JPH06166174A - インクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録方法Info
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- JPH06166174A JPH06166174A JP4318871A JP31887192A JPH06166174A JP H06166174 A JPH06166174 A JP H06166174A JP 4318871 A JP4318871 A JP 4318871A JP 31887192 A JP31887192 A JP 31887192A JP H06166174 A JPH06166174 A JP H06166174A
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- JP
- Japan
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- ink
- transfer
- dots
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- Prior art date
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写型インクジェット記録装置で、小さい転
写圧力で記録媒体上に高画質インク像を得ること。 【構成】 剥離性の高い転写ドラム1上に、記録ヘッド
2からインク滴を互いに分断されたインクドットとして
着弾させてインク像書き込みを行い、加熱手段3によっ
てインクドットの水分を蒸発した後、当接ローラ4によ
ってインクドットを押し広げ、分断されたインクドット
を転写ドラム1上で重ね合わせる。転写工程ではバック
アップローラ5によって記録紙6に圧力転写される。こ
のため、低圧力転写可能な転写媒体上にハジキ現象を回
避してインク像を書き込むことができると同時に、凹凸
の不規則に存在する記録紙にも低圧力で良好な画像を転
写できる。
写圧力で記録媒体上に高画質インク像を得ること。 【構成】 剥離性の高い転写ドラム1上に、記録ヘッド
2からインク滴を互いに分断されたインクドットとして
着弾させてインク像書き込みを行い、加熱手段3によっ
てインクドットの水分を蒸発した後、当接ローラ4によ
ってインクドットを押し広げ、分断されたインクドット
を転写ドラム1上で重ね合わせる。転写工程ではバック
アップローラ5によって記録紙6に圧力転写される。こ
のため、低圧力転写可能な転写媒体上にハジキ現象を回
避してインク像を書き込むことができると同時に、凹凸
の不規則に存在する記録紙にも低圧力で良好な画像を転
写できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写媒体上にインク像
を形成した後、記録媒体に転写し、記録媒体上にインク
像を得るインクジェットプリンタに関する。
を形成した後、記録媒体に転写し、記録媒体上にインク
像を得るインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】転写型インクジェットプリンタは、記録
紙や紙粉と記録ヘッドとの意図しない接触に起因するイ
ンクジェット目詰まりがなく、高い信頼性が得られると
いう特徴を有する。このような転写型インクジェットプ
リンタとしては、米国特許公報4538156号、米国
特許公報5099256号に記載されている構成が知ら
れている。
紙や紙粉と記録ヘッドとの意図しない接触に起因するイ
ンクジェット目詰まりがなく、高い信頼性が得られると
いう特徴を有する。このような転写型インクジェットプ
リンタとしては、米国特許公報4538156号、米国
特許公報5099256号に記載されている構成が知ら
れている。
【0003】これらの装置においては、円筒状転写媒体
に対し、間隙を介して、複数のノズルを有するインクジ
ェット記録ヘッド(以後、記録ヘッドと呼ぶ)が設けら
れている。記録工程は、転写媒体へインク像を書き込む
書き込み工程と、記録媒体である記録紙を転写媒体に当
接させ、背後から押圧することによって、記録紙上にイ
ンク像を転写する転写工程から構成されている。
に対し、間隙を介して、複数のノズルを有するインクジ
ェット記録ヘッド(以後、記録ヘッドと呼ぶ)が設けら
れている。記録工程は、転写媒体へインク像を書き込む
書き込み工程と、記録媒体である記録紙を転写媒体に当
接させ、背後から押圧することによって、記録紙上にイ
ンク像を転写する転写工程から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの装置では、低
い圧力で転写残りの無い高効率転写を行なう必要があ
る。すなわち、転写媒体から記録紙へのインク像転写は
圧力を印加することによって行なわれるため、転写媒体
はインク像を剥離し易い材質、すなわち、表面エネルギ
ーが低い材質である必要がある。一方、転写媒体上への
インク像形成は、記録ヘッドから吐出したインク滴で行
なう。表面エネルギーが低い材質上では、上記ドットは
表面張力のために、球形にまとまる性質がある。このた
め、転写媒体上で、複数のドットが集合して大きなドッ
トとなり易い。この結果、初期の位置から変位した位置
にドットが形成されたり、ドットの集合体で形成される
インク像が変形したりする。この現象を以下ではハジキ
現象として記述する。
い圧力で転写残りの無い高効率転写を行なう必要があ
る。すなわち、転写媒体から記録紙へのインク像転写は
圧力を印加することによって行なわれるため、転写媒体
はインク像を剥離し易い材質、すなわち、表面エネルギ
ーが低い材質である必要がある。一方、転写媒体上への
インク像形成は、記録ヘッドから吐出したインク滴で行
なう。表面エネルギーが低い材質上では、上記ドットは
表面張力のために、球形にまとまる性質がある。このた
め、転写媒体上で、複数のドットが集合して大きなドッ
トとなり易い。この結果、初期の位置から変位した位置
にドットが形成されたり、ドットの集合体で形成される
インク像が変形したりする。この現象を以下ではハジキ
現象として記述する。
【0005】図1では、ドット群で直線を形成したとき
の、ハジキ現象の典型例を示している。初期はハッチン
グで示す円101で示すように、一定の間隔で形成され
た複数のドットが形成される。転写媒体上でハジキ現象
によって、これらが大きさの一様でないいくつかのドッ
ト102、103、104に分離される様子を示してい
る。これらのドットで形成される文字、画像のインク像
は低品質となる。すなわち、滑らかさを欠き、連続的で
有るべき部分が途切れて、見栄えが悪く、読みにくい物
になる。水の表面張力は大きいため、上記ハジキ現象
は、水を主な成分とするインクでは顕著にみられる。こ
のハジキ現象を回避するためには、隣接するインクドッ
トが、転写媒体上で互いに重なる領域なく配置される必
要がある。しかしながら、これらのインクドットで形成
される文字、画像のインク像は分断されたドットで形成
された低品質画像となる。
の、ハジキ現象の典型例を示している。初期はハッチン
グで示す円101で示すように、一定の間隔で形成され
た複数のドットが形成される。転写媒体上でハジキ現象
によって、これらが大きさの一様でないいくつかのドッ
ト102、103、104に分離される様子を示してい
る。これらのドットで形成される文字、画像のインク像
は低品質となる。すなわち、滑らかさを欠き、連続的で
有るべき部分が途切れて、見栄えが悪く、読みにくい物
になる。水の表面張力は大きいため、上記ハジキ現象
は、水を主な成分とするインクでは顕著にみられる。こ
のハジキ現象を回避するためには、隣接するインクドッ
トが、転写媒体上で互いに重なる領域なく配置される必
要がある。しかしながら、これらのインクドットで形成
される文字、画像のインク像は分断されたドットで形成
された低品質画像となる。
【0006】一方、米国特許公報5099256号記載
の構成では、記録ヘッドで転写媒体上に書き込まれたイ
ンクドットは加熱され水分を蒸発された後、記録紙を介
して転写ローラによって圧力を印加されて転写される。
この時、インクドットは印加される圧力によって押し広
げられながら記録紙に転写される。しかし、水分を蒸発
させたインクドットを転写する際、記録紙を介して転写
しているため、インクドットと接触する記録紙表面の凹
凸によって最終画像が大きく影響を受けてしまう。この
凹凸は主に、不規則に存在する繊維によるところが大き
い。すなわち、記録紙表面の凸部ではインクドットと密
着して、転写媒体表面のインクドットを広げることがで
きるが、凹部ではインクドットと密着することができず
インクドットを広げることができないため、不規則に存
在する凹凸によってインクドットの広がり方に差が生
じ、劣悪な最終画像になってしまうという問題点を有し
ていた。
の構成では、記録ヘッドで転写媒体上に書き込まれたイ
ンクドットは加熱され水分を蒸発された後、記録紙を介
して転写ローラによって圧力を印加されて転写される。
この時、インクドットは印加される圧力によって押し広
げられながら記録紙に転写される。しかし、水分を蒸発
させたインクドットを転写する際、記録紙を介して転写
しているため、インクドットと接触する記録紙表面の凹
凸によって最終画像が大きく影響を受けてしまう。この
凹凸は主に、不規則に存在する繊維によるところが大き
い。すなわち、記録紙表面の凸部ではインクドットと密
着して、転写媒体表面のインクドットを広げることがで
きるが、凹部ではインクドットと密着することができず
インクドットを広げることができないため、不規則に存
在する凹凸によってインクドットの広がり方に差が生
じ、劣悪な最終画像になってしまうという問題点を有し
ていた。
【0007】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は低圧力転写の可能な、剥離性(離型性)
の高い転写媒体上に、致命的な画質欠陥となるハジキ現
象を防止し、かつ高品質な画像を記録媒体上に得ること
のできるインクジェット記録方法を提供することであ
る。
で、その目的は低圧力転写の可能な、剥離性(離型性)
の高い転写媒体上に、致命的な画質欠陥となるハジキ現
象を防止し、かつ高品質な画像を記録媒体上に得ること
のできるインクジェット記録方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録方法は、転写媒体に対し、間隙を介して対峙し、上
記転写媒体を走査する記録ヘッドでインク像を書き込
み、記録媒体に転写するインクジェット記録方法であっ
て、 a.記録ヘッドからの選択的インク滴吐出により、主走
査方向の形成ピッチよりも小さい径のインクドットとし
て転写媒体上に着弾させインク像を形成する工程と、 b.前記インクドットから溶媒成分を減少させて濃縮し
たインクドットを、少なくとも主走査方向の形成ピッチ
以上に広げる工程と、 c.転写媒体と記録媒体を当接させ圧力を印加し、転写
媒体上のインク像を記録媒体に転写する工程とからなる
ことを特徴とする。
記録方法は、転写媒体に対し、間隙を介して対峙し、上
記転写媒体を走査する記録ヘッドでインク像を書き込
み、記録媒体に転写するインクジェット記録方法であっ
て、 a.記録ヘッドからの選択的インク滴吐出により、主走
査方向の形成ピッチよりも小さい径のインクドットとし
て転写媒体上に着弾させインク像を形成する工程と、 b.前記インクドットから溶媒成分を減少させて濃縮し
たインクドットを、少なくとも主走査方向の形成ピッチ
以上に広げる工程と、 c.転写媒体と記録媒体を当接させ圧力を印加し、転写
媒体上のインク像を記録媒体に転写する工程とからなる
ことを特徴とする。
【0009】また、前記bの工程が、転写媒体に当接す
る当接ローラで転写媒体上のインクドットを押し広げる
工程であり、この当接ローラは、転写媒体よりもインク
ドットと濡れ難い材質で構成されていることを特徴とす
る。
る当接ローラで転写媒体上のインクドットを押し広げる
工程であり、この当接ローラは、転写媒体よりもインク
ドットと濡れ難い材質で構成されていることを特徴とす
る。
【0010】さらに、前記主走査方向のインクドットの
形成ピッチp、この主走査方向に略直交する副走査方向
のインクドットの形成ピッチqに対して、前記bの工程
で押し広げたインクドット径Dd´がより好ましくは、 Dd´≧(p2+q2)1/2 の関係を満たすように、前記当接ローラの圧力を制御す
ることを特徴とする。
形成ピッチp、この主走査方向に略直交する副走査方向
のインクドットの形成ピッチqに対して、前記bの工程
で押し広げたインクドット径Dd´がより好ましくは、 Dd´≧(p2+q2)1/2 の関係を満たすように、前記当接ローラの圧力を制御す
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記方法によれば、転写媒体上で連続して吐出
する主走査方向の形成ピッチよりも小さい径のインクド
ットとして転写媒体上に着弾させ、分断したインクドッ
トでインク像を形成するため、上記ハジキ現象を回避す
ることができる。転写に際しては、転写媒体上で流れ易
いインクの溶媒成分を除去した高粘度状態のインクドッ
トを、当接ローラで一様に、押し広げる。ここで、イン
クドットは上記ハジキ現象が発生しない程度に高粘度状
態に制御する。一様に広げられたインクドットで構成さ
れた画像は記録媒体に圧力転写され、高品質な画像を得
ることができる。
する主走査方向の形成ピッチよりも小さい径のインクド
ットとして転写媒体上に着弾させ、分断したインクドッ
トでインク像を形成するため、上記ハジキ現象を回避す
ることができる。転写に際しては、転写媒体上で流れ易
いインクの溶媒成分を除去した高粘度状態のインクドッ
トを、当接ローラで一様に、押し広げる。ここで、イン
クドットは上記ハジキ現象が発生しない程度に高粘度状
態に制御する。一様に広げられたインクドットで構成さ
れた画像は記録媒体に圧力転写され、高品質な画像を得
ることができる。
【0012】また、主走査方向のインクドットの形成ピ
ッチp、この主走査方向に略直交する副走査方向のイン
クドットの形成ピッチqに対して、前記bの工程で押し
広げたインクドット径Dd´が上記の関係を満たすよう
に、前記当接ローラの圧力を制御することにより、斜線
を形成する場合においてもインクドットが重なり連続し
た良好なインク像を形成する。
ッチp、この主走査方向に略直交する副走査方向のイン
クドットの形成ピッチqに対して、前記bの工程で押し
広げたインクドット径Dd´が上記の関係を満たすよう
に、前記当接ローラの圧力を制御することにより、斜線
を形成する場合においてもインクドットが重なり連続し
た良好なインク像を形成する。
【0013】
【実施例】以下、実施例に従って本発明のインクジェッ
ト記録方法を説明する。
ト記録方法を説明する。
【0014】図2は本発明方法を用いたインクジェット
プリンタの第1実施例の斜視図を示す。転写媒体である
転写ドラム1の周囲に、インクジェット記録ヘッド2、
加熱手段3、当接ローラ4、転写手段であるバックアッ
プローラ5が順次配置されている。
プリンタの第1実施例の斜視図を示す。転写媒体である
転写ドラム1の周囲に、インクジェット記録ヘッド2、
加熱手段3、当接ローラ4、転写手段であるバックアッ
プローラ5が順次配置されている。
【0015】記録ヘッド2は圧電素子を用いる形式のイ
ンクジェット記録ヘッドであり、複数個のノズルを転写
ドラム1の軸方向に一定の間隔だけ離して有している。
記録ヘッド2には、インク容器22が接続され、必要に
応じてインクが供給される。また、記録ヘッド2は移動
装置21により矢印Dの方向(転写ドラムの軸方向)に
転写ドラム1回転につき所定量だけ移動される。
ンクジェット記録ヘッドであり、複数個のノズルを転写
ドラム1の軸方向に一定の間隔だけ離して有している。
記録ヘッド2には、インク容器22が接続され、必要に
応じてインクが供給される。また、記録ヘッド2は移動
装置21により矢印Dの方向(転写ドラムの軸方向)に
転写ドラム1回転につき所定量だけ移動される。
【0016】転写ドラム1は、金属素管11の周囲にシ
リコーンゴムからなる弾性層12を積層したものであ
る。弾性層12は、インク像を剥離し易いゴム材が望ま
しく、シリコーンゴムの他、フルオロシリコーンゴム、
フッ素ゴム等を用いることができる。
リコーンゴムからなる弾性層12を積層したものであ
る。弾性層12は、インク像を剥離し易いゴム材が望ま
しく、シリコーンゴムの他、フルオロシリコーンゴム、
フッ素ゴム等を用いることができる。
【0017】加熱手段3は、棒状のハロゲンランプ15
と、楕円面を内面に有するリフレクター16とによって
構成され、ハロゲンランプ15を上記リフレクタ16の
第1焦点に配置している。
と、楕円面を内面に有するリフレクター16とによって
構成され、ハロゲンランプ15を上記リフレクタ16の
第1焦点に配置している。
【0018】当接ローラ4は、金属ローラであり、図示
しない当接機構により、当接または解除の制御が可能に
支持され、当接時は転写ドラム1に密着して転写ドラム
1の周速と同速度で図中矢印Bの方向に回転する。当接
ローラ4の表面は、一様な平滑な表面であり、上記転写
ドラム1表面とインクとの濡れ性よりも濡れ難い。具体
的には、当接ローラ4表面にフッ素系の撥水処理である
共析メッキによってポリ四フッ化エチレンを0.5〜1
0μmの厚みで施している。
しない当接機構により、当接または解除の制御が可能に
支持され、当接時は転写ドラム1に密着して転写ドラム
1の周速と同速度で図中矢印Bの方向に回転する。当接
ローラ4の表面は、一様な平滑な表面であり、上記転写
ドラム1表面とインクとの濡れ性よりも濡れ難い。具体
的には、当接ローラ4表面にフッ素系の撥水処理である
共析メッキによってポリ四フッ化エチレンを0.5〜1
0μmの厚みで施している。
【0019】バックアップローラ5はアルミニウムの金
属ローラであり、転写圧力印加装置33により、支軸3
1を揺動軸とした押圧レバー32により転写ドラム1に
押圧及び押圧解除できる構成になっている。押圧時は記
録媒体である記録紙6を介して図中矢印Cの方向に、転
写ドラム1の周速と同一速度で回転する。転写荷重は、
本実施例では約10kg重である。
属ローラであり、転写圧力印加装置33により、支軸3
1を揺動軸とした押圧レバー32により転写ドラム1に
押圧及び押圧解除できる構成になっている。押圧時は記
録媒体である記録紙6を介して図中矢印Cの方向に、転
写ドラム1の周速と同一速度で回転する。転写荷重は、
本実施例では約10kg重である。
【0020】インクは、少なくとも水と、水溶性有機溶
剤と、顔料と、コロイダルディスパージョン型樹脂を含
有してなるインクを用いた。具体的には、顔料としてカ
ーボンブラック3wt%、コロイダルディスパージョン
型樹脂として大日本インキ化学工業社の変性エポキシエ
ステル型コロイダルディスパージョンであるウォーター
ゾルCD−540(樹脂固形分40% イソプロピレン
グリコール13%含有)を30wt%、水溶性有機溶剤
としてトリエタノールアミン5wt%、その他、保湿材
としてトリエチレングリコール5wt%に純水を加え調
整したインクを使用した。
剤と、顔料と、コロイダルディスパージョン型樹脂を含
有してなるインクを用いた。具体的には、顔料としてカ
ーボンブラック3wt%、コロイダルディスパージョン
型樹脂として大日本インキ化学工業社の変性エポキシエ
ステル型コロイダルディスパージョンであるウォーター
ゾルCD−540(樹脂固形分40% イソプロピレン
グリコール13%含有)を30wt%、水溶性有機溶剤
としてトリエタノールアミン5wt%、その他、保湿材
としてトリエチレングリコール5wt%に純水を加え調
整したインクを使用した。
【0021】次に、動作について説明する。
【0022】最初にインク像書き込み工程を説明する。
インク像書き込み工程においては、バックアップローラ
5と当接ローラ4とは、転写ドラム1表面に接触しない
位置に制御する。ここで、転写ドラム1の回転方向を主
走査方向、転写ドラム1の回転方向に直行する方向(軸
方向)を副走査方向とする。転写ドラム1が矢印A方向
に1回転すると転写ドラム1上には、記録ヘッド2のノ
ズルに対応する位置に、ライン状にインク像が形成され
る。図3は本実施例に用いた記録ヘッドの走査方法を説
明する図である。図3ではノズル200、ノズル210
の2個のノズルで代表させて説明する。まず転写ドラム
1が図3の矢印Aの方向に移動し、ラインL1上のドッ
ト列201、ラインM1上のドット列211が形成され
る。ここでは、記録画像に応じて各格子点位置に選択的
にインクドットが形成される様子を示している。本図で
は説明のため、いくつかの格子点にインクドットを図示
している。この時ドット径Ddは70ミクロン、ドット
ピッチpは1/300インチ(約85ミクロン)であ
る。従って、Dd<pであって、走査方向に隣接するド
ットは互いに重なり部分を生じない。転写ドラム1が1
回転する間に、記録ヘッド2は、図3に矢印Dで示す副
走査方向に距離qだけ移動する。この記録ヘッド2の移
動動作は間欠的とすることも、連続的とすることもでき
る。本実施例の装置では、q=1/300インチ(約8
5ミクロン)であり、1回転につき1/300インチ移
動し、転写ドラム1が2回転目に入る。転写ドラム1上
には1回転目と同様に、先のドット列201に対してq
だけ離れたラインL2上にドット列202が形成され
る。同様にして、転写ドラム1がN回転(本実施例では
8回転)することにより、ラインLN上のドット列が形
成され、1ページ分の画像が形成される。ここで、転写
ドラム1上に形成されるインクドットは、主走査方向、
福走査方向ともに互いに分断されており、独立したイン
クドットとして転写ドラム1上に保持されるため、ハジ
キ現象によって生ずる不均一な大きさのインクドットの
発生はない。
インク像書き込み工程においては、バックアップローラ
5と当接ローラ4とは、転写ドラム1表面に接触しない
位置に制御する。ここで、転写ドラム1の回転方向を主
走査方向、転写ドラム1の回転方向に直行する方向(軸
方向)を副走査方向とする。転写ドラム1が矢印A方向
に1回転すると転写ドラム1上には、記録ヘッド2のノ
ズルに対応する位置に、ライン状にインク像が形成され
る。図3は本実施例に用いた記録ヘッドの走査方法を説
明する図である。図3ではノズル200、ノズル210
の2個のノズルで代表させて説明する。まず転写ドラム
1が図3の矢印Aの方向に移動し、ラインL1上のドッ
ト列201、ラインM1上のドット列211が形成され
る。ここでは、記録画像に応じて各格子点位置に選択的
にインクドットが形成される様子を示している。本図で
は説明のため、いくつかの格子点にインクドットを図示
している。この時ドット径Ddは70ミクロン、ドット
ピッチpは1/300インチ(約85ミクロン)であ
る。従って、Dd<pであって、走査方向に隣接するド
ットは互いに重なり部分を生じない。転写ドラム1が1
回転する間に、記録ヘッド2は、図3に矢印Dで示す副
走査方向に距離qだけ移動する。この記録ヘッド2の移
動動作は間欠的とすることも、連続的とすることもでき
る。本実施例の装置では、q=1/300インチ(約8
5ミクロン)であり、1回転につき1/300インチ移
動し、転写ドラム1が2回転目に入る。転写ドラム1上
には1回転目と同様に、先のドット列201に対してq
だけ離れたラインL2上にドット列202が形成され
る。同様にして、転写ドラム1がN回転(本実施例では
8回転)することにより、ラインLN上のドット列が形
成され、1ページ分の画像が形成される。ここで、転写
ドラム1上に形成されるインクドットは、主走査方向、
福走査方向ともに互いに分断されており、独立したイン
クドットとして転写ドラム1上に保持されるため、ハジ
キ現象によって生ずる不均一な大きさのインクドットの
発生はない。
【0023】次に、1ページ分のインク像書き込み工程
を終了した後、ハロゲンランプ15を点灯して、インク
ドットの溶媒成分である水分の蒸発を促進する。これ
は、インク像がレフレクター16と対向する位置を、転
写ドラム1の回転につれて移動することによって一気に
濃縮される。
を終了した後、ハロゲンランプ15を点灯して、インク
ドットの溶媒成分である水分の蒸発を促進する。これ
は、インク像がレフレクター16と対向する位置を、転
写ドラム1の回転につれて移動することによって一気に
濃縮される。
【0024】次に、当接ローラ4を転写ドラム1に対し
て当接状態に制御する。ここでは、濃縮したインクドッ
トを、転写ドラム1と当接ローラ4との当接部に挿入さ
せることにより、インク像書き込み工程で形成したイン
クドット径を、インクドットの主走査方向の形成ピッチ
よりも広げて、互いに分断されていた独立のインクドッ
トを重ね合わせることができる。図4は、この当接部を
通過した後の転写ドラム上のインクドットの様子を示す
図である。当接ローラ4と転写ドラム1の表面の曲率
は、インクドットに比べて、非常に大きいため、インク
ドットは主走査方向にのみ押し広げられるばかりでなく
副走査方向にも押し広げられる。このため、ほぼ真円に
近い形で広げることができる。押し広げられたインクド
ット220は、互いに重ね合うが、濃縮されて粘度が高
いために、ハジキ現象を生ずることがない。本実施例で
は、押し広げられたインク同士に重ね部分ができるよう
に、当接ローラ4の当接圧力を制御している。すなわ
ち、本実施例では、広げられたインクドット径Dd´が
以下の関係を満たしている。
て当接状態に制御する。ここでは、濃縮したインクドッ
トを、転写ドラム1と当接ローラ4との当接部に挿入さ
せることにより、インク像書き込み工程で形成したイン
クドット径を、インクドットの主走査方向の形成ピッチ
よりも広げて、互いに分断されていた独立のインクドッ
トを重ね合わせることができる。図4は、この当接部を
通過した後の転写ドラム上のインクドットの様子を示す
図である。当接ローラ4と転写ドラム1の表面の曲率
は、インクドットに比べて、非常に大きいため、インク
ドットは主走査方向にのみ押し広げられるばかりでなく
副走査方向にも押し広げられる。このため、ほぼ真円に
近い形で広げることができる。押し広げられたインクド
ット220は、互いに重ね合うが、濃縮されて粘度が高
いために、ハジキ現象を生ずることがない。本実施例で
は、押し広げられたインク同士に重ね部分ができるよう
に、当接ローラ4の当接圧力を制御している。すなわ
ち、本実施例では、広げられたインクドット径Dd´が
以下の関係を満たしている。
【0025】Dd´≧(p2+q2)1/2 これにより、斜線を形成する場合においてもインクドッ
トが重なり、インク抜けのない連続した良好なインク像
を形成することができる。
トが重なり、インク抜けのない連続した良好なインク像
を形成することができる。
【0026】次に転写工程について説明する。転写工程
では、バックアップローラ5は転写圧力印加装置33に
より、転写ドラム1に押圧された状態に制御される。イ
ンク像を担持した転写ドラム1は回転につれて移動し、
バックアップローラ5との当接部に達する。図示しない
記録紙搬送手段により記録紙6をこの当接部に送り込
み、転写ドラム1と接触させて、圧力を印加し、圧力に
よって、転写ドラム1上のインク像を記録紙6に転写す
る。転写ドラム1の弾性層12は剥離し易い性質を有し
ているため、転写ドラム1上のインク像は、ほぼ完全に
記録紙6に転写される。
では、バックアップローラ5は転写圧力印加装置33に
より、転写ドラム1に押圧された状態に制御される。イ
ンク像を担持した転写ドラム1は回転につれて移動し、
バックアップローラ5との当接部に達する。図示しない
記録紙搬送手段により記録紙6をこの当接部に送り込
み、転写ドラム1と接触させて、圧力を印加し、圧力に
よって、転写ドラム1上のインク像を記録紙6に転写す
る。転写ドラム1の弾性層12は剥離し易い性質を有し
ているため、転写ドラム1上のインク像は、ほぼ完全に
記録紙6に転写される。
【0027】本実施例の装置では、剥離性の高い弾性層
12上に、インク滴を互いに分断されたインクドットと
して着弾させてインク像書き込みを行い、次に転写ドラ
ム上で流れ易いインクドットから水分を蒸発させ高粘度
状態とした後に、転写に際して一様に押し広げ、記録紙
に転写する。このため、低圧力転写可能な転写媒体上に
ハジキ現象を回避してインク像を書き込むことができる
と同時に、凹凸の不規則に存在する記録紙にも低圧力で
良好な画像を転写できる。
12上に、インク滴を互いに分断されたインクドットと
して着弾させてインク像書き込みを行い、次に転写ドラ
ム上で流れ易いインクドットから水分を蒸発させ高粘度
状態とした後に、転写に際して一様に押し広げ、記録紙
に転写する。このため、低圧力転写可能な転写媒体上に
ハジキ現象を回避してインク像を書き込むことができる
と同時に、凹凸の不規則に存在する記録紙にも低圧力で
良好な画像を転写できる。
【0028】尚、図5は本実施例に用いることのできる
別の当接ローラ40の構成を示す。円筒状の支持ローラ
41の上層に押圧弾性層42を設けた構成である。押厚
弾性層42は転写ドラム1の弾性層12に比べて、イン
クとの濡れ性が低い材質によって構成されており、具体
的には、シリコーンゴムの他、界面活性剤を練り込んだ
シリコーンゴム、さらに表面にフッ素コートやシリコー
ンコートを施したクロロプレンゴムやフロロシリコーン
ゴム等によって構成される。これらの当接ローラを用い
ても同様の効果が得られた。
別の当接ローラ40の構成を示す。円筒状の支持ローラ
41の上層に押圧弾性層42を設けた構成である。押厚
弾性層42は転写ドラム1の弾性層12に比べて、イン
クとの濡れ性が低い材質によって構成されており、具体
的には、シリコーンゴムの他、界面活性剤を練り込んだ
シリコーンゴム、さらに表面にフッ素コートやシリコー
ンコートを施したクロロプレンゴムやフロロシリコーン
ゴム等によって構成される。これらの当接ローラを用い
ても同様の効果が得られた。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、剥離性の高い転写媒体
上にインク滴を互いに分断したインクドットとして着弾
させるために、大きさの一様でないドットの発生を防止
することができる。また、転写工程に際し、溶媒成分を
除去した後の高粘度化したインクドットを転写媒体上で
一様に押し広げて重ね合わせるため、高画質のインク像
を凹凸の不規則に存在する記録媒体にも低圧力で転写で
きるという効果を有する。
上にインク滴を互いに分断したインクドットとして着弾
させるために、大きさの一様でないドットの発生を防止
することができる。また、転写工程に際し、溶媒成分を
除去した後の高粘度化したインクドットを転写媒体上で
一様に押し広げて重ね合わせるため、高画質のインク像
を凹凸の不規則に存在する記録媒体にも低圧力で転写で
きるという効果を有する。
【図1】転写媒体上でのハジキ現象によるインク像劣化
を説明する図である。
を説明する図である。
【図2】本発明方法を用いたインクジェットプリンタの
第1実施例を示す斜視図である。
第1実施例を示す斜視図である。
【図3】記録ヘッドの走査方法を説明する図である。
【図4】当接ローラを通過した後の転写ドラム上のイン
クドットの様子を示す図である。
クドットの様子を示す図である。
【図5】別の当接ローラの構造を示す斜視図である。
1 :転写ドラム(転写媒体) 2 :記録ヘッド 3 :加熱手段 4、40 :当接ローラ 5 :バックアップローラ(転写手段) 6 :記録紙(記録媒体) 41 :支持部材 42 :押圧弾性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/00 A 9221−2H 9012−2C B41J 3/04 104 H
Claims (4)
- 【請求項1】 転写媒体に対し、間隙を介して対峙し、
上記転写媒体を走査する記録ヘッドでインク像を書き込
み、記録媒体に転写するインクジェット記録方法であっ
て、 a.記録ヘッドからの選択的インク滴吐出により、主走
査方向の形成ピッチよりも小さい径のインクドットとし
て転写媒体上に着弾させインク像を形成する工程と、 b.前記インクドットから溶媒成分を減少させて濃縮し
たインクドットを、少なくとも主走査方向の形成ピッチ
以上に広げる工程と、 c.転写媒体と記録媒体を当接させ圧力を印加し、転写
媒体上のインク像を記録媒体に転写する工程とからなる
ことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項2】 前記bの工程が、転写媒体に当接する当
接ローラで転写媒体上のインクドットを押し広げる工程
であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット
記録方法。 - 【請求項3】 前記当接ローラは、転写媒体よりもイン
クドットと濡れ難い材質で構成されていることを特徴と
する請求項2記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項4】 前記主走査方向のインクドットの形成ピ
ッチp、この主走査方向に略直交する副走査方向のイン
クドットの形成ピッチqに対して、前記bの工程で押し
広げたインクドット径Dd´がより好ましくは、 Dd´≧(p2+q2)1/2 の関係を満たすように、前記当接ローラの圧力を制御す
ることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4318871A JPH06166174A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | インクジェット記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4318871A JPH06166174A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | インクジェット記録方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06166174A true JPH06166174A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18103903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4318871A Pending JPH06166174A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | インクジェット記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06166174A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024024241A1 (ja) * | 2022-07-25 | 2024-02-01 | 富士フイルム株式会社 | 媒体処理装置及び液体付与システム |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP4318871A patent/JPH06166174A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024024241A1 (ja) * | 2022-07-25 | 2024-02-01 | 富士フイルム株式会社 | 媒体処理装置及び液体付与システム |
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