JPH06171521A - 油圧パワーステアリング装置 - Google Patents
油圧パワーステアリング装置Info
- Publication number
- JPH06171521A JPH06171521A JP35135292A JP35135292A JPH06171521A JP H06171521 A JPH06171521 A JP H06171521A JP 35135292 A JP35135292 A JP 35135292A JP 35135292 A JP35135292 A JP 35135292A JP H06171521 A JPH06171521 A JP H06171521A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input shaft
- torsion bar
- reaction force
- stopper
- hydraulic power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 中立剛性の向上及びラトル音の低減を実現で
きるコンパクトな構造の油圧パワーステアリング装置を
提供する。 【構成】 入力軸21と出力軸側のストッパ22との間
にクリアランス24a,24b,24c,24dを設
け、トーションバー10の過大捩れを制限するバルブス
トッパ部を形成する。入力軸21のバルブストッパ部に
各々皿ばね23a,23b,23c,23dを取付け、
圧縮された皿ばね23の反力がトーションバー10の反
力に加わるように構成する。
きるコンパクトな構造の油圧パワーステアリング装置を
提供する。 【構成】 入力軸21と出力軸側のストッパ22との間
にクリアランス24a,24b,24c,24dを設
け、トーションバー10の過大捩れを制限するバルブス
トッパ部を形成する。入力軸21のバルブストッパ部に
各々皿ばね23a,23b,23c,23dを取付け、
圧縮された皿ばね23の反力がトーションバー10の反
力に加わるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリーバルブ式の
油圧パワーステアリング装置における中立剛性の向上に
係り、特に、入力軸と出力軸との間に介在させたトーシ
ョンバーが操舵力を伝達するステアリング構造の中立剛
性を向上させた油圧パワーステアリング装置に関する。
油圧パワーステアリング装置における中立剛性の向上に
係り、特に、入力軸と出力軸との間に介在させたトーシ
ョンバーが操舵力を伝達するステアリング構造の中立剛
性を向上させた油圧パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はロータリーバルブ式油圧パワース
テアリング装置のステアリングギヤ&リンケージを示し
たもので、1は油圧制御部、2はパワーシリンダ、3は
ラック、4はタイロッドインナボールジョイント、5は
タイロッドである。
テアリング装置のステアリングギヤ&リンケージを示し
たもので、1は油圧制御部、2はパワーシリンダ、3は
ラック、4はタイロッドインナボールジョイント、5は
タイロッドである。
【0003】油圧制御部1にはコンパクトで信頼性の高
いロータリーバルブが採用されており、図示省略のステ
アリングホイールと連結された入力軸6に連動して、ピ
ストン7によって分割された左右のシリンダ室2a,2
bへパイプ8,9を介して供給する油圧の制御をしてい
る。この油圧制御部1には、図5に示したピニオン&バ
ルブ組立体が内蔵されており、該組立体は、入力軸6、
トーションバー10、ピニオンギヤ11及びロータリー
バルブ12から構成されている。中空の入力軸6は、内
部にトーションバー10が組込まれており、その上端部
はピン13をもってトーションバー10に固定され、ま
た、下端部は出力軸となるピニオンギヤ11内のブッシ
ュ14で支持されている。トーションバー10の下端部
にはセレーション10aが設けられ、該セレーションを
ピニオンギヤ11に圧入して結合されている。そして、
ロータリーバルブ12は、ダウエルピン15をもってピ
ニオンギヤ11の上方へ突設されたストッパ16に固定
されている。
いロータリーバルブが採用されており、図示省略のステ
アリングホイールと連結された入力軸6に連動して、ピ
ストン7によって分割された左右のシリンダ室2a,2
bへパイプ8,9を介して供給する油圧の制御をしてい
る。この油圧制御部1には、図5に示したピニオン&バ
ルブ組立体が内蔵されており、該組立体は、入力軸6、
トーションバー10、ピニオンギヤ11及びロータリー
バルブ12から構成されている。中空の入力軸6は、内
部にトーションバー10が組込まれており、その上端部
はピン13をもってトーションバー10に固定され、ま
た、下端部は出力軸となるピニオンギヤ11内のブッシ
ュ14で支持されている。トーションバー10の下端部
にはセレーション10aが設けられ、該セレーションを
ピニオンギヤ11に圧入して結合されている。そして、
ロータリーバルブ12は、ダウエルピン15をもってピ
ニオンギヤ11の上方へ突設されたストッパ16に固定
されている。
【0004】すなわち、ドライバーがステアリングホイ
ールを操作すると、入力軸6が回転し、トーションバー
10を介してピニオンギヤ11を回転させるので、該ピ
ニオンギヤ11は噛合するラック3を操舵方向に応じて
移動させることができる。また、これと同時に、ピニオ
ンギヤ11はホイールの路面抵抗を受けるため、路面抵
抗分だけ回転を妨げられてトーションバー10が捩られ
る。このため、入力軸6はトーションバー10の捩れ角
分だけロータリーバルブ12に対して余分に回転し、こ
の回転差に応じてロータリーバルブ12が油路の開口面
積を変化させることにより、図示省略の油圧ポンプから
左右のシリンダ室2a,2bへ及び左右のシリンダ室2
a,2bから図示省略のリザーバへといった油圧回路の
油圧が制御される。従って、両シリンダ室間の油圧差に
応じたアシスト力がピストン7に作用してラック3を操
舵方向へ移動させるので、ドライバーがステアリングホ
イールを操作するのに必要な操舵力は軽減される。
ールを操作すると、入力軸6が回転し、トーションバー
10を介してピニオンギヤ11を回転させるので、該ピ
ニオンギヤ11は噛合するラック3を操舵方向に応じて
移動させることができる。また、これと同時に、ピニオ
ンギヤ11はホイールの路面抵抗を受けるため、路面抵
抗分だけ回転を妨げられてトーションバー10が捩られ
る。このため、入力軸6はトーションバー10の捩れ角
分だけロータリーバルブ12に対して余分に回転し、こ
の回転差に応じてロータリーバルブ12が油路の開口面
積を変化させることにより、図示省略の油圧ポンプから
左右のシリンダ室2a,2bへ及び左右のシリンダ室2
a,2bから図示省略のリザーバへといった油圧回路の
油圧が制御される。従って、両シリンダ室間の油圧差に
応じたアシスト力がピストン7に作用してラック3を操
舵方向へ移動させるので、ドライバーがステアリングホ
イールを操作するのに必要な操舵力は軽減される。
【0005】さて、上述した油圧パワーステアリング装
置においては、入力軸6と出力軸側になるピニオンギヤ
11との間に介在させたトーションバー10が、ステア
リングホイールに中立剛性を与えて操舵力を伝達するよ
うに構成されており、従って、トーションバー10の捩
りを制限すると共に、油圧経路の故障時に入力軸6の回
転力を直接ピニオンギヤ11へ伝達するバルブストッパ
部が必要となる。このバルブストッパ部は、図6に示す
如く、入力軸6とストッパ16との間に左右両回転方向
のクリアランス17を設けたもので、トーションバー1
0の捩れ角が所定値になると、入力軸6が回転方向の先
に位置するストッパ16に当接し、以後同方向へは両者
が一体に回転するようになっている。
置においては、入力軸6と出力軸側になるピニオンギヤ
11との間に介在させたトーションバー10が、ステア
リングホイールに中立剛性を与えて操舵力を伝達するよ
うに構成されており、従って、トーションバー10の捩
りを制限すると共に、油圧経路の故障時に入力軸6の回
転力を直接ピニオンギヤ11へ伝達するバルブストッパ
部が必要となる。このバルブストッパ部は、図6に示す
如く、入力軸6とストッパ16との間に左右両回転方向
のクリアランス17を設けたもので、トーションバー1
0の捩れ角が所定値になると、入力軸6が回転方向の先
に位置するストッパ16に当接し、以後同方向へは両者
が一体に回転するようになっている。
【0006】これを図7に基づいて具体的に説明する。
入力軸6が時計方向(矢印18の方向)への回転を開始
すると、ピニオンギヤ11と一体のストッパ16も路面
抵抗分だけ遅れて同方向へ回転し、クリアランス17
a,17cが徐々に小さくなると共に、クリアランス1
7b,17dが広がっていく。このため、中立位置(ス
テアリングホイールの舵角がゼロ)での捩れ角がゼロに
設定されているトーションバー10は、クリアランス1
7の範囲内で入力軸6とストッパ16との回転差分だけ
捩られ、この反力をステアリングホイールに作用させる
ことによって中立剛性を得ている。
入力軸6が時計方向(矢印18の方向)への回転を開始
すると、ピニオンギヤ11と一体のストッパ16も路面
抵抗分だけ遅れて同方向へ回転し、クリアランス17
a,17cが徐々に小さくなると共に、クリアランス1
7b,17dが広がっていく。このため、中立位置(ス
テアリングホイールの舵角がゼロ)での捩れ角がゼロに
設定されているトーションバー10は、クリアランス1
7の範囲内で入力軸6とストッパ16との回転差分だけ
捩られ、この反力をステアリングホイールに作用させる
ことによって中立剛性を得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来構造の油圧パワーステアリング装置は、トーションバ
ーから受ける反力のみで中立剛性を確保していたため、
マニュアルステアリングと比較した場合、十分な中立剛
性を確保するのは困難だった。すなわち、トーションバ
ーの特性は、図3に二点鎖線で示す如く、入力軸トルク
と捩れ角とが比例するものであり、特にステアリングホ
イールが中立位置周辺にある時の反力(手応え)が不足
しがちであった。また、悪路での旋回時等に入力軸とス
トッパとがキックバックを受けて頻繁に当ることがあ
り、この打音がステアリング系のラトル音として問題に
なる不都合もあった。
来構造の油圧パワーステアリング装置は、トーションバ
ーから受ける反力のみで中立剛性を確保していたため、
マニュアルステアリングと比較した場合、十分な中立剛
性を確保するのは困難だった。すなわち、トーションバ
ーの特性は、図3に二点鎖線で示す如く、入力軸トルク
と捩れ角とが比例するものであり、特にステアリングホ
イールが中立位置周辺にある時の反力(手応え)が不足
しがちであった。また、悪路での旋回時等に入力軸とス
トッパとがキックバックを受けて頻繁に当ることがあ
り、この打音がステアリング系のラトル音として問題に
なる不都合もあった。
【0008】上述したような中立剛性の不足を解消する
方法のひとつに、ロータリーバルブの感度を上げてばね
定数の大きいトーションバーを採用するものがある。し
かし、このような方法ではロータリーバルブの加工・組
付けに高い精度が要求されるため、その実現には限度が
あった。
方法のひとつに、ロータリーバルブの感度を上げてばね
定数の大きいトーションバーを採用するものがある。し
かし、このような方法ではロータリーバルブの加工・組
付けに高い精度が要求されるため、その実現には限度が
あった。
【0009】また、他の方法としては、入力軸とピニオ
ンギヤとの間に反力室及び反力プランジャを設けた構造
がある。この構造では、コントロールバルブから反力室
へ供給される油圧(反力圧)を受けて反力プランジャが
作動し、入力軸を強く抑えてトーションバーに捩れが発
生しにくくしている。しかし、反力プランジャによる油
圧反力を利用して中立剛性を向上させる構造では、反力
プランジャ部でフリクションが発生しやすくなり、大き
な反力をつけると操舵時に違和感を生じる不都合があっ
た。
ンギヤとの間に反力室及び反力プランジャを設けた構造
がある。この構造では、コントロールバルブから反力室
へ供給される油圧(反力圧)を受けて反力プランジャが
作動し、入力軸を強く抑えてトーションバーに捩れが発
生しにくくしている。しかし、反力プランジャによる油
圧反力を利用して中立剛性を向上させる構造では、反力
プランジャ部でフリクションが発生しやすくなり、大き
な反力をつけると操舵時に違和感を生じる不都合があっ
た。
【0010】なお、ロータリーバルブのかわりにスプー
ルバルブを採用した油圧パワーステアリング装置におい
ては、スプールバルブの端にばねでプリセット荷重をか
け、所定の入力トルクまでは入力軸と出力軸とが相対変
位をしないようにして中立剛性の向上を図ったものもあ
るが、これをロータリーバルブ式に採用しようとしても
構造上成立しない。
ルバルブを採用した油圧パワーステアリング装置におい
ては、スプールバルブの端にばねでプリセット荷重をか
け、所定の入力トルクまでは入力軸と出力軸とが相対変
位をしないようにして中立剛性の向上を図ったものもあ
るが、これをロータリーバルブ式に採用しようとしても
構造上成立しない。
【0011】そこで、本発明の目的は、ロータリーバル
ブ式の油圧パワーステアリング装置に容易に組込め、中
立剛性を向上させることができると共に、ラトル音の低
減をも実現できるコンパクトな構造を提供することにあ
る。
ブ式の油圧パワーステアリング装置に容易に組込め、中
立剛性を向上させることができると共に、ラトル音の低
減をも実現できるコンパクトな構造を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するもので、入力軸と出力軸との間にトーションバ
ーを介在させて操舵力を伝達するロータリーバルブ式の
油圧パワーステアリング装置において、前記トーション
バーの過大捩れを制限するバルブストッパ部に、相反す
る回転方向へ反力を与える皿ばねを少なくとも1組取付
け、前記トーションバーの反力に圧縮された皿ばねの反
力が加わるように構成したことを特徴とする油圧パワー
ステアリング装置である。
解決するもので、入力軸と出力軸との間にトーションバ
ーを介在させて操舵力を伝達するロータリーバルブ式の
油圧パワーステアリング装置において、前記トーション
バーの過大捩れを制限するバルブストッパ部に、相反す
る回転方向へ反力を与える皿ばねを少なくとも1組取付
け、前記トーションバーの反力に圧縮された皿ばねの反
力が加わるように構成したことを特徴とする油圧パワー
ステアリング装置である。
【0013】
【作用】前述の手段によれば、入力軸と出力軸とが相対
的に捩れようとすると、トーションバーの捩れによって
生じる反力に、バルブストッパ部に取付けられて圧縮を
受ける側の皿ばねの反力が加わる。このため、中立域で
は皿ばねのばね定数が大きいため高剛性を得られ、ロー
タリーバルブ作動域では皿ばねのばね定数が小さいため
入力トルクの増加が抑えられて適度な操舵力とし、ロー
タリーバルブの閉じ切り後には再度皿ばねのばね定数が
大きくなってキックバック入力時のバルブストッパ打音
を低減する。
的に捩れようとすると、トーションバーの捩れによって
生じる反力に、バルブストッパ部に取付けられて圧縮を
受ける側の皿ばねの反力が加わる。このため、中立域で
は皿ばねのばね定数が大きいため高剛性を得られ、ロー
タリーバルブ作動域では皿ばねのばね定数が小さいため
入力トルクの増加が抑えられて適度な操舵力とし、ロー
タリーバルブの閉じ切り後には再度皿ばねのばね定数が
大きくなってキックバック入力時のバルブストッパ打音
を低減する。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3に基づい
て説明する。
て説明する。
【0015】図1は従来技術の図7に対応するもので、
外側に位置するロータリーバルブやダウエルピンは省略
されており、10はトーションバー、21は入力軸、2
2はストッパ、23は皿ばねを各々示している。本実施
例では、入力軸21と出力軸側になるストッパ22との
間に90度ピッチでクリアランス24a,24b,24
c,24dを設けてあり、該クリアランスを形成する入
力軸21及びストッパ22の面を総称してバルブストッ
パ部と呼ぶ。
外側に位置するロータリーバルブやダウエルピンは省略
されており、10はトーションバー、21は入力軸、2
2はストッパ、23は皿ばねを各々示している。本実施
例では、入力軸21と出力軸側になるストッパ22との
間に90度ピッチでクリアランス24a,24b,24
c,24dを設けてあり、該クリアランスを形成する入
力軸21及びストッパ22の面を総称してバルブストッ
パ部と呼ぶ。
【0016】上述した4箇所のクリアランスは、ステア
リングホイールの中立位置でいずれも等しい値となるよ
うに設定されており、入力軸21側のバルブストッパ部
には、各々1個の皿ばね23a,23b,23c,24
cが中立位置で非圧縮状態となるように取付けられてい
る。このうち皿ばね23a,23cは入力軸21が時計
方向へ回転した時に圧縮され、残る皿ばね23b,23
dは入力軸が反時計方向へ回転した時に圧縮される。な
お、皿ばね23は、ストッパ22側のバルブストッパ部
に取付けてもよいし、あるいは、相反する回転方向へ反
力を与えるようにすれば1組(2個)取付けるだけでも
よい。
リングホイールの中立位置でいずれも等しい値となるよ
うに設定されており、入力軸21側のバルブストッパ部
には、各々1個の皿ばね23a,23b,23c,24
cが中立位置で非圧縮状態となるように取付けられてい
る。このうち皿ばね23a,23cは入力軸21が時計
方向へ回転した時に圧縮され、残る皿ばね23b,23
dは入力軸が反時計方向へ回転した時に圧縮される。な
お、皿ばね23は、ストッパ22側のバルブストッパ部
に取付けてもよいし、あるいは、相反する回転方向へ反
力を与えるようにすれば1組(2個)取付けるだけでも
よい。
【0017】さて、皿ばね23には、図3に実線で示す
如く、圧縮の初期及び後半のばね定数(直線の傾き)が
大きく、かつ、中間部のばね定数が小さいという特性が
あり、これを利用することにより次のような作用を得ら
れる。すなわち、皿ばね23のばね定数が大きい圧縮初
期とステアリングホイールの中立域とが一致するように
調整し、かつ、皿ばね23のばね定数が小さい中間部と
ロータリーバルブ作動域とが一致するように調整する
と、ステアリングホイールに作用する操舵反力は、従来
より剛性を低下させたトーションバー10の特性(破線
で表示)に皿ばね23の特性が合成されて、図3に一点
鎖線で示したような傾向となる。
如く、圧縮の初期及び後半のばね定数(直線の傾き)が
大きく、かつ、中間部のばね定数が小さいという特性が
あり、これを利用することにより次のような作用を得ら
れる。すなわち、皿ばね23のばね定数が大きい圧縮初
期とステアリングホイールの中立域とが一致するように
調整し、かつ、皿ばね23のばね定数が小さい中間部と
ロータリーバルブ作動域とが一致するように調整する
と、ステアリングホイールに作用する操舵反力は、従来
より剛性を低下させたトーションバー10の特性(破線
で表示)に皿ばね23の特性が合成されて、図3に一点
鎖線で示したような傾向となる。
【0018】以下、本発明の作用を具体的に説明する。
舵角がゼロのステアリングホイールの中立位置から操舵
すると、入力軸21はストッパ22が一体に突設された
出力軸に対して路面抵抗分だけ余分に回転するので、入
力軸21とストッパ22との間にはこの回転差による捩
れが発生する。ここで、ステアリングホイールの操舵を
時計方向とすれば、入力軸21及びストッパ22は共に
時計方向へ回転するものの、両者間に生じる回転差によ
ってクリアランス24a,24cが小さくなり、皿ばね
23a,23cの圧縮が開始される。このような中立域
では、皿ばね23a,23cが圧縮初期の段階にあるた
めばね定数は大きく、従って、トーションバーの反力に
皿ばね23a,23cの大きな反力が加わって中立剛性
は向上する。
舵角がゼロのステアリングホイールの中立位置から操舵
すると、入力軸21はストッパ22が一体に突設された
出力軸に対して路面抵抗分だけ余分に回転するので、入
力軸21とストッパ22との間にはこの回転差による捩
れが発生する。ここで、ステアリングホイールの操舵を
時計方向とすれば、入力軸21及びストッパ22は共に
時計方向へ回転するものの、両者間に生じる回転差によ
ってクリアランス24a,24cが小さくなり、皿ばね
23a,23cの圧縮が開始される。このような中立域
では、皿ばね23a,23cが圧縮初期の段階にあるた
めばね定数は大きく、従って、トーションバーの反力に
皿ばね23a,23cの大きな反力が加わって中立剛性
は向上する。
【0019】また、ステアリングホイールをさらに切り
込んでロータリーバルブ作動域に入ると、皿ばね23
a,23cはさらに圧縮されてその変形量を増す。しか
し、この領域における皿ばね23a,23cのばね定数
は小さく設定されており、従って、トーションバー10
に加算される反力の増加が抑えられて適度な操舵力を維
持することができる。
込んでロータリーバルブ作動域に入ると、皿ばね23
a,23cはさらに圧縮されてその変形量を増す。しか
し、この領域における皿ばね23a,23cのばね定数
は小さく設定されており、従って、トーションバー10
に加算される反力の増加が抑えられて適度な操舵力を維
持することができる。
【0020】そして、ロータリーバルブ閉じ切り後にさ
らにステアリングホイールを切り込むと、皿ばね23
a,23cは圧縮後半のばね定数が大きい領域まで圧縮
され、トーションバー10の反力に大きな反力を加算し
ながら、やがてクリアランス24a,24cがゼロとな
るバルブストッパ作用点に到達する。従って、キックバ
ック入力が作用した場合であっても、接近したバルブス
トッパ部にはばね定数の高い皿ばね23a,23cが存
在しているため、これをさらに圧縮して打音を発生させ
るのは困難になる。また、たとえ打音が発生したとして
も、キックバック入力の大部分は皿ばね23a,23c
に吸収されるので、打音が小さく抑えられると共にその
継続も短くなる。
らにステアリングホイールを切り込むと、皿ばね23
a,23cは圧縮後半のばね定数が大きい領域まで圧縮
され、トーションバー10の反力に大きな反力を加算し
ながら、やがてクリアランス24a,24cがゼロとな
るバルブストッパ作用点に到達する。従って、キックバ
ック入力が作用した場合であっても、接近したバルブス
トッパ部にはばね定数の高い皿ばね23a,23cが存
在しているため、これをさらに圧縮して打音を発生させ
るのは困難になる。また、たとえ打音が発生したとして
も、キックバック入力の大部分は皿ばね23a,23c
に吸収されるので、打音が小さく抑えられると共にその
継続も短くなる。
【0021】
【発明の効果】前述した本発明の油圧パワーステアリン
グ装置によれば、ステアリングの中立剛性がより一層向
上してステアリングホイール中立付近での操舵力(手応
え)が増し、より確かな安定感が得られるようになる。
しかも、通常のパワーステアリング(ロータリーバル
ブ)作動領域では従来どうりのアシスト特性を維持で
き、また、従来問題となっていたステアリング系のラト
ル音を低減する効果もある。なお、皿ばねを組込むだけ
の簡単かつコンパクトな構造のため、装置自体が大型に
なってスペース上の問題が生じることもない。
グ装置によれば、ステアリングの中立剛性がより一層向
上してステアリングホイール中立付近での操舵力(手応
え)が増し、より確かな安定感が得られるようになる。
しかも、通常のパワーステアリング(ロータリーバル
ブ)作動領域では従来どうりのアシスト特性を維持で
き、また、従来問題となっていたステアリング系のラト
ル音を低減する効果もある。なお、皿ばねを組込むだけ
の簡単かつコンパクトな構造のため、装置自体が大型に
なってスペース上の問題が生じることもない。
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】図1の矢視Aを示す図である。
【図3】本発明の作用を説明するための図で、入力軸ト
ルクと変形量の関係を示している。
ルクと変形量の関係を示している。
【図4】ロータリーバルブ式油圧パワーステアリング装
置のステアリングギヤ&リンケージを示す図である。
置のステアリングギヤ&リンケージを示す図である。
【図5】油圧制御部に内蔵されるピニオン&バルブ組立
体を示す図である。
体を示す図である。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図7】従来構造の作動を説明するための図である。
10 トーションバー 21 入力軸 22 ストッパ(出力軸) 23a,23b,23c,23d 皿ばね 24a,24b,24c,24d クリアランス(バル
ブストッパ部)
ブストッパ部)
Claims (1)
- 【請求項1】入力軸と出力軸との間にトーションバーを
介在させて操舵力を伝達するロータリーバルブ式の油圧
パワーステアリング装置において、前記トーションバー
の過大捩れを制限するバルブストッパ部に、相反する回
転方向へ反力を与える皿ばねを少なくとも1組取付け、
前記トーションバーの反力に圧縮された皿ばねの反力が
加わるように構成したことを特徴とする油圧パワーステ
アリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35135292A JPH06171521A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 油圧パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35135292A JPH06171521A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 油圧パワーステアリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06171521A true JPH06171521A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18416724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35135292A Withdrawn JPH06171521A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 油圧パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06171521A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012051511A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
| US8324242B2 (en) | 2004-06-24 | 2012-12-04 | Vertex Pharmaceutical Incorporated | Modulators of ATP-binding cassette transporters |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP35135292A patent/JPH06171521A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8324242B2 (en) | 2004-06-24 | 2012-12-04 | Vertex Pharmaceutical Incorporated | Modulators of ATP-binding cassette transporters |
| JP2012051511A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |