JPH06170779A - 方向変換式フレキシブルアーム - Google Patents

方向変換式フレキシブルアーム

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JPH06170779A
JPH06170779A JP32309292A JP32309292A JPH06170779A JP H06170779 A JPH06170779 A JP H06170779A JP 32309292 A JP32309292 A JP 32309292A JP 32309292 A JP32309292 A JP 32309292A JP H06170779 A JPH06170779 A JP H06170779A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管群やタービン翼群等の狭隘箇所への遠隔目
視検査を可能とする方向変換式フレキシブルアームを提
供する。 【構成】 複数短管1の前、後両端をピン2結合してア
ームとなし、前記各短管1の左、右両部に固定したワイ
ヤ3〜6をワイヤ張力調整機構の各ローラ9〜18に個
別に連繋するとともに、アームの内部にアーム先端に配
した照明器付きカメラ32のファイバスコープ33とア
ームの直線性を保持するためのコイルばね34とを通
し、任意のワイヤ3〜6の引張具合を変えることで、そ
れに対応する短管1がピン2結合部を中心に任意の方向
へ屈曲可能となした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電、火力発電
プラント等の点検作業における狭隘部への検査に用いら
れる方向変換式フレキシブルアームに関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントや火力発電プラント
等での点検作業において、管群やタービン翼群の狭隘部
へ検査器具を挿入する装置として、例えば、本出願人に
よる特開平4−178596号公報や実願平3−405
26号に記載されたものがある。
【0003】即ち、特開平4−178596号公報に
は、駆動回転する送給ローラにより送り出される作業工
具付きのホース内に気体供給用のチューブから気体が注
入されてホースが膨らみ、この膨らんだ状態のホースが
狭隘部内に挿入されて作業工具によりこの狭隘部内の検
査、洗浄等が行われる一方、この際のホースの変形が補
強部材により防止されて所定の方向にホースが伸びてゆ
く昇降装置が開示されている。
【0004】また、実願平3−40526号には、筒状
の先端ガイドとエルボと後端ガイドとが蝶番連結された
ガイド部材を水平移動自在に支持すると共に、巻取機に
巻き取られるワイヤを連結し、後端ガイドに対して先端
ガイドとエルボとを回動させることで、連続して上方に
屈曲したガイドレールを構成可能とする一方、複数の台
車が蝶番連結された移動台車を送給機によってガイドレ
ールに沿って移動自在とすると共に、移動台車がガイド
レールから外れたときに複数の台車を係止ピンによって
一体に連結可能としたリンク式昇降装置が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の両装置にあっては、何れもガイド部材が大径で、大
きな曲率には曲らないと共に、一方向にのみ屈曲するも
のであるため、狭隘な管群内やタービン翼群内等への適
用にも自ずと限界があり、依って狭隘な場所でも自由に
方向変換が可能な装置の開発が望まれていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、管群やタービン
翼群等の狭隘箇所への遠隔目視検査を可能とする方向変
換式フレキシブルアームを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、請求項1記載の発明は、管群等の狭隘箇所用の検査
装置であって、複数短管の前、後両端をピン結合して長
尺なアームとなし、前記各短管の左、右両部に固定した
索条をアーム付根部に配した索条張力調整機構に各短管
毎に個別に連繋するとともに、前記アームの内部にアー
ム先端に配した照明器及びカメラのケーブルとアームの
直線性を保持するためのばね部材とを通したことを特徴
とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、管群等の狭
隘箇所用の検査装置であって、前後方向へ所定間隔離間
して配設された複数胴体の上、下両面をその隣接するも
の同志において連結板を介しピン結合して湾曲胴となす
とともに、これら複数湾曲胴の前、後両端をピン結合し
て多関節アームとなし、前記各湾曲胴の最前列の胴体の
左、右両部に固定した胴用索条を各湾曲胴単位で最後列
以外の胴体の左、右両部を通した後アーム付根部に配し
た索条張力調整機構へ個別に連繋する一方、各湾曲胴の
最後列の胴体の左、右両部に固定した関節用索条を前記
索条張力調整機構へ個別に連繋するとともに、前記アー
ムの内部にアーム先端に配した照明器及びカメラのケー
ブルとアームの直線性を保持するためのばね部材とを通
したことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、索条張力調整機
構により任意の索条の引張具合を変えることで、それに
対応する短管がその管後端側のピン結合部を中心に任意
の方向へ屈曲可能となり、アーム全体としては可撓性が
付与される。
【0010】また、請求項2記載の発明によれば、索条
張力調整機構により任意の胴用索条の引張具合を変える
ことで、それに対応する湾曲胴自体が複数胴体の回動に
より任意の方向へ湾曲可能となるとともに、同索条張力
調整機構により任意の関節用索条の引張具合を変えるこ
とで、それに対応する湾曲胴がその胴後端側のピン結合
部を中心に任意の方向へ屈曲可能となり、アーム全体と
しては可撓性が付与される。
【0011】
【実施例】以下添付図面に基づいて本発明の実施例を説
明する。図1及び図2は第1実施例を示すもので、図1
はアームの平面図、図2は同じく側面図である。
【0012】図中1は断面が長方形状の複数の短管であ
り、各短管1の前、後両端に形成した上下一対のブラケ
ット1a相互がピン2結合されて長尺なアームが形成さ
れている。
【0013】前記各短管1内の後端寄りの左、右両部に
は各ワイヤ3〜6の両端部がワイヤ固定具7を介して固
定されるとともに、各ワイヤ3〜6の中間部は、前記各
短管1の内部を各ワイヤガイド8を介して通した後、ア
ーム付根部に配したワイヤ張力調整機構の各ローラ9〜
18にガイドローラ19を介して個別に掛け回される。
【0014】前記ワイヤ張力調整機構は、各ガイドロー
ラ19及びローラ9〜18を回転自在に支持する軸受2
0と、同ローラ9〜18をウォーム歯車21及びウォー
ム22を介して設定方向へ設定角度だけ回転駆動するロ
ーラに対応した数のモータ23〜27と、同モータ23
〜27の非動作時に前記ローラ9〜18の回転を阻止す
るクラッチとしての加圧ローラ29及びシリンダ30
(これらもローラに対応した数だけ設けられる)と、こ
れらを収納、保持するボックス31とから成る。なお、
煩雑化を避けるため、図1中にはウォーム22及びモー
タ26を一組だけ示し、図2中には加圧ローラ29及び
シリンダ30を全て省略している。
【0015】前記各短管1の内部には、アームの全長に
亘って、アームの先端に取り付けた照明器付きカメラ
(超小形CCDカメラ等)32のファイバスコープ33
と、アームの直線性を保持するための密着型のコイルば
ね34とが通してある。
【0016】なお、図中でワイヤ3〜6の数よりローラ
9〜18の数を増しているのは、ファイバスコープ33
に対してローラを上下位置でかつ左右に配置すると、コ
ンパクトに数多く配置できることを示したものである。
【0017】また、ワイヤ張力調整機構の部位では、ワ
イヤ3〜6に代えてタイミングベルトやチェーンを用い
ても良く、この場合は、加圧ローラ29及びシリンダ3
0は不要となり、代りにウォーム歯車21とローラに代
るプーリやスプロケットとの間に電磁クラッチ等を設け
る必要がある。
【0018】次に、図3〜図5で本アームの作用を説明
する。図3はアームの曲り方の1例を示したものであ
る。図中aは各ワイヤ3〜6の左右の張力を等しくした
場合の状態図で、各短管1内に貫挿したコイルばね34
によってアームは直線状に保持されている。図中bはア
ーム先端の短管1を右に曲げた状態図で、この場合はワ
イヤ3をコントロールするローラ9をモータ23により
時計回りに設定量だけ回転し、ワイヤ3の右側を引っ張
り左側を緩める。図中cはさらにアーム先端から2番目
の短管1を右に曲げた状態で、図中b同様、ワイヤ4を
コントロールするローラ11をモータ24により時計回
りに回転させ、ワイヤ4の右側を引っ張り左側を緩め
る。図中dは同様にして各関節(ピン結合部)のモータ
23〜27を動かすことによって種々のパターンにアー
ムを動かすことができるのを示したものである。
【0019】図4、図5は管群の隙間に本アームが入っ
ていく状態の1例を示したもので、図4は第1から第5
番目の関節を曲げて管群の中に入り、進行方向にチュー
ブ35があるためにアーム先端の短管1を右方向に傾け
た状態図である。
【0020】図5は、図2の状態からアーム根本を管群
の挿入口の方へ(右方向へ)走行させつつアームを管群
の奥へ進行させ、前方のチューブ35の左側に入ってい
く状態図である。
【0021】このように本アームは、それぞれの関節を
ワイヤ3〜6で首振り制御させることで、任意の方向へ
進めることができる。そして、アームの先端に取り付け
た照明器付きカメラ32でチューブ35等の状態を目視
検査できる。
【0022】図6〜図13は第2実施例を示すもので、
図6はアームの平面図、図7は同じく側面図、図8は図
6のA−A線断面図、図9は図6のB−B線断面図、図
10〜図13はアームの異なった作用状態図である。
【0023】図示のように、前後方向へ所定間隔離間し
て配設された、長方形の内、外二重枠状の複数(図中で
は9箇)胴体50の上、下両面をその前後に隣接するも
の同志において連結板51を介しピン52結合して湾曲
胴となすとともに、これら複数湾曲胴の前、後両端を収
納ケース53を介しピン54結合して多関節アームとな
している。
【0024】前記各湾曲胴の最前列の胴体50の左、右
両部には、各胴用ワイヤ55の両端部がワイヤ固定具5
6を介して固定されるととに、各胴用ワイヤ55の中間
部は、各湾曲胴単位で最後列以外の胴体の左、右両部を
ワイヤガイド穴57を介して通した後、後方湾曲胴の各
胴体50の内部をガイドチューブ58を介して貫通させ
てアーム付根部に配したワイヤ張力調整機構の各ワイヤ
巻取りローラ59に個別に掛け回される。
【0025】また、各湾曲胴の最後列の胴体50の左、
右両部には、各関節用ワイヤ60の両端部がワイヤ固定
具56を介して固定されるとともに、各関節用ワイヤ6
0の中間部は、後方湾曲胴の各胴体50の内部をガイド
チューブ58を介して貫通した後前記ワイヤ張力調整機
構の各ワイヤ巻取りローラ59に個別に掛け回される。
なお、図10及び11中61はアーム付根部におけるガ
イドチューブ固定板で、62はクラッチを構成する加圧
ローラである。また、前記ワイヤ巻取りローラ59は図
示しないモータとともに胴用ワイヤ55及び関節用ワイ
ヤ60の本数に対応した数だけ設けられることは第1実
施例と同様である。
【0026】さらに、前記各胴体50の内部には、アー
ムの全長に亘って、アームの先端に取り付けた照明器及
びカメラ(図示せず)のケーブル63a,63bとアー
ムの直線性を保持するための密着型のコイルばね64と
が通してある。
【0027】このように構成されるため、各胴用ワイヤ
55の左側を引っ張れば、図10に示すように、各湾曲
胴自体が各胴体50の回動により左側に曲り、この状態
からさらに各銅用ワイヤ55の左側を引っ張り続けれ
ば、図11に示すように、各湾曲胴がこれ以上曲らない
ところまで曲る。
【0028】また、各胴用ワイヤ55及び各関節用ワイ
ヤ60の左右の張力を等しくすれば、図12に示すよう
に、各胴体50内に挿入したコイルばね64によってア
ームは直線状に保持される。さらに、各湾曲胴において
胴用ワイヤ55と関節用ワイヤ60とを逆方向に引っ張
れば、図13に示すように、アームを蛇行させられる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
レキシブルアームの実現により、管群やタービン翼群等
の狭隘箇所への遠隔目視検査が制限を伴うことなく可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すアームの平面図であ
る。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく作用状態図である。
【図4】同じく作用状態図である。
【図5】同じく作用状態図である。
【図6】本発明の第2実施例を示すアームの平面図であ
る。
【図7】同じく側面図である。
【図8】同じく図6のA−A線断面図である。
【図9】同じく図6のB−B線断面図である。
【図10】同じく作用状態図である。
【図11】同じく作用状態図である。
【図12】同じく作用状態図である。
【図13】同じく作用状態図である。
【符号の説明】
1 短管 2 ピン 3〜6 ワイヤ 7 ワイヤ固定具 8 ワイヤガイド 9〜18 ローラ 19 ガイドローラ 20 軸受 21 ウォーム歯車 22 ウォーム 23〜27 モータ 29 加圧ローラ 30 シリンダ 31 ボックス 32 照明器付きカメラ 33 ファイバスコープ 34 コイルばね 50 胴体 51 連結板 52 ピン 53 収納ケース 54 ピン 55 胴用ワイヤ 56 ワイヤ固定具 57 ワイヤガイド穴 58 ガイドチューブ 59 ワイヤ巻取りローラ 60 関節用ワイヤ 61 ガイドチューブ固定板 62 加圧ローラ 63a,63b ケーブル 64 コイルばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管群等の狭隘箇所用の検査装置であっ
    て、複数短管の前、後両端をピン結合して長尺なアーム
    となし、前記各短管の左、右両部に固定した索条をアー
    ム付根部に配した索条張力調整機構に各短管毎に個別に
    連繋するとともに、前記アームの内部にアーム先端に配
    した照明器及びカメラのケーブルとアームの直線性を保
    持するためのばね部材とを通したことを特徴とする方向
    変換式フレキシブルアーム。
  2. 【請求項2】 管群等の狭隘箇所用の検査装置であっ
    て、前後方向へ所定間隔離間して配設された複数胴体の
    上、下両面をその隣接するもの同志において連結板を介
    しピン結合して湾曲胴となすとともに、これら複数湾曲
    胴の前、後両端をピン結合して多関節アームとなし、前
    記各湾曲胴の最前列の胴体の左、右両部に固定した胴用
    索条を各湾曲胴単位で最後列以外の胴体の左、右両部を
    通した後アーム付根部に配した索条張力調整機構へ個別
    に連繋する一方、各湾曲胴の最後列の胴体の左、右両部
    に固定した関節用索条を前記索条張力調整機構へ個別に
    連繋するとともに、前記アームの内部にアーム先端に配
    した照明器及びカメラのケーブルとアームの直線性を保
    持するためのばね部材とを通したことを特徴とする方向
    変換式フレキシブルアーム。
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