JPH0616860U - 照合電極装置 - Google Patents
照合電極装置Info
- Publication number
- JPH0616860U JPH0616860U JP5537692U JP5537692U JPH0616860U JP H0616860 U JPH0616860 U JP H0616860U JP 5537692 U JP5537692 U JP 5537692U JP 5537692 U JP5537692 U JP 5537692U JP H0616860 U JPH0616860 U JP H0616860U
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- electrolyte
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 照合電極に接続される塩橋が、気泡によって
分断されて通電状態が遮断されることを防ぎ、また照合
電極の電解質水溶液が汚れることを防ぐ。 【構成】 照合電極が収納された収納空間を有するハウ
ジングに筒体を接続し、この筒体内に、テフロン(商品
名)などから成る液体吸収材を充填し、この液体吸収材
は、ランダムな毛細管通路を有するように構成し、さら
にハウジングには、KClの水溶液と澱粉とのゲル状混
合物とする。
分断されて通電状態が遮断されることを防ぎ、また照合
電極の電解質水溶液が汚れることを防ぐ。 【構成】 照合電極が収納された収納空間を有するハウ
ジングに筒体を接続し、この筒体内に、テフロン(商品
名)などから成る液体吸収材を充填し、この液体吸収材
は、ランダムな毛細管通路を有するように構成し、さら
にハウジングには、KClの水溶液と澱粉とのゲル状混
合物とする。
Description
【0001】
本考案は、照合電極装置に関し、もっと詳しくはその塩橋の構造に関する。
【0002】
このような照合電極装置は、たとえば金属材料の耐食性を評価する際に、電気 化学的な電位を測定するために有効に用いられる。典型的な先行技術は図3に示 されている。電解槽の容器1には、試験液2が貯留されており、この試験液2内 に金属製試験片3が浸漬される。もう1つの容器4にもまた試験液5が貯留され 、照合電極6が浸漬される。容器1,4間にわたってガラス管7に満たされた試 験液8から成る塩橋9が設けられる。試験片3と照合電極6とには、電圧計10 が接続され、試験片3の電気化学的な電位測定が行われる。
【0003】
このような図3に示される先行技術では、塩橋9はガラス管7を使用している ので、容器4および照合電極6を移動することが困難であり、大きなスペースを 必要とする。また、容器1,4の上下の高さ関係を変化すると、塩橋9のガラス 管7を通って試験液2,5が移動し、したがって試験片3の正確な電位測定に支 障がでる可能性がある。したがって容器1,4の高さを一定に保たなければなら ない。さらにまた照合電極6は容器4の試験液5に浸漬されているので、照合電 極6内に試験液5が入り込み、そのため照合電極6内の電解質水溶液が汚れ、正 確な測定が不可能になる。
【0004】 また塩橋9のガラス管7内には、長期間使用すると、気泡が入り込み、ガラス 管7内で試験液8が気泡によって分断されることがある。
【0005】 他の先行技術では、塩橋9は、ガラス管7内にKClを飽和した寒天が充填さ れている。長期間使用すると、ガラス管7内で寒天が乾燥し、イオン電導が分断 されることがある。
【0006】 本考案の目的は、照合電極の取扱いを容易にし、長期間にわたって高い信頼性 で使用することができる照合電極装置を提供することである。
【0007】
本考案は、照合電極を収納する収納空間を有するハウジングと、 ハウジングの下部で収納空間に連通して接続される可撓性筒体と、 筒体内に充填され、ランダムな毛細管通路を有する液体吸収材と、 ハウジング内に貯留される電解質水溶液のゲルとを含むことを特徴とする照合 電極装置である。
【0008】 また本考案は、前記ゲルは、電解質と水と澱粉との混合物であり、電解質の飽 和状態であることを特徴とする。
【0009】
本考案に従えば、たとえば耐食性試験などを行うために試験片が浸漬されてい る試験液と、照合電極が収納されているハウジングとの間に、筒体内に充填され た液体吸収材が設けられ、この液体吸収材は、ランダムな毛細管通路を有し、た とえばテフロン(商品名、フッ素樹脂)などの繊維が編まれてたこ紐状となった 構成を有し、あるいはまたフェルトなどの不織布製などであってもよく、このよ うなランダムな毛細管通路を有することによって、液体吸収材内に気泡が入りに くく、また入ったとしても、筒体の内周面および液体吸収材を構成する繊維の外 周面との間に毛細管現象で侵入している試験液などの電解質水溶液が分断される ことはなく、イオン電導による電気的接続状態が確実に保たれる。
【0010】 このような筒体は可撓性であり、また液体吸収材は、ランダムな毛細管通路を 有するものであって、可撓性を有し、したがって照合電極を希望する位置に配置 し、取扱いが容易になる。
【0011】 さらにこの照合電極が収納されるハウジングには、電解質水溶液のゲルが貯留 され、このゲルは、電解質、たとえばKClなどの照合電極の内部液と同じ電解 質と、水と、澱粉との混合物であり、電解質の飽和状態とし、これによって照合 電極内に前述の試験液が入り込むことが防がれ、測定が高精度で長期間にわたっ て行うことができる。
【0012】
図1は、本考案の一実施例の照合電極装置12の断面図である。この照合電極 装置12は、図2に示される試験片13の耐食性を調べるために用いられる。こ の照合電極装置12は、照合電極14と、この照合電極14を収納する収納空間 15を有するハウジング16と、このハウジング16の下部で収納空間15に連 通して接続される筒体17と、この筒体17内に充填される液体吸収材18とを 含む。ハウジング16は、たとえばプラスチックスなどの材料から成る。照合電 極14(市販のAg/AgCl照合電極)は、ガラス製ケーシング19内に電解 質水溶液であるKCl水溶液20が収納されており、ケーシング19の下部には 素焼きなどの多孔質部材21が設けられ、溶液20内にはAgなどの電極22が 浸漬され、この電極22には導線23が接続される。
【0013】 収納空間15には、電解質水溶液のゲル24が貯留される。このゲル24は、 電解質KClと水と澱粉との混合物であり、電解質の飽和状態である。このゲル 24は、たとえばKCl 50重量部、水 40重量部および澱粉 100重量 部から成る。電解質は、KClの代わりに、他の電解質であってもよく、たとえ ばNa2SO4などであってもよい。ゲル24は、適切な粘性を有しており、した がってそのゲル24が液体吸収材18を介して容器28の試験液25内に流れ込 むことはない。またそのゲル24はKClを含んでいるため、照合電極14内の KClの電解質溶液20を汚損することはない。
【0014】 筒体17は、その外径2mmφ、内径1.5mmφであって、中空円筒状であ り、たとえばテフロンおよびその他の耐食性に優れた合成樹脂材料から成り、可 撓性を有する。液体吸収材18は、たとえばテフロン繊維などから成り、外径0 .5mmφ未満であり、たこ紐状に編まれて構成され、可撓性を有する。こうし て筒体17の内周面および液体吸収材18を構成する繊維の外周面との間の空間 に、ランダムな毛細管通路が形成され、この通路によって、図2に示される試験 液25が保持され、この試験液25とゲル24とがイオン電導によって電気的に 接続され、またこのゲル24と照合電極14の電解質水溶液20とは、多孔質部 材21の微細な通路を介してイオン電導によって電気的に接続される。
【0015】 液体吸収材18は、上述のようにランダムな毛細管通路を有するので、その筒 体17内に気泡が入り込みにくく、たとえ気泡が入り込んだとしても、その毛細 管通路内の試験液25が上下に完全に分断されてしまうおそれはなく、長期間に わたって、イオン電導による電気的な接続が確保される。
【0016】 液体吸収材18は、筒体17の下端部26から下方である外方に長さL1だけ 突出している。L1=5mmであってもよい。これによって試験液25内で発生 した気泡が、液体吸収材18の外方に突出した部分27の全てを覆ってしまうこ とが防がれる。こうして通電状態が一層確実に確保される。他の実施例としてL 1=0であってもよい。
【0017】 照合電極装置12は、前述の図2に示されるように、試験片13の耐食性の試 験のために用いられる。この試験片13は、たとえば吸収式冷凍機の吸収液Li Brを貯留した再生器の容器の材料などであってもよく、この場合試験液25は 、LiBrである。この試験液25は容器28に貯留される。容器28は、たと えばガラス製などであってもよく、あるいはまた少なくとも内周面がテフロン製 被覆層を有する金属製であってもよい。試験片13と照合電極14の導線23と には、電圧計29が接続されて測定が行われる。
【0018】 澱粉の代わりに、その他の物質、たとえば流動性高分子電解質であってもよい 。
【0019】 筒体17および液体吸収材18は、可撓性を有しているので、照合電極14を 備えたハウジング16を、希望する位置に配置することができ、したがって測定 作業が容易となり、また必要なスペースが小さくてすみ、しかも長期間安定して 試験片13の電位の測定を継続して行うことができるようになる。
【0020】
以上のように本考案によれば、照合電極を収納するハウジングの収納空間に筒 体が接続され、この筒体内に、ランダムな毛細管通路を有する液体吸収材が充填 されているので、その筒体内で気泡などによって毛細管通路に吸収されている電 解液が分断されることがなく、通電状態が確保され、したがって照合電極による 電圧測定などを長期間にわたって安定して行うことができる。
【0021】 また本考案によれば、照合電極を収納するハウジングには、電解質水溶液のゲ ルが貯留されており、したがって照合電極の電解質水溶液が汚れることが防がれ 、このことによってもまた長期間にわたる高精度の測定が可能になる。
【0022】 また本考案によれば、筒体は可撓性であり、また液体吸収材は、ランダムな毛 細管通路を有するものであって、したがって可撓性を有し、そのため照合電極お よびそれを収納するハウジングを、希望する位置に配置して測定を行うことがで き、取扱いが容易である。
【0023】 さらに本考案によれば、ゲルは、電解質と水と澱粉との混合物であり、電解質 の飽和状態であるので、液体吸収材を経て試験液などがゲルに入り込んでも、イ オン電導による電気的な照合電極との接続が確実に保たれる。
【図1】本考案の一実施例の照合電極装置12の断面図
である。
である。
【図2】照合電極装置12を用いて試験片13の耐食性
を評価する検査を行うときの状態を示す断面図である。
を評価する検査を行うときの状態を示す断面図である。
【図3】先行技術の断面図である。
12 照合電極装置 13 試験片 14 照合電極 15 収納空間 16 ハウジング 17 筒体 18 液体吸収材 19 ケーシング 20 電解質水溶液 21 多孔質部材 22 電極
Claims (2)
- 【請求項1】 照合電極と、 照合電極を収納する収納空間を有するハウジングと、 ハウジングの下部で収納空間に連通して接続される可撓
性筒体と、 筒体内に充填され、ランダムな毛細管通路を有する液体
吸収材と、 ハウジング内に貯留される電解質水溶液のゲルとを含む
ことを特徴とする照合電極装置。 - 【請求項2】 前記ゲルは、電解質と水と澱粉との混合
物であり、電解質の飽和状態であることを特徴とする請
求項1記載の照合電極装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5537692U JPH0616860U (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 照合電極装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5537692U JPH0616860U (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 照合電極装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0616860U true JPH0616860U (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=12996773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5537692U Pending JPH0616860U (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 照合電極装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616860U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004063737A1 (ja) * | 2003-01-15 | 2004-07-29 | Osaka Gas Co., Ltd. | 腐食・防食状態評価方法と電位測定装置と照合電極 |
| JP2011102790A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-05-26 | Jfe Steel Corp | 缶成型体の内容物に対する耐腐食性を迅速に評価する方法 |
| JP2022022086A (ja) * | 2020-07-22 | 2022-02-03 | Jfeテクノリサーチ株式会社 | 電気化学測定装置および金属材料の電気化学測定方法 |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP5537692U patent/JPH0616860U/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004063737A1 (ja) * | 2003-01-15 | 2004-07-29 | Osaka Gas Co., Ltd. | 腐食・防食状態評価方法と電位測定装置と照合電極 |
| JP2011102790A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-05-26 | Jfe Steel Corp | 缶成型体の内容物に対する耐腐食性を迅速に評価する方法 |
| JP2022022086A (ja) * | 2020-07-22 | 2022-02-03 | Jfeテクノリサーチ株式会社 | 電気化学測定装置および金属材料の電気化学測定方法 |
| JP2023073500A (ja) * | 2020-07-22 | 2023-05-25 | Jfeテクノリサーチ株式会社 | 電気化学測定装置および金属材料の電気化学測定方法 |
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