JPH06170813A - 防黴い草及びい草製品並びに防黴い草及びい草製品の製造方法 - Google Patents
防黴い草及びい草製品並びに防黴い草及びい草製品の製造方法Info
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- JPH06170813A JPH06170813A JP35025792A JP35025792A JPH06170813A JP H06170813 A JPH06170813 A JP H06170813A JP 35025792 A JP35025792 A JP 35025792A JP 35025792 A JP35025792 A JP 35025792A JP H06170813 A JPH06170813 A JP H06170813A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エチレングリコール誘導体を用いて、簡単な
工程により、低コストで家屋での使用において金属の腐
食等の問題を生じさせることのない防黴い草及びい草製
品並びに防黴い草及びい草製品の製造方法を提供する。 【構成】 エチレングリコール誘導体を担持させること
を特徴とする防黴い草及びい草製品から構成される。ま
た、エチレングリコール誘導体を水又は適当な溶媒に溶
解又は分散し、これにい草又はい草製品を浸せきする工
程を含むことを特徴とする防黴い草及びい草製品の製造
方法から構成される。低コストの維持、簡単な処理、及
び処理工程から排出される排水処理等の簡易性等を保持
しつつ長期の防黴効果を達成する。
工程により、低コストで家屋での使用において金属の腐
食等の問題を生じさせることのない防黴い草及びい草製
品並びに防黴い草及びい草製品の製造方法を提供する。 【構成】 エチレングリコール誘導体を担持させること
を特徴とする防黴い草及びい草製品から構成される。ま
た、エチレングリコール誘導体を水又は適当な溶媒に溶
解又は分散し、これにい草又はい草製品を浸せきする工
程を含むことを特徴とする防黴い草及びい草製品の製造
方法から構成される。低コストの維持、簡単な処理、及
び処理工程から排出される排水処理等の簡易性等を保持
しつつ長期の防黴効果を達成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防黴加工を施したい草
及びい草製品並びに防黴い草及びい草製品の製造方法に
関する。
及びい草製品並びに防黴い草及びい草製品の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】イグサ科の多年草植物であるい草は、通
常水田にて栽培され、1.2m〜1.5m程度に成育
後、刈り取ってその茎部が畳の畳表や蓙などの材料とし
て用いられ、伝統的な日本の生活様式を支えてきたもの
である。そして、現在においても、和洋折衷建築の増加
等により色彩的な多様化をも合わせて堅実な需要を有し
ている。ところで、この畳表等の原材となるい草は多孔
質の植物であり、刈り取った状態で放置すると湿度を吸
収して急速に黴を生じることが知られている。この黴は
室内の意匠的品位を著しく損ない、また健康上にも良く
ないものであるため、種々の方法を用いてこの畳表等の
防黴を行っている。これに関し、例えば、実開昭61−
102736号に示されるように、第4級アンモニウム
塩を表面に付着させたい草製品等が提案されている。
常水田にて栽培され、1.2m〜1.5m程度に成育
後、刈り取ってその茎部が畳の畳表や蓙などの材料とし
て用いられ、伝統的な日本の生活様式を支えてきたもの
である。そして、現在においても、和洋折衷建築の増加
等により色彩的な多様化をも合わせて堅実な需要を有し
ている。ところで、この畳表等の原材となるい草は多孔
質の植物であり、刈り取った状態で放置すると湿度を吸
収して急速に黴を生じることが知られている。この黴は
室内の意匠的品位を著しく損ない、また健康上にも良く
ないものであるため、種々の方法を用いてこの畳表等の
防黴を行っている。これに関し、例えば、実開昭61−
102736号に示されるように、第4級アンモニウム
塩を表面に付着させたい草製品等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
のい草製品ではその防黴効果が比較的弱いのみならず、
エステル類や塩類であるため、家屋の中で使用されてい
る間に、水分などで加水分解されて酸を発生させ、家屋
を構成する玄関、雨戸、釘などの金属部分や金属部品さ
らには室内に置かれている金属器具等を腐食させ易いと
いう問題があった。
のい草製品ではその防黴効果が比較的弱いのみならず、
エステル類や塩類であるため、家屋の中で使用されてい
る間に、水分などで加水分解されて酸を発生させ、家屋
を構成する玄関、雨戸、釘などの金属部分や金属部品さ
らには室内に置かれている金属器具等を腐食させ易いと
いう問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は家屋での使用において金属
の腐食等の問題を生じさせることなくエチレングリコー
ル誘導体を水又は適当な溶媒に溶解等させ、これにい草
又はい草製品を浸せきさせるだけの簡単な工程で防黴効
果を保持できる防黴い草及びい草製品並びに防黴い草及
びい草製品の製造方法を提供することにある。
れたものであり、その目的は家屋での使用において金属
の腐食等の問題を生じさせることなくエチレングリコー
ル誘導体を水又は適当な溶媒に溶解等させ、これにい草
又はい草製品を浸せきさせるだけの簡単な工程で防黴効
果を保持できる防黴い草及びい草製品並びに防黴い草及
びい草製品の製造方法を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、エチレングリコール誘導体を担持させ
ることを特徴とする防黴い草及びい草製品から構成され
る。
めに、本発明は、エチレングリコール誘導体を担持させ
ることを特徴とする防黴い草及びい草製品から構成され
る。
【0006】また、エチレングリコール誘導体が、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、エ
チレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリ
コールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールジ
アルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキ
ルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテ
ル、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポ
リエチレングリコールジアルキルエーテル、プロピレン
グリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコー
ルジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノア
ルキルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキルエ
ーテル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテ
ル、もしくは、ポリプロピレングリコールジアルキルエ
ーテルであることとしてもよい。
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、エ
チレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリ
コールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールジ
アルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキ
ルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテ
ル、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポ
リエチレングリコールジアルキルエーテル、プロピレン
グリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコー
ルジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノア
ルキルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキルエ
ーテル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテ
ル、もしくは、ポリプロピレングリコールジアルキルエ
ーテルであることとしてもよい。
【0007】次に、エチレングリコール誘導体を水又は
適当な溶媒に溶解又は分散し、これにい草又はい草製品
を浸せきする工程を含むことを特徴とする防黴い草及び
い草製品の製造方法から構成される。
適当な溶媒に溶解又は分散し、これにい草又はい草製品
を浸せきする工程を含むことを特徴とする防黴い草及び
い草製品の製造方法から構成される。
【0008】また、エチレングリコール誘導体が、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、エ
チレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリ
コールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールジ
アルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキ
ルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテ
ル、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポ
リエチレングリコールジアルキルエーテル、プロピレン
グリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコー
ルジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノア
ルキルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキルエ
ーテル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテ
ル、もしくは、ポリプロピレングリコールジアルキルエ
ーテルであることとしてもよい。
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、エ
チレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリ
コールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールジ
アルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキ
ルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテ
ル、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポ
リエチレングリコールジアルキルエーテル、プロピレン
グリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコー
ルジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノア
ルキルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキルエ
ーテル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテ
ル、もしくは、ポリプロピレングリコールジアルキルエ
ーテルであることとしてもよい。
【0009】本発明者等は、研究を重ね前記目的を達成
し、全く無公害、無毒性でかつ極めて有効な防黴い草及
びい草製品を提供することに成功した。すなわち、エチ
レングリコール誘導体は極めて広い範囲で、一般的に使
われている薬品で、既に無毒性、無公害であることが知
られているが、これを防黴剤として使用すると、非常に
有効であることを見いだした。
し、全く無公害、無毒性でかつ極めて有効な防黴い草及
びい草製品を提供することに成功した。すなわち、エチ
レングリコール誘導体は極めて広い範囲で、一般的に使
われている薬品で、既に無毒性、無公害であることが知
られているが、これを防黴剤として使用すると、非常に
有効であることを見いだした。
【0010】ここでエチレングリコール誘導体とは、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレング
リコール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、
エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレング
リコールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコール
ジアルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアル
キルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエー
テル、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、
ポリエチレングリコールジアルキルエーテル、プロピレ
ングリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコ
ールジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
アルキルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキル
エーテル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエー
テル、もしくは、ポリプロピレングリコールジアルキル
エーテルなどの多価アルコール及びそのアルキルエーテ
ルを言う。以後断らない限り、エチレングリコール誘導
体とは上記の化合物群を言う事とする。なお、DEGB
u:ジエチレングリコールモノブチルエーテルとする。
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレング
リコール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、
エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレング
リコールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコール
ジアルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアル
キルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエー
テル、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、
ポリエチレングリコールジアルキルエーテル、プロピレ
ングリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコ
ールジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
アルキルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキル
エーテル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエー
テル、もしくは、ポリプロピレングリコールジアルキル
エーテルなどの多価アルコール及びそのアルキルエーテ
ルを言う。以後断らない限り、エチレングリコール誘導
体とは上記の化合物群を言う事とする。なお、DEGB
u:ジエチレングリコールモノブチルエーテルとする。
【0011】もとより、これらのエチレングリコール誘
導体は、単独でも使用されるし、2種類以上の混合物と
しても使用される。これらのエチレングリコール誘導体
は水や種々の溶媒にいかなる比でも溶解するものから、
ほとんど溶解しないものまで種々の溶解性をもっている
が、使用する用途に応じて適当なものを選ぶことができ
る。
導体は、単独でも使用されるし、2種類以上の混合物と
しても使用される。これらのエチレングリコール誘導体
は水や種々の溶媒にいかなる比でも溶解するものから、
ほとんど溶解しないものまで種々の溶解性をもっている
が、使用する用途に応じて適当なものを選ぶことができ
る。
【0012】例えば、畳や壁装クロス、壁紙などのイン
テリヤ製品の場合は、水に濡れることが通常はないこと
から、加工のやり易さなどを考慮して、水溶性のものを
選ぶとコストや製造工程上も極めて好適である。すなわ
ち、前述のエチレングリコールを担持させたい草製品
は、表面だけでなくい草がもつ多孔質の独特の構造の中
にしっかりと担持され、その適度の蒸気圧とあいまっ
て、永続性のある防黴性を示す。またこれらのエチレン
グリコール誘導体は、無色、無味、無臭のものが多く、
自然の材料をそのままに保つことができるため、快適に
使用することができる。
テリヤ製品の場合は、水に濡れることが通常はないこと
から、加工のやり易さなどを考慮して、水溶性のものを
選ぶとコストや製造工程上も極めて好適である。すなわ
ち、前述のエチレングリコールを担持させたい草製品
は、表面だけでなくい草がもつ多孔質の独特の構造の中
にしっかりと担持され、その適度の蒸気圧とあいまっ
て、永続性のある防黴性を示す。またこれらのエチレン
グリコール誘導体は、無色、無味、無臭のものが多く、
自然の材料をそのままに保つことができるため、快適に
使用することができる。
【0013】い草及びい草製品の防黴加工の方法として
は、エチレングリコール誘導体が溶媒中の液体の場合は
そのまま浸せきしても勿論効果はあるが、実用的には水
又は適当な溶媒に溶解又は分散して、その液にい草及び
い草製品を浸せきし、乾燥することにより容易に担持さ
せることができる。噴霧状にしてい草及びい草製品に吹
きつけても良い。
は、エチレングリコール誘導体が溶媒中の液体の場合は
そのまま浸せきしても勿論効果はあるが、実用的には水
又は適当な溶媒に溶解又は分散して、その液にい草及び
い草製品を浸せきし、乾燥することにより容易に担持さ
せることができる。噴霧状にしてい草及びい草製品に吹
きつけても良い。
【0014】溶媒としてはメタノール、エタノール、イ
ソプロパノールなど多種類の溶媒が使用可能であるが、
使い易さ、安全性、コストなどの問題から、実用的には
水で十分である。水に溶けないものも種々の界面活性剤
を分散剤として使用したり、アルコールなど水溶性の溶
媒と水の混合溶媒に溶解又は分散して使用することもで
きる。溶解又は分散する濃度は、いかなる濃度でも可能
であるが、製品の仕上がり具合、コスト適性などから
0.1ないし50%の濃度が適当であり、なお実用的に
は0.1ないし10%の濃度が適当である。付着量は製
品の重量の0.1ないし5%程度が適当である。乾燥は
熱風乾燥でも天日乾燥でも赤外線乾燥でもよい。
ソプロパノールなど多種類の溶媒が使用可能であるが、
使い易さ、安全性、コストなどの問題から、実用的には
水で十分である。水に溶けないものも種々の界面活性剤
を分散剤として使用したり、アルコールなど水溶性の溶
媒と水の混合溶媒に溶解又は分散して使用することもで
きる。溶解又は分散する濃度は、いかなる濃度でも可能
であるが、製品の仕上がり具合、コスト適性などから
0.1ないし50%の濃度が適当であり、なお実用的に
は0.1ないし10%の濃度が適当である。付着量は製
品の重量の0.1ないし5%程度が適当である。乾燥は
熱風乾燥でも天日乾燥でも赤外線乾燥でもよい。
【0015】
【作用】本発明に係る防黴い草及びい草製品並びに防黴
い草及びい草製品の製造方法では目に見える黴を防ぐこ
とはもとより、長期に留守をした際に発生する微臭をも
防ぐことができる。
い草及びい草製品の製造方法では目に見える黴を防ぐこ
とはもとより、長期に留守をした際に発生する微臭をも
防ぐことができる。
【0016】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載された発明の本質を
逸脱しない範囲において任意の実施の態様を取ることと
してもよい。
明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載された発明の本質を
逸脱しない範囲において任意の実施の態様を取ることと
してもよい。
【0017】実施例1 エチレングリコール誘導体を溶媒中に溶解させて液体を
作り、その中にい草及び畳表として織成したものを一定
時間浸せきしたものと、何も加工を施していない刈り取
ったままのい草でブランクとしたものと、を一定期間放
置し、表面を目視検査する方法で黴の発生状況を判定し
た。 A.施行方法 防黴剤の調製 DEGBu(ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル)を水に溶解させて約20%濃度(重量%)の水溶液
を調整した。 方法 上記調製後の20%DEGBu水溶液の中に刈取り後約
50cmの長さに切断し、50本程を束にしたい草を1
2時間浸せきさせ、同様に約50cm長さにカットした
ブランクい草とともに屋外の同一場所に放置した。 B.結果 時間の経過と共に観察結果を下記の表1に示す。目視判
定の基準は5段階法により黴の付き具合を示した。 基準 0...黴の発生は全くないもの(い草の色は緑
色) 1...肉眼で多少の黴の発生が目視できる。 2...やや黴が多いもの 3...更に黴が多いもの 4...かなり黴が多く色も黒っぽい黄土色に変色 5...非常に黴の発生が多くほとんど黒に近い土色に
変色
作り、その中にい草及び畳表として織成したものを一定
時間浸せきしたものと、何も加工を施していない刈り取
ったままのい草でブランクとしたものと、を一定期間放
置し、表面を目視検査する方法で黴の発生状況を判定し
た。 A.施行方法 防黴剤の調製 DEGBu(ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル)を水に溶解させて約20%濃度(重量%)の水溶液
を調整した。 方法 上記調製後の20%DEGBu水溶液の中に刈取り後約
50cmの長さに切断し、50本程を束にしたい草を1
2時間浸せきさせ、同様に約50cm長さにカットした
ブランクい草とともに屋外の同一場所に放置した。 B.結果 時間の経過と共に観察結果を下記の表1に示す。目視判
定の基準は5段階法により黴の付き具合を示した。 基準 0...黴の発生は全くないもの(い草の色は緑
色) 1...肉眼で多少の黴の発生が目視できる。 2...やや黴が多いもの 3...更に黴が多いもの 4...かなり黴が多く色も黒っぽい黄土色に変色 5...非常に黴の発生が多くほとんど黒に近い土色に
変色
【0018】
【0019】1週間後ではブランクのい草は束のうち黄
色がかった部分が目立ち、黴が生じているのが確認でき
る。DEGBu水溶液に浸せきした本願発明方法による
い草の方は緑色から黄白色(黄色よりもより白色の色彩
のほうが強い。)に変化し、変色はあっても黴の発生は
全く認められない。2ケ月経過後ではブランクい草はい
草束全体に黒い斑点を伴った黴が多量に発生しており、
かつ、全体の色も黒みがかった黄土色に変色している。
DEGBu水溶液ではやや黄色の度合いを強めてはいる
が、依然として黴の発生は認められない。3ケ月経過後
ではブランクい草は束全体が黒くなる程度に黴の発生が
認められるが、本願水溶液では多少の黴発生が認められ
た。常時は、水洗や、水を使用する部分ではない箇所で
ある室内等に配置される使用状態では本願発明によるい
草ではほとんど黴を発生させることはないものと考えら
れる。
色がかった部分が目立ち、黴が生じているのが確認でき
る。DEGBu水溶液に浸せきした本願発明方法による
い草の方は緑色から黄白色(黄色よりもより白色の色彩
のほうが強い。)に変化し、変色はあっても黴の発生は
全く認められない。2ケ月経過後ではブランクい草はい
草束全体に黒い斑点を伴った黴が多量に発生しており、
かつ、全体の色も黒みがかった黄土色に変色している。
DEGBu水溶液ではやや黄色の度合いを強めてはいる
が、依然として黴の発生は認められない。3ケ月経過後
ではブランクい草は束全体が黒くなる程度に黴の発生が
認められるが、本願水溶液では多少の黴発生が認められ
た。常時は、水洗や、水を使用する部分ではない箇所で
ある室内等に配置される使用状態では本願発明によるい
草ではほとんど黴を発生させることはないものと考えら
れる。
【0020】実施例2 実施例1と同様の調製液を使用し、い草は製品としての
畳表として織成したものを使用する。長さは1.5mの
ものを20cm幅程度に織成したものを使用する。上記
の畳表蓙を当該調製液内に半分の長さ、つまり、75c
m程度2分間浸せきさせ、1枚の畳表に半分はブランク
部分とし、他の半分を本願発明部分として形成し、引き
上げて屋外に放置し、経時的に黴の発生の度合いを観察
した。観察結果を下記の表2に示す。目視判定の基準は
実施例1と同様の基準で5段階法により黴の付き具合を
示した。
畳表として織成したものを使用する。長さは1.5mの
ものを20cm幅程度に織成したものを使用する。上記
の畳表蓙を当該調製液内に半分の長さ、つまり、75c
m程度2分間浸せきさせ、1枚の畳表に半分はブランク
部分とし、他の半分を本願発明部分として形成し、引き
上げて屋外に放置し、経時的に黴の発生の度合いを観察
した。観察結果を下記の表2に示す。目視判定の基準は
実施例1と同様の基準で5段階法により黴の付き具合を
示した。
【0021】
【0022】2ケ月経過後ではブランク部分は、黒い斑
点が多数、複数箇所に密集して生じ、多量の黴の発生が
認められる。DEGBu水溶液では端に黄色の度合いを
強めてはいるが、依然として黴の発生は認められない。
同一の織成い草について検視できるので黴発生の状態に
対応した黒い斑点部分のコントラストが明確に目視でき
る。3ケ月経過後ではブランク部分は全体が黒くなる程
度に黴の発生が認められ、、本願水溶液ではほとんど黴
発生が認められない。おおよそ、黒色と黄白色の色彩の
対比として確認される。
点が多数、複数箇所に密集して生じ、多量の黴の発生が
認められる。DEGBu水溶液では端に黄色の度合いを
強めてはいるが、依然として黴の発生は認められない。
同一の織成い草について検視できるので黴発生の状態に
対応した黒い斑点部分のコントラストが明確に目視でき
る。3ケ月経過後ではブランク部分は全体が黒くなる程
度に黴の発生が認められ、、本願水溶液ではほとんど黴
発生が認められない。おおよそ、黒色と黄白色の色彩の
対比として確認される。
【0023】実施例3 実施例1と同様の調製液を使用し、い草は刈取ったもの
を70cm程度の長さに切断したものを50本程度束に
してブランクで未処理のものと、当該調製液を用いて実
施例1と同様の浸せき時間浸せきしたものを使用した。
そして、本願発明に係るものとブランクのものを略同一
の屋外場所に放置すると共に、同様のい草束を屋内に放
置して、黴発生の度合いを比較観察した。観察結果を下
記の表3に示す。目視判定の基準は実施例1と同様の基
準により5段階法により黴の付き具合を示した。
を70cm程度の長さに切断したものを50本程度束に
してブランクで未処理のものと、当該調製液を用いて実
施例1と同様の浸せき時間浸せきしたものを使用した。
そして、本願発明に係るものとブランクのものを略同一
の屋外場所に放置すると共に、同様のい草束を屋内に放
置して、黴発生の度合いを比較観察した。観察結果を下
記の表3に示す。目視判定の基準は実施例1と同様の基
準により5段階法により黴の付き具合を示した。
【0024】
【0025】屋外に放置したものではブランクい草及び
本願発明に係る方法を用いたい草の両方とも同様の結果
を認めた。ところが、室内に放置したDEGBu水溶液
に浸せきしたものでは6ケ月経過しても全く黴の発生は
認められなかった。風雨にさらされるままに放置した場
合と異なり、室内での使用環境では黴の発生はほとんど
ないことが確認される。発明者等はその他のエチレング
リコール誘導体を用いてこれをい草等に担持させ、防黴
効果について目視試験を行ったが、上記のDEGBu水
溶液の場合とほぼ同様の結果を得、エチレングリコール
誘導体を担持させることにより、極めて良好な防黴効果
を生じさせることが確認された。
本願発明に係る方法を用いたい草の両方とも同様の結果
を認めた。ところが、室内に放置したDEGBu水溶液
に浸せきしたものでは6ケ月経過しても全く黴の発生は
認められなかった。風雨にさらされるままに放置した場
合と異なり、室内での使用環境では黴の発生はほとんど
ないことが確認される。発明者等はその他のエチレング
リコール誘導体を用いてこれをい草等に担持させ、防黴
効果について目視試験を行ったが、上記のDEGBu水
溶液の場合とほぼ同様の結果を得、エチレングリコール
誘導体を担持させることにより、極めて良好な防黴効果
を生じさせることが確認された。
【0026】
【発明の効果】以上、説明した様に請求項1に係る防黴
い草及びい草製品によれば、エチレングリコール誘導体
を担持させたことにより、低廉な製造コスト、無毒、無
公害の取扱上の安全性を確保できると共に、使用に際
し、黴の発生を防止することが可能である。
い草及びい草製品によれば、エチレングリコール誘導体
を担持させたことにより、低廉な製造コスト、無毒、無
公害の取扱上の安全性を確保できると共に、使用に際
し、黴の発生を防止することが可能である。
【0027】また、請求項2によれば、い草及びい草製
品の防黴効果を実効あらしめることができる。
品の防黴効果を実効あらしめることができる。
【0028】また、請求項3によれば、エチレングリコ
ール誘導体を水又は適当な溶媒に溶解又は分散し、これ
にい草又はい草製品を浸せきする工程を含むことによ
り、簡単な処理工程でい草及びい草製品の防黴施行の実
効を図ることが可能となる。
ール誘導体を水又は適当な溶媒に溶解又は分散し、これ
にい草又はい草製品を浸せきする工程を含むことによ
り、簡単な処理工程でい草及びい草製品の防黴施行の実
効を図ることが可能となる。
【0029】また、請求項4によれば、低揮発性あるい
は水溶性の溶媒を用いることができるので低廉な製造コ
ストを維持し、かつ、処理工程を極めて簡単なものとで
きる。
は水溶性の溶媒を用いることができるので低廉な製造コ
ストを維持し、かつ、処理工程を極めて簡単なものとで
きる。
Claims (4)
- 【請求項1】 エチレングリコール誘導体を担持させる
ことを特徴とする防黴い草及びい草製品。 - 【請求項2】 エチレングリコール誘導体が、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、エチレングリコールモノアルキルエーテル、エチレ
ングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアル
キルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキルエ
ーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、
ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリエ
チレングリコールジアルキルエーテル、プロピレングリ
コールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールジ
アルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノアルキ
ルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキルエーテ
ル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテル、
もしくは、ポリプロピレングリコールジアルキルエーテ
ルであることを特徴とする請求項1記載の防黴い草及び
い草製品。 - 【請求項3】 エチレングリコール誘導体を水又は適当
な溶媒に溶解又は分散し、これにい草又はい草製品を浸
せきする工程を含むことを特徴とする防黴い草及びい草
製品の製造方法。 - 【請求項4】 エチレングリコール誘導体が、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、エチレングリコールモノアルキルエーテル、エチレ
ングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアル
キルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキルエ
ーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、
ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリエ
チレングリコールジアルキルエーテル、プロピレングリ
コールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールジ
アルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノアルキ
ルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキルエーテ
ル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテル、
もしくは、ポリプロピレングリコールジアルキルエーテ
ルであることを特徴とする請求項3記載の防黴い草及び
い草製品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4350257A JPH07108525B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 防黴い草及びい草製品並びに防黴い草及びい草製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4350257A JPH07108525B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 防黴い草及びい草製品並びに防黴い草及びい草製品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06170813A true JPH06170813A (ja) | 1994-06-21 |
| JPH07108525B2 JPH07108525B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=18409281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4350257A Expired - Lifetime JPH07108525B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 防黴い草及びい草製品並びに防黴い草及びい草製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07108525B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100439056C (zh) * | 2006-09-27 | 2008-12-03 | 云南辉龙木材开发有限公司 | 一种竹集成材的制备方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0459304A (ja) * | 1990-06-29 | 1992-02-26 | Noboru Matsuda | 畳表塗布剤及び塗布方法 |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP4350257A patent/JPH07108525B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0459304A (ja) * | 1990-06-29 | 1992-02-26 | Noboru Matsuda | 畳表塗布剤及び塗布方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100439056C (zh) * | 2006-09-27 | 2008-12-03 | 云南辉龙木材开发有限公司 | 一种竹集成材的制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07108525B2 (ja) | 1995-11-22 |
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