕
四塩化チタニウム(Ticl)は、室温では液体であ
るが、蒸気圧は、約10Torrと高い。従って、この
四塩化チタニウムのガスを流量制御することが可能であ
り、ドーピング量の制御性や再現性は極めて高い。又、
四塩化チタニウムは、III−V族化合物半導体自身の成
長を阻害することなく結晶性に優れた成長層が得られ
る。
III−V族化合物半導体例えばInPにTiがドーピン
グされると、鉄がドーピグされたときと同様にInPの
伝導帯下の深い位置(Tiでは0.63eV)に不純物
準位が形成される。この不純物準位がInPのキャリア
を捕獲して、キャリア濃度が激減し、InPが高抵抗化
する。
半絶縁性半導体を得るためのドーパント用原料として
は、有機金属化合物,例えばビスシクロペンタディエニ
ル鉄(Fe(C)や鉄ペンタカルボニル(F
e(CO))がある。しかし、これら有機金属化合物
を用いると、鉄の他に炭素原子や酸素原子が半導体層に
混入しやすく、高純度結晶が得られにくい。一方、四塩
化チタニウムはチタニウム(Ti)のみがドーピングさ
れ高純度結晶が得られる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、本発明の第1の実施例を説明するためのTi
ドープ半絶縁性InP層を成長させる気相成長装置の概
略図である。成長法としてはV族元素を水素化ガスとし
て供給するハイドライド気相成長法を用いた。Tiドー
プInP成長を行うため、Hcl10cc/minを含
むHを供給管12に導入し、PH15cc/min
および四塩化チタニウム1×10−5cc/minを含
むHを導入管11を流した。反応管15に流れるガス
の流量は全体で3/minとした。この時、反応管1
5を加熱する加熱炉16により、In13の温度は83
0℃,基板(InP)14の温度は600℃に加熱し
た。この条件で得られたTiドープInPの抵抗率は1
Ωcm以上であった。得られた膜に対し、4Kにお
けるホトルミネッセンス特性を調べたところ、アンドー
プ時のInPと比較して炭素等の不純物の混入はみられ
ず、高純度であることが分かった。
本実施例では、Hで希釈された四塩化チタニウムのボ
ンベを使用しており、流量制御が容易で再現性も良好で
あった。
第2図は、本発明の第2の実施例を説明するための縦型
反応管の有機金属気相成長装置の概略図である。第2の
実施例では、この装置を用いてTiドープGaAsの成
長を行った。四塩化チタニウムは第1の実施例と同様、
で希釈されたボンベづめである。カーボンサセプタ
23は高周波誘導加熱により加熱され、同時に基板(G
aAs)22も加熱される。成長ガスとしてトリメチル
ガリウム(Ga(CH)1cc/min,AsH
30cc/minおよびドーパンドガスとし四塩化チ
タニウム1×10−5cc/minをHとともに導入
管21に流した。反応管24に流れるガスの全流量は、
3.5/min,基板温度は650℃とした。この条
件で得られたTiドープGaAsの抵抗率は10Ωc
m以上であり、本発明では、有機金属気相成長方法を用
いても、ハライド輸送法による気相成長方法を用いても
半絶縁性半導体層が得られた。
上記実施例ではハイドライド気相成長方法および有機金
属気相成長方法を用いたが、クロライド気相成長方法に
も適用できる。
上記実施例では四塩化チタニウムの輸送にH希釈ボン
ベを用いたが、本発明はこの方法に限定されず、キャリ
アガスのバブリングによる輸送でも良い。
又、上記実施例では半絶縁性成長層をInPやGaAs
としたが、本発明はこれらに限定されず、InGaAs
P系多元混晶やAlGaAsにも適用できる。
〔発明の効果〕
本発明の気相成長方法を用いれば、従来技術で必要とさ
れた鉄反応室やその加熱炉が不要で、結晶性に優れた半
絶縁性III−V族化合物半導体が、制御性,再現性良く
得られる。この方法で得られる半絶縁性III−V族化合
物半導体を従来のP型,n型半導体層を用いる代わりに
電流阻止用の埋め込み層として用いれば、寄生容量が低
減されて高速変調可能な半導体レーザが実現できる。ま
た光一電子複合集積素子の素子分離層としての応用も可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を説明するための気相成
長装置の概略図,第2図は本発明の第2の実施例を説明
するための気相成長装置の概略図,第3図は従来例を説
明するための従来の気相成長装置の概略図である。 11,21,38……導入管、12,39……供給管,
13……In、14,22,35……基板、15,2
4,37……反応管、16,31,36……加熱炉、2
3……カーボンサセプタ、32……Fe、33……鉄加
熱炉、34……Ga。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成長ガスおよびドーパントガスを反応管の
    反応領域に導き該領域に設置された基板上に半絶縁性の
    III−V族化合物半導体を気相成長させるIII−V族化合
    物半導体の気相成長方法において、前記ドーパントガス
    の原料として四塩化チタニウムを用いることを特徴とす
    るIII−V族化合物半導体の気相成長方法。
JP23652286A 1986-10-03 1986-10-03 ▲iii▼−▲v▼族化合物半導体の気相成長方法 Expired - Fee Related JPH0616497B2 (ja)

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