JPH06169793A - モノクローナル抗体 - Google Patents
モノクローナル抗体Info
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- JPH06169793A JPH06169793A JP4349842A JP34984292A JPH06169793A JP H06169793 A JPH06169793 A JP H06169793A JP 4349842 A JP4349842 A JP 4349842A JP 34984292 A JP34984292 A JP 34984292A JP H06169793 A JPH06169793 A JP H06169793A
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- phe
- ala
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- Pending
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】脂質転送蛋白(LTP)に対する複数の新規な
モノクローナル抗体、その製造法、産生ハイブリドー
マ、免疫原ペプチド、並びにこのモノクローナル抗体に
よるLTPの免疫学的検定法を提供する。 【構成】本発明は、次のアミノ酸配列を持つペプチド上
の抗原決定基を認識するモノクローナル抗体、ならびに
その用途を提供する。また本発明は、このアミノ酸配列
を持つペプチドと、その用途を提供するものである。 配列1:CSKGTSHEAGIVCRITKPALLVLNHETA 配列2:MADFVQTRAASIL 配列3:MLYFWFSERVFHSL 配列4:MGDEFKAVLETWGFNTNQEI 配列5:MVKFLFPRPDQ 【効果】本発明によって、LTPを認識する複数のモノ
クローナル抗体が得られる。複数のモノクローナル抗体
を提供することにより、免疫学的手法によるLTPの研
究に貢献する。また本発明によって提供されるペプチド
は容易に合成することができるので、原料供給の面でも
有利である。
モノクローナル抗体、その製造法、産生ハイブリドー
マ、免疫原ペプチド、並びにこのモノクローナル抗体に
よるLTPの免疫学的検定法を提供する。 【構成】本発明は、次のアミノ酸配列を持つペプチド上
の抗原決定基を認識するモノクローナル抗体、ならびに
その用途を提供する。また本発明は、このアミノ酸配列
を持つペプチドと、その用途を提供するものである。 配列1:CSKGTSHEAGIVCRITKPALLVLNHETA 配列2:MADFVQTRAASIL 配列3:MLYFWFSERVFHSL 配列4:MGDEFKAVLETWGFNTNQEI 配列5:MVKFLFPRPDQ 【効果】本発明によって、LTPを認識する複数のモノ
クローナル抗体が得られる。複数のモノクローナル抗体
を提供することにより、免疫学的手法によるLTPの研
究に貢献する。また本発明によって提供されるペプチド
は容易に合成することができるので、原料供給の面でも
有利である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モノクローナル抗体と
その製造技術に関するものである。具体的には、ヒト脂
質転送蛋白を認識するモノクローナル抗体、ならびにそ
の製造法、産生ハイブリドーマ、製造用免疫原ペプチ
ド、それらの用途等に関するものである。
その製造技術に関するものである。具体的には、ヒト脂
質転送蛋白を認識するモノクローナル抗体、ならびにそ
の製造法、産生ハイブリドーマ、製造用免疫原ペプチ
ド、それらの用途等に関するものである。
【0002】ヒト脂質転送蛋白(Lipid Transfer Prote
in:以下LTPと省略する)は、血中リポ蛋白と内皮細
胞の脂質との間で脂質のやりとりに関与するとされる蛋
白である。現在のところLTPには、LTP−IとLT
P−IIの存在が知られている。LTP−Iはコレステ
リルエステル、トリグリセリド、そしてリン脂質の50
%について、LTP−IIはリン脂質の残りの50%の転
送をつかさどっている(臨床検査,35-2,135;1991)。本発
明はこれらLTPのうち、特にLTP−I(Cholestery
l Ester Transfer Protein:CETPとも呼ばれる)に
関するものである。以下特にことわらない限り、LTP
とはLTP−Iを指すものとする。前にも述べたとお
り、LTPは動脈硬化巣の原因となる末梢細胞の脂質と
血中で脂質を運搬するリポ蛋白との間で脂質の転送に関
与する蛋白である。したがって生体内の脂質の挙動と密
接な関連を持つ動脈硬化症の研究や診断において、LT
Pは重要な意義を持つ物質の一つであると考えられる。
in:以下LTPと省略する)は、血中リポ蛋白と内皮細
胞の脂質との間で脂質のやりとりに関与するとされる蛋
白である。現在のところLTPには、LTP−IとLT
P−IIの存在が知られている。LTP−Iはコレステ
リルエステル、トリグリセリド、そしてリン脂質の50
%について、LTP−IIはリン脂質の残りの50%の転
送をつかさどっている(臨床検査,35-2,135;1991)。本発
明はこれらLTPのうち、特にLTP−I(Cholestery
l Ester Transfer Protein:CETPとも呼ばれる)に
関するものである。以下特にことわらない限り、LTP
とはLTP−Iを指すものとする。前にも述べたとお
り、LTPは動脈硬化巣の原因となる末梢細胞の脂質と
血中で脂質を運搬するリポ蛋白との間で脂質の転送に関
与する蛋白である。したがって生体内の脂質の挙動と密
接な関連を持つ動脈硬化症の研究や診断において、LT
Pは重要な意義を持つ物質の一つであると考えられる。
【0003】
【従来技術の問題点】生体内物質の研究を進める上で、
免疫学的な手法は不可欠である。ことに研究対象となる
物質を特異的に認識するモノクローナル抗体は、物質の
分離・精製、検出、同定等を行うための強力なツールの
一つである。
免疫学的な手法は不可欠である。ことに研究対象となる
物質を特異的に認識するモノクローナル抗体は、物質の
分離・精製、検出、同定等を行うための強力なツールの
一つである。
【0004】LTPについては、わずかにそのC末端付
近の抗原決定基を認識するモノクローナル抗体(J.Bio
l.Chem.,263,5020;1988)が知られているのみである。
しかし免疫学的手法による物質の分析等においては、1
種のモノクローナル抗体では不十分なことが予想され
る。例えばサンドイッチ法と呼ばれる免疫学的検出系を
構成するためには、少なくとも2つの重複しない抗原決
定基に対して強い結合性を示すモノクローナル抗体を用
意する必要がある。
近の抗原決定基を認識するモノクローナル抗体(J.Bio
l.Chem.,263,5020;1988)が知られているのみである。
しかし免疫学的手法による物質の分析等においては、1
種のモノクローナル抗体では不十分なことが予想され
る。例えばサンドイッチ法と呼ばれる免疫学的検出系を
構成するためには、少なくとも2つの重複しない抗原決
定基に対して強い結合性を示すモノクローナル抗体を用
意する必要がある。
【0005】LTPの場合も例外ではなく、476個の
アミノ酸で構成されるLTP分子には多くの抗原決定基
が存在するものと考えられる。したがって、より高感度
でより特異的な検出系を確立するためには、なるべくた
くさんの抗原決定基の組合せについて検討することが望
まれる。ここにより多くのモノクローナル抗体を提供す
る意義が存在する。またLTPの構造と活性の関係を分
析する場合にも、LTP上の様々な位置に対して特異的
に結合する数多くのモノクローナル抗体の提供が望まれ
る。このようにLTPに対する複数種のモノクローナル
抗体の提供が望まれているのにもかかわらず、現実には
前記1種のモノクローナル抗体が知られているにすぎな
い。
アミノ酸で構成されるLTP分子には多くの抗原決定基
が存在するものと考えられる。したがって、より高感度
でより特異的な検出系を確立するためには、なるべくた
くさんの抗原決定基の組合せについて検討することが望
まれる。ここにより多くのモノクローナル抗体を提供す
る意義が存在する。またLTPの構造と活性の関係を分
析する場合にも、LTP上の様々な位置に対して特異的
に結合する数多くのモノクローナル抗体の提供が望まれ
る。このようにLTPに対する複数種のモノクローナル
抗体の提供が望まれているのにもかかわらず、現実には
前記1種のモノクローナル抗体が知られているにすぎな
い。
【0006】更に前記モノクローナル抗体の作製に用い
られた免疫原は、LTP分子そのものである。このよう
な作製法を採った場合、得られるモノクローナル抗体の
認識部位を予測することは困難である。また非常に多用
性に富む抗体産生細胞が出現する可能性が高く、クロー
ニング操作の負担が大きい。加えて従来利用されていた
LTP分子は、ヒト血清から精製されたものであり産業
的に利用するには原料供給の面で問題があると言える。
られた免疫原は、LTP分子そのものである。このよう
な作製法を採った場合、得られるモノクローナル抗体の
認識部位を予測することは困難である。また非常に多用
性に富む抗体産生細胞が出現する可能性が高く、クロー
ニング操作の負担が大きい。加えて従来利用されていた
LTP分子は、ヒト血清から精製されたものであり産業
的に利用するには原料供給の面で問題があると言える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、LTPの新
たな抗原決定基抗原決定基を認識するモノクローナル抗
体、このモノクローナル抗体の製造法、ハイブリドー
マ、免疫原に有用なペプチド、並びに本発明で得られる
モノクローナルによるLTPの免疫学的検定法の提供を
課題としている。本発明はLTPの抗原決定基を認識す
る新しい複数のモノクローナル抗体を提供し、LTPの
研究や動脈硬化症の診断に寄与することを目的とするも
のである。
たな抗原決定基抗原決定基を認識するモノクローナル抗
体、このモノクローナル抗体の製造法、ハイブリドー
マ、免疫原に有用なペプチド、並びに本発明で得られる
モノクローナルによるLTPの免疫学的検定法の提供を
課題としている。本発明はLTPの抗原決定基を認識す
る新しい複数のモノクローナル抗体を提供し、LTPの
研究や動脈硬化症の診断に寄与することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の課題は、
LTPを認識するモノクローナル抗体であって、次の群
から選択されるアミノ酸配列を持つペプチドの抗原決定
基を認識することを特徴とするモノクローナル抗体によ
って解決される。 配列1:Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile
Val Cys Arg Ile Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu A
sn His Glu Thr Ala 配列2:Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser
Ile Leu 配列3:Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe
His Ser Leu 配列4:Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr
Trp Gly Phe Asn Thr Asn Gln Glu Ile 配列5:Met Val Lys Phe Leu Phe Pro Arg Pro Asp Gln
LTPを認識するモノクローナル抗体であって、次の群
から選択されるアミノ酸配列を持つペプチドの抗原決定
基を認識することを特徴とするモノクローナル抗体によ
って解決される。 配列1:Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile
Val Cys Arg Ile Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu A
sn His Glu Thr Ala 配列2:Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser
Ile Leu 配列3:Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe
His Ser Leu 配列4:Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr
Trp Gly Phe Asn Thr Asn Gln Glu Ile 配列5:Met Val Lys Phe Leu Phe Pro Arg Pro Asp Gln
【0009】ここで、これらのアミノ酸配列は次のよう
に表記することもできる。また、続けて各アミノ酸表記
がどのアミノ酸と対応しているのかを明記する。 配列1:CSKGTSHEAGIVCRITKPALLVLNHETA 配列2:MADFVQTRAASIL 配列3:MLYFWFSERVFHSL 配列4:MGDEFKAVLETWGFNTNQEI 配列5:MVKFLFPRPDQ
に表記することもできる。また、続けて各アミノ酸表記
がどのアミノ酸と対応しているのかを明記する。 配列1:CSKGTSHEAGIVCRITKPALLVLNHETA 配列2:MADFVQTRAASIL 配列3:MLYFWFSERVFHSL 配列4:MGDEFKAVLETWGFNTNQEI 配列5:MVKFLFPRPDQ
【0010】アミノ酸表記の対応 アラニン Ala または A アルギニン Arg または R アスパラギン Asn または N アスパラギン酸 Asp または D システイン Cys または C グルタミン Gln または Q グルタミン酸 Glu または E グリシン Gly または G ヒスチジン His または H イソロイシン Ile または I ロイシン Leu または L リジン Lys または K メチオニン Met または M フェニルアラニン Phe または F プロリン Pro または P セリン Ser または S トレオニン Thr または T トリプトファン Trp または W チロシン Tyr または Y バリン Val または V
【0011】本発明のモノクローナル抗体が認識する抗
原決定基は、前記ペプチドのいずれかに存在するもので
ある。本発明によって提供されるモノクローナル抗体
は、後に述べるLTPの免疫学的検定法の他、LTPの
イムアフィニティクロマトグラフィーによる精製、LT
Pの生理活性の解析等、多くの分野に応用することが可
能である。LTPの活性をブロックすることによる、治
療用途への応用も考えられる。これらのモノクローナル
抗体は、以下に述べる本発明の第二の課題を解決するこ
とによって得ることができる。
原決定基は、前記ペプチドのいずれかに存在するもので
ある。本発明によって提供されるモノクローナル抗体
は、後に述べるLTPの免疫学的検定法の他、LTPの
イムアフィニティクロマトグラフィーによる精製、LT
Pの生理活性の解析等、多くの分野に応用することが可
能である。LTPの活性をブロックすることによる、治
療用途への応用も考えられる。これらのモノクローナル
抗体は、以下に述べる本発明の第二の課題を解決するこ
とによって得ることができる。
【0012】すなわち本発明の第二の課題は、LTPを
認識するモノクローナル抗体の製造法であって、前記ア
ミノ酸配列を持つペプチドを免疫原として用いることを
特徴とするモノクローナル抗体の製造法によって解決さ
れる。本発明のモノクローナル抗体の製造法において、
免疫原として前記ペプチドを用いる他は公知の技術を応
用することができる。たとえばin vivo免疫法(化学と生
物・実験ライン8,単クローン抗体,p69;1990)、あるい
はin vitro免疫法(J.Cell.Biol.,96,1149;1983)等が一
般的なモノクローナル抗体の製造法として知られてい
る。in vivo免疫法とは、免疫動物を前記アミノ酸配列
を持つペプチドをアジュバント等と混合したたもので免
疫し、抗体価が上昇した時点で脾臓を摘出し、ミエロー
マ細胞等と融合させて抗体産生ハイブリドーマを得る方
法である。一方in vitro免疫法は、予め摘出した免疫動
物の脾細胞を生体外で前記ペプチドを含む免疫原と接触
させた後、ミエローマと細胞融合させる方法である。免
疫原となるペプチドそのものは、後に述べるような方法
により得ることができる。
認識するモノクローナル抗体の製造法であって、前記ア
ミノ酸配列を持つペプチドを免疫原として用いることを
特徴とするモノクローナル抗体の製造法によって解決さ
れる。本発明のモノクローナル抗体の製造法において、
免疫原として前記ペプチドを用いる他は公知の技術を応
用することができる。たとえばin vivo免疫法(化学と生
物・実験ライン8,単クローン抗体,p69;1990)、あるい
はin vitro免疫法(J.Cell.Biol.,96,1149;1983)等が一
般的なモノクローナル抗体の製造法として知られてい
る。in vivo免疫法とは、免疫動物を前記アミノ酸配列
を持つペプチドをアジュバント等と混合したたもので免
疫し、抗体価が上昇した時点で脾臓を摘出し、ミエロー
マ細胞等と融合させて抗体産生ハイブリドーマを得る方
法である。一方in vitro免疫法は、予め摘出した免疫動
物の脾細胞を生体外で前記ペプチドを含む免疫原と接触
させた後、ミエローマと細胞融合させる方法である。免
疫原となるペプチドそのものは、後に述べるような方法
により得ることができる。
【0013】本発明の第三の課題は、LTPを認識する
モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマであっ
て、前記アミノ酸配列を持つペプチドの抗原決定基を認
識することを特徴とするモノクローナル抗体を産生する
ハイブリドーマの提供により解決される。本発明による
LTPを認識するモノクローナル抗体を産生するハイブ
リドーマは、前記のモノクローナル抗体を得る工程の中
で確立される。
モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマであっ
て、前記アミノ酸配列を持つペプチドの抗原決定基を認
識することを特徴とするモノクローナル抗体を産生する
ハイブリドーマの提供により解決される。本発明による
LTPを認識するモノクローナル抗体を産生するハイブ
リドーマは、前記のモノクローナル抗体を得る工程の中
で確立される。
【0014】本発明によるモノクローナル抗体の製造法
において必要な免疫原は、本発明の第四の課題を解決す
ることにより提供される。すなわち本発明の第四の課題
は、LTPの部分ペプチドであって前記アミノ酸配列1
から5を持つペプチドの提供である。本発明によるペプ
チドは、公知のペプチド合成法によって得ることができ
る。合成には、市販のペプチドシンセサイザーを利用す
れば便利である。本発明のペプチドは、適当なアジュバ
ント等と混合して、あるいは更にキーホールリンペット
ヘモシアニンのような担体蛋白と結合させたうえで免疫
原とすることができる。また後に述べる免疫学的検定法
において、標準品として利用することもできる。あるい
は前記モノクローナル抗体の製造工程において、モノク
ローナル抗体のスクリーニングに用いることができる。
において必要な免疫原は、本発明の第四の課題を解決す
ることにより提供される。すなわち本発明の第四の課題
は、LTPの部分ペプチドであって前記アミノ酸配列1
から5を持つペプチドの提供である。本発明によるペプ
チドは、公知のペプチド合成法によって得ることができ
る。合成には、市販のペプチドシンセサイザーを利用す
れば便利である。本発明のペプチドは、適当なアジュバ
ント等と混合して、あるいは更にキーホールリンペット
ヘモシアニンのような担体蛋白と結合させたうえで免疫
原とすることができる。また後に述べる免疫学的検定法
において、標準品として利用することもできる。あるい
は前記モノクローナル抗体の製造工程において、モノク
ローナル抗体のスクリーニングに用いることができる。
【0015】本発明の第五の課題は、LTPの免疫学的
検定法であって前記アミノ酸配列を持つペプチドの抗原
決定基を認識するモノクローナル抗体を利用することを
特徴とする免疫学的検定法によって解決される。
検定法であって前記アミノ酸配列を持つペプチドの抗原
決定基を認識するモノクローナル抗体を利用することを
特徴とする免疫学的検定法によって解決される。
【0016】本発明では複数の新規なモノクローナル抗
体が提供されるので、従来にない様々な構成の免疫学的
検定法を実施することが可能となる。具体的には、サン
ドイッチ法、ラテックス凝集反応法等のような複数の抗
原決定基を利用した免疫学的検定法を例示することがで
きる。サンドイッチ法を適用する場合には、本発明のモ
ノクローナル抗体をラジオアイソトープ、酵素、蛍光物
質等で標識して用いることができる。また必要に応じて
固相化しておくことも可能である。
体が提供されるので、従来にない様々な構成の免疫学的
検定法を実施することが可能となる。具体的には、サン
ドイッチ法、ラテックス凝集反応法等のような複数の抗
原決定基を利用した免疫学的検定法を例示することがで
きる。サンドイッチ法を適用する場合には、本発明のモ
ノクローナル抗体をラジオアイソトープ、酵素、蛍光物
質等で標識して用いることができる。また必要に応じて
固相化しておくことも可能である。
【0017】
【作用】本発明における前記アミノ酸配列は公知のLT
Pのアミノ酸配列(NATURE,237-18,632;Jun.1987)から選
択されたものであるが、本発明によって提供されるペプ
チドは新規なペプチドである。本発明によるペプチドが
LTPのアミノ酸配列のどの部分に相当しているかを図
1に示した。本発明ではこの新規なペプチドを免疫原に
利用することによって、LTPに対する複数種の特異的
なモノクローナル抗体、その製造法、ならびに産生ハイ
ブリドーマの提供に成功したのである。
Pのアミノ酸配列(NATURE,237-18,632;Jun.1987)から選
択されたものであるが、本発明によって提供されるペプ
チドは新規なペプチドである。本発明によるペプチドが
LTPのアミノ酸配列のどの部分に相当しているかを図
1に示した。本発明ではこの新規なペプチドを免疫原に
利用することによって、LTPに対する複数種の特異的
なモノクローナル抗体、その製造法、ならびに産生ハイ
ブリドーマの提供に成功したのである。
【0018】更に本発明におけるアミノ酸配列1から5
で示されたペプチドは、LTP上の一定の範囲内に存在
する抗原決定基のみを認識するモノクローナル抗体の産
生を可能とする。この作用により、予めモノクローナル
抗体の認識部位をある程度予測することが可能となるの
で作業効率が向上する。本発明のペプチドは容易に合成
することができるので、原料供給の面でも有利である。
で示されたペプチドは、LTP上の一定の範囲内に存在
する抗原決定基のみを認識するモノクローナル抗体の産
生を可能とする。この作用により、予めモノクローナル
抗体の認識部位をある程度予測することが可能となるの
で作業効率が向上する。本発明のペプチドは容易に合成
することができるので、原料供給の面でも有利である。
【0019】一方本発明によって提供されるLTPに特
異的な複数種のモノクローナル抗体は、LTP分子上の
様々な位置を認識する。サンドイッチ法等の検討に当た
っては、検出対象となる分子のどの抗原決定基を選択す
るかが感度や特異性を大きく左右するが、本発明によっ
て提供される複数のモノクローナル抗体はこの抗原決定
基の選択の幅を広くするものである。
異的な複数種のモノクローナル抗体は、LTP分子上の
様々な位置を認識する。サンドイッチ法等の検討に当た
っては、検出対象となる分子のどの抗原決定基を選択す
るかが感度や特異性を大きく左右するが、本発明によっ
て提供される複数のモノクローナル抗体はこの抗原決定
基の選択の幅を広くするものである。
【0020】また本発明は、これら複数のモノクローナ
ルによって、従来は不可能であったLTPのモノクロー
ナル抗体を用いた免疫学的検定法を実現するものであ
る。以下実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
ルによって、従来は不可能であったLTPのモノクロー
ナル抗体を用いた免疫学的検定法を実現するものであ
る。以下実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0021】
1.本発明ペプチド(5種)の合成 以下のアミノ酸配列1から5を持つ本発明のペプチドを
合成した。 配列1:Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile
Val Cys Arg Ile Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu A
sn His Glu Thr Ala 配列2:Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser
Ile Leu 配列3:Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe
His Ser Leu 配列4:Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr
Trp Gly Phe Asn Thr Asn Gln Glu Ile 配列5:Met Val Lys Phe Leu Phe Pro Arg Pro Asp Gln
合成した。 配列1:Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile
Val Cys Arg Ile Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu A
sn His Glu Thr Ala 配列2:Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser
Ile Leu 配列3:Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe
His Ser Leu 配列4:Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr
Trp Gly Phe Asn Thr Asn Gln Glu Ile 配列5:Met Val Lys Phe Leu Phe Pro Arg Pro Asp Gln
【0022】試薬類は以下のものを使用した。 各種アミノ酸カートリッジ、ピペリジン、メタノール、
ジクロロメタン、N−メチルモルトリンおよび1−ヒド
ロベンゾール:ミリジェンバイオサーチ社製 ジメチルフォルムアミド:アプライドバイオシステムズ
社製 トリフルオロ酢酸、トリメチルブロモシランおよびエタ
ンジチオール:渡辺化学工業製 チオアニソール:東京化成製 エチルエーテル:ナカライテスク製 m−クレゾール、酢酸アセトニトリル、リン酸水素二ナ
トリウム、リン酸水素一カリウム、塩化カリウム、塩化
カルシウム、過酸化水素水、2−メルカプトエタノール
(以下2MEと省略する)、およびグルタールアルデヒ
ド:和光純薬工業製 フロイント完全アジュバント、アミノプテリン、チミジ
ン、ヒポキサンチン、N−アセチル−L−アラニル−D
−イソグルタミン、ピルビン酸ナトリウム、Tween
−20、ポリ−L−リジン(以下PLLと省略する)
、および 2,2’−アジノジ−[3−エチルベンズチ
アゾリン−6−スルホン酸](以下ABTSと省略す
る):Sigma製 ロスウェルパークメモリアルインスティテュート−16
40(以下RPMIと省略する)、ミニマムエッセンシ
ャルメディウム(以下MEMと省略する)、 およびL
−グルタミン:日水製薬製 ポリエチレングリコール(以下PEGと省略する)−4
000:メルク製 牛胎児血清(以下FBSと省略する):バイオセル製 牛血清アルブミン(以下BSAと省略する):IBL製 ペルオキシダーゼ標識抗マウスイムノグロブリンズ(A
/G/M、以下POD標識Ig’sと省略する):Zy
med製
ジクロロメタン、N−メチルモルトリンおよび1−ヒド
ロベンゾール:ミリジェンバイオサーチ社製 ジメチルフォルムアミド:アプライドバイオシステムズ
社製 トリフルオロ酢酸、トリメチルブロモシランおよびエタ
ンジチオール:渡辺化学工業製 チオアニソール:東京化成製 エチルエーテル:ナカライテスク製 m−クレゾール、酢酸アセトニトリル、リン酸水素二ナ
トリウム、リン酸水素一カリウム、塩化カリウム、塩化
カルシウム、過酸化水素水、2−メルカプトエタノール
(以下2MEと省略する)、およびグルタールアルデヒ
ド:和光純薬工業製 フロイント完全アジュバント、アミノプテリン、チミジ
ン、ヒポキサンチン、N−アセチル−L−アラニル−D
−イソグルタミン、ピルビン酸ナトリウム、Tween
−20、ポリ−L−リジン(以下PLLと省略する)
、および 2,2’−アジノジ−[3−エチルベンズチ
アゾリン−6−スルホン酸](以下ABTSと省略す
る):Sigma製 ロスウェルパークメモリアルインスティテュート−16
40(以下RPMIと省略する)、ミニマムエッセンシ
ャルメディウム(以下MEMと省略する)、 およびL
−グルタミン:日水製薬製 ポリエチレングリコール(以下PEGと省略する)−4
000:メルク製 牛胎児血清(以下FBSと省略する):バイオセル製 牛血清アルブミン(以下BSAと省略する):IBL製 ペルオキシダーゼ標識抗マウスイムノグロブリンズ(A
/G/M、以下POD標識Ig’sと省略する):Zy
med製
【0023】本発明による5種類のペプチドの合成は、
ペプチドシンセサイザー(ミリジェンバイオサーチ社
製、エクセル型)を用いて行った。すなわち表1から5
に示す各種アミノ酸カートリッジを用い、Fmoc-PACレジ
ンをC末端部に固定しFmoc法(文献1)により合成を行
った。
ペプチドシンセサイザー(ミリジェンバイオサーチ社
製、エクセル型)を用いて行った。すなわち表1から5
に示す各種アミノ酸カートリッジを用い、Fmoc-PACレジ
ンをC末端部に固定しFmoc法(文献1)により合成を行
った。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0024】合成終了後、レジンを切り出し、図2の方
法に従い脱保護(文献2)を行った。次いでHPLC
(μBondaspher C18 5μm,100A、19.0x150mm:ウォータ
ーズ社製600E型ソルベントシステム)を用いてそれぞれ
のペプチドを精製(文献3−5)後、HPLC(Aquapo
re-RP300 C8 7μm、2.1IDx220mm:ABI社製140AμHP
LCシステム)で純度を確認(文献6−8)した。HP
LC操作については表6に示した。このときのHPLC
像から、ペプチド2およびペプチド4は比較的親水性で
あるのに対し、ペプチド1およびペプチド3は相対的に
やや疎水性のペプチドであることが示された。図3にペ
プチド2の精製時のHPLC像を、また図4に純度確認
時のHPLC像を例示した。また得られた合成ペプチド
の純度(合成収率)を算出し、表7に示した。
法に従い脱保護(文献2)を行った。次いでHPLC
(μBondaspher C18 5μm,100A、19.0x150mm:ウォータ
ーズ社製600E型ソルベントシステム)を用いてそれぞれ
のペプチドを精製(文献3−5)後、HPLC(Aquapo
re-RP300 C8 7μm、2.1IDx220mm:ABI社製140AμHP
LCシステム)で純度を確認(文献6−8)した。HP
LC操作については表6に示した。このときのHPLC
像から、ペプチド2およびペプチド4は比較的親水性で
あるのに対し、ペプチド1およびペプチド3は相対的に
やや疎水性のペプチドであることが示された。図3にペ
プチド2の精製時のHPLC像を、また図4に純度確認
時のHPLC像を例示した。また得られた合成ペプチド
の純度(合成収率)を算出し、表7に示した。
【表7】 それぞれの純度(収率)はペプチド1が98.8%(6
8.4%)、ペプチド2が99.1%(56.6%)、ペ
プチド3が94.7%(51.1%)、ペプチド4が9
5.8%(46.3%)、そしてペプチド5が98.3%
(43.1%)であり、いずれのペプチドでもほぼ満足
する結果が得られた。
8.4%)、ペプチド2が99.1%(56.6%)、ペ
プチド3が94.7%(51.1%)、ペプチド4が9
5.8%(46.3%)、そしてペプチド5が98.3%
(43.1%)であり、いずれのペプチドでもほぼ満足
する結果が得られた。
【0025】また得られた合成ペプチドについて、アミ
ノ酸シークエンサー(ABI社製473A型)を用いて
目的のペプチドが合成できているかどうかを確認した。
結果の一部を図4に示した。ペプチド2のアミノ酸配列
は図5に示したようにN末端側より、Met-Ala-Asp-Phe-
Val-Gln-Thr-Arg-Ala-Ala-Ser-Ile-Leuとなり目的のペ
プチドであることを確認した。他のペプチドついても同
じように分析し、それぞれ目的とするペプチドが合成さ
れていることを確認した。このようにLTPのドメイン
ペプチドをペプチドシンセサイザーを用いて合成後HP
LCで精製した結果、高収率で純度の高いペプチドが得
られた。
ノ酸シークエンサー(ABI社製473A型)を用いて
目的のペプチドが合成できているかどうかを確認した。
結果の一部を図4に示した。ペプチド2のアミノ酸配列
は図5に示したようにN末端側より、Met-Ala-Asp-Phe-
Val-Gln-Thr-Arg-Ala-Ala-Ser-Ile-Leuとなり目的のペ
プチドであることを確認した。他のペプチドついても同
じように分析し、それぞれ目的とするペプチドが合成さ
れていることを確認した。このようにLTPのドメイン
ペプチドをペプチドシンセサイザーを用いて合成後HP
LCで精製した結果、高収率で純度の高いペプチドが得
られた。
【0026】2.モノクローナル抗体の作製 1で合成したペプチドを免疫原とし、LTPに対するモ
ノクローナル抗体を作製した。免疫法としては、in vit
ro免疫法(文献9)およびin vivo免疫法(文献10、
11)を用いた。
ノクローナル抗体を作製した。免疫法としては、in vit
ro免疫法(文献9)およびin vivo免疫法(文献10、
11)を用いた。
【0027】in vitro免疫法の操作は次のとおりであ
る。まずBalb/Cマウス(4週令、雌)の胸腺を無
菌的に摘出し、10%FBS/RPMIを加えて細切
後、ステンレスメッシュに通して胸腺細胞を採集した。
これをRPMIで2回洗浄後、リンホサイト培養液中で
7日間炭酸ガス培養した。リンホサイト培養液は、RP
MIに対して50μMの2ME、2mMのグルタミン、1m
Mのピルビン酸ナトリウム、100U/mlのペニシリン、
100μg/mlのストレプトマイシンを加えたものであ
る。次いで同じマウスの脾臓を無菌的に摘出し、赤血球
を除去後胸腺と同様の操作により脾細胞を採集した。こ
れを抗原として100ng/mlの各合成ペプチド(ペプチ
ド1から4)、およびアジュバントとして50μg/mlの
N-acethylmuramyl-L-alanyl-D-isoglutamineとともに前
記胸腺培養物に加え、4日間炭酸ガス培養を行った。一
方マウスミエローマ細胞株(P3X63.Ag8.6.
5.3)は、10%FBS/RPMIで培養し、2代継
代して2.0x108個程度まで増殖後、細胞融合に用
いた。
る。まずBalb/Cマウス(4週令、雌)の胸腺を無
菌的に摘出し、10%FBS/RPMIを加えて細切
後、ステンレスメッシュに通して胸腺細胞を採集した。
これをRPMIで2回洗浄後、リンホサイト培養液中で
7日間炭酸ガス培養した。リンホサイト培養液は、RP
MIに対して50μMの2ME、2mMのグルタミン、1m
Mのピルビン酸ナトリウム、100U/mlのペニシリン、
100μg/mlのストレプトマイシンを加えたものであ
る。次いで同じマウスの脾臓を無菌的に摘出し、赤血球
を除去後胸腺と同様の操作により脾細胞を採集した。こ
れを抗原として100ng/mlの各合成ペプチド(ペプチ
ド1から4)、およびアジュバントとして50μg/mlの
N-acethylmuramyl-L-alanyl-D-isoglutamineとともに前
記胸腺培養物に加え、4日間炭酸ガス培養を行った。一
方マウスミエローマ細胞株(P3X63.Ag8.6.
5.3)は、10%FBS/RPMIで培養し、2代継
代して2.0x108個程度まで増殖後、細胞融合に用
いた。
【0028】培養後の脾細胞をあらかじめ培養しておい
たマウスミエローマ細胞株と3:1に混合し、高圧蒸気
滅菌した2.0gのPEG4000(2mlのRPMI、
0.3mlのジメチルスルホキシドを添加)を徐々に加え
て細胞融合させた。更に10mlのRPMIを加え100
0rpmで5分間遠心後、上清を除去してHAT培地で1
ウエル当り5.0x106個(脾細胞)となるように調
製し200μlずつ96穴マイクロタイタープレートに
アプライした。5日おきに培養液を交換して培養を続け
たところ、14日後にハイブリドーマコロニーの形成を
確認した。培養上清について各合成ペプチドを用いたE
LISA(文献9)によりスクリーニングした。なおE
LISAの操作は次のとおりである。
たマウスミエローマ細胞株と3:1に混合し、高圧蒸気
滅菌した2.0gのPEG4000(2mlのRPMI、
0.3mlのジメチルスルホキシドを添加)を徐々に加え
て細胞融合させた。更に10mlのRPMIを加え100
0rpmで5分間遠心後、上清を除去してHAT培地で1
ウエル当り5.0x106個(脾細胞)となるように調
製し200μlずつ96穴マイクロタイタープレートに
アプライした。5日おきに培養液を交換して培養を続け
たところ、14日後にハイブリドーマコロニーの形成を
確認した。培養上清について各合成ペプチドを用いたE
LISA(文献9)によりスクリーニングした。なおE
LISAの操作は次のとおりである。
【0029】ELISAに用いた試薬を次に示す。 ダルベッコPBS(pH7.20、以下PBSと省略す
る):Na2HPO4・H2Oを2.9g、KH2PO4・2H2Oを0.2g、
KClを0.2g、NaClを8.0g、精製水で1000mlに
メスアップ 2%BSA/PBS 0.1%PLL/PBS 0.1%Tween−20/PBS(以下T−PBSと
省略する) 0.25%グルタールアルデヒド/PBS 4mMABTS/100mMPBS(pH6.00) 1.6mM過酸化水素/100mMPBS(pH6.00) 96穴マイクロタイタープレート(コーニング社製)の
各ウエルに50μlの0.1%PLL/PBSを分注し、
4℃で一晩放置した。上清液を除去後、各合成ペプチド
(50μg/ml)を50μl加えて室温で4時間放置し
た。更に0.25%グルタールアルデヒド溶液200μl
を加えて室温下で5分間反応させた。反応後ウエル内の
溶液を除去し、2%のBSA/PBS溶液を200μl加
えて37℃で2時間放置しブロックした。ウエル内の溶
液を除きT−PBSで3回洗浄後、50μlのハイブリ
ドーマ培養上清を各ウエルに加えて37℃で90分間反
応させた。反応液を除去し0.05%のT−PBSで5
回洗浄した後、各ウエルにT−PBSで1000倍希釈
したPOD標識抗マウスIg’sを50μl加え37℃
で60分間反応させた。反応液を除去しT−PBSで7
回洗浄した後、4mMABTS/100mMPBSと1.6
mM過酸化水素/100mMPBSを等量混合した基質液を
50μl分注して37℃で15分間反応させ、イムノリ
ーダー(丸善石油化学社製)で415nmにおける吸光度
を測定した。
る):Na2HPO4・H2Oを2.9g、KH2PO4・2H2Oを0.2g、
KClを0.2g、NaClを8.0g、精製水で1000mlに
メスアップ 2%BSA/PBS 0.1%PLL/PBS 0.1%Tween−20/PBS(以下T−PBSと
省略する) 0.25%グルタールアルデヒド/PBS 4mMABTS/100mMPBS(pH6.00) 1.6mM過酸化水素/100mMPBS(pH6.00) 96穴マイクロタイタープレート(コーニング社製)の
各ウエルに50μlの0.1%PLL/PBSを分注し、
4℃で一晩放置した。上清液を除去後、各合成ペプチド
(50μg/ml)を50μl加えて室温で4時間放置し
た。更に0.25%グルタールアルデヒド溶液200μl
を加えて室温下で5分間反応させた。反応後ウエル内の
溶液を除去し、2%のBSA/PBS溶液を200μl加
えて37℃で2時間放置しブロックした。ウエル内の溶
液を除きT−PBSで3回洗浄後、50μlのハイブリ
ドーマ培養上清を各ウエルに加えて37℃で90分間反
応させた。反応液を除去し0.05%のT−PBSで5
回洗浄した後、各ウエルにT−PBSで1000倍希釈
したPOD標識抗マウスIg’sを50μl加え37℃
で60分間反応させた。反応液を除去しT−PBSで7
回洗浄した後、4mMABTS/100mMPBSと1.6
mM過酸化水素/100mMPBSを等量混合した基質液を
50μl分注して37℃で15分間反応させ、イムノリ
ーダー(丸善石油化学社製)で415nmにおける吸光度
を測定した。
【0030】一方、in vivo免疫法ではBalb/Cマ
ウス(6週令、雌)の皮下に抗原エマルジョン(フロイ
ント完全アジュバント100μlに50μg/mlの各合成
ペプチドを等量混合)を0.25ml投与した。3週間後
に同じエマルジョン0.25mlで皮下免疫し、更に3週
間後に同じエマルジョン0.25mlを脾臓に追加免疫し
た。追加免疫の6日後にマウス尾静脈より採血して得た
血清について、各合成ペプチドを抗原としたELISA
により抗体価を確認した。ELISAの操作は、培養上
清に代えて血清を用いる以外in vitro免疫法と同じであ
る。高い抗体価を示したマウスに対して、2回目の追加
免疫の3週間後に各合成ペプチドの50μg/100μl
溶液を脾臓に投与し最終免疫した。最終免疫から5日後
に脾臓を摘出し、in vitro免疫法と同様に細胞融合させ
た。ハイブリドーマコロニーを形成したウエルの培養上
清について、順次合成ペプチドを抗原としてスクリーニ
ングした。
ウス(6週令、雌)の皮下に抗原エマルジョン(フロイ
ント完全アジュバント100μlに50μg/mlの各合成
ペプチドを等量混合)を0.25ml投与した。3週間後
に同じエマルジョン0.25mlで皮下免疫し、更に3週
間後に同じエマルジョン0.25mlを脾臓に追加免疫し
た。追加免疫の6日後にマウス尾静脈より採血して得た
血清について、各合成ペプチドを抗原としたELISA
により抗体価を確認した。ELISAの操作は、培養上
清に代えて血清を用いる以外in vitro免疫法と同じであ
る。高い抗体価を示したマウスに対して、2回目の追加
免疫の3週間後に各合成ペプチドの50μg/100μl
溶液を脾臓に投与し最終免疫した。最終免疫から5日後
に脾臓を摘出し、in vitro免疫法と同様に細胞融合させ
た。ハイブリドーマコロニーを形成したウエルの培養上
清について、順次合成ペプチドを抗原としてスクリーニ
ングした。
【0031】3.抗体のスクリーニング 2で得られたハイブリドーマの培養上清について、対応
する合成ペプチドに対する反応性をもとに抗体のスクリ
ーニングを行った。スクリーニングは2で述べたELI
SAと同じ操作で行った。in vitro免疫法で作製したハ
イブリドーマでは、ペプチド3および5に対する抗体価
がペプチド2および4に比べて高く、また比較的安定し
た継代能力を有していたので、これらについては一次ク
ローニングを行った。さらに同様にして得られたペプチ
ド2およびペプチド4についてもハイブリドーマを作製
後、一次クローニングを試みた。in vivo免疫法で得ら
れたそれぞれのモノクローナル抗体についても、対応す
る抗原ペプチドによりin vitroで行った方法と同じEL
ISAを行ってスクリーニングを行った。このようなス
クリーニングにより、表8に示すような、LTPに対す
るモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ・クロ
ーンを確立した。
する合成ペプチドに対する反応性をもとに抗体のスクリ
ーニングを行った。スクリーニングは2で述べたELI
SAと同じ操作で行った。in vitro免疫法で作製したハ
イブリドーマでは、ペプチド3および5に対する抗体価
がペプチド2および4に比べて高く、また比較的安定し
た継代能力を有していたので、これらについては一次ク
ローニングを行った。さらに同様にして得られたペプチ
ド2およびペプチド4についてもハイブリドーマを作製
後、一次クローニングを試みた。in vivo免疫法で得ら
れたそれぞれのモノクローナル抗体についても、対応す
る抗原ペプチドによりin vitroで行った方法と同じEL
ISAを行ってスクリーニングを行った。このようなス
クリーニングにより、表8に示すような、LTPに対す
るモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ・クロ
ーンを確立した。
【0032】表8のクローン中、最も高い抗体価を示し
たものについては表9にその測定値を示した。モノクロ
ーナル抗体の抗体価はスクリーニングと同じELISA
によって確認し、表中の数値は415nmにおける吸光度
を示す。また抗血清の抗体価は、マウス尾静脈採血した
血清の希釈系列を試料とし発色が確認された最大希釈倍
率を示す。
たものについては表9にその測定値を示した。モノクロ
ーナル抗体の抗体価はスクリーニングと同じELISA
によって確認し、表中の数値は415nmにおける吸光度
を示す。また抗血清の抗体価は、マウス尾静脈採血した
血清の希釈系列を試料とし発色が確認された最大希釈倍
率を示す。
【表8】
【表9】
【0033】以上のように、5種類の本発明ペプチドに
対するモノクローナル抗体を作製した結果、それぞれin
vitro系およびin vivo系共に目的のモノクローナル抗
体が得られ、その抗体価も免疫測定法を確立する上で十
分なことが確認された。
対するモノクローナル抗体を作製した結果、それぞれin
vitro系およびin vivo系共に目的のモノクローナル抗
体が得られ、その抗体価も免疫測定法を確立する上で十
分なことが確認された。
【0034】4.LTPの免疫学的検定法 3で得たモノクローナル抗体を用い、LTPのELIS
Aによる免疫学的検定法を試みた。モノクローナル抗体
としては、2A4(ペプチド1)、3A6(ペプチド
2)、3C12(ペプチド3)、1F8(ペプチド
4)、2C7(ペプチド5)を用いた。各モノクローナ
ル抗体は、ハイブリドーマの培養上清を飽和硫酸アンモ
ニウムで塩析後、PBSに溶解して脱塩カラム(バイオ
ラッド社製、Econo−Pac)に通し、PBSで1
000倍に希釈して用いた。具体的な操作は次のとおり
である。96穴マイクロタイタープレートの各ウエル
に、50μlの0.1%PLL/PBSを分注し4℃で一
晩放置した。PLL溶液を除去してT−PBSで3回洗
浄し、サンプル血清を等量のPBSで希釈して50μl
分注した。室温で2時間放置後、200μlの0.25%
グルタールアルデヒド/PBSを加えて5分間静置し、
反応液を除去してT−PBSで3回洗浄した。次いで各
ウエルに200μlの2%BSA/PBSを分注し、37
℃で2時間放置した。この操作によって血清中のLTP
は、非特異的にウエル内壁に捕捉される。サンプル血清
としては、高脂血症患者の血清12検体(HDLコレス
テロール値14−21mg/dl)を用いた。上清を除去し
T−PBSで1000倍に希釈した各モノクローナル抗
体50μlを加え、37℃で90分間反応させた。反応
後、上清を除去してT−PBSで5回洗浄し、PBSで
1000倍に希釈したPOD標識抗Ig’sを50μl
加えて37℃で45分間反応させた。以上の操作によっ
て、ウエル内壁にはPLL:LTP:モノクローナル抗
体:POD標識抗体という構成の複合体が形成される。
反応後、上清を除去してT−PBSで7回洗浄し、2と
同じ基質液を50μl分注して37℃、15分間の反応
後415nmにおける吸光度をイムノリーダーで測定し
た。結果は表10に示すとおりである。本発明によるモ
ノクローナル抗体が、LTPの免疫学的検定法に利用し
うることが確認された。また表には示していないが、健
常者の血清ではいずれのモノクローナル抗体も前記12
検体よりも低い吸光度であった。
Aによる免疫学的検定法を試みた。モノクローナル抗体
としては、2A4(ペプチド1)、3A6(ペプチド
2)、3C12(ペプチド3)、1F8(ペプチド
4)、2C7(ペプチド5)を用いた。各モノクローナ
ル抗体は、ハイブリドーマの培養上清を飽和硫酸アンモ
ニウムで塩析後、PBSに溶解して脱塩カラム(バイオ
ラッド社製、Econo−Pac)に通し、PBSで1
000倍に希釈して用いた。具体的な操作は次のとおり
である。96穴マイクロタイタープレートの各ウエル
に、50μlの0.1%PLL/PBSを分注し4℃で一
晩放置した。PLL溶液を除去してT−PBSで3回洗
浄し、サンプル血清を等量のPBSで希釈して50μl
分注した。室温で2時間放置後、200μlの0.25%
グルタールアルデヒド/PBSを加えて5分間静置し、
反応液を除去してT−PBSで3回洗浄した。次いで各
ウエルに200μlの2%BSA/PBSを分注し、37
℃で2時間放置した。この操作によって血清中のLTP
は、非特異的にウエル内壁に捕捉される。サンプル血清
としては、高脂血症患者の血清12検体(HDLコレス
テロール値14−21mg/dl)を用いた。上清を除去し
T−PBSで1000倍に希釈した各モノクローナル抗
体50μlを加え、37℃で90分間反応させた。反応
後、上清を除去してT−PBSで5回洗浄し、PBSで
1000倍に希釈したPOD標識抗Ig’sを50μl
加えて37℃で45分間反応させた。以上の操作によっ
て、ウエル内壁にはPLL:LTP:モノクローナル抗
体:POD標識抗体という構成の複合体が形成される。
反応後、上清を除去してT−PBSで7回洗浄し、2と
同じ基質液を50μl分注して37℃、15分間の反応
後415nmにおける吸光度をイムノリーダーで測定し
た。結果は表10に示すとおりである。本発明によるモ
ノクローナル抗体が、LTPの免疫学的検定法に利用し
うることが確認された。また表には示していないが、健
常者の血清ではいずれのモノクローナル抗体も前記12
検体よりも低い吸光度であった。
【表10】
【0035】5.LTPの免疫学的検定法2 本発明によるLTPの免疫学的検定法の直線性を調査し
た。試料としては高脂血症患者血清(HDL−C高値血
清)を用い、検定原理は2種のモノクローナル抗体によ
るサンドイッチ法を採用した。2A4(ペプチド1)
と、1F8(ペプチド4)の2種のモノクローナル抗体
のいずれかを固相抗体に、もう一方を標識抗体に用い
た。なお各モノクローナル抗体は、3で得たハイブリド
ーマ・クローンをBalb/Cマウスの腹腔内で増殖さ
せて腹水を得、プロテインAカラムで精製後、透析した
ものを用いた。検定操作は次のとおりである。
た。試料としては高脂血症患者血清(HDL−C高値血
清)を用い、検定原理は2種のモノクローナル抗体によ
るサンドイッチ法を採用した。2A4(ペプチド1)
と、1F8(ペプチド4)の2種のモノクローナル抗体
のいずれかを固相抗体に、もう一方を標識抗体に用い
た。なお各モノクローナル抗体は、3で得たハイブリド
ーマ・クローンをBalb/Cマウスの腹腔内で増殖さ
せて腹水を得、プロテインAカラムで精製後、透析した
ものを用いた。検定操作は次のとおりである。
【0036】96穴マイクロタイタープレートのウエル
に、透析後0.05M炭酸緩衝液(pH9.6)で10
00倍に希釈したモノクローナル抗体(2A4または1
F8)50μlを分注し、4℃で一晩放置した。溶液を
除去し、200μlの5%FBS−2%BSA/T−PB
Sを分注して37℃で2時間放置後、溶液を除去し0.
1%T−PBS(pH7.2)で3回洗浄して固相抗体
とした。血清試料は、同量のT−PBSを加え95℃で
5分間加熱して用いた。加熱後T−PBSで限界希釈法
により希釈した試料50μlを、各ウエル(固相抗体)
に分注し室温で2時間反応させた。反応後800rpmで
20分間遠心し、固相抗体とLTPが十分に接触するよ
うにした。反応液を除去してT−PBSで1回洗浄し、
POD標識モノクローナル抗体(1F8または2A4)
50μlを分注した。POD標識モノクローナル抗体
は、前記透析後の各モノクローナル抗体をSulfo−
SMCCによりPOD標識し、精製後0.2%BSA/
T−PBSで250倍に希釈したものを用いた。37℃
で60分間反応後、反応液を除去してT−PBSで5回
洗浄し2と同じ基質液を50μl分注した。37℃で1
5分間反応させた後、415nmにおける吸光度をイムノ
リーダーで読み取った。結果は図6に示すとおりであ
る。2A4と1F8のいずれを固相抗体、あるいは標識
抗体とした場合にも良好な直線性を得られることが確認
された。
に、透析後0.05M炭酸緩衝液(pH9.6)で10
00倍に希釈したモノクローナル抗体(2A4または1
F8)50μlを分注し、4℃で一晩放置した。溶液を
除去し、200μlの5%FBS−2%BSA/T−PB
Sを分注して37℃で2時間放置後、溶液を除去し0.
1%T−PBS(pH7.2)で3回洗浄して固相抗体
とした。血清試料は、同量のT−PBSを加え95℃で
5分間加熱して用いた。加熱後T−PBSで限界希釈法
により希釈した試料50μlを、各ウエル(固相抗体)
に分注し室温で2時間反応させた。反応後800rpmで
20分間遠心し、固相抗体とLTPが十分に接触するよ
うにした。反応液を除去してT−PBSで1回洗浄し、
POD標識モノクローナル抗体(1F8または2A4)
50μlを分注した。POD標識モノクローナル抗体
は、前記透析後の各モノクローナル抗体をSulfo−
SMCCによりPOD標識し、精製後0.2%BSA/
T−PBSで250倍に希釈したものを用いた。37℃
で60分間反応後、反応液を除去してT−PBSで5回
洗浄し2と同じ基質液を50μl分注した。37℃で1
5分間反応させた後、415nmにおける吸光度をイムノ
リーダーで読み取った。結果は図6に示すとおりであ
る。2A4と1F8のいずれを固相抗体、あるいは標識
抗体とした場合にも良好な直線性を得られることが確認
された。
【0037】引用文献: 1)泉屋信夫、他;ペプチド合成の基礎と実験 丸善
(1985) 2)MilliGen Bioserch,Optical Handbook.Division of
MILLIPORE(1990) 3)C.A.Browne,H.P.J.Bennett,S.Solomon;Anal.Bioche
m.,124,201(1982) 4)木村定雄;タンパク質,ペプチドの高速液体クロマ
トグラフィー102,p127,化学同人(1984) 5)榊原俊平;生化学実験講座1 タンパク質の化学IV,
p401,日本生化学会編、東京化学同人(1977) 6)相本三郎;タンパク質,ペプチドの高速液体クロマ
トグラフィーII,p173,化学同人(1990) 7)P.Matsudaira.;J.Biol.Chem.,262.10035(1987) 8)岩沢明彦、他;一次構造(新基礎生化学実験法
4),p61,丸善(1989) 9)R.L.Pardue,et al;J.Cell.Biol.,96.1149(1983) 10)D.M.Weir;Handbook of Experimentalimmunology,
3rd ed.Blackwell,Oxford,(1978) 11)長宗秀明、他;化学と生物 実験ライン8,単ク
ローン抗体,p69,広川(1990) 12)G.Buttin,et al;Lymphocyto hybridoma.Curr.Top
ics Microbiol.Immunol.,81,27(1976) 13)P.Tijssen;Practis and Theory of Emzyme Immun
oassays,Laboratory Techniques in Biochemistry and
Moleculer Biology Vol.15(H.R.Burdon and VanKnippen
-)
(1985) 2)MilliGen Bioserch,Optical Handbook.Division of
MILLIPORE(1990) 3)C.A.Browne,H.P.J.Bennett,S.Solomon;Anal.Bioche
m.,124,201(1982) 4)木村定雄;タンパク質,ペプチドの高速液体クロマ
トグラフィー102,p127,化学同人(1984) 5)榊原俊平;生化学実験講座1 タンパク質の化学IV,
p401,日本生化学会編、東京化学同人(1977) 6)相本三郎;タンパク質,ペプチドの高速液体クロマ
トグラフィーII,p173,化学同人(1990) 7)P.Matsudaira.;J.Biol.Chem.,262.10035(1987) 8)岩沢明彦、他;一次構造(新基礎生化学実験法
4),p61,丸善(1989) 9)R.L.Pardue,et al;J.Cell.Biol.,96.1149(1983) 10)D.M.Weir;Handbook of Experimentalimmunology,
3rd ed.Blackwell,Oxford,(1978) 11)長宗秀明、他;化学と生物 実験ライン8,単ク
ローン抗体,p69,広川(1990) 12)G.Buttin,et al;Lymphocyto hybridoma.Curr.Top
ics Microbiol.Immunol.,81,27(1976) 13)P.Tijssen;Practis and Theory of Emzyme Immun
oassays,Laboratory Techniques in Biochemistry and
Moleculer Biology Vol.15(H.R.Burdon and VanKnippen
-)
【0038】
【発明の効果】本発明によって、LTPを特異的に認識
する複数種のモノクローナル抗体が提供される。本発明
のモノクローナル抗体はLTP分子上の様々な位置を認
識するものであり、LTPの免疫学的手法を利用した分
析の強力なツールとなる。
する複数種のモノクローナル抗体が提供される。本発明
のモノクローナル抗体はLTP分子上の様々な位置を認
識するものであり、LTPの免疫学的手法を利用した分
析の強力なツールとなる。
【0039】本発明によって、複数種のモノクローナル
抗体をLTPの免疫検定に用いることが可能となる。そ
の結果、サンドイッチ法やラテックス凝集反応法のよう
な複数のモノクローナル抗体を必要とする免疫学的検定
法が可能となる。また単にこれらの検定法を可能とする
ばかりでなく、どの抗原決定基に対するモノクローナル
抗体を選択すれば特異性や感度の点でより有利となるか
という研究を可能とするものである。
抗体をLTPの免疫検定に用いることが可能となる。そ
の結果、サンドイッチ法やラテックス凝集反応法のよう
な複数のモノクローナル抗体を必要とする免疫学的検定
法が可能となる。また単にこれらの検定法を可能とする
ばかりでなく、どの抗原決定基に対するモノクローナル
抗体を選択すれば特異性や感度の点でより有利となるか
という研究を可能とするものである。
【0040】本発明はまた、LTPの免疫原として有用
な新規なペプチドを提供するものである。本発明のペプ
チドにより、LTPに対する複数種のモノクローナル抗
体、ならびに産生ハイブリドーマの提供が可能となる。
本発明のペプチドは化学的に合成することができるの
で、血清からLTPを精製することに比べ原料供給の面
で非常に有利である。また限られた範囲の抗原決定基に
対してモノクローナル抗体を作製することができるので
作業効率の向上につながるものと考えられる。
な新規なペプチドを提供するものである。本発明のペプ
チドにより、LTPに対する複数種のモノクローナル抗
体、ならびに産生ハイブリドーマの提供が可能となる。
本発明のペプチドは化学的に合成することができるの
で、血清からLTPを精製することに比べ原料供給の面
で非常に有利である。また限られた範囲の抗原決定基に
対してモノクローナル抗体を作製することができるので
作業効率の向上につながるものと考えられる。
【0041】
配列番号:1 配列の長さ:28 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 他の情報:ヒト脂質転送蛋白(LTP)のドメインペプ
チド 配列 Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile Val Cys Arg Ile 5 10 15 Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu Asn His Glu Thr Ala 20 25
チド 配列 Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile Val Cys Arg Ile 5 10 15 Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu Asn His Glu Thr Ala 20 25
【0042】配列番号:2 配列の長さ:13 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 他の情報:ヒト脂質転送蛋白(LTP)のドメインペプ
チド 配列 Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser Ile Leu 5 10
チド 配列 Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser Ile Leu 5 10
【0043】配列番号:3 配列の長さ:14 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 他の情報:ヒト脂質転送蛋白(LTP)のドメインペプ
チド 配列 Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe His Ser Leu 5 10
チド 配列 Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe His Ser Leu 5 10
【0044】配列番号:4 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 他の情報:ヒト脂質転送蛋白(LTP)のドメインペプ
チド 配列 Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr Trp Gly Phe Asn 5 10 15 Thr Asn Gln Glu Ile 20
チド 配列 Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr Trp Gly Phe Asn 5 10 15 Thr Asn Gln Glu Ile 20
【0045】配列番号:5 配列の長さ:11 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 他の情報:ヒト脂質転送蛋白(LTP)のドメインペプ
チド
チド
【図1】図1は、本発明によるペプチドのアミノ酸配列
がLTP分子上でどの位置に相当しているのかを示す配
列図である。矢印でペプチドの番号を示した。
がLTP分子上でどの位置に相当しているのかを示す配
列図である。矢印でペプチドの番号を示した。
【図2】図2は、実施例1における合成ペプチドの脱保
護操作を説明するフローチャートである。
護操作を説明するフローチャートである。
【図3】図3は、合成したペプチド2の精製時のHPL
C像である。縦軸は220nmにおける吸収を、横軸は溶
出時間(分)を示す。
C像である。縦軸は220nmにおける吸収を、横軸は溶
出時間(分)を示す。
【図4】図4は、合成したペプチド2の純度確認時のH
PLC像である。縦軸は220nmにおける吸収を、横軸
は溶出時間(分)を示す。
PLC像である。縦軸は220nmにおける吸収を、横軸
は溶出時間(分)を示す。
【図5】図5は、合成したペプチド2のアミノ酸シーク
エンサーによる分析結果を示すグラフである。縦軸はア
ミノ酸のモル数(pM)を、横軸は反応サイクル数を示
す。
エンサーによる分析結果を示すグラフである。縦軸はア
ミノ酸のモル数(pM)を、横軸は反応サイクル数を示
す。
【図6】図6は、LTPの免疫検定法(サンドイッチ
法)の結果を示すグラフである。縦軸は415nmにおけ
る吸光度を、横軸は希釈倍数の対数値を示す。
法)の結果を示すグラフである。縦軸は415nmにおけ
る吸光度を、横軸は希釈倍数の対数値を示す。
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/577 B 9015−2J // C12N 15/06 (C12P 21/08 C12R 1:91) 8931−4B C12N 15/00 C
Claims (5)
- 【請求項1】ヒト脂質転送蛋白を認識するモノクローナ
ル抗体であって、次の群から選択されるアミノ酸配列を
持つペプチドの抗原決定基を認識することを特徴とする
モノクローナル抗体 配列1:Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile
Val Cys Arg Ile Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu A
sn His Glu Thr Ala 配列2:Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser
Ile Leu 配列3:Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe
His Ser Leu 配列4:Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr
Trp Gly Phe Asn Thr Asn Gln Glu Ile 配列5:Met Val Lys Phe Leu Phe Pro Arg Pro Asp Gln - 【請求項2】ヒト脂質転送蛋白を認識するモノクローナ
ル抗体の製造法であって、次の群から選択されるアミノ
酸配列を持つペプチドを免疫原として用いることを特徴
とするモノクローナル抗体の製造法 配列1:Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile
Val Cys Arg Ile Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu A
sn His Glu Thr Ala 配列2:Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser
Ile Leu 配列3:Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe
His Ser Leu 配列4:Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr
Trp Gly Phe Asn Thr Asn Gln Glu Ile 配列5:Met Val Lys Phe Leu Phe Pro Arg Pro Asp Gln - 【請求項3】ヒト脂質転送蛋白を認識するモノクローナ
ル抗体を産生するハイブリドーマであって、次の群から
選択されるアミノ酸配列を持つペプチドの抗原決定基を
認識することを特徴とするモノクローナル抗体を産生す
るハイブリドーマ 配列1:Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile
Val Cys Arg Ile Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu A
sn His Glu Thr Ala 配列2:Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser
Ile Leu 配列3:Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe
His Ser Leu 配列4:Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr
Trp Gly Phe Asn Thr Asn Gln Glu Ile 配列5:Met Val Lys Phe Leu Phe Pro Arg Pro Asp Gln - 【請求項4】ヒト脂質転送蛋白の部分ペプチドであっ
て、次の群から選択されるアミノ酸配列を持つペプチド 配列1:Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile
Val Cys Arg Ile Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu A
sn His Glu Thr Ala 配列2:Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser
Ile Leu 配列3:Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe
His Ser Leu 配列4:Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr
Trp Gly Phe Asn Thr Asn Gln Glu Ile 配列5:Met Val Lys Phe Leu Phe Pro Arg Pro Asp Gln - 【請求項5】ヒト脂質転送蛋白の免疫学的検定法であっ
て、次の群から選択されるアミノ酸配列を持つペプチド
の抗原決定基を認識するモノクローナル抗体を利用する
ことを特徴とする免疫学的検定法 配列1:Cys Ser Lys Gly Thr Ser His Glu Ala Gly Ile
Val Cys Arg Ile Thr Lys Pro Ala Leu Leu Val Leu A
sn His Glu Thr Ala 配列2:Met Ala Asp Phe Val Gln Thr Arg Ala Ala Ser
Ile Leu 配列3:Met Leu Tyr Phe Trp Phe Ser Glu Arg Val Phe
His Ser Leu 配列4:Met Gly Asp Glu Phe Lys Ala Val Leu Glu Thr
Trp Gly Phe Asn Thr Asn Gln Glu Ile 配列5:Met Val Lys Phe Leu Phe Pro Arg Pro Asp Gln
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4349842A JPH06169793A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | モノクローナル抗体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4349842A JPH06169793A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | モノクローナル抗体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06169793A true JPH06169793A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18406487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4349842A Pending JPH06169793A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | モノクローナル抗体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06169793A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996034948A1 (en) * | 1995-05-02 | 1996-11-07 | Japan Tobacco Inc. | Monoclonal antibody reactive with human-origin cetp and method of quantifying human-origin cetp |
| WO2002098915A3 (en) * | 2001-06-07 | 2003-11-20 | Genfit | Compositions and methods for detecting or regulating cholesteryl ester transfer protein |
| EP1888111A4 (en) * | 2005-06-06 | 2008-11-19 | Avant Immunotherapeutics Inc | MODULATION OF CHOLESTERINESTERTRANSFERPROTEIN (CETP) -ACTIVITY |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP4349842A patent/JPH06169793A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996034948A1 (en) * | 1995-05-02 | 1996-11-07 | Japan Tobacco Inc. | Monoclonal antibody reactive with human-origin cetp and method of quantifying human-origin cetp |
| WO2002098915A3 (en) * | 2001-06-07 | 2003-11-20 | Genfit | Compositions and methods for detecting or regulating cholesteryl ester transfer protein |
| EP1888111A4 (en) * | 2005-06-06 | 2008-11-19 | Avant Immunotherapeutics Inc | MODULATION OF CHOLESTERINESTERTRANSFERPROTEIN (CETP) -ACTIVITY |
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