JPH06171443A - 車両用バンパーの取付構造 - Google Patents

車両用バンパーの取付構造

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JPH06171443A
JPH06171443A JP32503892A JP32503892A JPH06171443A JP H06171443 A JPH06171443 A JP H06171443A JP 32503892 A JP32503892 A JP 32503892A JP 32503892 A JP32503892 A JP 32503892A JP H06171443 A JPH06171443 A JP H06171443A
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collision
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Kinichi Tanuma
謹一 田沼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝突速度に応じて各部材を段階的に変形させ
て衝撃力を吸収する。 【構成】 フロイトサイドメンバー5の先端にバンパー
ステイ6の後端をボルト17によってピン連結して固定
する。バンパーステイ6は前後で前部バンパーステイ8
と後部バンパーステイ13とで2分割してあり、双方の
取付フランジ12,16を重合し、この接合部19にバ
ンパー7の取付リブ22のボルト20を挿入してナット
23に締め付けてバンパー7を固定する。前部バンパー
ステイ8の前端部とバンパー7の後面との間には空隙C
を形成してある。空隙Cは軽衝突時(速度約8km/
h)にバンパー7の変形が前部バンパーステイ8に及ば
ないためのものである。損傷性時(速度約15km/
h)には前部バンパーステイ8が変形し、高速衝突時
(速度50km/h以上)では後部バンパーステイ13
も変形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用バンパーの取
付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用バンパーの取付構造としては、例
えば図6,7あるいは図8,9に示すものがある。
【0003】図6,7に示す取付構造は、フロントサイ
ドメンバー1の先端部にバンパーステイ2を前後方向か
ら取り付けてあり、バンパーステイ2の先端部にこのバ
ンパーステイ2を挟むようにして断面コの字状の樹脂製
のバンパー3をセットして、上下方向から挿入したボル
ト4によってバンパー3をピン結合により固定してあ
る。
【0004】一方、図8,9に示す取付構造は、フロン
トサイドメンバー1の先端部に上下方向から挿入したボ
ルト4によってバンパーステイ2をピン結合により固定
し、バンパーステイ2の先端部に前後方向からバンパー
3を固定してある。
【0005】前者の取付構造にあっては、フロントサイ
ドメンバー1とバンパーステイ2、後者の取付構造にあ
ってはバンパーステイ2とバンパー3とを各々前後方向
から取り付けることでバンパー3の建付精度を確保して
いる。また、前者の取付構造にあっては、バンパーステ
イ2とバンパー3、後者の取付構造にあってはフロント
サイドメンバー1とバンパーステイ2とを各々上下方向
に挿通されたボルト4によって取り付けることでバンパ
ー3に斜め方向から荷重が入力しても、上記ボルト4を
中心にしてバンパー3が回動し、フロントサイドメンバ
ー1に折れ力が発生するのを回避して、フロントサイド
メンバー1がスムーズに座屈できるようにしている(こ
の類似構造は、例えば に示され
ている)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用バンパーの取付構造にあっては、図10に構
造モデル図として示すように、バンパー3、バンパース
テイ2及びフロントサイドメンバー1が直列に接続して
あるため、車両前面衝突時において必ずバンパーステイ
2に衝撃荷重が入力されてしまう。したがって、バンパ
ーステイ2の反力が低いと軽衝突時(約8km/h)で
あってもバンパーステイ2が損傷してしまい、修理費が
増加するという問題がある。
【0007】一方、軽衝突時にバンパーステイ2が損傷
しないようにバンパーステイ2の反力を高めると、今度
は約15km/hにおける衝突時(損傷性時)において
バンパーステイ2の反力が高くなりすぎ、フロントサイ
ドメンバー1の損傷が大きくなってしまうという問題が
ある。
【0008】そこで、この発明は、衝突速度に応じた衝
撃吸収量を確保することができる車両用バンパーの取付
構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】サイドメンバーの先端部
にバンパーステイを介してバンパーを取り付けた車両用
バンパーの取付構造において、バンパーステイを前後で
2分割して前部バンパーステイと後部バンパーステイと
で構成し、前部バンパーステイの後部と後部バンパース
テイの前部に双方を連結する取付フランジを形成し、バ
ンパーの後面に後方に延びる取付リブを形成し、取付リ
ブの長さを前部バンパーステイよりも長く設定し、バン
パーの取付リブを、前部バンパーステイと後部バンパー
ステイの各取付フランジの接合部に連結したことを特徴
とする。
【0010】
【作用】取付リブの長さを前部バンパーステイよりも長
くしてバンパー後面と前部バンパーステイの前端との間
に空隙を形成し、軽衝突時におけるバンパーの変形が前
部バンパーステイに及ばないようにすることを可能とす
る。
【0011】また、バンパーの変位量が大きい通常衝突
時においては、バンパーの後面が前部バンパーステイに
衝接し、取付リブが後部バンパーステイを押圧して前部
バンパーステイ及び後部バンパーステイによって衝撃吸
収を行う。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に説明す
る。
【0013】図1に示すようにサイドメンバーとしての
フロントサイドメンバー5の先端部にバンパーステイ6
を介して樹脂製のバンパー7を取り付けてある。
【0014】バンパーステイ6は前後で2分割して前部
バンパーステイ8と後部バンパーステイ13とで構成し
てある。前部バンパーステイ8は、図2に示すように断
面コの字状のアッパパネル9とロアパネル10とをアー
ク溶接等で接合して閉断面構造に形成された部材であり
前端部にはバンパー7の裏面に対向する内フランジ部1
1を備え、後端部には車幅方向に延びる取付フランジ1
2を備えている。
【0015】一方、後部バンパーステイ13も断面コの
字状のアッパパネル14とロアパネル15とをアーク溶
接等で接合して閉断面構造に形成されたもので、前端部
には上記取付フランジ12に対応する取付フランジ16
を有し、後端部にはアッパパネル14とロアパネル15
を上下に貫通するボルト17の挿通孔18を形成してあ
る。
【0016】ここで、図2に示すように後部バンパース
テイ13の取付フランジ16と前部バンパーステイ8の
取付フランジ12との接合部19には上下に後述するボ
ルト20の挿通孔21を形成してある。
【0017】バンパー7には図1に示すように前部バン
パーステイ8を車幅方向で挟む位置に前部バンパーステ
イ8の取付フランジ12に当接する一対の樹脂製の取付
リブ22を一体成形してある。取付リブ22は先端に各
取付フランジ12,16の接合部19の挿通孔21に対
応するボルト20を備えている。また、取付リブ22の
長さは前部バンパーステイ8の長さよりも大きくしてあ
り、取付時においてバンパー7の後面と前部バンパース
テイ8の前端との間に空隙Cを形成するようになってい
る。
【0018】そして、このように形成された後部バンパ
ーステイ13の後端部の挿通孔18にボルト17を挿通
して後部バンパーステイ13をフロントサイドメンバー
5にピン結合して固定し、更に後部バンパーステイ13
と前部バンパーステイ8との各取付フランジ12,16
の接合部19の挿通孔21に取付リブ22のボルト20
を挿通し、ナット23で各取付フランジ12,16を締
め付けてある。
【0019】ここで、上記バンパー7と前部バンパース
テイ8と後部バンパーステイ13とフロントサイドメン
バー5との反力を比較すると、バンパー7≒前部バンパ
ーステイ8≪後部バンパーステイ13<フロントサイド
メンバー5となっている。
【0020】また、前部バンパーステイ8の前端とバン
パー7の後面との間に設けられた空隙Cは軽衝突時(衝
突速度約8km/h)に変位したバンパー7の後面が前
部バンパーステイ8に接触しない値に設定してある。
【0021】そして、バンパー7を組み付けた状態で、
前部バンパーステイ8は衝突速度が約15km/hの時
(損傷性時)に変形しはじめる強度・剛性に設定してあ
り、後部バンパーステイ13は衝突速度が約50km/
hの時(高速衝突時)に変形しはじめる強度・剛性に設
定してある。
【0022】次に、バンパー7,前部バンパーステイ
8,後部バンパーステイ13,フロントサイドメンバー
5の各々を模式的に示した図3〜5と共に作用について
説明する。
【0023】まず、バンパー7の組付状態では図3に示
すように前部バンパーステイ8の前端とバンパー7の後
面との間に空隙Cを形成してあり、バンパー7の2つの
取付リブ22と前部バンパーステイ8を並列に設け、こ
れに後部バンパーステイ8を直列に配置した状態となっ
ている。
【0024】軽衝突時には、図4に示すようにバンパー
7は後方へ変位するが、その変位量は空隙Cよりも小さ
いため前部バンパーステイ8には干渉せず、前部バンパ
ーステイ8は変位するには至らない。そして、このとき
の衝撃力は、バンパー7及び後部バンパーステイ13に
よって吸収される。したがって、軽衝突がある度毎に行
っていた部品交換や修理が必要なくなる。
【0025】次に、損傷性時及び高速衝突時においては
バンパー7の後面の変位量が空隙Cよりも大きくなるた
め、バンパー7の後面は前部バンパーステイ8の前端部
に衝接し、図5に示すように衝撃力に対して、バンパー
7と並列に前部バンパーステイ8がこれを受け、更にこ
れと直列な後部バンパーステイ13が加わってこの衝撃
力を吸収する。
【0026】ここで、衝突速度が小さい損傷性時におい
ては、前部バンパーステイ8が圧壊してこれを吸収する
ため、修理の際には前部バンパーステイ8のみの交換で
対応できる。また、衝突速度が大きい高速衝突時では、
前部バンパーステイ8及び後部バンパーステイ13の双
方が、場合によってはフロントサイドメンバー5も圧壊
して衝撃力を吸収する。尚、図4,5中矢印は力の伝達
状況を示す。
【0027】尚、図2に鎖線で示すように接合部19の
後面、具体的には後部バンパーステイ13の取付フラン
ジ16の裏面に断面L字状のナットプレート24を取り
付ければ、ナットプレート24によって接合部19が補
強でき、したがって、衝撃力が作用した場合に接合部1
9が変形して、衝撃力が後部バンパーステイ13に十分
に伝達されない事態を防止することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたようこの発明によれ
ば、取付リブの長さを前部バンパーステイよりも長くし
ていたためバンパー後面と前部バンパーステイの前端と
の間に空隙が形成され、したがって取付リブをある程度
の長さにすることでバンパーの変位量が少ない軽衝突の
場合にバンパーが前部バンパーステイに干渉しないよう
にできる。これにより軽衝突時における前部バンパース
テイの変形を防止することが可能となる。
【0029】また、バンパーステイを前部バンパーステ
イと後部バンパーステイとに2分割したため、例えば前
部バンパーステイを後部バンパーステイよりも脆弱にす
ることで衝突速度がさほど高くないときには前部バンパ
ーステイのみを変形させる等の設定が可能となり、前記
軽衝突時の場合も含めて、衝突速度に応じて配置された
各部材によって衝撃力の吸収を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の平面説明図。
【図2】バンパーステイの斜視図。
【図3】各部材を模式化した構造モデル図。
【図4】図3の軽衝突時の説明図。
【図5】図3の高速衝突時の説明図。
【図6】従来技術の側面説明図。
【図7】図6の平面説明図。
【図8】他の従来技術の側面説明図。
【図9】図8の平面説明図。
【図10】従来技術の各部材を模式化した説明図。
【符号の説明】
5…フロイトサイドメンバー(サイドメンバー) 6…バンパーステイ 7…バンパー 8…前部バンパーステイ 12…取付フランジ 13…後部バンパーステイ 16…取付フランジ 19…接合部 22…取付リブ
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】前者の取付構造にあっては、フロントサイ
ドメンバー1とバンパーステイ2、後者の取付構造にあ
ってはバンパーステイ2とバンパー3とを各々前後方向
から取り付けることでバンパー3の建付精度を確保して
いる。また、前者の取付構造にあっては、バンパーステ
イ2とバンパー3、後者の取付構造にあってはフロント
サイドメンバー1とバンパーステイ2とを各々上下方向
に挿通されたボルト4によって取り付けることでバンパ
ー3に斜め方向から荷重が入力しても、上記ボルト4を
中心にしてバンパー3が回動し、フロントサイドメンバ
ー1に折れ力が発生するのを回避して、フロントサイド
メンバー1がスムーズに座屈できるようにしている(こ
の類似構造は、例えば実開昭61−3052号公報或は
実開昭61−117755号公報に示されている)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドメンバーの先端部にバンパーステ
    イを介してバンパーを取り付けた車両用バンパーの取付
    構造において、バンパーステイを前後で2分割して前部
    バンパーステイと後部バンパーステイとで構成し、前部
    バンパーステイの後部と後部バンパーステイの前部に双
    方を連結する取付フランジを形成し、バンパーの後面に
    後方に延びる取付リブを形成し、取付リブの長さを前部
    バンパーステイよりも長く設定し、バンパーの取付リブ
    を、前部バンパーステイと後部バンパーステイの各取付
    フランジの接合部に連結したことを特徴とする車両用バ
    ンパーの取付構造。
JP32503892A 1992-12-04 1992-12-04 車両用バンパーの取付構造 Expired - Lifetime JP2842107B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19511868A1 (de) * 1995-03-31 1996-10-02 Daimler Benz Ag Stoßstange
WO2013164931A1 (ja) * 2012-05-01 2013-11-07 トヨタ車体株式会社 衝撃吸収機構
WO2014077314A1 (ja) * 2012-11-19 2014-05-22 トヨタ車体株式会社 衝撃吸収機構

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