JPH0616680A - カルバペネム化合物の製造法 - Google Patents

カルバペネム化合物の製造法

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JPH0616680A
JPH0616680A JP4081459A JP8145992A JPH0616680A JP H0616680 A JPH0616680 A JP H0616680A JP 4081459 A JP4081459 A JP 4081459A JP 8145992 A JP8145992 A JP 8145992A JP H0616680 A JPH0616680 A JP H0616680A
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Osamu Shimada
修 嶋田
Takao Abe
阿部  隆夫
Kazuhiko Hayashi
一彦 林
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた抗菌活性を持つ化合物の、より簡便な
製造法および結晶形態の合成原料を提供する。 【構成】 化合物(I)の製造を、中間生成物を単離・
精製せずに連続的に行なう方法、および結晶形態の原料
化合物。 式(I) 【化1】 1はカルボキシル基の保護基を表わし、X-は陰イオン
残基を表わす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規なカルバペネム化合物の製
造法に関し、さらに詳しくは、次式
【0002】
【化13】
【0003】式中、R1はカルボキシル基の保護基を表
わし、X-は陰イオン残基を表わす、で示されるカルバ
ペネム化合物の簡便で収率のよい製造法に関する。
【0004】上記式(I)のカルバペネム化合物は、そ
のR1のカルボキシル保護基を除去せしめることにより
本発明者らが先に提案した(特開昭64−25779号
参照)優れた抗菌活性を有し抗菌剤として有用な、次式
(A)
【0005】
【化14】
【0006】で示される化合物へ誘導することができ、
したがって式(A)の化合物の合成中間体として有用で
ある。
【0007】本発明によれば、 (a)式
【0008】
【化15】
【0009】式中、R1はカルボキシル基の保護基を表
わし、R2は水酸基の保護基を表わす、で示される化合
物のR2の水酸基の保護基を脱離し、 (b)得られる式
【0010】
【化16】
【0011】式中、R1は上記の意味を有する、で示さ
れる化合物を環化せしめ、さらに (c)得られる式
【0012】
【化17】
【0013】式中、R1は上記の意味を有する、で示さ
れる化合物をアシル化して当該化合物のオキソ基におけ
る反応性誘導体に変えた後、式
【0014】
【化18】
【0015】式中、X-は陰イオン残基を表わす、で示
されるメルカプト化合物と反応せしめることによる式
【0016】
【化19】
【0017】式中、R1およびX-は上記の意味を有す
る、で示されるカルバペネム化合物の製造法が提供され
る。
【0018】本発明の上記方法は、上記反応の各工程
(a)、(b)および(c)を、中間生成物を特に単離
・精製することなく連続して行なうことができ、したが
って、式(I)の化合物を大量に製造する工業的製造に
おいて特に有利である。
【0019】また、本発明の別の利点は、上記反応の各
工程(a)〜(c)を同一反応容器内で(すなわちワン
・ポットで)行ない得ることである。
【0020】なお、本明細書において、「低級」なる語
は、この語が付された基または化合物の炭素原子数が1
〜7個、好ましくは1〜4個であることを意味する。
【0021】また、「カルボキシル基の保護基」はペプ
チド化学の分野においてカルボキシル基の保護基として
それ自体既知の任意のカルボキシル保護基であることが
でき、例えばカルボン酸のエステル残基を例示すること
ができる。かかるエステル残基の代表例としては、以下
のものが挙げられる: (a)低級アルキルエステル残基:例えばメチルエステ
ル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピル
エステル、ブチルエステル、イソブチルエステル、te
rt−ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエ
ステルなど。
【0022】(b)適当な置換基を少なくとも1個を有
していてもよい低級アルキルエステル残基:例えばアセ
トキシメチルエステル、プロピオニルオキシメチルエス
テル、ブチリルオキシメチルエステル、バレリルオキシ
メチルエステル、ピバロイルオキシメチルエステル、ヘ
キサノイルオキシメチルエステル、1−(または2−)
アセトキシエチルエステル、1−(または2−または3
−)アセトキシプロピルエステル、1−(または2−ま
たは3−または4−)アセトキシブチルエステル、1−
(または2−)プロピオニルオキシエチルエステル、1
−(または2−または3−)プロピオニルオキシプロピ
ルエステル、1−(または2−)ブチリルオキシエチル
エステル、1−(または2−)イソブチリルオキシエチ
ルエステル、1−(または2−)ピバロイルオキシエチ
ルエステル、1−(または2−)ヘキサノイルオキシエ
チルエステル、イソブチリルオキシメチルエステル、2
−エチルブチリルオキシメチルエステル、3,3−ジメ
チルブチリルオキシメチルエステル、1−(または2
−)ペンタノイルオキシエチルエステル等の低級アルカ
ノイルオキシ(低級)アルキルエステル残基;2−メシ
ルエチルエステル等の低級アルカンスルホニル(低級)
アルキルエステル残基;2−ヨードエチルエステル、
2,2,2−トリクロロエチルエステル等のモノ(また
はジまたはトリ)ハロ(低級)アルキルエステル残基;
メトキシカルボニルオキシメチルエステル、エトキシカ
ルボニルオキシメチルエステル、プロポキシカルボニル
オキシメチルエステル、tert−ブトキシカルボニル
オキシメチルエステル、2−メトキシカルボニルオキシ
エチルエステル、1−エトキシカルボニルオキシエチル
エステル、1−イソプロポキシカルボニルオキシエチル
エステル等の低級アルコキシカルボニルオキシ(低級)
アルキルエステル残基;フタリジリデン(低級)アルキ
ルエステル残基;(5−メチル−2−オキソ−1,3−
ジオキソール−4−イル)メチルエステル、(5−エチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メ
チルエステル、(5−プロピル−2−オキソ−1,3−
ジオキソール−4−イル)エチルエステル等の(5−低
級アルキル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−
イル)(低級)アルキルエステルなど。
【0023】(c)低級アルケニルエステル残基:例え
ばビニルエステル、アリルエステルなど。
【0024】(d)低級アルキニルエステル残基:例え
ばエチニルエステル、プロピニルエステルなど。
【0025】(e)適当な置換基を少なくとも1個有し
ていてもよいアラルキルエステル残基:例えばベンジル
エステル、4−メトキシベンジルエステル、4−ニトロ
ベンジルエステル、フエネチルエステル、トリチルエス
テル、ベンズヒドリルエステル、ビス(メトキシフェニ
ル)メチルエステル、3,4−ジメトキシベンジルエス
テル、4−ヒドロキシ−3,5−ジtert−ブチルベ
ンジルエステルなど。 (f)適当な置換基を少なくとも1個有していてもよい
アリールエステル残基:例えばフェニルエステル、4−
クロロフェニルエステル、トリルエステル、tert−
ブチルフェニルエステル、キシリルエステル、メシチル
エステル、クメニルエステルなど。
【0026】(g)その他:フタリジルエステルなど。
【0027】かかるカルボキシル基の保護基のうち好ま
しいものとしては、ニトロ基で置換されていてもよいフ
ェニル−低級アルキル基、および低級アルケニル基が挙
げられ、さらに好ましくは4−ニトロベンジル基が挙げ
られる。
【0028】さらに、「アミノ基の保護基」は、ペプチ
ド化学の分野においてアミノ基の保護基としてそれ自体
既知の任意のアミノ保護基であることができ、「水酸基
の保護基」としては例えばトリメチルシリル、トリエチ
ルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、ジフェニ
ル−tert−ブチルシリル等のシリル基、ベンジルオ
キシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニ
ル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル等の置換また
は未置換のベンジルオキシカルボニル基、その他通常使
用される水酸基の保護基が包含される。
【0029】本発明により提供される式(I)で示され
る化合物の製造法を反応式で示せば以下の通りである。
【0030】
【化20】
【0031】式中、R1、R2およびX-は上記と同一の
意味を有する。
【0032】以下に、上記製造工程をさらに詳しく説明
する。
【0033】工程(a):工程(a)は、式(II)の
化合物においてR2で示される水酸基の保護基を脱離さ
せる工程である。
【0034】例えば、R2がt−ブチルジメチルシリル
基のようなトリオルガノシリル基である保護基の除去
は、式(II)の化合物をメタノール、エタノール、テ
トラヒドロフラン、ジオキサンなどのような溶媒中で、
塩酸、硫酸、酢酸などのような酸の存在下に、0〜10
0℃の温度で0.5〜18時間酸性加水分解することに
より実施することができる。(上記「トリオルガノシリ
ル基」は、より好ましくは低級アルキル基、フェニル基
及びフェニルアルキル基から独立に選ばれる有機基で置
換されたシリル基を包含する。)なお、式(II)中に
おいてR1が4−ニトロベンジル基であり、R2がt−ブ
チルジメチルシリル基である次式(II−a)
【0035】
【化21】
【0036】ならびに式(II−a)のt−ブチルジメ
チルシリル基を工程(a)の操作により脱離して得た次
式(III−a)
【0037】
【化22】
【0038】の属化合物は、特に形晶形態で得ることが
できるものである。
【0039】従来これら化合物はいずれも無晶形の粉末
でしか得られておらず、特に工業的な規模での製造を考
えた場合には化合物の純度が高く、取扱い易い結晶で単
離・精製されることは特に好ましいものであるといえ
る。
【0040】したがって、本発明の別の目的は上記式
(II−a)および(III−a)で示される結晶形態
の化合物を提供することでもある。
【0041】工程(b):工程(b)は、式(III)
の化合物に金属触媒を作用させることによって環化せし
め、式(IV)で示されるオキソ化合物を得る工程であ
る。
【0042】該環化は、例えば式(III)の化合物を
不活性有機溶媒、たとえばメタノール、エタノール、n
−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等
のアルコール類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテ
ル、ジオキサン等のエーテル類;酢酸エチル等のエステ
ル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等の
ハロゲン化炭化水素類;アセトン、ジメチルホルムアミ
ド、ピリジンアセトニトリル等の中から適当に選択され
た溶媒、好適にはジクロロメタン、アセトンまたは酢酸
エチル中で、金属触媒、例えば、ビス(アセチルアセト
ナト)Cu(II)、硫酸銅、銅粉末、酢酸ロジウム
(II)、オクタン酸ロジウム(II)、または四酢酸
鉛等、好適にはオクタン酸ロジウム(II)の存在下
に、室温ないし溶媒の還流温度で1〜7時間撹拌するこ
とによって実施することができる。
【0043】上記金属触媒の使用量は特に臨界的ではな
く、適宜変更することができるが通常式(III)の化
合物に対して0.2〜2.0重量%、より好ましくは
0.5〜1.0重量%用いられる。これにより式(I
V)の化合物がほぼ定量的に生成する。
【0044】反応終了後、反応混合物から溶媒を減圧下
に留去すれば、残渣として式(IV)の化合物を得るこ
ともできるが、該反応混合物を何ら処理することなく、
同じ反応容器内でそのまま次の工程に供する。
【0045】工程(c):工程(c)において、式(I
V)の化合物のアシル化は、上記工程(b)で得られる
式(IV)の化合物を含む反応混合物あるいは濃縮残渣
として得られる式(IV)の化合物に、適当なアシル化
剤を作用させることにより行なうことができる。
【0046】このアシル化により上記式(IV)の化合
物のオキソ基における反応性誘導体である次式
【0047】
【化23】
【0048】式中、Raはアシル基を表わし、R1は前記
と同一の意味を有する、で示される化合物が生成する。
【0049】しかして、上記アシル化反応に使用しうる
アシル化剤としては次式
【0050】
【化24】 RaOH (VII) 式中、Raは上記と同一の意味を有する、で示される酸
もしくはその塩、又はその反応性誘導体、例えば次式
【0051】
【化25】 RaHal (VII‐1) 式中、Halはハロゲン原子を表わし、Raは上記と同
一の意味を有する、で示される酸ハロゲン化物や次式
【0052】
【化26】 Ra 2O (VII‐2) 式中、Raは上記と同一の意味を有する、で示される酸
無水物等が挙げられる。
【0053】ここで、Raによって示される「アシル
基」としては、脂肪族アシル基、芳香族アシル基、複素
環アシル基および芳香族基または複素環基で置換された
脂肪族アシル基のようなカルボン酸、炭酸、スルホン
酸、燐酸およびカルバミン酸から誘導されるアシル基が
挙げられる。かかるアシル基の代表例を以下に掲げる
と、 (a)脂肪族アシル基:例えばホルミル、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソ
バレリル、ピバロイル、ヘキサノイル等の低級アルカノ
イル基のようなアルカノイル基;例えばメシル、エチル
スルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホ
ニル、ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、ペン
チルスルホニル、ヘキシルスルホニル等の低級アルキル
スルホニル基のようなアルキルスルホニル基;例えばメ
チルカルバモイル、エチルカルバモイル等のN−アルキ
ルカルバモイル基;例えばメトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボ
ニル、第三級ブトキシカルボニル等の低級アルコキシカ
ルボニル基のようなアルコキシカルボニル基;例えばビ
ニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニル等の低
級アルケニルオキシカルボニル基のようなアルケニルオ
キシカルボニル基;例えばアクリロイル、メタクリロイ
ル、クロトノイル等の低級アルケノイル基のようなアル
ケノイル基;例えばシクロプロパンカルボニル、シクロ
ペンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル等のシ
クロ(低級)アルカンカルボニル基のようなシクロアル
カンカルボニル基;燐酸ジエチルのような燐酸ジ(低
級)アルキル基など。
【0054】(b)芳香族アシル基:例えばベンゾイ
ル、トルオイル、キシロイル等のアロイル基;例えばN
−フェニルカルバモイル、N−トリルカルバモイル、N
−ナフチルカルバモイル等のN−アリールカルバモイル
基;例えばベンゼンスルホニル、トシル等のアレーンス
ルホニル基;燐酸ジフェニル等の燐酸ジアリール基な
ど。
【0055】(c)複素環アシル基:例えばフロイル、
テノイル、ニコチノイル、イソニコチノイル、チアゾリ
ルカルボニル、チアジアゾリルカルボニル、テトラゾリ
ルカルボニル等の複素環カルボニル基など。
【0056】(d)芳香族基で置換された脂肪族アシル
基:例えばフェニルアセチル、フェニルプロピオニル、
フェニルヘキサノイル等のフェニル(低級)アルカノイ
ル基のようなアラルカノイル基;例えばベンジルオキシ
カルボニル、フエネチルオキシカルボニル等のフェニル
(低級)アルコキシカルボニル基のようなアラルコキシ
カルボニル基;例えばフエノキシアセチル、フエノキシ
プロピオニル等のフエノキシ(低級)アルカノイル基の
ようなアリールオキシアルカノイル基など。
【0057】(e)複素環基で置換された脂肪族アシル
基:例えばチエニルアセチル、イミダゾリルアセチル、
フリルアセチル、テトラゾリルアセチル、チアゾリルア
セチル、チアジアゾリルアセチル、チエニルプロピオニ
ル、チアジアゾリルプロピオニル等の複素環(低級)ア
ルカノイル基のような複素環アルカノイル基など。
【0058】これらのアシル基はさらに、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル等の低級アルキル基;例えば塩素、臭素、
沃素、フッ素のようなハロゲン;例えばメトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペンチ
ルオキシ、ヘキシルオキシ等の低級アルコキシ基;例え
ばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピ
ルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ等の
低級アルキルチオ基;ニトロ基等のような適当な置換基
1個以上で置換されていてもよく、そのような置換基を
有する好ましいアシル基としては、例えばクロロアセチ
ル、ブロモアセチル、ジクロロアセチル、トリフルオロ
アセチル等のモノ(またはジまたはトリ)ハロアルカノ
イル基;例えばクロロメトキシカルボニル、ジクロロメ
トキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカ
ルボニル等のモノ(またはジまたはトリ)ハロアルコキ
シカルボニル基;例えばニトロベンジルオキシカルボニ
ル、クロロベンジルオキシカルボニル、メトキシベンジ
ルオキシカルボニル等のニトロ(またはハロまたは低級
アルコキシ)アラルコキシカルボニル基;例えばフルオ
ロメチルスルホニル、ジフルオロメチルスルホニル、ト
リフルオロメチルスルホニル、トリクロロメチルスルホ
ニル等のモノ(またはジまたはトリ)ハロ(低級)アル
キルスルホニル基等が挙げられる。
【0059】アシル化剤としては、上記アシル基を式
(IV)の化合物に導入しうるものが用いられるが、一
般に、上記した式(VII−1)で示される酸ハロゲン
化物、または式(VII−2)で示される酸無水物が好
ましく用いられる。かかる酸ハロゲン化物の代表例とし
ては、例えば塩化ベンゼンスルホニル、塩化p−トルエ
ンスルホニル、塩化4−ニトロベンゼンスルホニル、塩
化4−ブロモベンゼンスルホニル等のアレーンスルホニ
ルハロゲン化物:例えば塩化メタンスルホニル、塩化エ
タンスルホニル、塩化トリフルオロメタンスルホニル等
のさらにハロゲンを有していてもよい低級アルカンスル
ホニルハロゲン化物;例えばクロロ燐酸ジエチル等のハ
ロ燐酸ジ(低級)アルキル;例えばクロロ燐酸ジフェニ
ル等のハロ燐酸ジアリールなどが挙げられる。
【0060】また、酸無水物の代表例としては、例え
ば、無水ベンゼンスルホン酸、無水p−トルエンスルホ
ン酸、無水4−ニトロベンゼンスルホン酸等のアレーン
スルホン酸無水物;例えば無水メタンスルホン酸、無水
エタンスルホン酸、無水トリフルオロメタンスルホン酸
等のハロゲンを有していてもよい低級アルカンスルホン
酸無水物などが挙げられる。
【0061】かかるアシル化剤の中で、より好ましいも
のとしては、クロロ燐酸ジエチルおよびクロロ燐酸ジフ
ェニル等が挙げられる。
【0062】式(IV)の化合物のアシル化反応におい
て、アシル化剤として式(VI)で示される遊離の酸ま
たはその塩を使用する場合には、常用の縮合剤の存在下
に反応を行うのが好ましい。かかる縮合剤の代表例とし
ては以下のものが挙げられる: (a)カルボジイミド化合物:例えばN,N′−ジエチ
ルカルボジイミド、N、N′−ジイソプロピルカルボジ
イミド、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、
N−シクロヘキシル−N′−モルホリノエチルカルボジ
イミド、N−シクロヘキシル−N′−(4−ジエチルア
ミノシクロヘキシル)カルボジイミド、N−エチル−
N′−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
など。
【0063】(b)カルボニルジイミダゾール化合物:
例えばN,N′−カルボニルジイミダゾール、N,N′
−カルボニルビス(2−メチルイミダゾール)など。
【0064】(c)ケテンイミン化合物:例えばペンタ
メチレンケテン−N−シクロヘキシルイミン、ジフェニ
ルケテン−N−シクロヘキシルイミンなど。
【0065】(d)その他:例えばエトキシアセチレ
ン、1−アルコキシ−1−クロロエチレン、ポリ燐酸エ
チル、ポリ燐酸イソプロピル、オキシ塩化燐、三塩化
燐、塩化チオニル、塩化オキザリル、2−エチル−7−
ヒドロキシベンズイソキサゾリウム塩、2−エチル−5
−(m−スルホフェニル)イソオキサゾリウムヒドロキ
シド分子内塩、1−(p−クロロベンゼンスルホニルオ
キシ)−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール、およ
びN,N−ジメチルホルムアミドと塩化チオニル、ホス
ゲンあるいはオキシ塩化燐等との反応によって調製した
所謂ビルスマイヤー試薬など。
【0066】また、式(IV)の化合物のアシル化反応
は、好適には、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属;例えばカルシウム等のアルカリ土類
金属;例えば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化
物;例えば水素化カルシウム等のアルカリ土類金属水素
化物;例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のア
ルカリ金属水酸化物;例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム等のアルカリ金属炭酸塩;例えば炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸水素塩;例
えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウム第三級ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシ
ド;例えば酢酸ナトリウム等のアルカン酸アルカリ金属
塩;例えば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等のアル
カリ土類金属炭酸塩;例えばトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチルアミ
ン等のトリ(低級)アルキルアミン;例えばピリジン、
ピコリン、ルチジン、N,N−ジメチルアミノピリジン
のようなN,N−ジ(低級)アルキルアミノピリジン等
のピリジン化合物;キノリン;例えばN−メチルモルホ
リン等のN−低級アルキルモルホリン;例えばN,N−
ジメチルベンジルアミン等のN,N−ジ(低級)アルキ
ルベンジルアミン等のような有機塩基または無機塩基の
存在下の行うことができる。
【0067】上記アシル化は通常約−20℃ないし約4
0℃の比較的低温で実施することができる。
【0068】上記反応におけるアシル化剤および塩基の
使用量は特に臨界的なものではなく、反応条件等に応じ
て適宜変えることができるが、アシル化剤も塩基も通
常、出発原料である式(III)の化合物1モルに対し
て各々1〜2モル、好ましくは1〜1.5モルの割合で
用いることができる。これにより式(VI)の化合物が
ほぼ定量的に生成する。
【0069】このアシル化反応によって得られる式(V
I)の化合物は反応混合物から単離することなく、同一
反応容器内で次式
【0070】
【化27】
【0071】式中、X-は前記と同一の意味を有する、
で示されるメルカプトピラゾロトリアゾリウム又はその
反応性誘導体を反応させることにより、目的化合物であ
る式(I)で示されるカルバペネム化合物を得ることが
できる。
【0072】上記式(VI)の化合物と式(V)のメル
カプト化合物又はその反応性誘導体との反応は、一般
に、前記アシル化反応において述べたと同様の有機塩基
または無機塩基の存在下に、約−40℃ないし室温程度
の温度で行なうことができる。式(V)のメルカプト化
合物又はその反応性誘導体および上記塩基の使用量は臨
界的なものではないが、通常、式(III)の化合物1
モルに対して1〜2モル、好ましくは1.0〜1.5モ
ルの割合で用いることができる。
【0073】かくして得られる式(I)の化合物は、そ
れ自体既知の分離、精製法により単離することができ
る。
【0074】次に、化合物(I)の合成原料となり得る
化合物(II−a)および(III−a)の結晶につい
て詳細に説明する。
【0075】本発明で提供される式(II−a)および
(III−a)で示される化合物は、例えば次式
【0076】
【化28】
【0077】式中、
【0078】
【化29】
【0079】はt−ブチルジメチルシリル基を表わす、
で示される化合物から例えば後述の実施例3および4の
ような方法で製造することができる。製造された化合物
(II−a)は例えば酢酸エチルとn−ヘキサンの混液
から、化合物(III−a)は例えば酢酸エチルをn−
ヘキサンの混液、あるいは酢酸エチルとイソプロピルエ
ーテルの混液から再結晶させることができる。
【0080】以上の如く製造されうる本発明の化合物
(II−a)および(III−a)は偏光顕微鏡による
観察、および粉末X線回折分析によって結晶であること
が確認されており、特に粉末X線回折分析において特徴
的ピークを有することによって同定される。そのピーク
パターンを下表(I)および(II)に示す。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】 本発明で提供される式(II−a)および式(III−
a)で示される化合物の結晶は、固体安定性において無
晶形物に比較しはるかに優れている。したがって、化合
物(I)の工業的合成に際しては保存性・輸送性の高い
有利な原料として利用することができる。
【0083】また、本発明の方法により合成された化合
物(I)は、式中R1で表わされるカルボキシル基の保
護基を脱離させることにより、抗菌剤として有用な下式
(A)
【0084】
【化30】
【0085】で示される化合物に導くことができる。
【0086】以下に、本発明を実施例により具体的に説
明するが、本発明はこれらの記載により何ら限定される
ものではない。
【0087】なお、本明細書の以下の記載においては次
の略号を使用する。
【0088】
【化31】
【0089】: t−ブチルジメチルシリル基 PNB: 4−ニトロベンジル基
【0090】
【実施例】実施例1
【0091】
【化32】
【0092】濃塩酸3.02ml(29.7mmol)
とメタノール50mlの混液に、25℃下化合物(II
−a)5.0g(9.9mmol)を加え撹拌した。2
時間後炭酸水素ナトリウム5.00g(59.5mmo
l)、ジクロロメタン50ml及び飽和食塩水50ml
で抽出した。得られた有機層全てを混合し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後溶媒を留去した。
【0093】次いで、得られた残渣をジクロロメタン5
1mlに溶解させ、オクタン酸ロジウム(II)31m
g(0.0398mmol)を加え加熱還流した。7時
間後、反応液を−15℃に冷却し、クロロ燐酸ジフェニ
ル2.95g(10.8mmol)を加え、ジイソプロ
ピルエチルアミン2.32ml(13.0mmol)及
び4−ジメチルアミノピリジン24mg(0.193m
mol)のジクロロメタン溶液(ジクロロメタン20m
l)を0.5時間かけて滴下し、さらに0.5時間撹拌
した。
【0094】反応終了後溶媒を留去し、アセトン12m
l、アセトニトリル12ml及びジメチルホルムアミド
1.2mlを加え溶解させた。次いで、この混液に、7
℃にて6,7−ジヒドロ−6−メルカプト−5H−ピラ
ゾロ[1,2−a][1.2.4]トリアゾリウムクロ
ライド1.84g(10.44mmol)、ジイソプロ
ピルエチルアミン2.32ml(13.04mmo
l)、および種晶として化合物(I)48mgを順次加
え、4〜7℃で2時間撹拌し、さらにジクロロメタン3
0mlを加え1時間撹拌した。反応終了後、析出結晶を
素早くろ取し、ジクロロメタン2mlとアセトン2ml
の混液で2回、ジクロロメタン4mlで1回洗浄後、真
空乾燥した。
【0095】結果、化合物(I)を5.88g(収率7
0.0%)得た。
【0096】1H−NMR(CDCl3)δ: 1.32
(d,6H,J=6.0Hz)、3.35(m,1
H)、3.65(m,1H)、4.20(m,1H)、
4.42(m,1H)、4.60〜4.90(m,2
H)、5.1〜5.3(m,3H)、5.36(AB
q,2H,J=13.7Hz)、7.67(d,2H,
J=8.5Hz)、8.21(d,2H,J=8.5H
z)、9.07(s,1H)、9.08(s,1H)実施例2
【0097】
【化33】
【0098】化合物(III−a)585mg(1.5
mmol)をジクロロメタン14mlに溶解し、オクタ
ン酸ロジウム(II)3.5mg(0.0398mmo
l)を加え、3時間還流した。反応液を−15℃に冷却
し、クロロ燐酸ジフェニル443mg(1.65mmo
l)を加え、続いてジイソプロピルエチルアミン256
mg(1.98mmol)及び4−ジメチルアミノピリ
ジン3.7mg(0.03mmol)のジクロロメタン
溶液(ジクロロメタン3ml)を30分間かけて滴下し
た。この反応液をさらに、30分撹拌後溶媒を留去し、
残渣にアセトニトリル1.9ml、アセトン1.9m
l、ジメチルホルムアミド0.2mlを加えて溶解し
た。次にこの溶液に、氷冷下6,7−ジヒドロ−6−メ
ルカプト−5H−ピラゾロ[1,2−a][1.2.
4]トリアゾリウムクロライド373mg(2.1mm
ol)、ジイソプロピルエチルアミン340mg(2.
63mmol)および種晶として化合物(I)5mgを
添加した。2時間撹拌後、ジクロロメタン4.8mlを
加えさらに1時間撹拌した。析出した結晶を集め、少量
のジクロロメタン/アセトン=1/1混液とジクロロメ
タンで順次洗浄した後、真空乾燥を行ない化合物(I)
598mg(収率76.5%)を得た。ここで得られた
化合物のNMRデーターは実施例1で得られたものと完
全に一致した。
【0099】実施例3 (化合物(II‐a)の合成と
結晶化)
【0100】
【化34】
【0101】クロル炭酸エチル156.2g(1.44
mol)を乾燥ジクロロメタン2740mlに溶解し、
約−20℃に冷却した。化合物(VII)361.8g
(1.20mol)とトリエチルアミン157.9g
(1.56mol)のジクロロメタン溶液(ジクロロメ
タン915ml)を前記の溶液中に、反応液の温度を約
−15℃に保ちながら滴加し、反応液を0°〜5℃にて
30分間撹拌した。続いてイミダゾール114.4g
(1.68mol)を乾燥ジクロロメタン730mlに
加えた溶液を、0°〜10℃にて前記反応液に添加し、
0°〜5℃にてさらに30分間撹拌して化合物(VII
I)の溶液を得た。
【0102】別に、マグネシウムマロネート溶液を以下
の操作により調整した。p−ニトロベンジルマロネート
488.0g(2.04mol)を乾燥ジクロロメタン
2740mlに懸濁し、窒素雰囲気下、塩化マグネシウ
ム97.1g(1.02mol)を添加した。さらに、
トリエチルアミン206.4g(2.04mol)を乾
燥ジクロロメタン183mlで希釈した溶液を、反応液
の温度を0°〜10℃に保ちならが添加し、その温度を
保ったまま1時間、さらに室温にもどして30分撹拌し
た。
【0103】この様にして合成したマグネシウムマロネ
ート溶液を、前記化合物(VIII)の溶液に加え、6
0°〜65℃で2.5時間反応させた。
【0104】反応終了後、反応液を室温まで冷却し、1
N HCl、水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液および
飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥後ろ過し、化合物(IX)の溶液を得た。
【0105】この溶液にp−ドデシルベンゼンスルホニ
ルアジド472.4g(1.34mol)のジクロロメ
タン溶液(ジクロロメタン890ml)を加え、続いて
窒素雰囲気下、15°〜25℃にて撹拌しながらトリエ
チルアミン31.4g(0.31mol)を加えた後、
その温度を保ったまま1.5時間撹拌した。
【0106】反応後、濃縮し、残渣にn−ヘキサンを加
えて結晶化させた。結晶をろ取後真空乾燥し、化合物
(II−a)の結晶455.6g(収率75.3%)を
得た。この結晶は偏光顕微鏡で観察した結果偏光性をも
ち、結晶であることが確認された。
【0107】化合物(II−a)の再結晶は以下の方法
で行った。すなわち、前述の方法で得られた化合物(I
I−a)の結晶17.4gを酢酸エチル174mlに溶
解後約50mlまで濃縮し、残渣にn−ヘキサン200
mlを加えて晶出後ろ過した。結晶をn−ヘキサン20
ml×2で洗浄後真空乾燥し、化合物(II−a)の再
結々晶11.3g(収率64.9%)を得た。
【0108】又、再結々晶について粉末X線回折分析を
行い、前述の表(I)に記載した特徴的ピークを持つこ
とを確認した。
【0109】実施例4(化合物(III−a)の合成と
結晶化)
【0110】
【化35】
【0111】クロル炭酸エチル156.2g(1.44
mol)を乾燥ジクロロメタン2740mlに溶解し、
約−20℃に冷却した。化合物(VII)361.8g
(1.20mol)とトリエチルアミン157.9g
(1.56mol)のジクロロメタン溶液(ジクロロメ
タン915ml)を前記の溶液中に、反応液の温度を約
−15℃に保ちながら滴加し、反応液を0°〜5℃にて
30分間撹拌した。続いてイミダゾール114.4g
(1.68mol)を乾燥ジクロロメタン730mlに
加えた溶液を、0°〜10℃にて前記反応液に添加し、
0°〜5℃にてさらに30分間撹拌して化合物(VII
I)の溶液を得た。
【0112】別に、マグネシウムマロネート溶液を以下
の操作により調整した。p−ニトロベンジルマロネート
488.0g(2.04mol)を乾燥ジクロロメタン
2740mlに懸濁し、窒素雰囲気下、塩化マグネシウ
ム97.1g(1.02mol)を添加した。さらに、
トリエチルアミン206.4g(2.04mol)を乾
燥ジクロロメタン183mlで希釈した溶液を、反応液
の温度を0°〜10℃に保ちながら添加し、その温度を
保ったまま1時間、さらに室温にもどして30分撹拌し
た。
【0113】この様にして合成したマグネシウムマロネ
ート溶液を、前記化合物(VIII)の溶液に加え、6
0°〜65℃で2.5時間反応させた。
【0114】反応終了後、反応液を室温まで冷却し、1
N HCl、水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液および
飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥後ろ過し、化合物(IX)の溶液を得た。
【0115】この溶液にp−ドデシルベンゼンスルホニ
ルアジド472.4g(1.34mol)のジクロロメ
タン溶液(ジクロロメタン890ml)を加え、窒素雰
囲気下、15°〜25℃にて撹拌しながらトリエチルア
ミン31.4g(0.31mol)を加えた後、その温
度を保ったまま1.5時間撹拌した。
【0116】反応液を濃縮後、得られた残基(化合物
(II−a))にメタノール5180mlを加えて溶解
し、濃塩酸267ml(3.25mol)を加えて室温
(20〜25℃)で1.5〜2.5時間撹拌した。反応
終了後、炭酸水素ナトリウムの粉末を加えて中和し、ジ
クロロメタン5180mlおよび飽和食塩水5180m
lを加えて撹拌した。有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥後ろ過し、濃縮した。酢酸エチルを加えてさらに減
圧濃縮し、得られた残留物に酢酸エチル675mlを加
えて溶解させた。この溶液を室温で1時間撹拌後、n−
ヘキサンを加えて結晶化させ、化合物(III−a)の
結晶339g(収率72%)を得た。
【0117】この結晶は偏光顕微鏡で観察した結果偏光
性をもち、結晶であることが確認された。又、X線回折
分析を行い、前述の表(II)に記載した特徴的ピーク
を持つことを確認した。なお、X線回折分析には以下の
操作で精製・再結晶された試料を用いた。すなわち、前
述の方法で得られた化合物(III−a)の結晶20.
3gをシリカゲルカラムおよび活性炭を用いて精製した
後、酢酸エチル40mlに溶解し、撹拌しながらヘキサ
ン160mlを加えて結晶させた。真空乾燥後、化合物
(III−a)の再結々晶17.9g(収率88.3
%)を得た。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】 化合物は、特に形晶形態で得ることができるもので
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】
【表1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】
【表2】 本発明で提供される式(II−a)および式(III−
a)で示される化合物の結晶は、固体安定性において無
晶形物に比較しはるかに優れている。したがって、化合
物(I)の工業的合成に際しては保存性・輸送性の高い
有利な原料として利用することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】
【化32】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】
【化33】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)式 【化1】 式中、R1はカルボキシル基の保護基を表わし、R2は水
    酸基の保護基を表わす、で示される化合物のR2の水酸
    基の保護基を脱離し、 (b)得られる式 【化2】 式中、R1は上記の意味を有する、で示される化合物を
    環化せしめ、さらに (c)得られる式 【化3】 式中、R1は上記の意味を有する、で示される化合物を
    アシル化して当該化合物のオキソ基における反応性誘導
    体に変えた後、式 【化4】 式中、X-は陰イオン残基を表わす、で示されるメルカ
    プト化合物と反応せしめることによる式 【化5】 式中、R1およびX-は上記の意味を有する、で示される
    カルバペネム化合物の製造法において、工程(a)で得
    られる化合物(III)および工程(b)で得られる化
    合物(IV)を単離することなく、工程(a)、(b)
    および(c)を連続的に行なうことを特徴とする製造
    法。
  2. 【請求項2】 (b)式 【化6】 式中、R1はカルボキシル基の保護基を表わす、で示さ
    れる化合物を環化せしめ、 (c)得られる式 【化7】 式中、R1は上記の意味を有する、で示される化合物を
    アシル化して当該化合物のオキソ基における反応性誘導
    体に変えた後、 式 【化8】 式中、X-は陰イオン残基を表わす、で示されるメルカ
    プト化合物と反応せしめることによる式 【化9】 式中、R1およびX-は上記の意味を有する、で示される
    カルバペネム化合物の製造法において、工程(b)で得
    られる化合物(IV)を単離することなく、工程(b)
    および(c)を連続的に行なうことを特徴とする製造
    法。
  3. 【請求項3】 次式(II−a) 【化10】 式中、 【化11】 はt−ブチルジメチルシリル基を表わし、PNBは4−
    ニトロベンジル基を表わす、で示される結晶形態の化合
    物。
  4. 【請求項4】 粉末X線回折図形において、面間隔
    (d)6.79、6.63、5.46、5.34、5.
    12、4.97、4.66、4.41、4.37、3.
    94、3.80、3.70、3.59、3.42および
    2.96Åに特徴的ピークを有する請求項3記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】 次式(III−a) 【化12】 式中、PNBは4−ニトロベンジル基を表わす、で示さ
    れる結晶形態の化合物。
  6. 【請求項6】 粉末X線回折図形において、面間隔
    (d)8.11、6.19、5.56、5.22、4.
    82、4.43、4.06、3.94、3.83、3.
    74、3.65、3.59、3.49、3.40、3.
    31、3.22、3.13、3.03、2.88、2.
    78、2.71、2.62、2.57、2.50、2.
    46および2.22Åに特徴的ピークを有する請求項5
    記載の化合物。
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CN102690282A (zh) * 2011-07-07 2012-09-26 深圳市海滨制药有限公司 晶体形式的1β甲基碳青霉烯类抗生素中间体及其制备方法

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WO2004035539A1 (ja) * 2002-10-18 2004-04-29 Meiji Seika Kaisha, Ltd. カルバペネム類の製造方法およびその製造に用いられる中間体
CN102690282A (zh) * 2011-07-07 2012-09-26 深圳市海滨制药有限公司 晶体形式的1β甲基碳青霉烯类抗生素中间体及其制备方法

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